JPH03180156A - 食物繊維およびその製造方法 - Google Patents

食物繊維およびその製造方法

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JPH03180156A
JPH03180156A JP2269292A JP26929290A JPH03180156A JP H03180156 A JPH03180156 A JP H03180156A JP 2269292 A JP2269292 A JP 2269292A JP 26929290 A JP26929290 A JP 26929290A JP H03180156 A JPH03180156 A JP H03180156A
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JP
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slurry
acid
water
fibers
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JP2269292A
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Hans Grethlein
ハンス・グレスレイン
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Michigan Biotechnology Institute
Original Assignee
Michigan Biotechnology Institute
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    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L33/00Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof
    • A23L33/20Reducing nutritive value; Dietetic products with reduced nutritive value
    • A23L33/21Addition of substantially indigestible substances, e.g. dietary fibres
    • A23L33/22Comminuted fibrous parts of plants, e.g. bagasse or pulp
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S426/00Food or edible material: processes, compositions, and products
    • Y10S426/804Low calorie, low sodium or hypoallergic

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  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に食物繊維(diatary fiber
)に関する。さらに詳しくは、本発明は改良食物繊維の
製造方法に関する。
食物繊維に付随する健康上の利益の認識が高まり、食品
への食物繊維サプリメン) (diataryfibs
デ8すpplrm桶t)(DFS)に対する需要がもた
らされている。食物繊維は一般に、例えばヘミセルロー
ス、セルロース、リクニン、ペクチン、およびその他の
多糖類〔例えばガム、ミューシラジ(情sail(LQ
m ) +β−グルカン〕のような、哺乳動物の消化酵
素に対して耐性である植物様物質の一部であると考えら
れる。
食物繊維には可溶性と不溶性の基本的な2種類が存在す
る。不溶性繊維はパン、ハンバーガーロール、クツキー
、スナック食品、パスタ、ピザ等に補助剤(suppl
arnant )として用いられ、可溶性繊維は例えば
ソフトドリンク、ヨーグルト、サラダドレッシング、ス
プレッド、アイスクリーム等に用いられる。
食物繊維補助剤の機能的役割は多い。これらの役割には
、例えば胆汁酸吸着、腸内トキシンの吸着、低カロリー
増量剤および水分吸収のような、腸内輸送を促進し、糞
便重量を増加させるような健康に関係する性質がある。
他の食品成分に可溶性または不溶性繊維を加えることの
有利な結呆は多い;これらの利点の一部には増量(ad
ditsg6鶴J&)、口あたり(情姉th feel
 )、保湿、エマルジョン安定化、粘度調節がある。
天然ソース(8姉ゾロ11)からの食物繊維調製物を単
離するには多くの方法がある。通常のアプローチは種子
外皮または塊茎からトキシン、殿粉、油等を除去するこ
とによって、または何らかの加工工程によって口あたり
を改良することによって食物繊維を回収することである
