JPH03146761A - パイル布帛 - Google Patents
パイル布帛Info
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- JPH03146761A JPH03146761A JP28436289A JP28436289A JPH03146761A JP H03146761 A JPH03146761 A JP H03146761A JP 28436289 A JP28436289 A JP 28436289A JP 28436289 A JP28436289 A JP 28436289A JP H03146761 A JPH03146761 A JP H03146761A
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Landscapes
- Knitting Of Fabric (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は空気保持率が大きく保温性に冨み、特に衣料用
及びインテリア用に好適なパイル布帛に関するものであ
る。
及びインテリア用に好適なパイル布帛に関するものであ
る。
(従来の技術)
パイル布帛は、保温性や嵩高性を高めたりあるいは布帛
の外観に変化を付与する手段として衣服やインテリア等
に広く用いられており、そのため数多くの製品、製法の
提案がなされている。
の外観に変化を付与する手段として衣服やインテリア等
に広く用いられており、そのため数多くの製品、製法の
提案がなされている。
パイル布帛の保温性をより大きくする試みとしては、パ
イルを長毛とする、あるいはパイルを密に植毛する等、
古来からの手法の他にも、天然の獣毛の構造や形態を応
用して短パイルを細繊度糸で密に植設し、長パイルを大
繊度糸で粗に植設して、長短の二重パイル構造とするも
のが知られている。
イルを長毛とする、あるいはパイルを密に植毛する等、
古来からの手法の他にも、天然の獣毛の構造や形態を応
用して短パイルを細繊度糸で密に植設し、長パイルを大
繊度糸で粗に植設して、長短の二重パイル構造とするも
のが知られている。
またパイルを二重とする手法としては、有毛布帛上に直
接長パイルを形成したり(例えば実開昭56−1579
9号公報参照)、あるいはパイル布帛に2次基布を積層
して長パイルを短パイル上に形成することが提案−され
ている(特開昭54−93162号公報、特開昭55−
116854号公報等参照)。
接長パイルを形成したり(例えば実開昭56−1579
9号公報参照)、あるいはパイル布帛に2次基布を積層
して長パイルを短パイル上に形成することが提案−され
ている(特開昭54−93162号公報、特開昭55−
116854号公報等参照)。
(発明が解決しようとする課題)
これまでに知られているこれらパイル布帛に、より保温
性を付与するための多くの手法は、いずれも二重パイル
を形成する短パイル側の繊維量を多くすることによって
構成繊維層内部の空気の移動を抑制し、空気保持性を高
めるものであり、空気保持率は繊維の使用量に比例する
ために必然的に使用繊維量が多くなり、これを大きくす
るにはコストの高いものとなっている。
性を付与するための多くの手法は、いずれも二重パイル
を形成する短パイル側の繊維量を多くすることによって
構成繊維層内部の空気の移動を抑制し、空気保持性を高
めるものであり、空気保持率は繊維の使用量に比例する
ために必然的に使用繊維量が多くなり、これを大きくす
るにはコストの高いものとなっている。
更にパイル表面が開放状となっているものは空気の移動
が生じ易く、使用する繊維量に比して満足できる保温効
果が期待できない。
が生じ易く、使用する繊維量に比して満足できる保温効
果が期待できない。
また二重パイルを形成する際、特開昭54−93162
号公報に示されているようにパイルが形成された1次基
布のパイル面に2次基布を積層して、2次基布面に2次
パイルを形成する場合は、外観上2次基布面が見え易く
なり、パイル布帛として見映えのよくないものとなる。
号公報に示されているようにパイルが形成された1次基
布のパイル面に2次基布を積層して、2次基布面に2次
パイルを形成する場合は、外観上2次基布面が見え易く
なり、パイル布帛として見映えのよくないものとなる。
これを避けるために2次パイルのパイル密度を増加させ
