JPH03141881A - ベローズポンプ - Google Patents
ベローズポンプInfo
- Publication number
- JPH03141881A JPH03141881A JP27826389A JP27826389A JPH03141881A JP H03141881 A JPH03141881 A JP H03141881A JP 27826389 A JP27826389 A JP 27826389A JP 27826389 A JP27826389 A JP 27826389A JP H03141881 A JPH03141881 A JP H03141881A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- link
- bellows
- spacer
- eccentric cam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims abstract description 22
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims abstract description 22
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 abstract description 20
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 abstract description 16
- 239000000470 constituent Substances 0.000 abstract 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 14
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000003491 array Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の技術分野
本発明は、ベローズポンプに関し、特に性能向上および
多気筒配列を可能にしたベローズポンプに関する。
多気筒配列を可能にしたベローズポンプに関する。
発明の技術的背景
ベローズを用いたベローズポンプは、例えば特開昭47
−40.208号公報などで既に公知である。
−40.208号公報などで既に公知である。
このような従来のベローズポンプを次に示す。
第4.5図に示すように、モータ50の出力軸51には
止めネジ52によりブラケット53が取り付けられ、当
該ブラケット53の先端には、前記モータ50の出力軸
51に対して偏心した位置に凸部54が形成されている
。そして、この凸部54にはベアリング55を介してロ
ッド56の基部が嵌合され、これにより、第3図に示す
如く、当該ロッド56の基部はモータ50の出力軸51
に対して偏心回転運動を行なうようになっている。
止めネジ52によりブラケット53が取り付けられ、当
該ブラケット53の先端には、前記モータ50の出力軸
51に対して偏心した位置に凸部54が形成されている
。そして、この凸部54にはベアリング55を介してロ
ッド56の基部が嵌合され、これにより、第3図に示す
如く、当該ロッド56の基部はモータ50の出力軸51
に対して偏心回転運動を行なうようになっている。
ロッド56の先端には、ベローズ受け72およびスペー
サ57がボルト58によって固定されており、環状ダイ
ヤプラムからなる密封ベローズ59の下端部がベローズ
受け72の外周に接合されている。一方、ベローズ59
の上端部は、当該ベローズ59の内部(圧縮室)と連通
ずる位置に吸入開口60と吐出開口61とが開設された
パルプ受け62に接合されている。パルプ受け62は、
前記ロッド56、スペーサ57及びベローズ59を収容
する揺動室70が形成されたケーシング63に取り付け
られている。前記スペーサ57は、環状ベローズ59の
圧縮室内に突出するように形成され、ロッド56が偏心
往復運動の上死点にある場合に、パルプ受け62にほぼ
接触するようになっており、これによってベローズ59
