JPH03187381A - グルタミンシンテターゼインヒビター耐性に関するダイズ植物の遺伝子操作方法 - Google Patents

グルタミンシンテターゼインヒビター耐性に関するダイズ植物の遺伝子操作方法

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JPH03187381A
JPH03187381A JP2311232A JP31123290A JPH03187381A JP H03187381 A JPH03187381 A JP H03187381A JP 2311232 A JP2311232 A JP 2311232A JP 31123290 A JP31123290 A JP 31123290A JP H03187381 A JPH03187381 A JP H03187381A
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soybean plant
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William F Swain
ウィリアム エフ スウェイン
James T Fuller
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    • C12N9/1025Acyltransferases (2.3)
    • C12N9/1029Acyltransferases (2.3) transferring groups other than amino-acyl groups (2.3.1)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、遺伝子操作された植物の製造、特にグルタミ
ンシンテターゼインヒビター耐性の遺伝的特徴が付与さ
れた遺伝子操作されたダイズ植物及びその系統の植物の
製造に関する。
組換えDNA技術を用いて生物の遺伝的性質を変化させ
る技術により、近年植物について発展してきた。トラン
スジェニック植物及びその系を製造する技術は、より慣
用の従来用いられている植物の交配の技術に比べて、は
るかにコントロールされ、且つ同時にはるかに迅速な方
法で、新規で有用な植物を製造する可能性が提供される
。おそらく、さらに重要なことには、組換えDNA技術
は、有用な植物に、植物本来の遺伝的性質だけでなく、
地球上のあらゆる生命体の非常に多種の遺伝子プールに
見出される遺伝的性質を導入することをも可能にするの
で、遺伝子貯蔵庫の可能性が生じる。価値ある実施例に
おいては、−船釣な土壌菌であるBacillus  
thuringiensisにより製造されるLep 
1dopteranに特有の蛋白質の毒の遺伝子コード
をタバコ及び綿の菌株に移して、毛虫の餌に毒性を付与
する植物を生産するようにすることができる。
しかしながら、最初に遺伝子操作された植物の利点が、
直ちに全ての植物種のトランスジェニック植物の製造に
結つくことはない。最初に遺伝子操作される植物は、原
則的にはタバコであり、別の土壌細菌であるAgrob
acterium tumefaciensの感染とい
う独特の方法を用いて製造されていた。
A、 tumefaciensは、DNAの一部分(以
下、TDNAと記す)を宿主植物の細胞のゲノムに導入
し、該細胞がバクテリアの食料となる独特の群の物質、
オビン(opine)を製造する細胞を誘導する。
Agrobacter iu+nのT−DNAを変化さ
せることにより、外来のDNAを植物細胞に導入するた
めのベクターとして該バクテリアを使用することが可能
になる。この方法は、Agrobacter iumの
ための適当な宿主である植物、即ち全ての双子葉の植物
であって、1個の形質転換した細胞から1個の完全な性
的に成熟した植物全体が再生しうる植物に有効である。
しかしながら、この技術の他の植物の種類への適用は、
何度も困難であることが証明されている。
Agrobacteriumの形質転換方法の使用にお
ける一つの問題は、選択マーカーが必要なことである。
いずれの形質転換方法においても、処理された細胞の全
てが形質転換される訳ではなく、形質転換された細胞又
は組織を非形質転換体から選択する必要がある。細菌由
来の選択可能なマーカー、例えばアミノグリコシド−3
−ホスホトランスフェラーゼn (APHn)  (ネ
オマイシンホスホトランスフェラーゼとしても知られる
)遺伝子は、タバコ及び他のモデル種において選択マー
カーとして有効であることが証明されているが、他の重
要な栽培植物において都合の良い選択であることは証明
されていない。特に、ダイズにおいて選択マーカーとし
て有効に使用するのは困難である。近年になってようや
