JPH03173088A

JPH03173088A - 避雷器の寿命管理システム

Info

Publication number: JPH03173088A
Application number: JP30933889A
Authority: JP
Inventors: Yasuo Okada; 保雄岡田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-11-30
Filing date: 1989-11-30
Publication date: 1991-07-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、配電自動化システムに用いられる自動形柱上
開閉器に内蔵された避雷器の寿命管理システムに関する
ものである。

（従来の技術）最近、各電力会社を中心として、配電の供給信頼度を向
上するために、配電の自動化が強力に推進されている。

この様な配電自動化システムにおいて、配電線の区分開
閉用機器として使用される自動形柱上開閉器（ＰＳＷ）
としては、耐雷保護の向上、省力化及び装柱美化等の理
由から、ギャップレス酸化亜鉛素子（Ｚ　ｎ　Ｏ）形等
の避雷器を内蔵するものが用いられることが多くなって
いる。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上述した様な避雷器を内蔵した自動形柱
上開閉器（ＰＳＷ）においては、以下に述べる様な解決
すべき課題があった。即ち、各避雷器は自動形打上開閉
器内に収納されているため、避雷器の特性が低下した場
合、その検出が困難であり、避雷器のス↑命を正確に把
握することができないといった欠点があった。また、実
際に流れた雷サージ電流の大きさ及び回数等を適時検出
することができないため、それらを累積して避雷器の寿
命を予測し、保守・点検・交換作業等の基礎データとす
ることができないといった欠点があった。

本発明は、以上の欠点を解消するために提案されたもの
で、その目的は、雷サージ電流の実績を正確に把握する
ことにより、避雷器の寿命を予測し、管理することので
きる避雷器の寿命管理システムを提供することにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明の避雷器の寿命管理システムは、架空配電線に取
り付けられた自動形柱上開閉器の内部に配設された避雷
器に流れる雷サージ電流を検出する検出手段と、その検
出データを解析・記憶する演算・記憶手段を備え、前記
演算・記憶手段によって得られたデータを、信号伝送手
段を介して、中央監視部に設けられた親局装置及び中央
処理装置に伝送し、前記避雷器の寿命を中央監視部にお
いて自動的に監視するようにしたことを特徴とするもの
である。

（作用）本発明の避雷器の寿命管理システムによれば、各自動形
打上開閉器の内部に配設された避雷器に流れる雷サージ
電流を検出し、その検出データを逐次演算・記憶手段を
用いて処理し、その処理データを中央監視部の中央処理
装置に伝送することによって、中央監視部において、避
雷器の寿命を一括して管理することができる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図に基づいて
具体的に説明する。

本実施例においては、第１図に示した様に、架空配電線
１に自動形柱」１開閉器（ＰＳＷ）２、電源変圧器（Ｐ
ＴＲ）３及び制御子局（ＲＴＵ）４が装柱されている。

また、前記制御子局（ＲＴＵ）４は、信号伝送手段であ
る信号伝送路５を介して、中央監視部に設けられた親局
装置（ＭＴＵ）６ａ。

６ｂ・・・及び中央処理装置（ＣＰＵ）７に接続されて
いる。なお、前記信号伝送路５としては、通信線又は配
電線搬送方式等が適用される。

また、前記自動形柱上開閉器（ＰＳＷ）２の内部には、
ＺｎＯ形避雷器２ａ、、２ｂ、２ｃ、２ｄ。

２ｅ及び２ｆが取り付けられ、それらの接地側は接地線
２ｇに接続されている。また、この接地線２ｇには、避
雷器の雷サージ電流を検出するための検出手段である貫
通形変流器（ＣＴ）２ｈ、２１が取り付けられ、これと
並列に変流器二次開路防止用の保護抵抗２に、２１が取
り付けられている。一方、制御子局（ＲＴＵ）４内には
、演算・記憶手段であるマイクロコンピュータ（ＭＰＵ
）４ａが設けられ、前記貫通形変流器（ＣＴ）２ｂ。

２１により検出された雷サージ電流情報がインプットさ
れ、サージ電流波形及び発生回数等を積分化及びメモリ
ー化するように構成されている。そしてこれらの情報を
もとに、自動形柱上開閉器（ＰＳＷ）’２に内蔵された
ＺｎＯ形避雷器２ａ〜２ｆの寿命劣化を解析し、記憶す
る。そして、避雷器が寿命限界に達したと判断された場
合には、その情報が前記信号伝送路５を介して、中央監
視部に設けられた親局装置（ＭＴＵ）６ａ、６ｂ・・・
及び中央処理装置（ＣＰＵ）７へ伝送されるように構成
されている。

なお、制御子局（ＲＴＵ）４には、第２図に示した様に
、各自動形柱上開閉器（ＰＳＷ）に対応して個別アドレ
ス番号（例えば、Ａ　１）　、　Ａ　１Ｂｏ、Ｂｔ・・
・）がつけられ、前記中央処理装置（ＣＰＵ）７におい
て、アドレス番号を指定することによって、所望の自動
形打上開閉器（ｐｓｗ）２及び制御子局（ＲＴＵ）４の
状態変化を監視できるように構成されている。また、電
源変圧器（ＰＴＲ）３は、自動形柱上開閉器（ＰＳＷ）
２及び制御子局（ＲＴＵ）４の操作制御監視用の電源で
ある。

この様な構成を有する本実施例の避雷器の寿命管理シス
テムにおいては、以下に述べる様にして、自動形柱上開
閉器（ｐｓｗ）に内蔵された避雷器の寿命を監視するこ
とができる。

