JPH03138981A - 半導体素子 - Google Patents

半導体素子

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JPH03138981A
JPH03138981A JP27582389A JP27582389A JPH03138981A JP H03138981 A JPH03138981 A JP H03138981A JP 27582389 A JP27582389 A JP 27582389A JP 27582389 A JP27582389 A JP 27582389A JP H03138981 A JPH03138981 A JP H03138981A
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JP
Japan
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region
gate electrode
gate
channel
film
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Application number
JP27582389A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Iijima
哲郎 飯島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03138981A publication Critical patent/JPH03138981A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スイッチング電源に使用されるパワーM O
S F E T (Metal 0xide Sem1
conductorFie!d Effect Tra
nsistor)に係り、特にスイッチングスピードの
高速化(周波数500KHz〜IMHz)が要求される
高性能・小型化電源に好適な低容量デバイスの製造技術
に関するものである。
〔従来の技術〕
縦型パワーMOSFETは、周波数特性が優れ、スイッ
チングスピードが速く、かつ低電力で駆動できる等多く
の特長を有することから、近年多くの産業分野で使用さ
れている。縦型パワーMOSFETについては、たとえ
ば、日刊工業新聞社、昭和63年10月24日発行、「
パワーMOSFETの応用技術」P55〜P60に記載
されている。また、この文献には、パワー素子としての
性能限界における高周波化について記載されている。
高周波化とは、利得と帯域幅の改善であること、帯域幅
の改善はライズタイムの低減にあることが記載されてい
る。また、ライズタイムの低減の件りでは、「ポリシリ
コン上にチタン等の金属を蒸着し、ゲート抵抗を低減し
高周波特性を改善した例もある。入力容量Cisaはゲ
ート−ソース間容量Cf11とドレイン−ゲート間容量
Cゆ、(=ミラー容量C1,)から成る* Cas+ 
Catはゲート酸化膜の厚さtに逆比例し、素子のチッ
プサイズに比例する。Ca1を小さくするために9図3
.37図に示すような、a)ゲート電極のnドレイン領
域と対面する部分を除去する。b)対面する部分の絶縁
膜厚を大きくする。c)  ドレイン側のゲート酸化膜
直下を空乏化する1等の改善が行われたが。
製造工程が複雑になるためのコストアップは避けられな
い。」と記載されている。
〔発明が解決しようとする課題] スイッチング電源の市場動向が高周波化(200KHz
→IMltz)の方向にある中で、コンデンサ。
コイル、パワー素子、ダイオード等の部品への高周波化
に対応できる特性の要求が強まっている9特に、標準電
源およびD C/D Cコンバータ等への要求は強く、
現行の素子容量の1/2レヘルの改善が望まれている。
従来の典型的な縦型パワーMOSFETは、第15図の
断面図に示されるような構造となっている。この縦型パ
ワーMOS F ETは、たとえば、n十形のシリコン
からなる半導体基板1の主面に設けられたn−形層から
なるエピタキシャル層2の表層部に、二重拡散によって
