JPH03133967A - 2―アリール―2h―ベンゾトリアゾールの精製方法 - Google Patents

2―アリール―2h―ベンゾトリアゾールの精製方法

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JPH03133967A
JPH03133967A JP2281699A JP28169990A JPH03133967A JP H03133967 A JPH03133967 A JP H03133967A JP 2281699 A JP2281699 A JP 2281699A JP 28169990 A JP28169990 A JP 28169990A JP H03133967 A JPH03133967 A JP H03133967A
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JP
Japan
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exchange resin
cation exchange
group
aryl
polar solvent
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Pending
Application number
JP2281699A
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English (en)
Inventor
Ariane Higel
アリアーヌ イージェル
Sebastian Staeubli
セバスチャン ステウブリ
Daniel Thibaut
ダニエル チボー
Hans Horisberger
ハンス ホリスバーガー
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Filing date
Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D249/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D249/16Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D249/18Benzotriazoles
    • C07D249/20Benzotriazoles with aryl radicals directly attached in position 2

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールを精
製するための改良された方法に関する。
【従来の技術】 2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールはプラスチッ
ク、塗料またはその他の材料中の紫の用途には高純度、
特に着色された汚染物のないことが要求される。
【発明が解決しようとする課題】
それ故に2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールは一
般的に付加的な精製、例えば結晶化、蒸留または抽出に
晒されなければならない。所望の純度を達成するために
これらの方法の組合せが通常必要である。これは追加の
工程段階を必要とし、そのために余分なエネルギー、原
料および廃棄コストを必要とする。
【課題を解決するための手段】
2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールから着色され
た汚染物を除去するための改良方法を今見出した。新規
方法は、イオン交換基の無極性環境におけるイオン交換
体の選択されたタイプが着色された汚染物のための吸着
剤として使用され得るという観察に基づいている。これ
らの条件下で着色された汚染物の除去はイオン交換がほ
とんど起こらずに進行する。精製操作後の汚染物のRt
iJIはイオン交換樹脂を極性溶媒で再生することによ
るイオン交換基の環境の極性における変化により実質的
に行われ得る。 新規精製方法は吸着剤の少ない消費により区別される。 さらに、吸着剤は周期的に再生され得る。消耗した吸着
剤は完全に焼却され得、その結果として不要物廃棄の問
題は生じない。さらに、本精製方法は2−アリール−2
