JPH03160120A - 内燃機関の吸入空気制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸入空気制御装置

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JPH03160120A
JPH03160120A JP29607289A JP29607289A JPH03160120A JP H03160120 A JPH03160120 A JP H03160120A JP 29607289 A JP29607289 A JP 29607289A JP 29607289 A JP29607289 A JP 29607289A JP H03160120 A JPH03160120 A JP H03160120A
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JP
Japan
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valve
intake
opening
cylinder
passage
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JP29607289A
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English (en)
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Makoto Anzai
安斎 誠
Toshimi Anpo
安保 敏巳
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、シリンダに吸入される空気量を制御する内燃
機関の吸入空気制御装置に関する。
〈従来の技術〉 内燃機関の吸入空気制御装置の従来例として、S.A.
E,ペーパー880388の第2因(図示せず)に示す
ようなものがある. すなわち、吸気弁上流の吸気通路にロータリバルブを介
装し、このロータリバルブを吸気弁の開閉に同期して開
弁させるようにしている.そして、吸気弁とロータリバ
ルブとの開弁オーバラップ時に、空気を燃焼室にピスト
ンの下降によって吸入するようにしている。ここで、ロ
ータリバルブによって、吸気弁の開弁初期にロータリバ
ルブ下流の空気圧力を略大気圧にすることにより、ボン
ピングロスを低減するようにしている. また、ロータリバルブと吸気弁との間の吸気通路容積が
比較的大きいときには、ポンビングロスの低減効果が小
さくなるがロータリバルブ上流の吸気通路に絞弁を設け
るようにしている(S, AE.ペーパー880381
1?の第9図参照).そして、絞弁により空気を絞り吸
気通路内の圧力を予め大気圧よりも低下させておくこと
により、ピストンが下死点に位置するときの燃焼室圧力
をアイドル運転時に例えば−550a+m H gに設
定できるようにしている。
さらに、吸気弁上流にロータリバルプを備えるものとし
て、特開昭55−148932号公報等が挙げられる。
く発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来の吸入空気制御装置にお
いては、吸気弁と直列にロータリバルブを設けるように
しているので、ロータリバルブの回転位相を変化させる
ためにギアを複数個組合わせて行う複雑な構造になるた
め、摩擦損失が大きく総合的に見るとボンピングロスの
低減効果が低下するという不具合がある。また、複雑な
構造のため気筒毎に吸入空気流量を制御するのが困難で
あるという不具合がある。
また、実開平1−61429号公報に示すように、絞弁
の上流と下流の吸気ボートとをパイプを介して連通させ
ると共に前記パイプに介装した制御弁を吸気弁と排気弁
とが共に開弁するオーバーラップ時期より前に開き、排
気の吹返しを抑制するものがある.しかし、このもので
は、オーバーラップ時期前約30“〜50゜から吸気弁
が閉じるまで前記制御弁を開いているので、アイドル運
転時には燃焼室に吸入される空気量が多くなって、機関
回転速度が異常に上昇するという不具合がある.本発明
は、このような実状に鑑みてなされたもので、アイドル