ρ形のチャネル形成領域(ベース領域)3およびこのチ
ャネル形成領域3の表層部に設けられるn十形のソース
領域4が設けられている。そして、前記二重拡散時の拡
散長の差によって形成されたチャネル形成領域3の表層
部がチャネル5となる。また、前記半導体基板1および
エピタキシャル層2はドレイン領域6となるとともに、
隣合うチャネル形成領域3間に挟まれた二点鎖線で取り
囲まれた領域がJFET部7となっている。また、この
JFET部7およびチャネル5上に亘ってゲート酸化膜
8が設けられている。このゲート酸化膜8上にはゲート
電極9が設けられている。また、前記ゲート電極9は絶
縁膜10で被われている。この絶縁膜10はゲート電極
9の側面を被うとともに、ソース領域4の内側部分をも
被っている。また、半導体基板1の主叩側にはソース電
極11が設けられている。このソース電極11は、露出
するソース領域4およびチャネル形成領域3をも被い電
気的に接触している。さらに、前記半導体基板lの裏面
にはドレイン電極12が設けられている。電流は、ゲー
ト(G)に所定の電圧が印加された状態下で下部ドレイ
ン(D)から上方に向かい、チャネル5を通りソース(
S)に抜ける。
このような縦型パワーMOS F ETは、ドレイン基
板上に島状あるいはストライブ状にソース層およびチャ
ネル形成領域(チャネル層)を2重拡散で形成するが、
この時のマスクにゲート電極そのものを使用する場合が
多い、したがって、チャネル形成領域に挟まれたドレイ
ン基板上には必ずゲート電極が存在し、この間に容量成
分が形成される。この容量成分はスイッチング特性を損
なう。
そこで、メーカ各社はパワーMOSFETの構造を工夫
して容量低減を図っている。
しかし、前記文献にも記載されているように、従来の改
善構造は製造工程が複雑で製品コストの高騰に繋がる。
一方、パワーMOSFETの微細化が進み、MOSFE
Tを形成するセル構造はより小さくなって来ている。た
とえば、ゲート電極長が6〜8μmと小さくなると、容
量低減のために行うドレイン基板上のゲート酸化膜やゲ
ート電+蚤の加工は困難となり、従来の改善構造は採用
でき難くなる。
本発明の目的は、ゲート−ドレイン間容1c、。
の低減が図れるパワーMOSFETを有する半導体素子
を提供することにある。
本発明の他の目的は、微細化に対応できる低容量化構造
のパワーMOSFETを有する半導体素子を提供するこ
とにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであ
ろう。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
本発明のパワーMOSFETにあっては、ポリシリコン
(多結晶シリコン)によって構成されるゲート電極の形
成において、ポリシリコンの抵抗値を低くするために行
う不純物のドーピング時、チャネル形成領域とチャネル
形成領域との間に対応するポリシリコン部分の表面には
あらかじめマスクを形成しておき、この領域、すなわち
、ゲート電極の中央領域には不純物をドーピングせずに
高抵抗領域を形成し、チャネルに対応する部分のポリシ
リコン部分を含む他の部分には不純物をドーピングして
、抵抗値の低い領域を形成する。不純物がドープされた
低抵抗領域は、20Ω/口程度の低抵抗領域となり、不
純物がドープされないノンドープ層は数にΩ/口の高抵
抗領域となる。
〔作用] 上記した手段によれば、本発明のパワーMOSFETに
おいては、ゲート電極のチャネルに対応する部分の抵抗
値は20Ω/口程度の低抵抗となるため、充分ゲート電
極として作用する。また、チャネル形成領域とチャネル
形成領域の間の領域に対応するゲート電極は不純物がド
ーピングされないポリシリコンとなっていることから、
この部分はゲート電極として働かなくなるため容量形成
に寄与しなくなり、ゲート−ドレイン間容量Cg4が低
減される。
また、本発明のパワーMOSFETは、そのゲート電極
の形成において、ポリシリコン膜に常用のホトリソグラ
フィによって選択的に不純物をドーピングすることによ
って形成できるため、セルが微細化してもゲート電極形
成を高歩留りに形成できる。すなわち、精緻な加工が可