H−ベンゾトリアゾールの合成に使用され得る溶媒とと
もに実施され得る。これらの溶媒はプロセスに戻され得
る。その他の利点は、精製物の改良された品質であり、
そこで結晶化段階を行わずに直接単離が可能である。本
発明の精製方法は環境汚染を実質的に減らす。 具体的に本発明は、 2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールの溶融体また
は有機無極性溶媒中の2−アリール−2H−ベンゾトリ
アゾールの溶液を少なくともいくつかがプロトン化され
た形態にある強酸性基を含む合成陽イオン交換樹脂で処
理することからなる着色された汚染物を含有する2−ア
リール−2H−ベンゾトリアゾールの精製方法に関する
。 本発明の方法において使用される2−アリール−2H−
ベンゾトリアゾールはアリール基、好ましくは2位にフ
ェニル基を有する非置換または置換2H−ベンゾトリア
ゾールであってよい。好ましくはそれらは非置換または
置換2−(2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾト
リアゾールであり、特に次式I: に@ (式中、R1は水素原子、塩素原子または炭素原子数1
ないし12のアルキル基を表し、R1は水素原子、塩素
原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子
数1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数2ないし9の
アルコキシカルボニル基、炭素原子数7ないし9のフェ
ニルアルキル基、カルボキシル基または一5asH基を
表し、R1は水素原子、塩素原子、炭素原子数1ないし
12のアルキル基、5もしくは6個の環炭素原子を含有
するシクロアルキル基、フェニル基、炭素原子数1ない
し8のアルキル基により置換されたフェニル基、または
炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表し、R
4は水素原子、塩素原子、炭素原子数1ないし4のアル
キル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基またはヒ
ドロキシル基を表し、そしてR,は炭素原子数1ないし
12のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ
基、〒#味=1ミ5もしくは6個の環炭素原子を含有す
るシクロアルキル基、フェニル基、炭素原子数1ないし
8のアルキル基により置換されたフェニル基、炭素原子
数7ないし9のフェニルアルキル基または一〇、H*、
−CGORs基を表し、nは0ないし4の整数を表し、
そしてR1は水素原子または炭素原子数1ないし12の
アルキル基を表す。)で表される化合物である。 そのような化合物は、例えば米国特許第4041044
号明細書または欧州特許出願第057160号に開示さ
れている。2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールは
、例えば0−ニトロアニリンのジアゾ化および適当なカ
ップリング成分との反応を順に行うことにより得ること
ができる0−ニトロアゾベンゼンの還元的環化により製
造され得る。そのような反応は、例えば米国特許第40
41044号明細書または欧州特許出願第057160
号、および英国特許第1494824号、第14948
25号および第1494826号明細書に開示されてい
る。 これらの参考文献中に開示されていることは本発明の範
囲内に含まれる。 本発明の実施において、上記式I中、R1が水素原子、
塩素原子または炭素原子数1ないし12のアルキル基、
好ましくは水素原子または塩素原子を表し、R8が水素
原子を表し、R1が水素原子、炭素原子数1ないし12
のアルキル基またはフェニル−炭素原子数1ないし3の
アルキル基、好ましくはα、α−ジメチルベンジル基を
表し、R4が水素原子を表し、R1が炭素原子数1ない
し12のアルキル基、好ましくは炭素原子数1ないし8
のアルキル基、フェニル−炭素原子数1ないし3のアル
キル基、好ましくはα、α−ジメチルベンジル基を表す
か、または−CsHn−COOR*基を表し、そしてR
1が水素原子または炭素原子数1ないし12のアルキル
基、好ましくは炭素原子数1ないし8のアルキル基、そ
して特に好ましくは水素原子または炭素原子数1ないし
5のアルキル基を表す化合物を精製することが好ましい
