JPH03143441A - 歯列矯正器用のメモリを持った弾性編組線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、患者の口内の歯の位置をリセットする場合に
使用するマルチストランドフィラメントに関するもので
ある。更に詳細には、本発明は、患者の口の中において
歯の所望の形態ヘプリセットされ、患者の口内のこの様
な歯の実際の形態に屈曲され、且つ患者の口内の歯を所
望の形態ヘリセットする特性を具備したマルチストラン
ドフィラメントに関するものである。

従来技術 患者の口内の歯が均一乃至は−様な配置から変位される
と、この様な変位は長間間に亘って問題を発生する傾向
となる。例えば、この様な変位は患者の歯肉に問題を発
生させる場合がある。これらの問題は、患者の由由によ
る歯の保持力を弱め、従って歯か患者の口内において緩
くなる。このＧ１１題が法化すると、南を究極的には患
者の口から除去せねばならない場合がある。

患者の口の中の状態が劣化することを防１にするために
、歯医者はしばしば患者の口の中の爾の位置をリセット
しようと試みる。歯医者は、プレース即ち歯列矯ｍ器を
□者の歯に取付けｆｌ、つ歯に付与される力を徐々に調
節することによってこれを行なう。これらの力は、患者
の口内の歯に対して作用し、歯をｉｆ′）医が所望する
位置に向かって次第に移動させる。

前述した技術は、ある程度の効果があるが、歯に対して
付与される力を徐々に調節するために歯科医がかなりの
量の作業を行なうことを必要とするので、かなり謂価で
ある。更に、歯の配置に関する結果は、歯Ｉ）医及び患
者が所望するほど常に完全なものではない。なぜならば
、歯科医がそれぞれの歯を個別的に所望の位置へ移動さ
せることは簡）１１ではないからである。

最近、メモリ即ち記憶を有する物質が提供されている。

これらの物質は、患者の口内における歯の位置をリセフ
トするために歯科医によってなされねばならない調節数
を威少させるために歯科矯正アーチワイヤとして使用さ
れている。このメモリ即ち記憶のために、歯科矯正アー
チワイヤは、患者の口内の歯の所望の位置決めに対応す
る形態に形成することが可能である。次いて、この歯科
矯正アーチワイヤを患者の口内の歯の実際の位置に屈曲
させることが可能であり、且つその屈曲形態で歯に取付
けることが可能である。各歯科矯正ワイヤの物質におけ
るメモリ即ち記憶のために、該アーチワイヤはその形成
した形態へ移動する傾向があり且つ患者の口内の歯の位
置を強制的に変化させる。この様なワイヤは、１９７９
年７月２６２に発行された米国特許第４，０３７，３２
４号（Ｇｅｏｒｇｅ　　Ｆ、　　Ａｎｄｒｅａｓｅｎ）
に開示されている。

前述した歯科矯正アーチワイヤに関する一つの問題は、
歯ｆ１矯正アーチワイヤのメモリ即ち記憶は歯科医が通
常所望するほど完全なものではないということである。

換言すると、歯科矯正アーチワイヤが形成した形態から
屈曲されて患者の口内の歯に接着されているブラケット
に取付けられると、それはこの形成した形態へ復帰する
ことがない。このことは、歯ｆ１矯正アーチワイヤの物
質が鋭く屈曲される場合に特に言えることである。この
ことは、歯科矯正アーチワイヤが歯を形成した形態ヘリ
セットすることを阻止する。更に、この様な歯科矯正ア
ーチワイヤをその形成した形態から屈曲させることは必
ずしち容易でなく、特に該ワイヤをンヤーブに屈曲させ
ねばならない場合にはそうである。