能となるリソグラフィ工程を追加した本発明にあっては
、1〜3μm寸法での形成も可能となる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例について説明する
第1図は本発明の一実施例によるパワーMOSFETが
形成された半導体素子の断面図、第2図は同じくパワー
MOSFETの等価回路図、第3図は同じくゲートチャ
ージ特性におけるターンオンを示す特性図、第4図は同
じ(ゲートチャージ特性におけるターンオフを示す特性
図、第5図〜第13図は同じくパワーMOSFETの製
造各工程における断面図であって、第5図は主面にゲー
ト酸化膜形成用膜が形成されたウェハの断面図、第6図
はゲート電極が形成されかつ選択的に不純物が打ち込ま
れる状態を示すウェハの断面図、第7図はチャネル形成
領域が形成されたウェハの断面図、第8図はソース電極
形成およびゲート電極形成のための不純物打ち込み状態
を示すウェハの断面図、第9図はソース領域が形成され
たウェハの断面図、第10図および第11図はゲート電
極における不純物の拡散分布状態を示す模式的平面図、
第12図は眉間絶縁膜が形成されたウェハの断面図、第
13図はソース電極が形成されたウェハの断面図である
この実施例では縦型パワーMOSFETを組み込んだ半
導体素子に本発明を適用した例について説明する。この
半導体素子には、その基板表層部に縦型パワーMOSF
ETからなるセルが縦横に規則正しく多数配設されてい
る。このセルピッチは、パワーMOSFETの特性仕様
に基づいて変化するが、たとえば20μm程度となって
いる。
半導体素子のセル部は、第1図に示されるように、不純
物濃度が10”cm−’程度となる厚さ400μm前後
のn◆形(第1導電形)のシリコンからなる半導体基板
1の主面(上面)に設けられる。すなわち、半導体基板
1の主面には不純物濃度が10 ”c m−3程度とな
る厚さ10ttm前後のn″″形(第2導電型)のエピ
タキシャル層2が設けられているとともに、このエピタ
キシャル層2の表層部には不純物濃度が10”cm−″
程度となる厚さ3μmのp形のチャネル形成領域(ベー
ス領域)3が設けられている。このチャネル形成領域3
は平面的に見て略矩形状となり、前記半導体基板1の土
面に縦横に規則正しく設けられている。
また、このチャネル形成領域3の表層部の内側には、リ
ング状にnφ形のソース領域4が設けられている。この
ソース領域4は不純物濃度が10”cm−3程度となる
とともに、0.5〜1.0μm程度の厚さとなっている
。前記チャネル形成領域3およびソース領域4は二重拡
散によって形成され、チャネル形成領域3の表層部のチ
ャネル5は、この二重拡散の差によってセルファライン
(自己整合)的に形成される。また、前記エピタキシャ
ル層2および半導体基板1はドレイン領域6を構成して
いる。また、このドレイン領域6の表層部分、すなわち
、隣合うチャネル形成領域3間はJFET部7を構成し
ている。
一方、前記JFET部7およびチャネル5ならびにソー
ス領域4の内周部分に亘る半導体基板lの主面には、厚
さ500人〜1000人のゲート酸化膜8が設けられて
いる。また、このゲート酸化膜8上には、厚さ3000
人〜5000人のポリシリコンからなるゲート電極9が
設けられ、このゲート電極9上にはSi0g膜、リンシ
リケートガラス(PSG)膜、ナイトライド膜等あるい
はそれらの複合膜等からなる厚さ1.0μm〜1゜5μ
mの絶縁膜(層間絶縁Itり10が設けられ、多層膜を
構成している。
他方、前記半導体基板1の主面には3〜4μmの厚さの
Anからなるソース電極11が設けられている。このソ
ース電極11は前記絶縁膜20゜ソース領域4.チャネ
ル形成領域3上に延在している。さらに、前記半導体基
板1の裏面には1μm程度の厚さの銀からなるドレイン
電極12が設けられている。
このような縦型パワーMOSFETは、第2図に示され
るような等価回路で表示される。すなわち、ゲート(G
)、ソース(S)、ドレイン(D)からなるMOSFE
Tにおいて、ゲート士ソース間には容量C11、ゲート
とドレイン間には容量C1礁が、ソースとドレイン間に
は容量C1がそれぞれ寄生する。
