JPH03144365A - 血沈管及びこれに使用される揆水多孔性合成樹脂体の製造方法 - Google Patents

血沈管及びこれに使用される揆水多孔性合成樹脂体の製造方法

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JPH03144365A
JPH03144365A JP28423089A JP28423089A JPH03144365A JP H03144365 A JPH03144365 A JP H03144365A JP 28423089 A JP28423089 A JP 28423089A JP 28423089 A JP28423089 A JP 28423089A JP H03144365 A JPH03144365 A JP H03144365A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は血沈管に関するものである。
[従来の技術1 従来の血沈管は、両端が開口し、長さ30cm。
内径3■■のガラス管によって作られている。このガラ
ス管は、これの一端開口から20c園にわたりl■麿目
盛りが付けられている。そして、血沈検査は、このよう
な従来の血沈管を使用することにより次のように行なわ
れる。まず、血液に血液抗凝固剤、例えば、3.8%ク
エン酸ナトリウムを添加し1人が吸うことにより血沈管
内を減圧して、血液を血沈管の0点(基点)まで入れ、
又は注射器等で血液を血沈管の0点まで入れていた0次
に、この血沈管を垂直に静置し、時間ごとの赤血球の沈
降した界面を測定する。血沈検査の終了後は、使用した
血沈管を洗浄、滅菌、乾燥等を行ない、血沈管を再生使
用していた。
しかしながら、上述の従来の血沈管を使用して血沈検査
を行なうには、まず1人が口で吸ったり、注射器を使用
して血液を血沈管の0点まで入れる必要がある。この操
作は、単純ではあるが、熟練を要するものであり、且つ
、このような手作業は時間がかかり、多数検体を短時間
で処理することは困難である。又、上述のような作業過
程、若しくは、再生使用による洗浄。
滅菌、乾燥などの作業過程において、医療従事者が血液
に由来する疾病1例えば、ウィルス性肝炎、AIDS等
の院内感染の可能性があり、しかも、再生使用に伴う作
業も手間かがかかる、更に、上述の血沈管を長期にわた
り使用していると、壁面に脂肪、蛋白質等が付着して、
洗浄が不完全になりやすく、得られたデータが不完全に
なる虞がある。
そこで、このような不都合な点を解消したものとして、
実願昭60−171843号及び本発明者による実願昭
63−137353号等がある。これらの血沈管は、い
ずれも均一な内径を有し且つ両端が開口しでいる合成樹
脂管内に気体は通すが液体は通さない多孔性合成樹脂体
を挿着してなる。
そして、使用時、採血した血液中に血沈管の液体流入口
側を入れ、血沈管の他端から、血沈管内を減圧すること
により、多孔性合成樹脂体の挿着位置まで血液を直ちに
、しかも多数同時に導入することができるものである。
[発明が解決しようとする課題1 しかしながら、上述の合成樹脂管内に気体は通すが液体
は通さない多孔性合成樹脂体を挿着した血沈管では、多
孔性合成樹脂体が浸水性のため、使用時、多孔性合成樹
脂体に不注意にわずかでも水滴や血液をたらした場合、
瞬間的に通気性がなくなり、血沈管を使用することがで
きなくなってしまう。
また、多孔性合成樹脂体が浸水性であるため、多孔性合
成樹脂体の孔径を小さく、しかもその長さを長くしない
と血液を止めることができない、この結果、血沈管内の
吸引圧を高める必要があり、液体と高吸水性高分子、例
えば、キセロゲル状態のコーンスターチとが接触した時
多孔性合成樹脂体の表面にあるキセロゲル状態のコーン
スターチが通常のゲルとなり、このゲルが血沈管内に流
れ出てしまい、赤血球の沈降に影響を与える。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、不