く、Agrobacter ium媒介形質転換により
形質転換された最初の非常に少数のトランスジェニック
ダイズ植物が報告された。flincheeet at
、、 Biotechnology、6:915−92
2(1988) o従って、この方法は、さらに有効な
選択マーカーにより容易に使用されるようになるであろ
う。
近年、植物の遺伝子操作のための非常に有望な別の技術
が見出された。この技術は、DNAの植物細胞への物理
的移動を含む。DNAは植物細胞で正確に発現されるよ
うに製造され、その後、小さな金のビーズに塗布され、
担体シート上に積層される。その後、担体シートを電気
放電装置により加速し、担体シートを止めると、粒子は
適当に置かれた植物組織ターゲットに投げ出される。粒
子は植物細胞を殺すことなく侵入するのに充分小さい。
この方法に使用される装置は、lc[abe等によるヨ
ーロッパ特許出願第270356号に記載されている。
この方法及び装置の使用は、^grobacter 1
urn媒介形質転換に固有の組織の培養における植物の
再生の困難性及び遅延を防止しつつ、植物組織、例えば
分裂組織を遺伝子操作により変える可能性を提供する。
一旦栽培植物の遺伝子操作が可能になると、研究の理論
的領域は、重要な栽培植物を有用に形質転換しうる遺伝
子の確立へと向かう。明らかに収量の増加が目的である
場合、植物の活性及び生長を調節する遺伝子はあまり理
解されず、特徴づけられない。従って、別の目標は、栽
培植物の収量の価値を落とす要因、例えば昆虫又は災害
に対する抵抗性をトランスジェニック植物に与える遺伝
子でありうる。関連する目的は、トランスジェニック栽
培植物のみを残して競合する植物を農場から除去するの
に使用されつる選択的な広いスペクトルの除草剤に対し
て、抵抗性を付与することである。
そのような広いスペクトルの一つの型は、グルタミンシ
ンテターゼインヒビターのグループである。これらの除
草剤は、酵素であるグルタミンシンテターゼを不活性化
することにより植物毒性を示し、これはこれらの細胞に
おいてアンモニアの毒性レベルを上昇させる結果となる
。そのような除草剤として2種類の除草剤、即ち菌 Streptomyces  hygroscopic
usにより生産され、“Herbiace”の商標名で
Meija 5ieka Ltd、により市販されてい
るトリペプチドである除草剤バイアラホx (bial
aphos) 、並びにHoechst AGから’B
a5ta’の商標名で販売されている合成有機物質除草
剤であるホスフィノトリシン、即ちPPTが商業的に生
産されている。
本発明は、トランスジェニックダイズが、ゲノム内に、
グルタミンシンテターゼインヒビター耐性の遺伝可能な
遺伝子の性質、並びに Streptomyces  hygroscopic
usからの酵素ホスフィノトリシンアセチルトランスフ
ェラーゼのためのコード配列及びダイズ細胞に該コード
配列の発現を起こすのに有効なフランキング調節配列を
含む遺伝子の性質を含むことに要約される。
本発明の別の目的は、ダイズ植物及びその系統の植物に
グルタミンシンテターゼインヒビターに対する抵抗性の
遺伝可能な性質を付与する方法を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、ダイズの形質転換に有用な
選択マーカー遺伝子を提供することにある。
本発明の他の目的、利点及び特徴は、下記の説明及び添
付図面により明らかになるであろう。
本発明の技術は、ダイズの遺伝子の形質転換のためのシ
ステムと、グルタミンシンテターゼインヒビターに抵抗
性の性質を付与する遺伝子の両方を要求する。遺伝子的
に下記のダイズを形質転換する方法は、McCabe等
のBio/Technology 5: 923−92
6 (1988)に記載された方法をベースとし、この
文献は本発明に参考文献として挿入される。本明細書に
おいて具体化されたグルタミンシンテターゼインヒビタ
ーに対する抵抗性のための遺伝子は、ホスフィノトリシ
ンアセチルトランスフェラーゼ、即ちFATに関する酵
素をコードするBar遺伝子である。酵素FATは、そ
の遊離のアミノ基を活性化することによりホスフィノト
リシン、即ちPPTを不活性化する。 Strepto
myceshygroscop 1cusに見出される
Bar遺伝子は、既にDeBlock等によりBMB[
1,6:2513−2518(1987)にマツピング
されている。
従って、本発明はこの菌の遺伝子コード領域をダイズに
コード領域を発現するのに有効なキメラ遺伝子構築物に
挿入すること、並びにキメラ遺伝子構築物をダイズ植物
の菌株に導入することを目的とする。この方法は著しい
不確実性を含んでいた。ダイズに生体内で抵抗性を与え
るFAT遺伝子の効果は不確実であった。ダイズ中の外