ところで、これが本発明の特徴の一つであるが、前記ゲ
ート酸化膜8上に設けられたゲート電極9は部分的に不
純物がドーピングされておらず、高抵抗卵域となってい
る。すなわち、ゲート電極9はそれ自体ポリシリコンで
形成されている。ポリシリコンはその抵抗が2〜3にΩ
/口程度と高く、そのままでは電極として使用できない
、したかつt、従来は前記エピタキシャル層2の所望表
層部にp形層やn形層を形成する際、同時に不純物をポ
リシリコン膜にも注入して抵抗値を低くしている。
しかし、前記ポリシリコン膜15の全域に不純物を注入
すると、ゲート−ソース間容量が大きくなってしまう、
そこで、この実施例では、ゲート電極として作用しなく
ても良いポリシリコンll!15、すなわちFET動作
に支障を来たさない前記チャネル5上から外れた第1図
に示されるようなポリシリコン膜15の中央領域には不
純物を注入しない高抵抗領域16となっている。同図お
よび以下の図において、ポリシリコン膜15はその断面
に点々が付されて示されている。そして、ポリシリコン
膜15の中央の高抵抗領域16を除く両側部分は、不純
物がドープされて実質的にゲート電極として働く、低抵
抗領域17となっている。
低抵抗領域17は第一図ではハツチングが施されている
このようなポリシリコン膜15.換言するならばゲー)
14極9は、電圧が印加された際、チャネル5にゲート
酸化膜8を介して重なる低抵抗領域17がチャネル制御
を行なってソース−ドレイン電流に訂る。そして、この
結果として、低抵抗領域17の下方に延在するデー1〜
酸化膜8の存在から容量が発生する。これに対して、ゲ
ート電極9の中央部分となる高抵抗領域16は、チャネ
ル5の領域から外れ、単にドレイン領域となるエピタキ
シャル層2上に延在するため、この領域はFET動作に
特に関与しない、そこで、この実施例では、FET動作
に支障を来さないポリシリコン膜15の中央部分の高抵
抗領域16は不純物を注入させずにポリシリコンのまま
とし、抵抗値を2〜3にΩ/口のままとしである。した
がって、この高抵抗領域16では電流の流れは殆どなく
、結果として容量は零あるいは極めて小さくなり、ゲー
ト電極9におけるゲート−ドレイン間容1c1.は従来
に比較して低減される。なお、高抵抗領域の配置は素子
全体のゲート抵抗を大幅に増大させない程度、たとえば
(〜10%以内)とする必要がある。
本発明によれば、C1,に寄与するゲート電極面積(不
純物ドープ部)が約40%低減でき、同時にこの割合で
C1も低減できる。一方、これによるゲート抵抗の増大
は10%以下であることからスイッチングスピードとし
ては立ち上がり時間t1.立ち下がり時間Lt共約50
%短くなる。
すなわち、C14の低減によりチャージ量Q1.も同率
で低減する。一方、tlは(1)式で与えられることか
ら、C7は約1/2と高速になる。また、同様にt、も
約1/2と高速になる。
ここで、R$は測定回路の信号インピーダンスであり、
V@l+  vG@は第3図のチャージ特性(ターンオ
ン)および第4図のチャージ特性(ターンオフ)で示さ
れる数値であり、それぞれ(3)、 (4)の式で示さ
れる。
なお、C!、は入力容量である。
つぎに、このような縦型パワーMOSFET+7+製造
方法について説明する。
縦型パワーMOSFETの製造にあっては、第5図に示
されるように、n十形(第1導電型)のシリコンからな
る半導体基Fitの主面にn−形のエピタキシャル層2
を有するウェハ(半導体薄板)21が用意される。この
半導体基板1はその不純物濃度が10f1cm−’とな
っている。また、前記エピタキシャル層2はその厚さが
10μm程度となっているとともに、不純物濃度は10
1′cm−’程度となっている。前記半導体基板1およ
びエピタキシャル層2はドレイン領域6を構成する。
前記ウェハ21はその主面に500人〜1000人の厚
さにゲート酸化膜形成用膜(熱酸化膜)22が形成され
る。
つぎに、第6図に示されるように、前記ウェハ21の主
面には部分的にゲート電極9およびマスク23が設けら
昨る。前記ゲート電極9は4500人の厚さのポリシリ
コンで形成されるとともに、前記マスク23は数μm程
度の厚さとなっている。
