JPH03146527A - プリプレグ及びその製法 - Google Patents

プリプレグ及びその製法

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JPH03146527A
JPH03146527A JP28644489A JP28644489A JPH03146527A JP H03146527 A JPH03146527 A JP H03146527A JP 28644489 A JP28644489 A JP 28644489A JP 28644489 A JP28644489 A JP 28644489A JP H03146527 A JPH03146527 A JP H03146527A
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JP
Japan
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prepreg
slurry
ceramic
fiber
fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP28644489A
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English (en)
Inventor
Fujio Nakao
中尾 富士夫
Tatsuo Kubota
久保田 達雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性に優れた繊維強化グラスまたはセラミ
ックマトリックス複合材料用プリプレグ及びその製法に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来グラス、セラミックを繊維で強化する方法としては
、マトリックス材料を有機バインダーと共にスラリーと
し、強化繊維をそのスラリーの中に通し、繊維をスラリ
ーにて被覆し、被覆された繊維を巻取りリールに巻取り
、被覆された繊維を乾燥させ、マトリックスにて含浸さ
れたテープを形成する方法が知られている(特開昭58
−217434号、同58−2236!53号等)。
マトリックスに含浸されたテープは所望の大きさにカッ
トされ、適正な繊維配向にて積層される。その後積層体
は炉内に配置され、バインダーを熱分解により除去しさ
らに加熱、加圧されて緻密化されることによって複合材
料が形成される。
複合材料の製造方法には、マ) IJラックスi1含浸
された繊維を巻取りリールに巻取ってシート状にするの
で、繊維トウと繊維トウに粘着性が少なく、−枚のシー
ト状にするのが困難であるという欠点を有している。
これらの方法を改良する方法として、強化繊維及びマト
リックス繊維状にした物をハイブリッド布材料にする方
法75g提案されてしる(特表昭61−501910号
)にの方法は、マトリックスを繊維状にする工程などの
工程が追加されコスト高を招く恐れがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の技術では積層しやすいシート状グラス曾たはセラ
ミック繊維強化プリプレグを作ることが困難であり、本
発明はこの問題点に鑑み、シート状にしやすい取扱性の
良好なグラスまたはセラミック繊維強化プリプレグ及び
その製法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の要旨は、強化繊維、グラスまたはセラミックの
粉末及び窒素中10℃/分で昇温した時、450℃の重
量残存率が5 wtl以下であるフィルムからなるシー
ト状セラミック含浸繊維強化プリプレグ及び繊維トウを
引揃えて、セラミックまたはガラス粉末を含むスラリー
溶液中に浸漬し、窒素中10℃/分で!+温した時、4
50℃の重量残存率が5 wt4以下であるフィルムを
、スラリー中の溶媒を除去する前オたは溶媒を除去した
後に、セラミック含浸強化繊維の片側または両側に接着
させることを特徴とする該プリプレグの製法にある。
本発明で用いることができるグラスまたはセラミックマ
トリックスは、ホットプレスで成型できる粉体であれば
何でも良く、例としてコーニングコード7740ボロシ
リケートグラス(コーニンググラス社製)、コーニング
コード1723アルミノシリケートグラス(コーニング
