JPH03155457A - 無枠式鋳造ライン - Google Patents

無枠式鋳造ライン

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JPH03155457A
JPH03155457A JP29282589A JP29282589A JPH03155457A JP H03155457 A JPH03155457 A JP H03155457A JP 29282589 A JP29282589 A JP 29282589A JP 29282589 A JP29282589 A JP 29282589A JP H03155457 A JPH03155457 A JP H03155457A
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casting
sand mold
sprue
conveyor
temp
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JP29282589A
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Yoshikazu Fujiwara
義和 藤原
Hidekazu Tomita
富田 英一
Hiroshi Inoguchi
猪口 浩
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Aisin Takaoka Co Ltd
Original Assignee
Aisin Takaoka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、無枠式鋳造ラインに関し、詳しくは、良好な
鋳物取出しが可能な無枠式鋳造ラインに関する。
[従来の技術] 従来の無枠式鋳造ラインでは、インタバル運転されるコ
ンベヤ装置に沿って砂型造型機、注湯機、鋳物取出し装
置、砂回収機などが配列されているがその作業環境は熱
的及び粉塵的観点から見て良好とは言えず、そのために
近年、作業の自動化が期待されている。
従来の鋳物取出し装置として、各種のものが知られてい
る。
現在多用されている鋳物取出し装置は、コンベヤ装置の
終端に配置されたドラムクーラを有している。自転する
このドラムクーラに砂型を投入すると砂型は鋳物と砂と
に分離される。その他、コンベヤ装置の終端に設けられ
た振動ふるいに砂型を落下させ、鋳物と砂とを分離する
鋳物取出し装置も実用されている。
また、実開昭63−6146.163260.1700
66.252666号公報の装置は、コンベヤ装置の終
端に対面して配設された鋳物取出し装置をもち、この鋳
物取出し装置が、鋳物の下方の砂型部分に空刺される載
置腕と、鋳物の上方の砂型部分に空刺される押圧腕を備
えている。鋳物取出しに際しては、各論を砂中に空刺し
た後、両腕を互いに近接する向きに相対移動させて鋳物
を上下方向に把持し、しかるのち、両腕を水平面内で回
動又は直動させて鋳物を取出している。
[発明が解決しようとする課題] しかし、ドラムクーラや振動ふるいを用いる鋳物取出し
装置では、取出される鋳物の姿勢や位置が不定となり、
鋳物の次のハンドリング(例え(、t″、鋳物搬送コン
ベヤへの載置〉を自動化することができず、人力で行う
必要があった。その結果、作業者に劣悪環境下で多大な
労力負担を強いてい1こ。
上記した各公報に開示されている鋳物取出し装置は、上
記鋳物取出し装置の欠点を解消して一定姿勢で鋳物を取
出すことを意図しているが、けれども以下の問題がある
第1の問題は、コンベヤ装置のインタバル運転に伴って
砂型静止位置が変動することで必る。すなわち、無枠砂
型列を構成する個々の砂型は搬送中の起動停止時におけ
る衝撃力によりに搬送方向に圧縮される。また、コンベ
ヤ装置の一回の移動距離は厳密には一定ではなく、これ
らの結果として、鋳物抜出し装置の下に到達した砂型の
静止位置は変動する。鋳物取出し装置の下において各砂
型の静止位置が変動すると、たとえ常に一定深さだけ抜
出し腕を砂型に空刺しても、扱出し腕と鋳物との搬送方
向における相対位置が不定となり、その後のハンドリン
グに支障が生じる。例えば、扱出した鋳物を鋳物搬送コ