前記ゲート電極9は格子状に形成されかつ格子間隔は3
0〜40μm程度となっている。また、マスク23は前
記ゲート電極9の中央に沿うように形成される。このマ
スク23は前記FETのチャネル部分から外れるように
設けられる。つぎに、ウェハ21の主面には前記ゲート
電瓶9およびマスク23をマスクとして、不純物24と
してのボロン(B÷)が矢印で示されるように注入され
る。
その後、前記マスク23が除去されるとともにウェハ2
1はアニールされる。この結果、第7図に示されるよう
に、不純物濃度がl Q 1?c +ffi’となりか
つ深さが3μm程度となるρ形のチャネル形成領域(ベ
ース領域)3が形成される。
つぎに、ウェハ21の主面にはソース領域形成のための
マスク25が形成される。このマスク25は第8図に示
されるように、前記不純物24が設けられた同様の位置
であるゲート電極9の中央部分と、チャネル形成領域3
の中央部分に設けられる。その後、矢印で示されるよう
に不純物26としてのリンが打ち込まれるとともに前記
マスク25が除去される。その後、アニールされて不純
物濃度がIQ”cm−3となり、深さが0.5μmとな
るn◆形のソース領域4が形成される(第9図参照)、
前記チャネル形成領域3およびソース領域4は、同一の
ゲート電極9をイオン注入用マスクとする二重拡散で形
成されることから、この二重拡散の差によってチャネル
5が形成される。
このチャネル5の長さは、たとえば、3μmの長さに形
成される。また、隣合うチャネル形成領域3間にはJF
ET部7が形成される。このJFET部7の長さは3μ
m〜4μm程度となる。
ところで、前記リンの打ち込みにおいては、チャネル形
成領域3とチャネル形成領域3との間のポリシリコン膜
15の表面が不純物26でマスキングされている結果、
この領域(高抵抗領域16)にはリンは打ち込まれない
こととなる。したがって、この高抵抗領域16の外側の
領域等には所望の量のリンが打ち込まれるため、抵抗値
は低くなり、たとえばポリシリコン膜15が20Ω/口
程度の低抵抗領域となり、低抵抗領域17が形成される
。この低抵抗領域17は前記チャネル5上にゲート酸化
膜形成用膜22を介して重なる。
これに対して前記高抵抗領域16はポリシリコン固有の
抵抗値、すなわち2〜3にΩ/口を維持し、高抵抗領域
となる。前記ポリシリコン膜】5の単位パターンは、第
1O図または第1.1図で示されるようなパターンとな
る。すなわち、ポリシリコン膜15はチャネル5上に臨
むゲート部30と、隣り合うセルのゲート部30とを電
気的に接続する細い接続部31とからなっている。前記
接続部31は前記ゲート部30が矩形状であることから
、4方向に延在している。なお、前記ゲート部30は矩
形状以外に一般に円形績、六角形状のものが使用されて
いる。第10図および第11図において、ハンチングで
示される領域が不純物が注入された低抵抗領域17であ
り、点々が施されて示される矩形領域が不純物の注入の
ない高抵抗領域16である。
つぎに、ウェハ21はエツチング処理され、主面のゲー
ト酸化膜形成用膜22はポリシリコン膜15をマスクと
してエツチング除去される。この結果、残留したゲート
酸化膜形成用膜22部分はゲート酸化膜8となり、上層
のゲート電極9と寸法的に一致する。
つぎに、ウェハ21の主面には前記ゲート電極9および
ゲート酸化膜8を被うように部分的に絶縁膜10が形成
される。この絶縁WAloは前記ゲート酸化膜8および
ゲート電極9以外にソース領域4の一部をも被うように
なる(第12図参照)。
つぎに、第13図に示されるように、前記ウェハ21の
主面全域に3〜4μmの厚さにアルミニウム(Ai)を
蒸着してソース電極11を形成する。このソース電極1
1はソース領域4およびチャネル形成領域3と電気的に
接触する。その後、前記ウェハ21の主面にパッシベー
ション膜32(第1図参照)が所望の形状に形成される
。さらに、前記半導体基板lの裏面は所望の厚さ除去さ
れ、かつウェハ21裏面に厚さ1μmの娘からなるドレ
イン電極12(第1図参照)が形成される。
このウェハ21は所望の寸法で縦横に分断され、たとえ
ば、第1図にその一部を示す縦型パワーMOSFETと
なる。
