JPH03145518A - 副室断熱エンジンの温度制御装置 - Google Patents

副室断熱エンジンの温度制御装置

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JPH03145518A
JPH03145518A JP28192189A JP28192189A JPH03145518A JP H03145518 A JPH03145518 A JP H03145518A JP 28192189 A JP28192189 A JP 28192189A JP 28192189 A JP28192189 A JP 28192189A JP H03145518 A JPH03145518 A JP H03145518A
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JP
Japan
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chamber
engine
sub
temperature
block
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JP28192189A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuoka
寛 松岡
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/22Liquid cooling characterised by evaporation and condensation of coolant in closed cycles; characterised by the coolant reaching higher temperatures than normal atmospheric boiling-point
    • F01P2003/2278Heat pipes

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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、セラごツタ材から威る副室断熱エンジンの
温度制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、エンジンの副室構造については、例えば、実開昭
60−107325号公報に開示されたものがある。該
エンジンの副室構造は、主燃焼室と連通ずる副室を備え
たエンジンであり、該副室の内壁をセラミック部材で形
成すると共に、このセラミック部材の外周に空間を形威
し、かつ排気系からの排気ガスを流通させる通路を上記
空間に接続したものである。このエンジンの副室構造は
、上記の構成によって、セラミック部材の内側の温度上
昇に応じてセラミック部材の外周部も適度に加熱され、
保温効果を高めることができ、タラッりの発生を有効に
防止できる。また、排気ガスの熱を利用しているので、
電気ヒータや複雑な制御装置を必要とせr、セラミック
部材の外側の温度を内側の温度に自動的に追従させ、温
度差を小さくすることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に、内燃機関の燃焼室において、副室式は燃料と空
気との混合が副燃焼室と主燃焼室とで2回行われ、混合
状態が直接噴射式に比較して良好であり、HC,NOx
の排出量は少ない、しかしながら、副室式エンジンは直
接噴射式エンジンに比較して冷却水損失が大きく、燃費
が悪くなる。
即ち、副室式エンジンの冷却水損失が大きくなる原因に
ついては、副室内のガス流速が直接噴射式エンジンの燃
焼室のガス流速に比べて10倍以上であるため、副室の
熱伝達率が大きく、副室壁部からの放熱量が大きくなる
からである。そこで、副室を断熱構造に構成し、壁部の
温度を上昇させ、冷却水損失を減少させ、)(C,No
Xの排出量を低減して低エミツシヨン高性能の断熱エン
ジンを提供する試みが行われている。
しかしながら、副室を断熱することによって副室の温度
は上昇するが、エンジンの運転条件によっては副室が高
温に威り過ぎてセラミック材料の耐熱温度を超えてしま
う恐れがあり、また、副室の外面を同程度に断熱する構
造に構成した場合には、熱応力の差に起因する副室の耐
久性の問題が発生する。即ち、副室ブロックを構成する
セラミック材料が、窒化珪素(SisNJ 、炭化珪素
(SiC)等である場合に、一般に、窒化珪素(Sii
