JPH03164556A - ピストン - Google Patents

ピストン

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Publication number
JPH03164556A
JPH03164556A JP30420889A JP30420889A JPH03164556A JP H03164556 A JPH03164556 A JP H03164556A JP 30420889 A JP30420889 A JP 30420889A JP 30420889 A JP30420889 A JP 30420889A JP H03164556 A JPH03164556 A JP H03164556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
piston
frictional force
bearing part
length
Prior art date
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Pending
Application number
JP30420889A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuo Nishimoto
西本 睦男
Shinichi Nakanishi
中西 晋一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Priority to JP30420889A priority Critical patent/JPH03164556A/ja
Publication of JPH03164556A publication Critical patent/JPH03164556A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2201/00Metals
    • F05C2201/02Light metals
    • F05C2201/021Aluminium

Landscapes

  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は内燃機関用のピストンに係り、特に、スカー
ト部に作用する摩擦力の低減を図ったピストンに関する
ものである。
[従来の技術] −Jf2に、ピストンがシリンダボア内を往復動すると
きピストンに生じる摩擦力を低減すると、機関出力を向
上できる。このことから、近年、この摩擦力の低減につ
いて多くの研究が行われており、シリンダボアに対して
滑り接触する摺動部の面積を減少させれば、摩擦力を低
減できることが周知となっている。しかし、実際には、
どの様に又どの程度、摺動部の面積を減少させれば、効
果的に摩擦力を低減できるかという理論的な指針がない
、そのため、従来は、試行錯誤で実験を繰り返し、命擦
力の低減を図っていた。これに関連して、ピストンのス
カート部にシリンダボアと滑り接触する複数のパッドを
付着するようにした提案が、実開昭62−8347号公
報及び実開昭62−10261号公報に開示されている
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のように試行錯誤的に摺動面積を低
減してピストンの摩擦力低減を図るのでは、結果的に思
った程の効果が得られなかったり、逆にかえってI:2
擦力が増えたりして、なかなか実用化に漕ぎ着けること
ができない、また、実験上好結果を得たらのについては
製造上作りづらいものが多いという不都合がある。
この発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は製造が容易でかつ効果的に摩擦力を低
減できるピストンを提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するために、ピストンのスカ
ート部に、軸方向に間隔をおいて円周方向に沿う軸受部
を突出形成し、これら軸受部の軸方向の長さの総和長を
4.92nn〜18.10mnに設定しものである。好
ましい形態としては、上記軸受部の外周面に、その軸受
部よりヤング率の高い材料で構成された被覆層を一体形
成する。
[作用] ピストンがシリンダボア内を往復動するとき、各軸受部
はシリンダボアに対して滑り接触し、摩擦力を受ける。
このとき、軸受部を互いに軸方向に間隔をおいて形成し
かつそれぞれ円151方向に沿った形状にすると、軸受
部の形成が非常に容易である。また、軸受部に生じる摩
擦力は、軸受部の軸方向長さの総和長を4.9211〜
18.10mmとなるよう形成することにより低減され
る。
なお、各軸受部の総和長が4.92nm未満のときある
いは18.10r61yを越えるときは、軸受部の形成
は容易であるが、摩擦力が高くなる問題が発生し顕著な
効果が得られない。
各軸受部の外周面に、その軸受部よりヤング率の高い材
料から成る被覆層を形成した態様では、より摩擦力が低
減される。
C実施%J ] 以下に、この発明の一実施例を添付図面に基づいて説明
する。
第1図にアルミニウム製のピストン1を示す。
このピストン1においては、スカート部2の外周面に複
数の軸受部3が突出形成されている。各軸受部3はピス
トンボス部4周りを除いて周方向に治って形成されると
共に、軸方向に間隔をおいて互いに同君的に形成されて
いる。第2図及び第3図に示すように、シリンダボア6
を区画する鋳鉄製ライナ7と接触する各軸受部3の滑り