グラス社製)、コーニングコード7930高シリカ含有
グラス(コーニンググラス社製)、LiIF含有マグネ
シア、アルミナ、ジルコニア含有窒化珪素、リチウムア
ルミノンリケード等が挙げられる。
マトリックス粉末の直径は、全体のマトリックスの80
 wt4以上を30μm以下のものが占めるのが良く、
60μmより大きい粉体が多いとマトリックス粉体が繊
維の中筐で含浸しにくくなる。
本発明でm−ることができる強化I1mは、ホットプレ
スの温度に耐えうる繊維であれば何でもよく、例として
は、炭化ケイソ繊維、炭素繊維等である。
本発明で用いるフィルムは、窒素中10℃/分で昇温し
た時、450℃の重量残存率が5 wt4以下であるフ
ィルムであれば何でも良−が、特にアクリル系フィルム
が適してかり、メチルメタクリレートとブチルアクリレ
ート両成分の合計が70%以上である共重合体、メチル
メタクリレートとブチルアクリレート各単独重合物の混
合物、あるーはアクリルゴムとメチルメタクリレートと
の共重合体からなるフィルムがMしている。窒素中10
℃/分で昇温した時、450℃の重量残存率が5 wt
4より大きいフィルムを用いると成型時に異物がマトリ
ックス中に混入するので、欠陥やボイドの要因となり、
成型複合材料の強度を下げる原因となる。
スラリー含浸繊維とフィルムを接着する方法としては、
スラリーに用いた有機溶剤でフィルムを溶かして接着す
る方法や、乾燥したスラリー含浸繊維を粘着剤を塗布し
たフィルムに巻取り、繊維とフィルムを接着する方法な
どを用いることができる。
このようにして製造されたグラスまたはセラミック繊維
強化プリプレグを積層する方法として、100〜200
℃の温度でフィルムの一部を溶融させてプリプレグとプ
リプレグを接着させて積層する方法や、フィルムの片面
又は両面に塗布した粘着剤によって、プリプレグとプリ
プレグを接着して積層する方法を用いることができる。
スラリー中に有機バインダーを混入させて繊維とマトリ
ックス粉体の接着性を上げることもできるが、このとき
のバインダーの量ば10wt4以下で充分である。有機
バインダーは、フィルムと似た組成であると扱いやすく
、ポリメチルメタクリレートを50 wtl1以上含む
組成のバインダーを使うのが好ましい。
スラリーに用−る溶剤は、マトリックス粉体を良く分散
する粘度の低いものであれば何でも良いが、フィルムに
粘着剤を塗布しない場合は繊維とフィルムを接着させる
ためフィルムを溶かす溶剤を用いることが必要である。
しかしいずれにしても後の乾燥を考えるとこの溶剤の沸
点は100℃以下であることが好ましい。
スラリー濃度は、一般にマトリックス粉体の濃度が20
〜50 vrt傷であれば良い。
本発明のプリプレグはホットプレス法を適用してガスタ
ービンエンジン部品等の高耐熱性部品の成形に適用され
る。
〔実施例〕
以下本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 グラスマトリックスとしてグラス粉体(コーニンダグラ
ス社製、コーニング7740ボロシリケートグラス)を
ボールミルでさらに微粉化し、平均粒径15μmにした
ものをクロロホルム/メチルエチルケトン50150 
(重量比)に懸濁させ、さらに溶剤に対して1o wt
lのポリメチルメタクリレートを加えてスラリーを作成
した。このスラリー中に引張り強度450k17/W2
、引張り弾性率40 t/+−の炭素繊維を浸漬し、該
繊維にグラスを含浸させて、アクリル系フィルム(三菱
レイヨン社製、アクリプレンHBC!01 Q (窒素
中10℃/分で昇温した時の450℃の重量残存率は0
.5%であった))を巻いたドラムに巻取った。このプ
リプレグは一枚のシート状であり、ガラス含浸繊維がば
らばらに離れることはなかった。
さらにこのプリプレグを110X110cf11の大き
さにカットし、5枚積層して150℃、10に!?/c
tn’で加熱、加圧して複合材料中間体となる積層体を
作成した。
この積層体をg累算囲気下、10℃/分の昇温速度でガ
ス抜きを行いながら650℃寸で加熱し、20分間保持
してバインダー及びフィルム成分を除去した。
さらにこの積層体をグラファイトの型に入れ、ホットプ
レス装置を用いて10℃/分で1095℃!で昇温し、
50 kg/cm”で加圧し30分間保持した、その後
冷却し複合体を取り出して曲げ強度を測定したところ、
曲げ強度は60 klil/I+I1w”であった。