歯科矯正アーチワイヤを患者の口内の歯の形態に形成す
るのに必要とされる力を弱め且つその伸性を増加させる
ために、アーチワイヤは、典型的に、編組状態に形成さ
れる。例えば、歯科矯正用の編組ワイヤは、１９６４年
３月２０日に発行された米円特許第３．１２３，９１３
号（Ｊａｍｅｓ　　Ｍ、　　　Ｒｕｂｉｎ）Ｉこ３己載
されている。範■ｌ歯科矯正装置のその他の例は、１９
８５年８７１６日に発行された米国特許第４，５３３，
３２１号（Ｐａｔｒｉｃｋ　　Ｄ、　　　Ｋｉｄｄ　　
ｅｔ　　ａｇ、）１こ３己載されている。しかしながら
、これらの特許の何れもが、編組体として使用するため
にメモリを持った物質を開示するものではない。

以上のことから理解される如く、問題を解決するために
かなりの努力がなされ且つ費用が消費されているか、問
題に対する完全な解決は長い間なされないままであった
。歯科矯正のために編組ワイヤを使用することは２５年
以上に亘って知られているか、メモリを持ったワイヤを
歯科矯正の目的のために編組するという考えはなかった
。更に、メモリを持ったワイヤはほぼ１４年程度知られ
ているが、この様なワイヤが編組されることはなかった
。実際に、米国特許第４，０３７，０２４号においては
、歯科矯正の目的のための０１−ワイヤが開示されてお
り、チタン、ニッケル及びコバルトを包含する物質が、
好適な実施例として記載されており、且つこの物質か１
１に単一のストランドワイヤを与えるものとして記載さ
れている。

目　　的 本発明は、以上の点に鑑みなされたものであって、上述
した如き従来技術の欠点を解消し、容易に且つ高精度で
歯科矯正を行なうことが可能な歯科矯正装置を提供する
ことを目的とする。

構成 本発明の一実施形態においては、複数個のストランドを
編組関係で配設し、マルチストランドフィラメントを形
成している。各ストランドは、重量において、実質的に
５５％のチタンと４５％のニッケルを持った物質から形
成されている。該ストランドは、例えば１０℃乃至１５
℃の特定温度以下における温度において任意の所望の形
状又は形態に屈曲し且つ前記特定温度よりも高い任意の
温度において形成した形態へ復帰する特性を有している
。

マルチストランドフィラメントは、好適には、例えば約
４９０℃などの適宜の温度において、患者の口内の歯の
所望の形態に対応する形態に形成される。次いで、マル
チストランドフィラメントを前記特定温度より低い温度
において前記形成した形態から浦曲させて、患者の口内
の歯の実際の形態に適合させ、且つこの屈曲した形態で
患者の歯に取付ける。マルチストランドフィラメントは
、患者の歯に取付けられたまま、前記形成した形態へ復
帰し、その際に患者の口内の歯の装置を所望の形態に配
設されるようにさせる。

別の実施形態においては、マルチストランド編組体が中
心に配設したワイヤを包囲している。この中心に配設し
たワイヤは、所望の特性に依存して、該編組体と同一の
物質又は異なった物質から形成することが可能である。

実施例 以下、添付の図面を参考に、本発明の具体的実施の態様
について詳細に説明する。

本発明の一実施例においては、歯科矯正の目的のために
マルチストランドフィラメント乃至はワイヤ１０が提供
されている。フィラメント１０内の各ストランド１２は
、ｌ”Ｎｉ　ｔ　ｉｎｏｇＪという商標で指定される物
質から形成されており、その物質は重量において実質的
に５５％のチタンと４５％のニッケルとを含有している
。本発明において使用されるｒＮｉｔｉｎｏρ」物質は
、米国特許第４，０３７，３２４号における好適実施例
において包含されるコバルトを含有するものではない。

フィラメント１０におけるストランド１２は、従来の態
様て編組することが可能である。例えば、ストランド１
２は、第２図に示した如く「２対１」関係で編組するこ
とが可能であり、又第１図に示した如く　「１対１」関
係て編組することも可能である。好適には、複数個のス
トランドを使用し、好適には、少なくとも３木のストラ
ンドを使用する。第１図及び第２図は、８本のストラン
ドから構成される実施例を示している。しかしながら、
例えば９本などのようなその他の数のストランドを使用
することも可能である。