。機械的、化学的または酵素的手段によって繊維含量を
多くすることができる。一般に、これらの方法は繊維に
新しい機能的性質を与えないので、付加的な好ましい性
質を得るには他の異なる繊維ソース、テンサイ、小麦ふ
すま、落化生殻、大豆外皮、エンバク外皮等に頼る必要
がある。
食物繊維を単離する最も簡単なアプローチの1つは、例
えばエントウのような豆果(111g%情6)の外側種
皮の粉砕したものの水性スラリーを単に形成して、蛋白
質と糖とを溶解し、次に不溶な繊維を濾過し、乾燥する
ことである。得られた生成物はパン、マフインまたはパ
スタへの繊維強化剤(fiber anh帥cg’r)
としての使用が示唆されている。
他の方法では、例えばアスパラガスのような植物から、
水中での煮沸、水洗い、脱水および乾燥から成る一連の
工程によって食物繊維を単離する。
この生成物は突然変異原(情〜t8σ問)の吸着への使
用が示唆されている。
先行技術方法の共通した特徴は、各方法において食物繊
維を何らかの方法で処理して溶解物、トキシン、フィチ
ン酸を除去し、口あたりを改良し、色を変化させ、また
は繊維含量を高めることである。これらの先行技術方法
の目的は既知の天然食物繊維ソースを何らかの方法で改
良して、結果を受は入れることであった。これとは対照
的に、ジエイ、エム、ゴールド(/ 、M、 Go〜l
d)とエル。
イー、デックスター(L、E、 Der、tgr) 7
7)米国特許第4,774,098号の植物わらからの
食物繊維製造方法では繊維の有意々改良が可能である。
この特許化された方法では、植物わらのリグニンの本質
的のすべてが除去されて、食物繊維としてセルロース/
ヘミセルロースが残される。この方法ハpH11,2〜
11.8、周囲温度におけるリグノセルロースのアルカ
リ性−過酸化水素処理に基づいており、この方法では物
質を脱リグニン化し、残留セルロースとヘミセルロース
は長炎動物に利用される。リグニンを除去すると改質植
物繊維と呼ばれる白色生成物が得られ、これは穀粉の低
カロリー代用物として用いられる。この方法は非木材植
物(son−wood plant)からの廃物の農業
リグノセルロースを例えばパン、ケーキ、クツキー等の
ような広範囲な食品に加えるためのより望ましい天然食
物繊維に転化する。
食物繊維を添加してもよい多くの食品は、02によって
容易に酸化されるトリグリセリド分子として不飽和脂肪
酸を含むので、食品は脂肪含量が1または2%のような
ごく低いものであっても放置中に悪臭がするようになる
。酸化生成物は不快な味と臭いを与える揮発性アルデヒ
ドとケトンである。例えばF8  またはCuのような
金属の存在は酸化を促進するように作用するが、金属、
キレート化剤、化学的酸化防止剤は酸化を遅延させるよ
うに作用する。加える食物繊維が酸化防止活性(emt
iozidant αcttvity )を有するなら
ば有利であると考えられる。
周知の有効な化学的酸化防止剤は例えばブチル化ヒドロ
キシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエ
ン(BHT)、 t−ブチルヒドロキノン(TBHQ 
)およびプロピルガレート(PG)のようなヒンダード
フェノール(hindered phg−not )で
ある。これらの化合物はすべて生長性フリーラジカルの
1つと反応すると、フリーラジカルを形成する。フリー
ラジカルに有効な多くのメソメリー形のために、ラジカ
ル安定性は増加し、これに対応して反応性は低下する。
このように、酸化防止剤は基質(5ubstrate 
)の酸化を遅延させる。酸化防止剤が効果的であればあ
るほど、遅延は長く々る。
製紙パルプ精製からのクラフトリグニンまたはリグニン
の微生物分解生成物からの酸沈降リグニン分画(aci
d precipitated lig′nin fr
ac−t i ofL)  のよう々、リグノセルロー
スからのリグニン成分の使用はポリマーおよび食品中に
酸化防止性を与えつる。
例えば製紙パルプ精製からのクラフトリグニンのような
リグニン誘導成分もヒンダードフェノールから製造され
、ゴム中の酸化防止剤として有効である。リグニンまた
はその誘導体が酸化防止性を有することの他の徴候も存
在する。例えば、インデュリン(InduLin) A
T (製紙パルプ脱リグニン化から誘導されるリグニン
スルホン酸)2.5重量%をストリップトとうもろこし
油(stripp−ad car%oil )  に加
えると、トコフェロール(天然酸化防止剤)0.03重
量%と同じ酸化防止保護が生ずる。これに反して、スト
リップトとうもろこし油への純粋セルロース2.5重量
%の添加は酸化防止保護を生じない。蛋白質と、粉砕ニ
ンジンからのセルロースとの酵素加水分解によって単離
されたリグニン0.05重量%がひまわり油のメチルエ
ステルを自動酸化から保護することも報告されている。
リグニン誘導酸化防止剤を生ずる進歩的アプローチは、
草、植物または木からの天然生成リグニンをリグニン分
解剤として公知のストレプトマイセス属の微生物と共に