来遺伝子の発現及びダイズの生体内における酵素の有効
性は研究されていなかった。しかしながら、本発明にお
いて、bar遺伝子がダイズ細胞中で有効に発現しうろ
こと、FAT酵素がダイズ生体内でPPTに対する抵抗
性を付与すること、並びにPPTが、形質転換された細
胞が非常にキメラである植物組織の一部である場合でも
、Bar遺伝子を発現する形質転換された細胞の有効な
選択剤として使用されうろことが見出された。
本発明の方法を始めるために、グルタミンシンテターゼ
抑制に対する抵抗性のための遺伝子を単離しなければな
らず、そのタンパク質コード領域を取り出さなければな
らない。これは、Bar遺伝子をStreptomyc
es  hygroscopicsから回収することに
より最も便利に行うことができる。この特徴を有する宿
主菌はAmerican Type Cu1tureC
ollection (ATCC)の受託番号No、2
1705のものである。該遺伝子のマツピングインフォ
メーションは出版されている。DeBlock et 
al、、 BMBo、6:2513−2518 (19
87)及びThompson et al、、BMBo
、6:2519−2523 (1987)。
その後、生物、又は他の任意の源から得られたコード配
列を、植物細胞のコード配列を発現することができるキ
メラ植物発現ベクターに入れなければならない。これは
、適当なプロモーター及びターミネータ−配列を構築し
、それらを反対側のコード配列の末端にアニーリングす
ることによっても、または既に構築された植物発現ベク
ターに当該技術分野で周知の方法によってコード配列を
挿入することによっても遠戚しつる。適当な発現プロモ
ーターも当該技術分野で良く知られており、例えばAg
robacterium  tun+efaciens
から得られるツバリンシンテターゼプロモーター、及び
カリフラワーモザイクウィルスの35sサブユニツト遺
伝子から得られるCaMV 35Sプロモータである。
一般に使用されるターミネータ−は、A、 tumef
aciensからのツバリンシンターゼ遺伝子から得ら
れるポリアデニル化配列である。他の有用な末端配列は
、カルボキシレート遺伝子(Soybean SSU 
3’ )のダイズの小さなサブユニットから誘導される
。他の有効な末端領域は当該技術分野の技術者に知られ
ているものである。ある種の非コード配列は植物に下流
側のコード領域の発現を強化することも見出されている
。そのような5′非コード領域の一つに、アルファルフ
ァモザイクウィルスの5′非コードリーダーがある。こ
れらの配列は全てダイズの機能に見出されている。いず
れにしても、これら配列又は当該技術分野の技術者に知
られている同等の配列が使用されると、コード配列はダ
イズ細胞のコード配列の発現に有効な適当なフランキン
グ調節配列に結合される。
上記のように、形質転換実験においては、形質転換され
たH胞又は組織の同定が方法な重要な部分でありうる。
選択可能なマーカーが好ましいが、化学的又は生物学的
に形質転換された組織を選択できるマーカーがない場合
は、その次に、比較的単純な分析により発見できる検出
可能なマーカーが好ましい。そのような検出可能なマー
カーを用いると、植物の遺伝子操作は植物に導入された
遺伝子の動向を調べることができ、それらの植物組織へ
の導入及び生殖への導入を追跡することができる。その
ような検出可能なマーカーの一つは、β−グルクロニダ
ーゼのための遺伝子、即ちgusである。植物組織に発
現されると、gus遺伝子は有効に発現され、ダイズに
検出されうることが調べられている。
キメラ遺伝子は、McCabe等のBio/Techn
ology、 6:923−926 (1988)に開
示された方法にもとづく方法により最も有効にダイズを
形質転換することができる。この文献は本発明に参考文
献として挿入される。第1図及び第2図は、そのような
形質転換に使用される装置である。形質転換装置は、通
常10で示されるスパーク放電粒子加速器であり、これ
はスパーク室12を含み、該スパーク室12内には狭い
間隔で配置される一組の電極14が位置している。電極
14は電気エネルギー源(図示せず)に連結されており
、シングルファラド範囲のコンデンサーの放電から非常
に短い高圧の電気エネルギーを、放電電圧を1〜50k
Vの範囲になるように調節しながら(自動トランスフォ
ーマ−により)供給することができる。スパーク室12
は第一の開口16を有し、その上にアクセスカバー20
が配置されている。スパーク室12は第二の開口18を
有し、その上にアルミニウム蒸着マイラー又は同様の平
板シート材料であるキャリヤーシート22が配置されて
いる。μm単位のキャリヤービーズ、好ましくは1〜3
μmの金のビーズにキメラ発現遺伝子のDNAを塗布し
、空気乾燥し、そしてキャリヤーシート22の上面に塗
