JPH03151125A - 金属加工機械の金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属加工機械の金型に関する。

より詳しくは、本発明は、金型本体に設けた案内ブロッ
クに沿って工具パンチを案内して金属加工を行うように
した金属加工機械に関する。

特に本発明は、線材、帯材等の金属材料に、パンチエ具
によって曲げ成形加工や打抜き加工を行なう金属加工機
械、特に自動曲げ機械に用いられる金型として適する金
属加工機械の金型に関する。

〔従来の技術〕

金属加工機械においては、特公昭４８−２８２７０号公
報に開示されている如く、金型には工具パンチが挿入さ
れ案内される案内部がある。

従来、この案内部は、工具台の表面にフライス盤等によ
り溝加工された溝として形成されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

金属加工機械においては、平行移動する複数のパンチで
加工する場合には、複数の平行な案内溝が形成された工
具台が使用される。一方、はぼ中心に向っで斜めに移動
するパンチで加工する場合には、複数の斜めの案内溝が
形成された金型が使用される。また、平行な複数のパン
チと斜めに移動するパンチで加工する場合は、平行溝、
斜め溝が共に加工された金型（工具台）が用いられる。

すなわち、加工条件に応じて、溝加工した工具台を用い
るので、種々の加工条件に対応するためには大型の工具
台を多数備えなければならなかった。

このため、工具台の製作費が高価となり、種々の工具台
を保管するためのスペース、管理が必要である。

また、工具パンチ交換時には、金型本体に固定され複数
の溝加工が施された大型の工具台を全体として取換えな
ければならず、工具台が大きく且つ重いことからその交
換作業が大変である。言うまでもなく、工具台が大型に
なればなる程、持ち運びや取付、取外し作業が容易でな
い。

本発明は上述した従来の金属加工機械の金型に付随する
問題点を解決し、製作費が安価にでき、保管が容易であ
るとともに、交換が簡単に行える金属加工機械の金型を
提供することを目的とする。

〔課題を達成するための手段〕

本発明においては、金型本体に設けた案内ブロックに沿
って工具パンチを案内して金属加工を行うようにした金
属加工機械において、前記案内ブロックが複数の案内ブ
ロック片からなり前記金型本体と案内ブロック片間に互
いに摺動可能に係合する溝と凸部が形成されているとと
もに、該案内ブロック片を金型本体に固定する手段が設
けられ、隣接する案内ブロック片の側面間に工具パンチ
の案内路が形成されることを特徴とする金属加工機械の
金型により上述の目的を達成する。

本発明の金型本体は、脱着可能なビルドブロックを含ん
でいてもよく、この場合には、前記互いに係合する溝と
凸部とが、該ビルトブロックおよび案内ブロック片に形
成される。

溝および凸部が金属加工される素材の移送方向に対し直
角方向に延在していることが好ましい。

本発明は、実施例に示すように金型本体（ビルドブロッ
クも含む）の表面に前記溝が複数本形成され、前記案内
ブロック片に前記凸部が形成されていることが好ましい
。

〔作　用〕

本発明においては、工具パンチの各々の案内用案内ブロ
ック片を、金型本体（工具台）に、スライド溝による取
付は固定方式としたことにより、金型本体は交換するこ
となく、案内ブロック片を交換することにより種々の加
工条件に適用可能である。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図示した図面を参照し、本発明
の詳細な説明する。

第１図は本発明に係る金属加工機械の金型の一実施例の
正面図であり、この実施例においては、平行移動する複
数の工具パンチ８で、第１図において例えば右から左方
向に移動する線材のような素材（図示せず）を加工する
ものである。なお、工具パンチ８は第１図には図面を明
瞭にするため１つのみを部分的に示している。

第１図において、円形をした金型本体１は、その表面に
形成した取付孔１ｂにボルト（図示せず）を挿入して金
属加工機械の本体（図示せず）に止着されるものである
。金型本体１は第２図に示すように、円板状のフランジ
部３とそのフランジ部３と一体または別体に形成された
円筒部２とからなっている。

更に、金型本体１は、その前面部にビルドブロック４を
一体にまたは脱着可能に止着されている。

図示した実施例においては、フランジ部３に凸状の案内
部３ａを素材の移送方向に延在するよう形成し、この案
内部３ａにビルドブロック４に素材の移送方向に延在す
るよう形成した溝部４ａを係合させており、ビルドブロ
ック４を六角孔付ボルト５により金型本体１のフランジ
部３に締着するようにしている。

以上の円筒部２、フランジ部３およびビルドブロック４
によって本発明の金型本体１が構成されている。

なお、第１図ないし第３図において、金型本体１の中央
部に形成された角孔ＩＣは、従来の金属加工機械の金型
と同様に固定台を止着したり、金型本体１の後方部から
挿入される工具パンチを案内するためのものである。

金型本体１のビルドブロック４の表面には、多数の互い
に平行する上下方向（素材の移送方向に対し直角方向）
に伸びた溝１ａが形成されている。

この実施例においては、谷溝１ａは第２図に示されるよ
うに矩形状断面をしている。溝１ａは適宜、台形形状、
三角形状、半円形状としてもよい。

この溝１ａに係合する突起６ａを有する案内ブロック片
６を複数個準備し、第２図に示すように六角孔付ボルト
７により６個の案内ブロック片６を金型本体１のビルド
ブロック４に固定するようになっている。