ることも考えられるが、パイル植設の際の針刺し頻度が
増加すると1次基布の損傷が大きくなるのに加え、1次
基布裏面に大小2種のパイル糸が存在するためにバンク
コーティングにあたって樹脂の浸透が不十分となる等パ
イル(布帛)の形態安定性に問題が生ずる。
ることも考えられるが、パイル植設の際の針刺し頻度が
増加すると1次基布の損傷が大きくなるのに加え、1次
基布裏面に大小2種のパイル糸が存在するためにバンク
コーティングにあたって樹脂の浸透が不十分となる等パ
イル(布帛)の形態安定性に問題が生ずる。
本発明はかかる問題を解決すべくなされたものであり、
その目的はより保温性に富みかつ形態安定性に優れたパ
イル布帛を提供することにある。
その目的はより保温性に富みかつ形態安定性に優れたパ
イル布帛を提供することにある。
(課題を解決するための手段及び作用)本発明の要旨は
、二重基布からなるパイル布帛において、1次基布と2
次基布との間に、1次基布に形成された1次パイルから
なるパイル層を有し、2次基布及び前記パイル層を介し
て1次基布面に2次パイルが形成されてなるパイル布帛
にある。
、二重基布からなるパイル布帛において、1次基布と2
次基布との間に、1次基布に形成された1次パイルから
なるパイル層を有し、2次基布及び前記パイル層を介し
て1次基布面に2次パイルが形成されてなるパイル布帛
にある。
以下、本発明を作用と共に図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図、第2図及び第3図は本発明に係るパイル布帛の
例をモデル的に示した断面図であり、1は1次基布、2
は1次パイル、3は2次基布、4は2次パイル、′5は
パイル層をそれぞれ示している。
例をモデル的に示した断面図であり、1は1次基布、2
は1次パイル、3は2次基布、4は2次パイル、′5は
パイル層をそれぞれ示している。
本発明のパイル布帛は、第1図に示すように1次基布1
と2次基布3との間に、1次基布1に形成された1次パ
イル2からなるパイルN5を有しており、1次基布1の
表面には2次基布3とパイル層5とを介して2次パイル
4が形成されている。
と2次基布3との間に、1次基布1に形成された1次パ
イル2からなるパイルN5を有しており、1次基布1の
表面には2次基布3とパイル層5とを介して2次パイル
4が形成されている。
本発明では1次基布1と2次基布3との間に。
1次基布lに形成された1次パイル2によるパイル層5
を存在させることが重要であり、1次基布1と2次基布
3及びその中間に存在するパイル層5とによって多数の
小空間が形成され、同小空間内に包含された空気の移動
がよく抑制される。
を存在させることが重要であり、1次基布1と2次基布
3及びその中間に存在するパイル層5とによって多数の
小空間が形成され、同小空間内に包含された空気の移動
がよく抑制される。
1次基布1への1次パイル2の形成はタフティング等の
植設や起毛等公知の方法で施せばよく、1次パイル2は
第1図に示すように1次基布1の両面に施されていても
よい、また、第2図及び第3図に示すように1次基布1
の片面のみでも勿論よい、1次パイル2が両面に施され
ている場合は、保温性に加えパイル表面にソフト感が付
与され、同時に2次パイル4のへたり防止等にも有効で
ある。
植設や起毛等公知の方法で施せばよく、1次パイル2は
第1図に示すように1次基布1の両面に施されていても
よい、また、第2図及び第3図に示すように1次基布1
の片面のみでも勿論よい、1次パイル2が両面に施され
ている場合は、保温性に加えパイル表面にソフト感が付
与され、同時に2次パイル4のへたり防止等にも有効で
ある。
1次パイルl及び2次パイル3を形成するパイル糸の素
材としては、一般のパイル糸として使用されているもの
を用いればよく、パイル長もその目的に合わせ適宜設定
すればよい。
材としては、一般のパイル糸として使用されているもの
を用いればよく、パイル長もその目的に合わせ適宜設定
すればよい。
パイル層5を形成する1次パイル2として紡績糸や捲縮
加工糸を用いればクツション性もよく、空気保持率も高
くなり効果的である。
加工糸を用いればクツション性もよく、空気保持率も高
くなり効果的である。
2次パイル4は最終的にパイル布帛の表面を形成するパ
イルとなるものであり、通常のパイル形成に準じて形成
すればよく、2次パイル4を1次パイルlよりも大きな