マルチストランド即ち複数本のストランドからなるフィ
ラメント１０における物質として使用される場合、実質
的に５５％のチタンと４５％のニッケルの組成を具備す
る「Ｎ１ｔｉｎｏＲｊ物質は幾つかの重要な利点を有し
ている。例えば約１０℃乃至１５℃の臨界温度範囲以下
において、「ＮｉｔｉｎｏｇＪ物質は極めて延性である
。このことは、この物質は、この臨界温度以下の温度に
おいて任意の所望の形態に形状構成することが可能であ
ることを意味している。この温度範囲におけるこの物質
の延性は、マルテンサイト剪断から発生するものであり
、その場合、原子の隣接する面は完全な原子間距離より
少ない距離だけシフトする。

臨界温度範囲より高い温度において、本発明のＮ１ｔｉ
ｎｏｊ７物質は、例えば４９０℃の適宜のプリセット用
温度においてそれに付与した形態を維持する。フィラメ
ント１０がＮ１ｔｉｎｏ、１７物質から形成された複数
個のストランド１２によって画定される場合、フィラメ
ントは低い係数を有し、従ってそれは比較的容易に屈曲
させることが可能である。更に、臨界温度範囲より低い
温度においてプリセット形状から屈曲されると、フィラ
メント１０は臨界温度範囲より高い温度においてプリセ
ット形状へ復帰する特性を有する。このことは、フィラ
メント１０がシャープに屈曲された場合においても同じ
である。これらの特性は、歯科矯正において使用する編
組形態でのその他の物質においては在住しない。

飼えば約４９０℃の適宜の温度においてフィラメント１
０を形状構成することにより、マルチストランドフィラ
メント１０を段階的な湾曲を有する（且つ不連続部を有
することのない）アーチ形態に最初にブリセットするこ
とが可能である。マルチストランドフィラメント１０を
歯科矯正のために使用する場合、その温度を最初に臨界
温度より低い温度に低下させる。次いで、フィラメント
１０を第３図には略示した如く、所望の形態（大略不連
続部を有する）へ形成する。この形成した形態は、好適
には、放物線形状を有しており（第３図に概略示した如
く、放物線内に不連続部を有している）且つ患者の口内
の歯の所望の位置決めに適合している。次いで、フィラ
メント１０の温度を周囲の口内温度へ復帰させる。口内
の周囲温度（１０乃至１５℃より上）において、フィラ
メント１０は、プリセット形態からたとえシャープに屈
曲されていても、プリセット形態（第３図に概略示しで
ある）へ復帰する特性を有している。

マルチストランドフィラメント１０を歯へ取付けるため
に、大略１４て示したパッドを歯へ取付ける。パッド１
４は、例えば、１９７８年７月１７Ｆ］に発行された米
国特許第４，０６８，３９９号（Ｆｒａｎｋ　　Ｒ，Ｍ
ｉ、Ｑｇｅｒ、Ｃｒａ　ｔｇ　　Ａ、　　　Ａｎｄｒｅ
ｉｋｏ、ＫｅｎｎｅｔｈＲ，Ｐｒｅｍｏ）及び１９７９
年８月２８日に発行された米国特許第４，１６５．５６
１号（Ｆｒａｎｋ　　Ｒ，Ｍｉｐ、Ｑ　ｅｒ、Ｃｒａｉ
ｇ　　Ａ。

Ａｎｄｒｅｉｋｏ、Ｋｅｎｎｅｔｈ　　Ｒ，Ｐｒｅｍｏ
）に記載されている如くに構成することが可能である。

各バンド１４は、マルチストランドフィラメント１０を
受納するために中央位置において１８において示した如
くブラケット］６を有している。パッド〕４には表面２
０を設けである。例えばステンレススチールメツシュな
どのようなメツシュ乃至はスクリーン２２を表面２００
反対側端部に接着し且つ患者の口内の歯の一つに接着さ
せる。この様にして、複数個のパッド１４を患者の口内
のｔ目次ぐ歯に取付けることが可能であり、且つマルチ
ストランドフィラメント１０はこれらのパッドにおける
ブラケット１６における窪み１８を介して延在させるこ
とが可能である。

