JPH0318232Y2 - - Google Patents

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JPH0318232Y2
JPH0318232Y2 JP1985108081U JP10808185U JPH0318232Y2 JP H0318232 Y2 JPH0318232 Y2 JP H0318232Y2 JP 1985108081 U JP1985108081 U JP 1985108081U JP 10808185 U JP10808185 U JP 10808185U JP H0318232 Y2 JPH0318232 Y2 JP H0318232Y2
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JP
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panel
liquid crystal
door
panel surface
pattern
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JP1985108081U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建物の内外装パネルや扉パネル等に装
飾性を付与した装飾パネルに関する。
〔従来の技術〕
現在、建物の内外装パネルや扉等では実用的な
ものから発展し、種々豪華な装飾性を付与したも
のが使われている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記装飾性を付与したパネルも、
すべて装飾が静的なパターンであつて変化がな
く、装飾を変えるにはパネル全体を替えなければ
ならないという問題があつた。
そこで、インテリア用等の化称板に彩色図柄を
描いた模様を形成し、該色彩図柄に組み合わせて
温度鋭感性の液晶を使用することが提案され、液
晶の温度反応による変化を利用することが提案さ
れているが、液晶の利用形態がマイクロカプセル
化したものであり、その取扱いが不便であるばか
りでなく、その収容部が図柄の形状を左右するこ
とになる。いかも、基盤がガラス板であるため
に、そのまま扉等に採用するには適しないもので
あつた。
本考案は上記従来の実情に鑑みて創案されたも
のであつて、その目的とするところは、外的環境
の変化、特に気温の変化に対応して色彩が変化
し、パネル面に描かれた背景の図柄に経時的な変
化が現れるようにした装飾パネルを提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成させるために本考案は、扉等の
パネル面に彩色図柄を描いた模様を形成し、該彩
色図柄に組合わせて温度鋭感性の液晶を組込んだ
装飾パネルにおいて、液晶は、上面をレンズ状に
形成した透明小容器内に充填して、単位体として
取り扱うものであり、該容器の多数をパネル面か
ら上面を突出させ、彩色図柄に組み合わせて、パ
ネル面に埋め込んだものである。
〔作用〕
従つて本考案に係る装飾パネルでは、液晶が、
上面をレンズ状に形成した透明小容器内に充填さ
れて単位体として取り扱われることにより、該容
器の多数をパネル面から上面を突出させ、色彩図
柄に組み合わせて、パネル面に埋め込むことが容
易であるばかりでなく、とくにレンズ面での液晶
の変化光の屈折作用が得られることにより、四季
折々の気温の変化に対応してパネル面に埋込んだ
液晶の色が変化し、これがパネル面に描かれた背
景の図柄に経時的な変化を与えることができる。
〔実施例〕
以下本考案を図示の一実施例に基いて詳細に説
明する。
図は本考案を扉に適用した実施例であつて、第
1図は立面図、第2図は側断面図、第3図は液晶
を充填した透明小容器の斜視図である。
図に示すごとく、扉1は、鋼板、木材等で形成
され、そのパネル面1aに例えば樹木や草等の彩
色図柄2が描かれ、この彩色図柄2に組合わせて
多数の液晶3がパネル面1aに使用されている。
液晶3は公知のごとく、長い連鎖分子からなる
有機液体であつて種々分子配列構造の異なるもの
が知られており、外部電圧を加えると準結晶状の
液体となり、印加電圧を変化すると光の反射率を
変化することから表示装置等に利用されている。
液晶は又温度鋭感性をもち、温度によつてその色
が変化する。本考案では液晶の温度鋭感性を利用
するものであつて、液晶3は第3図に示すような
レンズ状の透明小容器4に充填して単位体に形成
したものを使用し、この単位体の上凸面をパネル
面1aから突出させてパネル面1aに埋込み、図
柄2の樹木や草の花や果実に擬している。液晶3
のレンズ状の小容器4は、図示のような円形限ら
ず図柄に合わせて種々変形されるものである。又
扉パネルの装飾は扉1の一面に限らず表裏両面に
施してもよい。
上述の扉パネルは四季折々の気温変化により図
柄にあしらつた液晶の色が変化し、時には草木に
花が咲き、時には果実が実る等の観を呈し、又パ
ネル面1aから突出するレンズ面での屈折によ
り、方向性を有することから、見る角度によつて
も色彩が変化し、色とりどりの花や果実をつけた
ように見える。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、扉等のパネ
ル面に彩色図柄を描いた模様を形成し、該彩色図
柄に組合わせて温度鋭感性の液晶を組込んだ装飾
パネルにおいて、液晶は、上面をレンズ状に形成
した透明小容器内に充填して、単位体として取り
扱うものであり、該容器の多数をパネル面から上
面を突出させ、彩色図柄に組み合わせて、パネル
面に埋め込んだため、四季折々の気温変化により
パネル面の液晶の色が変化し、従来にない斬新な
経時的な装飾効果を一枚のパネルで現出すること
ができるばかりでなく、液晶が小容器に充填され
た単位体として取扱われることから、図柄の形状
に左右されることがなく、パネル面への取付が単
に埋込みのみによつて容易に実施され、しかも、
容器の表面のレンズ状の曲面によつて、変化する
液晶の光に方向性が与えられる。
パネル面の図柄と液晶の組合せは抽象的な主題
を含め多様な態様が選択できるので豊富な装飾表
現が可能である。
現在液晶はそれ程高価なものではないから、こ
のパネル体は比較的安価に提供でき、建物の内外
装パネルや扉パネル、又広告パネル等に大きな利
用価値を有する考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した扉の立面図、第2図
は同扉の側断面図、第3図は液晶を充填した透明
小容器の斜視図である。 1……扉、1a……パネル面、2……彩色図
柄、3……液晶、4……透明小容器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉等のパネル面に彩色図柄を描いた模様を形成
    し、該彩色図柄に組合わせて温度鋭感性の液晶を
    組込んだ装飾パネルにおいて、液晶は、上面をレ
    ンズ状に形成した透明小容器に充填して、単位体
    として取り扱うものであり、該容器の多数をパネ
    ル面から上面を突出させ、彩色図柄に組み合わせ
    て、パネル面に埋め込んだことを特徴とする液晶
    を組込んだ装飾パネル。
JP1985108081U 1985-07-15 1985-07-15 Expired JPH0318232Y2 (ja)

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JP1985108081U JPH0318232Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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JP1985108081U JPH0318232Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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Publication Number Publication Date
JPS6215999U JPS6215999U (ja) 1987-01-30
JPH0318232Y2 true JPH0318232Y2 (ja) 1991-04-17

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ID=30984946

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JP1985108081U Expired JPH0318232Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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JP (1) JPH0318232Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58145796U (ja) * 1982-03-26 1983-09-30 黒沢 国策 色彩変化模様を有するガラス化粧板

Also Published As

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JPS6215999U (ja) 1987-01-30

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