8週間までインキュベートして、食品、燃料油、プラス
チック、ゴム等中で酸化防止性を有する水溶性酸沈降性
ポリマー分解リグニン(APPL)を生ずることから成
る。
APPLの改良された酸化防止性はさらに化学的処理す
ることによって得られる。
幾つかのヒンダードフェノール化合物は酸化防止剤であ
るので、例えば多くの食物繊維中に存在するリグノセル
ロースのような天然リグニンの分解が例えばフェルラ酸
、バニリン酸、シリンガ酸、α−ヒドロキシ安息香酸の
ような多くのヒンダードフェノール化合物を生じ、これ
らが食物繊維に酸化防止性を与えると考えることは妥当
である。
リグノセルロースから酸化防止剤を生ずる公知の先行技
術方法では、リグニンがリグノセルロースから化学的変
性フラグメントとして除去されている。
例えば穀類のふすま(cereal bran)のよう
なリグノセルロース植物繊維を強化された機能的特性と
酸化防止性とを有する食物繊維に簡単に転化させうるよ
うな方法を有することが有利であると考えられる。
リグノセルロース植物繊維を機能性と酸化防止性とが強
化された食物繊維に転化させる簡単な方法を開示するこ
とが、本発明の目的である。
機能性と酸化防止性とが強化された、新規な改良食物繊
維を開示することも本発明の目的である。
本発明の方法は基本的に、リグノセルロース植物繊維約
2〜約25重量%を含む水性スラリーを形成し、繊維が
加水分解され、繊維の水結合能、胆汁酸吸収能および他
の望ましい機能性が強化され、繊維が新しい酸化防止性
を得るように、スラリーを液体として維持しながら混合
および加熱することから成る。この方法の時間、温度お
よびpHはバッチ式反応器または高温連続反応器に合わ
せて変更することができる。
本発明の方法の実施によって得られる新規な食物繊維は
強化された水結合能、強化された胆汁酸吸収能および新
規な酸化防止活性を有する。
本発明の方法の好ましい実施では、リグノセルロース植
物繊維約5〜約25重量%を含む水性スラリーに新規な
酸加水分解を実施する。この方法では、スラリーのpH
を好ましくは乳酸、プロピオン酸、リン酸および硫酸か
ら戒る群から選択した酸によってpH約1〜5に調節す
る。次に、スラリーを約り50℃〜約300℃の高温連
続硫動反応器(high tgtnpHratsrg 
continuous flowreactor)にお
いて混合および加熱するが、この間に反応温度において
水の蒸気圧より大きい圧力、例えば約301m4〜約1
300 patの圧力によってスラリーを液体として維
持する。この反応温度は約5秒〜90秒間維持する、ま
たは食物繊維が部分的に加水分解されて、強化された胆
汁酸吸収能および有用な酸化防止活性を有するようにな
るまで維持する。
他の実施態様では、酸を加えない水性スラリーを連続高
温流動反応器において自動加水分解する。
しかし、この場合の転化は酸を加える場合よりも長くか
かる。
この方法のさらに他の実施態様では、スラリーを酸と混
合し、約%〜約10時間(好ましくは少なくとも約5時
間)沸とう加熱して、繊維を加水分解して、強化された
機能性を有し、新規で有用な酸化防止活性をも有する食
物繊維を得る。
下記実験によって、本発明の実施をさらに説明する。
実験 材料と方法 1.材料 本発明の方法が多くのリグノセルロース物質に適用可能
であることを示すために、多くの穀類ふすまと木粉を用
いた。材料のリスト、適当な分析およびソースを第1表
に記載する。
2、転化方法 各材料の転化は同様に、水中固体スラリー(固体5部/
水100部)を製造することによって実施する。固体を
濡らすために、スラリーを高せん断ミキサーで激しく攪
拌する。水の表面に浮遊する固体が残らなくなった時に
、この場合には固体が適当に濡れ、繊維に閉じ込められ
た空気が完全に排除され固体粒子が容器の底に沈降した
ので、混合を停止する。混合スラリーは処理が可能であ
る。転化方法はバッチ式反応器または連続高温流動反応
器のいずれかで実施する。
特に好ましい実施態様では、混合しながら、水100部
にH2SO41部になるように、濃硫酸をスラリーに加
え(pH約1)、高温流動反応器内でスラリーを圧力に
よって液体として維持しながら約180℃において約7
秒間処理する。
連続高温流動反応器は第1図に概略的に示す。
第1図から明らかなように、反応器1oはスラリーフィ
ードタンク/ミキサー11、可動キャビティ容量形ポン
プ12、混合7’13、反応管18および生成物回収器
19から成る。スチーム発生器16は圧力コントローラ
ーを備えた電動式スチームボイラーであることが好まし
い。系の高温部は熱損失を減するようにすべて良好に断
熱される。
第1図をさらに参照すると、酸または塩基を用いてまた
は用いずに調製したリグノセルロース材料スラリー(p
H1〜14)をフィードタンク/ミキサー11に入れ、
ミキサーによって懸濁状態に維持する。フィードタンク
/ミキサー11は容量形ポンプ12の上部にあるのが好
ましい。スラリーはタンク11からポンプ12に重力に
よって流動し、ポンプ12はスラリーを連結管18から