理解される如く、パッド１４はマルチストランドフィラ
メント］０を維持するために使用することが可能な一つ
のタイプの部材を構成するに過ぎず、本発明の技術的範
囲を逸脱することなしにその他のタイプの支持部材を使
用することら可能である。

患者の口内の歯が形成した形態（第３図に概略示した状
態）から変位されると、マルチストランドフィラメント
は、該フィラメントがブラケット】８によって患者の口
内の連続する歯に取付けられると、形成した形態から屈
曲される。このことは、マルチストランドフィラメント
１０によって患者の川内の歯に力を付与して、歯を第３
図にワ瓢略示した形成した形態へ強制的に移動させる。

この力は、第３図に概略示した形成した形態に対応する
位置へ歯を変位させる上で長期間に亘って作用する。

第６図及び第７図は本発明の別の実施例を示している。

この実施例においては、ワイヤ４０がコアとして中心に
配設されており、月、つブレード即ち編組体４２がワイ
ヤ４０を嵌着している。編組体４２は、好適には、２対
１の関係で８本のストランドから形成されるが、編組体
は飼えば９本のストランドなどのようなその他の関係で
形成することも可能である。各編組体及びワイヤ４０は
断面が円形のものとして示しであるが、該編組体及びワ
イヤはその他の断面形状を有することも可能である。ワ
イヤ４０は、中実のものとすることが可能であり、又中
空のものとすることも可能である。好適には、ワイヤ４
０は編組体に関して上述したものと同一のｒＮｉｔｉｎ
ｏｇＪＮ１ｔｉｎｏＮＪ以外る。しかしながら、ワイヤ
４０は「Ｎ１ｔｉｎｏＮＪ以外のその他の物質から形成
することも可能である。例えば、ワイヤ４０は、ステン
レススチールから形成することが可能であり、又例えば
米国特許第４．２１９，６１７号に記載される如きチタ
ンモリブデン合金などのような物質から形成することも
可能である。

第６図及び第７図に示した実施例は幾つかの重要な利点
を有している。例えば、ワイヤ４０の特性は、剛性を制
御するために変化させることが可能である。該物質の剛
性は、ワイヤ４０の厚さを変化させ及び／又は該ワイヤ
の物質を変化させることによって制御することが可能で
ある。編組体４２がワイヤ４０上に嵌着されている場合
においても、このフィラメントの弾力性は従来技術のフ
ィラメン！・の弾力性と比較して顕著に大きいものであ
る。

本発明のマルチストランドフィラメント１０は従来技術
と比較して幾つかの重要な利点をＨしている。それは、
シャープに屈曲された場合においても実質的に完全なメ
モリ即ち記憶を有している。

このことは、南に付与される力を歯科医か段階的に調節
する必要性なしに、患者の目的において所望の形態へ歯
を変位させることか可能であることを意味している。従
って、このことは、歯科医が歯に与える力を調節せねば
ならない場合に患者が経験する不快を最小としている。

それは、又、歯を所望の形態へ所定の位置に調節する時
間を最小としている。

本発明のマルチストランドフィラメント１０は、又、そ
の他の重要な利点を有している。それはストランドから
形成されているので、特定の断面積を具備するマルチス
トランドフィラメント１０は、同一の物質から形成され
且つ同一の断面積を有する中実のワイヤよりも、著しく
大きな弾性を有すると共に硬直性はより少ない。本発明
のマルチストランドフィラメント１０は、又、同一の物
質からなる中実ワイヤと比較して、より完全なメモリ即
ち記憶効果を有することが判明した。