注意に水、血液等の液体をたらしても通気性がなくなり
使用できなくなったすせずしかも吸引圧を高くしたり、
高吸水性高分子が血液中に流れ出たりすることのない血
沈管を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため1本発明の血沈管は均一な内径
を有し且つ両端が開口している合成樹脂管のいずれか一
方の開口から所定位置に、気体は通過するが液体は通過
させない特性を有する多孔性合成樹脂体を挿着し、いず
れか他方の開口を液体流入口とする血沈管において。
前記多孔性合成樹脂体は、揆水性多孔体にて構成される
と共に該揆水性多孔体内にこれの総重量に対して高吸水
性高分子を0.5〜10.0重量%含有させてなるもの
である。
また、合成樹脂管及び多孔性合成樹脂体は揆水性処理さ
せているとなお良い。
また、多孔性合成樹脂体は着色されているのが良い。
更に、液体流入口側から合成樹脂管に目盛を付け、多孔
性合成樹脂体の一端面が前記目盛の基点となるように、
前記合成樹脂管内に前記多孔性合成樹脂体を挿着してる
のが良い。
そして、揆水多孔性合成樹脂体は、熱可塑性樹脂の粉粒
体を半融成形して多孔体とし、該多孔体な所定形状に形
成してシリコン油に浸漬し、温度60℃、 10〜20
分間乾燥させて作る。
〔作  用] 上記構成になる血沈管によれば、不注意で血沈管に若干
量の水や血液が多孔性合成樹脂体に接触しても、揆水性
多孔体であるから、水や血液をはじき、水や血液が高吸
水性高分子に到達しに<<、高吸水性高分子は作用しな
い、また、多孔性合成樹脂体は揆水性多孔体であるから
、浸水性のものに比して孔径が大きく且つ長子方向に短
くても血液を止めることができ、吸引圧力が低くても血
液を吸引することができ、水や血液が高吸水性高分子に
接触した復水や血液は直ちに封止され、更に浸水性でな
いから高吸水性高分子が流れにくい。
また、合成樹脂管及び多孔性合成樹脂体が捏水処理され
ていても、上述と同じ作用が得られる。
また、多孔性合成樹脂体が着色されていると目盛の基点
が一見してわかる。
更に、流体流入口側から目盛を付け、この目盛の基点と
なる位置に多孔性合成樹脂体の一端面が位置するように
したもので、開口側から吸引すれば血液等の液体は目盛
の基点まで直りに流入し、多孔性合成樹脂体によりそれ
以上流入しない。
[実施例1 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図面は本発明の血沈管の斜視図である。同図において、
Iは血沈管を示し、該血沈管lは、例えば、ポリエチレ
ン、ポリスチレン、ポリプロピレンなどのtり水性を有
する合成樹脂管2から作られている。なお、この合成樹
脂管2は。
12水性のない素材から作られても良く、特に捏水性を
有することに限定されない、この合成樹脂管2は内径が
均一に形成され且つ両端が開[1している。この合成樹
脂管2の一端は、血液等の液体を流入させる液体流入口
3となっている、この合成樹脂管2の他端はテーバ状に
形成され、このテーバ状開口4は、合成樹脂管2内の所
定位置に多孔性合成樹脂体5を挿着させ易いように設け
られたものである。
この多孔性合成樹脂体5は、気体は通過するが液体は通
過させない特性を有している。そして、この多孔性合成
樹脂体5は着色されている、この着色は通常3原色の色
素が使用される。
この着色は、合成樹脂管2内に挿着された多孔性合成樹
脂体5の位置を容易に確認できるように、多孔性合成樹
脂体5になされたものであるこの多孔性合成樹脂体5は
1円柱状をなし、その長さは3腸園あり、液体流入口3
[1)からIm閣きざみで目盛を付けた合成樹脂管2の
20cmのところ、すなわち、0点(基点)にその一端
面5aが位置するように2合成樹脂管2内に挿着されて
いる。そして、この多孔性合成樹脂体5は、その長さが
3■票あるため、2にg/crn’の差圧があっても、
合成樹脂管2内を移動しない、なお。
この多孔性合成樹脂体5の形状は円柱状に限定されず1