N4) 、炭化珪素(SiC)等のセラミック材料は、
高温度に耐える耐熱性であり且つ高強度な材料であるが
、熱伝導率が高く断熱度は低い材料であり、また、ヤン
グ率が高いため、耐変形性に富んでいるため温度分布に
不均一が発生すると、高い熱応力が作用することになる
。そこで、副室ブロックの耐久性を向上させるために副
室自体を如何に構成するかの課題がある。
前掲実開昭60−107325号公報に開示されたエン
ジンの副室構造は、副室を構成するセラミンク部材の回
りに単一の空間を形成し、該空間に排気ガスを導入し、
該セラミック部材を排気ガスで保温し、セラミック部材
の温度分布を均一にして熱応力の低減を図り、耐久性を
向上させたものであり、エンジンの高速高負荷時にセラ
ミック部材が高温に威り過ぎるのを防止し、エンジンの
性能をコントロールするものではない。
この発明の目的は、上記の課題を解決することであり、
副室の燃焼ガスに晒される副室ブロックを耐熱性、熱シ
ヨツク性に優れた窒化珪素、チタン酸アルミニウム等の
セラミック材料で形成して高温燃焼ガスに耐える構造に
構成し、特に、エンジンの高速高負荷時に、副室の温度
上昇を抑制するため、副室を構成するセラミック材料か
ら成る副室ブロックを覆う金属部材から熱エネルギーを
放熱してセラミック材の耐熱温度以下に冷却し、副室を
構成するセラミック部材を最適温度にコントロールし、
また、エンジンの低速低負荷時に、前記金属部材に排気
ガスの熱エネルギーを伝導させて前記セラミック製副室
ブロックを保温して断熟度を向上させる副室断熱エンジ
ンの温度制?fll装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記の目的を遠戚するために次のように構
成されている。即ち、この発明は、副室を形成するセラ
ミック製副室ブロック、該副室ブロックの外側に配置し
た金属部材、エンジン外に設けた熱交換器と前記金属部
材とを熱的接続するヒートパイプ、前記熱交換器に排気
ガス又は送風機からの空気のいずれかを送り込むため通
路を切換える切換弁、エンジンの作動状態を検出するー
センサー、及び該センサーの検出信号に応答して前記送
風機及び前記切換弁の作動を制御するコントローラ、か
ら成る副室断熱エンジンの温度制御装置に関する。
また、この副室断熱エンジンの温度制御装置において、
エンジンの高速高負荷時に、前記送風機を作動すると共
に、前記切換弁を切り換えて前記送風機からの空気を前
記熱交換器に送り込み、前記副室ブロックを冷却する制
御を行うものである。
更に、この副室断熱エンジンの温度制御装置において、
エンジンの低速低負荷時に、前記送風機を停止すると共
に、前記切換弁を切り換えて排気通路からの排気ガスを
前記熱交換器に送り込み、前記副室ブロックを保温する
制御を行うものである。
〔作用〕
この発明による副室断熱エンジンの温度制御装置は、以
上のように構成されており、次のように作用する。即ち
、この副室断熱エンジンの温度制御装置は、副室ブロッ
クの外側に位置する金属部材に熱的に接続したし−トパ
イプによって、前記金属部材から熱エネルギーを汲み出
したり、或いは熱エネルギーを与えたりできるので、前
記副室ブロックのセラミック材は常に最適温度にコント
ロールされ、エンジン性能を向上させる。
この場合に、エンジン回転及びエンジン負荷のエンジン
の作動状態、或いは前記副室ブロックの壁温の検出信号
に応答して前記切換弁の切り換え作動及び前記送風機の
作動を制御することができ、エンジンの低速低負荷時に
は前記副室ブロックは排気ガスの熱エネルギーによって
保温され、前記副室内の温度上昇を達成することができ
、良好なエンジン性能を向上することができ、また、エ
ンジンの高速高負荷時に、前記切換弁を切り換え、前記
送風機を作動して前記副室ブロックの外側から強制冷却
し、前記副室ブロックのセラミック材料の熟破壊を防止
し、前記副室ブロックの亀裂、破壊等の損傷の発生を防
止し副室の耐久性を向上させる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この発明による副室新声エンジ
ンの温度制御装置の実施例を詳述する。
第1図はこの発明による温度制御装置を組み込んだ副室
断熱エンジンの一実施例を示す断面図である。この副室
断熱エンジンは、副室2を断熱構造に構成すると共に、
ピストン19のピストンヘッド29、シリンダヘッド1
0の下面部をセラ主ツク材料で断熱構造に構成したもの
である。シリンダヘッド10はシリンダブロック18に
固定され、該シリンダブロック18に形成したしリング
にはシリンダライナ21が嵌合している。ピストンI9