ンベヤに載置する場合、常に扱出し腕の一定位置く一般
に先端部)で鋳物を把持するのでないと載置は困難とな
る。更に、砂型中で鋳物が復出し腕に不完全に引掛かる
場合もおり、この場合にも鋳物抜出しに失敗してしまう
第2の問題は、無枠砂型列を構成する個々の砂型間の境
界部において、第5図に示すような聞き、ずれ、崩れな
どが生じる場合があることであり、そのために鋳物の位
置ずれが生じ、抜出しに失敗したり複出し腕が鋳物を傷
付けたりする場合があることである。
第3の問題は、鋳物取出し装置が鋳物(特にその製品部
分)を上下方向に大きな把持力で把持し、砂型から投出
す構成となっているので、複出し腕により鋳物に傷をつ
ける場合があることである。
把持される鋳物面が水平方向に平坦でなかったり、把持
される鋳物面の面積が不十分である場合には、その確率
が増加する。更に、多種類の鋳物を同一の無枠鋳造ライ
ンの異なる砂型で鋳造する場合、形状が各々異なる各鋳
物を把持することは容易ではない。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、ハ
ンドリングに有利な一定の姿勢で確実に鋳物を砂型から
取出すことができ、しかも鋳物を傷付けることがない無
枠式鋳造ラインを提供することをその解決すべき課題と
している。
[課題を解決するための手段] 本発明の無枠式鋳造ラインは、進行方向に一列に連接し
それぞれ湯口をもつ複数個の砂型からなる無枠砂型列を
間欠搬送するコンベヤ装置と、該コンベヤ装置の末端部
に配置されるとともに、前記砂型から鋳物を抜出す汰出
し腕を備える鋳物汲出し装置と、前記鋳物汲出し装置の
搬送方向上流側に近接して配設されるとともに、湯口を
含む砂型上面各部から放射される赤外線を少なくとも搬
送方向に測定する砂型上面温度計測装置と、搬送方向に
おける砂型上面温度像を特定のしきい値温度で2値化し
て高温領域を抽出し、該高温領域の少なくとも一端部か
ら特定距離たけm送方向に離れた位置を湯口位置として
判別する湯口位置判別手段と、前記湯口位置から算出さ
れた最適の搬送方向抜出し位置に前記抜出し腕を移動さ
せる扱出し腕駆動手段とを備え、 前記湯口位置判別手段は、前記コンベヤ装置の速度を検
出するとともに、該速度の平均値と前記しきい値温度と
を連動させるものであることを特徴としている。
特定距離とは、予め設定された定距離でもよく、又は、
高温領域の両端から等しい距離でもよい。
砂型上面温度計測装置としては、砂型上面の一点の温度
を検出する放射温度計又は赤外線センサと、これらセン
サを砂型に対して搬送方向に移動させる移動装置とを組
合せて用いることができる。
また、湯口を横断して搬送方向に穎像する赤外線リニア
イメージヤ、又は、湯口を含む砂型上面を搬像する赤外
線エリアイメージヤを用いることができる。これら赤外
線リニアイメージヤ又は赤外線エリアイメージヤを用い
て砂型上面の温度像を検出する場合には、同一の波長帯
域をもつ赤外線による砂型上面の照明は禁止されるべき
である。
[作用] コンベヤ装置は無枠砂型列を間欠搬送する。進行方向に
一列に連接する複数個の砂型からなる無枠砂型列の砂型
上面には規則的に(一般には一定間隔で)湯口が設けら
れており、砂型上面温度計測装置は湯口を含む砂型上面
各部の温度を少なくとも搬送方向に計測する。湯口位置
判別手段は検出された砂型上面温度像を特定のしきい値
温度で2値化して高温領域を抽出し、高温領域の少なく
とも一端部から特定距離だけ搬送方向に離れた位置を湯
口位置として判別する。予め湯口位置と鋳物の抜出し位
置とは一定距離となるように設定されているので、湯口
中心位置の判別に基づいて、搬送方向における鋳物の抜
出し位置を正確に推定することができ、その結果、得た
鋳物の抜出し位置に関する情報に基づいて、扱出し腕駆
動手段は鋳物抜出し装置の抜出し腕を制御して、搬送方
向における上記投出し位置の変動、ばらつきにかかわら
ず鋳物を確実に扱出す。
特にこの発明では、コンベヤ速度の平均値としきい値温
度とを連動させている。したがって、コンベヤ速度の異
常によりコンベヤ速度の平均値が低下し、砂型上面温度
が低下すればそれにつれてしきい値温度が低下するので
、湯口を含む砂型上面温度が変動してもほぼ一定形状の
高温領域を抽出することができる。その結果、湯口を含
