JPH0317359A - 融雪型支線の埋設方法 - Google Patents

融雪型支線の埋設方法

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JPH0317359A
JPH0317359A JP15101089A JP15101089A JPH0317359A JP H0317359 A JPH0317359 A JP H0317359A JP 15101089 A JP15101089 A JP 15101089A JP 15101089 A JP15101089 A JP 15101089A JP H0317359 A JPH0317359 A JP H0317359A
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JP
Japan
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heat
metal
snow
pipe
stay
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Pending
Application number
JP15101089A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Kumofuji
勝義 雲藤
Kiyoshi Shimojima
下嶋 清志
Hideo Kono
河野 秀雄
Manabu Kagawa
学 香川
Kenichi Kikuchi
賢一 菊地
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、比較的埋設深さが浅い状態であっても十分に
融雪作用を発揮させることのできる融雪型支線の新規な
埋設方法に関するものである,[従来の技?+1i] 第10図に示すように、電柱10のような長尺立設梢遣
物には、これの倒壊を防止するための支線11を設ける
のが通常である, 降雪地帯において積雪量が多くなると、上記支線l1の
PjI囲における積雪荷重により雪の#l#まりが起り
、下rf4きに大きな沈降力が発生する,この沈降力は
予想以上に大きいものであり、電柱10を傾斜させたり
、支線11を断線させたりすることすらある, このため、積雪がある度に作業者が支線周囲の除雪を行
なったりして、前記沈降力による事故の発生を防止して
いるが、非常に大きな労力と時間および費用を要してい
る. そこで、第10図に示すように電柱10を支持している
支線l1にヒートバイプ1を添設し、当該ヒートパイプ
1によって支l!11周辺の雪を融かし、支線11と雪
の接触を断ち切ることにより上記雪の沈降力が支#!1
1に伝達されないようにして、上記支*11のUr@等
を防止する融雪型支線が提案されている, すなわち、ヒートパイプ1の片端を図に示すように地面
GLから地中Eに埋設して集熱部とし、反対端側を支線
l1に図のように添えて放熱部とするものである, ヒートパイプ1はパイプ状の密封容器よりなり、内部に
蒸発・凝縮を行なわせ得る作Fm液が封入されており、
作動液は地中の集熱部で地熱を吸熱して蒸発し、該蒸気
は地上の放熱部に移動し、そこで凝IIM液化して前記
集熱部に還流し再び蒸発することを繰返す。この放熱部
での蒸気の凝縮の際に潜熱の放出が起り、支fflll
周囲の雪を融かすものである. このような電柱10は一般に幹線道#?I沿いに建てら
れる例か多く、近くを通過する車両などにより損傷を受
けたり.、作業者が使用する工具により傷付けられたり
、いたずらをされたりなどして、ヒートパイプ1に外傷
を受けるおそれが大きいために、最近第10図にその外
観例を示したようにアーマーロヅド12を巻き付けて保
護しようとする提案かなされ、融雪型支線の長期安全性
が図られるようになった. 第2図は、そのようにアーマーロツドl2を巻き付けた
第1図の具体例におけるA−A断面図を示したものであ
り、図のように添設されたヒートパイプ1の放熱部が支
&l11と共にアーマーロッド12によって巻き付け保
護されると共にアーマーロッド12には放熟フィンとし
ての効果を期待するものであるう このようにアーマーロッドl2の巻き付けは、上述した
外傷を受けるおそれのない地域においては必要なく、ヒ
ートパイプ1に樹脂被覆した程度で露出のまま添設して
も差支えない, [発明が解決しようとする課題1 上記によって放熱部の長期安全性を図り得ても、地中E
に埋設し地熱を集熱させる集熱部のa能が不十分であっ
ては、融雪型支線として満足すべきものとはいえない. 地上部に降る雪の量は、同一地域でも気象状況、周囲の
環境により毎年変動するが、地熟は上記の影響をあまり
受けず比較的安定した熱量を長期に亘って保持すること
が出来る,そして、この地熱温度は地下の深さに対して
所定の勾配を持って分布していることが知られている. 従って、ヒートバイブを地中深く埋設すれば、融雪能力
はそれたけ向上し、年により降雪量が多くなっても十分
