JPH03169347A - ハニカム構造体 - Google Patents
ハニカム構造体Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
用フィルタ、さらには各種ガス・石油を燃料とする燃焼
ガスの浄化および/または脱臭用触媒の担体として用い
られるハニカム構造体に関するものである。
は、使用中の激しい振動に耐えるように、第3図に示す
ように排気ガスが通過する貫通孔24Bと直角方向(以
下「径方向」という)にはクッション材22,9および
シール材IOを介して圧力を加え、更に貫通孔方向には
クッション材22を介して板材23で圧力を加えながら
固定し保持する構造をとっている。
たクッション材22の部分のハニカム構造体貫通孔24
Bには排気ガスが通過できずその部分の触媒が無駄とな
る。そのため、触媒貴金属の節約を目的にシール材のみ
を全側面に用い径方向のみで保持する方法も一部で実用
化されている。ところが、この方法では、使用中の激し
い振動に対して動かないよう固定するため径方向に加え
る圧力を高くしなければならず、セラξツクハニカム構
造体の隔壁の厚さが例えば0.3On+mというような
比較的厚く外圧強度が高い場合には径方向のみで保持が
可能であるが、隔壁の厚さが例えば0.15〜0.20
mmというような比較的薄い場合には外圧強度が低く適
用できない問題がある。また、使用中の激しい振動のた
め貫通孔方向に移動し、触媒が損傷、消失する。
構造体の回転を防止することができない。
、特願昭63−186981号明細書(昭和63年7月
28日付)に記載したように、ハニカム構造体外周面に
貫通孔方向に突出部を延在させ、この突出部を切欠いた
構造のものに到達した。
の一部を切り欠いて切欠き部5を設ける。
材8を外壁11へと固定することで、ハニカム構造体の
貫通孔方向への移動と回転移動とを共に防止することに
戒功した。
らしたわけではあるが、更に深く検討を進めた結果、未
だ問題が残されていることを発見した。
貫通孔4の一部が切欠き部5に露出し、またシール部材
8と切欠き部5との寸法を完全に合わせることは困難で
、しかもシール部材8を長期間使用すると熱飛散してく
ることから、隔壁2とシール部材8とに隙間ができる。
矢印Aのように流れる排ガスが矢印Bのようにシール部
材8と隔壁との隙間を通り抜け、またシール部材8の存
在しない切欠き部5から矢印Cのように流れ、ハニカム
構造体外周面と外壁1lとの間を流れて浄化されないま
ま触媒コンバータを通過する。
の深さ以上に厚くすると耐熱衝撃性が急激に低下したり
、またシール部材8の寸法を切欠き部幅より大きくして
切欠き部5に強く嵌めこむと隔壁が不規則にシール部材
の幅以上に欠けてそこから排ガスが漏れる。その一方切
欠き部5の深さを例えば0.5 mm未満と小さくする
と、軸方向の移動を防止することは困難となる。
みならず径方向の回転ズレをも防止することができ、な
おかつ排ガスの漏れも防止できるセラξツクハニカム構
造体を提供しようとするものである。
出部と;貫通孔方向に隣り合う前記突出部の間に形成さ
れた切欠き部と:この切欠き部の形或時にこの切欠き部
へと導通すべき貫通孔を、貫通孔方向にみて前記切欠き
部の少なくとも一方の側で、この切欠き部と隣接する前
記突出部の存在位置で前記ハニカム構遺体外周面の全周
に亘って閉塞する閉塞手段とを有するハニヵム構造体に
係るものである。
を、この切欠き部と隣接する突出部の存在位置で全周に
亘って閉塞させているので、この切欠き部にシール部材
を挿入し、この切欠き部に隣接する突出部とシール部材
とを当接すると閉塞手段とシール部材との間でシールが
行われ、排ガスの漏れを阻止する。
