JPH03152439A - 毛髪測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ 産業上の利用分野 本発明は、毛髪測定装置、より詳しくは、パーマネント
、ヘアダイ等で個々の毛髪の性質（引張強さ、径の太い
、細い等）を認識するために使用する毛髪測定装置に関
する。

従来の技術 従来、美容院において顧客の髪にパーマネント等を施す
に際しては、その顧客の髪を手で引っ張り、経験的にそ
の引っ張り強さを確かめてパーマネント等の時間管理を
行うのが通常であった。

しかし、このような経験に基（毛髪の性質の認識方法で
は、専ら美容師の経験や勘に依存するものであるため、
個々の美容師の熟練の度合に応じて時間管理が一様とな
らず、常に最適のパーマネント等を施すことは困難であ
った。

上述したような毛髪の性質を測定する装置としてはコン
ピュータを内蔵した大規模なものも一部の研究機関等で
実用化されているが、かかる装置は大型かつ高価である
ため、個人経営の店が多い美容院に設置することは実際
上非現実的であった。

発明が解決しようとする課題 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、小型、
かつ、安価に構成でき、簡単な操作のみで個々の毛髪の
性質を客観的に測定することができる毛髪測定装置を提
供することを目的とするものである。

［発明の構成］ 課題を解決するための手段 本発明の毛髪測定装置は、筒状部を備え、その筒状部の
長さ方向に沿って開口を形成した装置本体と、前記開口
から露出する一方の毛髪取付部および第１の目盛指標を
備えるとともに筒状部の長さ方向に摺動可能に配置され
た第１の摺動体と、この第１の摺動体を筒状部の一方の
端部側に付勢するばねと、前記開口から露出する他方の
毛髪取付部および第２の目盛指標を備えるとともに筒状
部の長さ方向に摺動可能に配置された第２の摺動体と、
この第２の摺動体を前記筒状部の長さ方向に沿って微小
量ずつ摺動させる摺動ねじ機構部と、前記筒状部に対し
、前記第１の摺動体の摺動に連動する状態に、かつ、前
記第２の摺動体の第２の目盛指標に沿って取り付けた外
側摺動体と、前記筒状部における前記第１の目盛指標に
沿う領域に沿って付した力目盛および前記外側摺動体の
前記第２の目盛指標に沿う領域に沿９て付した伸び目盛
からなる目盛部とを具備し、前記両毛髪取付部に毛髪を
取り付は摺動ねじ機構部により第２の摺動体を摺動させ
で毛髪に切断に至る引張力を付与するとともに、毛髪に
作用する引張力により前記ばねの弾性力に抗して第１の
摺動体と連動して変位し、切断時にはその位置で静止す
る第１の目盛指標の力目盛に対する位置により引張力を
読み取り、第１の摺動体に連動して変位する外側摺動体
に付した伸び目盛に対する第２の目盛指標の位置から前
記ばねの伸びを零補正した毛髪切断時の伸びの量を読み
取るようにしたものである。

前記摺動ねじ機構部は、前記筒状部の他方の端部におい
てこの筒状部の中心より下方の位置において回転可能に
支持されるとともに、円筒状の第２の摺動体の中心部よ
り下方において摺動方向に沿って設けた切欠部内に挿通
したねじ体と、第２の摺動体に対し上下動可能に、かつ
、前記ねじ体側に付勢されて配置されるとともに、下端
部に設けた半円状のねじ部を前記ねじ体に噛合させた上
下移動部材と、この上下移動部材に連結されたつまみと
、前記筒状部から外方に突出させたねじ体の端部に取り
付けた把手部とにより構成することができる。

作用 以下に上記構成の毛髪測定装置の作用を説明する。

この装置における第１の摺動体に設けた一方の毛髪取付
部と、第２の摺動体に設けた他方の毛髪取付部との間に
測定すべき毛髪を張力が加わらない程度に真っ直ぐに取
り付ける。

この状態で、摺動ねじ機構部により、第２の摺動体を筒
状部の長さ方向に沿って微小量ずつ摺動させる。すると
、第２の摺動体の摺動とともに毛髪に張力が加わり、や
がて切断状態に至るとともに、この張力は第１の摺動体
にも伝達され、第１の摺動体もばねの弾性力に抗して第
２の摺動体と同方向に摺動する。

このような第１の摺動体の摺動に伴い、第１の目盛指標
が筒状部に付した力目盛に沿って変位するとともに、外
側摺動体も変位し、かつ、この外側摺動体に付した伸び
目盛に対する第２の摺動体の第２の目盛指標の位置も変
位するが、このときの第２の目盛指標の伸び目盛に対す
る変位は上述した外側摺動体の第１の摺動体との連動動
作により、ばねの伸びが零補正されたものとなる。

測定者は、第１の目盛指標の力目盛に対する位置により
毛髪に作用する引張力を読み取り、前記伸び目盛に対す
る第２の目盛指標の位置からばねの伸びが零補正された
毛髪切断時の伸びの量を読み取る。

