JPH0313485A - 巻胴式エレベーターの巻上装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は巻胴に主索を巻き取りまたは巻胴から巻き戻
してかごを昇降させるエレベータ−の巻上装置に関する
ものである。

［従来の技術］ 第２図および第３図は、例えば特開昭６０−２１８２８
０号公報に示された従来の巻胴式エレベータ−の巻上装
置を示す図で、第２図は昇降路縦断面図、第３図は巻上
機部分の正面図である。

図中、（１）は昇降路、（２）は昇降路（１）の下部に
設置された巻上様、（３）は巻上機（２）により駆動さ
れる巻胴、（４）　（５）は昇降路（１）の頂部に間隔
を置いて設けられた第１および第２の返し車、（６）は
かご、　（７）は一端が巻胴（３）に固定して巻き付け
られ更に第１の返し車（４）に巻き掛けられて他端がか
ご（６）に結合された第１の主索、（８）は同じく一端
が巻胴（３）に固定して巻き付けられ更に第１および第
２の返し車（４）　（５）に巻き掛けられて他端がかご
（６）に結合された第２の主索、（９）は昇降路（１１
の底部に設置された緩衝器である。

従来の巻胴式エレベータ−の巻上装置は上記のように構
成され、巻胴（３）が所定方向へ回転すると、主索（７
）　（８）は巻胴（３）に巻き取られ、かご（６）は上
昇する。また、巻胴（３）が上記と反対方向へ回転する
と、主索（７）　（８）は巻胴（３）から巻き戻され、
かご（６）は下降する。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来の巻胴式エレベータ−の巻上装置では
、第１および第２の主索（７１（８１を、間隔を置いて
配置された第１および第２の返し車（４）（５）を介し
てかご（６）に結合しているため、第２の主索（８）は
第１の主索（７）よりも第１および第２の返し車（４１
（５１の間隔に相当する分だけ長いものが必要となり、
２種類の長さのものを用意しなければならず、材料手配
が繁雑となり、コスト高になるという問題点がある。ま
た、エレベータ−の据付時、第１および第２の主索（７
）　（８１を誤って取り付けることのないように注意を
払う必要があり、据付けに手間がかかるという問題点が
ある。

また巻胴（３）の巻込部で主索ｆ７１　［８１間士が接
触して騒音を発するという問題点がある。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、返し車（４）　（５）を使用する場合でも、主索（７
１ｆ８１の長さを１種類で済ませることができ、かつ主
索同士の接触による騒音を防止できるようにした巻胴式
エレベータ−の巻上装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る巻胴式エレベータ−の巻上装置は、返し
車の間隔を巻胴の外周長さの整数倍に設定するとともに
、第１および第２の主索をこれらの複数本分を離して巻
胴に巻き付け、更に第１の返し車を介してかごに結合さ
れた第１の主索は上記間隔相当分の長さを余分に巻き付
けたものである。

［作　用］ この発明においては、返し車の間隔を巻胴の外周長さの
整数倍に設定し、第１および第２の主索は複数本分を離
して巻胴に巻き付け、更に第１の主索は上記間隔相当分
の長さを余分に巻き付けるようにしたため、第１および
第２の主索の長さは同一となり、かつ巻胴の巻込部分の
主索間隙は大となる。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例を示す巻上機部分の正面図
であり、従来装置と同様の部分は同一符号で示す。なお
、第２図はこの実施例にも共用される。

この実施例では、第１および第２の主索（７）　（８１
は同一長さに切断され、第１および第２の返し車（４）
　（５）は巻胴（３）の外周長さの整数倍に設定されて
いる。これで、第１および第２の返し車（４）　（５１
を巻胴に巻き付けると、巻上機（２）に近い第１の主索
（７）の一端と、巻上機（２）から遠い第２の主索（８
）の一端との間には、第１および第２の返し車（４）　
（５）の間隔に等しい長さの差が生じる。この余分の主
索（７）は巻胴（３）に巻き付けられているが、１巻分
は第１および第２の主索（７）　（８１間に巻き付けら
れている。また、第１および第２の主索（７１（８１は
その２本分を雌して巻き付けられている。

上記のように構成された巻胴式エレベータ−の巻上装置
においては、第１の主索（７）の余分の長さが巻胴（３
）に巻き付けられているため、第１および第２の主索（
７１（８１は同一長さのものが手配できる。また、巻胴
（３）の巻込部分の第１および第２の主索（７）　（８
）の間隙は、従来装置よりも大になる。すなわち、従来
装置では、第３図に示すように第１および第２の主索（
７）（δ）は互いに隣接しており、主索（７１（８１間
士が接触して騒音を発するが、この実施例では第１図に
示すように、主索（７）　（８）間はその２本分だけ離
れているので、主索（７）　（８）間の接触は解消され
る。

［発明の効果］ 以上説明したとおりこの発明では、返し車の間隔を巻胴
の外周長さの整数倍に設定するとともに、第１および第
２の主索をこれらの複数本分を離して巻胴に巻き付け、
更に第１の主索は上記間隔相当分の長さを余分に巻き付
けたので、第１および第２の主索の長さは同一となり、
主索の長さを１種類で済ませることができ、かつ巻胴の
巻込部分の主索間隙は大となり、主索同士の接触による
騒音を防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による巻胴式エレベータ−の巻上装置
の一実施例を示す巻上機部分の正面図、第２図は従来の
巻胴式エレベータ−の巻上装置を示す昇降路の縦断面図
、第３図は第２図の巻上機部分の正面図である。 図中、（１１は昇降路、（２）は巻上機、　（３）は巻
胴、（４）は第１の返し車、（５）は第２の返し車、（
６）はかご、（７）は第１の主索、（８）は第２の主索
である。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 昇降路に設置された巻上機により駆動される巻胴に第１
   および第２の主索の一端を固定して巻き付け、上記第１
   の主索の他端を上記巻上機の上方に設置された第１の返
   し車を介して、上記第２の主索の他端を上記第１の返し
   車およびこれと間隔を置いて配置された第２の返し車を
   介してそれぞれかごに結合し、上記巻胴により上記主索
   を巻取り・巻戻すことにより上記かごを昇降させるエレ
   ベーターにおいて、上記返し車の間隔を上記巻胴の外周
   長さの整数倍に設定するとともに、上記第１および第２
   の主索をこれら主索の複数本分を離して上記巻胴に巻き
   付け、更に上記第１の主索は上記返し車の間隔相当分の
   長さを余分に上記巻胴に巻き付けたことを特徴とする巻
   胴式エレベーターの巻上装置。