運転時等の低負荷運転時の出力トルク(機関回転速度)
を最適に維持しつつ簡易な構成で気筒毎に吸入空気流量
を制御できる内燃機関の吸入空気制御装置を提供するこ
とを目的とする. 〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明は第1図に示すように、請求項1にお
いては、ピストン下降時に吸気弁Aを開いて燃焼室Bに
空気を吸入するようにしたものにおいて、気筒毎に設け
られ各気筒の吸気弁に連通ずる吸気通路を開閉する第1
開閉弁Cと、各第1開閉弁下流の吸気通路に少なくとも
連通する連通路Dと、これら連通路Dを夫々開閉する第
2開閉弁Eと、を備えると共に、前記第1開閉弁Cから
吸気弁Aに至る吸気通路Fの容積を前記燃焼室Bの最大
容積の約X以下に設定し、かつ前記吸気弁Aが開いた時
点で前記第1開閉弁C下流の吸気圧力を前記第1開閉弁
C上流の吸気圧力近傍になるように、吸気弁Aが閉じて
から開くまでの期間に第2開閉弁Eを通過する吸入空気
流量を、吸気弁が開いてから閉じるまでの期間の吸入空
気流量よりも多くすぺく第2開閉弁Eを開閉制御する制
御手段Gを、備えるようにした. また、請求項2においては、請求項1に加えて、第1図
破線示の如く、機関の出力トルク若しくはこれに関連す
る状態を検出する出力トルク検出手段Hの検出値に応じ
て、吸気弁が開いている期間に第2開閉弁を通過する吸
入空気流量壱気筒毎に変化させて設定する吸入空気流量
設定手段Iを、備えるようにした。
〈作用〉 このようにして、請求項1においては、第1開閉弁下流
の吸気通路に連通ずる連通路に第2開閉弁を介装すると
共に、第1開閉弁から吸気弁に至る吸気通路の容積を燃
焼室の最大容積の約1/2以下に設定する。そして、吸
気弁が閉じてから開くまでの期間に第2開閉弁を通過す
る吸入空気流量を、吸気弁が開いてから閉じるまでの期
間の吸入空気流量よりも多くなるように第2開閉弁を制
御するようにした. これにより、吸気行程における燃焼室での吸気圧力変化
を最適に制御してボンピングロスの低減効果を大巾に向
上させ、もって特に低負荷運転時において機関の出力ト
ルクを最大限に発揮できると共に気筒毎に吸入空気流量
を制御できるようにした. また、請求項2においては、請求項1に加えて、検出さ
れた機関の出力トルク若しくはこれに関連する状態に基
づいて、吸気弁が開いている期間に第2開閉弁を通過す
る吸入空気流星を、気筒毎に変化させて設定することに
より、気筒間における出力トルクのばらつきを抑制し、
もって機関運転の安定性を向上できるようにした。
〈実施例〉 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。尚
、実施例においては、4気筒内燃機関を例にとり説明す
る. 第2図〜第13図は本発明の第1実施例を示す.第2図
及び第3図において、気筒毎に独立した吸気通路1には
アクセルペダルの踏込動作に連動する第1開閉弁として
のバタフライ式の絞弁2が吸気弁3と直列に配設されて
夫々介装され、各校弁2をバイパスする連通路としての
バイパス通路4が夫々形威されている.前記バイパス通
路4には第2開閉弁5が夫々介装され、第2開閉弁5は
電磁式アクチュエータ5Aにより開閉駆動される.前記
アクチュエータ5Aには制御装置6から制御信号が入力
されている.ここで、前記絞弁2から吸気弁3に至る吸
気通路1の容積は、燃焼室の最大容積(ピストンが下死
点にあるときの燃焼室容積)の約2に設定されている. 前記制御装置6には、クランク角センサ7からのレファ
レンス信号(クランク角度で180゜毎)及びボジシッ
ン信号(クランク角度で例えば1゜毎)と、各気筒の点
火栓8の座金部に理込まれた出力トルク検出手段として
の筒内崖センサ(図示せず)からの筒内圧検出信号と、
が入力されている. 前記制御装置6は、第4図〜第7図のフローチャートに
従って作動し、制御信号をアクチュエータ5Aに出力し
て第2開閉弁5を開閉制御するようになっている. ここでは、制御装置6が制御手段と吸入空気流量設定手
段とを横戒する. 尚、9は燃料噴射弁である。
次に作用を第4図〜第7図のフローチャートに従って説
明する.ここで、第4図及び第7図のフローチャートに
示すルーチンは第8図に示すようにクランク角センサ7
