JPH03133014A

JPH03133014A - 断路器

Info

Publication number: JPH03133014A
Application number: JP26808689A
Authority: JP
Inventors: Yoshisuke Tsuchiya; 土屋　美助
Original assignee: KAWASAKI DENKI KK
Current assignee: KAWASAKI DENKI KK
Priority date: 1989-10-17
Filing date: 1989-10-17
Publication date: 1991-06-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、主として低圧回路における電動機や抵抗負荷
などの開閉制御、保護および監視を目的とした各用品を
単位回路ごとにユニット化し、これを閉鎖した箱枠内に
多段積みして一括収納した所謂コントロールセンタの各
ユニットに固定配置されて、電路の開閉を行う断路器に
関し、特に接触部の構造等全体構造を簡潔、小形化し得
るとともに、充分な接触圧力を保持し通電容量も可及的
に大ならしめ得る断路器に関するものである。

［従来の技術］従来の断かる断路器、たとえば前記コントロールセンタ
に用いられる断路器としては、特開昭６３−１４８５０
９号公報に開示されているものがあり、別紙図面筒４．
５図に示す構造を有している。同図において、■はコン
トロールセンタのユニット、２はこのユニットに固定さ
れた絶縁ケースで、この絶縁ケース２内に断路器Ａが装
着されている。断路器Ａは、絶縁ケース２にネジ止め固
定され負荷への通電端子部となる丁字形の接触子支持台
３と、この接触子支持台のＴ字バａ脚部を挟んで対向配
置される一対の接触子４．４とを有している。一対の接
触子４，４は両側端部に半円状の湾曲部４１．４□を有
し、湾曲部４□側において絶縁ケース２の両側壁間に挿
通された軸ピン５に遊嵌されている。一対の接触子４．
４と絶縁ケース２の両側壁内面との間には夫々圧縮スプ
リング６．６が軸ビン５の周囲に巻回されて介在されて
おり、そのため圧縮スプリング６．６の弾性力によって
、一対の接触子４，４は夫々湾曲部４２が接触子支持台
３の丁字形脚部に圧接されているとともに、湾曲部４１
相互はほとんど間隙がない状態で対向し、その間に挿入
される電源母線７に対する接触圧力を有する構造のもの
となっている。第４図は、断路器Ａを第５図矢印方向に
移動させて一対の接触子４，４間に電源母線７を挿入接
触した閉路時の状態を示し、第５図は断路器Ａを電源母
線７と離隔方向に移動させた開路時の状態を示したもの
である。

［発明が解決しよ、うとする課題］従来の断路器は上記の構造であるため、次の問題点を有
している。

ａ、電路の開閉に必要な接触部における接触圧力と通電
容量を満足するために、丁字形接触干支待合３と、一対
の接触子４，４と、圧縮スプリング６．６と軸ビン５と
、この軸ピン等を支持する絶縁ケース２という多くの構
成部材を必要とし、それだけ全体構造が複雑、大形化す
る。

ｂ、そのため、特に盤目体の小形化に伴い断路器の構造
にも小形化、単純化が要求されるコントロールセンタの
使用に適しない。また、構造上コスト高となり経済的で
ない。

Ｃ９電源母綿７を挿入する一対の接触子４゜４の湾曲部
４．．４．間の間隙が微間隙であるため、電源母線７の
挿入に大きな衝撃力を必要とし、電源母線と接触子との
接触部に多くの傷が発生して消耗度が激しくなる。また
、電源母線７と一対の接触子４．４の湾曲部４．４、と
の中心位置が合致せず少しでも偏心しているときには、
電源母線７の挿入は困難となり、そのため双方の中心位
置を合わせるための位置決めに手間がかかり、それだけ
配設工事費も嵩むこととなる。そこで本発明は、斯かる
従来の断路器の問題点を解消すること、すなわち、構成
部材点数を減らし全体構造を小形、簡潔化し得るもので
ありながら、充分な接触圧力を保持しえるとともに通電
容量も可及的に大となすことができ、特にコントロール
センタの使用に好適な断路器を提供することを目的とす
る。

［課題を解決するための手段］本発明は上記目的を達成するために、−枚の金属Ｉを成
形加工して接触子部と端子部とを有する断路器となした
ものである。すなわち、弾力性を有し導電性の良好な長
方形状の金属板を長さ方向の一側端部側でＬ字形に折曲
して折曲部側を短辺部、非折曲部側を長辺部となし、こ
の長辺部のほぼ中央部に長さ方向に沿って折曲部の前後
近接位置まで電源母線挿入用溝を形成し、この電源母線
挿入用溝の巾を手前側を電源８線の厚さより狭く先方側
をほぼ等厚の巾となすとともに、前記金属板のＬ字形折
曲部側短辺部を負荷への通電用端子部となすことによっ
て、断路器を構成したものである。

［作　　用］本発明の断路器は上記構成であるから、Ｌ字形に折曲し
た金属板の長辺部の中央部に長さ方向に沿って形成され
た挿入溝内に電源母線を挿入してその接触を図るもので
ある。金属板長辺部の電源母線挿入用溝の巾は、電源母
線側手前部分が電源母線の厚さより狭く折曲部側先方部
分がほぼ等厚の巾となっているので、その先方側と手前
側の巾の差の分だけ電源母線挿入時に挿入溝を介して三
叉に分割された金属板の長辺部が外方に拡開して撓み、
そしてこの長辺部に連続している短辺部はＬ字形に折曲
しているのでこの短辺部が電源母線の拡開押圧力に対す
る抵抗となって三叉に分割された金属板の長辺部が電源
母線に対し挟圧し、両者は強固に接触される。負荷に対
する通電は、電源母線、金属板の長辺部、金属板の短辺
部を通り、この短辺部に接続される端子部を介して行わ
れる。