を示す破断斜視図、同図(b)は同図(a)の部分拡大
図、第2図は部分拡大断面図である。
では8列に所定高さの突出部2を順次配列し、隣り合っ
た突出部2の間に、ハニヵム構造体1の外周面と同じ高
さの切欠き部5,15を設けた。この切欠き部5.15
の深さはハニカム構造体lの貫通孔方向の位置ズレ、移
動を防止するのに充分であって、各切欠き部の形成時に
は切欠き部5.15に貫通孔4が露出し、また貫通孔4
の一部が溝6となって露出する。
定したときに上流側の端面3に最も近い計8個の切欠き
部15において、切欠き部l5の形戊時に露出する溝6
と貫通孔4の露出端部とに充填材を充填して閉塞部7を
形成した。
15への露・出部分を閉塞部7により閉塞させ、シール
部材8を閉塞部7と密接させ、全周に亘ってシールして
いるので、端面3側から矢印Aのように流入した排ガス
は遮断され、シール部材8よりも下流側へと流れること
はない。
接させることにより、ハニカム構造体の貫通孔方向への
位置移動や回転を防止することができ、また端面3の外
縁部をシール部材で直接押える場合と異なり、外縁部の
貫通孔が無駄になるということもない。
に押し出しダイスの押え板の開口部を切欠くか、開口部
を所定の形状にして押し出し、貫通孔方向へと細長く延
在する突出部を有するハニカム構造体を一体に押し出し
戒形し、乾燥した後、ハニカム構造体に対して上下動可
能に設けられた切削刃物を回転させ、所定の切欠き部を
形成すべき位置において下降させて突出部を切り欠くこ
とにより、所定の切欠き部を形戒する。
欠き部15に露出する溝6、貫通孔4露出端部に、ハニ
カム構造体lの原料と好ましくは同じセラミックの原料
、更に好ましくはコージェライト原料からなる充填材を
充填して閉塞部7を形成し、その後焼戒する。
ニカム構造体の押し出し直後に切削刃物により切り欠い
たが、押し出し直後に切り欠く場合、ピアノ線などの細
いワイヤーで切り欠くことも可能である。また戒形体を
乾燥後または焼戒品を、切削刃物またはダイヤモンド砥
石や研削砥石などの手段により切削又は研磨することも
可能である。
ト原料を押し出した後焼成して外径100 mmφ、全
長100 ma+、貫通孔密度46.5個/crs”の
ハニカム構造体を得た。隔壁厚さは0.20mmで、外
壁厚さは約0.3 n+n+である。
さ0.5 LLlm、幅20n+mの突出部2を貫通孔
方向へと8列に設け、端面3から15mmの位置に長さ
10mm、深さ0.5 mmの切欠き部15を設け、更
に切欠き部15から貫通孔方向へと10vw毎に合計4
ケ所の切欠き部5を設け、同じコージエライト原料で端
面に最も近い切欠き部l5に露出した貫通孔4を全周に
亘って8ケ所で塞いだ後焼戒した。
なり、比較品2は、突出部を設けない円形断面の一般の
ハニカムである. 得られた本発明品および比較例のハニカム構造体につい
て各項目につき3個ずつ各種の性能試験を実施した。
面に厚さ約0.5 mn+のウレタンシ一トを介して約
20mmのアルξニウム板を当て、側面を厚さ約0.5
mmのウレタンチューブで包み密封し、水を満たした
圧力容器に入れ、圧力を徐々に上げて破壊音が生じたと
きの圧力を測定した。
l時間入れた後、室内に取り出したときの異常の有無を
観察した。
ットを両端面に最も近い切欠部に巻き、内径107 m
mのキャンに入れキャンに4m3/分の室温空気を流し
たときの、両セラミックマット間のハニカム構造体とキ
ャンの間を流れる空気の速度を測定した。
ックハニカム構造体において漏れが防止できることがわ
かり、さらに塞いだ部分も使用上問題ないことがわかる
。
て加熱振動試験を行ったところ、本発明品、比較品1で
は回転ズレ、貫通孔方向のズレが見られなかったが、比
