JPH03133035A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

Info

Publication number
JPH03133035A
JPH03133035A JP25207590A JP25207590A JPH03133035A JP H03133035 A JPH03133035 A JP H03133035A JP 25207590 A JP25207590 A JP 25207590A JP 25207590 A JP25207590 A JP 25207590A JP H03133035 A JPH03133035 A JP H03133035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display device
electron beam
electrode
electron
electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25207590A
Other languages
English (en)
Inventor
Christian Hering Frederick
フレデリック クリスチャン ヘーリンク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Philips Gloeilampenfabrieken NV filed Critical Philips Gloeilampenfabrieken NV
Publication of JPH03133035A publication Critical patent/JPH03133035A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J31/00Cathode ray tubes; Electron beam tubes
    • H01J31/08Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
    • H01J31/10Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes
    • H01J31/12Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen
    • H01J31/123Flat display tubes
    • H01J31/124Flat display tubes using electron beam scanning

Landscapes

  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は表示スクリーンと、この表示スクリーンの片側
に配列され電子ビームの列を発生する放出手段とを具え
、この放出手段は各電子ビームの放出素子を有し、各電
子ビームによって表示スクリーンの画素の1行を走査し
、外に前記表示スクリーンに向かって電子ビームを偏向
する偏向手段とを具える陰極線管を有する表示装置に関
するものである。
また、本発明はかかる表示装置に用いるに好適な陰極線
管に関するものである。
(従来の技術) 上述した型の表示装置はヨーロッパ特許出願筒0288
095号明細書から既知である。このヨーロッパ特許出
願明細書には1列の電子ビームを発生する放出手段を表
示スクリーンの片側に配列するようにしたカラー表示装
置が記載されている。この放出手段は各電子ビームに対
し1つの半導体陰極を具えている。作動に当たり、電子
ビームは表示スクリーンに少なくともほぼ平行に放出さ
れる。
表示スクリーンの前面には色選択電極を配置する。
この色選択電極に平行に延在する壁部には一連の偏向細
条を設ける。装置の作動時には電子ビームは偏向細条お
よび色選択電極間に配置する。偏向細条に電位を印加す
4ことにより、電子ビームは表示スクリーンに向かって
選択的に偏向することができ、従って電子ビームにより
表示スクリーンを電子ビームの列に対し直角を成す方向
に走査することができる。
(発明が解決しようとする課題) かかる種類の陰極線管に生じる問題は磁界が電子ビーム
の通路に影響を与えることである。上述したヨーロッパ
特許出願の明細書には、偏向細条および色選択電極間の
スペースを色選択電極が組込まれた磁気スクリーンによ
って囲むようにしている。
本発明の目的は磁界が電子ビームの通路に及ぼす影響を
低減するようにした上述した種類の表示装置を提供せん
とするにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は表示スクリーンと、この表示スクリーンの片側
に配列され電子ビームの列を発生する放出手段とを具え
、この放出手段は各電子ビームの放出素子を有し、各電
子ビームによって表示スクリーンの画素の1行を走査し
、外に前記表示スクリーンに向かって電子ビームを偏向
する偏向手段とを具える陰極線管を有する表示装置にお