混合T管13および反応管14へ移動させる。混合T管
13においてスチーム源18からの生蒸気がスラリーに
注入される。スチームは凝縮して液体にない、この瞬間
□スラリーを望ましい転化温度に加熱する。この温度は
適当なボイラー圧力の選択によって100℃〜310℃
に選択される。正確な温度は、制御弁20によってスチ
ーム流を調節する温度コントローラー(図示せず)によ
って維持される。反応時間は、流量を調節するポンプ1
2への変速駆動装置を調節することによって、反応管1
4を通る流量によって制御される。ポンプ12はスラリ
ーを反応器10に通して移動させ、スラリーが高い反応
温度において蒸発しないことを保証する。全操作は反応
管14内のスラリーに約7秒間の滞留時間を与えるよう
な、同じポンプ回転速度(例えば38rpm)で実施さ
れることが好ましい。スラリーは混合T管13内で高圧
生蒸気と直接混合されることによって加熱される。スチ
ームは直ちに凝縮して、スラリーを加熱する。
放出オリフィス15において一秒間の何分の−かで生ス
る断熱フラッシュによって、反応は急冷される( qu
a%chgd )。圧力は直ちに大気圧に低下し、スラ
リーはフラッシュされ、約100℃に冷却する。これは
反応器内で非常な高温において進行する重要な化学反応
を凍結させるために充分である。スラリーとフラッシュ
スチームとの混合物は凝縮し、水冷式の凝縮器/冷却器
17内で室温に冷却され、回収器19中に回収される。
好ましい反応温度は必要に応じてスチーム流を操作する
プロセスコントローラーによって維持される。スチーム
ボイラーは15〜1650 psig。
の選択圧力のスチームを供給する。直ちに加熱されるス
ラリーは必要な反応時間反応管14内に維持される。ポ
ンプRPMは一定反応管長さに好ましい流量を与えるよ
うに調節される。反応管14は等温反応を保証するよう
に良好に断熱される。
反応器10は定常状態で操作され、一定反応時間と温度
を選択し、再現することができる。スラリーのpHは1
〜4の範囲内で調節され、フィードタンク11内りスラ
リーに酸または塩基を加えることによって、または化学
薬品計量ポンプ(図示せず)を介して導入することによ
って制御される。
実験に用いるバッチ式反応器は還流冷却管と電気加熱式
マントルとを備えた17丸底ガラスフラスコ(500:
nl)である。スラリー(固体5重量%)約500 m
lを反応器に入れ、沸とうするまで加熱しくtooc)
、好ましい時間この温度に維持する。この時間はy1〜
10時間の範囲であるが、最も頻繁に用いられる時間は
5時間である。沸とうによって生ずる混合は固体を懸濁
状態に維持するために充分である。機能性が好ましく強
化され、酸化防止性が生じたときに、フラスコとその内
容物を水道水で冷却する。
リグノセルロース植物繊維を前記連続流動反応器または
バッチ式反応器のいずれかで上述のように処理したなら
ば、固体分と可溶物を一般方法に従って回収する。処理
済みスラリーを濾過または遠心し、一般に食物繊維多糖
類と酸化防止活性を有する成分とを含む転化生成物また
は不完全加水分解生成物を回収する。後者はヒンダード
フェノール化合物として機能するリグニン成分であると
考えられる。繊維固体を脱イオン水によって酸(存在す
るならば)を含まなくなるまで、pH5〜7に洗浄し、
乾燥して、新規な改良食物繊維を含む残留自由流動固体
を回収する。新規々食物繊維の性質を下記方法によって
評価した。
食物繊維なる用語は、哺乳動物の胃腸管内で本質的に消
化されないすべての物質を含む。穀類のふすまでは、主
要成分はセルロース、ヘミセルロース、リグニンおよび
ペクチンである。エーテル、酸および苛性アルカリによ
る連続抽出を用いる粗繊維分析(crude fibe
r analysis )  を用いたが、この方法は
リグニンとセルロースの一部を失う。他の方法は可溶性
および不溶性多糖類をヘキソース、ヘンドースおヨヒウ
ロン酸;セルロースおよびリグニンとして測定すること
である。この方法は、時間を要するが、全食物繊維(T
DF)の良好な算出を可能にする。しかし、繊維の完全
な化学分析は繊維の立体障害のために胃腸管内での消化
に一致しない。酵素−重量分析法が食品ラベリング(f
ood labmlinσ)の公定方法として結局採用
された。この方法は全食物繊維(totaldigta
ry fiber:TDF)を与え、例えばセルロース
、ヘミセルロース、リグニン、オリゴ糖、ペクチン、ガ
ムおよびワックスのような、可溶性および不溶性成分を
含み、他の方法よりも簡単である。
3.1  胆汁酸吸着 胆汁酸成分のインビトロ分析が消化管のインビボ挙動と
同じでないことは明らかである。しかし、前記テストは
食物繊維調製物を胆汁吸着能に関して比較した場合に、
それらの相対的差異を示すように意図されたものである
。ある種の食物繊維の低コレステロール血効果(hyp
o ahoLaatmro−1gmic affect
)に対する一つの説明はそれらの胆汁酸および他のミセ
ル成分(micgltar com−ponant )
