JPH03174432A - 水性樹脂組成物 - Google Patents

水性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH03174432A
JPH03174432A JP18794090A JP18794090A JPH03174432A JP H03174432 A JPH03174432 A JP H03174432A JP 18794090 A JP18794090 A JP 18794090A JP 18794090 A JP18794090 A JP 18794090A JP H03174432 A JPH03174432 A JP H03174432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
compound
parts
composition according
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18794090A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Nakamura
勝義 中村
Masayuki Higuchi
樋口 公志
Tetsuo Kawasaki
河崎 哲夫
Keigo Yoshikawa
圭吾 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP18794090A priority Critical patent/JPH03174432A/ja
Publication of JPH03174432A publication Critical patent/JPH03174432A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水性樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来より、塗料は省資源、省エネルギー、あるいは環境
公害等の面から水系へ移行が望まれている。水系におい
ても溶剤型の場合と同様、エポキシ樹脂系のものが検討
され、エポキシ樹脂を水中に分散させる方法として種々
の方法が提案されている。
水分散性を有するカチオン性の変性エポキシ樹脂として
は特開昭61−235476号公報に低分子量のエポキ
シ樹脂をボリアξン類で変性し、後に酸で中和した比較
的低分子量のカチオン性変性エポキシ樹脂が記載されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した如き樹脂を塗料用に使用する場合には、通常、
硬化性の良いアミノ樹脂やフェノール樹脂ブロックトポ
リイソシアネートなどが配合される。
例えば、適切な量のアミノ樹脂やフェノール樹脂ブロッ
クトポリイソシアネートなどは、形成塗膜の諸物性を低
下させることなく硬化速度を向上させ、架橋密度が高め
られることにより、必要とする塗膜硬度を得ることがで
きる。
しかしながら、上記特開昭61−235476号公報に
記載されているカチオン性変性エポキシ樹脂は、低分子
量の二次元構造であるために、硬化剤等により硬化せし
めてもその塗膜は耐屈曲性、耐衝撃性が不充分であった
しかも硬化に際しては高温焼付が必要であるうえに塗膜
の焼付に多量のエネルギーを要し、焼付スピードも遅く
なることが問題であった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明者等は硬化剤により硬化せしめた際の低温
硬化性に優れ、密着性、耐食性、耐水性は勿論のこと、
耐屈曲性、耐衝撃性のいずれにも優れた塗膜が得られる
カチオン性の水性樹脂を得るべく鋭意検討したところ、
エチレン性不飽和単量体の重合体を内包する三次元網目
構造を有する特定の樹脂のカチオン性のもクロゲル体が
、それ自体が水に乳化するという性質(以下、この性質
を自己乳化性という。)を有するので、新たに第3物賞
を添加しなくとも安定に水性媒体中に分散することがで
き、しかも上記課題を解決することを見い出し、本発明
を完成するに至った。
即ち本発明は、エチレン性不飽和単量体の重合体を内包
し?、Mボキシ樹脂(A)と9窒素原子に直接結合した
活性水素原子を少なくとも3個有する化合物(B)との
付加反応により得られる三次元網目構造を有する樹脂反
応物からなるカチオン性のミクロゲル体が水性媒体中に
分散していることを特徴とする水性樹脂組成物を提供す
るものである。
本発明に係るエチレン性不飽和単量体の重合体を内包し
ないカチオン性のミクロゲル体は、例えばエポキシ樹脂
(A)と窒素原子に直接結合した活性水素原子を少なく
とも3個有する化合物(B)とを酸性化合物(C)の存
在下、樹脂(A)の全オキシラン環境に対して、化合物
(B)の全活性水素原子数が過剰となる条件で付加して
三次元網目構造を形成させることにより製造される。
通常、樹脂(A)と化合物(B)との付加反応は有機溶
媒中室温〜200°Cで15分〜10時間、好ましくは
80〜150 ’Cで20分〜4時間反応することによ
り行われる。
勿論樹脂(A)と化合物(B)とを有機溶媒中酸性化合
物の存在しない条件で、付加させて非ゲル状の樹脂反応
物を得る第1工程と該樹脂反応物中の塩基性窒素原子の
少なくとも一部を酸性化合物(C)で中和した後該中和
物を水中に微分散する第2工程と、前記分散液中に含ま
れる樹脂分散体に残存するオキシラン環と、窒素原子に
直接結合した活性水素原子(通常この活性水素原子は、
第1級アミノ基又は第2級アミノ基である。ンとを該分
散液中で更に反応を進めることにより該樹脂分散体をミ
クロゲル体とする第3工程、からなる製造方法も適用で
きる。いずれの製造方法にせよ、樹脂(A)と化合物(
B)との酸性化合物(C)存在下における反応は、適当
な有機溶媒(例えば、反応に用いている有機溶媒が挙げ
られる。)に溶解することができ、分子量を測定するこ
とのできる実質的に三次元網目構造が形成されていない
状態(この状態が非ゲル状態である。)を経て、反応に
用いている有機溶媒に溶解しない三次元網目構造が形成
された(この状態がゲル状態である。)ミクロゲル体が
形成される。このミクロゲル体は、加温状態で有機溶媒
に膨潤もしくは、オイルインオイルの状態で分散され、
流動性を保ち付加反応が完結される。非ゲル状態からゲ
ル状態への変化は必らずしも経時的徐々に起こるわけで
はなく、突然起こる場合がある。
非ゲル状態からゲル状態への変化が急激に起こりやすい
反応組成の場合には、上記後者の方法でミクロゲル体を
製造することが好ましい。
本発明に係るミクロゲル体の製造に用いるエポキシ樹脂
(A)は特に限定されるものではなく、分子中に少なく
とも2個のオキシラン環を有する樹脂であればよい。エ
ポキシ樹脂(A)としては、例えば、ビスフェノールジ
グリシジルエーテル型、テトラブロモビスフェノールジ
グリシジルエーテル型、ヘキサヒドロビスフェノールジ
グリシジルエーテル型、ポリプロピレングリコールジグ
リシジルエーテル型、ダイマー酸ジグリシジルエステル
型、ノボラックポリグリシジルエーテル型等の芳香族系
、脂肪族系、脂肪族系各種のエポキシ樹脂が挙げられる
これらエポキシ樹脂の中でも芳香族系エポキシ樹脂が好