は、シリンダライナ21内を往復運動するものである。
更に、シリンダヘッド10には、図示していないが、気
筒数に対応して吸排気ポートが形成され、該吸排気ポー
トを開閉する吸排気バルブがシリンダヘッド10の下面
部に形成したバルブシートに各々配置されている。場合
によっては、吸気ボートはシリンダライナの下部に設け
る構造に構成することもできる。上記吸排気ポートは、
吸排気管(図では排気管14のみ示す)が接続されてい
る。
この副室断熱エンジンにおいて、シリンダヘッド10に
は、エンジンの気筒数に対応した数の取付穴13が形成
されている。これらの取付穴13には、副室2を形成し
且つ該副室2と主燃焼室1とを連通ずる連絡孔3を形成
した副室ブロック4が配置されている。副室ブロック4
は、窒化珪素、炭化珪素、複合材料等のセラミック材で
製作されている。また、副室ブロック4の外側には、ア
ルミニウム等の金属から成る金属部材6を鋳込み或いは
焼き嵌めによって取付けられている。この金属部材6は
、副室ブロック4に対して圧縮残留応力を付与すること
ができ、該副室ブロック4の強度を確保することができ
る。この金属部材6は、該金属部材6の外周面とシリン
ダヘッド10に形成された取付穴13との間に空気通路
7を形成するように組み込まれている。このシリンダへ
フド10には、ヒートパイプ12の一端部28が貫通し
且つ金属部材6或いは空気通路7にまで達する部位まで
取付穴11が形成されている。このヒートバイブ12の
他端部は、エンジンの外側に設けられた熱交換器15に
接続している。この熱交換器15は、流体通路26が接
続され、該流体通路26は切換弁16を通じて排気ガス
通路17又は空気通路20に接続している。排気ガス通
路17は排気管14に接続され、また、空気通路20は
送風機9に接続している。
また、副室ブロック4については、連絡孔3を形成した
回りの部分即ち連絡孔3の形成部位の厚さが他の部位の
厚さより厚く形成され、層温度に耐えるように耐熱性及
び強度を壜入している。また、副室2には、副室2に燃
料を噴射する燃料噴射ノズル8が配置され、場合によっ
ては、噴射された燃料を着火させる或いは着火補助する
グロープラグ5が配置されている。
また、副室ブロック4については、副室ブロック4の形
状に一体構造で成形し、次いでそれを焼結して製作する
ことができる。或いは、副室ブロック4を二分割して成
形し焼結して製作し、次いで、化学蒸着法(CVD) 
、物理草着法(PVD)等によって両者を接合して完成
する。副室ブロック4は、上記のようにして製作できる
が、副室ブロック4の連絡孔形成部位の外周面の形状に
ついて、ストレート状に形成してもよいが、テーバ状に
形成して多少小径に構成することが好ましい、副室ブロ
ック4の連絡孔形成部位の外周面の形状をテーパ状に形
成した場合には、鋳込金属の金属部材6が副室ブロック
4に接触する接触面積が大きくなり、副室ブロック4に
発生する圧縮残留応力が有効に付与されることになる。
以上の構成において、この断熱エンジンの副室温度制御
装置は、特に、副室ブロック4の外側に配置した金属部
材6及び該金属部材6の外周面に形成した空気通路7を
形成し、しかも、金属部材6及び空気通路7にヒートパ
イプ12の一端部28が接続され、該ヒートパイプ12
によって熱移動をさせて、副室プロツタ4の熱エネルギ
ーを放熱したり、或いは副室ブロック4へ熱エネルギー
を与えたりすることである。ヒートパイプ12の他端部
には、熱交換器15を盛んにするため多数のフィン27
が設けられ、該フィン27が熱交換器15内に冷却空気
或いは排気ガスの流れに接触する状態で配置されている
。熱交換器15の上流側の流体通路26には、切換弁1
6が配置されている。この切換弁16は、コントローラ
25の指令による切り換え作動によって、送風a9から
の冷却空気を流す空気通路20と流体通路26とを連通
ずるか、又は排気管14からの排気ガスを流す排気ガス
通路17と流体通路26とを連通ずる作用を行うもので
ある。更に、副室ブ20ツク4の外周面の温度を検出す
るため、壁温センサー24が副室ブロック4の外壁部に
設けられている。また、エンジンの作動状態、例えば、
エンジン回転数及びエンジン負荷を検出するため、回転
センサー22及び負荷センサー23が設けられている。
エンジン回転数は、回転センサー22によってクランク
シャフトの回転数を検出することによって検出される。
また、エンジン負荷は、負荷センサー23によって燃料
噴射ポンプから燃料噴射ノズル8に供給される燃料流量
を測定するか、又はアクセルペダルの踏込み量を測定す
