JPH0318779Y2 - - Google Patents

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JPH0318779Y2
JPH0318779Y2 JP1986144803U JP14480386U JPH0318779Y2 JP H0318779 Y2 JPH0318779 Y2 JP H0318779Y2 JP 1986144803 U JP1986144803 U JP 1986144803U JP 14480386 U JP14480386 U JP 14480386U JP H0318779 Y2 JPH0318779 Y2 JP H0318779Y2
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JP
Japan
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holder
gas
packing
holding
mounting
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JP1986144803U
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  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車排気ガス測定装置などにおけ
るサンプルガスのミストやダストを除くために使
用される、筒状に形成されたオイルキヤツチヤや
フイルタエレメントなどの気体濾過用エレメント
(以下、エレメントと云う)を保持する構造の改
良に関する。
〔従来の技術〕
前記エレメントを保持する従来の構造としては
例えば第5図に示すものがある。
この図において、1はサンプルガスを通過させ
る筒体で、その一端に設けた取付け部2内にステ
ンレススチールなどで構成されたホルダ3が分離
可能に挿入されている。21はホルダ3の外周に
設けた複数のOリングで、これらを取付け部2の
内周面に接触させて取付け部2にホルダ3が取り
付けられている。5はホルダ3の端部に突設され
たエレメント20の保持部で、ホルダ3の他端に
ハンドル6が取り付けられている。13は取付け
部2に設けたサンプルガスの導入口、14は導入
口13に連通させてホルダ3の外周部から保持部
5にわたつて設けたガス導入路、15は筒体1に
設けたサンプルガスの導出口、16は保持部5の
外周に設けた凹溝で、これに断面が円形でリング
状に形成されたパツキン22がはめ込まれてい
る。
20はサンプルガスを濾過してミストなどをキ
ヤツチする筒状のエレメントで、その一端内部に
挿入された前記保持部5に前記パツキン22を介
して取り付けられている。
上記構成において、サンプルガスは導入口13
からガス導入路14を経てエレメント20を通過
し、導出口15から出されるものであつて、サン
プルガスが含んでいるミストやダストをエレメン
ト20で除去する。そして、エレメント20はパ
ツキン22に密接することでホルダ3で保持さ
れ、かつ、ホルダ3とエレメント20との間をパ
ツキン22がシールしている。筒体1に対するエ
レメント20の着脱はホルダ3を介して行われ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来のエレメントの保持構造においては、
パツキン22はその断面が円形であるからこれを
保持部5を介してエレメント20内に挿入または
分離することは、容易、かつ、円滑に行うことが
できる。しかし、エレメント20を交換のために
ホルダ3を介して筒体1から取り出すときは、エ
レメント20はミストなどを吸収してその重量が
大きくなつているから、ホルダ3を取付け部2か
ら取り出したときに、エレメント20に対してパ
ツキン22が滑り、エレメント20から保持部5
が抜けて、エレメント20が高温の筒体1内に残
り、それを別途筒体1内から取り出す手間を要す
る問題がある。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもの
で、その目的とするところは、筒体内のホルダに
対してパツキンを介してエレメントを確実に保持
することができると共に、エレメントを交換する
に際して、ホルダと一体的に筒体から取り出すこ
とができる有用なエレメントの保持構造を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案において
は、ガスが通過する筒体の一端側に形成された取
付け部内に着脱自在にホルダを設けると共に、こ
のホルダにガス導入路および保持部を形成し、こ
の保持部に、前記ガス導入路を通過してくるガス
を濾過するための気体濾過用エレメントを着脱自
在に設けてなる気体濾過用エレメントの保持構造
において、前記保持部の外周に取付けパイプを設
け、そのフランジ部を前記ホルダの端面に当接さ
せると共に、前記取付け部の内周の段部に圧接さ
れるようにする一方、最外周部にエツジ部が形成
され、かつ、このエツジ部の一側に傾斜面部が形
成された弾性可能な材料よりなるリング状のパツ
キンを前記取付けパイプの外周に設け、このパツ
キンを介して前記気体濾過用エレメントを、前記
エツジ部が気体濾過用エレメントの内周面に当接
