JPH0316156B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0316156B2 JPH0316156B2 JP13281183A JP13281183A JPH0316156B2 JP H0316156 B2 JPH0316156 B2 JP H0316156B2 JP 13281183 A JP13281183 A JP 13281183A JP 13281183 A JP13281183 A JP 13281183A JP H0316156 B2 JPH0316156 B2 JP H0316156B2
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- Japan
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- wedge
- fast neutron
- collimator
- neutron beam
- wedge filter
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- Expired
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- 238000002560 therapeutic procedure Methods 0.000 claims description 3
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 238000001959 radiotherapy Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 230000001225 therapeutic effect Effects 0.000 description 1
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- Radiation-Therapy Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、放射線治療において体内の線量分
布を治療条件に合わせて補正するウエツジフイル
タを備えた速中性子線治療器のウエツジフイルタ
切換装置に関するものである。
布を治療条件に合わせて補正するウエツジフイル
タを備えた速中性子線治療器のウエツジフイルタ
切換装置に関するものである。
第1図はX線照射装置にウエツジフイルタを使
用した従来例を示す説明図である。この図におい
て1は線源、2は前記線源1からのX線を所定の
照射野に形成するコリメータ、3はX線の照射量
を調整して照射量を均一にするため、くさび状に
形成したウエツジフイルタ、4は治療者であると
ころの人体で、図示のものはその横断面を示して
いる。5は照射部分である。
用した従来例を示す説明図である。この図におい
て1は線源、2は前記線源1からのX線を所定の
照射野に形成するコリメータ、3はX線の照射量
を調整して照射量を均一にするため、くさび状に
形成したウエツジフイルタ、4は治療者であると
ころの人体で、図示のものはその横断面を示して
いる。5は照射部分である。
このようなウエツジフイルタ3は、一般にその
都度操作者が設定しており、速中性子線治療の場
合も同様に取り扱われているが、速中性子線の場
合は下記に示すような欠点がある。
都度操作者が設定しており、速中性子線治療の場
合も同様に取り扱われているが、速中性子線の場
合は下記に示すような欠点がある。
速中性子線では残留放射能が大きく、取扱者
の被爆量が大きい。
の被爆量が大きい。
X線放射装置における場合のウエツジフイル
タ3は一般に鉛製でかつ小型であるが、速中性
子線では一般にポリエチレン等の合成樹脂材を
使用するので大型になる。
タ3は一般に鉛製でかつ小型であるが、速中性
子線では一般にポリエチレン等の合成樹脂材を
使用するので大型になる。
ウエツジフイルタ3による速中性子線の散乱
が大きく、このためコリメータ2の効果が半減
する。
が大きく、このためコリメータ2の効果が半減
する。
X線の場合も同様であるが、コリメータ2と
人体4との間にウエツジフイルタ3があるため
コリメータを通した可視光線による照射野の確
認ができなくなる。
人体4との間にウエツジフイルタ3があるため
コリメータを通した可視光線による照射野の確
認ができなくなる。
コリメータ2と人体4との間に何種類ものウ
エツジフイルタ3とその駆動装置とを取り付け
るスペースを確保することがむずかしい。
エツジフイルタ3とその駆動装置とを取り付け
るスペースを確保することがむずかしい。
この発明は上記の欠点を除去するためになされ
たもので、ウエツジフイルタを線源の近傍に設置
し、かつ切換えにより多種類のウエツジフイルタ
が容易に使用できるウエツジフイルタ駆動装置を
提供するものである。以下この発明について説明
する。
たもので、ウエツジフイルタを線源の近傍に設置
し、かつ切換えにより多種類のウエツジフイルタ
が容易に使用できるウエツジフイルタ駆動装置を
提供するものである。以下この発明について説明
する。
第2図a、bはこの発明の一実施例を示す概略
平面図と側面図で第1図と同一符号は同一部分を
示し、11はウエツジフイルタ切換装置、12は
回転板、13は中心軸、14A,14B,14C
はそれぞれ実効角度(たとえば15゜、30゜、45゜)の
異なるウエツジフイルタ、(注:ここで実効角度
とは体内での線量分布の角度のことでウエツジフ
イルタの角度ではない)15はウエツジフイルタ
のない単なる固定コリメータで、ウエツジフイル