球状その他の形状であっても良い。
この多孔性合成樹脂体5は、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン等
の樹脂自体が捏水性を有する熱可塑性樹脂の粉粒体を半
融成形をして得られた揆水性多孔体内に、これの総重量
に対して高吸水性高分子(キセロゲル)を0.5〜1O
10重量%含有させることにより得られるものであるに
の高吸水性高分子が0,5重量%に満だないと、血液等
の液体が接触しても本封止としての働きが不十分となり
、 10.0重量%より多いと本封止どしての働きは充
分であるが、ゲルが液体中に多(流れ出てしまい赤血球
の沈降状態に影響を与えることになる。
ここで、半融形成とは、上述のような熱可塑性樹脂の粉
粒体を一定形状の金型に充填し、気孔率を調整する目的
で充填層を加圧し、更に、この粉粒体充填層ケ均一に加
熱して、粒子の接触表面が半融状態で融着した時点で冷
却して。
各粒子間空隙が完全に連続した3次元的空間(気孔)を
形成させる形成法をいう、また、高吸水性高分子とは、
コーンスターチ、小麦テンブン、米デンプン、イモデン
プン、ゼラチン、寒天、アラビアガム等の吸水性及び封
止能力のある高分子化合物をいい、キセロゲルとは、こ
の高吸水性高分子が乾いた状態のことをいう。
従って、前記多孔性合成樹脂体5は、前述の捏水性を有
する熱可塑性樹脂の粉粒体を半融成形して(!多られた
多孔質体内にキセロゲル状態の高吸水性高分子を密着さ
せたものであるから、空気等の気体を通すが、血液等の
液体が多孔性合成樹脂体5に接触すると、キセロゲル状
態の高吸水性高分子が液体を瞬時に吸収して、高吸水性
高分子が膨潤し、液体を通さなくなる。
また、この多孔性合成樹脂体5は、熱可塑性樹脂(樹脂
自体が捏水性を有しなくても良い)の粉粒体を半融成形
して得られた多孔体に捏水処理しても良い、すなわち、
この揆水多孔性合成樹脂体は、まず、前述の多孔体をシ
リコン等の捏水性を有する液体中に所定時間浸漬し、そ
のあと温度60℃にて10〜20分間乾燥させ、捏水性
を有した多孔体内にキセロゲル状態の高唱水性高分子を
密着させることにより作られる。
次に、上記構成になる血沈管の使用方法を説明する。
まず、本発明の血沈管lを用意し、クエン酸ナトリウム
により凝固防止された血液の入った試験管等の中に、血
沈管1の液体流入口3を入れる。この際、不注意に水滴
、血液を血沈管Iにたらしても1合成樹脂管2.多孔性
合成樹脂体5は、いずれも捏水性があるがら、水滴、血
液はキセロゲル状の高吸水性高分子に到達しない、従っ
て、若干量の水滴、血液をたらしたものであれば、血沈
管1は使用すること可能である1次に、真空ポンプ等で
テーバ状開口4側がら合成樹脂管2内を減圧すると、多
孔性合成樹脂体5は2 Kg/crn”の差圧に耐える
ことができるから、合成樹脂管2内を移動することなく
、液体流入口3から合成樹脂管2内に血液が入り。
この血液が目盛の0点、すなわち、多孔性多孔性合成樹
脂体5の一端面5aに達すると、多孔性合成樹脂体5内
に密着したキセロゲル状態の高吸水性高分子が瞬時に血
液中の水分を吸収し膨潤して封止状態になり、血液は0
点にて止まる、この際、多孔性合成樹脂体5が捏水性を
有しているから、多孔体の孔径が大きくても、例えば、
30μmであっても血液を通しにくいが、空気は通しや
すいので9低い吸引圧力で血液を吸引することができる
。このあと、血液が多孔性合成樹脂体51こ到達すると
捏水性のため血液を通しにくくなり、血液とキセロゲル
状態の高吸水性高分子との接触の機会が捏水性のため相
対的に少な(なり、ゲルが血液中にほとんど流出しない
、従って、ゲルが赤血球の沈降伏態に影響を与えない。
そして、血沈管l内に血液を0点まで入れる操作は、容
易且つ瞬時に行なうことができる。
このあと、血沈管lを垂直にして、赤血球の沈降伏態を
所定時間ごとに測定すれば良い、測定後、使用した血沈
管1は廃棄する。
次に1本発明の血沈管と従来の血沈管との対比実験のデ