の圧縮室内に導入された流体を効率良く吐出することが
できるようになっている。
サ57がボルト58によって固定されており、環状ダイ
ヤプラムからなる密封ベローズ59の下端部がベローズ
受け72の外周に接合されている。一方、ベローズ59
の上端部は、当該ベローズ59の内部(圧縮室)と連通
ずる位置に吸入開口60と吐出開口61とが開設された
パルプ受け62に接合されている。パルプ受け62は、
前記ロッド56、スペーサ57及びベローズ59を収容
する揺動室70が形成されたケーシング63に取り付け
られている。前記スペーサ57は、環状ベローズ59の
圧縮室内に突出するように形成され、ロッド56が偏心
往復運動の上死点にある場合に、パルプ受け62にほぼ
接触するようになっており、これによってベローズ59
の圧縮室内に導入された流体を効率良く吐出することが
できるようになっている。
前記パルプ受け62の中央部には、凹部64が形成され
ており、ここに金属板65を挟持した2枚のガスケット
66.66からなるパルプ67を収容し、バルブ押え6
8にて固定している。このパルプ67の金属板65及び
2枚のガスケット66.66には、吸入開口60と吐出
開口61とにそれぞれ連通する通孔が開設され、さらに
金属板65に開設された2つの通孔にはそれぞれ逆止弁
(不図示)が取り付けられている。これにより、吸入開
口60から導入された流体の当該吸入開口からの逆流、
及び、吐出開口61から排出された流体の当該吐出開口
からの逆流とを防止している。
ており、ここに金属板65を挟持した2枚のガスケット
66.66からなるパルプ67を収容し、バルブ押え6
8にて固定している。このパルプ67の金属板65及び
2枚のガスケット66.66には、吸入開口60と吐出
開口61とにそれぞれ連通する通孔が開設され、さらに
金属板65に開設された2つの通孔にはそれぞれ逆止弁
(不図示)が取り付けられている。これにより、吸入開
口60から導入された流体の当該吸入開口からの逆流、
及び、吐出開口61から排出された流体の当該吐出開口
からの逆流とを防止している。
さらに、前記バルブ押え68にも、吸入開口60と吐出
開口61のそれぞれに連通ずる通孔が形成されている。
開口61のそれぞれに連通ずる通孔が形成されている。
このように構成することによって、モータを駆動させる
と、ロッドの基部が偏心運動を行ない、これによりロッ
ド先端に取り付けられたスペーサが揺動往復運動を行な
う。そして、スペーサが上死点から下死点に移動する際
に吸入口から流体をベローズ内部に吸入し、次いでスペ
ーサが下死点から上死点に移動する際に、この吸入した
流体を吐出口から吐出し、これを繰り返すことによって
吸入口に接続された空間の空気圧を低下させることがで
きる。
と、ロッドの基部が偏心運動を行ない、これによりロッ
ド先端に取り付けられたスペーサが揺動往復運動を行な
う。そして、スペーサが上死点から下死点に移動する際
に吸入口から流体をベローズ内部に吸入し、次いでスペ
ーサが下死点から上死点に移動する際に、この吸入した
流体を吐出口から吐出し、これを繰り返すことによって
吸入口に接続された空間の空気圧を低下させることがで
きる。
しかしながら、上述したベローズポンプにあっては、ロ
ッドの揺動往復運動によりスペーサが揺動しながら往復
運動を行なうことから、スペーサの突出部の外縁とベロ
ーズ内縁との隙間をある程度確保する必要があり、この
部分がデッドスペースとなり、これにより、圧縮比率あ
るいは到達真空度を向上させることが困難であるという
欠点があった。また、ス、ペーサの突出部の外縁とベロ
ーズ内縁との間に隙間を設けると、この部分に流体が溜
ってしまい、流体が汚染されるという危惧もある。
ッドの揺動往復運動によりスペーサが揺動しながら往復
運動を行なうことから、スペーサの突出部の外縁とベロ
ーズ内縁との隙間をある程度確保する必要があり、この
部分がデッドスペースとなり、これにより、圧縮比率あ
るいは到達真空度を向上させることが困難であるという
欠点があった。また、ス、ペーサの突出部の外縁とベロ
ーズ内縁との間に隙間を設けると、この部分に流体が溜
ってしまい、流体が汚染されるという危惧もある。