む砂型上面温度の変動にもかかわらず、湯口位置検出誤
差が少ない。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
この無枠式鋳造ラインは、コンベヤ装置1と、鋳物抜出
し装置2と、砂型上面温度計測装置3と、低域通過フィ
ルタ6と、A/Dコンバータ7と、湯口位置判別手段及
び扱出し腕駆動手段を兼ねるマイコン装置4とからなる
(第1図参照)。
コンベヤ装置1は、通常のベルトコンベヤからなり、第
1図、第7図、第8図はその末端部を図示している。コ
ンベヤ装置1はインタバル運転ざに鋳物の扱出しと、湯
口中心位置の検出とが実施される。そして、コンベヤ装
置1は、1回の運転時間の間に、1個の砂型51の正規
の搬送方向寸法LOに等しい距離だけ無枠砂型列5を進
行させる。コンベヤ装置1の上流側には無枠砂型造型別
及び注湯機(図示せず)が配設され、コンベヤ装置1の
末端部には、注湯冷却のために上記注湯機から約50m
離れて鋳物抜出し装置2及び砂型上面温度計測装置3が
配設され、コンベヤ装置1の終端には砂回収コンベヤ内
蔵の砂回収装置8か配設されている。コンベヤ装置1上
には、約200個の砂型51を一列に連接して形成され
た無枠砂型列5が載置されており、隣接する2個の砂型
51の境界部52にそれぞれ鋳物製品用のキャビティ5
3が形成され、キャビティ53に連通する略方形の湯口
54が境界部52の上面に設けられている(第1図参照
)。また、湯口54からキャビティ53に至る開通55
の途中に搬送方向と直角な水平方向に伸びる方案部56
が形成されており、湯口54から注湯された溶湯は冷却
固化して計4個の鋳鉄製の鋳物(¥A品部分)Aが鋳造
されるとともに、湯口54、湯道55及び方案部56に
も鋳物が形成される。したがって以下の説明では、湯口
54、湯道55及び方案部56はその中の鋳物を意味す
る。各砂型51の正規の搬送方向寸法LOは約280m
、1口54の一辺は約8cmに当初、形成されており、
そして、方案部56は鋳物の投出し部分を構成している
また、コンベヤ装置1は、そのコンベヤ駆動モータく図
示せず)を制御する制御回路装置(図示せず)を有して
おり、この制御回路装置は、コンベヤ駆動モータの起動
時にコンベヤ起動信号S1を、停止時にコンベヤ停止信
号S2をマイコン装置4に入力している。
鋳物抜出し装置2は、コンベヤ装@1の末端部上方に配
設されたレール20に移動可能に支持されており、レー
ル20上を自走する構造となっている(第7図、第8図
参照)。レール20はその先端部がコンベヤ装置1の左
右方向中央部上方に延在しており、レール20の中央部
は水平面内で図中上方に湾曲し、レール20の末端部は
搬送方向とほぼ直角となって図示しないハンガーコンベ
ヤに近接している。鋳物抜出し装置2の下面には、下方
に向けて一対の抜出し腕22.23が突設されており、
この両腕22.23はレール20の延在方向に相対面し
ており、かつ、鋳物抜出し装置2に内蔵の油圧シリンダ
(図示せず)により相対距離可変となっている。また、
両腕22.23は互い違いに各2個づつ配設されており
(第6図参照)、それらの先端部には方案部56をG’
i@するための突起が互いに対向する向きに形成されて
いる。なお、この鋳物抜出し装置2の現在位置は図示し
ないエンコーダを用いて常時検出されており、マイコン
装置3に入力されている。鋳物用法き装置2は一定姿勢
で用法いた鋳物を図示しないロボットに渡し、このロボ
ットは受取った鋳物を図示しないハンガーコンベヤに掛
ける。そして、ロボットに鋳物を渡した鋳物抜出し装置
2はその基準位置×2に自動的に復動し、その後、マイ
コン装置4により最適の用法き位置に誘導される。
砂型上面温度計測装置3は、コンベヤ装置1の末端部に
設りられた放射温度計部と、この放射温度計部を運転休
止期間毎に搬送方向に一往復させる移動装置部とからな
り、コンベヤ装置1の左右方向中央部上方に下向きに配
設されて、無枠砂型列51の砂型上面から発する赤外線
を搬送方向に検出する。そして、上記移動装置部には放
射温度計部の現在の搬送方向位置を出力するロータリー
エンコーダ(図示せず)が設けられている。したがって
、砂型上面温度計測装置3は移動しつつ、直下の砂型5
1上面温度と、現在の搬送方向位置とをマイコン装置4
