JPH03167045A - エアバツグ装置におけるエアバツグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、車両に装着されるエアバッグ装置に使用さ
れ、所定時、ガスを供給されて大きく拡開するエアバッ
グに関する。

〈従来の技術とその課題〉 従来、エアバッグ装置Ｍ、０のエアバッグ１は、第４・
５図に示すものが知られている（特開昭６３−１９９１
４９号公報参照）。

このエアバッグ１は、所定時にインフレータ−８から供
給されるガスを内部に流入させる円形状の開口部２を備
えている。

そして、開口部２の周縁３の上面側に、円環状のリテー
ナ６が配置され、リテーナ６の上面側から開口部周縁３
の貫通孔４を経て、開口部周縁３の下面側に配置された
バッグホルダ９に固着されるボルト７やリベット１０等
により、エアバッグ１の開口部周縁３が被取付部材とし
てのバッグホルダ９に取り付けられていた。

そして、このエアバッグ１では、所定時にインフレータ
−８から供給されるガスによって患部に膨らむ際の、第
５図に示すような開口部周縁３が半径方向へ引っ張られ
る引張力を考慮して、リテーナ６とバッグホルダ９との
間で、開口部周縁３が１２箇所程度の多数の箇所でボル
ト７止めされたりリベット１０止めされて保持されてい
た。

したがって、従来のエアバッグ１は、被取付部材として
のバッグホルダ９に組み付ける際、ボルト７止めやリベ
ット１０止めする箇所が多く、組付工数・組付コストを
増大させていた。

この発明は、上述の課題を解決するものであり、開口部
周縁の強度を向上させることがで籾、被取付部材へ組み
付ける際の組付工数・組付コストを低減することができ
るエアバッグ装置のエアバッグを提供することを目的と
する。

〈課題を解決するための手段〉 この発明に係るエアバッグ装置のエアバッグは、内部に
ガスを流入させるための開口部の周縁の上面側に環状の
リテーナが配置され、該リテーナから下方へ延びる固着
手段を前記開口部周縁を貫通させて前記開口部周縁の下
面側に配置される被取付部材に固着させることにより、
前記開口部周縁が前記被取付部材に取り付けられるエア
バッグにおいて、 前記開口部周縁の前記リテーナの内周面側に、剛性を有
するリング材がその全周にわたって前記開口部周縁に対
して固着されていることを特徴とする。

〈発明の作用・効果〉 この発明に係るエアバッグ装置のエアバッグでは、開口
部周縁のリテーナの内周面側に、剛性を有するリング材
がその全周にわたって開口部周縁に対して固着されてお
り、開口部周縁の全周に剛性が付与された態様となって
いるため、開口部周縁に半径方向外方へ引張力が作用し
ても、その弓張力を開口部周縁の全周で分散することが
できるそのため、従来のように、多数の箇所でリテーナ
側から延びる固着手段を開口部周縁に貫通させなくとも
、例えば、周縁の二〜四箇所に配置するだけで良く、エ
アバッグを被取付部材に取り付ける際の組付工数・組付
コストを低減することができる。

〈実施例〉 以下、この発明の一実Ｔｊ％例を図面に基づいて説明す
る。

第１〜３図に示す実施例のエアバッグ装置Ｍ１のエアバ
ッグ１１は、従来と同線に、インフレータ−１８から供
給されるガスを内部へ流入させることができるように、
円形状の開口部１２が、その底部中央に設けられている
。

このエアバッグ１１は、インフレータ−１８からのガス
を流入させた際、大きく略球状に拡開するエアバッグ基
材２１を備えている。

エアバッグ基材２１は、可撓性を有するナイロンやポリ
エステル等の織布から構成され、その織布におけるエア
バッグ１１の内周面側にブチルゴムやクロロブレンゴム
等の耐熱性ゴムをコーティングされて形成されている。

そして、エアバッグ１１の開口部周縁１３には、補強の
ために、エアバッグ基材２１と同様な材料からなる複数
の円環状の補強布２２がエアバッグ基材２１上に縫着さ
れている。また、開口部周！ｉ１３には、エアバッグ１
１を被取付部材であるバッグホルダ１９に対して取り付
ける際に、リテ　５− 一す１６側から延びる固着手段としてのボルト１７を挿
通させる貫通孔１４か、四つ配設されている。

そしてさらに、実施例のエアバッグ１１では、開口部周
縁１３の上面側の内周縁に、線径１〜２ｉｕｎ程度の剛
性を有するポルアミド・ポリアセタール等の合成樹脂、
金属等から形成されるリング材１５が、ナイロン糸、ポ
リエステル糸等の縫着糸２３をミシン等で千鳥縫い（リ
ング材１５をまたいで縫着糸２３を開口部周縁１３に縫
いつける縫い方）されて配設されている。