さらに、モータの出力軸とロッドの基部とを偏心させて
いるため、ウェイトバランスがとりにく<(トルクバラ
ンスが悪い)、出力軸に加わる負荷が一定せず、モータ
あるいは軸受の寿命が低下する虞れもあった。
いるため、ウェイトバランスがとりにく<(トルクバラ
ンスが悪い)、出力軸に加わる負荷が一定せず、モータ
あるいは軸受の寿命が低下する虞れもあった。
さらに、1つのモータにて多数のロッドを駆動させる、
いわゆる多気筒型真空ポンプ等への応用は、構造上困難
であった。
いわゆる多気筒型真空ポンプ等への応用は、構造上困難
であった。
発明の目的
本発明は、このような不都合を解消するためになされた
ものであり、圧縮比率または排気比率等を向上させると
共に、駆動部に対するトルク変動が少なく、耐久性の向
上と駆動エネルギーの低減、及び多気筒配列が可能な構
造を備えたベローズポンプを提供することを目的とする
。
ものであり、圧縮比率または排気比率等を向上させると
共に、駆動部に対するトルク変動が少なく、耐久性の向
上と駆動エネルギーの低減、及び多気筒配列が可能な構
造を備えたベローズポンプを提供することを目的とする
。
発明の概要
かかる目的を達成するために本発明に係るベローズポン
プは、偏心カムが固定され、回転駆動されるシャフトと
、前記偏心カムの外周に摺接する摺動部を有すると共に
、前記シャフトの回転軸芯を含む同一平面内において揺
動自在に軸支されたリンクと、当該リンクに一端が軸支
され、前記シャフトの軸芯方向に往復動する往復ロッド
と、この往復ロッドの他端に装着され、圧縮室を構成す
るベローズとを有することを特徴としている。
プは、偏心カムが固定され、回転駆動されるシャフトと
、前記偏心カムの外周に摺接する摺動部を有すると共に
、前記シャフトの回転軸芯を含む同一平面内において揺
動自在に軸支されたリンクと、当該リンクに一端が軸支
され、前記シャフトの軸芯方向に往復動する往復ロッド
と、この往復ロッドの他端に装着され、圧縮室を構成す
るベローズとを有することを特徴としている。
このように構成した本発明にあっては、駆動部を回転さ
せることによりシャフトを回転させると、偏心カムが偏
心回転し、この偏心カムの外周がリンクの摺動部にそれ
ぞれ摺動して当該リンクをシャフトの軸芯を含む平面内
において揺動させる。
せることによりシャフトを回転させると、偏心カムが偏
心回転し、この偏心カムの外周がリンクの摺動部にそれ
ぞれ摺動して当該リンクをシャフトの軸芯を含む平面内
において揺動させる。
この揺動によりリンクに軸支された出力ロットがシャフ
トの軸芯方向に往復運動を行なうこととなる。
トの軸芯方向に往復運動を行なうこととなる。
したがっ°て、出力ロットの枢軸は円弧上を往復運動す
るといえども略直線の往復運動を行なうこととなり、出
力ロットの先端に設けられたベローズポンプにおけるス
ペーサも略直線の往復運動を行い、スペーサ外周とベロ
ーズ内縁とのクリアランスを小さくすることができる。
るといえども略直線の往復運動を行なうこととなり、出
力ロットの先端に設けられたベローズポンプにおけるス
ペーサも略直線の往復運動を行い、スペーサ外周とベロ
ーズ内縁とのクリアランスを小さくすることができる。
このために、ベローズポンプの圧縮比率・排気比率・圧
送効率等を向上させることができる。また、上記クリア
ランスを小さくできることから、出力ロット先端に形成
された圧縮室内における流体の残留を防止することがで
きる。
送効率等を向上させることができる。また、上記クリア
ランスを小さくできることから、出力ロット先端に形成
された圧縮室内における流体の残留を防止することがで
きる。
さらに、このように構成した本発明にあっては、シャフ
トを介して伝達される駆動部への負荷が均一(トルク変
動が小さくなる)となり、これにより駆動部及び各構成
部品の寿命の向上と駆動エネルギーの低減を図ることが
できる。
トを介して伝達される駆動部への負荷が均一(トルク変
動が小さくなる)となり、これにより駆動部及び各構成
部品の寿命の向上と駆動エネルギーの低減を図ることが
できる。
また、シャフトに偏心カムを取り付け、この偏心カムに
摺動部が当接するようにリンクを設けているため、当該