タ14A,14B,14C、固定コリメータ15
は回転板12の同一半径r上で適宜の間隔をおい
て配設されている。16は種々の照射野が形成で
きるコリメータ装置、17R,17Lはそれぞれ
錐体近似分割形の右、左のコリメータ板で、照射
野に応じて両間の間隔が調整される。18は入射
窓、19は前記各コリメータ板17R,17Lに
よつて形成された通路、20は出射窓である。
平面図と側面図で第1図と同一符号は同一部分を
示し、11はウエツジフイルタ切換装置、12は
回転板、13は中心軸、14A,14B,14C
はそれぞれ実効角度(たとえば15゜、30゜、45゜)の
異なるウエツジフイルタ、(注:ここで実効角度
とは体内での線量分布の角度のことでウエツジフ
イルタの角度ではない)15はウエツジフイルタ
のない単なる固定コリメータで、ウエツジフイル
タ14A,14B,14C、固定コリメータ15
は回転板12の同一半径r上で適宜の間隔をおい
て配設されている。16は種々の照射野が形成で
きるコリメータ装置、17R,17Lはそれぞれ
錐体近似分割形の右、左のコリメータ板で、照射
野に応じて両間の間隔が調整される。18は入射
窓、19は前記各コリメータ板17R,17Lに
よつて形成された通路、20は出射窓である。
第3図a、bは第2図a、bのウエツトフイル
タ切換装置11の詳細を示す拡大平面図とA−A
線による側断面図である。第2図a、bと同一符
号は同一部分を示し、21は前記各ウエツジフイ
ルタ14A,14B,14Cと固定コリメータ1
5の位置を決めるため回転板12を回転させるモ
ータで、パルスモータ等が使用されており、モー
タ21と一体の第1の駆動歯車22が回転板12
の外周に形成された歯車12Aと噛合している。
回転板12は中心軸13の外周と回転自在に設け
た第1の円筒状の歯車23を介して回転する。2
4A,24B,24Cはそれぞれ前記各ウエツジ
フイルタ14A,14B,14Cを固着した第2
の円筒状の歯車、25は前記ウエツジフイルタ1
4A,14B,14Cの方向を設定するモータ
で、モータ25の第2の駆動歯車26が歯車23
を介して各歯車24A,24B,24Cと噛合さ
れている。
タ切換装置11の詳細を示す拡大平面図とA−A
線による側断面図である。第2図a、bと同一符
号は同一部分を示し、21は前記各ウエツジフイ
ルタ14A,14B,14Cと固定コリメータ1
5の位置を決めるため回転板12を回転させるモ
ータで、パルスモータ等が使用されており、モー
タ21と一体の第1の駆動歯車22が回転板12
の外周に形成された歯車12Aと噛合している。
回転板12は中心軸13の外周と回転自在に設け
た第1の円筒状の歯車23を介して回転する。2
4A,24B,24Cはそれぞれ前記各ウエツジ
フイルタ14A,14B,14Cを固着した第2
の円筒状の歯車、25は前記ウエツジフイルタ1
4A,14B,14Cの方向を設定するモータ
で、モータ25の第2の駆動歯車26が歯車23
を介して各歯車24A,24B,24Cと噛合さ
れている。
次に動作について説明する。
モータ21により第1の駆動歯車22を駆動し
て回転板12を回転させ所望の、例えばウエツジ
フイルタ14Bを速中性子線の中心軸に合わせ
る。
て回転板12を回転させ所望の、例えばウエツジ
フイルタ14Bを速中性子線の中心軸に合わせ
る。
次に、モータ25により第2の駆動歯車26を
駆動し、第1の円筒状の歯車23を介して各第2
の円筒状の歯車24A,24B,24Cを回転さ
せ、各ウエツジフイルタ14A,14B,14C
を所定の角度方向に設定する。なお、各ウエツジ
フイルタ14A,14B,14Cを固着した第2
の円筒状の歯車24A,24B,24Cは第1の
円筒状の歯車23を介して同時に回転するので、
たとえば、一つのウエツジフイルタ14Bの角度
方向が決まれば他のウエツジフイルタ14A,1
4Cが速中性子線軸上に設定されたときの角度方
向もウエツジフイルタ14Bと同様に一義的に設
定される。
駆動し、第1の円筒状の歯車23を介して各第2
の円筒状の歯車24A,24B,24Cを回転さ
せ、各ウエツジフイルタ14A,14B,14C
を所定の角度方向に設定する。なお、各ウエツジ
フイルタ14A,14B,14Cを固着した第2
の円筒状の歯車24A,24B,24Cは第1の
円筒状の歯車23を介して同時に回転するので、
たとえば、一つのウエツジフイルタ14Bの角度
方向が決まれば他のウエツジフイルタ14A,1
4Cが速中性子線軸上に設定されたときの角度方
向もウエツジフイルタ14Bと同様に一義的に設
定される。
また、照射野に応じて形状の異なる固定コリメ
ータ15を使用したい場合、ウエツジフイルタ1
4A〜14Cの代りに種々の固定コリメータ15
を取り付ければよい。したがつて本明細書では、
固定コリメータ15はウエツジフイルタ14A〜
14Cと同様に取扱うものとする。
ータ15を使用したい場合、ウエツジフイルタ1
4A〜14Cの代りに種々の固定コリメータ15
を取り付ければよい。したがつて本明細書では、
固定コリメータ15はウエツジフイルタ14A〜
14Cと同様に取扱うものとする。
以上説明したようにこの発明は、速中性子線の
線源と、この速中性子線を種々の照射野に形成す
るコリメータ装置との間に配設される回転板と、
この回転板を中心軸に対して回転自在に支承し、
回転板の同一半径上にそれぞれ回動中心部をもつ
回動可能の円筒状歯車を適宜の間隔をおいて複数
個設け、これらの円筒状歯車の内部に実効角度の
異なるウエツジフイルタをそれぞれに設け、かつ
回転板を回動させる駆動源と各円筒状歯車を同時
に回動させる駆動源とを設けたので、多数のウエ
ツジフイルタから一つのウエツジフイルタを選択
する動作と、一方多数のウエツジフイルタの方向