［実　施　例１次に、別紙図面第１図〜第３図について本発明に係わる
断路器の一実施例を説明する。

Ｂは断路器で一枚の金属板ｌＯを成形加工して接触子部
と端子部となしたものである。すなわち、金属板１０は
、弾力性を有し導電性の良好な金属（例えば、銅板、リ
ン青銅板、銅−鉄合金等）にて長方形状に形成された板
体であるが、長さ方向−側端部側でＬ字形に折曲されて
おり、折曲部側が短辺部１０３、非折曲部側か長辺部１
０２となっている。そして、この長辺部１０．にはほぼ
中央部に長さ方向に沿って電源母線挿入用溝１１が形成
されており、この挿入用溝１１の先方側はＬ字形折曲部
の前後近接位置の範囲内に至っている。この挿入用溝１
１の巾は、手前側（電源母線７側）の巾ｅ、が電源母線
７の厚さｔより狭く、先方側（折曲部側）の巾氾２が電
源母線７の厚さｔとほぼ等厚の巾となっている。挿入用
溝１１の手前側は電源母線７の挿入を容易にするために
、電源母線７に向かって逆へ字状に拡開（拡開先端部の
巾β、は電源母線７の厚さｔより大）されている。金属
板１０の折曲部側短辺部１０　＋は負荷への通電用端子
１２を有する取付板１３にネジ止め固定されている。取
付板１３は、コントロールセンタのユニット１（第４．
５図）等に取り付けられる。

断路器Ｂと電源母線７との接触を図る場合には、断路器
Ｂを第１図矢印方向（電源母線７側）に移動する。する
と第２、第３図示のごとく、電源母線７が金属板の長辺
部１０．中央部の挿入用溝ｌｌ内に挿入され、電源母線
７が挿入用溝１１を介して三叉に分割され−ている金属
板の長辺部１０□間に弾性的に挟圧されて両者が電気的
に接続される。電源ｆｌｉｌ）線７が挿入用溝ｌｌ内に
挿入しその間に弾性的に接触保持されるに必要な金属板
の長辺部ＩＯ□の撓み量と接触圧力は、前記挿入用溝１
１の手前側と先方側の巾の差１２２−ε１および長辺部
１０２が連続しているＬ字形に折曲された短辺部１０１
による弾性機能により付与されている。この接触圧力に
より、２００〜４００Ａ等比較的通電容量も太き（とれ
る。

金属板の長辺部１０□における神大溝１１の巾の形成方
法は、あらかじめ！、　２□、氾、の巾を設定して溝を
形成してもよいし、１２．１については当初Ｉ２２と回
申に形成した後両側より加圧して℃１に挟める等適宜手
段を用いてさしつかえない。また、断路器Ｂは所謂コン
トロールセンタに使用するものについて説明したが、こ
れに限定する必要はない。

［発明の効果］本発明は、上記のとおり構成したので、上述の従来技術
の問題点を解消し、次の効果を奏する。

１）電路の開閉に必要な接触部における接触圧力と通電
容量を満足するために、従来と異なり金属板をＬ字形に
折曲加工して長辺部と短辺部となし、この長辺部に電源
母線挿入用溝を形成した構成部材のみを用いればよく、
従来に比して断路器の全体構造を簡潔化し、かつ、小形
化し得る。

そしてばね部材等地の構成部材を用いなくても接触圧力
を充分なものとなすことができ、その結果通電容量も可
及的に大ならしめることができる。

２）ｌＶｉ７記１）のため、特に盤自体の小形化に伴い
断路器の構造にも小形化、単純化が要求されるコントロ
ールセンタの使用に好適であり、価格も安価にでき経済
的である。

３）断路器の接触子部（溝１１を有する金属板の長辺部
１０２）に対する電源母線の挿入を円滑、容易に行うこ
とができ、従来のように電源母線の挿入に大きな衝撃力
を必要としたり、接触子部に多くの傷が発生して消“経
度が激しくなる、電源母線と接触子部の中心位置の位置
決めに手間がかがり配設工事費が嵩む等のおそれはない
。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明に係る断路器の一実施例を示す
もので、第１図は開路状態における平面図、第２図は閉
路状態における同上の縦断側面図、第３図は閉路状態に
おける平面図である。第４図及び第５図は従来の断路器の一例を示すもので、
第４図は閉路状態における横断平面図、第５図は開路状
態における横断平面図である。Ｂ・・・断路器　　　　１０・・・金属板１０、・・・
短辺部　　１０２・・・長辺部１電源母線挿入用溝７・・・電源母線２　・・・端子３　・・・取付板

Claims

【特許請求の範囲】

弾力性を有し導電性の良好な長方形上の金属板を長さ方
向の一側端部側でＬ字形に折曲して折曲部側を短辺部、
非折曲部側を長辺部となし、この長辺部のほぼ中央部に
長さ方向に沿って折曲部の前後近接位置まで電源母線挿
入用溝を形成し、この電源母線挿入用溝の巾を手前側を
電源母線の厚さより狭く先方側をほぼ等厚の巾となすと
ともに、前記金属板のＬ字形折曲部側短辺部を負荷への
通電用端子部となしたことを特徴とする断路器。