ることで検出することができる。これらのセンサー22
,23゜24から検出された各検出信号は、コントロー
ラ25に入力され、コントローラ25は各入力信号に応
答して送風@9及び切換弁16に指令を発し、送風機9
の作動及び切換弁16の切り換え作動を制御するように
構成されている。
一般に、副室2を断熱構造に構成した場合に、エンジン
の高速高負荷時には、副室ブロック4を形成する耐熱性
のセラミック材料の耐熱温度より上昇する状態が発生す
る恐れがある。また、エンジンの低速低負荷時には、シ
リンダ内の最大ガス温度は1000℃程度になるが、副
室2が断熱構造に構成されていても壁温は100〜20
0℃程度である。この現象は、外周部の壁体から外部に
放熱する熱エネルギーが大きいことに起因している。特
に、エンジンの低速低負荷時には、水温も低く、冷却水
温度が80℃程度とすると、壁体から外部に放熱する熱
エネルギーは相当に大きくなる。
そこで、この発明による副室断熱エンジンの温度制御装
置は、上記のように、副室2を構成することによって、
副室ブロック4の温度状態、或いはエンジンの作動状態
即ちエンジン負荷又はエンジン回転数を検出し、該各検
出信号をコントローラ25に入力し、該各検出信号に応
答してコントローラ25は、送風機9及び切換弁16に
指令を発し、送風機9の作動状態及び切換弁16の切り
換え作動を1III?11する。即ち、各センサー22
,23.24によって検出されたエンジンスピード即ち
エンジン回転数NE、エンジン負荷り2、副室ブロック
4の壁温即ち温度T、が、予め設定した回転数NEO、
エンジン負荷L−to、副室ブロック4の温度T、。よ
り高い検出信号、言い換えれば、エンジンの高速高負荷
時或いは高温時に応答して送風機9を作動し、切換弁1
6を送風機9側に切り換え、空気通路20と流体通路2
6とを連通し、熱交換器15に冷却空気を流し、ヒート
パイプ12を通して副室ブロック4から熱を汲み出して
放熟し、副室2を冷却するようにコントローラ25で制
御するものである。副室ブロック4の外周部を冷却する
ことによって、セラミック材料から成る副室プロ、り4
の外周部から外部に放熱される熱流を坩大させ、それに
よって副室2の温度低下を達威し、セラミック材料の耐
熱温度以下に低下させ、エンジン性能を向上させ、耐久
性を向上させる。また、エンジンの低速低負荷時には、
送風機9を停止し且つ切換弁16を排気管側へ切り換え
、排気管内の排気ガスの一部を排気ガス通路17及び流
体通路26を通じて熱交換器15に送り込み、ヒートパ
イプ12を通して副室ブロック4側へ排気ガスの熱エネ
ルギーを供給し、副室ブロック4を保温し、副室2を形
成する副室プロ・7り4の壁部の温度を上昇させ、冷却
水損失等の熱損失を減少させ、HCSNoXの排出量の
低減を計り、エンジン性能を向上させるものである。
次に、第2図の処理フロー図を参照して、この副室断熱
エンジンの温度制御装置の作動について説明する。エン
ジンの始動することによって、吸排気パルプ、燃料噴射
ノズル8等が駆動される。
エンジンの回転数は回転センサー22によって検出され
、該検出信号はコントローラ25に人力される。また、
エンジンの負荷は負荷センサー23によって検出される
が、具体的には、エンジン負荷は、アクセルペダルの踏
込量の検出センサーによって検出された踏込量信号を、
エンジンの負荷信号としてコントローラ25に入力する
か、或いは、燃料供給装置の燃料噴射ノズル8から噴出
される燃料供給量は該燃料供給量検出センサーによって
検出され、該検出燃料供給量信号を同様にエンジンの負
荷信号としてコントローラ25に入力することによって
検出される。更に、副室ブロック4の外周部に設置され
た壁温センサー24によって副室ブロック4の外周部の
温度を検出し、該検出された温度信号をコントローラ2
5に入力する(ステップ30)。
エンジンの回転数を検出する回転センサー22によって
検出されたエンジン回転数N、が予め設定された所定の
回転数N、。より大きいか否かを判断する(ステップ3
1〉。
エンジン回転数Ntが所定の回転数N1゜以上の回転数
である場合には、負荷センサー23によって検出された
エンジン負荷りえが予め設定された所定のエンジン負荷
り、。より大きいか否かを判断する。エンジン負荷り、
は、燃料噴射ノズル8から副室2への燃料供給量の検出
センサーで検出した検出信号、及び/又はアクセルペダ
・ルの踏込量の検出センサーで検出した検出信号によっ
て検出することができるものである。(ステップ32)
エンジン回転数Nfが所定の回転数N20以上の回転数
であり、且つエンジン負荷L□が所定以上の負荷信号り