からレファレンス信号が入力される毎に割込ルーチンに
よって実行される(第8図中レファレンスジップと称す
)。また、第5図のフローチャートに示すルーチンは第
8図に示すように後述の設定クランク角度(#1気筒の
上死点付近)になったときに割込ルーチンによって実行
される(第8図中クランクジタブと称す)。
第6図のフローチャートに示すルーチンは、前記割込ル
ーチンが実行されていないときに、常に実行される. まず、第4図のフローチャートについて説明する。
S1では、第5図のフローチャートに示すルーチンを実
行させるための設定クランク角度をセットする。この設
定クランク角度は、第9図に示すように、#1気筒の圧
縮行程において混合気が燃焼開始(点火開始)直前の上
死点付近の値に設定されている. S2では、レファレンス信号から#1気筒か否かを判定
し、YESのときにはS3に進みNOのときにはS6に
進む. S3では、変数カウンタ値に1を加算してS4に進む. S4では、加算された変数カウンタ値が3になったか否
かを判定し、YESのときにはS5に進みNOのときに
はS6に進む。
S5では、変数カウンタ値をOに初期化する。
したがって、変数カウンタ値は、0,1.2.3.0,
1.2と繰返され、#1気筒が圧縮行程にあるときのレ
ファレンス信号入力時に値が切換えられる。
S6では、後述のルーチンで読込まれた燃焼室圧力を、
メ,モリ(RAM)に、気筒毎に前記変数カウンタ値に
対応するアドレスに記憶させる.したがって、気筒毎に
、4つの燃焼室圧力のデータが第10図破線示の如くメ
モリに記憶される.そして、燃焼室圧力は古いデータか
ら順次新たなデータに書換えられる. S7では、各気筒毎に、メモリに記憶されている4つの
データを単純平均して平均燃焼室圧力(第10図中細線
示)を演算する. 次に、第5図及び第6図のフローチャートを説明すると
、第5図の311においては、前記設定クランク角度毎
にA/D変換器(図示せず)を起動させて筒内圧センサ
により検出された燃焼開始直前の燃焼室圧力を読込む。
ここでは、燃焼開始直前の燃焼室圧力がら機関の出力ト
ルクを予測するのtある。また、第6図の321におい
ては、クランク角センサ7からのレファレンス信号の入
力周期に基づいて機関回転速度を読込む。
次に、第7図のフローチャートを説明する。
S31では、前記321にて読込れた機関回転速度と目
標回転速度との回転差NVARを演算する。
S32では、演算された回転差NVARを前回の回転積
分値を加算して回転積分値を新たに算出する。また、新
たに求められた回転積分値に定数K10を乗算した積分
分と、前記回転差NVARに定数Kllを乗算した比例
分と、を加算して、NPIを算出する. 333では、前記S7にて演算された各気筒の平均燃焼
室圧力を加算した後それを気箇数で除算して総平均燃焼
室圧力TOTALAVEを算出する。
S34では、気筒毎に、前記総平均燃焼室圧力TOTA
LAVEからその気筒の平均燃焼室圧力を減算してずれ
分CYLVAkを算出する。また、気筒毎に算出された
ずれ分CYLVARと前回のCYL積分値とを加算して
、気筒毎に、CYL積分埴を新たに算出する.さらに、
算出されたCYL積分値に定数K20を乗じた積分分と
、前記ずれ分CYLVARに定数K21を乗じた比例分
と、を加算して、CYLP[を気筒毎に算出する。
S35では、算出されたCYLPIと、前記NPIに定
数K30を乗じた値と、を加算して、アクチュエータ5
Aの制御値を気筒毎に算出する.そして、算出された制
’a{+!¥に対応する制御信号を、対応する気筒のア
クチュエータ5Aに出力し、第2開閉弁5の開度を気筒
毎に制御する。
かかる制御時における第2開閉弁5の開度変化及び絞弁
2下流の吸気圧力変化を第11図のタイムチャートに従
って説明する。尚、この説明では絞弁2の全開時すなわ
ちアイドル運転時を例にとり説明し、第11図中吸は吸
気行程を示し圧は圧縮行程を示し煽は爆発行程を示し排
は排気行程を示す。
すなわち、吸気弁3が開き始める吸気行程開始時におい
て、絞弁2下流の吸気圧力が大気圧にあるように、圧縮
行程から爆発行程にて第2開閉弁5を全開させる。これ
により、絞弁2下流の吸気圧力は、第11図中Cに示す
ように、吸気行程におけるピストン下死点時の吸気圧力
(吸気行程終了時の吸気圧力であってアイドル運転時に