布する。キャリヤーシート22の上方に、約20mm離
して、保持スクリーン24を配置する。保持スクリーン
24のさらに上方のスパーク室の上部から20mm〜3
0關上方には、形質転換すべき組織28を入れるペトリ
皿又は他の容器の形状のターゲット26を配置する。装
置全体を真空室(図示せず〉内に置き、500mmHg
の減圧にする。ヘリウムガスを真空室内に流して、真空
室内の空気を置換する。
第1図の装置の操作において、約6μmの純粋な蒸留水
30の水滴を電極14の末端の間に置く。
アクセスカバー20は、水滴を置くために除去すること
ができ、その後、再び置く。DNAを付けた金のビーズ
を担持したキャリヤーシート22をスパーク室の上部の
開口18に置く。その後、真空室を減圧にして、ヘリウ
ムを導入する。その後、電気エネルギー源のスイッチを
入れ、高電圧の放電を電極14の間に発生させ、水滴3
0を蒸発させ、スパーク室12内に衝撃波を発生させる
。衝撃波はキャリヤーシート22を保持スクリーン24
に接触して停止するまで上方に運ぶ。金の粒子はそれら
の運動量によりキャリヤーシート22を離れて標的組織
28に移動する。その後、形質転換された組織を装置か
ら除去することができる。
種々の植物組織タイプを第1図及び第2図の装置により
形質転換することができる。放電の電力はスパーク放電
の電圧を調節することにより調整されうるので、粒子を
標的組織へ運ぶ力は、顕著な範囲に調整しうる。従って
、侵入の深さ及び量は、形質転換される組織の硬度及び
感度に依存して調整することができる。従って、この装
置は非常に広い組織のタイプ、例えば種、花粉、胚、カ
ルス組織、プロトプラスト又はあらゆる異化した植物組
織を形質転換することができる。苗又は胚の生長してい
る分裂組織は、望ましい完全な成熟した植物体を充分に
製造するので、有用な標的組織である。
加速粒子形質転換方法の問題の一つは、標的組織が形質
転換された場合に、標的組織が均一には形質転換されな
いことにある。結果はしばしば、植物のセクター又はセ
クション中の誘導され、他には誘導されない遺伝子を発
現するキメラ植物となることがむしろ多い。この結果、
たいていは植物の一部に誘導された遺伝子を発現し、他
の部分には発現しないキメラ植物が生じる。この結果に
より、単一の細胞よりもむしろ複数の細胞の領域、即ち
分裂組織が形質転換される事実、及び分裂細胞の統計的
な両分のみが形質転換される事実が論理的に示される。
標的組織から再生された植物、(以下RO植物と記す〉
のキメラ化は、完全に形質転換された植物が生じないこ
とを意味するものではない。キメラRO植物を成熟する
まで生長させ、自家受粉させることにより、R1の子孫
が生産され、その全てはクローンであり、キメラではな
く、そのうちのいくらかは導入された遺伝子を有する。
従って、適するスクリーニングアッセーが、これらのR
1植物を同定するために行われなければならない。外来
遺伝子の存在のための小さな組織のセグメント分析のた
めの有用な分析は、Mullis et al、により
米国特許第4.683.195号及び米国特許第4.6
83.202号に記載されているようなポリメラーゼ連
鎖反応(PCR)分析である。
実施例 A、 pcMc2114の構築 Bar遺伝子をStreptomyces  hygr
oscopicus(ATCC21705)から、De
BIock等による前掲書及び’jhompson等の
前掲書からのマツピング情報をベースとして単離した。
遺伝子を、菌のDNAから、Bam旧及びPst Iで
消化することにより得られる1、 6 Kbの断片とし
て単離した。その後、この断片を、Bam旧及びPst
 Iにより消化されたpUc18ベクターに連結した。
正確なフラグメントの存在は連結されたDNAのB、c
oliへの形質転換及び選択培地上のBarの抵抗性の
選択により確認した。プラスミドは、第3図に図示され
る派生を示し、pcMc3105で表される。
切り出されたBar遺伝子を便利な植物発現カセットベ
クターに連結するために、タンパク質コード配列の開始
部位にNco Iを配置するのが望ましい。これは、部
分的にオーバーラツプする一組の相補的なオゴヌクレオ
チドを合或し、これから5′末端のNco 1部位、天
然の配列に天然に生じるBgl I W、位に対するB
arコード配列部分、及び合成二重鎖の3′末端のPs
t I 8位を含む二重鎖を形成することにより行われ
た。該二重鎖は、下記の配列を有する: 5’ −CATGGTGAGCCCAGAACGACG
C[’CGGC’(1’GACATC−3’−CACT
CGGGTCTTGCTGCGGGCCGGCTGTA
G−−CGCCGTGCCACCGAGGCGAGAT
[:TGATAGTAACTGC八 −3′−GCGG
CACGGTGGCTCCGCTCTAGACTATC