接触面5には、ピストン1の上昇行程で潤滑油膜の生成
を促進し下降行程で潤滑油を掻き落としてその消費呈を
減少させるよう、軸方向に沿って僅かなデーパが形成さ
れている。
軸受部3をこのように略リング形状としたのは、通常の
工程でピストンを成型した後、スカート部2に追加工(
旋盤加工)を施すことにより、容易に軸受部3を製作で
きるからである。
このようにして、軸受部3を形成すると、ピストン1の
摺動面積が減少し、既に述べたようにスカート部2に生
じる摩擦力の低減が期待される。
そこで、このようにして形成される軸受部3の軸方向長
さの総和長が摩擦力の程度に及ばず影響について、次に
考えてみる。
まず、軸受部3及びライナ7間の相対運動を単位周長当
りについて見ると、軸受部3に生じる摩擦力の程度は、
スラスト軸受の潤滑理論を適用して便宜1求められると
考えられる。すなわち、第3図に示すように、潤滑油の
粘度を77、a小膜厚をho、軸受部3の軸方向長さを
pl、ピストン■の平均速度をUとすると、軸受部3に
作用する単位周長当りのJ京擦力Fは、 F=co  −77・f!+  −u/ha   =1
1)で示される。また、軸受部3に作用する単位周長当
りの荷重w1は、 w+=c+  −η−u−J!+2/ha2−f2)で
示される。そこで、(2)式を(1)式に代入して整理
すると、 F=C2、/”;璽丁=啄 となり、摩擦係数μの式、 を得る。
しかし、この(3)式によると、摩擦が何ら軸受部3の
長さ11の影響を受けないことになっており、上記スラ
スト軸受の理論を実際的な結果を得るための理論として
適用するのは好ましくないことが判る。すなわち、上記
スラスト軸受の理論が、軸受部3及びライナ7を共に靭
体として考え、がつ潤滑油の粘度を常圧粘度として収り
扱ったものであるため、油膜の圧力によって生じる軸受
部3の弾性変形や潤滑油の高圧粘度変化の影響を考慮す
る場合の適用には不適当となるからである。このような
弾性変形や高圧粘度変化を考慮した理論にEHL理論が
あり、次に、そのE HL的見解から考察してみる。な
お、E HLの本格的取り扱いを、■軸受部3及びライ
ナ7がヘルツ接触状態(静的接触状態)にあり、軸受部
3には極めて高い面圧(ヘルツ応力)が作用する。■潤
滑油の高圧粘度を考慮した場合の等価圧力qは油圧が高
いため一定、つまりq−1/α(αは粘度の圧力指数)
となる、■軸受部3及びライナ7間の潤滑油の膜1ブは
軸受部3の弾性変形のため、はぼ一定となる。
と仮定する。
今、上記仮定に基づく2円筒に関するグルービン(GR
UBIN)の式をダウソン・ビギンンン表示で示すと、 H−−=1.95(GU)” 、W”  −14)とな
る、ここで、U、W、Gはそれぞれ無次元化した速度パ
ラメータ、荷重パラメータ、材料パラメータである。各
パラメータは、各円筒の曲率R+ 、R2に対して等偏
曲率半径Rを、R=R+  ・R2/ (R+ 十R2
)各円筒のヤング率E1.E2に対して等価弾性係数E
を、 1/E = (1/E + +1/E 2 )/2とし
たとき、 で示される。
なお、 弾性変形の影響のみ考慮する と、 となり、(4)式のように荷重パラメー7wの項が無い
ことから、これが高圧粘度変化を考慮したことによる影
響と考えられる。
上記(4)式は2円筒間の膜厚に関する近似解であるが
、ここで、BLOCKの考えを適用して2円筒接触モデ
ルをスラスト軸受モデルに置換して解析すると、(4)
式とヘルツの理論とによりスラスト軸受へのjK開がな
される。すなわち、ヘルツの理論より軸受部3の長さJ
21は、 b/R= Jr口弓/g 、’、Jh =2b=  32W/z・R・・・(7)
で示されるなめ、この(7)式を(4)式に代入して曲
率Rの項を消去すると、 1 となり、(51、(71式を(8)式に代入して整理す
ると、 ・・(9) となる、したがって、(9)式を(1)式に代入する・
・(10) となり、さらに、(10)式を(3)式と同様にwlで
除すと、r!J擦係数μの式、 を得る。
第1図のように複数段形成された軸受部3全体に作用す
る摩擦について考えるならば、各軸受部3の長さの総和
をj、各軸受部3に作用する荷重の総和をWとおいて、
(11)式は結局、6λン  リj  −e、dl  
6rJμ=C1α (77LJ)  B  w  J?
・・・(12) となり、摩擦係数μが軸受部3の総和長1のほぼ0.1
4乗に比例して増加することが理論的に推定される。
次に、摩擦力低減効果の大きな適性範囲を定めるために
行った実験について説明する。この実験では、第4図(
a)に示す標準的なピストンに対して互いに軸受部の総
和長jを変えた4種類の供試品(第4図(b)〜(C)
)を形成し、各供試品についてエンジン回転数を変えて
摩擦平均有効圧力Pmfを測定した。第5図はその実験
結果であるまた、第6図はこの結果を総和長オの0.1
4乗と摩擦平均有効圧力Pmfとの関係に置換したもの
である。今、第6図を参照するに、摩擦平均有効圧力P
mfのデータはマクロ的に総和長Jの0.14乗にほぼ
比例しているといえる。しかし、個々に見ると、エンジ
ン回転数1200rpn+及びIGOOrpn+時に総
和長Aの0.14乗が1.511を越えると、摩擦平均
有効圧力Pmfのデータは立ち上り、曲とは明確な差と
して表われる。一方、エンジン回転数600rpn時に
、総和長pの0.14乗が1.25nnを超えて小さく
なると、摩擦平均有効圧力Pmfは若干上昇しており、
それ以下ではさらに上昇する傾向にあると考えられる。
したがって、この実験によると摩擦力低減効果の大きな
適性範囲として、JO,14=1.25〜1.50m1