シャフトの周りに複数のリンクを配設することが可能と
なり、ベローズポンプの多気筒配列が可能になる。した
がって、これらポンプを並列もしくは直列に連結するこ
とにより、高容員もしくは高圧縮もしくは高排気率のポ
ンプを実現できる。
摺動部が当接するようにリンクを設けているため、当該
シャフトの周りに複数のリンクを配設することが可能と
なり、ベローズポンプの多気筒配列が可能になる。した
がって、これらポンプを並列もしくは直列に連結するこ
とにより、高容員もしくは高圧縮もしくは高排気率のポ
ンプを実現できる。
発明の詳細な説明
以下、本発明を図面に示す実施例に基づき詳細に説明す
る。
る。
第1図は、本発明の一実施例を示す一部破断側面図、第
2図は、同実施例を示す一部破断側面図である。
2図は、同実施例を示す一部破断側面図である。
本発明に係るベローズポンプでは、第1図に示すように
、モータ7をベース8に取り付け、モータ7の駆動軸1
に第1プーリ9を固定している。
、モータ7をベース8に取り付け、モータ7の駆動軸1
に第1プーリ9を固定している。
このモータ7に近接したベース8上に、支柱1゜(本実
施例にあっては3つの支柱)によってヘッドフランジ1
1を支持固定しており、第2図に示す如く、当該ヘッド
7ランジ11の中央部には、吸入口12と吐出口13と
を開設する一方、これら吸入口12及び吐出口13にそ
れぞれ連通した吸入通路14及び吐出通路15を形成し
ている。
施例にあっては3つの支柱)によってヘッドフランジ1
1を支持固定しており、第2図に示す如く、当該ヘッド
7ランジ11の中央部には、吸入口12と吐出口13と
を開設する一方、これら吸入口12及び吐出口13にそ
れぞれ連通した吸入通路14及び吐出通路15を形成し
ている。
この吸入通路14及び吐出通路15は、それぞれ後述す
る3つの圧縮室16に連通させている。
る3つの圧縮室16に連通させている。
ヘッドフランジ11の中央部とベース8との間には、軸
受17,17を介してシャフト3を回動自在に支持して
おり、その下端に第2プーリ18を取り付けて、前記モ
ータ7の駆動軸1に固定した第1プーリ9とベルト19
により連結している。
受17,17を介してシャフト3を回動自在に支持して
おり、その下端に第2プーリ18を取り付けて、前記モ
ータ7の駆動軸1に固定した第1プーリ9とベルト19
により連結している。
したがって、モータ7の駆動軸1の回転動は当該シャフ
ト3に回転運動として伝達される。
ト3に回転運動として伝達される。
このシャフト3には、2つの偏心カム2a。
2bを離間して固定している。「2o」は、偏心カム2
bの固定用ナツト、「21」は、偏心カム2aの固定用
スリーブ、また「22」はこのスリーブ21を固定する
ナツトである。偏心カム2a、2bは、多数のリンク5
をシャフト3回りに配設する都合上、円形状とすること
が好ましいが、特にこれに限定されない。また、2つの
偏心カム2a、2bは、後述するリンク5が揺動し得る
ように所定の回転角度だけ位相がずれるような状態でシ
ャフト3に偏心して取り付けている。なお、偏心カム2
a、2bの外周側面に先端鋭利となるようにテーパ面ま
たは凸状曲面を形成すれば、リンク5の摺動部4.4と
の摺動がより円滑に行われ、伝達効率が向上することと
なる。また、第3図に示すように、摺動部4の外周を凸
状曲面形状にして、偏心カム2a、2bの外周面を平面
状に形成するようにしても良い。この場合には、特に伝
達効率が向上する。
bの固定用ナツト、「21」は、偏心カム2aの固定用
スリーブ、また「22」はこのスリーブ21を固定する
ナツトである。偏心カム2a、2bは、多数のリンク5
をシャフト3回りに配設する都合上、円形状とすること
が好ましいが、特にこれに限定されない。また、2つの
偏心カム2a、2bは、後述するリンク5が揺動し得る
ように所定の回転角度だけ位相がずれるような状態でシ
ャフト3に偏心して取り付けている。なお、偏心カム2
a、2bの外周側面に先端鋭利となるようにテーパ面ま
たは凸状曲面を形成すれば、リンク5の摺動部4.4と
の摺動がより円滑に行われ、伝達効率が向上することと
なる。また、第3図に示すように、摺動部4の外周を凸
状曲面形状にして、偏心カム2a、2bの外周面を平面