ましく、中でもエポキシ当量が450以上のビスフェノ
ールジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂がより好まし
く、特にエポキシ当量800〜4500のビスフェノー
ルAジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂が好ましい。
即ち、エポキシ樹脂の構造は線状であると目的とする樹
脂反応物が凝集しにくく、製造上も性能上もビスフェノ
ール構造を有していることが好ましい。エポキシ当量即
ち、分子量は大きいことが性能的に好ましいが、分子量
が余り大きくなると反応溶媒である有機溶剤に溶けにく
くなるので適宜選択して用いることが好ましい。
また必要に応して分子中に2個未満しかオキシラン環を
有さないエポキシ化合物を併用してもよい。市販のエポ
キシ樹脂は、通常分子中に2個以上のオキシラン環を有
するエポキシ樹脂を主成分とした、2個未満のオキシラ
ン環を有するエポキシ化合物との混合物であるが、これ
らも勿論使用できる。しかしながらこの混合物はオキシ
ラン環を2個以上有するエポキシ樹脂を必須として含ん
でいるものが好ましく、一方、窒素原子に直接結合した
活性水素原子を少なくとも3個有する化合物(B)とし
ては、例えばアミノ基として第1級アミノ基又は第2級
アミノ基を有する化合物が挙げられる。
化合物(B)が第1級アミノ基のみを有する化合物の場
合は、第1級アミノ基は少なくとも2個必要であり、第
1級アミノ基と第2級アミノ基を有する化合物の場合は
、それぞれのアミノ基を少なくとも1個ずつ有している
必要があり、第2級アミノ基のみを有する化合物の場合
は、第2級アミノ基は少なくとも3個必要である。
化合物(B)は低分子化合物と高分子化合物に大別され
る。
化合物(B)群中の低分子化合物(以下、化合物(B)
群中の低分子化合物をポリアミンという。
としては例えば、エチレンジアミン、ジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラアミン、テトラエチレンペン
タミン、ペンタエチレンへキサミン、ジアミノブタン、
ヘキサメチレンジアミン、トリメチルへキサメチレンジ
アミン、ヒドロキシエチルアくノプロピルアミン、イミ
ノビスプロピルアミン、メチルイミノビスプロピルアミ
ン、ビス−(3−アミノプロピル)−エーテル、1,2
−ビス−(3−アミノプロポキシ)−エタン、1.3−
ビスー−(3−アくノプロポキシ)−2,2−ジメチル
プロパン、4,4′ −シアミノシクロヘキシルメタン
、1.3−ビス−アミノメチルシクロヘキサン、ビス−
メチル−アミノシクロヘキシルメタン、α、ω−ビスー
(3−75ノプロピル)ポリエチレングリコールエーテ
ル、N−アミノエチルピペラジン、1,4−ビス−アミ
ノプロピルビベラジン、3−アザヘキサン−1,6−ジ
アミン、4.7−シアザデカンー1.10−ジアミノ、
3.9−ビス−(3−アミノプロピル) −2,4,8
,10−テトラオキサスピ〕 口[5,5]  ウンデカン、ジメチルフエニルジアミ
ン、キシリレンジアミノ等のポリアミン、上記ポリアミ
ンとアクリル酸アルキルエステル、アクリロニトリル等
のアクリルモノマーとのマイケル付加物等が、高分子化
合物としては例えば、上記ポリアミンとフェノール類と
ホルムアルデヒド供給物質とから得られるマンニッヒ型
ポリアミン樹脂、上記ポリアミンとポリカルボン酸とか
ら得られるポリアミド樹脂、上記ポリアミンとポリオー
ルとポリイソシアネートとから得られるポリウレタンポ
リ尿素樹脂、等が挙げられる。
化合物(B)としては、耐衝撃性と耐屈曲性に優れる点
で高分子化合物が好ましい。高分子化合物としては、上
記したポリアミド樹脂、中でも上記ポリアルキレンポリ
アミンとポリカルボン酸を必須成分として縮合せしめて
得られる末端第1級アミノ基のポリアミド樹脂が好まし
く、中でも数平均分子量が600〜10000で化合物
(B)が100〜500KOHmg/g(実測値)であ
ることがより好ましく、数平均分子量が800〜600
0で化合物(B)(実測値)が150〜400KOHm
g/gであることが特に好ましい。
化合物(B)群中の高分子化合物の製造に当っては従来
公知の方法がいずれも採用できる。
化合物(B)群中の高分子化合物を製造する際に用いら
れる原料は特に限定されるものではなく、製造するに当
っては、上記したポリアミンの他、以下の如き原料が例
えば挙げられる。
乏立土土l最 アジピン酸、セパチン酸、デカン酸、ドデカン酸、フタ
ル酸、マレイン酸、ダイマー酸、両末端にカルボキシル
基を有するポリエステル、ポリエーテル等。
脂肪量 トール油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸等。
化合物(B)には必要に応じて窒素原子に直接結合した
活性水素原子を3個未満しか有さない化合物を併用して
もよい。
窒素原子に直接結合した活性水素原子を3個未満しか有
しない化合物としては例えば、ジメチルアミンプロピル
アミン、ジエチルアミノプロピルアミン、ジブチルアミ
ノプロピルア〔ン、ジメチルアミノエトキシプロピルア
ミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジイソプロピ
ルアミン、ジイソプロピルアミン、ジn−ブチルアミン
、ピロリジン、ピペリジン、ピペコリン、N−アミノエ
チルピペコリン、N−アミノプロピルピペコリン、モル
ホリン、N−アミノエチルモルホリン、Nアミノプロピ
ルモルホリン、N−アミノエチルピペリジン、N−アミ
ノプロピルビベリジン、1.3−ジー(4−ピペリジル
)−プロパン、メチルアミン、エチルアミン、n−プロ
ピルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミン等
が挙げられる。
化合物(B)と、窒素原子に直接結合した活性水素原子
を3個未満しか有さない化合物を併用する場合には、化
合物(B)を主成分として用いることが好ましく、それ
らの混合物の平均活性水素原子数が2を越えるように調
製されたものを用いることが特に好ましい。
また組成物(I)中のミクロゲル体の製造時に用いる酸
性化合物(C)は特に限定されるものでなく、無機酸、
有機酸を問わないが、有機酸が好ましい。有機酸として
はモノカルボン酸、ジカルボン酸、トリカルボン酸が挙
げられるが、モノカルボン酸が特に好ましい。モノカル
ボン酸としては、例えば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、醋
酸、吉草酸、カプロン酸、ステアリン酸、安息香酸、乳
酸等が挙げられるが、本発明の組成物を熱硬化性塗料用
として用いる場合は、揮発性のモノカルボン酸である蟻
酸、酢酸、プロピオン酸が好ましく、カチオン電着塗料
用として用いる場合には、非揮発性のモノカルボン酸を
用いてもよい。
酸性化合物(C)の使用量は、化合物(B)の活性水素
原子が直接結合した窒素原子を中和するのに必要な酸性
化合物(C)の重量の30重量パーセント以上、中でも
30〜250重量パーセントとなる量が好ましい。
酸性化合物(C)の使用量が30重量%以上であると反
応中に樹脂反応物が凝集しにくくなり、目的とするミク