ータを示す。
(実施例1) 合成樹脂管2内に樹脂自体に捏水性のある多孔性合成樹
脂体を挿着した血沈管に、第2図に示すように、スポイ
トにて水を2滴(1滴約O1口5III2)たらして、
5分後に真空ポンプにて負圧50Gm−〇gにて吸引し
て差圧を測定する。
更に比較のために水をたらさない場合の差圧を上述と同
様の方法にで測定する。
(実施例2) 合成樹脂管2内に捏水処理(シリコン処理)した多孔性
合成樹脂体を挿着した血沈管により、実施例1と同様な
測定を行なう。
(比較例1) 合成樹脂管2内に浸水性の多孔性合成樹脂体を挿着した
血沈管により、実施例1と同様な測定を行なう。
以下に測定結果を表−1に示す。
表−1 表−1から実施例I、2は水をたらした場合の差圧と水
をたらさない場合の差圧は全くないが、比較例Iではミ
ストが多孔性合成樹脂体内に入りゲル化して目をつぶし
ていると予測できる。また、水をたらさない状態の差圧
が実施例1.2と比較例1とでは大きく異なっているが
、比較例1は浸水性であるため血液が止まりにくいため
、孔径の小さな多孔体を多孔性合成樹脂体に使用してい
るためである。
(実施例3) 実施例1の多孔性合成樹脂体の長さをlamにした血沈
管の液体流入口を、第3図に示すように血液中に入れ、
真空ポンプにて50(1++s+Hgにて5分間吸引し
て血液の流れ状態を目視観察する(実施例4) 実施例1の多孔性合成樹脂体の長さを1.5amにした
血沈管につき、実施例3と同様な測定を行なう。
(実施例5) 実施例1の多孔性合成樹脂体の長さを2.0mmにした
血沈管につき、実施例3と同様な測定を行なう。
(実施例6) 実施例1の多孔性合成樹脂体の長さを2.51)1)1
にした血沈管につき、実施例3と同様な測定を行なう。
(実施例7) 実施例1の多孔性合成樹脂体の長さを3.hmにした血
沈管につき、実施例3と同様な測定を行なう。
(比較例2) 比較例1の多孔性合成樹脂体の長さを1IIIlにした
血沈管につき、実施例3と同様な測定を行なう。
(比較例3) 比較例1の多孔性合成樹脂体の長さを1.5s+sにし
た血沈管につき、実施例3と同様な測定を行なう。
(比較例4) 比較例1の多孔性合成樹脂体の長さを2.0−一にした
血沈管につき、実施例3と同様な測定を行なう。
(比較例5) 比較例1の多孔性合成樹脂体の長さを2.5園雪にした
血沈管につき、実施例3と同様な測定を行なう。
(比較例6) 比較例1の多孔性合成樹脂体の長さを3,0謹■にした
血沈管につき、実施例3と同様な測定を行なう。
以下に測定結果を表−2に示す。
(以下余白) 表−2 表−2から実施例3,4.5に比較して比較例2.3,
4は血液が明らかに通過しており、血液が止まりにくい
ことを示し、これを捏水性にすることにより血液が止ま
りやすくなっている。また、このことは、実施例3.4
,5が浸水性でないから、血液中の水分によりゲル状化
した高吸水性高分子が血液中に流れにくいことを示すも
のである。
〔発明の効果1 以」−詳述したように1本発明の血沈管によれば、茶汁
、αで血沈管に若七量の水や血液がたれても、多孔性合
成樹脂体は揆水性多孔体であるから、水や血液をはじき
、水や血液が高吸水性高分子に到達しに<<、高吸水性
高分子は作用しない、また、多孔性合成樹脂体は揆水性
多孔体であるから、浸水性のものに比して孔径が大きく
且つ長平方向に短くしても血液を止めることができ、吸
引圧力が低くても血液を吸引することができ、水や血液
が高吸水性高分子に接触した後、水や血液は直ちに封止
される6重に浸水性でないから高吸水性高分子が流れに
くい。
従って、血沈管に不注意で水、血液等の液体をたらして
も、多量でなければ血沈管をそのまま使用することがで
きるから、取扱いが容易である。また、孔径の大きい揆
水性多孔体を用いることかできるから、吸引圧力が低く
ても血液を吸引することかでき、且つゲル状態の高吸収
性高分子も血液中に流れにく(赤血球の沈降状態に訴響
を及ぼさない等の効果がある。
また、合成樹脂管及び多孔性合成樹脂体が捏水処理され