実施例2 マトリックスとしてセラミック粉体(昭和軽金属製アル
ミナAt−1608G−3)を用いて、さら慶る微粉化
を行わず、スラリー濃度40wt4で行うこと以外は、
実施例1と同様にしてアルミナ含浸炭素繊維プリプレグ
を作成した。このプリプレグは一枚のy  )状であり
、アルミナ含浸炭素繊維がばらばらに離れることはなか
つた。
また、スラリー濃度を10〜50 wtl tで5vt
1間隔で変えて、繊維含有量を変化させたプリプレグを
作成したが、繊維に毛羽も々く、繊維が一方向に揃った
プリプレグを作成すること力I可能であった。
このようにして作成したプリプレグの取扱い性は、きれ
いなシート状であるため非常に良く、繊維含有量の調整
もスラリーに混入させるバインダーの量を変えることな
くスラリーのセラミック量を変えるだけで可能であった
比較例1 アクリル系フィルムを用いないで、実施例1と同様に、
ガラス含浸プリプレグを作成したところ、繊維トウと繊
維トウがばらばらに離れて一枚のシート状にならなかっ
た。−枚のシート状でなしため、取扱い性が非常に悪く
積層するのが困難であった。
!九−枚のシートにするにはスラリー中のバインダーの
量を30 wtl ’!で多くする必要があり繊維含有
量の調整も困難であった。
実施例3 グラスマトリックストシて、コーニングコード7740
ボロシリケートグラスの粉体をボールミルでさらに微粉
化し、平均粒径15μmにしタモのをクロロホルム/メ
チルエチルケトン5 o/s O(重量比)にS濁させ
、さらに溶剤に対して10wt4のポリメチルメタクリ
レートを加えたスラリーを作成した。このスラリー中に
引張り強度450 kg/m”、引張り弾性率40t 
7wm”の炭素繊維を浸漬し、該繊維にグラスを含浸さ
せて100℃で5分間乾燥して溶媒を除去した。−この
ようにして処理した繊維をアクリル系フィルム(三菱レ
イヨン製アクリプレンHBBフィルム)の両面にポリメ
チルメタクリレートのオリゴマーを主体とする粘着剤を
塗布したフィルム(窒素中10℃/分で昇温した時の4
50℃の重量残存率は(LSIであった。)を巻いたド
ラムに巻取った。このプリプレグは一枚のシート状であ
り、グラス含浸繊維がばらばらに離れることはなかった
またスラリー濃度を10〜50 wt傷1で5Wt優間
隔で変えて、繊維含有量を変化させたプリプレグを作成
したが、繊維に毛羽も々く、繊維が一方向にそろったプ
リプレグを作成することが可能であった。
このようにして作成したプリプレグの取り扱い性は、き
れいなシート状であるため非常に良く、繊維含有量の調
整もスラリーに混入させるバインダーの量を変えること
なくスラリーのグラス量を変えるだけで可能であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、強化繊維、グラスまたはセラミックの粉末及び窒素
    中10℃/分で昇温した時、450℃の重量残存率が5
    wt%以下であるフィルムからなるシート状セラミック
    含浸繊維強化プリプレグ。 2、繊維トウを引揃えて、セラミックまたはガラス粉末
    を含むスラリー溶液中に浸漬し、窒素中10℃/分で昇
    温した時、450℃の重量残存率が5wt%以下である
    フィルムを、スラリー中の溶媒を除去する前または溶媒
    を除去した後に、セラミック含浸強化繊維の片側または
    両側に接着させることを特徴とする請求項1記載のプリ
    プレグの製法。 3、強化繊維が炭素繊維である請求項1記載のプリプレ
    グ。
JP28644489A 1989-11-02 1989-11-02 プリプレグ及びその製法 Pending JPH03146527A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0515193A2 (en) * 1991-05-21 1992-11-25 Nissin Kogyo Co., Ltd. Disc brake for vehicles

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0515193A2 (en) * 1991-05-21 1992-11-25 Nissin Kogyo Co., Ltd. Disc brake for vehicles

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