。 本発明の実施において、上記式I中、R1が水素原子ま
たは塩素原子を表し、R8が水素原子を表し、R8が水
素原子または炭素原子数1ないし8のアルキル基を表し
、R4が水素原子を表し、R,が炭素原子数1ないし8
のアルキル基を表す化合物を精製することが特に好まし
い。 着色された汚染物の性質は知られていない。 それらは粗生成物中にわずかな量、典型的には粗生成物
に基づいて1%未満存在している。溶液または溶融体か
らのこれら汚染物の除去は通常の方法、例えばン!望さ
れた、または精製された溶液または溶融体の選択された
波長での透過を観察することにより追跡され得る。 本発明の方法において使用される陽イオン交換樹脂は強
酸性基を含有していなければならず、そしてこれらの基
のいくつかはプロトン化された形態になければならない
。 強酸性基の例は、スルホン酸基または匹敵するかもしく
はより強い酸性度の交換基である。 強酸基は好ましくはスルホン酸基である。 使用される陽イオン交換樹脂の吸着能は、とりわけ精製
を所望する材料に利用可能であるプロトン化された交換
体基の量に依存する。それ故に、大きい表面積および高
い比率で交換体基を有する陽イオン交換樹脂が通常選択
されるであろう。使用される陽イオン交換樹脂は通常4
0rrf/gより大きい表面積(BET法により測定)
を有するであろう。 強酸性マクロ多孔性合成陽イオン交換樹脂が好ましい。 「マクロ多孔性」という用語は当業者には一般的であり
、そして未膨張の状態で孔が樹脂中に既に含まれており
、そして膨張により孔が形成されないかまたは全く形成
されない合成樹脂を意味する。これらのイオン交換体は
、通常40nf/g以上の大きい表面積(BET法によ
り測定)を有し、そしてそれらは多孔性である。 平均孔径は通常7000nmより小さい。平均孔径は好
ましくは2000ないし7000nmである。 しかしながら大きい表面積を得るために細かい1状の形
態にある陽イオン交換樹脂を使用することも可能である
。 特に好ましい陽イオン交換樹脂は、ポリスチレンに基づ
いており、そして大環状構造を形成するのに十分な量の
ジビニルベンゼンで架橋されているスルホン酸基含有マ
クロ多孔性陽イオン交換樹脂である。 そのようなマクロ多孔性イオン交換体の例はバイエル(
Bayer)により販売されている製品である登録商標
レワタイト(Lewatite@)2641、レワタイ
ト2661およびレワタイト2611、ローム・アンド
・ハース(Rohm & Haas)により販売されて
いる製品である登録商標アンバーリスト(Amberl
yst@)  15、アンバーリストN−1010およ
びアンバーリスト200.およびダウ・ケミカルズ(D
ow Chemicals)により販売されている製品
である登録商標ダウエックス(Dowex■)MSC−
1である。 イオン交換樹脂はあらゆる所望の形態で、例えば膜、繊
維、または好ましくは粒状の形態で使用され得る。 陽イオン交換樹脂の酸性基の少なくともいくつかはプロ
トン化された形態になければならない。精製効果は利用
可能なプロトン化された基の数とともに高まるので、そ
れぞれの場合に十分なプロトン化された酸性基の数は通
常の試験により当業者により決定され得る。 好ましくは陽イオン交換樹脂のほとんど全ての酸性基が
プロトン化された形態にあるであろう。 精製効果はまた、とりわけ、使用される溶媒の極性によ
り影響される。極性溶媒、例えばアルコールでは十分な
精製効果が達成されないことが試験により示された。 無極性有機溶媒は陽イオン交換樹脂中のプロトン化され
た酸性基との交換を生じるいかなる基をも含有し得す、
そしてそれは通常0.30より低い極性E響を有すべき
である。gNはピリジニウム−N−フェノキシトベタイ
ンの溶媒和発色から誘導される経験的溶媒パラメータで
ある。それに関する詳細はCh、 Re1chertに
よる’5olvents and 5olvent B
ffects in OrganicChemistr
y’ pp+407−411.  Verlagsge
sellshaftVCh(1988)に記載されてい
る。 適当な有機無極性溶媒の代表例は、ハロゲン化されてい
てよくそして室温で液体である脂肪族または芳香族炭化
水素、または脂肪族エーテルである。 適当な脂肪族炭化水素の例はn−ヘキサン、n−オクタ
ン、石油エーテル、シクロヘキサンまたはメチルシクロ
ヘキサンである。適当な芳香族炭化水素の例はベンゼン