状に形成するようにしても良い。この場合には、特に伝
達効率が向上する。
リンク5は、ベース8上に取り付けられた一対の支持ア
ーム23によって、シャフト3の軸芯を包含する平面内
を揺動自在となるように支持している。すなわち、第2
図に示すように、ピン24の両端を2つのベアリング2
5.25を介して支持アーム23にて支持し、このピン
24にリンク5の通孔5aを挿通し、スペーサ26.2
6によって横ずれを防止している。このリンク5の両端
には、前述した偏心カム2a、2bにそれぞれ当接する
ベアリングなどの摺動部4,4を取り付けている。また
、第2図に示すように、リンク5の中央部から突出形成
した両突片27の先端には、出力ロット6の基部を挟持
するように、出力ロット6の基部がピン28により軸支
しである。このピン28と出力ロット6の基部との間に
はベアリング29を介装し、これにより、小さい円弧状
の往復運動を許容し得るようにしている。なお、摺動部
4.4は、ボールベアリング等のベアリングであっても
良いが、単に摺動特性に摺れたリングであっても良い。
ーム23によって、シャフト3の軸芯を包含する平面内
を揺動自在となるように支持している。すなわち、第2
図に示すように、ピン24の両端を2つのベアリング2
5.25を介して支持アーム23にて支持し、このピン
24にリンク5の通孔5aを挿通し、スペーサ26.2
6によって横ずれを防止している。このリンク5の両端
には、前述した偏心カム2a、2bにそれぞれ当接する
ベアリングなどの摺動部4,4を取り付けている。また
、第2図に示すように、リンク5の中央部から突出形成
した両突片27の先端には、出力ロット6の基部を挟持
するように、出力ロット6の基部がピン28により軸支
しである。このピン28と出力ロット6の基部との間に
はベアリング29を介装し、これにより、小さい円弧状
の往復運動を許容し得るようにしている。なお、摺動部
4.4は、ボールベアリング等のベアリングであっても
良いが、単に摺動特性に摺れたリングであっても良い。
出力ロット6の先端には、ベローズ受け72およびスペ
ーサ30をボルト(不図示)により固定しており、環状
ダイヤフラムからなる密封ベローズ31の下端部をベロ
ーズ受け72に接合している。一方、ベローズ31の上
端部は、パルプ受け32に接合しており、このパルプ受
け32には、当該ベローズ31の内部、すなわち圧縮室
16と連通ずる位置に吸入通路14と吐出通路15とに
それぞれ連通する開口部を開設している。前記スペーサ
30は、環状ベローズ31の圧縮室16内に突出するよ
うに形成し、出力ロット6が往復運動の上死点にある場
合に、パルプ受け32にほぼ接触するようになっており
、これによってベローズ31の圧縮室16内に導入され
た流体を効率良く吐出することができるようになってい
る。
ーサ30をボルト(不図示)により固定しており、環状
ダイヤフラムからなる密封ベローズ31の下端部をベロ
ーズ受け72に接合している。一方、ベローズ31の上
端部は、パルプ受け32に接合しており、このパルプ受
け32には、当該ベローズ31の内部、すなわち圧縮室
16と連通ずる位置に吸入通路14と吐出通路15とに
それぞれ連通する開口部を開設している。前記スペーサ
30は、環状ベローズ31の圧縮室16内に突出するよ
うに形成し、出力ロット6が往復運動の上死点にある場
合に、パルプ受け32にほぼ接触するようになっており
、これによってベローズ31の圧縮室16内に導入され
た流体を効率良く吐出することができるようになってい
る。
前記パルプ受け32の中央部には、凹部33が形成され
ており、ここに金属板34を挟持した2枚のガスケット
35.35からなるパルプ36を収容し、ヘッドフラン
ジ11にて固定している。
ており、ここに金属板34を挟持した2枚のガスケット
35.35からなるパルプ36を収容し、ヘッドフラン
ジ11にて固定している。
このパルプ36の金属板34及び2枚のガスケット35
.35には、吸入口12と吐出口13とにそれぞれ連通
する通孔を開設しており、さらに金属板34に開設した
2つの通孔にはそれぞれ逆止弁(不図示)を取り付けて
いる。これにより、吸入口12から導入された流体の当