このような実施例によれば、つぎのような効果が得られ
る。
(1)本発明のパワーMOS F ETにあっては、ゲ
ート電極は不純物をドーピングしたポリシリコン膜で形
成されているが、FET特性に支障を来さないポリシリ
コン領域には不純物をドーピングしていないことから、
この不純物をドーピングしない領域ではポリシリコン膜
領域はゲート電極として作用しな(なり、この芳容量が
低減されるという効果が得られる。
(2)上記(1)により、本発明のパワーMOSFET
は容量の低減が図れることから、スイッチング特性が向
上するという効果が得られる。
(3)上記(2)により、本発明のパワーMOSFET
はスイッチング特性が向上することから、高周波化にも
適することになる。
(4)本発明のパワーMOS F ETにあっては、ス
イッチング特性の向上を達成するために、ゲート電極を
構成するポリシリコン膜の一部に不純物を注入しない構
造を採用しているが、この構造はその製造時、ポリシリ
コン膜上に所望のマスクを形成するだけでよくかつまた
このマスクの形成はより精緻に形成できることから、ゲ
ート電極長が6〜8μmよりも短くなっても容易かつ正
確確実に製造できるという効果が得られる。
(5)上記(4)により、本発明のパワーMOSFET
にあっては、スイッチング特性の向上を達成するために
、ゲート電極を構成するポリシリコン膜の一部に不純物
を注入しない構造を採用しているが、この構造はその製
造時、ポリシリコン膜上に所望のマスクを形成するだけ
でよいことから、製造工程を大幅に変えることなく製造
でき、コストの高騰を抑止できるという効果が得られる
(6)本発明のパワーMOSFETは、ポリシリコン膜
の一部に不純物を注入するだけであることから、各部の
寸法は変化しないため、製品の小型化を維持できるとい
う効果が得られる。
(7)上記(1)〜(6)により、本発明によれば、小
型でかつ高周波特性の優れたパワーMOSFETを存す
る半導体素子を安価に提供することができるという相乗
効果が得られる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない、たとえば、第14図に示
されるように、低抵抗ゲート電極領域と高抵抗ゲート電
極領域を有するポリシリコン膜15上に抵抗の低い金属
層4゜を設ければ、ゲート電極9の抵抗をさらに低減で
きることになる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野である縦型パワーMOSF
ETの製造技術に適用した場合について説明したが、そ
れに限定されるものではなく、このような縦型パワーM
OSFETを組み込んだバ’7−M03ICあルイは横
型MOSFET。
IPIC,IC;BT等にも適用できる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものにより
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
本発明のパワーMOSFETにおいては、ポリシリコン
に不純物をドーピングして構成されるゲート電極は、F
ET動作に影響を与えない領域のポリシリコン部分に不
純物を打ち込まないことから、この部分での容量の発生
は少なくなり、ゲート−ドレイン間容量C1,が低減さ
れることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるパワーMOSFETが
形成された半導体素子の断面図、第2図は同じくパワー
MOSFETの等価回路図、 第3図は同じくゲートチャージ特性におけるターンオン
を示す特性図、 第4図は同じくゲートチャージ特性におけるターンオフ
を示す特性図、 第5図は同じ(パワーMOSFETの製造に使用される
ウェハの断面図、 第6図は同じ(ゲート電極が形成されかつ選択的に不純
物が打ち込まれる状態を示すウェハの断面図、 第7図は同じくチャネル形成領域が形成されたウェハの
断面図、 第8図はソース電極形成およびゲート電極形成のための
不純物打ち込み状態を示すウェハの断面図、 第9図は同じくソース領域が形成されたウェハの断面図
、 第1O図は同じ(ゲート電極における不純物の拡散分布