は例えば550〜570ma+ H g )から大気圧
力付近まで上昇する。ここで、吸気行程終了時の吸気圧
力が大気圧になるように第2開閉弁5を一定開度に保持
させて開弁すると、吸気圧力は第11図中Aに示すよう
になり燃焼室に吸入される吸入空気流量が希望値よりも
多くなる。また、ピストン下死点時の吸気圧力が前記5
50〜570mm H gになるように第2開閉弁5の
開度を小さく設定すると、吸気行程開始時の吸気圧力が
第11図中Bに示すように大気圧にならない。
そこで、本実施例では、第11図に示すように、制御系
の応答遅れを考慮して第2開閉弁5の開度を切換えるタ
イミングを吸気行程開始前(排気行程に入ったところ)
に設定し、実際には第2開閉弁5は吸気弁3が開く時に
所定開度に切換えられる.これにより、第11図中Cに
示すように吸気弁3が開く時点での吸気圧力を大気圧付
近に設定すると共に吸気行程終了時の吸気圧力を所定値
に設定し、吸入空気流量を希望値に設定できるようにし
たのである。具体的には、吸気弁3が閉じた時点で第2
開閉弁5を全開し吸気弁3が開く直前に第2開閉弁5を
所定間度まで閉弁する.このようにして、第2開閉弁5
0開度を制御すると、第2開閉弁5の開度は機関回転速
度に比例した単純な制御で行える。これは、吸気行程開
始時の吸気圧力が大気圧とすると、絞弁2下流の吸気通
路lの容積と、ピストンの下降に伴って増加する燃焼室
の容積と、の比から吸入空気流量を知ることができ、こ
れによって不足分を第2開閉弁5の開度制御により補え
ば良いからである。
このようにすると、吸気弁3の閉弁朋間にバイパス通路
4を通過する吸入空気流量は吸気弁30開弁朋間よりも
多くなる.尚、アクチュエータ5Aをオン・オフデュー
ティ信号により制御して、バイパス通路4の吸入空気流
量を前述の如く制御してもよい. 次に、前記制御装置6のハードウエア構成の一例を第1
2図に基づいて説明する。
すなわち、所定クランク角度における筒内圧力を各気筒
毎に平均化処理回路11A−LIDにより平均化処理し
た後、それらを加算器12にて加算する。
そして、加算された全気筒の筒内圧力を除算5L3にて
気箇数で除して全気筒の平均圧力を算出する。
算出された全気筒の平均圧力から各気筒毎の平均圧力を
差分2S14 A〜14Bにて夫々滅して各気筒毎の圧
力差を算出した後、各気筒毎の圧力差の比例分と積分分
とをPr処理回路15A〜150にて夫々算出する。
また、クランク角センサ7等により検出された実際の機
関回転速度と目標回転速度との差を差分器16により算
出した後、この回転速度差の比例分と積分分とをPI処
理回路17にて算出する.そして、前記圧力差の比例分
及び積分分と回転速度差の比例分及び積分分とを加算器
18A〜18Dにて加算して各気筒毎の補正値を求め、
これによりアクチュエータ5Aを制御する. 以上説明したように、絞弁2をバイパスするバイパス通
路4に第2開閉弁5を気筒毎に配設すると共に、各校弁
2下流の吸気通路lの容積を燃焼室の最大容積の%に設
定し、かつ吸気弁3が開く時点の絞弁2下流の吸気圧力
を大気圧近傍になるように第2開閉弁5を全開させると
共に吸気行程においては第2開閉弁5を所定間度まで閉
弁駆動させるようにしたので、以下の効果がある.すな
わち、吸気弁3が開き始めたときには燃焼室圧力(吸気
通路1の吸気圧力と略同様)は第13図中鎖線示の如く
大気圧近傍に維持されるので、ピストンの下降に伴って
燃焼室圧力は第13図中鎖線示の如く大気圧からアイド
ル運転時におけるピストン下死点位置での燃焼室圧力(
例えば−550〜−570mm H g )まで略直線
的に低下する。したがって、従来の絞弁制御のみによる
吸気圧力変化(第13図中実線示)よりも斜線で示す分
だけボンピングロスを大巾に低減できるため、機関出力
を最大限に発揮できる。また、吸気弁3が開く時に大気
圧力に維持されると、燃焼室内に残留する燃焼ガスの割
合を低減できこれによっても期間出力を最大限に発揮で
きる。また、バイパス通路4の第2開閉弁5をafl1
式アクチュエータ5Aにより制御するようにしたので、
従来のものより構造を簡易化できる. ここで、絞弁2から吸気弁3に至る吸気通路lの容積を
、燃焼室の最大容積のX以下に設定する理由を説明する