ロゲル体も安定的に得ることができる。また不必要に過
剰に酸性化合物(C)を使用することは無意味であり、
錆の発生原因、臭気の原因になる。
ミクロゲル体の製造時に用いる有機溶媒は特に限定され
るものではなく、例えばメタノール、エタノール、n−
プロパツール、イソプロパツール、n−ブタノール、5
ec−ブタノール、tret−ブタノール、イソブタノ
ール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、プロピル
セロソルブ、ブチルセロソルブ、エチルカルピトール、
ブチルカルピトール、メチルセロソルブアセテート、エ
チルセロソルブアセテート、その他ジオキサン、ジメチ
ルホルムアミド、ダイア七トンアルコール等の親水性有
機溶媒、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン、トルエン、キシレン
等の親油性有機溶媒が挙げられる。これらは単独使用で
も二種以上を併用してもよく、溶剤組成は溶解性パラメ
ーターδ=8.5〜14.5の範囲内で、反応中に樹脂
反応物及びミクロゲル体を凝集しないことが必要で、反
応系内ができるだけ低粘度になる組成が好ましい。その
組成はエポキシ樹脂(A)、化合物(B)及び酸性化合
物(C)の組成割合によって適宜選ばれる。
必要に応じて水と前記有機溶媒を併用しても良い。
n−ブタノール又はそれとトルエンの混合溶媒はミクロ
ゲル体を凝集させることなく、該ミクロゲル体を分散せ
しめた水性媒体中からの除去も比較的容易であるので特
に好ましい。
尚、n−ブタノールの溶解性パラメーターは8.9、n
−ブタノールとトルエンの混合溶媒の溶解性パラメータ
は8.9〜11.4である。
ミクロゲル体の製造時における樹脂(A)と化合物(B
)との反応割合、即ちオキシラン環と活性水素原子との
官能基比率としては、樹脂(A)の全オキシラン環数に
対して、化合物(B)の全活性水素原子数が過剰となる
条件で行えばよい。
より具体的には、〔オキシラン環/化合物(B)の窒素
原子に直接結合した活性水素原子]の値が、1/1.5
〜1/25、中でも1/2.0〜1/20であることが
好ましい。但し、ここでいう化合物(B)の窒素原子に
直接結合した活性水素原子の値は、実測アミン価を基に
して計算されるものをいう。
樹脂(A)と化合物(B)との反応の進行は、反応の初
期においては、反応系の粘度の上昇、オキシラン環の消
費量を測定することによって追跡することができる。
しかしながら反応系内にミクロゲル体が生成すると、こ
のミクロゲル体は反応溶媒に対して不溶性であるためオ
キシラン環の残存量は、赤外線吸収スペクトル(IR)
ないしはフーリエ変換赤外線吸収スペクトル(FT−I
 R)等で測定しなければならなくなる。その以外の方
法としては、反応の途中で樹脂(A)と化合物(B)と
の樹脂反応物の一部をとって乾燥し、得られた樹脂フィ
ルムが、反応に用いている有機溶媒に不溶になるまで反
応を行うと方法が挙げられる0反応開始から、樹脂反応
物が反応に用いた有機溶媒に不溶となるまでの時間を測
定しておけば、それにより反応の終点を決定することも
できる。
この様にして得られたミクロゲル体にイオン交換水を適
当量加えて攪拌することにより、水性媒体中に分散した
ミクロゲル体を得ることができる。
必要に応じてミクロゲル体の製造時に用いた有機溶媒は
蒸留除去することができる。
ミクロゲル体が水性媒体中に分散した組成物には更に酸
性化合物(C)を加えてもよい。
本発明の組成物中に含有する三次元網目構造を有するカ
チオン性の多クロゲル体は自己乳化性を有しており、従
来のカチオン系乳化剤と同様に使用することができるの
で、if Sクロゲル体が分散している水性媒体中で、
エチレン性不飽和単量体を乳化重合することができる。
本発明に係るミクロゲル体は、既に述べたとおり、三次
元綱目構造を有しており、分子量も大きいので塗膜形成
成分としての基本的な性質をも有しており1.ミクロゲ
ル体の使用量を多くすれば、ミクロゲル体が有する本来
の塗膜物性を生かし、乳化重合する単量体を種々選択す
ることにより、いろいろな要求に対応できる、エチレン
性不飽和単量体の重合体を内包した該カチオン性のミク
ロゲル体が水性媒体中に分散している水性樹脂m放物が
得られる。
即ちエチレン性不飽和単量体の重合体を内包することに
より、ミクロゲル体全体の分子量は更に大きくなり、よ
り硬化性がよくなる。
本発明に係るミクロゲル体はそのものが塗膜形成成分と
して、耐屈曲性に優れているが、例えばエチレン性不飽
和単量体として共役ジエン化合物(D)を用いて乳化重
合を行うと、更に屈曲性に優れた塗膜を与える共役ジエ
ン化合物(D)の重合体が内包されたカチオン性ミクロ
ゲル体が水性媒体中に分散している水性樹脂組成物が得
られる。
以下、エチレン性不飽和単量体の重合体を内包するカチ
オン性ミクロゲル体が水性媒体中に分散している水性樹
脂組成物を単に組成物という。
組成物を製造するための反応条件は特に限定されるもの
ではないが、通常ラジカル重合開始剤の存在下40〜9
5℃、好ましくは50〜80″Cで309〜24時間乳
化重合を行えばよい。
化合物(D)はそれ単独で乳化重合に供してもよいが、
通常モノエチレン性不飽和単量体(E)と併せて使用さ
れる。この際、化合物(D)と単量体(E)の合計 1
00重量部の10重量部以上、中でも20〜80重量部
の化合物(D)を使用することが、本発明の組成物の製
造時に於ける乳化重合を円滑に進め、より良好な塗膜物
性を有するミクロゲル体が水性媒体中に分散した組成物
が得られる点で好ましい。
又、組成物の製造時に於ける化合物(D)と単量体(E
)の合計100重量部に対する主クロゲル体固形分の重
量割合ミクロゲル体の固形分重量/化合物(D)と単量
体(E)の合計重量は、特に限定されるもノテはないが
、1900/100〜16/100であると、得られる
組成物中のミクロゲル体に内包された重合体の分子量が
高く、塗膜物性も良好になるので好ましい。
本発明に係る共役ジエン化合物(D)としては、ブタジ
ェン−1,3,2−メチルブタジェン−1,3、2−ク
ロルブタジェン−113、ペンタジェン−1,3等が挙
げられる。
本発明に係るモノエチレン性不飽和単量体(E)として
は、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)ア
クリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ
)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、
(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸オク
タデシル等の(メタ)アクリル酸エステル;スチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロルスチレン
、2.4−ジブロムスチレン等のモノエチレン性不飽和
芳香族単量体; (メタ)アクリロニトリル等の不飽和
ニトリル: (メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸等のモノエチレン性不飽和
カルボン酸;無水マレイン酸等のモノエチレン性不飽和
