JPH0314449Y2 - - Google Patents

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JPH0314449Y2
JPH0314449Y2 JP18838985U JP18838985U JPH0314449Y2 JP H0314449 Y2 JPH0314449 Y2 JP H0314449Y2 JP 18838985 U JP18838985 U JP 18838985U JP 18838985 U JP18838985 U JP 18838985U JP H0314449 Y2 JPH0314449 Y2 JP H0314449Y2
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frame
container
rectangular frame
fitting groove
fitted
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JP18838985U
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Description

【考案の詳細な説明】 a 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案に係る運搬車は、工事現場に於いて土
砂を運んだり、畜産農家に於いて飼料を運んだり
するのに利用される。
(従来の技術) 各種用途に使用される手押式の運搬車として、
第9図に示した様な運搬車1が使用されている。
この運搬車1は、作業者が両手をそれぞれ添え
る為の把手2,2を上部に有し、下部にゴムタイ
ヤ3を回転自在に支持したフレーム4に、上方が
開口した鉄板製の容器5を支持したものである。
この容器5は、全体を倒立台形状に形成するこ
とにより、上記フレーム4に形成した矩形枠部6
に、上端部のみ通過不能に嵌着できるようにした
もので、ボルト7により上記矩形枠部6に対して
固定している。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上述のように構成される従来の運搬
車に於いては、次に述べるような不都合を生じ
る。
即ち、被運搬物を収納する容器5が鉄製なだけ
でなく、この容器5を支持するための鉄製のフレ
ーム4の矩形枠部6や鉄製のボルト7が容器5の
上端開口部に露出しているため、これら各部分が
発錆した場合、錆が上記被運搬物中に混入してし
まう。
運搬車を工事現場に於ける土砂の運搬に使用す
るような場合は、被運搬物中への錆の混入が特に
問題となる事はないが、畜産農家に於いて飼料の
運搬に使用するような場合は、飼料中への錆の混
入が家畜の成育に悪影響を与える事もあり、好ま
しくない。
本考案の運搬車は、上述ような不都合を解消す
るものである。
b 考案の構成 本考案の運搬車は、前述した従来の運搬車と同
様に、フレーム4と容器8とを結合することによ
り構成されている。このうちのフレーム4は、従
来の運搬車に使用するものと全く同様のもので、
第1〜3図に示すように複数本の鉄製のパイプを
折り曲げ、互いに溶接することで構成されてお
り、上部片隅に、作業者が両手を添える為の1対
の把手2,2を設け、下部にゴムタイヤ3を回転
自在に支持している。又、フレーム4の上部で上
記把手2,2に連続する部分には、容器8を支持
するための矩形枠部6を設けている。
一方、上述のようなフレーム4の矩形枠部6に
支持する容器8は、合成樹脂により一体成形され
ている。
即ち、第1〜4図に示すように、被運搬物を収
納する為の有底の収納部9の上端開口外周縁部
に、下方に開口した嵌合溝10を形成している。
この嵌合溝10は、前記フレーム4の矩形枠部6
と把手2,2の基部とを内嵌させるもので、矩形
枠部6と同形同大の主部10aの一側両端に把手
2,2の基部が進入自在な分岐部10b,10b
を設けている。
このように形成される合成樹脂製の容器8と、
前記鉄製のフレーム4とは、容器8をフレーム4
の矩形枠部6に、この矩形枠部6の上方から挿入
し、フレーム4の矩形枠部6を容器8の上端開口
外周縁部に形成した嵌合溝10の主部10aに、
把手2,2の基部を分岐部10b,10bに、そ
れぞれ内嵌する事で組合わせる。
上述のようにして組合わせたフレーム4と容器
8とは、嵌合溝10の分岐部10b,10bの部
分と、主部10aの分岐部10b,10bと反対
側部分とに於いて、フレーム4が嵌合溝10の内
側から抜け出ないようにする事で、不離に結合し
ている。
即ち、フレーム4を構成する鉄パイプの外径よ
りも十分に深く形成した分岐部10b,10bの
側壁には、この分岐部10b,10b内に挿入さ
れた把手2,2よりも下側に於いて形成した通孔
13,13(第5図)にボルト11を挿通し、分
岐部10bの反対側に突出したこのボルト11の
先端部にナツト12を螺合させることで、ボルト
11が通孔から抜け出るのを防止している。この
ため、各分岐部10b,10b内に挿入された把