.前記燃焼室の最大容積をAと仮定し、絞弁2から吸気
弁3に至る吸気通路iの容積をBと仮定し、圧縮比を1
/10と仮定し、またアイドル運転時のピストン下死点
位置における燃焼室圧力(吸気圧力)を−456mmH
g (高回転型のエンジンではバルブオーバーラップ期
間が大きいのでこの程度の値になる)と仮定して説明す
る。
すなわち、ピストン上死点時における吸気通路lと燃焼
室との総容積は(A/10+ B )となり、またピス
トン下死点時における吸気通路1と燃焼室との総容積は
(A+B)となる。かかる状態で大気圧(1気圧)から
−456mmHg (0.4気圧)に燃焼室圧力及び吸
気圧力が変化するときには、(A710+B)/ (A
+B)=0.4となり、これを解くとA=2Bとなる。
したがって、前記吸気通路1の容積が燃焼室の最大容積
の約1/2以下のときに、アイドル運転時等の低負荷運
転時に最適なピストン下死点位置における燃焼室圧力を
確保できるのである.また、前記気筒の総平均燃焼室圧
力TOTALAVEから各気筒毎にズレ分(偏差)CY
LVARを求めた後各気筒毎にアクチュエータ5Aの制
御値を求めるようにしたので、各気筒の燃焼室圧力が前
記総平均燃焼室圧力TOTALAVEに近づくようにな
るため、燃焼室圧力を全気筒にて略同様にできる。これ
によって、金気筒の出力トルクを略同様にできるので、
アイドル運転時の運転性を安定化できる.また、各気筒
の機関回転速度の目標回転速度からの回転差(偏差)N
VARを求めた後各気筒毎にNPIを求めて、前記アク
ナユエータ5Aの制御値に機関回転速度に依存するNP
Iを付加するようにしたので、全気筒の機関回転速度を
略同様にでき、これによってもアイドル運転時の運転性
を安定化できる。
さらに、各気筒において、一燃焼行程(レファレンス信
号)毎にアクチュエータ5Aの制御値を求めるようにし
たので、各気筒においても、出力トルク及び機関回転速
度を略同様にでき、これによってもアイドル運転時の運
転性を安定化できる.第14図及び第15図は本発明の
第2実施例を示す.前記第1実施例においてはアルセル
ペダルに連動する絞弁2の全閉付近(アイドル運転付近
の低負荷時)にて第2開閉弁5の開度制御による効果が
大きいが、絞弁21が開かれると絞弁2lの前後差圧が
低下するため、バイパス通路4の流路抵杭により第2開
閉弁による制御領域が制限されてしまうのを改善したも
のが本実施例である。
すなわち、第14図に示すようにアクセルペダルに連動
する絞弁21をバイパスするバイパス通路22を、絞弁
21の上下流の吸気通路を直線状に連通させて形成しバ
イパス通路22の流路抵抗を小さくする.また、バイパ
ス通路22にバタフライ式の第2開閉弁23を介装する
と共に、第2開閉弁23に接続されたシャフト24をロ
ータリ式アクチュエータ(図示せず)にまり回動駆動さ
せる。
そして、アクセルペダルに連動する絞弁21を、第15
図中実線示の如く、アクセルペダルの踏込角が所定イ1
ff以上になったときに、開弁動作させる(第15図破
線は従来の絞弁の開弁動作特性を示す).また、第2開
閉弁23は、絞弁21の全閉時及び低開度にて、開度制
御が行われる。
このようにすると、バイパス通路22の波路抵抗が小さ
く絞弁21の前後差圧も大きくできるため、バイパス通
路22を流れる吸入空気流量を比較的多くできるため、
第2開閉弁23による吸入空気流量制?1181域を第
1実施例よりも高負荷側に拡げることができる. この制′a領域の拡大に伴って制御性が悪化するため、
それを改善するために第16図に示すようにアクセルペ
ダルの踏込角と機関回転速度とに基づいて制御回路25
は、補正値をマップから検索し、この補正値を気筒毎に
求められた補正値(第12図参照)に夫々加算する。前
記マップの補正値は、例えばアクセルペダルの踏込角が
大きくなるに伴って大きくなるように設定され、また機
関回転速度が高くなるに伴って大きくなるように設定さ
れている。
次に、本発明の第3実施例を第17図のタイムチャート
に従って説明する。
本実施例は、エア・コンディショナを搭載したものであ
り、エア・コンディショナのオン時には吸気弁の開弁期
間における第2開閉弁の開度をエア・コンディショナオ
フ時よりも多少全開方向に制御するようにしたものであ
る.これにより、アイドル運転時の吸入空気流量を増大