ATTG −5’その後、この二重鎖DNAを、カリフ
ラワーモザイクウィルス35Sプロモーター(caMV
35S) 、アルファルファモザイクウィルスからの5
′非コ一ドリーダー配列、B、T、 (Bacillu
s thuringiensis)毒性タンパク質のた
めのコード領域、及び^、 tumefaciensか
らのポリアデニル化領域を含む植物発現カセットプラス
ミドpAMVBTsに挿入した。
Nco I及びPst Iで消化することにより、B、
t、コード領域をプラスミドから切り出し、その後、精
製した残りのプラスミドを合成二重鎖に連結して、pc
Mcloolで表されるプラスミドを形成した。このプ
ラスミドは、B、T、配列がBarコード領域の5′配
列であること以外はpAMVBTSと似ている。このプ
ラスミドの部分的なりarコード領域の3′末端には、
末端配列の前にBgl I SBgl II及びPst
 1部位がある。その後、プラスミドをBgl I及び
Pst Iの両方で開裂し、Bar遺伝子キャリヤーp
cMc3105からのBgl I及びPst I断片を
これに挿入した。このプラスミドはpBar Iとして
示される。
植物細胞の経過分析により、遺伝子の機能によりコード
配列が発現することが示された。
その後、この遺伝子構築物をノバリンシンタゼからのポ
リアデニル化配列をダイズSSU遺伝子からの末端配列
で置き換える変形を行った。13erry−Lowe 
et al、 、 J9Mol、 and Appl、
Genet、、 1:483−498(1982)に記
載されたようなプラスミドpsRO,8が得られた。末
端配列を、Eco R1及びOde Iから得られる3
00塩基対の配列として単離した。この方法をFig、
4に示した。その後、この断片をKIenowポリメラ
ーゼによりプラントエンドとし、Bam旧リクリンカ結
合した。その後、断片をBam旧で切断して、ptlc
19のBam旧部位に挿入し、pcMc2005で表さ
れるプラスミドを製造した。この操作により、ダイズs
su末端配列を、それを挟むSma I及びSal 1
部位に関連付けられるpBarlのツバリンシンターゼ
ターミネータ−と同じ配向になった。その後、Sma 
I及びSal I断片をρCMC2005から単離し、
同様に消化されたプラスミ)’ pAMVCATに連結
し、ツバリンシンターゼターミネータ−を置き換えた。
プラスミドpAMVCATは、コード配列が内部のNc
o 1部位を除去するように変形されたTn5からのク
ロラムフェニコールトランスフェラーゼ遺伝子のための
ものであること以外は、pAMVBTSと似ている。
Bar遺伝子配列自体を、追加のCaMV35Sプロモ
ーターエンハンサ−断片をキメラBar遺伝子の5′末
端に添加することにより変化させた。この方法をFig
、5に示した。CaMV35Sエンハンサ−断片を、p
AMVBTSをHcoRI及びFok Iで消化するこ
とにより、367塩基対断片を単離し、このプラントエ
ンドをタレノウポリメラーゼで充填することにより得た
。その後、プラントエンド断片をpUc18のSma 
1部位に、挿入した断片のEco R1末端がp[Ic
18からのKpn I部位に最も近くなり、Fok 1
部位がP[ICl3のBam旧部位に最も近くなるよう
な配置で挿入した。このプラスミドはpcMc2022
で表され、その後、Xho I及びSal Iで消化し
て、367塩基対の断片を単離し、その後Xho Iで
消化されたpBar 1に挿入した。得られたプラスミ
ドは、pcMc2055で表される。プラスミドp[’
Mc2055は順に、Xho 1部位、CaMV35S
 xンハンサー、Xba I部位、Xho IとSal
 Iの融合部位、CaMV35Sプロモータ、AMV 
5 ’非コードリーダー配列、Nco 1部位、Bar
コード領域、Sma I部位、及びツバリンシンターゼ
3′ターミネータ−を含む。Xho I及びSma I
で消化し、そして1400塩基対のフラグメントを単離
することにより、ポリアデニル化ターミネータ−なしに
キメラ遺伝子を単離した。その後、この断片をXho 
I及びSma Iで消化したpcMc2060に連結し
、これによりプロモーターCAT遺伝子配列をエンハン
サ−プロモーターBar遺伝子配列で置き換えた。この
プラスミドはpcMc2058で表され、下記の配列を
有していた:Xho 1部位、CaMV35S xンハ
ンサー、Xba 1部位、CaMV35Sプロモーター
、AMVリーダー、Nco 1部位、Bar コード配
列、Sma 1部位、ダイズssuターミネータ−1並
びにXba I及びSal 1部位。従って、このプラ
スミドからのXba I断片は、ダイズ細胞にBarを
発現するのに有効な完全なキメラ植物発現遺伝子構築物
を表す。