前記摺動ねじ機構部を上述したねじ体と、上下移動部材
と、つまみと、把手部とにより構成すると、つまみを手
で持って持ち上げ、上下移動部材に設けた半円状のねじ
部をねじ体から離脱させることができ、この結果、第２
の摺動体とねじ体との噛合状態が解除され、第２の摺動
体を初期状態に迅速にｔ１１帰させることができる。

実施例 以下に本発明の実施例を第１図、第２図を参照して説明
する。

第１図に示す毛髪測定装置ＩＩは、筒状部２ａを備え、
その筒状部２ａの長さ方向に沿って開口３を形成した装
置本体２と、前記開口３から露出する一方のねじ込み式
の毛髪取付部４および第１の目盛指標６を備えるととも
に筒状部２ａの長さ方向に摺動可能に配置された第１の
摺動体５と、この第１の摺動体５を筒状部２ａの一方の
端部２ｂ側に付勢するコイル状のばね７と、前記開口３
から露出する他方のねじ込み式の毛髪取付部８および第
２の目盛指標ｌＯを備えるとともに筒状部２ａの長さ方
向に摺動可能に配置された第２の摺動体９と、この第２
の摺動体９を前記筒状部２ａの長さ方向に沿って矢印Ｘ
１．　　Ｘ２方向に微小量ずつ摺動させる摺動ねじ機構
部１１．！−１前記筒状部２ａに対し、前記第１の摺動
体５の摺動に連動する状態に、かつ、前記第２の摺動体
９の第２の目盛指標１０に沿って取り付けた外側摺動体
１２と、前記筒状部２ａにおける前記第１の目盛指標６
に沿う領域に沿って付した力目盛１３ａおよび前記外側
摺動体１２の前記第２の目盛部１ｆｉｌＯに沿う領域に
沿って付した伸び目盛１３ｂからなる目盛部！３とを具
備している。

前記摺動ねじ機構部１１は、第１図および第２図（ａ）
、　（ｂ）に示すように、前記筒状部２ａの他方の端部
２ｃにおいてこの筒状部２ａの中心より下方の位置にお
いて回転可能に支持されるとともに、円筒状の第２の摺
動体９の中心部より下方において摺動方向に沿って設け
た切欠部９ａ内に挿通したねじ体！４と、第２の摺動体
９に対し上下動可能に、かつ、前記ねじ体１４側に付勢
ばね１５により付勢されて配置されるとともに、下端部
に設けた半円状のねじ部１６を前記ねじ体１４に噛合さ
せた上下移動部材１７と、この上下移動部材１７に連結
棒１８を介して連結されたつまみ１９と、前記筒状部２
ａから外方に突出させたねじ体１４の端部に取り付けた
把手部２０とを具備している。尚、第１図、第２図（ａ
）。

（ｂ）中、２１は前記付勢ばね１５用の押え部材である
。

次に、上記構成の装置ＩＩの作用を、第３図、第４図を
も参照して説明する。

前記両毛髪取付部４．８に毛ｇＩＨを取り付は摺動ねじ
機構部１１の把手２０を矢印α方向に回して第２の摺動
体９を矢印Ｘ１方向に摺動させで毛髪Ｈに切断に至る引
張力を付与するとともに、毛髪Ｈに作用する引張力によ
り前記ばね７の弾性力に抗して第１の摺動体５をやはり
矢印Ｘ１方向に摺動させる。

このとき、毛髪Ｈが切断した瞬間における第１の摺動体
５に付した第！の目盛指標６が当初の力目盛１３ａの零
位置から第３図に示すようにＧｌだけ変位したものとす
る。

また、第１の摺動体５の変位とともに外側摺動体１２も
矢印Ｘ１方向に変位するが、毛髪Ｈの切断時における第
２の目盛指標１０が当初の伸び目盛１３ｂの零位置から
第３図に示すＬｌだけ変位した位置となったものとする
。

この装置Ｉにおける測定者は、第１の目盛指標１３ｂの
位置から、毛髪Ｈに作用した引張力の値が０１（ｇ）で
あると読み取ることができる。　　また、測定者は第２
の目盛指標１３ｂの位置から、毛髪Ｈの伸びがＬｌ（麿
■）であると読み取ることができる。

この伸びＬ　１（ｍｓ）は、伸び目盛１３ｂが第１の摺
動体５とともにＸ１方向に変位しているのでばね７の伸
びにもかかわらす零補正され毛髪Ｈの真の伸びを示して
いる。

このようにして、測定者は測定すべき毛ＷＨに作用した
引張力と伸びの量とを読み取り、これらの値を基にパー
マネント等のセット時間を調整できるが、この場合に、
第４図に示す簡易判別グラフ２５を予め用意しておけば
、毛髪Ｈの測定がより便利となる。

この簡易判別グラフ２５は、上段にカブラフ２８ａを、
下段に伸びグラフ２６ｂを棒グラフ状に設けるとともに
、カブラフ２６ａには赤、黄、青の三色の色分けを施し
、伸びグラフ２６ｂにも赤、黄、青の３色の色分けを施
して、上述した測定値Ｇ１．　　Ｌｌの値を読み取った
場合、例えば、このときの毛髪Ｈの性質は弱い毛髪と標
準的な毛髪との境界に相当するものであると判別するこ
とができる。