該吸入口からの逆流、及び、吐出口13から排出された
流体の当該吐出口からの逆流とを防止している。
.35には、吸入口12と吐出口13とにそれぞれ連通
する通孔を開設しており、さらに金属板34に開設した
2つの通孔にはそれぞれ逆止弁(不図示)を取り付けて
いる。これにより、吸入口12から導入された流体の当
該吸入口からの逆流、及び、吐出口13から排出された
流体の当該吐出口からの逆流とを防止している。
次に作用を説明する。
このように構成した本実施例に係るベローズポンプにあ
っては、モータ7を回転させることによりシャフト3を
回転させると、偏心カム2a。
っては、モータ7を回転させることによりシャフト3を
回転させると、偏心カム2a。
2bが互いに回転位相がずれた状態で偏心回転し、この
偏心カム2a、2bがリンク5の摺動部4゜4にそれぞ
れ作用して当該リンク5を平面内において揺動させる。
偏心カム2a、2bがリンク5の摺動部4゜4にそれぞ
れ作用して当該リンク5を平面内において揺動させる。
この揺動によりリンク5に軸支された出力ロット6が往
復運動を行なうこととなる。
復運動を行なうこととなる。
このとき、出力ロット6の枢軸28は、円弧上を往復運
動することになるが、この円弧上の往復運動は実質的に
は略直線運動となり、したがって、スペーサ30を有す
る出力ロット6は第1図中において、略垂直に往復動す
ることとなる。
動することになるが、この円弧上の往復運動は実質的に
は略直線運動となり、したがって、スペーサ30を有す
る出力ロット6は第1図中において、略垂直に往復動す
ることとなる。
これにより、スペーサ30の外縁とベローズ31の内縁
との隙間を狭少にすることが可能となって、圧縮比率を
向上させることができる。設計値によれば、従来の隙間
が0.5mmであったのを、0.211Ill程度にま
で小さくできる。
との隙間を狭少にすることが可能となって、圧縮比率を
向上させることができる。設計値によれば、従来の隙間
が0.5mmであったのを、0.211Ill程度にま
で小さくできる。
また、このようにスペーサ30の外縁とベローズ31の
内縁との隙間を狭少にすれば、この部分に流体が残留す
ることがなく、したがって流体の汚染をも防止すること
ができる。
内縁との隙間を狭少にすれば、この部分に流体が残留す
ることがなく、したがって流体の汚染をも防止すること
ができる。
さらに、このように構成し゛た本実施例に係る真空用ベ
ローズポンプにあっては、シャフト3を介して伝達され
る駆動軸1への負荷が均一となり(トルク変動がなくな
り)、これにより駆動部及び各構成部品の寿命の向上と
駆動エネルギーの低減を図ることができる。
ローズポンプにあっては、シャフト3を介して伝達され
る駆動軸1への負荷が均一となり(トルク変動がなくな
り)、これにより駆動部及び各構成部品の寿命の向上と
駆動エネルギーの低減を図ることができる。
また、本実施例に係るベローズポンプの如く、1つのシ
ャフトの周りに、3つのリンクを設け、当該リンクの摺
動部が全てシャフトの偏心カムに当接することができ、
小型でしかも高性能の多気筒型圧縮機を提供することが
できる。たとえば、各圧縮室16の吸入口12と吐出口
13とを並列に連結すれば、高容量の圧縮機またはポン
プが実現では、直列につなげば、高圧縮率あるいは高排
気率のものが得られる。
ャフトの周りに、3つのリンクを設け、当該リンクの摺
動部が全てシャフトの偏心カムに当接することができ、
小型でしかも高性能の多気筒型圧縮機を提供することが
できる。たとえば、各圧縮室16の吸入口12と吐出口
13とを並列に連結すれば、高容量の圧縮機またはポン
プが実現では、直列につなげば、高圧縮率あるいは高排
気率のものが得られる。
本発明は実施例に限定されることなく、種々に改変する
ことができる。
ことができる。
たとえば、上記実施例では、偏心カムをシャフト3の軸
方向に回転位相をずらして2個取付けたが、3個以上取
付けるようにしても良い。その場合には、リンク5にお
ける摺動部4もそれに合わせて設ける必要がある。また
、偏心カムはシャフト3に1個だけ設けるようにしても
良い。ただしその場合には、1個の偏心カムにリンク5
の摺動部4が常時摺動するようにするための手段(たと