を同時に選定する動作の二つの動作を同時に行な
うことができるので、これらの選択、選定が容易
にでき、かつこれらの操作に要する時間の損失が
少ない。また、各ウエツジフイルタを線源とコリ
メータ装置との間に設置したことにより治療空間
を広く使用することができ、被照射体である人体
に対して安全であり、また、遠隔操作ができるの
で操作者が残留放射能にさらされることがない。
また、速中性子線の散乱がないのでシヤープな照
射ができ治療効果が向上する。さらに、回転板が
回転するだけの動作であるので往復運動のように
空間部を生じて中性子が漏れることがない等の利
点を有する。
線源と、この速中性子線を種々の照射野に形成す
るコリメータ装置との間に配設される回転板と、
この回転板を中心軸に対して回転自在に支承し、
回転板の同一半径上にそれぞれ回動中心部をもつ
回動可能の円筒状歯車を適宜の間隔をおいて複数
個設け、これらの円筒状歯車の内部に実効角度の
異なるウエツジフイルタをそれぞれに設け、かつ
回転板を回動させる駆動源と各円筒状歯車を同時
に回動させる駆動源とを設けたので、多数のウエ
ツジフイルタから一つのウエツジフイルタを選択
する動作と、一方多数のウエツジフイルタの方向
を同時に選定する動作の二つの動作を同時に行な
うことができるので、これらの選択、選定が容易
にでき、かつこれらの操作に要する時間の損失が
少ない。また、各ウエツジフイルタを線源とコリ
メータ装置との間に設置したことにより治療空間
を広く使用することができ、被照射体である人体
に対して安全であり、また、遠隔操作ができるの
で操作者が残留放射能にさらされることがない。
また、速中性子線の散乱がないのでシヤープな照
射ができ治療効果が向上する。さらに、回転板が
回転するだけの動作であるので往復運動のように
空間部を生じて中性子が漏れることがない等の利
点を有する。
第1図はX線照射装置にウエツジフイルタを使
用した従来例を示す説明図、第2図a、bはこの
発明の一実施例を示す概略平面図と側面図、第3
図a、bは第2図a、bのウエツジフイルタ切換
装置の詳細を示す拡大平面図とA−A線による側
断面図である。 図中、1は線源、4は人体、5は照射部分、1
1はウエツジフイルタ切換装置、12は回転板、
12Aは歯車、13は中心軸、14A,14B,
14Cはウエツジフイルタ、15は固定コリメー
タ、16はコリメータ装置、17R,17Lは右
(左)のコリメータ、18は入射窓、19は通路、
20は出射窓、21はモータ、22は第1の駆動
歯車、23は第1の円筒状の歯車、24A,24
B,24Cは第2の円筒状の歯車である。
用した従来例を示す説明図、第2図a、bはこの
発明の一実施例を示す概略平面図と側面図、第3
図a、bは第2図a、bのウエツジフイルタ切換
装置の詳細を示す拡大平面図とA−A線による側
断面図である。 図中、1は線源、4は人体、5は照射部分、1
1はウエツジフイルタ切換装置、12は回転板、
12Aは歯車、13は中心軸、14A,14B,
14Cはウエツジフイルタ、15は固定コリメー
タ、16はコリメータ装置、17R,17Lは右
(左)のコリメータ、18は入射窓、19は通路、
20は出射窓、21はモータ、22は第1の駆動
歯車、23は第1の円筒状の歯車、24A,24
B,24Cは第2の円筒状の歯車である。
Claims (1)
- 1 速中性子線の線源と、この速中性子線を種々
の照射野に形成するコリメータ装置との間に配設
される回転板と、この回転板を中心軸に対し回動
自在に支承し、前記回転板の同一半径上にそれぞ
れ回動中心部をもつ回動可能の円筒状歯車を適宜
の間隔をおいて複数個設け、これらの円筒状歯車
の内部に実効角度の異なるウエツジフイルタをそ
れぞれに設け、かつ前回回転板を回動させる駆動
源と、前記各円筒状歯車を同時に回動させる駆動
源とを設けたことを特徴とする速中性子線治療器
のウエツジフイルタ切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13281183A JPS6024851A (ja) | 1983-07-22 | 1983-07-22 | 速中性子線治療器のウエツジフイルタ切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13281183A JPS6024851A (ja) | 1983-07-22 | 1983-07-22 | 速中性子線治療器のウエツジフイルタ切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6024851A JPS6024851A (ja) | 1985-02-07 |
JPH0316156B2 true JPH0316156B2 (ja) | 1991-03-04 |
Family
ID=15090130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13281183A Granted JPS6024851A (ja) | 1983-07-22 | 1983-07-22 | 速中性子線治療器のウエツジフイルタ切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6024851A (ja) |
-
1983
- 1983-07-22 JP JP13281183A patent/JPS6024851A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6024851A (ja) | 1985-02-07 |
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