に出力する。砂型上面温度計測装置3は鋳物用法き装置
2の上記基準位置×2から上流側に2個の砂型の搬送方
向寸法(2LO)に等しい距離だけ離れたセンサ基準位
置x1に配設されている。そして、−回の測定において
センサ基準位置×1を中心として上流方向及び下流方向
にそれぞれ0.75LOだけ移動するように構成されて
いる。これは、湯口中心位置mの検出動作と鋳物用法き
動作を、コンベヤ装置1の運転休止期間中に並行して実
施するためである。したがって、このセンサ基準位置×
1から、湯口中心位置までの距離をΔXとすれば、次の
次の鋳物抜出しにおいて、ΔXだけ搬送方向に鋳物用法
き装置2を移動すればよいことがわかる。なお、この場
合、砂型51が砂型上面温度計測装置3の下から鋳物用
法き装置2の下へ移動する間における砂型51の位置ず
れは無視する。上記したように、砂型上面温度計測装置
3の搬送方向におけるi像可能寸法しは、砂型51の搬
送方向寸法LOよりも大きく設定されており、少なくと
も1個の湯口54は完全に@像可能となっている。なお
、砂型51上面の温度は実測によれば200℃以下であ
り、湯口54の温度は500℃程度であることから、赤
外線フィルタを用いてこの放射温度計部の感応波長帯域
は3μm〜0.8μm、更には、2μm〜1μm程度に
設定しである。このような波長帯域では、砂から発生す
る赤外線のエネルギーは微々たるものであり、砂と湯口
との分別に有利である。
以下に、砂型上面の温度の実測結果を示す。
湯口中心位置・・・391°C〜567°C1平均49
4℃ 湯口近傍の砂面・・・78℃〜173℃、平均130℃ 湯口間の砂面・・・77℃〜149℃、平均114℃ なお、上記各温度のばらつきは、ラインの立上がり以降
の経過時間、気温の変動、各種ライン速度の変動などに
よるものである。
低域通過フィルタ6は、砂型上面温度計測装置3から出
力される信号電圧(砂型上面温度信号)■の高域成分を
遮断して、その低域成分VLだけをA/Dコンバータ7
に送る。この高域成分は、砂面の荒れなどによる赤外線
放射強度のばらつき、砂型から出る水蒸気による赤外線
吸収のばらつき、湯口への砂かぶりなどにより生ずる雑
音成分を含んでいる。し、たがって、低域通過フィルタ
42の遮断周波数は、これらの原因による高域ノイズ成
分を遮断する値に設定されている。A/Dコンバータ7
は、上記低域成分VLをA/D変換し、デジタル砂型上
面温度信号vddとしてマイコン装置4に入力する。
マイコン装置4は、デジタル砂型上面温度信号Vddを
所定のしきい値電圧Vtで2値化して高温領域Smを抽
出し、抽出した高温領域Smの中心位置m(第10図参
照)を求め、求めた湯口中心位置mから鋳物の方案部5
6の位置(扱出し位置)を求め、鋳物投出し装置2をこ
の扱出し位置の上方に移動させる機能を有している。そ
して、マイコン装置4は、鋳物投出し装置2を降下させ
てその一対の扱出し腕22.23を方案部56の搬送方
向両側に突刺しく第2図参照)、次いで扱出し腕22.
23を互いに近接する方向に移動させ(第3図参照)、
方案部56を把持させる。次に、鋳物汲出し装置2を引
上げた後(第4図参照)、レール20に沿って移動させ
、ロボット(図示せず)によりハンガーコンベヤ(図示
せず)のハンガーに引Bcプる。
更に、マイコン4は、入力されるコンベヤ起動信号及び
コンベヤ停止信号を処理してコンベヤ装置の平均速度を
求める。そしてこの平均速度に連動してしきい値電圧V
tを発生させる。
マイコン装置4の詳細な動作を第11図のフローチャー
トを参照して説明する。
まず、810で初期設定し、コンベヤ起動信号S1が入
力されるまで待機する(S12>。コンベヤ起動信号S
1及びコンベヤ停止信号S2はコンベヤ装置1を制御す
る中央制御装置(図示せず)からマイコン装置4に入力
される。コンベヤ起動信号S1が入力されると、8秒経
過した後(314)、10秒経過前(S16)にコンベ
ヤ停止信号S2が入力されれば320に進み、コンベヤ
停止信号S2が入力されない状態で10秒経過すると(
Sl 6) 、Sl 2で入力されたコンベヤ起動信号
S1は正常な信号ではないと判断してS12に戻る。
312〜316の実施により、正常なインタバル運転時
以外の異常なコンベヤ起動信号S1により、鋳物汲出し