えばスプリング)が必要である。
方向に回転位相をずらして2個取付けたが、3個以上取
付けるようにしても良い。その場合には、リンク5にお
ける摺動部4もそれに合わせて設ける必要がある。また
、偏心カムはシャフト3に1個だけ設けるようにしても
良い。ただしその場合には、1個の偏心カムにリンク5
の摺動部4が常時摺動するようにするための手段(たと
えばスプリング)が必要である。
発明の詳細
な説明してきたように、本発明のベローズポンプは、駆
動軸に連結されると共に偏心カムが回転方向に位相をず
らして取り付けられたシャフトと、前記偏心カムにそれ
ぞれ当接する摺動部を有すると共に平面内において揺動
自在に軸支されたリンクと、当該リンクに軸支された出
力ロットとを有するため、出力ロットの枢軸は円弧上を
往復運動するといえども略直線運動を行なうこととなり
、出力ロットの先端に設けられたベローズポンプにおけ
るスペーサも略直線の往復運動を行い、スペーサ外周と
ベローズ内縁とのクリアランスを小さくすることができ
る。このために、ベローズポンプの圧縮比率・排気比率
・圧送効率等を向上させることができる。また、上記ク
リアランスを小さくできることから、出力ロット先端に
形成された圧縮室内における流体の残留を防止すること
ができる。
動軸に連結されると共に偏心カムが回転方向に位相をず
らして取り付けられたシャフトと、前記偏心カムにそれ
ぞれ当接する摺動部を有すると共に平面内において揺動
自在に軸支されたリンクと、当該リンクに軸支された出
力ロットとを有するため、出力ロットの枢軸は円弧上を
往復運動するといえども略直線運動を行なうこととなり
、出力ロットの先端に設けられたベローズポンプにおけ
るスペーサも略直線の往復運動を行い、スペーサ外周と
ベローズ内縁とのクリアランスを小さくすることができ
る。このために、ベローズポンプの圧縮比率・排気比率
・圧送効率等を向上させることができる。また、上記ク
リアランスを小さくできることから、出力ロット先端に
形成された圧縮室内における流体の残留を防止すること
ができる。
さらに、このように構成した本発明にあっては、シャフ
トを介して伝達される駆動部への負荷が均一(トルク変
動が小さくなる)となり、これにより駆動部及び各構成
部品の寿命の向上と駆動エネルギーの低減を図ることが
できる。
トを介して伝達される駆動部への負荷が均一(トルク変
動が小さくなる)となり、これにより駆動部及び各構成
部品の寿命の向上と駆動エネルギーの低減を図ることが
できる。
また、シャフトに偏心カムを取り付け、この偏心カムに
摺動部が当接するようにリンクを設けているため、当該
シャフトの周りに複数のリンクを配設することが可能と
なり、ベローズポンプの多気筒配列が可能になる。した
がって、これらポンプを並列もしくは直列に連結するこ
とにより、高容量もしくは高圧縮もしくは高排気率のポ
ンプを実現できる。
摺動部が当接するようにリンクを設けているため、当該
シャフトの周りに複数のリンクを配設することが可能と
なり、ベローズポンプの多気筒配列が可能になる。した
がって、これらポンプを並列もしくは直列に連結するこ
とにより、高容量もしくは高圧縮もしくは高排気率のポ
ンプを実現できる。
第1図は本発明の一実施例を示す一部破断側面図、第2
図は同実施例を示す一部破断圧面図、第3図は他の実施
例を示す要部断面図、第4.5図は従来の真空ポンプを
示す一部破断圧面図、及び一部破断側面図である。 1・・・駆動軸 3・・・シャフト 5・・・リンク 2a、2b・・・偏心カム 4・・・摺動部 6・・・出力ロット
図は同実施例を示す一部破断圧面図、第3図は他の実施
例を示す要部断面図、第4.5図は従来の真空ポンプを
示す一部破断圧面図、及び一部破断側面図である。 1・・・駆動軸 3・・・シャフト 5・・・リンク 2a、2b・・・偏心カム 4・・・摺動部 6・・・出力ロット
Claims (1)
- 偏心カムが固定され、回転駆動されるシャフトと、前記
偏心カムの外周に摺接する摺動部を有すると共に、前記
シャフトの回転軸芯を含む同一平面内において揺動自在
に軸支されたリンクと、当該リンクに一端が軸支され、
前記シャフトの軸芯方向に往復動する往復ロッドと、こ