、トルエン、キシレンまたはメシチレンである。適当な
ハロゲン化炭化水素の例はジクロロメタン、クロロホル
ム、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、クロロベ
ンゼンまたはジクロロベンゼンである。 適当な脂肪族エーテルの例はジエチルエーテル、ジブチ
ルエーテル、テトラヒドロフランまたはジオキサンであ
る。 無極性有機溶媒を使用することもまた可能である。 室温で液1体である芳香族炭化水素、中でも特にトルエ
ンまたはキシレンを使用することがとりわけ好ましい。 精製されるべき2−アリール−2H−ベンゾトリアゾー
ルは無極性有機溶媒中の溶液、または溶融体の形態であ
ってよい。 2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールの合成方法に
応じて、精製されるべき溶液または溶融体は、溶媒およ
び着色された汚染物の他に固体汚染物、特に非溶解性ま
たは部分的に溶解性の塩、例えば硫酸ナトリウムを含有
していてもよい。イオン交換が起こり、その結果、一方
で精製されるべき溶液または溶融体が酸性化され、そし
て他方で陽イオン交換樹脂中の酸性基のプロトン化体が
消費され、通常吸着能の低下または精製効果の損失を発
生するので、塩は着色された汚染物の除去を妨害する可
能性がある。 本発明の方法の好ましい実施態様において、有機無極性
溶媒中の汚染された2−アリール2H−ベンゾトリアゾ
ールの溶液を、陽イオン交換樹脂での処理前にろ過によ
り清澄化し、固体のまたは部分的に溶解した塩を除去す
る。 通常これは、フィルター手段例えばセルロースまたは好
ましくは活性炭を用いてそれ自体公知の方法で出発溶液
を処理し、そして該溶液をろ過することにより行われる
。 本発明の方法はバッチ様式で、または好ましくは連続的
に行われ得る。 プロセスパラメータ、例えば陽イオン交換樹脂の量、精
製されるべき汚染された溶液または溶融体の陽イオン交
換樹脂での処理時間および精製されるべき汚染された溶
液または溶融体の温度は、本発明の方法の実施には実質
的には重要ではない。これらのパラメータは所望の精製
度が達成されるように選択される。これらのパラメータ
の最適化は当業者には公知である。プロセスの温度の上
FI!範囲は通常陽イオン交換樹脂の分解温度により制
限されるであろうし、−方温度の下限範囲は精製される
べき溶液または溶融体の固化温度により通常前もって決
定される。 精製は大気圧下または高められた圧力の下で実施され得
る。大気圧下で実施されるのが好ましい。 バッチ様式操作において、精製されるべき溶融体または
溶液は陽イオン交換樹脂を含有する反応槽に通常仕込ま
れる。溶液が精製される場合には、次に陽イオン交換樹
脂は有機無極性溶媒、好ましくは精製されるべき溶液が
含有するのと同じ溶媒と一緒に反応槽に仕込まれるであ
ろう。溶液の所望の精製度に達した後、陽イオン交換樹
脂は例えばろ過により除去される。 連続操作において、陽イオン交換樹脂は通常交換カラム
に充填される。−殻内にカラムは陽イオン交換樹脂の他
に有機無極性溶媒、好ましくは精製されるべき溶液が含
有するのと同じ溶媒を含むであろう。多数の交換カラム
を連続して結合し得る。 本発明の好ましい実施態様において、汚染された2−ア
リール−2H−ベンゾトリアゾールを含む溶融体または
溶液は少なくとも1本の交換カラム、好ましくはカラム
精製に適当な形態、例えばビーズまたはペレットの形態
のような粒状の形態にある陽イオン交換樹脂を含む連続
して結合されている2本の交換カラムに通す。 本発明の特に好ましい実施態様において、2本の交換カ
ラムは連続して結合され、第1のカラムからの流出液は
例えば選択された波長で溶液の透過を追跡することによ
り観察される。第1のカラムの吸着能が消耗した場合、
該カラムは再生のために外される。精製操作をほとんど
妨害することなく、1丘たfjカラムは次に最初の第2
のカラムに結合されるか、または最初の第2のカラムを
第1のカラムとして使用し、新たに第2のカラムをそれ
に結合する。 交換カラムに通す流速は通常0.5ないし30ベツド容
量/時間(bed volumes/h) 、好ましく
は1ないし6ベツド容量/時間である。 精製された2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールは
、溶媒を蒸発させることにより通常単離される。例えば
結晶化または蒸留によるその他の精製は一般にはもはや