装置2が作動するのを防止することができる。
コンベヤ停止信@S2が入力すれば(818)、砂型上
面温度計測装置3からコンパレータ6及びA/Dコンバ
ータ7を介してデジタル砂型上面温度信号■ddを受取
り(S20> 、受取ったデジタル砂型上面温度信号V
ddを処理して湯口54の搬送方向中間位置すなわち湯
口中心位置mを算出しくS22>、この湯口中心位置m
の搬送方向座標位置し1、L2を求める(第10図参照
)。
ただし、搬送方向座標位置L1、L2はセンサ単111
位置×1からの距離を示す。なお、この湯口中心位置算
出サブルーチンは以下のように実行される。すなわち、
入力されたデジタル砂型上面温度信号Vddを上記しき
い値電圧Vtで2値化して2値化信号Vdとし、2値化
信号■dのレベル1の領域に相当する高温領域Smの立
上がりエツジと立下がりエツジとの中間点を、湯口中心
位置mとして判別する。なお、第1図では、1回の倣像
により2個の湯口中心位置mを検出しているが、湯口中
心位置mがセンサ基準位置x1近傍(ilffl像領域
中央部)に位置する場合には、1回の撮像により1個の
湯口中心位置mが検出される。ただし、1回の搬像によ
り2個の湯口中心位置mを検出する場合には、搬送方向
下流側の湯口中心位置mこそが今回検出すべき湯口中心
位置mとする。そして、高温領域Sm(第10図参照)
の一端が、搬像領域のどちらかの端に掛かっている場合
には、この高温領域3mの中心位置は正確に検出するこ
とができないので、他方のく搬送方向上流側の)高温領
域(@目領域>smの中心位置mを求める。
次に、前々回の湯口中心位置mの算出動作で求めた搬送
方向座標位置し2とセンサ基準位置×1との差(L2−
Xi)だけ、鋳物抜出し装置2を搬送方向に移動する(
824)。これは、鋳物抜出し装置2が砂型51の2個
分だけ下流に位置するためである。この目標位置に到着
したら(326)、鋳物抜出し装置2によって上記に述
べた鋳物抜出しを行う(S28)。
その後、しきい値温度Tt算出サブルーチン(S30)
を実行する。このしきい値温度Tt算出サブルーチンで
は、まず、コンベヤ平均速度■mを求める(3307)
。このコンベヤ平均速度vmは、1回のコンベヤの運転
時間(2,2秒間)【プで累積運転時間ΣTCを求め、
この累積運転時間ΣTcを注湯機(図示せず)から砂型
上面温度計測装置3までの距離で割って求める。ただし
、注湯i<図示せず)から砂型上面温度計測装置3まで
の距離は180個の砂型51の搬送方向寸法の和にほぼ
等しいものとする。このようにして、注湯機(図示せず
)から砂型上面温度計測装置3に至る間の砂型51の平
均速度が算出される。
次に、この平均速度■mに比例してしきい値温度Ttを
設定しく8308)、更にこのしきい値温度Ttに相当
するしきい値電圧ytを発生させる(8309)。なお
、Kは比例定数、Tkは一定温度である。
なお、しきい値温度Ttは必ずしもコンベヤ装置の平均
速度に比例しなくてもよく、それと正の相関をもてばよ
い。
上記実施例では、上から下に扱出し腕を突刺しているが
、変形態様として横から突刺し、上方に夫出すことも可
能である。
以上説明したように、この実施例の無枠鋳造ラインでは
、しきい値温度をコンベヤ装置1の平均速度に比例させ
ているので、コンベヤ速度の異常による砂型51の温度
変動に連動して、しきい値温度Htを調節することがで
き、その結果として、コンベヤ速度の変動による湯口中
心位置mの測定誤差が小さい。
具体的に説明すると、コンベヤ速度が変動すると、高温
領域Smの最高温度が変動すし、湯口中心位置mが変動
する場合がある。
すなわち、湯口中心位置mを高温領域smの搬送方向中
心位置とする第9図の場合において、定のしきい値温度
において砂型上面温度信号Vの低域成分VLが変動して
も、その高温領域Smが湯口中心位置mを中心として対
称波形であれば、湯口中心位置mは常に同位置となる。
しかしながら、高域雑音成分の存在や湯口形状の影響な
どにより高温領域Smが対称波形になるとは限らない。
特に、デジタル砂型上面温度信号Vddの立上がり傾度
又は立下がり傾度が緩い部分でしきい値電圧Vtと交差
する場合には、算出される上記湯口中心位置mの変動は
大きい。また、湯口中心位置mを高温領域Smの一端か
ら一定距離だけ離れた点として求める場合には、このよ