カルボン酸無水物;マレイン酸モノメチル、フマル酸モ
ノエチル、イタコン酸モノn−ブチル等のモノエチレン
性不飽和ジカルボン酸モノアルキルエステル;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル:塩化ビニ
リデン、臭化ビニリデン等のビニリデンハライド;アク
リル酸−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸−2−ヒド
ロキシプロピル、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル
等のモノエチレン性不飽和カルボン酸ヒドロキシアルキ
ルエステル;(メタ)アクリル酸グリシジル等のモノエ
チレン性不飽和カルボン酸のグリシジルエステル; (
メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリ
ルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、ジアセ
トツアクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド誘導体
が挙げられる。
組成物を製造する際に用いるラジカル重合開始剤として
は、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫
酸アンモニウム、過酸化水素、2.2′−アゾビス−(
2−アミジノプロパン)ジハイドロクロライド等の水性
触媒、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルハイドロ
パーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド等の油
性触媒が挙げられる。ラジカル重合開始剤の使用量は、
通常化合物(D)と単量体(E)の合計重量100重量
部に対し、0.1〜5重量部である。
本発明の組成物を製造する際の乳化重合では、ミクロゲ
ル体が乳化剤的役割をするので別段新たに乳化剤を使用
する必要はないが、ポリオキシエチレンノニルフェノニ
ルエーテル等の乳(IJI、ラウリルメルカプタンおよ
びドデシルメルカプタン等の連鎖移動剤、重合安定化を
目的としたエチレンジアミン四酢酸、あるいはp)I調
整のための水酸化ナトリウム、ジメチルエタノールアミ
ンおよびトリエチルアミン等の塩基等の各種添加剤を必
要に応して使用することはなんら差しつかえない。
この様にして得られる本発明の組成物は、必要に応じて
濃縮や未反応単量体、有機溶剤の除去を行っても何ら差
しつかえない。
本発明の組成物中のミクロゲル体は、水性媒体中で凝集
や沈降のない水性分散液の形で得ることができる。
この組成物はミクロゲル体が分散相で、水が連続相であ
る二相系であることはまちがいなく、目で観察すると、
淡黄色〜茶褐色の透明、半透明または不透明であり、ミ
クロゲル体の分散状態が良好なものは蛍光である。
組成物中のミクロゲル体の平均粒子直径は、いずれも一
般に10am以下、好ましくは5〜0.01μmである
。水性媒体中の累クロゲル体の固形分濃度は該組成物の
最終用途により決まるものであり、制限されるものでは
ないが、例えば、組成物のξクロゲル体固形分含量は、
好ましくは、0.5重量%以上、通常約0.5〜50重
量%である。
本発明の組成物には、アクリル系樹脂エマルジョン、ポ
リエステル系樹脂エマルジョン、ポリウレタン系樹脂エ
マルジョン、スチレン−ブタジェン共重合体ラテックス
、アクリロニトリル−ブタジェン共重合体ラテックス等
の合成樹脂水性分散液を添加してもよい。
本発明の組成物には、更に必要に応じて硬化剤、顔料、
フィラー、流動性調節剤、消泡剤、粘着賦与剤、難燃剤
、酸化防止剤およびその他の添加剤を添加して用いても
差し支えない。
顔料としては従来の顔料がいずれも使用でき、例えば、
酸化鉄類、酸化鉛類、クロム酸ストロンチウム、カーボ
ンブラック、コールダスト、二酸化チタン、タルク、硫
酸バリウム、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、
クロミウムイエロー等の色顔料が挙げられる。顔料対組
成物のもクロゲル体固形分の重量比は通常0.02〜1
:lである。
また、酢酸鉛の如き可溶性鉛を組成物に加えてもよい。
本発明の組成物はフローコート、デイツプコート、スプ
レコート、ロールコート、電着コート等各種の方法で基
材へ塗布することができる。
基材は特に限定されるものではなく、導電性基体、例え
ば鉄、スチール、アルミニウム、銅、マグネシウム等の
金属、金属化プラスチック、導電性カーボン被覆物質、
ガラス、木材、繊維、コンクリート、モルタル、羊毛お
よびプラスチックの如き金属、非金属、有機物、無機物
等を挙げることができその形状も特に制限されるもので
はない。
本発明の組成物は、常温乾燥、強制乾燥あるいは100
〜300°Cで30秒〜30分加熱乾燥を行なうことに
より、屈曲性に優れた皮膜を得ることができる。
本発明の組成物は、例えば硬化剤(F)を併用すること
により塗料用により好適な、熱硬化性樹脂組成物を与え
ることが出来る。ここで用いることのできる硬化剤(F
)は特に限定されるものではなく、公知慣用の硬化剤、
ユリアーホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアル
デヒド樹脂、ペンジグアナ短ンーホルムアルデヒド樹脂
、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、ブロックトポリ
イソシアネート等が例示される。硬化剤(F)の使用量
は組成物のミクロゲル体の固形分100重量部に対して
30重量部以下、なかでも2〜20重量部が好ましい。
又、本発明の組成物はカチオン電着塗料用の樹脂組成物
としても用いることができる。
例えば本発明の&Il或物放物電性アノードと被塗装面
がカソードである導電性カソードに接触させ、次いで該
電極間に十分な電圧をかければカソード面に本発明組成
物中のミクロゲル体の塗膜形成せしめることができる。
カチオン電着塗装を行う際の条件は、従来のカチオン電
着塗装の条件と同じである。印加電圧は特に限定される
ものではないが、通常1〜6000ボルト中でも50〜
500ボルトが好ましい。電流密度も特に限定されない
が通常0.5〜15アンペア/平方フイートであり、そ
の値は電着塗装作業中にミクロゲル体の絶縁塗膜が形成
されるにつれ減少していく傾向にある。
本発明の組成物は、カチオン電着塗装およびその他の塗
装により基材にそのミクロゲル体塗膜を形成せしめた後
に、必要に応じて更に90〜300°Cで、30秒〜3
0分焼き付は硬化することが好ましい。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明する。
特に断わりのない限り「部」、「%」は重量基準である
合或例1〔窒素原子に直接結合した活性水素原子を少な
くとも3個有する化合物(B)の合成]コンデンサー、
温度計、滴下ロート、窒素ガス導入管、攪拌機を装着し
たフラスコを窒素置換し、νersadytse 21
6  (ヘンケル白水社製炭素数36のダイマー酸、固