するように着脱自在に取り付け、さらに、前記取
付け部に係合しながら取付け部内を進退するハン
ドルを前記ホルダに取り付けたことを特徴とす
る。
〔作用〕
前記特徴的構成よりなる本考案によれば、ガス
が通過する筒体の一端側に形成された取付け部内
に着脱自在に設けられたホルダの保持部の外周に
取付けパイプを設け、この取付けパイプにパツキ
ンを設けるようにしているから、保持部に対して
パツキンを安定よく取り付けることができる。そ
して、取付けパイプの他端にフランジ部を設け、
それをホルダと取付け部の段部とで挟持するよう
にし、かつ、ホルダに設けられたハンドルを取付
け部に係合させながら取付け部内を進退させるよ
うにしているから、筒体内と取付け部内とをフラ
ンジ部で確実にシールでき、取付け部から筒体内
にサンプルガスが直接に流入することが確実に防
止される。また、ホルダと取付け部間のシールが
不要になり、取付け部に対するホルダの着脱が容
易になる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1はサンプルガスを通過させ
る筒体で、その一端に設けた取付け部2内にステ
ンレス鋼などで形成されたホルダ3が分離可能に
挿入されている。4はホルダ3の一部に設けた支
承部で、この部分の外径を取付け部2の内径に適
合させて、ホルダ3が取付け部2で保持されるよ
うに構成されている。
5はホルダ3の端部に突設された丸棒状の保持
部、6はホルダ3の他端に取付けボルト7で空転
可能に取り付けられたハンドルで、その外周の筒
状部8内に取付け部2の端部が挿入されている。
9は取付け部2の端部外周の相対した位置のそれ
ぞれに取付け部2の軸線方向に並べて一対ずつ立
設された係合ピン、10はハンドル6の筒状部8
の内面に取り付けた2条の係合リングで、これら
のそれぞれには、第3図に示したように、スパイ
ラル状に傾斜させた係合溝11が設けられ、か
つ、各係合溝11の一部に係合口部12が形成さ
れている。そして、各係合口部12から係合溝1
1のそれぞれに係合ピン9と係合し、ハンドル6
を回転させることで、係合ピン9に沿つて係合溝
11を移動させて取付け部2内でホルダ3を進退
させることを可能にし、かつ、ホルダ3を取付け
部2内に固定することが可能に構成されている。
13は取付け部に形成されたサンプルガスの導
入口、14は導入口13に連通させてホルダ3に
外周部から保持部5にわたつて設けられたガス導
入路、15は筒体1に設けたサンプルガスの導出
口である。
16は保持部5の外周に設けられた凹溝、17
は凹溝16にはめ込まれた取付けパイプで、その
一端外周に一体に設けられたフランジ部18をホ
ルダ3の端面に当接させ、他端外周にリング状の
パツキン19が一体に突設されている。そして、
取付けパイプ17、フランジ部18およびパツキ
ン19はゴム系などの弾性変形が可能な高分子材
料で形成されている。
20はオイルキヤツチ用の筒状のエレメント
で、その一端内部に挿入された保持部5にパツキ
ン19を介して取り付けられている。
前記パツキン19は、第2図に示したように、
そのフランジ部18と相対した面をフランジ部1
8とほぼ平行な立起面19aとして、その最外周
部にエツジ部19bが形成され、エツジ部19b
に連続した、立起面19aと反対側が凸曲面の傾
斜面部19cになつている。
上記構成において、エレメント20を筒体1内
にセツトするときは、エレメント20内に保持部
5を挿入して、パツキン19の外周部をやや弾性
変形させて、パツキン19をエレメント20の内
周面に圧接して、パツキン19でエレメント20
を保持させ、かつ、保持部5とエレメント20間
をシールする。
そして、エレメント20を筒体1内に挿入し、
かつ、各係合ピン9を各係合リング10の係合口
部12から係合溝11に係合し、ハンドル6を回
転して、各係合溝11を各係合ピン9に沿つて移
動させて、ホルダ3を取付け部2内に進入させ
て、フランジ部18を取付け部2の内周の段部2
aに圧接する。これによつて、筒体1内と取付け
部2内とをフランジ部18でシールし、エレメン
ト20を筒体1内に、ホルダ3を取付け部2内に
それぞれ取り付けるものである。
而して、サンプルガスは導入口13からガス導
入路14を経てエレメント20に導かれ、導出口
15から導出される。
また、筒体1からエレメント20を取り出すと
きは、ハンドル6を回して係合リング10を係合
ピン9から分離してホルダ3と共に取り出す。こ
のとき、エレメント20の重量がミストを吸収し
て大きくなつていると、エレメント20との摩擦
力でパツキン19の外周部が筒体1の方にやや弾
性変形して、エツジ部19bがフランジ部18と
反対方向に移動して立起する状態になり、エレメ
ント20に対するパツキン19の摩擦力が大きく
なるから、重量が増加したエレメント20に対し
てもパツキン19が滑ることはなく、常にパツキ
ン19を介してホルダ3でエレメント20を筒体
1内から取り出すことができる。
この実施例では、取付けパイプ17にパツキン
19を設けているから、保持部5に対してパツキ
ン19を安定よく取り付けることができる。そし
て、取付けパイプ17の他端にフランジ部18を
設け、それをホルダ3と取付け部2の段部2aと
で挟持するようにし、かつ、係合ピン9と係合溝
11とでホルダ3を取付け部2内で進退可能にし