融雪が可能になる,しかし、反面、深く埋設するための
装置の大型化や労力あるいは経済性などを考えると、掘
削する深さは逆に浅い方が良いことにもなり、結局電柱
支線の融雪用としては、実用上は集熱部を3〜4m地中
に埋設しているのか実情であり、通常それで満足すべき
結果が得られている. しかし、山間部のスキー場のように比較的標高の高い場
所では、上記深さまで掘削を行なうことのできる重量の
ある機器類を搬入搬出することが困難なことが多く、地
形などによっては掘削埋設を上記十分な深さまで行なう
ことが困雅であったり不可能であったりすることもあり
、あるいは予期しない岩石に突き当り上記3〜4mとい
った埋設長さを収れないこともある, このような場合の解決策として、従来は、第7図に示す
ようにヒートパイプ1の先端に膨大部laを形或したり
、第8図にその側面図および第9図に当該第8図のP方
向矢視図を示すようにヒートバイブlの先端に放射状の
突出片1bを収付けて集熱能力を補うことが試みられて
いる,しかし、第7図の膨大部1aはそれを形成加工す
る上で手間がかかり実用性に欠ける上、第8および9図
に示す放射状突出片tb.tbを形或するには、広範囲
にわたり周囲の穴開けが必要であり、作業性が非常に悪
い, また、一度に周囲を掘削してしまうので土壌か破壊され
土壌密度が低下して本来土壌か保持している地熱を有効
利用出来ない結果ともなりやすい,本発明の目的は、上
記したような従来技術の問題点を解消し、ヒートバイプ
の埋設深さを洩<シても十分な集熱能力を保持し、しか
も槽遣自体を簡略化できることから作業性の向上をも図
り得る新規な融雪型支線の埋設方法を提供しようとする
ものである。
[課題を解決するための千段1 本発明は、支線にヒートバイブを添設し、地中に地熱を
集熱するための集熱部を埋設し、放熱部を地上の支線に
添設してなる融雪型支線の地中埋設部の外周に熱伝樺性
のよい金属を添着し、ヒートバイプの外径をDO、添着
金属の相当外径をDとしたときに、1.5DO≦D≦5
DOとなるように#I成することにある.ここに添着金
属の相当外径なる文言を用いたのは断面非円形であった
場合には円形に換算した場合との意であり、このことは
Doについても同じことかいえろう[作用1 ヒートパイプそのものを膨大加工するのではなく、厚内
円筒状の熱伝導性のよい金属をヒートパイプ先端に着合
させることは常用手段で容易に実施可能であり、その着
合金属の外径も然程大きくすることなく十分な集熱効果
の向上を達成できるため、埋設作業の簡易化が可能とな
る.[実施例] 以下に、本発明について実施例図面を参照し説明する. 第1図4i本発明に係る埋設方法により融雪型支線を埋
設した様子を示す説明図である.1はヒートパイプであ
って、その一端は地面GLから地中E内に埋設され前述
した集熱部としての作用を行なわせるものであるが、本
発明においては、ヒートパイプ1の地中埋設部の外周に
熱伝導性のよい金属例えば銅が添着金属2として添着さ
れた状態で地中Eに埋設されている,ヒートパイプlの
他端放熱部はすでに説明したように支fillに添設さ
れ、保護のためのアーマーロッドl2が巻付けられ、そ
のように構成された支線の一端はアンカーl3に固定さ
れると共に中間の玉碍子14を介して電柱10側の支線
l1と連結され電柱10を支え得る!R造となっている
,なお、図において20は地上に積った雪を示したもの
で759、前述したようにヒートパイプ1の地中埋設部
より集熱した地熱により図中アーマーロッド12の巻か
れている放熱部において放熱が行なわれ、雪20が融か
されて雪洞が形成さt′LM雪の沈降圧がそれによって
遮断されるものである,しかして、ヒートパイプ1の好
ましき埋設部の長さは先に説明したように3〜4m″C
″あるが、そのような深さに埋設出来ない場合がある.
本発明は、かかる場合に適用してその効果を如何なく発
揮させ得るものであり、具体的には第4図に示したよう
にヒートバイ11の先@部に前記別の如き熱伝痺性のよ
い添着金属2が着合され、その状態で第1図に示しかつ
第4図に示したように地中Eに埋設するものである, 第3図は第4図に示したようにヒートパイプ1の先端に
添着金属2を着合させ、ヒートバイプの外径をDO、添
着金属2の外径をDとし、横軸にその比をとり、縦軸に
融雪可能な深さをとり、地質として花崗岩を使用し、実
際に融雪せしめた結果を示すグラフである, D/Doが1、すなわち添着金属を有しない場合には融
雪するに必要な理説深さは3〜4mであるが、D/Do
を1.5すなわちヒートパイプの半径分の厚さを有ずる
銅バイプを着合させたことによりその融雪に必要な埋設
深さは2mよりさらに小さくなり、埋設深さにおいて少
なくともlm浅く埋設しても従前通りに融雪が行なわれ
ることが第3図によってわかる, 以下D / D oの値が大きくなるにつれ、融雪に必
要な埋設深さも次第に浅くできることを第3図は示して
いるが、図示は省略しf,− 1,ののD / D o
が5程度においてその効果はほぼ飽和状態となる,従っ
て、ヒートパイプと添着金属の比D / D oは1.