いて、前記偏向手段は、互いに少なくともほぼ平行に延
在するように配列され、その間に偏向スペースを有する
第1および第2電極を具え、前記表示装置には前記電極
に電位差を供給する手段を有し、前記放出手段は前記電
子ビームを前記平行電極に対し鋭角で前記偏向スペース
に導入せしめるに好適となるようにしたことを特徴とす
る。
かように、本発明によれば、磁気スクリーンを省略する
かまたは磁気スクリーンの寸法を低減し、しかも、構成
を簡単かつ軽量化することができる。
即ち、後述するように、磁界の電子ビーム通路に及ぼす
影響をほぼ低減し、かつ、ある場合には偏向スペース内
を電子ビームが進行する放物線状通路のため、容易に補
償することができる。
本発明の1例では、前記表示装置は表示スクリーンの全
面に延在する色選択電極を具え、前記電極の1つは色選
択電極を具え、前記放出手段は電子ビームのファンの列
を放出するに好適とし、前記角度をほぼ45とする。
かように角度をほぼ45とする場合には、同一の運動エ
ネルギーを有し、偏向スペースで等電界にさらされる電
子ビームは、これら電子ビームがまず最初偏向スペース
を通過した後、互いに交差する。この時点からの2次変
位は、電子ビームの運動エネルギーレベル間の差を小さ
(するか、電子ビームが受ける電界間の差を小さくする
か、或はその組合わせにより、簡単に補正することがで
きる。これがため、表示装置を簡単化し、かつ、磁界の
影響を低減することができる。
本発明表示装置の更に他の例では、前記放出手段はこれ
を適宜構成して前記ファン内の電子ビームが前記偏向ス
ペースに入る角度を45の角度に対し対称となるように
配置する。
これがため、表示装置の構成を更に簡単化することがで
きる。
本発明表示装置の更に他の例では、前記放出手段はファ
ンを形成する電子ビームの少な(とも2つを同時に発生
するに好適となるようにする。
カラー像は原色の順次の像または瞬時の像で構成するこ
とができる。この目的のため、ファンを形成する電子ビ
ームは順次に、または同時に発生させることができる。
原色の像を同時に表示する場合には、低い周波数を用い
て放出手段を駆動しおよび/または電極に電位差を供給
することができる利点を有する。本発明表示装置はこの
目的のために好適である。その理由は運動エネルギーレ
ベル間の差を小さくすることだけが必要であるからであ
る。これがため、前記放出手段はファンを形成する電子
ビームの全部を同時に発生するに好適となるようにする
本発明表示装置の他の例では、前記放出手段は、電極間
の特定の電位差で色選択電極の面に電子ビームが交差す
るに充分な程度にエネルギーレベルが相違する電子ビー
ムを発生するに好適となるようにする。
また、本発明表示装置の更に他の例では、前記放出手段
は偏向電極を具えるようにする。
偏向電極によって、電子ビームが偏向スペースに入射す
る角度をおよび電子ビームのエネルギーに簡単に影響せ
しめるようにする。
本発明表示装置の他の例では、前記電子ビームはほぼ矩
形状とし、前記電極間の内部スペースを電子ビームの進
行方向に見て電極の長さの1/4倍以上とし得るように
する。
上述した長さの比を1/4よりも小さくする場合には電
子ビームを電極に接触させることなく、電極間の偏向ス
ペース内で充分に使用することができる。
電極間の距離を電子ビームの進行方向に見て電極の長さ
の0.40倍以下とするのが好適である。
この距離を更に増大することによって所望の電極間の電
位差を太き(することができる。
本発明表示装置の好適な例では、電子ビームの進行方向
に見た電極の長さをこの方向に対し直角を成す方向に見
た電極の長さよりも短くし得るようにする。
これがため、表示装置を相対的に平坦とし、これにより
磁界の影響を低減させることができる。
本発明表示装置の更に他の例では、電子ビームの進行方
向に見た電極の長さとこの方向に対し直角を成す方向に
見た電極の長さとの商を3 :4よりも小さくなるよう
にする。
本発明表示装置の更に他の例では、前記面をほぼ9:1
6となるようにする。
(実施例) 図面につき本発明の詳細な説明する。
第1図に断面で示す既知のカラー表示装置1は1行の電
子ビーム4を偏向細条6及び色選択電極7間の偏向スペ
ース5内に放出する放射手段3を含む陰極線管2を具え
る。画像素子の各列に対しては少なくとも1つの電子ビ
ームを放出する。作動に当り、電圧を偏向細条に印加し
て電子ビームが偏向スペース5内に入った後、これら電
子ビームが先ず最初偏向細条6及びカラー選択電極7に
平行に延在する直線経路を辿るようにする。1つ以上数
個の偏向細条に高電圧を印加することにより電子ビーム
をカラー選択電極に向かって90°の角度偏向せしめる
ようにする。
この場合、磁界によって電子ビームの経路を偏位させる
ようにする。この偏位は、前記偏向スペースを磁気遮蔽
内に位置させることにより少なくとも部分的に減少させ
ることができる。第1図のカラー選択電極は磁気遮蔽の
1部分を構成する。
電子ビームの経路に及ぼす磁界の影響を減少することに
よって磁気遮蔽の構成を簡単化または軽量化し、省略す
ることもできる。本発明によれば、磁界が電子ビームの