その後、上記のBar遺伝子構築物を、Fig、6に示
すようにβ−グルクロニダーゼ(gus)のための遺伝
子を含む別の構築物に添加した。プラスミドpcMc1
100はダイズ植物及び細胞に発現することが見出され
たgus発現カセットを含む。gus遺伝子構築物を、
該プラスミドXho I及びSal Iで消化し、26
04塩基対断片を単離することにより単離し、その後、
該断片をSal lで消化されたpUc19に挿入した
。このプラスミドは、pcMc2105で表され、挿入
のXhoI末端がpUc19ポリリンカーの旧ndII
[に最も近くなり、挿入のSal I末端がボIJ I
JンカーのBco Rrに最も近くなるように位置した
gus挿入を含んでいた。
その後、上記のBar遺伝子構築物を、pCMC205
8をXba Iで消化することにより1353塩基対と
して単離した。該断片をpcMc2105のXba 1
部位に挿入して、pcMc2114で表されるプラスミ
ドを得た。このプラスミドは、下記の配列を下記の順で
含む=p[Ic19ポリリンカーの旧ndI[部位;5
ail及びXho Iの融合体、CaMV35Sプロモ
ーター; AMV 5 ’リーダー;4上−遺伝子コー
ド配列;ツバリンシンターゼターミネータ−1Sal 
1部位;XbaI部位;ダイズssuターミネーター;
5alt部位; Xba1部位;ダイズssuターミネ
ーター;Sma1部位;Bar:+−ド配列:AMV 
5 ’  リーダー; CaMV35Sプロモーター;
ポリリンカーからのXba I及びBco R1部位。
従って、該プラスミドは二つの機能性遺伝子、gus−
及びBar−を有し、これは互いにpUcI9プラスミ
ド上で転写する。この機能性遺伝子は双方ともCaMV
35Sプロモーター及びAMV 5 ’リーダーを使用
するが、そのターミネータ−は異なっている。
B、植物の形質転換 植物組織の形質転換のためのDNAを製造するためには
、プラスミドを担体粒子に塗布しなければならない。l
μgのpcMc2114及び1μlの200mMのBD
TAのアリコートを、1〜3μmの金のビーズ(Alf
a Chemical Co、) 10 mgに添加し
、混合し、その後窒素流で乾燥した。DNAが塗布され
た粒子を、10m1のエタノールを添加することにより
再懸濁し、それらを分散させるために粒子を粉砕した。
これにより得られたDNA粒子懸濁液を、163μlの
懸濁液を均一に塗布することにより、18mmX 18
mmX0.5m1lのサランコートアルミニウム蒸着マ
イラー担体シートにコーティングした。粒子を少なくと
も30秒間キャリヤーシート上に沈降させた後、過剰の
エタノールを流し去り、DNA及び担体粒子を塗布した
シートを空気乾燥した。使用した実際の形質転換方法は
、McCabe等のB io/Techno 10gy
、 6 : 923−926 (1988)に記載され
た方法をベースとするが、乾燥した完全な種子の使用、
植物組織を製造するためのアフィジコリンの使用、及び
形質転換組織の選択のための選択マーカーとしてのBa
r遺伝子の使用を含むいくつかの変形を伴う。乾燥種子
の使用は便利だからである。アフィジコリンは、外来の
DNA挿入の前に、可逆的にDNA組換え体を停止させ
ることにより細胞分化を同期化させるために使用される
。Bar遺伝子により、植物組織の有効な除草剤の選択
が可能になる。
詳細には、Wi I I iams種のダイズの種子を
2%の過塩素酸ナトリウムに5分間浸漬し、続いて蒸留
水により吸引しながら5回洗浄することにより、表面殺
菌を行った。その後、種子の請末端を1%寒天水溶液、
0.1%DMSO中の10mg/lのアフィジコリン、
及びCCB (0,4g/lのカルベニシリン、0.1
g/lのセフォタキシム、及び0.1g/lのベノミル
)を含む培地に1日間接触させた。
その後、種子の被膜及び2枚の子葉を除去し、胚軸を露
呈した。その後、小者及び第一の葉を除去し、胚軸を、
Barwhale等のPlanta、 167:473
−481(1986)に記載された基礎MS培地に、さ
らに0.1%のDMSO中の10mg/j!のアフィジ
コリンを添加した培地に、胚軸が最初に入るように置い
た。該培地は、OR十アフィジコリンで表され、高レベ
ルのベンジルアミノプリン(13,3μM)を含む。
さらに、アフィジコリンは細胞が段階において同期化さ
れるように形質転換の前にDNA複製物を懸濁するため
のものである(Sala et al、、Meth、B
nt。
118、87−96(1986))。該軸を、25℃で
一晩、最初の6時間は暗所で、次の12時間は明所でO
R+アフィジコリン培地に保持した。その後、胚軸を培
地から除去し、ターゲット表面上の軸を、DNAの分裂
組織への粒子加速が起こるように適当な位置に保持する
ために、12%のキサンタムグルー及びCCBを用いて