較品2にはズレがあった.試験条件は、プロパンガスバ
ーナを加熱源とした800゜Cの熱ガスを2分流し加熱
した後、室温空気を2分流して冷却することを1サイク
ルとして200 Hz , 0〜20Gの振動を加えな
から50サイクル実施した後、コーンを外して鋼管から
担体を押し出し外観を観察した。
の方法で保持したものとについて触媒の有効体積を比較
すると、触媒貴金属を約8%節減できた。
、幾多の変形、変更が可能である。例えば、本発明の突
出部および切欠き部の数、大きさ、閉塞部分の数、位置
はその部分に当接するク・ンション材の貫通孔方向幅と
実使用条件によって決定される設計要件であるので、本
実施例に限定されるものでないことはいうまでもない. 上述した実施例では、第2図に示すように切欠き部15
の図面において左側でも右側でも共に貫通孔4を閉塞さ
せているが、貫通孔方向にみて切欠き部15の一方の側
で貫通孔4を閉塞させれば排ガス漏れは充分防止できる
。
設けているが、貫通孔方向にみて他の位置に存在する切
欠き部に閉塞部7を設けてこの切欠き部にシール部材8
を密接させてもよく、貫通孔方向にみて二つ以上の位置
で切欠き部に閉塞部を設けてもよい。
構造体外周曲面との間を滑らかに結んでもよい。
径方向の断面形状を正円としたが、これに限定されるこ
となく例えば楕円形状のものでもよいことはいうまでも
ない。さらに、セルの形状は本実施例では正方形である
がこれに限定するものでないとともに、ハニカム構造体
および閉塞部材の材質についても本実施例ではコージェ
ライトを用いたがこれに限定するものでないことは明ら
かである。さらにまた、本発明のハニカム構造体として
、両端面の貫通孔が互い違いに閉塞された形状のものを
使用できることはいうまでもない。
時にこの切欠き部へと導通すべき貫通孔を、この切欠き
部と隣接する突出部の存在位置で全周に亘って閉塞させ
ているので、この切欠き部にシール部材を挿入し、この
切欠き部に隣接する突出部をシール部材に当接させるこ
とにより、閉塞手段とシール部材との間でシールを行う
ことが可能となる。従って貫通孔へと上流側から流入し
た排ガスはこのシールにより全周に亘って遮断され、閉
塞手段を設けた切欠き部よりも下流側5と排ガスが漏れ
ることがない。
させることにより、ハニカム構造体自体の貫通孔方向へ
の位置移動や回転を防止できる。
ル部材で直接押える必要もなくなるので、端面外縁部の
貫通孔が無駄になることもなく、触媒貴金属を節減でき
る。
カム構造体の破断斜視図、 第1図(b)は第1図(a)の部分拡大図、第2図は第
1図のセラミックハニカム構造体を触媒コンバータに組
み込んだ状態を示す要部拡大断面図、 第3図は従来のセラミックハニカム構造体を組み込んだ
触媒コンバータを示す断面図、第4図は本発明の過程で
創作されたセラミックハニカム構造体を触媒コンバータ
に組み込んだ状態を示す要部拡大断面図である。 1・・・セラξツクハニカム構造体 2・・・突出部 3・・・端面4,24A,
24B・・・貫通孔 5.15・・・切欠き部6・・
・溝 7・・・閉塞部8.10・・・シ
ール部材 A.B,C・・・排ガスの流れる方向
Claims (1)
- 1、ハニカム構造体外周面に形成された複数の突出部と
;貫通孔方向に隣り合う前記突出部の間に形成された切
欠き部と;この切欠き部の形成時にこの切欠き部へと導
通すべき貫通孔を、貫通孔方向にみて前記切欠き部の少
なくとも一方の側で、この切欠き部と隣接する前記突出
部の存在位置で前記ハニカム構造体外周面の全周に亘っ
て閉塞する閉塞手段とを有するハニカム構造体。
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