次に、前記摺動ねじ機構部！ｌにおける第２の摺動体９
の初期位ｍｔ＊帰動作について説明する。

上述した毛髪Ｈの測定動作の際には、第２図（ａ）に示
すように上下移動部材１７に設けたねじ部１６はねじ体
１４に噛合している。

したがって、このままでは、毛髪Ｈの測定終了後、把手
２０を上述したα方向と反対方向に回転させ第２の摺動
体９を初期位置まで復帰させなければならず、この操作
は煩雑で時間もかかる。

そこで、前記つまみ１９を手で持ち、これを第２図（ｂ
）に示すように矢印Ｙ方向に持ち上げる。すると、連結
棒１８とともに上下移動部材Ｉ７が付勢ばね１５の弾力
に抗してＹ方向に上昇し、これにより、ねじ部１６がね
じ体１４から離脱する。

この状態のまま、つまみ１Ｂを矢印Ｘ２方向に動かすこ
とにより第２の摺動体９を一挙に初期位置まで復帰させ
ることができる。

本発明は上述した実施例のほか種々の変形が可能である
。

［発明の効果］ 以上詳述した本発明によれば、上記構成としたことによ
り、毛髪に作用する引張力と真の伸びの量とを併せて読
み取ることができ、個々の毛髪の性質を客観的に測定で
きるとともに、機構部品のみで構成したことから操作が
簡単で、小型、かつ、安価に製造し得る毛髪測定装置を
提供することができる。

また、摺動ねじ機構部を上記構成としたことにより、第
２の摺動体の復帰動作の簡略迅速化を図ることが可能な
毛髪測定装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例装置の斜視図、第２図（ａ）は第１図の
Ｉ−１線断面図、第２図（ｂ）は同上の動作説明用断面
図、第３図は実施例装置の動作説明図、第４図は簡易判
別グラフの平面図である。 ｌ・・・毛髪測定装置、　　２・・・装置本体、　　２
ａ・・・筒状部、　　３・・・開口、４．８・・・毛髪
取付部、５・・・第１の摺動体、６．１０・・・第１１
　　第２の目盛指標、　　７・・・ばね、　　９・・・
第２の摺動体、１１・・・摺動ねじ機構部、１２・・・
外側摺動体、１３ａ・・・力目盛、　　　１３ｂ・・・
伸び目盛、１３・・・目盛部、１４・・・ねじ体、１７
・・・上下動部材、１９・・・つまみ、２０・・・把手
部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）筒状部を備え、その筒状部の長さ方向に沿って開
   口を形成した装置本体と、前記開口から露出する一方の
   毛髪取付部および第１の目盛指標を備えるとともに筒状
   部の長さ方向に摺動可能に配置された第１の摺動体と、
   この第１の摺動体を筒状部の一方の端部側に付勢するば
   ねと、前記開口から露出する他方の毛髪取付部および第
   ２の目盛指標を備えるとともに筒状部の長さ方向に摺動
   可能に配置された第２の摺動体と、この第２の摺動体を
   前記筒状部の長さ方向に沿って微小量ずつ摺動させる摺
   動ねじ機構部と、前記筒状部に対し、前記第１の摺動体
   の摺動に連動する状態に、かつ、前記第２の摺動体の第
   ２の目盛指標に沿って取り付けた外側摺動体と、前記筒
   状部における前記第１の目盛指標に沿う領域に沿って付
   した力目盛および前記外側摺動体の前記第２の目盛指標
   に沿う領域に沿って付した伸び目盛からなる目盛部とを
   具備し、前記両毛髪取付部に毛髪を取付け摺動ねじ機構
   部により第２の摺動体を摺動させで毛髪に切断に至る引
   張力を付与するとともに、毛髪に作用する引張力により
   前記ばねの弾性力に抗して第１の摺動体と連動して変位
   し、切断時にはその位置で静止する第１の目盛指標の力
   目盛に対する位置により引張力を読み取り、第１の摺動
   体に連動して変位する外側摺動体に付した伸び目盛に対
   する第２の目盛指標の位置から前記ばねの伸びを零補正
   した毛髪切断時の伸びの量を読み取るようにしたことを
   特徴とする毛髪測定装置。
2. （２）前記摺動ねじ機構部は、前記筒状部の他方の端部
   においてこの筒状部の中心より下方の位置において回転
   可能に支持されるとともに、円筒状の第２の摺動体の中
   心部より下方において摺動方向に沿って設けた切欠部内
   に挿通したねじ体と、第２の摺動体に対し上下動可能に
   、かつ、前記ねじ体側に付勢されて配置されるとともに
   、下端部に設けた半円状のねじ部を前記ねじ体に噛合さ
   せた上下移動部材と、この上下移動部材に連結されたつ
   まみと、前記筒状部から外方に突出させたねじ体の端部
   に取り付けた把手部とを具備するものである請求項１記
   載の毛髪測定装置。