吸着または封鎖能である。この能力は胆汁酸その他のミ
セル成分の回腸での再吸着を阻止し、これら成分の糞便
損失を高める。胆汁酸を最も強く結合するのは食物繊維
中のセルロースでは紅く、リグニンであることが、ある
程度立証されている。
この方法は10mM溶液IQmlを乾燥繊維12と1時
間混合した場合のコール酸ナトリウムの変化を測定する
ことである。この濃度変化を用いて、食物繊維12につ
き吸着されたコール酸ナトリウム■を算出する。溶液濃
度は測光法によって測定する。同じ方法で、グリココレ
ート(glyc。
cholcLtg )およびタウロコレート(talL
ro cho−1ata ) 吸着を測定することがで
きる。
3.2 保水性 食物繊維の水結合能は糞便重量決定における消化面から
のみで々く、例えばかさ(bulk)、保水、粘度、口
あたり(mouth feel)等のような、食品に与
える機能性のためにも重要である。食物繊維の水結合能
は、予め秤量した遠心管系列に乾燥物質的0.21を正
確に秤り入れる方法によって測定される。種々な管に蒸
留水を増量しながら入れる。
サンプルを自由に湿潤させる。管を2000Xlで10
分間遠心する。上清を捨て、湿ったペレットを秤量する
。上清が存在し々い場合には、さらに水量を増して、こ
の手順をくり返す。概略の水結合能(WBC)はデカン
トした繊維の湿重量と乾重量との差を乾重量によって除
したものとして定義される。改良WBCは概略IP’B
c近くでQ、 5 mlずつ水を増量して一連のテスト
をくり返すことによって測定される。水をデカントしな
い場合とデカントする場合を扱った2管を用いて、単位
乾重量あたりの平均水結合量としてWBCを算出する。
このようにして、この方法は食物繊維中の可溶性成分を
除去しない。
精製大豆油の空気酸化による重量増加の遅延回数に基づ
いて、酸化防止活性を評価する。大豆油は活性アルミナ
充てんカラムに通すことによって精製し、窒素下に貯蔵
する。酸洗いして乾燥したガラスビーカー(39mJ)
セットに好ましい量の酸化防止剤と精製大豆油11とを
入れ、60℃オーブンに入れる。毎日ビーカーをオーブ
ンから取出し、デシケータ−中で冷却し、分析用枠りで
秤量し、またオーブンに戻す。重量増加を時間(日数)
に対してプロットし、サンプル重量増加が20■以上に
なった時に試験を終了する。重量−時間プロフィルは脂
質酸化の自触媒量を表して、重量増加なしから突然の重
量上昇を示す特徴を有する。重量の急激な上昇までの遅
延が長ければ長いほど、酸化防止剤は良好である。各場
合に最初は3回反復試験を実施する。遅延時間が非常に
再現可能であるので、2回の反復試験を大ていの試験で
用いた。
例   1゜ リグノセルロース植物繊維からの新規な酸化防止活性を
有する食物繊維の製造 植物繊維(トウモロコシふすま−G311 )処理にお
ける本発明の酸加水分解方法の効果を示すために、流動
反応器において1%酸を用いて一定温度範囲にわたって
、7秒間実験を実施し、この間必要に応じて加圧してス
ラリーを液体として維持した。220℃〜308℃の温
度範囲の処理では、処理した固体が第2表の左半分に示
すように、大豆油酸化をかなり遅延させることが判明し
た。
例えば、260℃において処理したサンプルでは18日
間遅延し、308℃において処理したサンプルでは20
日間遅延した。両サンプルはすぐれた酸化防止活性を有
し、BHAに関しては13日間遅延以上を示した。ごく
少数の例を除いてすべての場合に、反復サンプルの重量
増加は同日に20■より大きく、大ていの反復試験では
1日以下の間隔である。本発明の方法によって処理した
トウモロコシふすままたは他の穀類のふすまの酸化防止
性の改良はリグニンに富んだ固体を残す、またはリグニ
ンもしくは一部分解すゲニンをヒンダードフェノール型
構造を有する繊維マトリックス中に暴露させるヘミセル
ロースとセルロースとの漸次加水分解によると考えられ
る。
第 表 流動反応器で処理したトウモロコシふすまG311の重
量増加による酸化防止活性評価大豆油11の重量増加が
60℃における酸化3によって20■を超える前の遅延
日数。
結果はカッコ内に示した反復回数の平均値である。
20 40 60 70 90 08 3(3) 7(3) 18 (21 9(3) 6(3) 20 (21 20 60 00 09 3(3) 3(3) 4(2) 4.5 (2) プラグ流反応器において、 て7秒間 プラグ流反応器において、 1%H,504を用い 酸なし、 7秒間 3、 0.5m9/油1でのBHAは13日間(2)遅
延を生じた。
高温流動反応器の使用が好ましいが、バッチ式反応器と
流動反応器では等価である、例えばバッチ式反応器での
長い反応時間(100℃)は高温反応器での短い反応時
間(7秒間)に等しい。このことバッチ式反応器内でト
ウモロコシふすま(G311 )を100’Cにおいて
1%H,S 04を用いて30分間〜10時間の範囲に
わたって処理することによって示される。結果は第3表
に示すが、5時間処理した固体の酸化遅延は9日間であ