ここに、本実施例においては案内ブロック片６は矩形形
状としており、その両側面間の間隔ＷＯおよび凸部の幅
Ｗ２、また一方の端面から凸部の一方の面までの距離Ｗ
１を正確に工作することにより、隣接する案内ブロック
片６の側面間には工具パンチの案内溝が正確に形成され
ることになる。

前記溝１ａおよび突起６ａは素材の移送方向に対し直角
方向へ延在しているので、素材の移送方向の力に対し前
記溝１ａｓ突起６ａが受けることができる。従って、工
具パンチの素材の移送方向のずれが生じない。

また、図示した実施例においては、案内ブロック片６の
表面に四部６ｂ（第２図）を形成し、この凹部６ｂに六
角孔付ボルト７の頭部７ａが嵌入するようにしているた
めに、この実施例の金型の表面に特公昭４８−２８２７
０号公報に開示されているような保護プレート（図示せ
ず）を被せることも可能となる。

本実施例においては、幅（両端面間の間隔ＷＯ）、およ
び端面から凸部の端面までの距離Ｗ１の異なる種々の案
内ブロック片６を用意しておくことにより、種々の加工
条件に適応して工具パンチ８を案内する案内路を形成す
ることができる。

また、実施例から明らかなように、加工条件に応じて案
内ブロック片６のみを交換すれば良いので、その作業は
非常に簡単である。しかも、スライド溝１ａおよび案内
ブロック片６の工作精度だけを出しておくことによって
、工具パンチ８の案内路は簡単に正確な寸法となるので
、取付は操作も非常に簡単に行える。

なお、各々の案内ブロック片６をビルドブロック４に固
定したままフランジ部３から取外しビルドブロック４を
保管することもできる。この場合、専用の加工条件に適
用した金型が保管されることになる。

別の実施例を第４図を参照して説明する。

この実施例においては、金型本体１の構造は前述の第１
実施例と同様であり（従って、その一部のみを図示して
いる）、案内ブロック片６の形状が第１実施例のものと
異なっている。すなわち、案内ブロック片６として三角
形形状、矩形形状のものを準備し、それらを組合せて第
４図から明らかなように、第１図と同様に素材移動方向
に対して直交する方向に工具パンチ８を案内する案内路
、および加工素材の移動方向に対し傾斜して工具パンチ
を案内する案内路を形成するよう、これら案内ブロック
片６を金型本体１に取付ける。

上述の実施例においては、金型本体１（ビルドブロック
４を含む）の表面にスライド溝１８を形成し、このスラ
イド溝１ａに係合する凸部６ａを有する案内ブロック片
６をスライド溝１８に沿って案内し、固定するようにし
ていた。しかし、逆に金型本体１（ビルドブロック４も
含む）の表面に凸部（図示せず）を形成し、この凸部と
係合する溝（図示せず）を案内ブロック片６の裏面に形
成してもよい。

同様にビルドブロック４を金型本体１のフランジ部３と
係合させるのに図示した実施例においては、フランジ部
３に凸状の案内部３ａを形成し、この案内部３ａにビル
ドブロック４に形成した溝部４ａを係合させていたが、
フランジ部３に溝部を形成し、ビルドブロック４に凸部
を形成して互いに係合するようにしてもよい。

〔発明の効果〕

本発明により、下記のような格別な効果が奏される。

■小さな案内ブロックのみの交換となるので、取付、取
外しが容易であり、製作費も安価となり、保管も場所を
とらず容具に行える。

■交換作業が容易に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る金属加工機械の金型の一実施例の
正面図、第２図は第１図の平面図であり一部を断面とし
ている。第３図は第１図の側面図、第４図は別の°実施
例の正面図である。 １・・・金型本体、　　　１ａ・・・溝、２・・・円筒
部、　　　　３・・・フランジ部、４・・・ビルドブロ
ック、６・・・案内ブロック片、６ａ・・・凸部、　　
　　７・・・工具パンチ。 第 図 Ｑつ 法

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、金型本体に設けた案内ブロックに沿って工具パンチ
   を案内して金属加工を行うようにした金属加工機械にお
   いて、前記案内ブロックが複数の案内ブロック片からな
   り前記金型本体と案内ブロック片間に互いに摺動可能に
   係合する溝と凸部が形成されているとともに、該案内ブ
   ロック片を金型本体に固定する手段が設けられ、隣接す
   る案内ブロック片の側面間に工具パンチの案内路が形成
   されることを特徴とする金属加工機械の金型。 ２、前記金型本体が、脱着可能なビルドブロックを含ん
   でおり、前記互いに係合する溝と凸部とが、該ビルトブ
   ロックおよび案内ブロック片に形成されていることを特
   徴とする請求項１記載の金属加工機械の金型。 ３、前記溝および凸部が金属加工される素材の移送方向
   に対し直角方向に延在していることを特徴とする請求項
   １または２記載の金属加工機械の金型。