の往復ロッドの他端に装着され、圧縮室を構成するベロ
ーズとを有することを特徴とするベローズポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27826389A JPH03141881A (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | ベローズポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27826389A JPH03141881A (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | ベローズポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03141881A true JPH03141881A (ja) | 1991-06-17 |
Family
ID=17594906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27826389A Pending JPH03141881A (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | ベローズポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03141881A (ja) |
-
1989
- 1989-10-25 JP JP27826389A patent/JPH03141881A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20100303645A1 (en) | Reciprocative Compressor | |
JP4385565B2 (ja) | 回転式圧縮機 | |
US4486157A (en) | Reciprocating compressor | |
US4526521A (en) | Rotary spiral wall pump with pivotably connected guide means and associated method | |
US6578465B2 (en) | Swash plate-type, variable displacement compressor | |
JPH03140659A (ja) | 回転動―往復動変換装置 | |
KR20020067361A (ko) | 사판의 가공방법 및 이를 이용한 사판식 가변용량 압축기 | |
JPH03141881A (ja) | ベローズポンプ | |
US4272229A (en) | Pivotal piston machine | |
KR20000031815A (ko) | 가변용량사판식압축기 | |
KR101731649B1 (ko) | 가변용량형 사판식 압축기 | |
JPH05312146A (ja) | 斜板式圧縮機 | |
KR102680623B1 (ko) | 가변 용량 압축기용 구동부 | |
KR101166291B1 (ko) | 가변용량형 사판식 압축기 | |
JP2010014035A (ja) | 可変容量コンプレッサ | |
JP4692861B2 (ja) | 揺動シール型ロータリ・コンプレッサ | |
JPH0338459Y2 (ja) | ||
JPH06288373A (ja) | ローリングピストン型圧縮機 | |
JP2003097586A (ja) | 回転機械 | |
KR100558705B1 (ko) | 가변용량 사판식 압축기 | |
JPH0313431B2 (ja) | ||
JPH07269481A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
JPS61149586A (ja) | 揺動斜板型圧縮機における圧縮容量可変機構 | |
JPH07279840A (ja) | 斜板式可変容量圧縮機 | |
KR20040014118A (ko) | 가변용량 사판식 압축기 |