5以上であって5以下であることか望ましい,なお、ヒ
ートパイプ1に添着金属2を着合ずるには、ヒートパイ
プの外径よりやや大きな内径を有する厚内円筒を用意し
、これを圧縮着合してもよく、また、肉厚が厚くなり圧
縮加工が困難な場合には、熱伝導性の良好なコンパウン
ドを添着金属2の内壁とヒートパイプ1の外壁との間に
形成される間隙に充填せしめればよく、これらの技術は
常1ロされている技術をそのまま適用することが可能で
ある, また、地面GLからほぼ0.5m程度の範囲では、外気
の影響を受け地熱の変動が考えられる深さである,従っ
て、添着金属を着合する位置は、上記した外気温の影響
を受ける0.5m部分を差引いた長さにおいて第3図に
示される埋設深さを選択すればよい. すなわち、具体的には、埋設深さを2mとする場合には
添着金属の長さは1.5mとし、当該1.5mの添着金
属をヒートパイプlの先端に着合し、全体を2mの掘削
穴に埋設すればよいわけである。
なお、添着金属2を着合した状態で埋設するための穴は
、先に説明したように最大でヒートパイ1外径の5倍程
度の穴でよく、掘削作業の上からすればさしたる問題を
生ずる穴径ではなく、しかもその掘削深さは、D ,/
 D.の値によってかなり浅いものでよいこととなるか
ら、結局ヒートパイプ集熱部の埋設作業としては、添着
金属2を有しない場合と余り差のない作業で済むかある
いはそれよりも容易な作業で済むことが考えられる,埋
設のため穴と添着金属2との間には当然ながら第4図に
示すように間隙Gが形成されるから、ここには、山砂や
細石のような熱伝導性のよい充填材3を第5図に示すよ
うに十分に充填すればよいうさらに、先にも説明したよ
うに地面GLから0.5m程度までの深さは外気温の影
響を受け、地熱温度の変動を生じやいず範囲であるから
、本発明において先に説明したように当該0.5m程深
さにおいて短くなるような添着金属2を着合し、第6図
に示すようにその上部の上記0.5m程度の深さの空間
に断熱材4を充填するようにすれば、添着金属2の上面
における集熱の変動を防止できるというメリットを期待
することかできる,なお、第3図における実験に使用し
た地質は比較的熟伝導率の悪いとされている花崗岩を対
象としたものであり、現実的にはより熟伝導率のよい土
壌に埋設する場合が多いことを考慮すれば、添着金属の
外径をそれほど大きくすることなく埋設深さを浅くでき
るであろうことが考えられる,本発明を適]目するヒー
トパイプの構造については、第1図に示したようなアー
マーロッドを取付けたものに限らず、グラスチック被覆
のみのもの、あるいは直接ヒートパイプ金属そのものを
露出しているもの、あるいは内部に熱移動を容易にずる
清を有するもの、その他断面形状等を円形以外に形成し
たもの等々、その構成、形状、材質等に関f系なく、適
用可能なことはいうまでもない.本発明によれば、添着
金属2を着合した分だけ多少高価になるきらいはあるが
、岩盤等の存在により掘削が困難な場所などその適用場
所を選択することでその特徴を十分に発揮させることが
できる. [発明の効果] 以上の通り、本発明に係る埋設方法をもってすれば、融
雪型支線の埋設深さを大きくとれない場所等において十
分にその機能を発揮させ得るものであり、今後の融雪型
支線の需要の見込まれる今日、時宜を得た提案としての
意義は非常に大きなものがある.
【図面の簡単な説明】
第l図は本発明に係る埋設方法により融雪型支線を埋設
した様子を示す説明図、第2図は第1図のA−A断面図
、第3図はヒートバイプの先端に径の異なる添着金属を
着合し、ヒートパイプの外径Doと添着金属の外径Dと
の比と融雪に必要な埋設深さとの関係について融雪実験
を行なった結果を示すグラフ、第4図は第3図の実験に
おけるヒートバイプの埋設状況およびその外径の関係を
示す説明図、第5図は本発明に係る方法により埋設した
際に生じた間隙に充填材を充填した様子を示す説明図、
第6図は本発明に係る別な実施例を示すものであり、地
面よりある深さまでの間に断熱材を設けた例を示す説明
図、第7図はヒートパイプの先端に膨大部を形成した従
来例を示す説明図、第8図はヒートバイブの先端に放射
状突出片を取付けた従来例を示す説明flP1面図、第
9図は第8図のP方向矢視図、第10図は従来の融雪型
支線を電柱に取付けた様子を示す説明図である,1:ヒ
ートパイプ、 2:添着金属、 3:充填材、 4:断然材、 10:電柱、 1l:支線、 12:アーマーロツド・ 13:アンカー 20 :雪ウ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支線にヒートパイプを添設し、地中に地熱を集熱
    するための集熱部を埋設し、放熱部を地上の支線に添設
    してなる融雪型支線の地中埋設部の外周に熱伝導性のよ
    い金属を添着し、ヒートパイプの外径をD_O、添着金
    属の相当外径をDとしたときに、 1.5D_O≦D≦5D_Oとなるように構成する融雪
    型支線の埋設方法。
JP15101089A 1989-06-14 1989-06-14 融雪型支線の埋設方法 Pending JPH0317359A (ja)

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JPH0317359A true JPH0317359A (ja) 1991-01-25

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