不必要である。もし必要ならば、得られた精製物は粉砕
することにより粉末化される。 本発明の特に好ましい変法において、溶媒は流動層造粒
装置、噴霧乾燥機または両方の装置の組合せで蒸発させ
る。この変法では精製物はそのまま使用できる流動性で
非粉塵性の形態で直接得られる。 消耗したイオン交換樹脂の再生は溶媒の極性の変化によ
る単純な方法で行われ得る。消耗したイオン交換樹脂が
実質的に依然としてプロトン化された形態にあり、そも
故に汚染物の単純な排除により再生されるか、または例
えば精製されるべき溶液中の塩の存在の結果としてイオ
ン交換が大部分の酸性基に生じており、汚染物の単純な
排除が十分な精製効果を生むには不十分であるかのいず
れかに再生の工程は実質的に依存する。 実質的にプロトン化された形態にある陽イオン交換4#
脂の再生は以下の工程: l)充填された陽イオン交換樹脂を有機無極性溶媒でそ
の上に吸着されたほぼ全体の2−アリール−2H−ベン
ゾトリアゾールが除去されるまで洗浄し、 ii)吸着された化合物が十分に溶解性である極性溶媒
または無極性溶媒と極性溶媒とを含有する混合物、好ま
しくは有機極性溶媒または有機無極性溶媒と有機極性溶
媒とを含有すv)吸着された化合物が十分により陽イオ
ン交換樹脂上の汚染物を脱離し、そして iN)有機無極性溶媒で極性溶媒を排除する、からなる
。 実質的にプロトン化されていない形態にある陽イオン交
換樹脂の再生は以下の工程:iv)充填された陽イオン
交換樹脂を有機無極性溶媒でその上に吸着されたほぼ全
体の2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールが除去さ
れるまで洗浄し、 V)吸着された化合物が十分に溶解性である極性溶媒ま
たは無極性溶媒と極性溶媒とを含有する混合物、好まし
くは有機極性溶媒または有機無極性溶媒と有機極性溶媒
とを含有すv)吸着された化合物が十分により陽イオン
交換樹脂上の汚染物を脱離し、 vi)酸との処理により陽イオン交換樹脂のプロトン化
された形態を再生し、そして vi i)有機無極性溶媒で極性溶媒と酸を排除する、
からなる。 工程V)およびvi)は同時に行われ得る。 脱離工程のための適当な極性溶媒の例はアルコール、フ
ェノールまたはカルボン酸である。 アルコールを用いることが特に好ましく、中でも一価の
脂肪族アルコール、例えばメタノール、エタノール、プ
ロパツール、ブタノール、ペンタノールまたはヘキサノ
ールを用いることが好ましい。 脱離工程において、吸着工程において使用された有機無
極性溶媒と有機極性溶媒との混合物を使用することが特
に好ましい。 陽イオン交換樹脂のプロトン化されていない形態が再生
される場合、このときはスルホン酸例えばI)−トルエ
ンスルホン酸が溶解される一価の脂肪族アルコールを用
いることが好ましい。 本発明の非常に好ましい変法において、精製されるべき
2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールの溶液のため
に、および工程i’)、 1ff)。 iv)およびvii)、そして適当である場合には工程
ii)おおよびvii)において使用される有機無極性
溶媒は芳香族炭化水素、好ましくはキシレンまたはトル
エンであり、そして工程it)おおよびvii)におい
て使用される極性溶媒は一価の脂肪族アルコール、好ま
しくはブタノールである。 工程ii)おおよびvii)においてはキシレンと2−
ブタノールとの混合物を用いることが最も好ましい。
【実施例】
以下、実施例に基づいて本発明を説明する。 実施例1:次式 で表される化合物の精製 キシレン中に溶液全体に基づいて40ffi量%の2−
(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−メチルフェニ
ル’)−2H−5−クロロベンゾトリアゾールを含有す
る非常に濃く着色された溶液(着色汚染物の量は1重量
%未満)を活性炭で85℃にてろ過して清澄化し、次に
連続して結合されそしてアンバーリスト15を含む2本
の交換カラムに通す。カラムに通す流速は2ベツド容量
/時間である。第2のカラムから流出する溶液はほとん
ど無色である。 精製された溶液の質を第1のカラムおよび第2のカラム
の出口で追跡する。第1のカラムへの充填を増加させる
と精製の間に質における低下が生じるが、これは第2の
カラムにより補償される。第1のカラム吸着能が消耗し