ているから、筒体1内と取付け部2内とをフラン
ジ部18で確実にシールでき、取付け部2から筒
体1内にサンプルガスが直接に流入することを防
止することが容易となる。また、ホルダ3と取付
け部2間のシールが不要になり、取付け部2に対
するホルダ3の着脱が容易になる。
第4図A,Bはそれぞれパツキン19の他の態
様を示すもので、第4図Aのパツキン19は、エ
ツジ部19bと傾斜面部19cとの間に短い平面
部19dを設けているから、パツキン19とエレ
メント20との接触面積が大きくなり、シール効
果を向上させ、かつ、エレメント20の不測な分
離をより確実に防止できる。
第4図Bのパツキン19は、傾斜面部19cを
直線にしており、外周部の弾性変形が容易であ
る。
なお、立起面19aは、エツジ部19bを形成
するためであるから、フランジ部18と近くなる
方向、またはその逆方向に傾斜させたり、曲面に
するなど、エツジ部19bを形成し、かつ、パツ
キン19の外周部の弾性変形が可能であればよ
く、任意にできる。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成され、ガスが通過す
る筒体の一端側に形成された取付け部内に着脱自
在に設けられたホルダの保持部の外周に取付けパ
イプを設け、この取付けパイプにパツキンを設け
るようにしているから、保持部に対してパツキン
を安定よく取り付けることができる。
そして、取付けパイプの他端にフランジ部を設
け、それをホルダと取付け部の段部とで挟持する
ようにし、かつ、ホルダに設けられたハンドルを
取付け部に係合させながら取付け部内を進退させ
るようにしているから、筒体内と取付け部内とを
フランジ部で確実にシールでき、取付け部から筒
体内にサンプルガスが直接に流入することが確実
に防止される。
また、ホルダと取付け部間のシールが不要にな
り、取付け部に対するホルダの着脱が容易にな
る。
さらに、前記パツキンは、最外周部にエツジ部
が形成され、かつ、このエツジ部の一側に傾斜面
部が形成された弾性可能な材料よりなるので、エ
レメントに対して円滑に挿入することができる。
そして、エレメントをパツキンから分離するとき
は、両者の摩擦力で、パツキンの外周部が弾性変
形してそのエツジ部がエレメントなどの内周面に
接するようになるから、パツキンとエレメントな
どとの摩擦力が増大して両者が分離しにくくな
り、従つて、両者が不測に分離することがなく、
パツキンを介してのエレメントの取り扱いを確実
に行なえる。
つまり、本考案のエレメントの保持構造によれ
ば、筒体内のホルダに対してパツキンを介してエ
レメントを確実に保持することができると共に、
エレメントを交換するに際して、ホルダと一体的
に筒体から取り出すことができ、シールも確実に
行われ、しかも、その取扱いが簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第
1図は断面図、第2図は要部の拡大断面図、第3
図は係合リングの一部展開図である。第4図A,
Bはそれぞれパツキンの他の態様を示す断面図で
ある。第5図は従来例の断面図である。 1……筒体、2……取付け部、2a……段部、
3……ホルダ、5……保持部、6……ハンドル、
14……ガス導入路、17……取付けパイプ、1
8……フランジ部、19……パツキン、19b…
…エツジ部、19c……傾斜面部、20……気体
濾過用エレメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガスが通過する筒体の一端側に形成された取付
    け部内に着脱自在にホルダを設けると共に、この
    ホルダにガス導入路および保持部を形成し、この
    保持部に、前記ガス導入路を通過してくるガスを
    濾過するための気体濾過用エレメントを着脱自在
    に設けてなる気体濾過用エレメントの保持構造に
    おいて、前記保持部の外周に取付けパイプを設
    け、そのフランジ部を前記ホルダの端面に当接さ
    せると共に、前記取付け部の内周の段部に圧接さ
    れるようにする一方、最外周部にエツジ部が形成
    され、かつ、このエツジ部の一側に傾斜面部が形
    成された弾性可能な材料よりなるリング状のパツ
    キンを前記取付けパイプの外周に設け、このパツ
    キンを介して前記気体濾過用エレメントを、前記
    エツジ部が気体濾過用エレメントの内周面に当接
    するように着脱自在に取り付け、さらに、前記取
    付け部に係合しながら取付け部内を進退するハン
    ドルを前記ホルダに取り付けたことを特徴とする
    気体濾過用エレメントの保持構造。
JP1986144803U 1986-09-20 1986-09-20 Expired JPH0318779Y2 (ja)

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JPS6351963U JPS6351963U (ja) 1988-04-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6131823Y2 (ja) * 1981-05-06 1986-09-16

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