パイル形成とするのが一般的であるが、用途、目的によ
ってはパイルの大きさを逆にしてもよい。
イルとなるものであり、通常のパイル形成に準じて形成
すればよく、2次パイル4を1次パイルlよりも大きな
パイル形成とするのが一般的であるが、用途、目的によ
ってはパイルの大きさを逆にしてもよい。
1次パイル2及び2次パイル4のパイル形態は、第1図
に示すようなカットパイルとループパイルとの組合わせ
の他、第2図に示すような1次パイル2.2次パイル4
共にループパイルとしたものでもよく、図示はされてい
ないが1次パイル2と2次パイル4とを共にカットパイ
ルとしたもの、1次パイル2をループパイル、2次パイ
ル4をカットパイルとする組合わせも可能である。
に示すようなカットパイルとループパイルとの組合わせ
の他、第2図に示すような1次パイル2.2次パイル4
共にループパイルとしたものでもよく、図示はされてい
ないが1次パイル2と2次パイル4とを共にカットパイ
ルとしたもの、1次パイル2をループパイル、2次パイ
ル4をカットパイルとする組合わせも可能である。
1次基布l及び2次基布3は、パイル形成のための植設
や起毛が支障なく施し得る程度の強度を有する布帛であ
ればよく、パイル布帛としての用途に応じた、あるいは
植設等の際の糸条の太さや種類に応じた素材、1J1t
a、目付のものを用いればよい。
や起毛が支障なく施し得る程度の強度を有する布帛であ
ればよく、パイル布帛としての用途に応じた、あるいは
植設等の際の糸条の太さや種類に応じた素材、1J1t
a、目付のものを用いればよい。
第3図は2次パイル4に熱収縮糸を用いた場合の1例を
示したものであり、2次パイル4の収縮によって1次基
布lと2次基布3及びパイル層5で形成される空気保持
空間の構造が強固となると同時にクツション性も向上し
たものとなる。
示したものであり、2次パイル4の収縮によって1次基
布lと2次基布3及びパイル層5で形成される空気保持
空間の構造が強固となると同時にクツション性も向上し
たものとなる。
熱収縮糸としては、合成繊維の製造の際、紡糸、延伸後
に十分な緩和処理が施されていない繊維糸や、部分延伸
糸等の一般に市販されているもの、あるいはそれらの混
繊、混紡糸を用いることができる。
に十分な緩和処理が施されていない繊維糸や、部分延伸
糸等の一般に市販されているもの、あるいはそれらの混
繊、混紡糸を用いることができる。
本発明のパイル布帛の製法は一般に用いられているパイ
ル布帛の製法に準ずればよく、例えば次のようにして製
造することができる。
ル布帛の製法に準ずればよく、例えば次のようにして製
造することができる。
綿又は合成繊維糸で製織した平織組織の布帛を1次基布
1とし、紡績糸をパイル糸に用いてタフティングし、ル
ープ状の1次パイルを形成する。カット状のパイル層を
形成する場合には、同ループパイルに切断、毛割り、剪
毛等を施せばよい。
1とし、紡績糸をパイル糸に用いてタフティングし、ル
ープ状の1次パイルを形成する。カット状のパイル層を
形成する場合には、同ループパイルに切断、毛割り、剪
毛等を施せばよい。
このようにして1次パイルが形成された1次基布1のパ
イル表面に2次基布3を11層して二重基布とし、1次
基布1の表面に2次パイル4が形成されるようにタフテ
ィングする。ここで積層の際、1次基布1のパイル形成
面が2次基布4と対向するようにすることが重要である
。
イル表面に2次基布3を11層して二重基布とし、1次
基布1の表面に2次パイル4が形成されるようにタフテ
ィングする。ここで積層の際、1次基布1のパイル形成
面が2次基布4と対向するようにすることが重要である
。
1次バイル2が形成された1次基布2としては別工程で
製した毛布等市販の商品を用いてもよく、また二重基布
に2次パイル4を形成した後、バックコーティングや他
の布帛と積層してもよい。
製した毛布等市販の商品を用いてもよく、また二重基布
に2次パイル4を形成した後、バックコーティングや他
の布帛と積層してもよい。
2次パイル4に収縮糸を用いる場合は、2次パイル4の
成形後、熱処理等によって2次パイル4を収縮させる。
成形後、熱処理等によって2次パイル4を収縮させる。
またこの収縮糸はパイル布帛をキルテイング状としたり
、布帛周辺の形態固定用として一部に用いることも可能
である。
、布帛周辺の形態固定用として一部に用いることも可能
である。
(実施例)