即ち、第１図において、制御子局（ＲＴＵ）４の内部回
路に設けられたｕ、ｖ端子で、電源変圧器（ＰＴＲ）３
からの電源を受けると、電圧検出継電器（ＡＸ）が動作
し、さらにＰＳＷ投入継電器（ＣＸ）が動作し、投入コ
イル（ＣＣ）が励磁されることにより、自動形柱上開閉
器（ＰＳＷ）２の主回路接点２ｊが“切”−“入“とな
る。すると、主回路接点２ｊに連動した“ｂ”接点が切
替り、保持コイル（ＨＣ）及び制限抵抗２ｍの回路とな
る。その結果、自動形柱十開閉器（ＰＳＷ）２に雷サー
ジ電流が流れると、貫通形変流器（ＣＴ）２ｈ、２ｉに
より雷サージ電流が検出され、マイクロコンピュータ（
ＭＰＵ）４ａにそのデータが送られ、さらに、前述した
様に中央処理装置（ＣＰＵ）７にデータが伝送される。

一方、配電用変電所（ｓ／ｓ）８には、接地形変圧器（
ＧＰＴ）９及び零相変流器（ＺＣＴ）１０及び地絡検出
継電器（６７Ｇ）１１が設けられ、配電線に地絡事故が
発生した時に、遮断器（ＣＢ）１２をトリップさせるよ
うに構成されている。なお、雷の発生時には比較的配電
線の地絡事故が起りやすい場合がある。この様に、地絡
事故によって、配電用変電所８の遮断器（ＣＢ）がトリ
ップした時においても、各内蔵避雷器の雷サージ電流動
作回数、寿命劣化程度を記憶した制御子局４に内蔵され
たマイクロコンピュータ（ＭＰＵ）４ａより、それらの
情報を取り出すことにより、避雷器の劣化状態を正確に
知ることができる。

また、第２図に示した実施例は、本発明の避雷器の寿命
管理システムを、配電線自動化システムに適用したもの
である。即ち、多数配設された自動形柱上開閉器（ＰＳ
Ｗ）２には、それぞれ対応する制御子局（ＲＴＵ）４が
設けられ、各自動形柱上開閉器（ＰＳＷ）２に内蔵され
たＺｎＯ形避雷器（図示せず）の雷サージ電流の累積デ
ータ及び避雷器の特性劣化状況等を示すデータが制御子
局（ＲＴＵ）４によって演算・記憶されると共に、それ
らのデータが信号伝送路５及び親局装置（ＭＴＵ）６ａ
、６ｂを介して、速やかに中央処理装置（ＣＰＵ）７へ
伝達される。なお、架空配電線１の柱上に多数取付けら
れる制御子局（ＲＴＵ）４には、それぞれ個別のアドレ
ス番号（Ａｏ、Ａ１・・・＋　ＢＯｒ　Ｂｌ・・・）が
つけられているので、中央処理装置（ＣＰＵ）７と制御
子局（ＲＴＵ）４との間でｌ二〇の対応がなされている
。そのため、一連の制御監視操作において、中央処理装
置（ＣＰＵ）７側で、配電線に多数取り付けた自動形打
上開閉器（ＰＳＷ）２に内蔵されたＺｎＯ形避雷器の状
態変化を、全て把握することができる。

この様に、本実施例によれば、配電線柱上に多数取付け
られる自動形柱上開閉器に内蔵された避電器の劣化状況
を中央監視部において、−括して監視できるので、配電
線及び避雷器の予備管理を容易に行なうことができる。

また、配電線全体の雷サージ発生状況、分布状況等の資
料を容易に得ることができるので、配電線の耐雷設計及
び絶縁協調を検討する際にも利用することができる。

［発明の効果］以上述べた様に、本発明によれば、架空配電線に取り付
けられた自動形柱十開閉器の内部に配設された避雷器に
流れる雷サージ電流を検出する検出手段と、その検出デ
ータを解析・記憶する演算・記憶手段を備え、この演算
・記憶手段によって得られたデータを、信号伝送手段を
介して、中央監視部に設けられた親局装置及び中央処理
装置に伝送し、中央監視部において避雷器の寿命を自動
的に監視するように構成することによって、雷サージ電
流の実績を正確に把握して、避雷器の寿命を予測し、管
理することのできる避雷器の寿命管理システムを提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の避雷器の寿命管理システムの一実施例
を示す構成図、第２図は本発明を配電自動化システムに
適用した実施例を示す構成図である。１・・・架空配電線、２・・・自動形打上開閉器（ＰＳ
Ｗ）、３・・・電源変圧器（ＰＴＲ）　、４・・・制御
子局（ＲＴＵ）　、５・・・信号伝送路、６・・・親局
装置（ＭＴＵ）、７・・・中央処理装置（ＣＰＵ）　、
８・・・配電用変電所、９・・・接地形変圧器、１０・
・・零相変流器、１１・・・地格検出継電器。

Claims

【特許請求の範囲】

架空配電線に取り付けられた自動形柱上開閉器の内部に
配設された避雷器に流れる雷サージ電流を検出する検出
手段と、その検出データを解析・記憶する演算・記憶手
段を備え、前記演算・記憶手段によって得られたデータ
を、信号伝送手段を介して、中央監視部に設けられた親
局装置及び中央処理装置に伝送し、前記避雷器の寿命を
中央監視部において自動的に監視するようにしたことを
特徴とする避雷器の寿命管理システム。