え。である場合には、壁温センサー24で検出された副
室ブロック4の外周部の温度T、が予め設定した温度T
、。より大きいか否かを判断する(ステップ33)。
次いで、副室ブロック4の外周部の温度T6が予め設定
した温度T、。より大きい場合には、副室2を形成する
副室ブロック4が過熱状態になっているので、コントロ
ーラ25の指令によって、切換弁16を送風機9側に切
り換えて空気通路20と流体通路26とを連通しくステ
ップ34)、送風機9を作動しくステップ35)、冷却
空気を空気通路20及び流体通路26を通じて熱交換器
15へ送り込む(ステップ36)。冷却空気がヒートパ
イプ12のフィン27と熱交換し、該フィン27から熱
エネルギーを吸収して排気される。フィン27が冷却さ
れることによってヒートパイプ12を通して金属部材6
から盛んに熱エネルギーを汲み出しくステップ37)、
副室ブロック4を放熱し、副室ブロック4を冷却するよ
うに制御する(ステップ38)。
更に、エンジン駆動を続けるか否かを判断すると共に、
エンジンの駆動系、送風機9及び切換弁16の作動系に
異常が無いか否かを判断し、それらに異常がなく、エン
ジン駆動を続ける場合には処理は最初のステップ30に
戻る。また、異常があり、その信号がコントローラ25
に入力された場合、或いはエンジン駆動を停止する場合
には、副室ブロック4に対する冷却制御の処理は終了し
、エンジンを停止させる。
ステップ31において、回転センサー22によって検出
されたエンジン回転iaN Eが予め設定された所定の
回転数N、。より大きくない場合即ち低速の場合には、
エンジンからの排気ガス流量が少なく、副室2の温度は
低下しているので、副室2から外側への放熱量が大きく
、エンジンの作動に対して温度が好ましくない低温にな
っているので、コントローラ25の指令で切換弁16を
排気管14側に切り換え(ステップ39)、送風a9の
作動を停止する(ステップ40)。切換弁16の切り換
えによって排気ガス通路17と流体通路26とは連通し
、排気管14を流れる排気ガスの一部を熱交換器15へ
供給する(ステップ41)、熱交換器15においてフィ
ン27に排気ガスの熱エネルギーを与え、S亥熱エネル
ギーはヒートパイプ。
12を通して金属部材6に与えられ(ステップ42)、
副室ブロック41!IIち副室2の温度上昇をさせる制
御を行う(ステップ43)。
また、ステップ32において、負荷センサー23で検出
されたエンジン負荷LEが予め設定された所定のエンジ
ン負荷L t。より大きくない場合には、上記と同様に
、コントローラ250指令によって切換弁16を排気管
14側へ切り換え(ステップ39)、送風機9の作動を
停止しくステップ40)、排気ガスの一部を熱交換器I
5へ供給しくステップ41)、排気ガスの熱エネルギー
をヒートパイプ12を通じて金属部材6に与え〈ステッ
プ42)、副室ブロック4即ち副室2の温度上昇をさせ
る制御を行う(ステップ43)。
更に、ステップ33において、壁温センサー24で副室
ブロック4の外周部の温度T、が予め設定された所定の
温度Ttoより大きくない場合には、上記と同様に、切
換弁16を排気管14側へ切り換え(ステップ39)、
送風機9の作動を停止しくステップ40)、排気ガスの
一部を熱交換器15へ供給しくステップ41)、排気ガ
スの熱エネルギーをヒートパイプ12を通じて金属部材
6に与え(ステップ42)、副室ブロック4111ち副
室2の温度上昇をさせる制御を行う(ステップ43)。
更に、エンジン駆動を続けるか否かを判断すると共に、
エンジンの駆動系、送風機9及び切換弁16の作動系に
異常が無いか否かを判断し、それらに異常がなく、エン
ジン駆動を続ける場合には処理は最初のステップ30に
戻る。また、異常があり、その信号がコントローラ25
に入力された場合、或いはエンジン駆動を停止する場合
には、副室ブロック4に対する保温制御の処理は終了し
、エンジンを停止させる。
(発明の勤里) この発明による副室断熱エンジンの温度制御装置は、以
上のように構成されているので、次のような効果を有す
る。即ち、この副室断熱エンジンの温度制御装置は、副
室を形成するセラミック製副室ブロック、該副室ブロッ
クの外側に配置した金属部材、エンジン外に設けた熱交
換器と前記金属部材とを熱的接続するヒートパイプ、前
記熱交換器に排気ガス又は送風機からの空気のいずれか
を送り込むため通路を切換える切換弁、エンジンの作動
状態を検出するセンサー、及び該センサーの検出信号に
応答して前記送風機及び前記切換弁の作動を制御するコ
ントローラから構成したので、前記副室ブロックの外側
に位置する金属部材に熱的に接続した前記ヒートパイプ