経路に及ぼす影響を低減するようにした表示装置を提供
する。
第2図は表示装置、本例では本発明によるカラー表示装
置20の断面を示す。本発明カラー表示装置20は排気
容器22内に設けた放射手段23を具え、この放射手段
23を用いて1行のファン状の、本例では3つの電子ビ
ーム24.25及び26を発生させるようにする。この
放射手段23は3電子ビームに対し3つの異なるビーム
源又は3電子ビームに対し1つの共通ビーム源を具える
ことができる。又、カラー表示装置20は色選択電極2
8及び平坦電極29間に偏向スペース27を具える。作
動に当り、色選択電極28及び平坦電極29間の電位差
によって偏向スペース27に電界Eを印加する。この際
、電子ビーム24.25及び26は色選択電機に対し成
る角度、即ち、電界Eのフィールドラインに対し角度α
で偏向スペース27内に入射する。偏向スペースにおい
ては電子ビームは放物線経路を辿るようになる。
これら電子ビーム24.25及び26は偏向スペースを
通過した後、色選択電極28のアパーチュアを通過して
色選択電極28と表示スクリーン30との間のスペース
内に発散し表示スクリーン30上に入射する。
電子ビームの経路に及ぼす磁界の影響は、電子ビーム中
の電子に磁界により生ずる力FBによって表わす。この
力は次式で表わすことができる。
FB =BX。
ここにBは磁界、■は電子の速度、XはB及びVのベク
トル積である。電子は図の面内を動くものとする。これ
がため、電子の速度の2成分(Zは図の面に対し直角を
成す方向)は0となる。電子の速度のX成分(Xは図の
面に対し垂直な方向)は一定値v8となる。又、電子の
速度のy成分は偏向スペースに入る所期値V、。及び最
終値−V7゜の間を変化する。偏向スペース内の磁界は
x、  y及びZ方向の成分B、、 B、及びB8を有
する。X。
y及びZ方向の電子の合成力F、、 F、及びF8は夫
々次式で表わすことができる。
Fx ”  Vy B− Fy =  VI Bg F x ”  B x V y  V * B y電子
ビームが色選択電極に入射する個所と、電子ビームが色
選択電極に入射する角度とに及ぼすかかる力(Fりの影
響又はy方向における電子の速度に関する力の成分(B
−vy)の影響は零となる。
その理由は電子の経路の第1部分即ち電子の経路の極値
までの部分に及ぼすかかる力の影響は、電子の経路の第
2部分に及ぼすかかる力の反対方向の影響によって補償
されるようになるからである。
y方向における力、即ちF7は一定であり、電極28及
び29間の追加の一定の電位差によって容易に補償する
ことができる。力F8の影響が零であるため、及び力F
、の影響が零となるように力F。
を補償し得るため、電子ビームが色選択電極に入射する
角度は同等影響は受けず、そのままである。
これがため、2方向における力F、の1次分のみが重要
となり、この成分も一定値となり、比較的簡単に補償す
ることができる。これがため、磁気遮蔽のみによって所
望により磁界の1次分を遮蔽する必要がある。既知の表
示装置では力F8及びBXVFの影響は零とはならない
。その理由は、偏向スペースではV、が零値と最大値と
の間で変化し、■、が一定とはならず、電子ビームがス
クリーンに向かって偏向する個所で変化するからである
。従って、F、及びF、は電子ビームが色選択電極に入
射する角度に影響を及ぼすよ・うになる。
これがため色誤差が生じるようになる。更に、既知の表
示装置では、偏向磁界の傾度が太き(なる極めて僅かの
区域で電子ビームが表示スクリーンに向かって偏向され
るようになることが重要である。表示スクリーンに向か
って電子ビームが偏向する区域に電子ビームが入射する
個所において磁界の影響により生じる偏位が僅かであっ
ても、電子ビームが表示スクリーンに入射する個所の偏
位は大きくなることを計算により確かめた。偏向磁界は
傾度を呈さないため、本発明による表示装置はこの影響
に殆ど左右されない。−行の電子ビームを放出する放射
手段と偏向スペースとを組合せて用いることが本発明の
1部分を構成することを確かめた。この場合には電子ビ
ームは放射手段から放出された後はぼ直接偏向スペース
内に入射する。
これら電子ビームは横方向(Z方向)に偏向させないた
めに他の偏向スペースは通過させないようにする。かか
る配列は意図する影響を殆ど無効とする。
本発明表示装置の好適な例を示す第2図においては、電
子ビームが偏向スペースに入射する角度をほぼ45°と
する。即ち電子ビーム5に対してはこの角度αを45°
とし、電子ビーム4及び6に対してはこの角度を夫々4
5°−δ及び45°+δとする。これら電子ビームは放
物線の経路を辿った後色選択電極8を通過して表示スク
リーン10に入射する。電子ビーム4及び6が電子ビー
ム5に対して成す角度δは一般に小さく、数10分の1
度〜数度である。
第3図は第2図のカラー表示装置の詳細を示す。
電子ビーム24.25及び26のうち、電子ビーム25
のみを第3図に示す。この電子ビーム25は、速度v0
を有し、V otは電子の運動のエネルギーEk1mに
比例する。色選択電極の面に垂直な方向の速度はV、。