させて、エア・コンディショナオン時の機関回転速度を
所定量高めるようにしたものである。
次に、本発明の第4実施例を第18図のタイムチャート
に従って説明する。
まず、爆発行程,排気行程等においては、第2開閉弁を
、吸気行程開始時の絞弁下流の吸気圧力が大気圧近傍に
なるように、全開させる。そして、吸気行程開始時から
所定クランク角度d,だけ遅れをもって、第2開閉弁を
所定開度まで閉弁させる。これにより、ピストンの下降
に従って吸気圧力は減少して吸気行程終了時にはP,と
なる.かかる開度制御において、実際の機関回転速度が
目標回転速度よりも高く吸入空気流量が要求量よりも多
いときには、次の吸気行程にて前記所定クランク角度d
2よりも早いクランク角度d,で第2開閉弁を全閉させ
る.これにより、吸気行程終了時の吸気圧力は前記P,
よりも低<ptとなるので、吸入空気流景が減少して機
関回転速度が目標回転速度に近づくようになる. かかる第2開閉弁の開度を切換えるタイくングを変化さ
せるようにすると、制御を簡易化しつつ吸入空気流量を
高精度に制御できる.この吸入空気流量の高梢度制御が
行える理由は、第2開閉弁を全開から所定間度に切換え
るときには第2開閉弁下流の吸気圧力が大気圧付近であ
るので、第2開閉弁の上下差圧が小さくてバイパス通路
を流れる吸入空気流量が少ないため、前記タイミングを
変化させても吸入空気流量が大きく紮化しない(感度が
悪い)からである。
さらに、本発明の第5実施例を第19図のフローチャー
トに従って説明する。尚、本実施例において、第1実施
例の第7図と同一ステンプには7A 7図と同一ステッ
プ数を付して説明を省略する。また、このルーチンはレ
ファレンス信号に同期して実行される. S41では、機関運転状態が所定のアイドル運転条件か
否かを判定し、YESのときには所定のアイドル運転条
件時におけるS31に進みNoのときには通常アイドル
運転時におけるS31に進む。前記所定のアイドル運転
条件は、始動直後や暖気中のアイドル回転速度が通常よ
りも高いときである.これは、通常のアイドル運転時は
本質的に燃焼が不安定であり気筒毎の吸入空気流量調整
を行ってデータをサンプリングするにはデータが気筒間
でばらつくため、このときのデータによって吸入空気流
量調整を行うと気筒間の燃焼の不安定を助長するおそれ
があるからである. そして、前記所定運転条件のときには、331〜S34
において、各気筒毎に、NPIとCYLP 1とを算出
する。
S42では、S34にて算出された燃焼室圧力のずれ分
CYLVARが所定値以下か否かを各気筒毎に判定し、
YESのときには燃焼が安定していると判断して343
に進みNOのときにはS45に進む。
S43では、算出されたCYLPIを学習値CYL f
,として気筒ナンバーに対応させてRAMに記憶させる
一方、通常アイドル運転時には、331〜S33におい
て、NPIと総平均燃焼室圧力TOTALAVEとを算
出する。
S44では、気筒毎に、前記総平均燃焼室圧力TOTA
LAVEからその気筒の平均燃焼室圧力を滅じてずれ分
CYLVARを算出する。また、気筒毎に算出されたず
れ分CYLVARと全開のCYL積分値とを加えて、新
たなCYL積分値を気筒毎に算出する。さらに、前記R
AMから学習値C Y L Lを気筒毎に検索すると共
に、検索された学習4fjC Y L Lと、前記算出
されたCYL積分値に定数K30を乗じた積分分と、前
記ずれ分CYLVARに定数K31を乗した比例分と、
を加算して、CYLPIを気筒毎に算出する。ここで、
前記定数(ゲイン)K30,  K31は、S34にお
いてCYLPIを算出するための定数(ゲイン) K2
0,  K21よりも小さく設定されており、これによ
ってC.YL P Iを学習{icYLLに大きく依存
させて設定するようになっている。
このようにすると、第1実施例と同様な効果を奏する他
、通常アイドル運転時には第2開閉弁等に経時変化が発
生しても制御応答性を低下させることなく吸入空気流量
を高精度に制御できる。
尚、実施例においては、燃焼室圧力から機関の出力トル
クを予測するようにしたが、吸気圧力,吸入空気流量,
機関の空燃比(例えば排気中の酸素濃度から空燃比を検
出する酸素センサの検出信号)或いは実際の出力トルク
に基づいて第2開閉弁を制御してもよい.また、絞弁を