形分100%)475部、トール油脂肪酸200部及び
テトラエチレンペンタミン365部を仕込み、攪拌しな
から145°Cまで昇温し、同温度を30分間保持した
後、更に1.5時間かけて240℃まで昇温し、同温度
を3時間保った。次いで減圧下で15分脱水を進め、冷
却し、アミン価270KOHmg/g、数平均分子N(
以下、Mnという。)=900(計算値)のポリアミド
樹脂B−1を得た。
合或例2〔同 上〕 合成例1と同様の反応装置にVersady+me 2
16290部、アジピン酸73部、トリエチレンテトラ
ミン161部を仕込み、攪拌しなから145°Cまで昇
温し、同温度を30分間保持した後、更に1、5時間か
けて220°Cまで昇温し、同温度を3時間保った。次
いで減圧下で1時間脱水を進め、冷却し、アミン価20
1 KOHmg/ g SM n =4900(計算値
)のボリアごド樹脂B−2を得た。
合成例3〔同 上] 合成例1と同様の反応装置にVersadyme 21
6580部、トリエチレンテトラミン263部を仕込み
、攪拌しなから145°Cまで昇温し、同温度を30分
保持した後、更に1.5時間かけて220°Cまで昇温
し、同温度を3時間保った。次いで減圧下で1時間脱水
を進め、冷却し、n−ブタノール639部、エビクロン
850(大日本インキ化学工業社製ビスフェノールAジ
グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、エポキシ当量:1
B9N51部を加えて100°Cで3時間反応させ、ア
ミン価202KOHmg/ g、 M n =2400
 (計算値)の、ボリア果ド樹脂とエポキシ樹脂とから
なる非ゲル状の樹脂反応物の60%n−ブタノール溶液
B−3を得た。
合成例〔同 上〕 合成例1と同様の反応装置にVersadyme 21
6348部、アジピン酸58.4部、トリエチレンテト
ラミン170.8部を仕込み、攪拌しなから145°C
まで昇温し、同温度を30分保持した後、更に1.5時
間かけて220°Cまで昇温し、同温度を3時間保った
。次いで減圧下で1時間脱水を進め、冷却しアミン価2
27 KOfl mg/ g 、 M n =3200
(計算値)のボリアごド樹脂B−4を得た。
合成例5[同 上] 合成例1と同様の反応装置にアジピン酸481部及びト
リエチレンテトラミン519部を仕込み、攪拌しながら
・145°Cまで昇温し、同温度を30分間保った後、
更に1.5時間かけて220°Cまで昇温し、同温度に
3時間保った。次いで減圧下で2時間脱水を進め、冷却
し、アミン価385KOHmg/ g、 M n =3
300 (計算値)のポリアミド樹脂B−5を得た。
製造例1〔水性樹脂!Jl或物放物)の合成〕コンデン
サー、温度計、窒素ガス導入管、攪拌機を装着したフラ
スコを窒素置換した後、これにn−ブタノール96部を
仕込み、リフラックス温度に昇温しでエピクロン915
5 (大日本インキ化学工業製ビスフェノールAジグリ
シジルエーテル型エポキシ樹脂、エポキシ当量4000
) 120部を投入溶解せしめた後、90’Cに冷却し
、酢酸21.4部を加えて均一に混合した。次にその攪
拌されているフラスコに上記合成例1のポリアミド樹脂
B−1の80部を添加し、105°Cを2時間保持した
後、90°C以下に冷却した。この樹脂反応物は、赤外
線吸収スペクトルの測定からオキシラン環の吸収が消失
しており、エポキシ樹脂が完全に反応していることがわ
かった。
次いでこの樹脂反応物にイオン交換水682.6部を加
えて水性樹脂組成物を得た。この水性樹脂組成物を減圧
蒸留してn−ブタノールを除き不揮発分30.5%、粘
度178cps 、 pH5,6の黄色で蛍光を呈する
水性樹脂組酸物(i)−1を得た。
上記組成物(1)−1をガラス板上に展開し、乾燥して
、樹脂フィルムを得た。この樹脂フィルムを再度n−ブ
タノール中に溶解させようと試みたが、全く溶解しなか
った。
このことから、組成物(1)中に分散している樹脂は三
次元網目構造を有する樹脂反応物のミクロゲル体である
ことがわかった。
製造例2〔同 上〕 製造例1と同様の装置にn−ブタノール224部を仕込
み、リフラックス温度に昇温しで、エビコー)1010
(油化シェルエポキシ製ビスフェノールAジグリシジル
エーテル型エポキシ樹脂、エポキシ当量3800) 2
80部を投入溶解せしめた後、90°Cに冷却し、酢酸
28部を加えて均一に混合した。次にその攪拌されてい
るフラスコに上記合成例2のポリアミド樹脂B−2の1
20部、n −ブタノール280部を加え、105°C
に30分保持した後、イオン交換水2468部を徐々に
加え80°Cで3時間保持し反応を継続した。次いで冷
却してオキシラン環が残留していないのを確認した後、
減圧蒸留してn−ブタノールを除き不揮発分23%、粘
度59 cps 、 pH5,7の茶褐色で蛍光を呈す
る水性樹脂組成物(I)−2を得た。
上記組成物(1)−2から得られた樹脂フィルムはn−
ブタノールに不溶であり、組成物(1)−2中の樹脂反
応物はミクロゲル体であることがわかった。
製造例3〔同 上〕 製造例1と同様の装置にn−ブタノール176部を仕込
み、リフラックス温度に昇温しエビクロン9055 (
大日本インキ化学工業社製ビスフェノールAジグリシジ
ルエーテル型エポキシ樹脂、エポキシ当量2600) 
220部を投入溶解せしめた後、90°Cに冷却し、酢
酸39部を加えて均一に混合した。次にその攪拌されて
いるフラスコに上記合成例3のポリアミド樹脂とエポキ
シ樹脂とからなる非ゲル状の樹脂反応物B−3の180
部、n−ブタノール150部を加え105℃に2時間保
持した0次いで冷却してオキシラン環が残留していない
のを確認した後、それにイオン交換水1260部を加え
て減圧蒸留し、n−ブタノールを除き不揮発分18%、
粘度13 cps 、 pH5,7の黄土色で蛍光を呈
する水性樹脂組成物(I)−3を得た。
上記組成物(1)−3から得られた樹脂フィルムはn−
ブタノールに不溶であり、組成物(1)−3中の樹脂反
応物はミクロゲル体であることがわかった。
製造例4〔同 上] 製造例1と同様の装置にn−ブタノール256部、エピ
コート1010の380部を仕込み、リフラックス温度
に昇温しエポキシ樹脂を溶解せしめた後、90℃に冷却
し、酢酸39部を加えて均一に混合した。次にその攪拌
されているフラスコに上記合成例4のポリアミド樹脂B
−4の80部、トルエン286部を添加し、95°Cに
て3時間保ちオキシラン環が残留していないことを確認
して、イオン交換水1020部を加えて水性樹脂組成物
を得た。イオン交換水1500部を更に加えて、n−ブ
タノール、トルエンを減圧蒸留で除いて不揮発分20%
、粘度10cps 、 pH4,2の茶色で蛍光を呈す
る水性樹脂組成物(1) −4を得た。
上記組成物(1) −4から得られた樹脂フィルムはn
−ブタノールとトルエンの混合溶媒に不溶であり、組成
物(1)−4中の樹脂反応物はミクロゲル体であること
がわかった。
製造例5〔同 上〕 製造例1と同様の装置にn−ブタノール231部、エピ
コート10100280部を仕込み、リフラックス温度
に昇温しエポキシ樹脂を溶解せしめた後、90℃に冷却
し、酢酸30部を加えて均一に混合した。次にその攪拌
されているフラスコに上記合成例4のポリアミド樹脂B