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例1:
通常のタフト毛布に使用される綿の基布(1次基布、経
糸20/2X緯糸10/ 1 )にアクリル短繊維より
紡績した糸を次の規格でタフトし、パイル地を作成した
。
糸20/2X緯糸10/ 1 )にアクリル短繊維より
紡績した糸を次の規格でタフトし、パイル地を作成した
。
タフト機 :5/64G(ループタイプ)パイル糸
:115M、C(オープンエンド方式による紡績) ステイフナ :12スティフチ/吋 パイルの高さ73.5 M/M 得られたパイル地を連続染色機で淡い茶色に染色、乾燥
後タフト毛布と同様の仕上方法により、起毛、毛割り、
剪毛仕上を行い、基布の両面に形成されたパイルの長さ
が夫々6 M/?lになる様に仕上げた。
:115M、C(オープンエンド方式による紡績) ステイフナ :12スティフチ/吋 パイルの高さ73.5 M/M 得られたパイル地を連続染色機で淡い茶色に染色、乾燥
後タフト毛布と同様の仕上方法により、起毛、毛割り、
剪毛仕上を行い、基布の両面に形成されたパイルの長さ
が夫々6 M/?lになる様に仕上げた。
次にこのパイル地に1次基布と同一の綿の基布(2次基
布)を重ね、次の規格でタフトした。
布)を重ね、次の規格でタフトした。
タフト機 : 1/l0C(ループタイプ)パイル
糸 : アクリルフィラメント糸24000 (染色
糸) ステイフナ :10ステイフチ/吋 パイルの高さ: 8M/M 得られたタフト布をコーティングドライヤーに掛け、裏
面にラテックスをコーティングし、タフティングにより
形成されたアクリルフィラメントパイルを2次基布に固
着させると同時に、パイル地に適度の硬さを付与した。
糸 : アクリルフィラメント糸24000 (染色
糸) ステイフナ :10ステイフチ/吋 パイルの高さ: 8M/M 得られたタフト布をコーティングドライヤーに掛け、裏
面にラテックスをコーティングし、タフティングにより
形成されたアクリルフィラメントパイルを2次基布に固
着させると同時に、パイル地に適度の硬さを付与した。
かくして得られたパイル布帛は、1次基布に形成された
アクリル紡績糸からなるカットパイルと2次基布に形成
されたアクリルフィラメント糸から成るループパイルと
が二重構造のパイル層を形成するものであった。即ち、
二重構造パイルの内層はアクリル紡績糸を分繊したカッ
ドパイルで形成され、外層がアクリルフィラメント糸か
ら形成されたループパイル構造となっていた。
アクリル紡績糸からなるカットパイルと2次基布に形成
されたアクリルフィラメント糸から成るループパイルと
が二重構造のパイル層を形成するものであった。即ち、
二重構造パイルの内層はアクリル紡績糸を分繊したカッ
ドパイルで形成され、外層がアクリルフィラメント糸か
ら形成されたループパイル構造となっていた。
従って、このパイル布帛は弾性が極めて高く、かつ表面
はアクリルフィラメントで覆われ、光沢のある美しい外
観のものであった。
はアクリルフィラメントで覆われ、光沢のある美しい外
観のものであった。
実施例2:
収縮能を有するアクリル紡績糸をパイル糸に使用し、ダ
ブルラッセル機により、次の方法でパイル地を作成した
。
ブルラッセル機により、次の方法でパイル地を作成した
。
ダブルラッセル機:16G
ニードルバー間隔7 20M/M
パイル糸 : 2 /32M、C生地糸(スチ
ーム収縮率25〜28% を保有) チェン糸 : ナイロン 1000/24Fイン
レイ糸 : ポリエステル1500/30Fステイ
ツチ :13スティフチ/1吋編成された編地を
センターカッティング機でパイルの中央より、スリット
し、パイル長駒l。
ーム収縮率25〜28% を保有) チェン糸 : ナイロン 1000/24Fイン
レイ糸 : ポリエステル1500/30Fステイ
ツチ :13スティフチ/1吋編成された編地を
センターカッティング機でパイルの中央より、スリット
し、パイル長駒l。
M/Mのパイル地を得た。
このパイル地を連続染色機により染色後、毛割り、剪毛
を行い、また裏面を起毛し、起毛されたパイルで裏面が
覆われる様に仕上げた。この時、表面のパイルの長さは
約7M/Hに剪毛し、パイルの長さを均一に仕上げた。
を行い、また裏面を起毛し、起毛されたパイルで裏面が
覆われる様に仕上げた。この時、表面のパイルの長さは
約7M/Hに剪毛し、パイルの長さを均一に仕上げた。
この表面、即ち7 M/?lの長さに剪毛して形成した