=v、 cos  (α)、色選択電極の面に平行な方
向の速度はV!。=v、 5in(α)である。偏向ス
ペースでは電子ビームは加速度aを受け、この加速度は
平坦電極29から色選択電極28に向かう方向である。
この加速度は電界Eの電界強度に正比例する。
色選択電極の面に平行な方向において偏向スペース27
内で電子ビームが到達する距離SXは次式%式% () (2) 又、色選択電極を横切る方向における電子ビームの到達
距離S、は次式で表すことができる。
S、 =1/2” v、2/a” 5in(α)sin
(2α)を45° (=π/4ラジアル)に対して展開
すると次式(αはラジアル)が得られる。
sin (2α) =1−2”(π/ 4− a )”
十高次の項 この式は、45°の角度に対し1次の概算で、電子ビー
ム24.25及び26が等しく附勢され、偏向スペース
において等しく電界を受けている場合に、3電子ビーム
24.25及び26の全部に対し距離Sxが等しいこと
を示す。
2次の概算では、電子ビーム25が色選択電極を通過す
る個所との間の差Δが小さくなる。
電子ビーム25に対しては次式が成立する。
5w2i =一定 電子ビーム24及び26に対しては次式が成立する。
Lz4. !6=一定” (1−2δ2)従って上記差
Δは次のようになる。
Δ=Sx−ts  Lgt ta=sxxs” 2”δ
2δ、従ってΔの概算は第4a図より陰極線管の特定の
型のものに対して行うことができる。これら電子ビーム
24.25及び26は色選択電極28の個所で交差する
。次いでこれら電子ビームは発散し、本例では直線状に
発散する。表示スクリーン上の電子ビームのターゲット
点間の距離りは次式で表わすことができる。
D=2”DI”δ ここにDlは色選択電極及び表示スクリーン間の距離で
ある。例えばDlを1cmとし、距離りを表示スクリー
ン上の蛍光体間の距離(=250μm)とすると、δは
1780ラジアル(=0.7°)となり、ΔはS、s”
 3.124 ” 10””’となる。このΔは小さく
、第4a図には示さないが、成る条件のもとではこの差
Δを補正するのが好適である。はぼ50cmの寸法の表
示スクリーンを有するカラー表示装置の場合にはΔは表
示スクリーンの1端のほぼ0μmから表示スクリーンの
蛍光体間の距離の1/2にほぼ等しい反対端のほぼ15
6μmまで変化する。この差Δは表示スクリーンの寸法
が増大するに従って増大する。
例えば電子ビームが偏向スペースに入射する個所でこれ
ら電子ビームが互いに成る距離に位置する場合にはこの
差Δは小さくなる。上述した例において、電子ビームが
偏向スペースに入射する際に電子ビーム24及び26が
電子ビーム25から78μm離間している場合には、差
Δは表示スクリーンに対しほぼ一78μm及び+78μ
mの間で変化し、従って像の表示を向上させることがで
きる。
電子ビーム25に対し、電子ビーム24及び26の運動
のエネルギーEh+aが1+2δ2程度大きく、又、電
界強度が1+2δ2程度小さい場合に、電子ビーム24
及び26の上記定数が電子ビーム25の定数の+2δ2
倍となる際には上記差Δは一層小さくなり、完全に補償
することもできる。
第4a図は、電子ビームが色選択電極28及び表示スク
リーン30間の直線経路を辿る配列を示すものである。
或いは又、色選択電極及び表示スクリーン間に電位差を
印加し、電子を、これが色選択電極28を通過した後に
、後段加速し得るようにすることもできる。いわゆる後
段加速管の利点は、比較的価かな電圧のみを電極28及
び29間に印加する必要があり、且つ電子による色選択
電極への加熱が僅かであることである。これがため、温
度差により生じる色選択電極の変形は極めて僅かとなる
第4b図はかかるカラー表示装置の詳細を示す。電子ビ
ームは、加速するにつれて所定角度δに対し、色選択電
極28及び表示スクリーン30間のスペースにおける発
散が少なくなる。しかし、表示スクリーン上の電子ビー
ム間の距離は、蛍光体間の距離であるDに等しくなる。
この理由のため、電子ビーム間の角度δは大きくなり、
はぼ3〜5倍となる。これがため、差Δは10〜20倍
となる。DI+  D。
δ及びΔに対するこれらのファクタ及び値は単なる1例
であり、これに限定されるもではない。
第5図は、電子ビーム24及び26のエネルギーを増大
すると共に電子ビームが偏向スペースに入射する角度を
簡単に作用せしめる配列を示す。電子銃40は電子放射
素子41、例えばpnエミッタと、一連の電極42.4
3.44.45及び46を具え、これら電極によって電
子放射素子41から放出される電子ビーム47を加速し
、偏向し、且つ集束する。電子ビーム47はアパーチュ
ア48から出る際V。の速度、即ちエネルギーE0を有
する。このアパーチュア48の外側には偏向電極49及
び50を設け、これら電極を特定の時間周期に亘りアパ
ーチュア48と同一電圧とする。この特定の時間周期中
電子ビームは偏向電極により偏向されない。この電子ビ
ーム47は電子銃40を出ると、偏向スペース(第5図
には示さない)に入射する。次の時間周期では電極49
及び50間に電位差を与える。かくして発生した電界に