−4の120部、トルエン701部を添加し、95℃に
て3時間保ちオキシラン環が残留していないことを確認
して、イオン交換水1138部を加えた。イオン交換水
2750部を更に加えて、n−ブタノール、トルエンを
減圧蒸留で除いて不揮発分23%、粘度70cps、P
H5,2の茶色で蛍光を呈する水性樹脂組成物(I)−
5を得た。
上記組成物(1)−5から得られた樹脂フィルムはn−
ブタノールとトルエンの混合溶媒に不溶であり、組成物
(1)−5中の樹脂反応物はミクロゲル体であることが
わかった。
製造例6〔同 上〕 製造例1と同様の装置にn−ブタノール236部、エピ
コート1010.210部を仕込み、リフラックス温度
に昇温しエポキシ樹脂を溶解せしめた後、90°Cに冷
却し、蟻酸26部を加えて均一に混合した。次にその攪
拌されているフラスコに上記合成例4のポリアミド樹脂
B−4の140部、トルエン115部を添加し、95°
Cにて3時間保ち、オキシラン環が残留していないこと
を確認して、イオン交換水1023部を加えた。イオン
交換水980部を更に加えて、n−ブタノール、トルエ
ンを減圧蒸留で除いて、不揮発分18%、粘度390c
ps 、 pi(5,7の茶色で蛍光を呈する水性樹脂
組成物(1)−6を得た。
上記組成物(1)−6から得られた樹脂フィルムはれ一
ブタノールとトルエンの混合溶媒に不溶であり、組成物
(1)−6中の樹脂反応物はミクロゲル体であることが
わかった。
製造例7〔同 上〕 製造例1と同様の装置にn−ブタノール202部を仕込
み、リフラックス温度に昇温し、エビクロン9155の
140部をこれに投入溶解せしめた後、90°Cに冷却
し、酢酸10部を加えて均一に混合した。次にその攪拌
されているフラスコに上記合成例1のポリアミド樹脂B
−1の60部を添加し、105 ’Cに2時間保持した
後、90°C以下に冷却し、オキシラン環が残留してい
ないことを確認して、イオン交換水588部を加えた。
更にこれを減圧蒸留してn−ブタノールを除き、不揮発
分44%、粘度28000 cps 、 pH7,5の
黄色で蛍光を呈する水性樹脂組成物(I)−7を得た。
上記組成物(I)〜7から得られた樹脂フィルムはn〜
ブタノールに不溶であり、組成物(1)−7中の樹脂反
応物はミクロゲル体であることがわかった。
製造例8〔同 上〕 製造例1と同様の装置にn−ブタノール132部、エピ
クロン7050 (大日本インキ化学工業社製エポキシ
樹脂、エポキシ当量1900) 120部を仕込み、リ
フラックス温度に昇温しエポキシ樹脂を溶解せしめた後
、90゛Cに冷却し、酢酸19.5部を加えて均一に混
合した。次にその攪拌されているフラスコに上記合成例
4のポリアミド樹脂B−4の80部とトルエン66部を
添加し、95°Cにて3時間保ち、この後冷却してオキ
シラン環が残留していないことを確認して、イオン交換
水を583部を加えて水性樹脂組成物を得た。イオン交
換水563部を更に加えて、n−ブタノール、トルエン
を減圧蒸留で除いて、不揮発分25%、粘度235cp
s 、 pH5,2の茶色で蛍光を呈する水性樹脂組成
物(I)−8を得た。
上記組成物(1)−8から得られた樹脂フィルムはn−
ブタノールに不溶であり、組成物(I)−8中の樹脂反
応物はミクロゲル体であることがわかった。
製造例9〔同 上〕 製造例1と同様の装置にn−ブタノール66部、トルエ
ン30部を仕込み、リフラックス温度に昇温し、エピク
ロン4050 (大日本インキ化学工業社製エポキシ樹
脂、エポキシ当量950)120部を投入溶解せしめた
後、90°Cに冷却し、酢酸19.5部を加えて均一に
混合した。次にその攪拌されているフラスコに上記合成
例4のポリアミド樹脂B−4の80部、n−ブタノール
66部、トルエン174部を加え、100°Cに1時間
保持した後、イオン交換水2468部を徐々に加え80
°Cに3時間保持し反応を継続した。次いで冷却してオ
キシラン環が残留していないのを確認した後、更にイオ
ン交換水924部を加え、n−ブタノール、トルエンを
減圧蒸留で除いて、不揮発分21%、粘度56 cps
 、 pH5,4の茶色で蛍光を呈する水性樹脂組成物
(I)−9を得た。
上記組成物(1)−9から得られた樹脂フィルムはn−
ブタノールとトルエンの混合溶媒に不溶であり、組成物
(1)−9中の樹脂反応物はごクロゲル体であることが
わかった。
製造例10(同 上〕 製造例1と同様の装置にn−ブタノール112部を仕込
み、リフラックス温度に昇温してエピコ−)1010(
油化シェルエポキシ■製ビスフェノールAジグリシジル
エーテル型エポキシ樹脂、エポキシ当量t3800) 
140部を投入溶解せしめた後、90’Cに冷却し、酢
酸9.7部を加えて均一に混合した。次にその攪拌され
ているフラスコに上記合成例1のポリアミド樹脂B−1
の60部及びnブタノール90部を加え、105°Cに
て2時間保持した。ここで上記樹脂反応物の一部をとり
、冷却してオキシラン環が残留していないのを確認した
。上記樹脂反応物を90°Cまで冷却した後、イオン交
換水588部を加え、攪拌混合してn−ブタノールと水
の混合媒体中に分散せしめ、更にイオン交換水を加えた
後、n−ブタノールを減圧蒸留で除いて、不揮発分31
%、粘度110cps。
pH5,7の黄色で蛍光を呈する水性樹脂組成物(1)
−10を得た。
上記組成物([)−10から得られた樹脂フィルムはn
−ブタノールに不溶であり、組成物(1)−10中の樹
脂反応物はミクロゲル体であることがわかった。
製造例11(同 上) 製造例1と同様の装置にn−ブタノール128部を仕込
み、リフラックス温度に昇温してエピコート1010 
(油化シェルエポキシ製ビスフェノールAグリシジルエ
ーテル型エポキシ樹脂、エポキシ当量4000) 16
0部を投入溶解せしめた後、90°Cまで冷却し、n−
ブタノール121部、トルエン41部及び酢酸9.8部
を加えて均一に混合した。
次にその攪拌されているフラスコに上記合成例5のボリ
ア旦ド樹脂B−5の40部を加え、105°Cにて2時
間保持した。ここで上記樹脂反応物の一部をとり、冷却
してオキシラン環が残留していないのを確認した。上記
樹脂反応物を90°Cまで冷却した後、イオン交換水6
20部を加え攪拌混合してn−ブタノール、トルエン、
水の混合媒体中に分散せしめ、更にイオン交換水を加え
た後、n−ブタノール及びトルエンを減圧蒸留で除いて
、不揮発分30%、粘度70cps 、 pH8,0の
茶褐色で蛍光を呈する水性樹脂組成物(1)−11を得
た。
上記組成物(1)−11から得られた樹脂フィルムはn
−ブタノールとトルエンの混合溶媒に不溶であり、組成
物(1)−11中の樹脂反応物は亀クロゲル体であるこ
とがわかった。
実施例1〔エチレン性不飽和単量体の重合体を内包した
カチオン性ミクロゲル体の水性 分散体の台底〕 窒素置換したオートクレーブ中にイオン交換水73.2
部、ブタジェン40部、アクリロニトリル20部、メタ
アクリル酸メチル40部、上記製造例10の水性樹脂組
成物(1)−10の326.8部及びターシャリドデシ
ルメルカプタン0.05部を仕込み、70°Cに昇温し
た後、過酸化ベンゾイル0.1部及び2.2′−アゾビ
ス−(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロライド0.