、ターゲットプレート上に配置した。
キャリヤーシート22上の、上記のように製造したプラ
スミドpcMc2114のDNAを、第1図の装置のス
パーク放電室の開口に置いた。二つの分離処理において
16kVでの放電を行った。最初の処理においては、1
2時間明所で培養した後、粒子上のDNAを分裂胚軸中
に加速して入れた。その後、該胚軸を5〜6時間暗所に
戻し、その後、再ヒpCMC’2114D N A注入
処理した。第二の処理の後、胚軸を再生又は新芽誘導M
SR培地(ベンジルアミノプリンがL7μMであり、ア
フィジコリンを含まないこと以外は同様の基礎培地)に
置き、暗所で2日間培養した。該胚軸を再びMSR培地
に置き、その後16時間明所/8時間暗所のサイクルに
、新芽が出るまで、通常5〜6週間移した。
典型的には胚軸の移植片当たり3〜6個の新芽が存在し
た。
個々の新芽が1.5〜2cmに達したら、それらの根本
で切断した。各々の切断した新芽からの根本の2〜3m
mの切片をGus遺伝子の発現について調べた。この分
析は、1mMのX −gluc(c1ontechLa
bs) 、0.1 MのNaP[]4(pH7,0) 
、及び0.5mMのフェロジアミドカリウム中、37℃
で一晩茎の切片を培養することにより行った。その後、
新芽をラクトフェノール中で煮沸することにより洗浄し
、gus活性を示す青い付着物を調べた。
つのキメラな新芽は、gus遺伝子を良好に発現するの
に充分に形質転換された。gus発現新芽をダイズの苗
木上にグラフト化して、ダイズ植物の生長を調べたとこ
ろ、この植物はBarも同様に発現していることが見出
された。
胚軸から切り取った各新芽の残りを、CCB及び3mg
/lのバイアラフォス(bialaphos)を含む1
/2の濃度のMS培地に置いた。新芽を選択培地で約1
週間培養した。3mg/j!のバイアラフォス上で約7
〜10日間培養した後、形質転換していない新芽は全て
漂白され、枯死した。しかしながら、いくつかの新芽は
形質転換され、緑色であり、選択培地上での培養を通し
て健康であった。
その後、形質転換された新芽を急速な生長を助けるため
に健康なダイズの根茎上に接ぎ木した。
選択された新芽中のBar遺伝子の発現の確認のために
、約5〜10mgの葉又は新芽組織を各植物から除去し
、組織からの合計のRNAを[:homczynski
及び5acchi、 Analy、Biochem−、
162:156−159 (1987)に記載された方
法により単離した。その後、この単離されたRNAを、
にawasaki et al、。
PNAS、 85 : 5698−5702 (198
8)に記載された、下記のようなRNAポリメラーゼ連
鎖反応(PCR)分析を用いて、Bar遺伝子RNAの
存在について分析した。単離されたRNAを10μlの
水に再懸濁し、その後、懸濁したRNAを50μlの逆
転写分析中で用いてcDNAを製造した。この反応にお
いては、RNA、50mMのKCI 、 20mMのT
ris−HCL、 pH7,5,2,5mMのMgC1
z、100μg/mlのウシ胎児血清アルブミン、各々
1mMのdΔTP、dGTP、dTTP及びdCTP。
1(1−50pmolのDR46、及び100単位のM
 u L V逆転写酵素を使用した。DR46は配列5
’ −CCCTGCAGTTACTATCAGAT−3
’の1重鎮のオリゴヌクレオチドであった。42℃で3
0分間培養した後、反応物を95℃で5分間加熱した。
その後、25μlのcDNA反応混合物をPCR反応に
用いて、cDNA中の Bar遺伝子配列をアンプル化
(amplify)  した。PCR反応は、Bar−
遺伝子DNAに特有の二つのオリゴヌクレオチドブライ
マー、DR45及びDR46(上記の配列)を用いて行
われた。DR45の配列を下記に示す: 5’ TAC
ATCG A G A CA A G CA CG G
 T C−3’。アンプル化領域は484塩基対の生成
物である。この分析の結果により、少なくとも形質転換
された新芽におけるBar遺伝子の存在及び正確な転写
が確認された。
Bar酵素の発現は、DeBlock et al、、
EMBO6:2513−2518 (1987)の方法
を用いて酵素自体を分析することにより確認された。新
芽がキメラであり、Bar遺伝子により形質転換された
細胞又は部分と、形質転換されていない細胞又は部分と
を有することが予想される。
下記のプラスミドは、^merican Type C
u1tureCollection、 123(11 
Parklawn Drive、 Rockville
、 MO。
USA及びthe Cetus Master Cu1
ture Co11ection。
Bmeryv i 11e、 CA、 USAに、下記
の受託番号で寄託されている。
pcMclloo  67641 1988年3月1日