り、10時間では20.3日間であることが認められる
流動反応器およびバッチ式反応器の酸による酸加水分解
方法の総合結果によると、トウモロコシふすまに改良酸
化防止活性を与えるために広範囲な時間と温度との組合
せを用いることができる。
第 表 バッチ式反応器での酸処理によるトウモロコシふすまG
311の重量増加テスト大豆油12の重量増加が60℃
における酸化2によって20■を超える前の遅延日数。
結果はカッコ内の反復回数の平均値である。
3(2) 5(2) 9(2) 20.3 (3) 1、バッチ式反応器1%H,So4.100°C2、0
,5■/油tのBHAは13日間(2)遅延を生じた。
220℃〜309℃の温度範囲での流動反応器における
、加圧によってスラリーを液体として維持しながらの7
秒間の自動加水分解(すなわち酸添加せず)によるトウ
モロコシふすまの酸化防止活性の発生は第2表の右半分
に示す。300℃の処理では酸化は4日間弱遅延し、3
09℃の処理では酸化は4.5日間遅延する。酸を添加
しないと加水分済度は低く、約300’C未満での自動
加水分解は酸化防止活性を強化しないように思われる。
実際に、100°Cでのバッチ処理自動加水分解は、処
理時間に関係なく、酸化防止レベルを強化しなかった。
トウモロコシふすまと同様に、赤褐色小麦ふすまは流動
反応器内で酸加水分解または自動加水分解によって処理
した場合に、酸化防止活性を発現する。加圧によりスラ
リーを液体として維持しながらの170℃〜290°C
の温度範囲にわたる1%H,S O,による7秒間のス
ラリー処理と、加圧によりスラリーを液体として維持し
ながらの230℃〜308℃の温度範囲にわたる7秒間
の自動加水分解とに対する結果を第4表に示す。
290℃自動加水分解での7日間遅延と308°C自動
加水分解での16日間遅延によってそれぞれ示されるよ
うに、自動加水分解はトウモロコシふすまG311より
も赤褐色小麦ふすまに対してより効果的である。最も良
い結果は230°J260゜および290℃での酸加水
分解サンプルにおいて得られ、それぞれ51.46およ
び89日間遅延を生じた。
プロセスの処理変数(pH、時間、温度、スラリー濃度
)を操作することによって、酸化防止活性が最適化され
ることは当業者に明らかであろう。
第 4 表 大豆油1tの重量増加が60℃での酸化3によって20
■を超える前の遅延日数。
結果はカッコ内の反復回数の平均値である。
170     5 (2)     23 Q   
  5 (2)200    18 (2)     
260    5 (2123051(2)     
290     7260    46 (21308
16(2)290    89 (21 1、プラグ流反応器1%H,SO,、7秒間2、プラグ
流反応器酸なし、7秒間 3、  BHA 0.5m97油2は14日間(2)遅
延を生じた。
最後に、本発明の方法が他の穀類ふすまおよび他のリグ
ノセルロース物質に適用できることを示すために、バッ
チ式反応器での100℃、5時間の酸処理による米ふす
ま、エンバクふすま、硬木粉の酸化防止活性を第5表に
示す。パッチ式反応器酸処理は米ふす・まとエンバクふ
すまの両方の酸化遅延をオリジナル物質の3日間から5
日間までに増加させた。この結果は混合硬木粉も本発明
の方法によって強化された酸化防止活性を有することを
示す。
第 表 未処31(、cL、)および酸加水分解したリグノセル
ロース繊維とBHAとの重量増加テストに大豆油12の
重量増加が60’Cでの酸化によって20即を超える前
の遅延日数 用量固体100■、/油り0結果はカッコ内に示した反
復回数の平均値である。
BHA (0,5m97f ) 米ぬか 処理した米ぬか1 エンバクふすま 処理したエンバクふすま1 混合硬水 処理した混合硬水 1、バッチ式反応器1%H,So4、 時間 13(21 3(2) 5(2) 2.5 (21 5(2) 2.5 (21 4(2) 00℃で5 例   2゜ 胆汁酸吸着能および水結合能のような繊維機能性が強化
された食物繊維の製造 強化された機能性を評価するために、種々な穀粒ふすま
を酸化防止活性に関して上述したように処理する。処理
したサンプルを濾過して、繊維を回収し、蒸留水で洗浄
して、存在する場合の酸を除去し、乾燥させる。オリジ
ナルの乾燥穀粒ふすまも対照として評価する。
コール酸ナトリウムおよびタウロコール酸ナトリウムと
して幾つかの特定の胆汁酸吸着を種々な穀粒ふすまにつ
いて第6表に示す。処理Oための調製物に室温において
1%H2SO4溶液を混合する結果としてふすま繊維が
有意に強化された胆汁酸吸着を示すことが興味深く観察
された。一般に、流動反応器またはバッチ式反応器にお
いて高温において酸処理を実施することによって吸着レ
ベルは上昇する。
種々の温度での流動反応器および種々な時間でのバッチ
式反応器における酸処理によって処理したトウモロコシ
ふすまに対するコール酸Nαの吸着を第7表に示す。温
度または時間によって最大吸着が存在することに注意さ
れたい。
第   7   表 トウモロコシふすま(G311 )のコール酸Ha吸着