よって電子ビームの進行方向に対し溝切る方向に電子を
加速する。従って角度δだけ偏向された電子ビーム47
の電子は、これら電子がアパーチュア48及び電極49
.50間で加速されない場合、運動エネルギーEo”(
1+δ2)を有する。はぼEo”(1+δ2)の僅かな
電位差をアパーチュア48及び電極49.50間に印加
することにより、運動のエネルギーは容易に再びl+6
2倍となる。これを電極間に僅かな電位差を印加するこ
とにより達成し得ることを次の例により示す。
電極49及び50間の電子の進行方向を横切る方向にお
ける電子の加速度aは次式で表わすことができる。
a =F/m =eE/m=eV/md  =  (1
)ここにFは電子に加わる力、Eは電極間の電界強度、
dは電極間の距離、mは1つの電子の質員、■は電極4
9及び50間の電位差である。
電極49及び50を出る電子の進行方向を横切る方向の
速度vT(Tは上記横切る方向)は次式で表すことがで
きる。
VT=at=al/vo    −−−−・−(2)こ
こにtは電子が電極49及び50間に存在する期間、l
は電子ビーム47の方向における電極49及び50の長
さ、voは電子ビーム47の方向における電子の速度で
ある。
上式から次式を導くことができる。
VT =δV、     ・・・・・・ (3)及び 1/2mvo” =eV     ・・・・・・ (4
)電子 ここに■  は電子放出源、本例では素子41と電電子 極49及び50の平均電位との間の電位差に等しい。
上記式(1)、(2)、(3)及び(4)から次式を得
ることができる。
V/V   =δd/1 電子 に対し、δをほぼl/80ラジアル(0,7度)、d:
1の比をほぼ1:11電極49及び50間の電位差をほ
ぼ25Vとすることができる。δをほぼ3〜5度の値と
し得る後段加速管に対しては100〜200■の電位差
で充分であった。更に、偏向された電子ビーム47aに
対してはほぼ0.3■の電位差(後段加速管の場合には
数■)をアパーチュア48及び電極49.50間に印加
することができる。これがため偏向された電子ビームの
電子のエネルギーを再び偏向されない電子ビームエネル
ギーの1+δ2倍とすることができ、且つ電子ビームを
色選択電極の個所で交差させるようにする。或いは又、
偏向スペース内で僅かに弱い電界(l+62分の1)を
エネルギーが1+δ2倍の偏向された電子ビームに印加
することもできる。例えば、電子ビーム47に対し、平
坦電極及び色選択電極間の電位差をIKVとする場合に
は偏向された電子ビーム47aに対する電位差をほぼ0
.15V(後段加速管に対してはほぼ3〜9V)低くす
ることができる。上述した場合のすべてにおいて、X方
向の電子の速度を電子ビーム47及び47aに対して等
しいか又はほぼ等しくする。これがため、電子ビームに
及ぼす磁界の影響を少なくともほぼ等しくすることがで
きる。本例では電子ビーム47及び47aを順次に発生
させるようにしている。これがため、種々の原色の像も
順次に表示される。本発明表示装置の1例では電子放射
手段を電子ビームのファンの少なくとも2つを同時に発
生させるに好適なように構成する。従って電子放射手段
は、例えば3電子ビームの1フアンに対し3つの電子ビ
ーム源を具え、例えば第2図の電子ビーム24及び26
を同時に発生させるようにする。
これら電子ビームは色選択電極の個所で交差する。
これがため、電子ビーム24及び26間に電位差を必要
とすることなく、原色の像の少なくとも2つを同時に表
示させることができる。従って電子放射手段又は電極2
8及び29を駆動す周波数を低減させることができる。
好適には総ての電子ビームを同時に発生させてこれら電
子ビームの全部が偏向スペースを同時に通過し得るよう
にする。
従って、カラー表示装置を更に簡単化することができる
。即ち電子ビームが色選択電極を通過する個所の補正を
、電子ビーム24及び26に対し電子ビーム25に僅か
に低いエネルギーを供給するか又は、電子ビーム24及
び26が偏向スペースに入射する個所に対し、電子ビー
ム25が偏向スペースに入射する個所を推移することに
よって、実施することができる。上述した例を、角度α
が20°である本発明表示装置と比較することができる
到達距離Stは、電子ビーム25の場合に、58=一定
” 5in(2” 20°)=一定” 5in(40°
)且つ、電子ビーム24の場合に、 58=一定” sin (40°+2δ)さ一定“(s
in(40°) +2” cos(40°)*δ)更に
、電子ビーム26の場合に、 58=一定” (sin(40°)+2°cos(40
°)11δ)となる。
電子ビームが同一のエネルギーを有すると共に偏向スペ
ースにおいて等しい電界を受けるものとすると、これら
電子ビームは色選択電極の個所で交差せず、外側の電子
ビーム24及び26間の距離はほぼ2” 2” cos
(40°)11δ*38となる。上述した数値例の場合
のように、S8を50cm、δをほぼ1/80ラジアル
とする場合にはこの距離はほぼ2cmとなる。これは、
上述した例から得られた156μmのほぼ100倍であ