そして、エアバッグ１１の開口部周縁１３をバッグホル
ダー９に取り付ける態様は、下方へ延びるボルト１７が
一体的に形成されている略四角環状のりテーナ１６を開
口部周縁１３の上面に配置させて行なう。具体的には、
ボルト１７を、エアバッグ１１の開口部周縁１３の貫通
孔１４・バッグホルダー９の貫通孔１９ｂを経て、イン
フレータ−１８のフランジ部１８ａ下面に突出させ、フ
ランジ部１８ａ下面でナツト２７止めして、バッグホル
ダ１９に固着させ、これにより、エアバッグ１１の開口
部周縁１３は、リテーナ１６とバッグホルダ１９との間
で挟持されるように、バッグボルダ１９に取り付けられ
ることとなる。

そしてこの時、実施例では、従来の十三箇所でなく、四
箇所のボルト１７止めにより、エアバッグ１１をバッグ
ホルダ１９に取り付けることかでき、従来のエアバッグ
１より、組付工数・組付コストを低減することができる
。

なお、バッグホルダ１９は、中央に、ガスを噴出させる
ガス噴出口１８ｂを配置させたインフレータ−１８の上
部側を下方から挿入させる挿通孔１９ａを備え、周縁に
下方へ延びる側壁１９ｃを備えている。側壁１９ｃには
、折り畳まれて収納されたエアバッグ１１の周囲を覆い
、エアバッグ１１の拡開時に破断される図示しないパッ
ドが接続されることとなる。

また、エアバッグ１１の開口部周縁１３がバッグホルダ
１９に取り付けられた際には、リング材１５はリテーナ
１６の内周面から若干離れて配置されることとなる。

そして、エアバッグ装置Ｍ１をステアリングホイールの
所定位置に装着してエアバッグ１１が拡開する際には、
エアバッグ１１の開口部周縁１３の上面におけるリテー
ナ１６の内周面側の位置に、剛性を有するリング材１５
がその全周にわたって開口部周縁１３に対して固着され
ており、エアバッグ１１の開口部周縁１３の全周に剛性
が付与された態様となっているため、開口部周縁１３に
半径方向外方へ引張力が作用しても、その引張力を開口
部周縁１３の全周で分散することかできる。そのため、
従来のように、多数の箇所でボルト７止めやリベット１
０止めしなくとも、四箇所のボルト１７止めで、十分に
エアバッグ１１拡開時の引張力に対抗することができる
。

さらに、実施例のエアバッグ１１では、開口部周縁１３
の上面側の内周縁に上方へ突出するリング材１５が固着
されており、エアバッグ１１の拡開時、リテーナ１６の
内周面にリング材１５が当接し、開口部周縁１３のずれ
を防止することができる。そして、このリング材１５は
、開口部周縁１３に別途固着させるものであり、断面外
形を所定の大きさとしたリング材１５を開口部周縁１３
に固着させれば、エアバッグ１１の拡開時に確実に開口
部周縁１３のずれを防止することができるなお、実施例
では、リテーナ１６から下方へ延ばす固着手段として、
ボルト１７を例示したが、固着手段としては他にリベッ
ト等を利用することができる。

また、実施例では、固着手段を四箇所に配設する場合を
例示したが、開口部周縁１３は、リング材１５により剛
性を付与されて、半径方向である水平方向に作用する引
張力に対する強度が向上しているため、固着手段は、専
ら、開口部周縁１３を被取付部材であるバッグホルダ１
９から上方向へ外れないことを考慮して配設すれば良く
なり、二・三箇所に配設するだけでも良い。

さらに、実施例では、リング材１５を千鳥縫いしてエア
バッグ１１の開口部周縁１３に固着させ　９ たものを示したが、縫着糸２３を利用する他、接着剤を
利用してリング材１５を開口部周縁１３に固着させても
良い。ちなみに、開口部周縁１３の上面には、ブチルゴ
ムやクロロブレンゴム等の耐熱性ゴムがコーティングさ
れていることから、リング材１５として、ポリアミド・
ポリアセタール等の合成樹脂、金属を利用する場合には
、シアノアクリテート系等の接着剤を使用する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示すエアバッグの使用
態様を示す断面図、 第２図は、同実施例のエアバッグの開口部周縁を示すも
ので、エアバッグ内周面側から見た開口部周縁の平面図
、 第３図は、同実施例の使用態様を示すエアバッグ内周面
側から見た開口部周縁の断面図、第４図は、従来例を示
す断面図、 第５図は、従来例のエアバッグの拡開時におけるエアバ
ッグ内周面側から見た開口部周縁の平面図である。 １０− １１・・・エアバッグ、 １２・・・開口部、 １３・・・開口部周縁、 １５・・・リング材、 １６・・・リテーナ、 １７・・・（固着手段）ボルト、 １９・・・（被取付部材）バッグホルダ、Ｍｌ・・・エ
アバッグ装置。 特　　許　　出　　願　　人 豊田合成株式会社 代　　　　　理　　　　　人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 内部にガスを流入させるための開口部の周縁の上面側に
   環状のリテーナが配置され、該リテーナから下方へ延び
   る固着手段を前記開口部周縁を貫通させて前記開口部周
   縁の下面側に配置される被取付部材に固着させることに
   より、前記開口部周縁が前記被取付部材に取り付けられ
   るエアバッグにおいて、 前記開口部周縁の前記リテーナの内周面側に、剛性を有
   するリング材がその全周にわたつて前記開口部周縁に対
   して固着されていることを特徴とするエアバッグ。