能と水結合能とに対する酸加水分解温度また120℃ 140℃ 160℃ 180℃ 200℃ 82.1 88.2 85.4 95.3 73.1 3.32 3.13 4.25 5.64 3.88 3時間       77.4 5時間       91.9 8時間       74.9 10時間       49.5 平均コール酸Naに対する95%信頼限界平均結合水に
対する95%信頼限界 上記で報告した胆汁酸吸着結果はすべて固体0.22と
10 mMコール酸Ha  (4,08f/l)6、 
Q mlから開始する。しかし、吸着量は溶液濃度に比
例し、このことは単純ラングミュア吸着等温式(5it
npla  La*gtnsir   adsorpt
ion  taothgrtn)を示唆する。反応器に
供給するために用いたトウモロコシふすま、180℃、
7秒間酸処理したトウモロコシふすまおよび酸性化トウ
モロコシふすまの比較を第2図に示す。ここでは流動反
応器で処理したふすまのコール酸Nα極限吸着能は16
0ml1I/を以上である。
種々な穀類ふすまの特定条件下の水結合能は第8表に示
す。トウモロコシふすまと赤褐色小麦ふすまの水結合能
は流動反応器またはバッチ式反応器における繊維の酸処
理によってほぼ2倍になる。
エンバクふすまと米ふすまσ)場合には、改良は軽度で
ある。胆汁酸吸着の場合と同様に、第7表の最後の欄に
示すように流動反応器での酸処理では処理条件によって
最大水結合能が生ずる。
第 表 エンバクふすま 処理なし 0.82 100℃、1%H2fio、、 5時間バッチ式 処理なし 2.02 1平均結合水に対する95%信頼限界±0.23例  
 3゜ 小麦ふすまにおける機能性形成 乳酸、リン酸、プロピオン酸および水酸化カリウムによ
って処理した赤褐色小麦ふすまの性質改良を説明するた
めに、大豆油酸化の遅延日数、水結合能およびコール酸
Na吸着能に関するデータを第9表に示す。
第   9 種々な酸および塩基により 表 100℃で5時間バラ なし         3     2.87    
49.51%乳酸      5     5.48 
   96.71%リン酸      6     5
.89    100.31%プロピオン酸    3
      4.94     84.91%NaOH
26,2710,6 触媒としての酸または塩基の役割は加水分解のpHを調
節することであり、種依存性(Ilpecigsdap
atidgnt)ではない。酸化防止性は加水分解に強
酸を必要とするように思われる。その他では醒または塩
基のすべてが水結合能を強化し、酸のすべてがコール酸
塩吸着を強化する。従って、必要な適合性、望ましい性
質および食物繊維の味覚効果によって、最終的選択を行
うべきである。
実験結果は、例えば穀類ふすまおよび木粉さえそのよう
な、多様なリグノセルロース植物繊維が本発明の方法に
よって改質されて、新たな機能性を有するかまたは本来
の機能性が強化された食物繊維が得られることを実証す
る。
植物繊維に本発明の方法を実施することによって得られ
た最も意外な新しい性質は酸化防止性である。11!化
防止性が得られる正確な機構は不明であるが、この性質
はリグニンの改質Cmodifica−tion)によ
ると考えられる、リグニンは植物繊維に存在し、ヒフダ
ートフェノール化合物のソース(so%rcg )であ
る。
本発明の方法によって同時に強化される他の機能性は、
血清コレステロール低下を助けると考えられる胆汁酸吸
着と、食物繊維を増量し、胃腸管内の通過時間を減じ、
飽和(8Gtigty)に寄与する水結合能である。例
えばトキシン吸着および流動学的挙動のような他の機能
性も改良され、食物繊維の利用をさらに拡大する。
例えば穀類ふすまQ)ような原料物質は天然物質である
ので、発現したまたは強化された機能性は「天然」と見
なすことができる。天然の酸化防止剤が望ましい場合に
、このことは特に重要である。
酸化防止活性を含めて、1つ以上の機能性が強化された
食物繊維は食物繊維の拡大しつつある市場で新たな用途
を見い出すと考えられる。本発明の方法は低グレード穀
粒繊維を用いる可能性を開発し、プロセス条件を最適化
することによって特定の食品用途に適合するように幾つ
かり機能性を同時に慣習的に調整することによって低グ
ンード食物繊維に価値を与える。
例えば種子外皮、ビート繊維(treat fiber
 )、植物茎または葉のような、多様な他の植物繊維ソ
ースがこの方法の可能な原料であることは、当業者に明
らかであると思われる。その結果、例えば工/バクふす
まのような、そのコレステロース低下能のために大きな
大衆の関心を集めた、ある種り食物繊維が欠乏した時に
、本発明の方法を用いてトウモロコシまたは赤褐色小麦
ふすまから等しい機能性を有する食物愼維を製造するこ
とが可能になる。
本発明についての上記記載は説明のためのものである。
本発明の精神および範囲から逸脱せずに多くの変更およ
び変化を実施し5ることは当業者によって理解されよう
。例えば、温度を下げて、減圧下で長時間反応を実施す
ることによっても等しい結果を得ることが可能である。
それ故、このような等個物(gquivαtent)も
特許請求の範囲に包含するように意図する。
排他的な所有権または特権を請求する本発明の実施態様
は特許請求の範囲に述べる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる連続高温反応器の概略図であり
; 第2図は、未処理トウモロコシふすまと1%H,So、
中でスラリー化し、加圧下180℃において約7秒間加
熱した、処理トウモロコシふすま(△)に対するコール
酸す) IJウムの吸着等温線を示す。 11・・・フィードタンク/ミキサー;12・・・容量
形ポンプ; 4・・・反応管; 16・・・スチーム源 (外4名) 手 続 補 正 書 1、事件の表示 平成2年特許願第269292号 2、発明の名称 3゜ 補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所 名 称  ミシガン・バイオテクノロジー◆インスティ
チュート 4、代理人 住 所  東京都千代田区大手町二丁目2番1号新大手
町ビル 206区

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、リグノセルロース植物繊維からの食物繊維の酸化防
    止活性、胆汁酸吸収能および水結合能を増大させる方法
    であつて、 (a)粉砕した植物繊維のスラリーを水中で形成する工
    程;および (b)前記スラリーを連続流動反応器内で約5秒〜約9
    0秒の範囲内の反応時間、約150℃〜約300℃の温
    度において、スラリーを液体として維持しながら混合お
    よび加熱することによつて繊維が増大された酸化防止特
    性、増大された胆汁酸吸収能または増大された水結合能
    を得るまで処理する工程、 から成る方法。 2、リグノセルロース植物繊維からの食物繊維の酸化防
    止活性、胆汁酸吸収能および水結合能を増大させる方法
    であつて、 (a)粉砕した植物繊維のスラリーを水中で形成する工
    程;および (b)前記スラリーを連続流動反応器内で酸を加えてp
    Hを約0〜3.0に調節し、約5秒〜約90秒の範囲内
    の反応時間、約150℃〜約300℃の温度において、
    反応温度における水の蒸気圧より高い圧力によつてスラ
    リーを液体として維持しながら、混合および加熱するこ
    とによつて、繊維が増大された酸化防止活性、または増
    大された胆汁酸塩吸収能または増大された水結合能を得
    るまで処理する工程、 から成る方法。 3、pHを硫酸によつて調節する請求項2記載の方法。 4、pHをリン酸によつて調節する請求項2記載の方法
    。 5、pHを乳酸によつて調節する請求項2記載の方法。 6、pHをプロピオン酸によつて調節する請求項2記載
    の方法。 7、食物繊維の酸化防止活性、胆汁酸吸収能および水結
    合能を増大させる方法であつて、 (a)粉砕した植物繊維のスラリーを水中で形成する工
    程;および (b)前記スラリーをバッチ式反応器において酸の添加
    によつてpHを約1.0〜5.0に調節し、約1/2〜
    約10時間の反応時間、約100℃の温度で混合および
    加熱することによつて繊維が増大された酸化防止特性ま
    たは胆汁酸塩吸収能または水結合能を得るまで処理する
    工程、から成る方法。 8、pHを硫酸によつて調節する請求項7記載の方法。 9、pHをリン酸によつて調節する請求項7記載の方法
    。 10、pHを乳酸によつて調節する請求項7記載の方法
    。 11、pHをプロピオン酸によつて調節する請求項7記
    載の方法。 12、リグノセルロース植物繊維を例えばトウモロコシ
    ふすま、小麦ふすま、エンバクふすままたは米ぬかのよ
    うな穀類ますま;例えば大豆外皮またはエンバク外皮の
    ような種子外皮;テンサイ繊維;およびトウモロコシの
    茎や葉または小麦わらのような植物のステム(stem
    )から成る群から選択する請求項1記載の方法。 13、酸化防止特性を有する請求項1記載の方法によつ
    て製造された食物繊維。 14、増大された酸化防止特性を有する請求項2記載の
    方法によつて製造された食物繊維。 15、増大された酸化防止特性を有する請求項7記載の
    方法によつて製造された食物繊維。 16、食物繊維の胆汁酸塩吸収能と水結合能とを増大さ
    せる方法であつて、 (a)粉砕した植物繊維スラリーを水中で形成する工程
    ; (b)酸によつてスラリーのpHを約0〜3.0に調節
    し、スラリーを室温において少なくとも1分間混合する
    工程;および (c)水で洗浄することによつて、繊維から酸を除去す
    る工程、 から成る方法。
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