” +4の範囲が得られる。これより軸方向長さの総和
長Aが4.92nn〜18.tOnlの範囲となるよう
、軸受部3を複数形成すると、摩擦力を減少させること
が可能となる。
ところで、再び上記理論((12)式)を参照すると、
摩擦係数μはピストン1およびライナ7間の等価弾性係
数Eの172乗に逆比例している。このことから、軸受
部3の滑り接触面5を、WUI!粍性に優れかつヤング
率の高い材質で形成すると、上記弾性係数Eを高め、摩
擦係数μを低減できると推定される。第7図は、第4図
(C)に示すピストンの各軸受部に、ニッケルメッキ及
びモリブデン溶射をそれぞれ施した場合について、摩擦
平均有効圧力Pmfを測定した実験データである。第8
図は、この結果をコーテイング材(Ni、Ha)のヤン
グ率とR1擦平均有効勤王Pmfとの関係に置換したも
のであり、ニッケルメッキ並びにモリブデン溶射を施す
ことで、滑り接触面に生じる摩擦力が低減されることが
判る。したがって、上述した総和長jが4.92111
1〜18.101mとなる軸受部3の滑り接触面5に、
ヤング率が高くかつ耐摩耗性のある被覆層を設けると、
さらに、Is擦力を低減させることが可r7Rとなる。
なお、摩擦力低減効果が期待できるコーティングとして
、@電解ニッケルメッキ、モリブデン溶射の他に、硬質
クロムメツキ、タングステン溶射、セラミック溶射等ら
採用できる。
[発明の効果] 以上要するに本発明によれば、次の如く優れた効果を発
揮する。
ピストンのスカート部に、軸方向長さの総和が4.92
+tn〜1g、 10m11となるよう複数の軸受部を
互いに軸方向に間隔をおいて形威しがっそれぞれ円周方
向に沿って形成したため、ピストンの製作性を損なうこ
となく、ピストンに作用する摩擦力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実組例に係るピストンの左半分を
正面図で右半分を側面図で示した図、第2図は一実施例
に係るピストンをシリンダライナに挿入した状態を示す
部分断面図、第3図は第2図のA部拡大図、第4図は標
準的なピストンと軸受部の軸方向総和長を変えた4種間
のピストンとを示す図、第5図は第4図の各ピストンに
ついてエンジン回転数と摩擦平均有効圧力との関係を示
す図、第6図は第4図の各ピストンについて軸受部の軸
方向総和長の0.14乗と摩擦平均有効圧力との関係を
示す図、第7図は軸受部の滑り接触面にそれぞれニッケ
ルメッキ、モリブデン溶射を施した場合及び無処理の場
合についてエンジン回転数と1!am平均有効圧力との
関係を示した図、第8図は軸受部の滑り接触面ににそれ
ぞれニッケルメッキ、モリブデン溶射を施した場合及び
無処理の場合についてコーテイング材のヤング率と1:
1擦平均有効圧力との関係を示した図である。 図中、1はピストン、2はスカート部、3は軸受部、5
は滑り接触面、6はシリンダボア、7はライナである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ピストンのスカート部に、軸方向に間隔をおいて円
    周方向に沿う軸受部を突出形成し、これら軸受部の軸方
    向の長さの総和長を4.9211〜18.10mmに設
    定したことを特徴とするピストン。 2、上記軸受部の外周面に、その軸受部よりヤング率の
    高い材料で構成された被覆層を一体形成したことを特徴
    とする請求項1記載のピストン。
JP30420889A 1989-11-22 1989-11-22 ピストン Pending JPH03164556A (ja)

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JP30420889A JPH03164556A (ja) 1989-11-22 1989-11-22 ピストン

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JP30420889A JPH03164556A (ja) 1989-11-22 1989-11-22 ピストン

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ID=17930316

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JP30420889A Pending JPH03164556A (ja) 1989-11-22 1989-11-22 ピストン

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JP (1) JPH03164556A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5487364A (en) * 1993-06-10 1996-01-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Piston for an internal combustion engine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5487364A (en) * 1993-06-10 1996-01-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Piston for an internal combustion engine

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