手2,2がこの分岐部10b,10bから抜け出
る事はない。
又、嵌合溝10の主部10aで、分岐部10
b,10bと反対側部分の側壁内面の2個所位置
には、第7図に示すようなフツク14をねじ15
により固定して、主部10aに内嵌したフレーム
4の矩形枠部6を構成する鉄製パイプの下側面を
抑えて、矩形枠部6が嵌合溝10の主部10aの
内側から抜け出ないようにしている。
このように、2個所の分岐部10b,10bに
嵌合した1対の把手2,2が各分岐部10b,1
0bから抜け出ないようにするとともに、この分
岐部10b,10bと反対側2個所位置に於いて
主部10aに内嵌したフレームの矩形枠部の抜け
止めを図つているため、フレーム4と容器8とは
合計4個所で結合され、両部材4,8が分離する
ことがない。
c 考案の効果 上述のように構成される従来の運搬車は、前述
した従来の運搬車と同様に、容器中に被運搬物を
収納し、フレーム下面のゴムタイヤを転がしなが
ら上記被運搬物を運搬するが、容器8を支えるフ
レーム4の矩形枠部6は、合成樹脂製の容器8に
形成した嵌合溝10に内嵌して、この容器8の開
口部に露出することがない。又、容器8とフレー
ム4とを不離に結合するための金属製のボルト1
1、ナツト12、フツク14、ねじ15のような
部品も、容器8の開口部に露出することがない。
このため、フレーム4や上記各部品11,12,
14,15が発錆した場合も、容器8内の被運搬
物に錆が混入することがなく、飼料の運搬に使用
した場合も、飼料中への錆の混入によつて家畜の
成育に悪影響を及ぼす事がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の運搬車の全体構成を示す斜視
図、第2図は縦断側面図、第3図は平面図、第4
図は容器のみを第2図の右方から見た図、第5図
は第4図のA部拡大図、第6図は第3図の拡大B
−B断面図、第7図は同C−C断面図、第8図は
同D−D断面図、第9図は従来の運搬車の斜視図
である。 1…運搬車、2……把手、3……ゴムタイヤ、
4……フレーム、5……容器、6……矩形枠部、
7……ボルト、8……容器、9……収納部、10
……嵌合溝、10a……主部、10b……分岐
部、11……ボルト、12……ナツト、13……
通孔、14……フツク、15……ねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数本のパイプを折り曲げて互いに溶接するこ
    とで構成され、上部片隅に1対の把手を設け、下
    部にゴムタイヤを回転自在に支持したフレーム
    と、このフレームに設けられた矩形枠部の内側に
    嵌装する合成樹脂製で上方が開口した容器とから
    成り、この容器の開口外周縁部に、上記矩形枠部
    を内嵌する主部と把手の基部を内嵌する分岐部と
    から成る嵌合溝を設け、この嵌合溝の主部に内嵌
    した上記矩形枠部の一部下面を、嵌合溝の外側壁
    にねじで固定したフツクにより抑え、分岐部に内
    嵌した把手の下側位置に於いてこの分岐部の側壁
    の通孔に挿通したボルトの先端とナツトとを螺合
    させ、このボルトを上記側壁に固定して成る運搬
    車。
JP18838985U 1985-12-09 1985-12-09 Expired JPH0314449Y2 (ja)

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JP18838985U JPH0314449Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18838985U JPH0314449Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

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JPS6295980U JPS6295980U (ja) 1987-06-18
JPH0314449Y2 true JPH0314449Y2 (ja) 1991-03-29

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JP18838985U Expired JPH0314449Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

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JP2023028761A (ja) 2021-08-20 2023-03-03 セイコーエプソン株式会社 記録装置、及び、搬送装置

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JPS6295980U (ja) 1987-06-18

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