ていても、上述と同じ作用、効果が(1られる。
また、多孔性合成樹脂体が着色されていると上述の効果
に加えて目盛の基点が一見してわかるから、血沈管の取
扱いが一層容易になる。
川に、流体流入口側から目盛を付け、この目盛の基点と
なる位置に多孔性合成樹脂体の一端面が位置するように
したので、開口側から吸弓すれば血液等の液体は目盛の
基点まで直ちに流入し、多孔性合成樹脂体によりそれ以
上流入しない6従って、目盛の基点まで血液等の液体を
入れるのに調節する必要がないから、血沈検査の準備作
業が容易である。
そして、t5!水多孔性合成樹脂体は、熱可塑性樹脂の
粉粒体を半融成形して多孔体とし、該多孔体を所定形状
に形成してシリコン油に浸漬し、温度60℃、 10〜
20分間乾燥させて、この多孔体に高吸水性高分子を含
有させれば良いから、樹脂自体にt!水性がなくても、
容易に揆水多孔性合成樹脂体を作ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は血沈管の斜視図
、第2図、第3図は実験例を示す模式図である。 第3図 1−・・・・・血沈管     2・・・・・−合成樹
脂管3・・・・・・液体流入口 4・・・・・・テーバ状開口(一方の開口)5・・・・
・・多孔性合成樹脂体 5a・・・・・・一端面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)均一な内径を有し且つ両端が開口している合成樹
    脂管のいずれか一方の開口から所定位置に、気体は通過
    するが液体は通過させない特性を有する多孔性合成樹脂
    体を挿着し、いずれか他方の開口を液体流入口とする血
    沈管において、前記多孔性合成樹脂体は、揆水性多孔体
    にて構成されると共に該揆水性多孔体内にこれの総重量
    に対して高吸水性高分子を0.5〜10.0重量%含有
    させてなることを特徴とする血沈管。
  2. (2)合成樹脂管及び多孔性合成樹脂体は揆水性処理さ
    せている請求項(1)記載の血沈管。
  3. (3)多孔性合成樹脂体は着色されている請求項(1)
    又は(2)記載の血沈管。
  4. (4)液体流入口側から合成樹脂管に目盛を付け、多孔
    性合成樹脂体の一端面が前記目盛の基点となるように、
    前記合成樹脂管内に前記多孔性合成樹脂体を挿着する請
    求項(1)、(2)又は(3)記載の血沈管。
  5. (5)熱可塑性樹脂の粉粒体を半融成形して多孔体とし
    、該多孔体を所定形状に形成してシリコン油に浸漬し、
    温度60℃、10〜20分間乾燥させてなることを特徴
    とする揆水多孔性合成樹脂体の製造方法。
JP1284230A 1989-10-31 1989-10-31 血沈管及びこれに使用される揆水多孔性合成樹脂体の製造方法 Expired - Fee Related JPH0782012B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08145990A (ja) * 1994-11-24 1996-06-07 Shigeru Obata 血沈管
JPH08254531A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Shigeru Obata 血沈管
WO2003048241A1 (fr) * 2001-12-04 2003-06-12 Nicem, Ltd. Matiere de resine hybride et procede de preparation correspondant

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JPS6450361U (ja) * 1987-09-25 1989-03-28

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