うな高温領域Smの幅の変動は全て湯口中心位置mの誤
差となってしまう。
したがって、コンベヤ平均速度Vmをしきい値電圧Vt
に連動させれば、コンベヤ速度変動によるVddの変化
にVtが追従し、その結果、Vddとytとの交差位置
が安定し、正確な湯口中心位置mを求めることができる
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の無枠式鋳造ラインは、コ
ンベヤ装置の末端部かつ鋳物抜出し装置の上流側に砂型
上面温度計測装置を設けて個々の湯口位置を検出し、検
出した湯口位置から鋳物の抜出し位置を判別して、扱出
し装置を位置合せした後、扱出すので、以下の効果を奏
することができる。
(1)鋳物の扱出し位置を正確に推定することができ、
その結果、鋳物の位置の変動、ばらつきにかかわらず鋳
物を確実に復出すことが可能となる。また、抜出された
鋳物に姿勢が常に一定となり、かつ抜出し腕の一定部分
で鋳物を把持又は載置することができるので、その復の
ハンドリング作業が簡単となり、その自動化が容易とな
る。更に本発明では、鋳物と一体化している湯口位置か
ら鋳物抜出し位置を決めているので、見えない鋳物抜出
し位置を確実に決定することができる。
(2)本発明によれば、鋳物の複出し部分に鋳物抜出し
装置を正確に誘導、案内するので、湯口と一体形成され
た方案部などを把持することができ、従来のように鋳物
の製品部分を上下方向に把持する必要がなく、それを傷
つけることもない。
また、鋳物の製品部分の形状変更において、上記把持を
考慮する必要もない。
(3)従来のように、鋳物汲出し装置をコンベヤ装置の
終端に配置して鋳物を搬送方向側に水平に扱出すばかり
ではなく、コンベヤ装置の左右、あるいは上方に鋳物を
汰出すこともでき、結局、鋳物抜出し装置の配設自由度
が増す。これは、変動しやすい鋳物の搬送方向位置を正
確に確定できるために可能となるものである。
特に本発明では、しきい値温度をコンベヤ速度に連動さ
せているので、各種トラブルによりコンベヤ速度が変動
して砂型上面温度計測装置が検出する砂型上面温度が変
動しても、湯口位置の測定誤差が小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の無枠式鋳造ラインの一実施例
における鋳物抜出し動作を順番に示すブロック図、第5
図は無枠砂型列にJ3ける砂型異常の一例を示す模式斜
視図、第6図は第1図の鋳物△の平面図、第7図はコン
ベヤ装置1の末端部の平面図、第8図はコンベヤ装置1
の末端部の側面図、第9図はコンベヤ装置1の末端部に
おける無枠砂型列5の砂型上面温度分布図、第10図は
各部信号波形を示す信号波形図、第11図及び第12図
はマイコン装置4のフローチャートである。 1・・・コンベヤ装置 2・・・鋳物抜出し装置 3・・・砂型上面温度計測装置 4・・・マイコン装置 (湯口位置判別手段) (汰出し腕駆動手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)進行方向に一列に連接しそれぞれ湯口をもつ複数
    個の砂型からなる無枠砂型列を間欠搬送するコンベヤ装
    置と、 該コンベヤ装置の末端部に配置されるとともに、前記砂
    型から鋳物を抜出す抜出し腕を備える鋳物抜出し装置と
    、 前記鋳物抜出し装置の搬送方向上流側に近接して配設さ
    れるとともに、湯口を含む砂型上面各部から放射される
    赤外線を少なくとも搬送方向に測定する砂型上面温度計
    測装置と、 搬送方向における砂型上面温度像を特定のしきい値温度
    で2値化して高温領域を抽出し、該高温領域の少なくと
    も一端部から特定距離だけ搬送方向に離れた位置を湯口
    位置として判別する湯口位置判別手段と、 前記湯口位置から算出された最適の搬送方向抜出し位置
    に前記抜出し腕を移動させる抜出し腕駆動手段とを備え
    、 前記湯口位置判別手段は、前記コンベヤ装置の速度を検
    出するとともに、該速度の平均値と前記しきい値温度と
    を連動させるものであることを特徴とする無枠式鋳造ラ
    イン。
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