  3290pAMVBTS  53637 1987
年6月24日3137pcMc2114 67936 
1989年4月26日  3575上記の寄託はブタペ
スト条約の下に行われた。
寄託された微生物は、実施態様であり、本発明を説明す
るものにすぎないので、本発明は寄託された微生物の範
囲に限定されるものではない。ここに記載したものに加
えて、種々の変法が明細書から当業者に自明であり、そ
れらは特許請求の範囲に入るものである。また、全ての
ヌクレオチドの大きさはおおよそのものであり、記載の
目的のためにのみ使用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の植物を製造するための形質転換方法を
実施するために有用な装置を示す模式図、第2図は第1
図の装置のスパーク放電室の上面図、第3rIIJはプ
ラスミドpear 1を製造するためのプラスミド操作
を示す説明図、第4図はプラスミドpcMc2060を
製造するためのプラスミド操作を示す説明図、第5図は
プラスミドp[:Mc2058を製造するためのプラス
ミド操作を示す説明図、第6図はプラスミドpcMc2
114を製造するためのプラスミド操作を示す説明図で
ある。 12・・・・・・スパーク室 14・・・・・・電極 26・・・・・・ターゲット 28・・・・・・組織

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)微生物からグルタミンシンテターゼインヒ
    ビター耐性の遺伝子からのタンパク質コード配列を単離
    すること、 (b)ダイズ細胞に該コード配列を表すのに有効なキメ
    ラ遺伝子構築体を製造するためにフランキング調節配列
    にタンパク質コード配列を連結すること (c)小さな担体粒子にキメラ遺伝子構築体の複製物を
    コーティングすること (d)キメラ遺伝子構築体を有する小さな担体粒子を物
    理的に加速して、完全なダイズ植物に栽培できるダイズ
    の組織に入れること (e)形質転換されていないダイズ組織に毒性を示すの
    に充分有効な量のグルタミンシンテターゼインヒビター
    を含む培地内でダイズ植物を栽培すること (f)組織を完全なダイズ植物に栽培すること、及び (g)ダイズ植物の耐性の存在を確認することを含むグ
    ルタミンシンテターゼインヒビターへの耐性についてダ
    イズ植物を遺伝子操作する方法。
  2. (2)タンパク質コード配列が酵素ホスフィノトリシン
    アセチルトランスフェラーゼのためのものである請求項
    (1)記載の方法。
  3. (3)コード配列が¥Streptomyces¥ ¥
    hygroscopicus¥菌由来のものである請求
    項(2)記載の方法。
  4. (4)フランキング調節配列が、プロモーター、コード
    配列の5′側に位置する非翻訳発現エンハンサー、及び
    コード配列の3′側に位置するポリアデニル化配列を含
    む請求項(1)記載の方法。
  5. (5)小さな担体粒子が1〜3μmの金のビーズである
    請求項(1)記載の方法。
  6. (6)粒子の物理的促進段階が、電気エネルギーのスパ
    ーク放電により推進力が提供される装置により、粒子が
    加速される力を調節するために調節可能な放電電圧で行
    われる請求項(1)記載の方法。
  7. (7)工程(e)において、培地がバイアラホスを含む
    請求項(1)記載の方法。
  8. (8)バイアラフォスが培地1l当たり約3mgの濃度
    で存在する請求項(7)記載の方法。
  9. (9)工程(d)において使用されるダイズ組織がダイ
    ズの胚の分裂組織である請求項(1)記載の方法。
  10. (10)新芽にグルタミンシンテターゼインヒビターに
    よる選択を行う前に、処理されたダイズ組織の胚を新芽
    誘導培地で栽培して多数の新芽の形成を誘導する請求項
    (9)記載の方法。
  11. (11)グルタミンシンテターゼインヒビター耐性の遺
    伝的特徴をゲノム内に含むダイズ植物。
  12. (12)請求項(11)記載のダイズ植物の種子。
  13. (13)¥Streptomyces¥ ¥hygro
    scopicus¥からのBar遺伝子をゲノム内に含
    むダイズ植物。
  14. (14)請求項(13)記載のダイズ植物の種子。
JP2311232A 1989-11-17 1990-11-16 グルタミンシンテターゼインヒビター耐性に関するダイズ植物の遺伝子操作方法 Pending JPH03187381A (ja)

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