る。これらの偏位を補正するためには、アパーチュア4
8及び電極49.50間の電位差をほぼ100倍とする
か、又は平坦電極29及び色選択電極28間の電位差を
上述した場合のほぼ100倍に変化させる必要がある。
しかし、かように電位差が大きい場合には多数の欠点が
生じるようになる。アパーチュア48及び電極49並び
に50間の電位差が大きくなると、これら電極間に可変
レンズ視野が形成され、これにより電子ビームの形状が
相違するようになり、これは不所望である。
又、偏向スペースに入射する電子ビームのエネルギーレ
ベル間に比較的大きな差が生じるようになる。磁界によ
り発生する偏位は電子ビームの速度に依存する。角度α
が45°である場合にはこれら偏位は電子ビームの全部
に対してほぼ等しくなる。
その理由は、速度差が小さいからである。エネルギーレ
ベルの差が増大すると、磁界により種々のビーム間の偏
位に差が生じるようになる。これも不所望である。
電子ビームのファンが偏向スペース内に45°の角度で
入射すること、及びその結果の利点が電子ビームを発生
する態様又は電子放射手段の形状に無関係となることを
確かめ、これを電子ビームのファンが2つの平坦な電極
間の偏向スペース内で偏向する表示装置に一般に適用す
る。又、電子ビームが色選択電極の個所で交差するよう
にファンを形成する電子ビームのエネルギーレベルに影
響を与えず、その結果発生する利点が電子ビームの発生
態様又は電子放射手段の形状に依存することを確かめ、
これを、電子ビームのファンが成る角度で偏向スペース
内に入射し、ここで偏向される表示装置に一般に適用す
る。
第6図は偏向スペースを線図的に示す。この場合、偏向
スペースは辺a、 b及びCで規定されるほぼ箱状のス
ペース60となる。これら辺a及びbは電極28及び2
9(第2図)の側部に対応し、辺Cは電極28及び29
間の距離に相当する。作動に当り、電子ビーム61がほ
ぼ辺すの位置で辺aに少なくともほぼ平行に偏向スペー
ス内に入射する辺a及びCとの長さはl:xの比とし、
Xを適宜選定して辺Cの長さが箱状スペース60の基部
62と電子の経路の極大値63との間の最大距離(第6
図にS、で示す)よりも僅かだけ長くなるようにする。
入射角αが45°の場合には、上記距離S、を前記基部
62に平行な方向における到達距離(第6図にSxで示
す)の1/4倍にほぼ等しくなるようにする。
Xが1/4よりも小さい場合には偏向スペースを最大に
利用することはできない。この場合、到達距離Soの最
大値は辺aの長さよりも短くする必要がある。好適には
Xは0.40よりも大きくしない。
Xの値を大きくすることは、表示装置が大きくなり、且
つ電極28及び29に大きな電位差を印加する必要があ
ることを意味する。できるだけ平坦な表示装置を得るた
めには、辺aの長さを辺すの長さよりも短くするのが好
適である。1例では、辺a及びbの長さの比を1 + 
1.333より小さく、例えば9:16とする。例えば
45 X 80cmの像表面積(従ってほぼ1mの対角
線)を有する表示装置の場合には、辺Cの長さをほぼ1
2cmとする。従って表示装置の“深さ“は15〜20
cmに規制することができる。この場合には磁界による
妨害の影響を小さくする他の利点を有する。偏向スペー
ス内の到達距離が小さくなるにつれて電子ビームの経路
に及ぼす磁界の影響を小さくすることができる。
偏向スペースの寸法に関連する考察及びその結果の利点
が、電子ビームの発生態様、或いは電子ビームの数又は
電子放射手段の形状に依存しないことを確かめ、これを
、電子ビームがほぼ45°の角度で偏向スペースに入射
すると共に偏向スペースで偏向されるようにした表示装
置の他の型のものにも適用することができる。
本発明は上述した例にのみ限定されるものではなく、要
旨を変更しない範囲内で種々の変形又は変更が可能とな
る。例えば、容器の形状、電子ビームの数、電子放射手
段の特定の例に限定されるものではなく、種々変形する
ことができ、1行の電子ビームを放射するに好適な放射
手段を種々に変形して使用することもでき、更に入射角
をほぼ45°とする例も、入射角が45°の角度に対し
対称に位置することに限定されず、しかも電子ビームの
数も例えば2つとし、色選択電子の面に対し、一方の電
子ビームを45°−δの角度とし、他方の電子ビームを
45°+δの角度とすることができる。
3電子ビームを放射する場合には、電子ビームが色選択
電極の面に対し成す角度を45°−δ、45゜+δ及び
45°+36とすることもできる。更に4電子ビームを
45°−26,45°+δ及び45°+26とすること
ができる。前述したように電子ビームを互いに僅かな距
離で又は同一点で偏向スペースに入射させることができ
る。又、電子放射手段は各電子ビームに対し1つの電子
ビーム源とし、又、電子ビームのファンに対し共通の電
子ビーム源とすることができる。
又、色選択電極を省略し、表示スクリーンに導電層を設
け、偏向スペースをこの導電層と平坦な電極29との間