弾力性が向上させ且つ硬直性が低下されているので、本
発明のマルチストランドフィラメント１０は、上下の歯
の噛み違いの処置における非常に速い段階で形状構成し
て本体部分２０における満２４を実質的に充填すること
が可能である。この様に、その結果得られる結合体は、
空間の全ての三つの面における噛み違いの歯に付与され
る力に関して利得を制御することが可能であり、一方患
者の処置の開始から物理的に許容可能な力のレベルを維
持することが可能である。満１８は、編組体の外部断面
寸法を従来技術の中実ワイヤのものと実質的に同一のも
のとすることにより実質的に充填させることが可能であ
る。

米国特許第４，０３７，３２４号においては、チタンと
、ニッケルと、コバルトの組合わせから形成した物質か
、中実ワイヤとして形成する場合に、歯科矯疋の目的の
ための好適実施例として記載されている。この様な組合
わせにおいては、外部手術中の重量において６．５％の
ニッケルがコバルトによって置換されている。しかしな
がら、マルチストランドフィラメント１０において使用
される場合には、重量において実質的に５５％のチタン
と４５％のニッケルから形成される物質が、チタンとニ
ッケルとコバルトの結合から形成される物質よりも、記
憶保持の観点から照合により優れたものであることが１
′１１明しｔ二。

