JPH03181785A - 直流アーク炉炉底電極の補修方法 - Google Patents

直流アーク炉炉底電極の補修方法

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JPH03181785A
JPH03181785A JP32092589A JP32092589A JPH03181785A JP H03181785 A JPH03181785 A JP H03181785A JP 32092589 A JP32092589 A JP 32092589A JP 32092589 A JP32092589 A JP 32092589A JP H03181785 A JPH03181785 A JP H03181785A
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refractory
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Toyomi Nagase
長瀬 豊美
Shuichi Nakatsubo
中坪 修一
Tsukasa Nishimura
司 西村
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、直流アーク炉の炉底電極の補修方法に関する
。 この方法は、電極数が少ない炉、とくに「単ピン型
jとよばれる炉底電極1本の炉に適用することが容易で
ある。 [従来の技術] 直流アーク炉は古くから知られており、電極の消耗が交
流炉にくらべて著しく少いこと、電力消費も低いこと、
また騒音が少いことなどの利点をもっているが、主とし
て電源容量の制約から、従来はあまり大規模のものが建
設されなかった。 近年、サイリスタ技術の進歩によりこの制約がなくなり
、それにつれて直流アーク炉が実用されるようになって
来た。 通常の直流アーク炉は、炉底電極と炉頂から下げた黒鉛
電極とをそなえている。 炉底電極にはいくつかのタイ
プがあるが、金属製のピンを単数または複数本用いたも
のが多く、築炉および補修の観点からは単ピン型が有利
である。 アーク炉の炉底電極は、溶解−精錬の進行につれて溶湯
に接した面から次第に溶融し、多くの場合、操業中その
半ばは溶融状態で存在する。 この溶融線が過度に下っ
てくると湯もれの危険が生じるので、電極下部を水冷す
るなどの対策がとられている。 出湯に際し、炉体の傾
動につれて溶融した電極金属の一部が溶湯とともにとり
出されるが、正立位置に戻したとき炉内にわずかに残っ
ていた溶湯が電極の部分を満たすため、電極材料は自ら
補充される。 しかし、使用に伴って炉底耐大物もまた損耗し、それに
つれて炉底電極も短くなるから、消耗がある限度に達し
たところで、耐火物の補修とあわせて、炉底電極を交換
しなければならない。 これは大規模改修となり時間と
費用がかかるから、最低限度に止めて、とりつけた電極
1本でなるべく多数回の溶解や精錬を行なうことが望ま
しい。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、このような要望にこたえ、直流アーク
炉の炉底耐火物の補修と同時に、消耗した炉底電極の補
修をも行なって、交換の必要が実質上ない程度まで低減
することのできる炉底電極補修方法を提供することにあ
る。
【課題を解決するための手段】
本発明の直流アーク炉炉底電極の補修方法は、第1図に
示すように、炉底耐火物(2)および炉底電極(1)が
破線の位置まであったものが実線の位置まで溶損したと
すると、第2図に示すように、消耗部分(1A)とほぼ
同径かつ同長の電極補充材(3)を消耗部分にのせ、第
3図に示すように、その周囲を耐火物(4)で固定する
ことからなる。 電極補充材は、炉底電極に使用した金属と同質のもので
よいことはもちろんであるが、異質のものであってもよ
い。 異質の場合は、高融点のものをえら、Slと、電
極の溶解の進行が遅くなって好ましい。 多くの場合、
炉底電極には構造用低炭素鋼が使用されてあり、補充材
には同じ材料か、または炭素含有量がより低い材料が適
切である。 炉が使用後に冷却されて常温の状態にあるときは、いわ
ゆるコールド補修であって作業が容易であるから、炉底
電極の端面をグラインダーなどで研削し、付着している
ことのあるスラグを除去するとともに面を平滑にしてお
くと、次のサイクルの開始が容易である。 炉が出湯後間もなくて高温の状態にあるときには上記の
手法はとれないが、補充材をクレーンで吊り下げて炉底
電極の端面にのせ、周囲に耐火物(不定形耐火物)を吹
きつける手法をとるとよい。 コールド補修の場合、本発明の別の態様として、第4図
に示すように、炉底電極の消耗部分に、それとほぼ同径
かつ同長の金属製円筒(5)をのせ、周囲を耐火物(4
〉で固定するとともに、円筒内に細片状の電極補充材(