に形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は既知のカラー表示装置の構成を示す断面図、 第2図は本発明カラー表示装置の構成を示す断面図、 第3図は第2図のカラー表示装置の作動説明図、第4a
及び4b図は第2図のカラー表示装置の更に池の作動を
示す説明図、 第5図は本発明カラー表示装置の他の例を示す説明図、 第6図は偏向スペースの構成、作動を示す説明図である
。 20・・・カラー表示装置 22・・・排気容器 23・・・電子放射手段 24、25.26・・・電子ビーム 27・・・偏向スペース 28・・・色選択電極 29・・・平坦電極 30・・・表示スクリーン 40・・・電子銃 41・・・電子放射素子 42、43.44.45.46・・・電極47・・・電
子ビーム 4B・・・アパーチュア 49、50・・・偏向電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表示スクリーンと、この表示スクリーンの片側に配
    列され電子ビームの列を発生する放出手段とを具え、こ
    の放出手段は各電子ビームの放出素子を有し、各電子ビ
    ームによって表示スクリーンの画素の1行を走査し、外
    に前記表示スクリーンに向かって電子ビームを偏向する
    偏向手段とを具える陰極線管を有する表示装置において
    、前記偏向手段は、互いに少なくともほぼ平行に延在す
    るように配列され、その間に偏向スペースを有する第1
    および第2電極を具え、前記表示装置には前記電極に電
    位差を供給する手段を有し、前記放出手段は前記電子ビ
    ームを前記平行電極に対し鋭角で前記偏向スペースに導
    入せしめるに好適となるようにしたことを特徴とする表
    示装置。 2、前記表示装置は表示スクリーンの全面に延在する色
    選択電極を具え、前記電極の1つは色選択電極を具え、
    前記放出手段は電子ビームのファンの列を放出するに好
    適とし、前記角度をほぼ45としたことを特徴とする請
    求項1に記載の表示装置。 3、前記放出手段はこれを適宜構成して前記ファン内の
    電子ビームが前記偏向スペースに入る角度を45の角度
    に対し対称となるように配置したことを特徴とする請求
    項2に記載の表示装置。 4、前記放出手段はファンを形成する電子ビームの少な
    くとも2つを同時に発生するに好適となるようにしたこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の表示装置。 5、前記放出手段はファンを形成する電子ビームの全部
    を同時に発生するに好適となるようにしたことを特徴と
    する請求項4に記載の表示装置。 6、前記放出手段は、電極間の特定の電位差で色選択電
    極の面に電子ビームが交差するに充分な程度にエネルギ
    ーレベルが相違する電子ビームを発生するに好適となる
    ようにしたことを特徴とする請求項2、3、4または5
    に記載の表示装置。 7、前記放出手段は偏向電極を具えることを特徴とする
    請求項2、3、4、5または6に記載の表示装置。 8、前記電子ビームはほぼ矩形状とし、前記電極間の内
    部スペースを電子ビームの進行方向に見て電極の長さの
    1/4倍以上としたことを特徴とする請求項1〜7の何
    れかの項に記載の表示装置。 9、電極間の距離を電子ビームの進行方向に見て電極の
    長さの0.40倍以下としたことを特徴とする請求項8
    に記載の表示装置。 10、電子ビームの進行方向に見た電極の長さをこの方
    向に対し直角を成す方向に見た電極の長さよりも短くす
    るようにしたことを特徴とする請求項1〜9の何れかの
    項に記載の表示装置。 11、電子ビームの進行方向に見た電極の長さとこの方
    向に対し直角を成す方向に見た電極の長さとの商を3:
    4よりも小さくなるようにしたことを特徴とする請求項
    10に記載の表示装置。 12、前記商をほぼ9:16となるようにしたことを特
    徴とする請求項11に記載の表示装置。 13、請求項1〜3の何れかの項に記載の表示装置に用
    いるに好適な陰極線管。
JP25207590A 1989-09-22 1990-09-25 表示装置 Pending JPH03133035A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL8902374A NL8902374A (nl) 1989-09-22 1989-09-22 Beeldweergave-inrichting en kathodestraalbuis.
NL8902374 1989-09-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03133035A true JPH03133035A (ja) 1991-06-06

Family