状態を示す模式的平面図、 第11図は同じくゲート電極における不純物の拡散分布
状態を示す模式的平面図、 第12図は同じく眉間絶縁膜が形成されたウェハの断面
図、 第13図は同じ(ソース電極が形成されたウェハの断面
図、 第14図は本発明の他の実施例によるパワーM0SFE
Tを有する半導体素子の断面図、第15図は従来のパワ
ーMOSFETが形成された半導体素子の断面図である
。 1・・・半導体基板、2・・・エピタキシャル層、3・
・・チャネル形成領域(ベース領域)、4・・・ソース
領域、5・・・チャネル、6・・・ドレイン領域、7・
・・JFET部、8・・・ゲート酸化膜、9・・・ゲー
ト電極、10・・・絶縁膜、1ト・・ソース電極、12
・・・ドレイン電橋、15・・・ポリシリコン膜、16
・・・高抵抗領域、17・・・低抵抗領域、21・・・
ウェハ、22・・・ゲート酸化膜形成用膜、23・・・
マスク、24・・・不純物、25・・・マスク、26・
・・不純物、30・・・ゲート部、31・・・接続部、
32・・・パッシベーション膜、40・・・金属層。 第  3 図 ◆−9t ゲートチャージ呼慢(ターンオン] 第 4 図 ◆Qg、t ゲートチ〒−−瞳性(ターンオフ) 第  1 図 第  2 図 3−+w”?−ル形戒@越 8−ゲート酸化膜 16−鳥羽し杭、姓i或 4− ソース傾蛸( 9−リ′−トを9伽 17−4番多坑傾丁繭 り1 第  5 図 4 第  7 図 第 8 図 16−高港抗匈戒 17−イ多抜机旬為

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ドレイン領域を形成する半導体基板と、この半導体
    基板の表層部に形成されたチャネル形成領域と、前記チ
    ャネル形成領域の表層部に設けられたソース領域と、前
    記半導体基板の表面に設けられたゲート酸化膜と、この
    ゲート酸化膜上に設けられたゲート電極とからなる縦型
    MOSFETを有する半導体装置であって、前記ゲート
    電極は低抵抗領域と高抵抗領域で形成されていることを
    特徴とする半導体素子。 2、前記ゲート電極はポリシリコン膜によって形成され
    かつ一部は不純物がドープされた低抵抗領域となり、一
    部は不純物がドープされない高抵抗領域となっているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体素子
    。 3、前記高抵抗領域はゲート電極全体に対して10%前
    後となっていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の半導体素子。 4、ドレイン領域を形成する半導体基板と、この半導体
    基板の表層部に形成されたチャネル形成領域と、前記チ
    ャネル形成領域の表層部に設けられたソース領域と、前
    記半導体基板の表面に設けられたゲート酸化膜と、この
    ゲート酸化膜上に設けられたゲート電極とからなる縦型
    MOSFETを有する半導体装置であって、前記ゲート
    電極は一部が低抵抗領域となり他部が高抵抗領域となる
    ポリシリコン膜と、このポリシリコン膜上に設けられた
    抵抗値の低い導体層とからなっていることを特徴とする
    半導体素子。
JP27582389A 1989-10-25 1989-10-25 半導体素子 Pending JPH03138981A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013179344A (ja) * 2003-01-21 2013-09-09 Northwest Univ 高速スイッチング絶縁ゲート型パワー半導体デバイス

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JP2013179344A (ja) * 2003-01-21 2013-09-09 Northwest Univ 高速スイッチング絶縁ゲート型パワー半導体デバイス

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