6〉を充填するという手法も可能である。 この細片状
の電極補充材の形状は、粒子状、粉末状、各種切断チッ
プ状など任意であるが、なるべく充填密度を高くできる
ものが好ましい。 [作 用] 炉底電極の端面に接して置かれ、周囲を耐火物で固定さ
れた電極補充材は、電気的に炉底電極に接続されている
から、次の溶解サイクルで通電すると、電極の延長部分
としてはたらき、アーク発生に役立つ。 ホット補修の
場合には電極端面にスラグが存在していることがあるが
、次のサイクルを開始して通電すると、局部的な抵抗加
熱により接合部が溶融し、間もなく電気的な接触は確実
になり、アークを発生させることができる。 円筒と細片状の電極補修材の組み合わせを採用したとき
は、電極端面に多少のスラグが残っていても、電気的接
触の問題は小さい。 また、円柱状の補充材は、炉底電
極の径や損耗の状況によっても異なるが、重量がしばし
ば100ffy〜200Kgにのぼるのでクレーンで取
扱わなければならないのに対し、補充材円筒と細片状の
充填物に分けた態様に従えば、1個で重量の大きい対象
物がないから、取扱いが容易である。 上記いずれの場合も、補充材の部分は溶解−精錬の進行
につれて溶融し、はじめに記したように出湯に伴って一
部は失われ、代って残湯がその地位を占める。 [実施例1] 容量25トンの直流アーク炉を築造した。 炉底電極は
、構造用低炭素WA製の直径350Mの円柱1本である
。 使用により炉底耐火物が溶損し、電極付近で120mは
ど薄くなり、電極もそれに応じて短くなったので、同質
の材料で直径350#X長ざ120#の円柱状の補充材
を用意した。 炉を冷却してから炉底電極端面をグラインダーで研削し
、上記の補充材をのせ、周囲に耐火物をスタンプして固
定した。 スクラップを装入し、通電したところ、補修前と変らな
くアークが発生して溶解を開始できた。 [実施例2] 上記の直流アーク炉において、ホット補修を試みた。 
実施例1でコールド補修を行なったときとほぼ同数のチ
ャージののち、上記と同じ補充材をクレーンで吊り下げ
て炉底電極端面にのせ、不定形耐火物を吹きつけて補充
材を固定するとともに、炉底耐大物の溶損を補修した。 スクラップを装入して通電したところ、アーク発生に至
るまで約1分間を要したが、以後は円滑に昇温できた。 [実施例3] 同じ直流アーク炉の]−ルド補修において、厚さ1.2
mの鋼板を曲げて溶接し、外径350m×長さ120#
の円筒にしたものを使用した。 実施例1とちがって、炉底電極端面をグラインダー研削
することなく上記円筒をのせ、周囲に耐火物をスタンプ
して固定した。 円筒内部にチップ屑(釘製造時の先端加工屑〉を充填し
た。 円筒上端までに充填したダライ粉は約3Kgで、
カサ密度にして約30%である。 スクラップを装入して通電したところ、容易にアークが
発生し、溶解を進めることができた。 [発明の効果] 本発明の補修方法を適用すれば、直流アーク炉の炉底電
極を交換するまでに多数回の溶解サイクルを実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本発明の補修方法の工程を説明
するための、直流アーク炉底電極端面の縦断面図であっ
て、第1図は使用により炉底耐大物および炉底電極が溶
損した状況を、第2図は炉底電極の溶損部分に補充材を
のせたところを、そして第3図は耐火物で補充材の周囲
を固定するとともに、炉底耐火物の補修をした段階を、
それぞれ示す。 第4図は、本発明の補修方法の別の態様を説明するため
の、第3図に対応する縦断面図である。 1・・・炉底電極     FA・・・炉底電極消耗部
分2・・・炉底耐火物 3・・・電極補充材 4・・・耐火物 5・・・金属製円筒 6・・・細片状の電極補充材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)直流アーク炉の炉底電極の消耗部分に、それとほ
    ぼ同径かつ同長の電極補充材をのせ、周囲を耐火物で固
    定することからなる直流アーク炉炉底電極の補修方法。
  2. (2)炉が常温の状態にあるとき、補充材をのせるに先
    立って炉底電極の端面を研削し、スラグを除去するとと
    もに平滑にする工程を加えた請求項1の補修方法。
  3. (3)炉が高温の状態にあるとき、補充材をクレーンで
    吊り下げて炉底電極の端面にのせ、周囲に耐火物を吹き
    つけて実施する請求項1の補修方法。
  4. (4)直流アーク炉の炉底電極の消耗部分に、それとほ
    ぼ同径かつ同長の金属製円筒をのせ、周囲を耐火物で固
    定するとともに、円筒内に細片状の電極補充材を充填す
    ることからなる直流アーク炉炉底電極の補修方法。
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