ID=19855348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25207590A Pending JPH03133035A (ja) 1989-09-22 1990-09-25 表示装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0418962A1 (ja)
JP (1) JPH03133035A (ja)
NL (1) NL8902374A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020013853A (ko) * 1999-04-30 2002-02-21 윌리암 제이. 버크 정전기적으로 증폭된 편향을 채용하는 공간 절약형 음극선관
US6586870B1 (en) 1999-04-30 2003-07-01 Sarnoff Corporation Space-saving cathode ray tube employing magnetically amplified deflection
US6541902B1 (en) 1999-04-30 2003-04-01 Sarnoff Corporation Space-saving cathode ray tube
US6476545B1 (en) 1999-04-30 2002-11-05 Sarnoff Corporation Asymmetric, gradient-potential, space-savings cathode ray tube

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2059144B (en) * 1979-09-21 1983-05-11 Philips Electronic Associated Colour display crt
NL8700486A (nl) * 1987-02-27 1988-09-16 Philips Nv Weergeefinrichting.

Also Published As

Publication number Publication date
NL8902374A (nl) 1991-04-16
EP0418962A1 (en) 1991-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6633142B1 (en) Cathode ray tube with low dynamic correction voltage
US8536538B2 (en) Multiple-pole electrostatic deflector for improving throughput of focused electron beam instruments
KR0131870B1 (ko) 전자총 및 음극선관
US3171056A (en) Flat display tube utilizing unique collimator
JPH03133035A (ja) 表示装置
US3651359A (en) Abberation correction of plurality of beams in color cathode ray tube
US10832886B2 (en) Beam irradiation device
US4097745A (en) High resolution matrix lens electron optical system
JPS61264640A (ja) 画像表示装置
US4205254A (en) Electron gun for a cathode ray tube
US2890379A (en) Distortion correction in cathode-ray tubes
US3376447A (en) Cathode-ray image scanning tube using low-velocity electron beam with electrostatic deflection and anamorphotic lens for improved focussing
JPH0765766A (ja) 静電偏向器
US6750601B2 (en) Electron gun for color cathode ray tube
KR100294500B1 (ko) 음극선관용 전자총
US5107172A (en) Charged-particle beam tube and its driving method
KR930000956Y1 (ko) 정전편향형 음극선관
US5767615A (en) Electron gun for a cathode ray tube
JPH0435871B2 (ja)
JPS62262352A (ja) 扁平形陰極線表示管
KR880001085B1 (ko) 전자총 구조체
KR100234053B1 (ko) 칼라수상관용 전자총
KR900001711B1 (ko) 칼라 음극선관용 전자총
KR0166017B1 (ko) 칼라 음극선관용 전자총
KR930005047B1 (ko) 칼라 음극선관용 전자총