1次パイル面に2次基布を重ね次の方法でタフトした。
1次パイル面に2次基布を重ね次の方法でタフトした。
パイル糸 : アクリルフィラメント糸24000
(染色糸) 基 布 : 綿織物(タテ20/2 H,C,C×
ヨコ10/I E、C,C) タフト機 : 1/10G(ループタイプ)ステイ
フナ :10スティフチ/1吋 パイルの高さ: IOM/M 得られたタフト布を実施例1と同様の方法でコーティン
グドライヤーに掛け、裏面にラテックスをコーティング
し、タフティングにより形成されたアクリルフィラメン
トパイルを2次基布に固着させると同時に、パイル地に
適度の硬さを付与した。
(染色糸) 基 布 : 綿織物(タテ20/2 H,C,C×
ヨコ10/I E、C,C) タフト機 : 1/10G(ループタイプ)ステイ
フナ :10スティフチ/1吋 パイルの高さ: IOM/M 得られたタフト布を実施例1と同様の方法でコーティン
グドライヤーに掛け、裏面にラテックスをコーティング
し、タフティングにより形成されたアクリルフィラメン
トパイルを2次基布に固着させると同時に、パイル地に
適度の硬さを付与した。
かくして、得られたパイル布帛は、1次基布に形成され
たアクリル紡績糸から成るカットパイルと2次基布に形
成されたアクリルフィラメントから成るループパイルと
が二重構造のパイル層を形成するものであった。即ち、
内層はアクリル紡績糸を分繊したカットパイルで形成さ
れ、外層がアクリルフィラメント糸から形成されたルー
プパイル構造となっていた。
たアクリル紡績糸から成るカットパイルと2次基布に形
成されたアクリルフィラメントから成るループパイルと
が二重構造のパイル層を形成するものであった。即ち、
内層はアクリル紡績糸を分繊したカットパイルで形成さ
れ、外層がアクリルフィラメント糸から形成されたルー
プパイル構造となっていた。
従って、このパイル布帛は実施例1で得られたパイル布
帛と同様に弾性が極めて高く、かつ表面はアクリルフィ
ラメントで覆われ、光沢のある美しい外観のものであっ
た。
帛と同様に弾性が極めて高く、かつ表面はアクリルフィ
ラメントで覆われ、光沢のある美しい外観のものであっ
た。
実施例3:
実施例2と同様の方法で、ダブルラッセル編機により編
成した属地をセンターカッティング機でパイルの中央よ
りスリットし、パイノシ長駒10M/Mのカットパイル
地を得た。
成した属地をセンターカッティング機でパイルの中央よ
りスリットし、パイノシ長駒10M/Mのカットパイル
地を得た。
このパイル地をオートスクリーン捺染機により、7色が
配された花柄模様の捺染加工後、毛割り、剪毛を行い、
パイルの長さを約8M/Hに仕上げ、また裏面は起毛し
、約5M/Mの長さのパイルで覆われる様に仕上げた。
配された花柄模様の捺染加工後、毛割り、剪毛を行い、
パイルの長さを約8M/Hに仕上げ、また裏面は起毛し
、約5M/Mの長さのパイルで覆われる様に仕上げた。
この裏面、即ち起毛、剪毛して形成された1次パイル面
に2次基布を重ね次の方法でタフトした。
に2次基布を重ね次の方法でタフトした。
パイル糸 : アクリルフィラメント糸24000
(染色糸) 基 布 : 幾何模様が捺染された綿織物(タテ2
0/ 2 E、C,CXヨ コ10/I E、C,C) タフト機 : 1/8G(ループタイプ)ステイフ
ナ :10スティフチ/1吋 パイルの高さ: 8M/M 得られたタフト布の裏面(スティッチ面)にアクリル系
樹脂をスプレー後、熱処理してタフティングにより形成
されたアクリルフィラメントの2次パイルを2次基布に
固着させた。
(染色糸) 基 布 : 幾何模様が捺染された綿織物(タテ2
0/ 2 E、C,CXヨ コ10/I E、C,C) タフト機 : 1/8G(ループタイプ)ステイフ
ナ :10スティフチ/1吋 パイルの高さ: 8M/M 得られたタフト布の裏面(スティッチ面)にアクリル系
樹脂をスプレー後、熱処理してタフティングにより形成
されたアクリルフィラメントの2次パイルを2次基布に
固着させた。
かくして得られたパイル布帛は弾性が高く、又表面は花
柄模様が捺染され、かつアクリル紡績糸が分繊された1
次パイルとアクリルフィラメントから成る2次パイルが
組合い、かつ裏面も捺染された2次基布と2次パイルの
組合わ1仕による、美しい外観のものであった。
柄模様が捺染され、かつアクリル紡績糸が分繊された1