2部を添加して重合を開始させ、12時間、攪拌しなが
ら同温度に保った。その後、室温まで冷却し、不揮発分
40%、粘度16cps 、 pH4,9の水性樹脂組
成物1を得た。
実施例2〔同 上〕 実施例1に於けるメタアクリル酸メチル40部のかわり
にスチレン40部を用いた以外は実施例1と同様にして
不揮発分40%、粘度17cps、pus、1の水性樹
脂組成物2を得た。
実施例3〔同 上〕 窒素置換したオートクレーブ中にイオン交換水60部、
ブタジェン36部、アクリロニトリル18部、メタアク
リル酸メチル36部、上記製造例11の水性樹脂組成物
(1)−11の300部及びターシャリドデシルメルカ
プタン0.045部を仕込み、重合温度70゛Cで過酸
化ベンゾイル0.09部及び2.2−アゾビス−(2−
アミジノプロパン)ジヒドロクロライド0.18部を添
加して重合を開始させ、14時間、攪拌しながら同温度
に保った。不揮発分40%、粘度1280 cps、 
pH5,9の水性樹脂組成物3を得た。
実施例4〜6及び比較例1〔水性樹脂組成物の塗膜物性
〕 実施例1〜3で台底した水性樹脂組成物l〜3の所定量
に硬化剤を第1表に示す量混合したもの及び後記するカ
チオン性エポキシ樹脂組成物を各々ボンデライト144
処理鋼板(0,8mm厚)に膜厚20μmとなる様に塗
布し、120°Cで20分環乾燥焼付を行った。
尚、後記するカチオン性エポキシ樹脂組成物は120°
Cl2O分間では充分な塗膜が得られず、180°Cl
2O分ではじめて評価可能な塗膜となったのでこの条件
での塗膜物性を示した。
カチオン エポキシ エビクロン4050 (大日本インキ化学工業製ビスフ
ェノールAジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂エポキ
シ当量910)100部をエチルセロソルブ47部に溶
解させジエチルアミン8部を加え105°Cで2時間反
応させエポキシ変性樹脂155部得た。
一方、トルエンジイソシアネート174部にブチルセロ
ソルブ118部を110℃で2時間反応させ、次いでジ
ェタノール75735部及びジブチル錫ジアセテート0
.05部を加えて110°Cで2時間反応させエチルセ
ロソルブ140部を加えてブロックトポリイソシアネー
ト467部(固型分70%)を得た。
このブロックトポリイソシアネート147部を先に得た
エポキシ樹脂変性物155部に加え、酢酸5部で中和し
た後、イオン交換水138部を用いて希釈しカチオン性
エポキシ樹脂組成物を得た。
上記エポキシ変性樹脂をガラス板上に展開し、乾燥して
、樹脂フィルムを得た。この樹脂フィルムを再度エチル
セロソルブに浸漬したところ、溶解してしまった。
この様にして得られた塗膜の物性をJIS K−540
0に基いて測定した。その結果を第1表に併せて示した
以下、評価方法につき具体的に説明する。
1)鉛筆硬度 各種の硬度を有する鉛筆を塗膜に対して45゜の角度に
当て一定の力で押した時、どの硬さで塗膜にキズがつい
たかを目視で観察し、キズのつく前の硬さでもって表示
した。
2)密着性(ゴバン目密着試験) 塗膜に100個の1[l1ffIxllnInのゴバン
目を鋼板に至る深さで切り込みを入れ、セロハンテープ
をはり、いきおいよくはがした時にtiui上にいくつ
のゴバン目が残っているかを目視で観察した。
3)耐食性(ツルトスプレー試験) 塗膜のついた鋼板に2つの対角線が交差する様に鋼板に
至る深さまで塗膜に切り込みを入れ、35°C15%の
食塩水を240時間噴霧した後の塗面の外観を目視で観
察した。
評価基準 ◎:異常なし Δ:若干点錆発生 ×:塗面の30%以上に錆が発生 4)耐水性 塗膜のついた鋼板を40’Cのイオン交換水に240土
管浸漬した後の塗面の外観を目視で観察した。
評価基準は耐食性のそれを準用した。
5)衝撃性 塗膜のついた鋼板を直径0.5インチの半球状の穴があ
いた金属製の台の上に乗せ直径0,5インチの半球が先
端についた金属製の棒を垂直に立て、この棒上に50C
1の高さから1 kgの分銅を落下させた時に、塗膜に
亀裂が入ったり、塗膜が鋼板からはがれないかを目視で
観察した。
評価基準 ◎:異常なし ×:亀裂が発生 6)屈曲性の 鋼板の塗膜のついた面を下向きにして置き、その真中に
直径2鵬φの金属棒を置いて、それを中心にしてブリキ
板を2つに折り曲げ、塗膜に亀裂が入ったり、塗膜が鋼
板からはがれないかを目視で観察した。
評価基準 ◎:異常なし ×:亀裂が発生 7)屈曲性■ ボンデライト 144処理鋼板の代わりに、表面を研磨
したブリキ板(0,32+mn厚)を用い、前記したの
と同じ条件で焼付を行った。
このブリキ板の塗膜のついた面を下向きにして置き、そ
の真中に直径2鴫φの金属棒を置いて、それを中心にし
てブリキ板を2つ折りに曲げる。
次いで、この金属棒を取り除き、ブリキ板(0,32恥
厚)をはさんだ。
次にブリキ板をはさんだU字型の塗膜つきブリキ板を台
上にねかせ、その折り曲げ部分の50c■の高さから1
 kgの分銅を落下させる。その時、折り曲げ部分の塗
膜に亀裂が入ったり、塗膜がブリキ板からはがれないか
をルーペで観察した。
尚、ブリキ板を2枚はさむという条件から試験を行い、
1枚、0枚とブリキ板を減らしていって、塗膜に亀裂が
入ったり、塗膜の剥離が起きたその前のT値をもって表
示した。
評価基準 OT:ブリキ板をはさまない状態で分銅を落下させても
亀裂や剥離が起こらない。
lT:ブリキ板を1枚はさんだ状態で分銅を落下させて
も亀裂や剥離が起こらない。
(OTで亀裂又は剥離が起こった。) 2T;ブリキ板を2枚はさんだ状態で分銅を落下させで
も亀裂や剥離が起こらない。
(ITで亀裂又は剥離が起こった。) 〉2T:ブリキ板を3枚はさんだ状態で分銅を落下させ
ると亀裂又は剥離が起こった。
ノ ご:D ノ 〔発明の効果〕 本発明の水性樹脂組成物は、エチレン性不飽和単量体の
重合体を内包した、三次元網目構造を有するカチオン性
のミクロゲル体からなるため、硬化剤により硬化せしめ
た際の低温硬化性に優れ、密着性、耐食性、耐水性は勿
論のこと、特に共役ジエン化合物の重合体を内包したカ
チオン性ξクロゲル体耐屈曲性、耐衝撃性のいずれにも
優れた塗膜を得ることができる。
従って、熱硬化型塗料やカチオン電着塗料等の塗料分野
において、航空機、船舶、電車、自動車等のボディー、
ラジェター、ガソリンタンクや、電気洗濯機、冷蔵庫、
流し台、金属製浴槽、ロッカー、デスク、ドアー、門扉
、雨戸、屋根材、オーディオ用品パネル等従来の用途の
いずれにも使用可能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エチレン性不飽和単量体の重合体を内包した、エポ
    キシ樹脂(A)と窒素原子に直接結合した活性水素原子
    を少なくとも3個有する化合物(B)との付加反応によ
    り得られる三次元網目構造を有する樹脂反応物からなる
    カチオン性のミクロゲル体が水性媒体中に分散している
    ことを特徴とする水性樹脂組成物。 2、ミクロゲル体を形成する樹脂(A)が、芳香族系エ
    ポキシ樹脂で、化合物(B)が、ポリアミド樹脂である
    請求項1記載の組成物。 3、ミクロゲル体を形成する樹脂(A)が、エポキシ当
    量800〜4500のビスフェノールAジグリシジルエ
    ーテル型エポキシ樹脂で、化合物(B)が、数平均分子
    量800〜6000で、かつアミン価が150〜400
    KOHmg/gのポリアミド樹脂である請求項1記載の
    組成物。 4、化合物(B)が、数平均分子量800〜6000で
    、かつアミン価が150〜400KOHmg/gの、ポ
    リカルボン酸とポリアルキレンポリアミンとから得られ
    るポリアミド樹脂である請求項3記載の組成物。 5、カチオン性のミクロゲル体が、樹脂(A)の全オキ
    シラン環数に対して、化合物(B)の全活性水素原子数
    が過剰となる条件で付加反応を行って得られた樹脂組成
    物の酸性化合物(C)による中和物である請求項1記載
    の組成物。 6、酸性化合物(C)の存在下で、樹脂(A)と化合物
    (B)との付加反応を行う請求項5記載の組成物。 7、樹脂(A)が、エポキシ当量800〜4500のビ
    スフェノールAジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂で
    、化合物(B)が、数平均分子量800〜6000で、
    かつアミン価が150〜400KOHmg/gのポリア
    ミド樹脂である請求項6記載の組成物。 8、化合物(B)が、ポリカルボン酸とポリアルキレン
    ポリアミンとから得られるポリアミド樹脂である請求項
    7記載の組成物。 9、樹脂(A)が、エポキシ当量800〜4500のビ
    スフェノールAジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂で
    、化合物(B)が、数平均分子量800〜6000で、
    かつアミン価が150〜400KOHmg/gのポリア
    ミド樹脂で、酸性化合物(C)が、有機酸である請求項
    6記載の組成物。 10、化合物(B)が、数平均分子量800〜6000
    で、かつアミン価が150〜400KOHmg/gの、
    ポリカルボン酸とポリアルキレンポリアミンとから得ら
    れるポリアミド樹脂で、酸性化合物(C)が、モノカル
    ボン酸である請求項6記載の組成物。 11、有機溶媒中で付加反応を行う請求項6記載の組成
    物。 12、n−ブタノール、又はn−ブタノールとトルエン
    との混合有機溶媒中で付加反応を行う請求項6記載の組
    成物。 13、樹脂(A)が、エポキシ当量800〜4500が
    ビスフェノールAジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂
    で、化合物(B)が、数平均分子量800〜6000で
    、かつアミン価が150〜400KOHmg/gのポリ
    アミド樹脂で、酸性化合物(C)が、有機酸である請求
    項11または12記載の組成物。 14、樹脂(A)が、エポキシ当量800〜4500の
    ビスフェノールAジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂
    で、化合物(B)が、数平均分子量800〜6000で
    、かつアミン価が150〜400KOHmg/gの、ポ
    リカルボン酸とポリアルキレンポリアミンとから得られ
    るポリアミド樹脂で、酸性化合物(C)が、モノカルボ
    ン酸である請求項11または12記載の組成物。 14、エチレン性不飽和単量体の重合体が、共役ジエン
    化合物(D)及び/又はモノエチレン性不飽和単量体(
    E)の重合体である請求項1記載の組成物。
JP18794090A 1989-09-27 1990-07-18 水性樹脂組成物 Pending JPH03174432A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18794090A JPH03174432A (ja) 1989-09-27 1990-07-18 水性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-251025 1989-09-27
JP25102589 1989-09-27
JP18794090A JPH03174432A (ja) 1989-09-27 1990-07-18 水性樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03174432A true JPH03174432A (ja) 1991-07-29

Family

ID=26504654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18794090A Pending JPH03174432A (ja) 1989-09-27 1990-07-18 水性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03174432A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5371120A (en) * 1993-07-19 1994-12-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Crosslinked microgel for cathodic electrocoating compositions
WO1997022911A1 (en) * 1995-12-20 1997-06-26 Ppg Industries, Inc. Electrodepositable photoimageable composition containing a microgel comprising crosslinked organic particles
EP0816393A3 (de) * 1996-07-02 1999-01-07 Ciba SC Holding AG Härter für Epoxidharze

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5371120A (en) * 1993-07-19 1994-12-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Crosslinked microgel for cathodic electrocoating compositions
WO1997022911A1 (en) * 1995-12-20 1997-06-26 Ppg Industries, Inc. Electrodepositable photoimageable composition containing a microgel comprising crosslinked organic particles
US5721088A (en) * 1995-12-20 1998-02-24 Ppg Industries, Inc. Electrodepositable photoimageable compositions with improved edge coverage
EP0816393A3 (de) * 1996-07-02 1999-01-07 Ciba SC Holding AG Härter für Epoxidharze

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5989642A (en) Method for preparing color-clear composite coatings having resistance to acid etching
US4320220A (en) Cathodically depositable coating compositions and process for same
CN101077957B (zh) 水性涂料组合物
WO2006028262A1 (ja) 熱硬化性水性塗料組成物
EP1086183A1 (en) Aqueous coating composition
WO2007119760A1 (ja) 水性プライマー組成物
EP0066859B1 (de) Kathodisch abscheidbares wässriges Elektrotauchlack-Uberzugsmittel
US4174332A (en) Self-crosslinking resin emulsions for cathodically depositable coating compositions
JP2017527647A (ja) 反応生成物、および前記反応生成物を含む水性ベースコート材料
JP2016528363A (ja) ダイマー脂肪酸を含有する反応生成物及びその反応生成物を含むコーティング組成物
JPH02276876A (ja) 水性樹脂組成物
JPH03174432A (ja) 水性樹脂組成物
US5639361A (en) Binder system for electrodeposition coating
JP2017528542A (ja) 反応生成物、および前記反応生成物を含む顔料入りベースコート材料
EP0469646A1 (en) Hybrid polymer, aqueous dispersions and coating composition therefrom
JP2884653B2 (ja) 架橋重合体微粒子及びそれを含む塗料組成物
JP5904662B2 (ja) カチオン型電着塗料組成物
CN1831208B (zh) 多层涂膜形成方法
JPS59123574A (ja) 防食被覆方法
JP2002294173A (ja) カチオン電着塗料組成物およびそれを用いた塗膜形成方法
JP6817245B2 (ja) 受口内面に塗膜を有する鋳鉄管およびその塗装方法
JPS61246263A (ja) 水性樹脂分散体の製造方法
JP3158863B2 (ja) 水性樹脂分散体およびその製造方法
CN110036084B (zh) 具有改善的循环管路稳定性的水性底色漆
EP0379076A2 (en) Use of mixed polymeric surfactants for improved properties