バイパスするバイパス通路に第2開閉弁を介装するよう
にしたが、例えば外部に設けられた蓄圧式のタンクと絞
弁下流の吸気通路とを連通させこの連通路に第2開閉弁
を介装するようにしてもよいウ 〈発明の効果〉 本発明は、以上説明したように、請求項1においては、
各気筒毎に設けられた第1開閉弁下流の吸気通路に連通
ずる連通路に第2開閉弁を介装すると共に、第1開閉弁
から吸気弁に至る吸気通路の容積を燃焼室の最大容積の
約%以下に設定し、吸気弁が閉じてから開くまでの期間
に第2開閉弁を通過する吸入空気流量を、吸気弁が開い
てから閉じるまでの期間の吸入空気流量よりも多くして
、吸気弁が開いた時点での第1開閉弁下流の吸気圧力を
第1開閉弁下流の吸気圧力近傍になるように第2開閉弁
を制御するようにしたので、簡易な構威でポンピングロ
スを大巾に低減して低負荷運転時における出力トルクを
向上できると共に気筒毎に吸入空気流量を制御できる. また、請求項2においては、請求項1に加えて、検出さ
れた機関の出力トルク若しくはこれに関連する状態に基
づいて、吸気弁が開いている期間に第2開閉弁を通過す
る吸入空気流量を、気筒毎に設定するようにしたので、
気筒間における出力トルクのばらつきを抑制して機関の
運転性を安定化させることができる.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクレーム対応図、第2図は本発明の第
1実施例を示す構成図、第3図は同上の要部拡大図、第
4図〜第7図は同上のフローチャート、第8図〜第11
図は同上の作用説明図、第12図は同上のハードウェア
構戒図、第13図は同上の作用説明図、第14図は本発
明の第2実施例を示す要部構威図、第15図は同上の作
用説明図、第16図は同上のハードウエア構戒図、第1
7図は本発明の第3実施例を示すタイムチャート、第1
8図は本発明の第4実施例を示すタイムチャート、第1
9図は木発明の第5実施例を示すフローチャートである
.I・・・吸気通路  2・・・絞弁  3・・・吸気
弁4・・・バイパス通路  5・・・第2開閉弁  5
A・・・アクチュエータ  6・・・制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ピストン下降時に吸気弁を開いて燃焼室に空気を
    吸入するようにした内燃機関において、気筒毎に設けら
    れ各気筒の吸気弁に連通する吸気通路を開閉する第1開
    閉弁と、各第1開閉弁下流の吸気通路に少なくとも連通
    する連通路と、これら連通路を夫々開閉する第2開閉弁
    と、を備えると共に、前記第1開閉弁から吸気弁に至る
    吸気通路の容積を前記燃焼室の最大容積の約1/2以下
    に設定し、かつ前記吸気弁が開いた時点で前記第1開閉
    弁下流の吸気圧力を前記第1開閉弁上流の吸気圧力近傍
    になるように、吸気弁が閉じてから開くまでの期間に第
    2開閉弁を通過する吸入空気流量を、吸気弁が開いてか
    ら閉じるまでの期間の吸入空気流量よりも多くすべく第
    2開閉弁を開閉制御する制御手段を、備えたことを特徴
    とする内燃機関の吸入空気制御装置。
  2. (2)機関の出力トルク若しくはこれに関連する状態を
    検出する出力トルク検出手段の検出値に応じて、吸気弁
    が開いている期間に第2開閉弁を通過する吸入空気流量
    を気筒毎に変化させて設定する吸入空気流量設定手段を
    、備えた請求項1記載の内燃機関の吸入空気制御装置。
JP29607289A 1989-11-16 1989-11-16 内燃機関の吸入空気制御装置 Pending JPH03160120A (ja)

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DE4036602A DE4036602A1 (de) 1989-11-16 1990-11-16 Mehrzylinderbrennkraftmaschine mit einzelnen oeffnungsdrosseln stromauf von einlassventilen

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