たら、カラムを交換し、そして充填されたイオン交換樹
脂を再生する。 実施例2:充填されたイオン交換樹脂の再生実施例1の
充填されたイオン交換樹脂は3段階の工程で再生される
。最初に、カラムをキシレンにより85℃で洗浄して2
−ヒドロキシアリール−2H−ベンゾトリアゾールを除
去する。次に、着色された汚染物の脱離は、キシレンと
2−ブタノールとの混合物(20:80.容量部で)を
カラムに流すことにより行われる。溶出液がほとんど無
色になったらカラムをキシレンで70℃にて洗浄して極
性溶媒を排除する。これでカラムは精製工程に再使用で
きる。 実施例3:次式 の2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルフェニ
ル)−2H−5−クロロベンゾトリアゾールを含有する
非常に濃く着色された溶液を実施例1と同様にしてろ過
により清澄化し、次に連続して結合されそしてアンバー
リスト15を含む2本の交換カラムに通して精製する。 カラムに通す溶液の流速は2ベツド容量部時間である。 第2のカラムから流出する溶液はほとんど無色である。 実施例4:次式 で表される化合物の精製 キシレン中に溶液全体に基づいて50重量%で表される
化合物の精製 キシレン中に溶液全体に基づいて50重量%の2−(2
−ヒドロキシ−3−イソブチル−5−第三ブチルフェニ
ル)−2H−ベンゾトリアゾールを含有する非常に濃(
着色された溶液を実施例1と同様にしてろ過により清澄
化し、次に連続して結合されそしてアンバーリスト15
を含む2本の交換カラムに通して精製する。カラムに通
す溶液の流速は1ベツド容量部時間である。第2のカラ
ムから流出する溶液はほとんど無色である。 実施例5′:次式 で表される化合物の清澄ろ過を行わない精製実施例1の
操作を前段階で活性炭での清澄ろ過を行わずに繰り返す
。2−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−メチル
フェニル)−2H−5−クロロベンゾトリアゾールの初
め非常に濃く着色されていた溶液は、交換カラムを通し
た後ではほとんど無色である。 実施例6:次式 で表される化合物の溶融体としての精製実施例4に記載
した操作を前段階で活性炭での清澄ろ過を行って、また
はそれを行わずに繰り返す。2−(2−ヒドロキシ−3
−イソブチル−5−第三ブチルフェニル)−2H−ベン
ゾトリアゾールの初め非常に濃く着色されていた溶融体
は、交換カラムを通した後では脱色されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールの溶融
    体または有機無極性溶媒中の2−アリール−2H−ベン
    ゾトリアゾールの溶液を少なくともいくつかがプロトン
    化された形態にある強酸性基を含む合成陽イオン交換樹
    脂で処理することからなる着色された汚染物を含有する
    2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールの精製方法。 (2)2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールが次式
    I : ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は水素原子、塩素原子または炭素原子数
    1ないし12のアルキル基を表し、R_2は水素原子、
    塩素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素
    原子数1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数2ないし
    9のアルコキシカルボニル基、炭素原子数7ないし9の
    フェニルアルキル基、カルボキシル基または−SO_3
    H基を表し、R_3は水素原子、塩素原子、炭素原子数
    1ないし12のアルキル基、5もしくは6個の環炭素原
    子を含有するシクロアルキル基、フェニル基、炭素原子
    数1ないし8のアルキル基により置換されたフェニル基
    、または炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を
    表し、R_4は水素原子、塩素原子、炭素原子数1ない
    し4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ
    基またはヒドロキシル基を表し、そしてR_5は炭素原
    子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数1ないし4
    のアルコキシ基、 5もしくは6個の環炭素原子を含有するシクロアルキル
    基、フェニル基、炭素原子数1ないし8のアルキル基に
    より置換されたフェニル基、炭素原子数7ないし9のフ
    ェニルアルキル基または−C_nH_2n−COOR_
    ■基を表し、nは0ないし4の整数を表し、そしてR_
    ■は水素原子または炭素原子数1ないし12のアルキル
    基を表す。)で表される化合物である請求項1記載の方
    法。 (3)強酸性基がスルホン酸基である請求項1記載の方
    法。 (4)陽イオン交換樹脂が強酸性マクロ多孔性合成陽イ
    オン交換樹脂である請求項1記載の方法。 (5)ポリスチレンに基づいており、そして大環状構造
    を形成するのに十分な量のジビニルベンゼンで架橋され
    ているスルホン酸基含有マクロ多孔性陽イオン交換樹脂
    を使用することからなる請求項4記載の方法。 (6)使用される有機無極性溶媒が室温で液体である芳
    香族炭化水素、好ましくはトルエンまたはキシレンであ
    る請求項1記載の方法。 (7)有機無極性溶媒中に汚染された2−アリール−2
    H−ベンゾトリアゾールを含有する溶液を陽イオン交換
    樹脂での処理前にろ過により清澄化し、固体のまたは部
    分的に溶解した塩を除去する請求項1記載の方法。 (8)清澄ろ過が活性炭で溶液を処理することにより行
    われる請求項7記載の方法。 (9)汚染された2−アリール−2H−ベンゾトリアゾ
    ールを含有する溶融体または溶液を少なくとも1本の交
    換カラム、好ましくは連続して結合されそして粒状の形
    態にある陽イオン交換樹脂を含む2本の交換カラムに通
    す請求項1記載の方法。 (10)交換カラムに通す流速が1ないし6ベッド容量
    /時間である請求項9記載の方法。 (11)無極性有機溶媒中の2−アリール−2H−ベン
    ゾトリアゾールの溶液が陽イオン交換樹脂に通す精製の
    後に溶媒を蒸発させることにより単離される請求項1記
    載の方法。(12)溶媒の蒸発が流動層造粒装置、噴霧
    乾燥機または両方の装置の組合せで行われる請求項11
    記載の方法。 (13)実質的にプロトン化された形態にある陽イオン
    交換樹脂の吸着能が消耗した後の再生が以下の工程: i)充填された陽イオン交換樹脂を有機無極性溶媒でそ
    の上に吸着されたほぼ全体の2−アリール−2H−ベン
    ゾトリアゾールが除去されるまで洗浄し、 ii)吸着された化合物が十分に溶解性である極性溶媒
    または無極性溶媒と極性溶媒とを含有する混合物での処
    理により陽イオン交換樹脂上の汚染物を脱離し、そして iii)有機無極性溶媒で極性溶媒を排除する、からな
    る請求項1記載の方法。 (14)実質的にプロトン化されていない形態にある陽
    イオン交換樹脂の吸着能が消耗した後の再生が以下の工
    程: iv)充填された陽イオン交換樹脂を有機無極性溶媒で
    その上に吸着されたほぼ全体の2−アリール−2H−ベ
    ンゾトリアゾールが除去されるまで洗浄し、 v)吸着された化合物が十分に溶解性である極性溶媒ま
    たは無極性溶媒と極性溶媒とを含有する混合物での処理
    により陽イオン交換樹脂上の汚染物を脱離し、 vi)酸との処理により陽イオン交換樹脂のプロトン化
    された形態を再生し、そして vii)有機溶媒で極性溶媒と酸を排除する、からなる
    請求項1記載の方法。 (15)2−アリール−2H−ベンゾトリアゾールの溶
    液のために、および工程i)、iii)、iv)および
    vii)、そして適当である場合には工程ii)および
    り)において使用される有機無極性溶媒が芳香族炭化水
    素、好ましくはキシレンまたはトルエンであり、そして
    工程ii)およびv)において使用される極性溶媒が一
    価の脂肪族アルコール、好ましくはブタノールである請
    求項13または14のいずれかに記載の方法。
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