以上、本発明の具体的実施の態様について詳細に説明し
たが、本発明は、これら具体例にのみ限定されるべきも
のではなく、本発明の技術的範囲を逸脱することなしに
種々の変形か可能であることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は「１対１」関係で編組された８本のストランド
からなるフィラメントを示した概略図、第２図は「２対
１」関係で編組された８本のストランドから構成された
第１図のものと同様のフィラメントを示した概略図、第
３図は第■図又は第２図に示した如くに構成されており
患者の口内の歯の所望の位置決めに対応する形態を有す
る編組フィラメントを示したは略斜視図、第４図は患者
の■内において第３図のマルチストランドフィラメント
を受納すべく構成された複合パッド乃至はヘースの一部
を示した概略図、第５図は第４図の実質的に５−５線上
でとった第４図に示したパッドの一つを示した概略図、
第６図は本発明のマルチストランドフィラメントの別の
実施例を示した概略部分図、第７図は第６図の実質的に
７−７線上でとった第６図に示した実施例のは略断面図
、である。 （符号の説明） １０、マルチストランドフィラメント １２：ストランド １４：バソト １６：ブラケット ４０　： ワイヤ ４２・編組体 特許出廓人 オームコ コ ポレーショ ン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、歯の位置を特定の形態にリセットする装置において
   、実質的に５５％のチタンと４５％のニッケルの組成を
   持った物質から構成された複数個のストランドを有して
   おり、前記複数個のストランドは編組関係で配設されて
   フィラメントを画定しており、そのマルチストランドフ
   ィラメントは口の中に装着する前の適宜の温度において
   セット前の形態をとり、口の中の歯の配置に従って臨界
   温度以下においてセット前の形態以外の任意の形態に容
   易に屈曲し、臨界温度以上においてこの様なその他の形
   態で歯に結合され且つ前記臨界温度以上において特定の
   形態に復帰して該マルチストランドフィラメントの前記
   セット前の形態への復帰に従って口内の新たな位置へ歯
   を移動させる特性を有することを特徴とする装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記ストランドが
   ２対１モードで編組されていることを特徴とする装置。 ３、特許請求の範囲第１項において、前記ストランドが
   １対１モードで編組されていることを特徴とする装置。 ４、特許請求の範囲第１項において、前記フィラメント
   内に少なくとも３本のストランドがあることを特徴とす
   る装置。 ５、歯の位置を特定の形態にリセットする装置において
   、マルチストランドフィラメントを形成すべく編組関係
   で配設された複数個のストランドが設けられており、前
   記各ストランドは実質的に重量において５５％のチタン
   と４５％のニッケルを持った物質から形成されており、
   前記マルチストランドフィラメントは、適宜の温度にお
   いてセット前の形態に形成され、特定の温度以下の温度
   において口内の歯の実際の配置に従って前記セット前の
   形態から屈曲され、前記特定温度より高い温度において
   前記屈曲した形態で歯に取付けられ、且つ歯に取付けら
   れたまま前記特定温度より高い温度において前記セット
   前の形態へ復帰する特性を有していることを特徴とする
   装置。 ６、特許請求の範囲第５項において、前記ストランドが
   １対１形態で編組されていることを特徴とする装置。 ７、特許請求の範囲第５項において、前記ストランドが
   ２対１の形態で編組されていることを特徴とする装置。 ８、特許請求の範囲第５項において、前記フィラメント
   内に少なくとも３本のストランドが設けられていること
   を特徴とする装置。 ９、歯の位置を特定の形態にリセットする装置において
   、実質的に５５％のチタンと４５％のニッケルの組成を
   持った物質から構成されている複数個のストランドが設
   けられており、前記複数個のストランドは中空中央開口
   を持った編組関係で配設されており、ワイヤが前記複数
   個のストランドによって画定された開口を介して延在し
   ており、前記ワイヤ及び前記複数個のストランドがフィ
   ラメントを画定しており、前記フィラメントは、口の中
   に配置させるために適宜の温度においてセット前の形態
   へ形成され、口内の歯の配置に従って臨界温度以下で前
   記セット前の形態以外のその他の任意の形態に容易に屈
   曲され、前記臨界温度以上においてこの様なその他の形
   態で歯に結合され、且つ前記マルチストランドフィラメ
   ントの前記セット前の形態への復帰に従って前記臨界温
   度以上において前記セット前の形態へ復帰して歯を新た
   な位置へ移動させる特性を有することを特徴とする装置
   。 １０、特許請求の範囲第９項において、前記ワイヤが実
   質的に５５％のチタンと４５％のニッケルの組成を持っ
   た物質から構成されていることを特徴とする装置。 １１、特許請求の範囲第９項において、前記ワイヤがス
   テンレススチールと、チタンモリブデン合金と、実質的
   に５５％のチタンと４５％のニッケルの合金からなるグ
   ループから選択された物質から構成されていることを特
   徴とする装置。 １２、特許請求の範囲第１１項において、前記複数個の
   ストランドが２対１関係で形成されていることを特徴と
   する装置。 １３、歯の位置を特定の形態へリセットする装置におい
   て、複数個のストランドが編組関係で設けられており、
   前記各ストランドが重量において５５％のチタンと４５
   ％のニッケルを持った物質から形成されており、前記ス
   トランドは中空中心を画定すべく配設されており、ワイ
   ヤが前記複数個のストランドによって画定された中空中
   心を介して延在しており、前記複数個のストランド及び
   前記ワイヤがマルチストランドフィラメントを画定して
   おり、前記マルチストランドフィラメントは、適宜の温
   度においてセット前の形態へ形成され、口内の歯の実際
   の配置に従って特定温度以下の温度において前記セット
   前の形態から屈曲され、前記特定温度以上の温度におい
   て前記屈曲形態で歯に取付けられ、且つ歯に取付けられ
   たまま前記特定温度以上の温度において前記セット前の
   形態へ復帰する特性を有することを特徴とする装置。 １４、特許請求の範囲第１３項において、前記ワイヤが
   ステンレススチールと、チタンモリブデン合金と、実質
   的に５５％のチタンと４５％のニッケルとの合金とから
   なるグループから選択された物質から形成されているこ
   とを特徴とする装置。 １５、特許請求の範囲第１３項において、前記ワイヤが
   実質的に５５％のチタンと４５％のニッケルとからなる
   合金から構成されており、且つ前記複数個のストランド
   が２対１関係で形成されていることを特徴とする装置。 １６、特許請求の範囲第１３項において、前記複数個の
   ストランドが２対１関係で形成されていることを特徴と
   する装置。