によって、前記金属部材から熱エネルギーを汲み出した
り、或いは熱エネルギーを与えたりでき、従って、前記
送風機から送り込まれる空気は前記熱交換器と迅速に熱
交換し、前記熱交換器から前記ヒートパイプを通じて副
室を構成するセラもツク材の前記副室ブロックを常に最
通温度に冷却するコントロールし、セラミック材の耐熱
温度以下に冷却でき、前記副室ブロックの耐久性を向上
でき、又は、排気ガスの熱エネルギーを前記熱交換器及
び前記ヒートパイプを通して前記金属部材へ供給でき、
前記副室ブロックを保温することができ、エンジン性能
を向上させる。
この場合に、エンジン回転及びエンジン負荷のエンジン
の作動状暢、或いは前記副室ブロックの壁温の検出信号
に応答して前記切換弁及び前記送風機の作動を制御する
ことができ、エンジンの低速低負荷時に前記副室ブロッ
クの外側からの強制冷却を停止し、排気ガスによって前
記副室ブロックを保温することができ、副室内の温度上
昇を遠戚することができ、良好なエンジン作動を確保す
ることができる。また、エンジンの高速高負荷時に、前
記送風機を作動して前記熱交換器及び前記ヒートパイプ
を通して前記副室ブロックの外側からの強制冷却し、前
記副室ゾロツクのセラミック材料の耐熱温度以下に冷却
し、熱破壊を防止し、前記副室ブロックの亀裂、破壊等
の損傷の発生を防止し副室の耐久性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による副室断熱エンジンの温度制御装
置の一実施例を示す断面図、及び第2図は第1図の副室
断熱エンジンの温度制御装置の作動の一例を示す処理フ
ロー図である。 1−−・−主燃焼室、2−−一副室、3−・一連絡孔、
4−−−一副室ブロック、6−−−−金属部材、7−−
−−空気通路、8−一一一−−燃料噴射ノズル、9−−
−−送風機、10−−−シリンダヘッド、12−−−・
・−ヒートパイプ、14−−−−排気管、15−一−−
熱交換器、16−−−切換弁、17一−−排気ガス通路
、20−−−一空気通路、22−  回転センサー、2
3−−−−−一負荷センサー24−−−一壁温センサー
、25−一一一−−コントローラ、26−−−−−−流
体通路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)副室を形成するセラミック製副室ブロック、該副
    室ブロックの外側に配置した金属部材、シリンダヘッド
    外に設けた熱交換器と前記金属部材とを熱的接続するヒ
    ートパイプ、前記熱交換器に排気ガス又は送風機からの
    空気のいずれかを送り込むため通路を切換える切換弁、
    エンジンの作動状態を検出するセンサー、及び該センサ
    ーの検出信号に応答して前記送風機及び前記切換弁の作
    動を制御するコントローラから成る副室断熱エンジンの
    温度制御装置。
  2. (2)エンジンの高速高負荷時に、前記送風機を作動す
    ると共に、前記切換弁を切り換えて前記送風機からの空
    気を前記熱交換器に送り込み、前記副室ブロックを冷却
    する制御を行う請求項1に記載の副室断熱エンジンの温
    度制御装置。
  3. (3)エンジンの低速低負荷時に、前記送風機を停止す
    ると共に、前記切換弁を切り換えて排気通路からの排気
    ガスを前記熱交換器に送り込み、前記副室ブロックを保
    温する制御を行う請求項1に記載の副室断熱エンジンの
    温度制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5669337A (en) * 1996-05-06 1997-09-23 Ford Global Technologies, Inc. Temperature sensing system for an internal combustion engine
US6838405B2 (en) 2001-08-02 2005-01-04 Toshiba Ceramics Co., Ltd. Plasma-resistant member for semiconductor manufacturing apparatus and method for manufacturing the same
JP2012241523A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Nippon Soken Inc 内燃機関

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