次パイルとアクリルフィラメントから成る2次パイルが
組合い、かつ裏面も捺染された2次基布と2次パイルの
組合わ1仕による、美しい外観のものであった。
(発明の効果)
本発明のパイル布帛は、1次基布と2次基布とで遮蔽さ
れかつその間にパイル層を介在させた小空間を多数形成
しているために空気保持率が高く保温性に富んだもので
あり、更にパイルの介在によって弾性回復力と嵩高性が
付与され、しかも介在しているパイル層が1次基布に固
定されているので見映えがよく、さらに加圧力が分散さ
れ特定部位のみにへたりが生ずることがなく、また2次
基布には2次パイル形成時のみの針刺しに止まるため2
次基布の損傷が少ない等その効果は大きい。
れかつその間にパイル層を介在させた小空間を多数形成
しているために空気保持率が高く保温性に富んだもので
あり、更にパイルの介在によって弾性回復力と嵩高性が
付与され、しかも介在しているパイル層が1次基布に固
定されているので見映えがよく、さらに加圧力が分散さ
れ特定部位のみにへたりが生ずることがなく、また2次
基布には2次パイル形成時のみの針刺しに止まるため2
次基布の損傷が少ない等その効果は大きい。
第1図、第2図及び第3図は本発明のパイル布帛の例を
示す横断面図である。 ■・・・−1次基布 2・−・・1次パイル 3・−・・2次基布 4−= 2次パイル 5・・・−パイル層
示す横断面図である。 ■・・・−1次基布 2・−・・1次パイル 3・−・・2次基布 4−= 2次パイル 5・・・−パイル層
Claims (1)
- 二重基布からなるパイル布帛において、1次基布と2次
基布との間に、1次基布に形成された1次パイルからな
るパイル層を有し、2次基布及び前記パイル層を介して
1次基布面に2次パイルが形成されてなることを特徴と
するパイル布帛。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28436289A JP2895112B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | パイル布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28436289A JP2895112B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | パイル布帛 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03146761A true JPH03146761A (ja) | 1991-06-21 |
JP2895112B2 JP2895112B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=17677609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28436289A Expired - Fee Related JP2895112B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | パイル布帛 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2895112B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007289377A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Vainqueur:Kk | 洗顔用パフ |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP28436289A patent/JP2895112B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007289377A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Vainqueur:Kk | 洗顔用パフ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2895112B2 (ja) | 1999-05-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |