JPH031781Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH031781Y2 JPH031781Y2 JP13892784U JP13892784U JPH031781Y2 JP H031781 Y2 JPH031781 Y2 JP H031781Y2 JP 13892784 U JP13892784 U JP 13892784U JP 13892784 U JP13892784 U JP 13892784U JP H031781 Y2 JPH031781 Y2 JP H031781Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- temperature
- magnetic circuit
- temperature sensor
- balance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims description 24
- 238000005303 weighing Methods 0.000 claims description 8
- 230000003068 static effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 claims description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 3
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 239000006261 foam material Substances 0.000 description 1
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000002910 rare earth metals Chemical class 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は電磁力平衡型の天びんに関する。
(ロ) 従来技術
電磁力平衡型の天びんにおいては、一般に、永
久磁石と強磁性材料で形成されたポールピースや
ヨーク等によつて磁気回路を構成し、その磁気回
路によつて作られる静磁場内に、フオースコイル
を可動的に設けるとともに秤皿に係合せしめ、秤
皿上の荷重とつりあう電磁力を発生するようフオ
ースコイルに流れる電流を制御し、その電流の大
きさから荷重を求めるよう構成されている。
久磁石と強磁性材料で形成されたポールピースや
ヨーク等によつて磁気回路を構成し、その磁気回
路によつて作られる静磁場内に、フオースコイル
を可動的に設けるとともに秤皿に係合せしめ、秤
皿上の荷重とつりあう電磁力を発生するようフオ
ースコイルに流れる電流を制御し、その電流の大
きさから荷重を求めるよう構成されている。
ところで、永久磁石はその作る磁場の強さに関
して所定の温度係数を有している為、天びんの検
出荷重値の温度依存性を解消する為には永久磁石
の温度を検出し、電流値の荷重値への変換率をそ
の温度によつて補正する必要がある。
して所定の温度係数を有している為、天びんの検
出荷重値の温度依存性を解消する為には永久磁石
の温度を検出し、電流値の荷重値への変換率をそ
の温度によつて補正する必要がある。
従来、永久磁石の温度を検出する為に、例えば
第4図に磁気回路部分の中央縦断面図を示す如
く、永久磁石1の中央部に温度センサ2を配設
し、その出力を温度補償に供していた。なお、図
において3はフオースコイル、4はポールピー
ス、5はヨークである。
第4図に磁気回路部分の中央縦断面図を示す如
く、永久磁石1の中央部に温度センサ2を配設
し、その出力を温度補償に供していた。なお、図
において3はフオースコイル、4はポールピー
ス、5はヨークである。
ところが、このような従来の天びんによると、
温度センサ2の出力が永久磁石1の温度を正確に
代表しない場合がある。すなわち、電磁力発生時
にフオースコイル3を流れる電流がフオースコイ
ル3を発熱させるが、フオースコイル3からの熱
は第4図に矢印で示す如く、先ずポールピース4
およびヨーク5を局部的に加熱した後、ポールピ
ース4およびヨーク5を介して永久磁石1を加熱
することになる。ここで、ポールピース4および
ヨーク5は通常、永久磁石1に比して熱伝導率が
高く、熱発生後短時間の間の過渡時においては、
ポールピース4およびヨーク5の温度は永久磁石
1の温度よりも高くなる。この過渡時において温
度センサ2は、主としてポールピース4からの放
射熱の影響を受け、その出力は永久磁石1の真の
温度よりも高い側に誤差を生ずる。この誤差によ
り、一般に、天びんは感度が低下する方向に計量
誤差を生ずることになる。
温度センサ2の出力が永久磁石1の温度を正確に
代表しない場合がある。すなわち、電磁力発生時
にフオースコイル3を流れる電流がフオースコイ
ル3を発熱させるが、フオースコイル3からの熱
は第4図に矢印で示す如く、先ずポールピース4
およびヨーク5を局部的に加熱した後、ポールピ
ース4およびヨーク5を介して永久磁石1を加熱
することになる。ここで、ポールピース4および
ヨーク5は通常、永久磁石1に比して熱伝導率が
高く、熱発生後短時間の間の過渡時においては、
ポールピース4およびヨーク5の温度は永久磁石
1の温度よりも高くなる。この過渡時において温
度センサ2は、主としてポールピース4からの放
射熱の影響を受け、その出力は永久磁石1の真の
温度よりも高い側に誤差を生ずる。この誤差によ
り、一般に、天びんは感度が低下する方向に計量
誤差を生ずることになる。
以上の傾向は、比較的小形の磁気回路を用いて
大きな電磁力を発生させる場合や、天びんの小形
軽量化を計る為に希土類等の永久磁石を採用した
場合等において顕著となり、天びんの精度を維持
することが困難となつていた。
大きな電磁力を発生させる場合や、天びんの小形
軽量化を計る為に希土類等の永久磁石を採用した
場合等において顕著となり、天びんの精度を維持
することが困難となつていた。
(ハ) 目的
本考案は上記に鑑みてなされたもので、簡単な
構造のもとに永久磁石の温度を常に正確に検出
し、温度依存性が極めて少なく、しかも安価な天
びんの提供を目的としている。
構造のもとに永久磁石の温度を常に正確に検出
し、温度依存性が極めて少なく、しかも安価な天
びんの提供を目的としている。
(ニ) 構成
本考案の特徴とするところは、温度補償用の温
度センサの近傍の永久磁石を除く磁気回路構成部
材を切欠いて、ポールピース等からの放射熱が温
度センサに影響を及ぼさないよう構成したことに
ある。
度センサの近傍の永久磁石を除く磁気回路構成部
材を切欠いて、ポールピース等からの放射熱が温
度センサに影響を及ぼさないよう構成したことに
ある。
(ホ) 実施例
本考案の実施例を、以下、図面に基づいて説明
する。
する。
第1図は本考案実施例の磁気回路部分の中央縦
断面図である。
断面図である。
永久磁石11、ポールピース14およびヨーク
15で構成された磁気回路は、ポールピース14
の外周部に円筒状の静磁場を形成し、その静磁場
内にフオースコイル13が可動的に配設される。
このフオースコイル13には、図示しない巻枠、
レバー等を介して秤皿に係合され、秤皿上に荷重
が作用したときには、フオースコイル13の変位
が零となるようその荷重につりあう電磁力を発生
させる電流がフオースコイル13に流され、その
電流の大きさにより荷重の大きさが求められる。
15で構成された磁気回路は、ポールピース14
の外周部に円筒状の静磁場を形成し、その静磁場
内にフオースコイル13が可動的に配設される。
このフオースコイル13には、図示しない巻枠、
レバー等を介して秤皿に係合され、秤皿上に荷重
が作用したときには、フオースコイル13の変位
が零となるようその荷重につりあう電磁力を発生
させる電流がフオースコイル13に流され、その
電流の大きさにより荷重の大きさが求められる。
永久磁石11の略中心部には、温度補償用の温
度センサ12が配設されている。この温度センサ
12の近傍のポールピース14およびヨーク15
には、フオースコイル13の発熱によつて発生す
る永久磁石11との温度差に起因して温度センサ
12に及ぼす熱放射の影響がない範囲にまで、切
欠き16が設けられている。
度センサ12が配設されている。この温度センサ
12の近傍のポールピース14およびヨーク15
には、フオースコイル13の発熱によつて発生す
る永久磁石11との温度差に起因して温度センサ
12に及ぼす熱放射の影響がない範囲にまで、切
欠き16が設けられている。
従つて、本考案実施例によると、上述した過渡
時においても、温度センサ12の出力は永久磁石
11の真の温度を代表することになる。
時においても、温度センサ12の出力は永久磁石
11の真の温度を代表することになる。
なお、第2図に本考案の他の実施例の中央縦断
面図を示す如く、切欠き16内に熱伝導率の悪い
材料、例えば樹脂や発泡材料17等を詰めておい
ても、同様な効果を得ることができる。
面図を示す如く、切欠き16内に熱伝導率の悪い
材料、例えば樹脂や発泡材料17等を詰めておい
ても、同様な効果を得ることができる。
また、第3図は以上の実施例とは異なる形式の
磁気回路を有する天びんに本考案を適用した場合
の中央縦断面図で、21は永久磁石、22は温度
センサ、23はフオースコイル、25はヨークで
ある。このような磁気回路にも、温度センサ22
近傍のヨーク25に切欠き26を設けることによ
り、温度センサ22,22は永久磁石21の温度
を正確に検出することができる。
磁気回路を有する天びんに本考案を適用した場合
の中央縦断面図で、21は永久磁石、22は温度
センサ、23はフオースコイル、25はヨークで
ある。このような磁気回路にも、温度センサ22
近傍のヨーク25に切欠き26を設けることによ
り、温度センサ22,22は永久磁石21の温度
を正確に検出することができる。
(ヘ) 効果
以上説明したように、本考案によれば、温度補
償用の温度センサを永久磁石に近接して設けると
ともに、永久磁石以外の磁気回路構成部材を、温
度センサ近傍で切欠いてその放射熱が温度センサ
に影響を及ぼさないよう構成したので、温度セン
サの出力は常に永久磁石の温度を正確に表わすこ
とになり、小形の磁気回路を用いて大秤量の天び
んを製作しても、温度依存性は極めて小さい高精
度の天びんを得ることができ、しかも、その構造
は従来の通常のものと比して複雑ではなく安価に
製作することができる。また、第4図に示したよ
うな従来の型式の天びんでは、温度依存特性の調
整の為に、出荷時等において、室温を一定の範囲
で変化させることにより永久磁石の温度を変化さ
せて、温度センサ出力と補償回路とのマツチング
等を行う必要があつたが、本考案の適用により、
荷重による永久磁石の温度上昇特性を、温度セン
サ出力から直接得ることができるので、荷重作用
当初の感度と、所定時間後の感度から、容易に温
度補正係数を求めることができ、また、同一構造
の天びんではその温度上昇特性はほぼ同一である
から、従来のものに比してその調整は容易とな
る。
償用の温度センサを永久磁石に近接して設けると
ともに、永久磁石以外の磁気回路構成部材を、温
度センサ近傍で切欠いてその放射熱が温度センサ
に影響を及ぼさないよう構成したので、温度セン
サの出力は常に永久磁石の温度を正確に表わすこ
とになり、小形の磁気回路を用いて大秤量の天び
んを製作しても、温度依存性は極めて小さい高精
度の天びんを得ることができ、しかも、その構造
は従来の通常のものと比して複雑ではなく安価に
製作することができる。また、第4図に示したよ
うな従来の型式の天びんでは、温度依存特性の調
整の為に、出荷時等において、室温を一定の範囲
で変化させることにより永久磁石の温度を変化さ
せて、温度センサ出力と補償回路とのマツチング
等を行う必要があつたが、本考案の適用により、
荷重による永久磁石の温度上昇特性を、温度セン
サ出力から直接得ることができるので、荷重作用
当初の感度と、所定時間後の感度から、容易に温
度補正係数を求めることができ、また、同一構造
の天びんではその温度上昇特性はほぼ同一である
から、従来のものに比してその調整は容易とな
る。
第1図は本考案実施例の磁気回路部分の中央縦
断面図、第2図は本考案の他の実施例の磁気回路
部分の中央縦断面図、第3図は本考案の更に他の
実施例の磁気回路部分の中央縦断面図、第4図は
従来例の磁気回路部分の中央縦断面図である。 11,21……永久磁石、12,22……温度
センサ、13,23……フオースコイル、14…
…ポールピース、15,25……ヨーク、16,
26……切欠き、17……発泡材料。
断面図、第2図は本考案の他の実施例の磁気回路
部分の中央縦断面図、第3図は本考案の更に他の
実施例の磁気回路部分の中央縦断面図、第4図は
従来例の磁気回路部分の中央縦断面図である。 11,21……永久磁石、12,22……温度
センサ、13,23……フオースコイル、14…
…ポールピース、15,25……ヨーク、16,
26……切欠き、17……発泡材料。
Claims (1)
- 永久磁石および強磁性材料により磁気回路を構
成し、その磁気回路によつて作られる静磁場内に
置かれたフオースコイルに、秤皿上の被測定重量
につりあう電磁力が発生するような電流を流し、
その電流の大きさから被測定重量を求める天びん
において、上記永久磁石に近接して温度センサを
配設し、その出力を上記永久磁石の温度変化に起
因する上記静磁場の強度変化の補正に供するとと
もに、上記永久磁石を除く上記磁気回路構成部材
を、上記温度センサ近傍所定距離内に存在しない
よう切欠いたことを特徴とする電磁力平衡天び
ん。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13892784U JPH031781Y2 (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13892784U JPH031781Y2 (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6154234U JPS6154234U (ja) | 1986-04-11 |
JPH031781Y2 true JPH031781Y2 (ja) | 1991-01-18 |
Family
ID=30697317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13892784U Expired JPH031781Y2 (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH031781Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7223911B1 (ja) * | 2022-11-01 | 2023-02-16 | 株式会社エー・アンド・デイ | 電子天びん |
-
1984
- 1984-09-13 JP JP13892784U patent/JPH031781Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6154234U (ja) | 1986-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5220831A (en) | Closed loop temperature compensation for accelerometer current scale factor | |
US3080507A (en) | Apparatus for stabilizing magnetic fields | |
JPH031781Y2 (ja) | ||
US2845595A (en) | Apparatus for measuring electrical quantities | |
US2936572A (en) | Balance wheel for electric watch | |
JPS5931028U (ja) | 電磁力補償装置付き秤 | |
JPS6124895Y2 (ja) | ||
US2756595A (en) | Temperature measuring device | |
US5233872A (en) | Acceleration sensor and acceleration sensing system | |
US4091886A (en) | Compensating force-measuring or weighing device | |
JPS59230117A (ja) | 電磁力発生装置 | |
JP3042987U (ja) | 温度変化を電磁力で補償する手段を備えた計量装置 | |
US3474222A (en) | Oven regulated permanent magnet having thermal lagging between the oven and the magnet | |
JPS6126889Y2 (ja) | ||
US3154950A (en) | Apparatus for specific gravity measurements | |
JPH0328931B2 (ja) | ||
CA1083615A (en) | Balance having ferromagnetic pre-load compensation | |
US3440871A (en) | Magnetostriction transducer | |
US2988673A (en) | Compensated electromagnetic devices | |
JP3289463B2 (ja) | 電磁式の天びんまたは力測定器 | |
JPH026335Y2 (ja) | ||
JP2518001B2 (ja) | 電磁天びん用磁気回路 | |
JPH0241690B2 (ja) | ||
JPH026336Y2 (ja) | ||
JPH034898Y2 (ja) |