JPH0313284Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0313284Y2 JPH0313284Y2 JP1985202140U JP20214085U JPH0313284Y2 JP H0313284 Y2 JPH0313284 Y2 JP H0313284Y2 JP 1985202140 U JP1985202140 U JP 1985202140U JP 20214085 U JP20214085 U JP 20214085U JP H0313284 Y2 JPH0313284 Y2 JP H0313284Y2
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- pressure
- detection bag
- pressure detection
- intracranial
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
この考案は頭蓋内圧測定用検出器に関し、さら
に詳しくは、脳血管障害や、脳腫瘍，頭部外傷な
どで開頭手術を施した後の頭蓋内圧と頭蓋内電位
の連続モニタに適した頭蓋内圧測定用検出器に関
する。
に詳しくは、脳血管障害や、脳腫瘍，頭部外傷な
どで開頭手術を施した後の頭蓋内圧と頭蓋内電位
の連続モニタに適した頭蓋内圧測定用検出器に関
する。
頭蓋内圧測定は脳血管障害や、脳腫瘍，頭部外
傷などで開頭手術を施された患者の管理のために
行うもので、その連続モニタは特に重要である。
この頭蓋内圧を硬膜外から正確に測定する検出器
としては実公昭56−52883号公報，特公昭58−
29088号公報，特公昭59−32136号公報などに示さ
れるものが知られている。 また、患者の頭蓋内血行，神経系の機能，生命
維持能力などを客観的に監視するためには、聴覚
刺激や、手首の電気刺激に対する脳幹部の神経活
動を記録する脳幹誘発電位測定が優れた方法と考
えられている。しかしながら、脳幹誘発電位は、
耳朶の電位を基準電位とし、第３図のように頭皮
上に配置された脳波用電極１を介して測定されて
いるので、脳実質に比較して約80倍もの抵抗率を
もつ頭蓋骨による信号の減衰があり、頭部の筋肉
活動に起因する雑音成分や、外来雑音などの影響
も受け易く、SN比の悪い観測結果を余儀なくさ
れていた。 SN比を向上させるために、同期加算を行うの
であるが、その加算回数がしばしば1000回を越え
患者に与える負担が大きく、加えてモニタとして
の即時性にも欠ける問題があつた。 とくに、開頭手術を施した後の管理下におかれ
ている患者にあつては、縫合部の感染防止上の見
地からも、あるいは、繃帯の脱着と云う装着上の
利便性からも、一般に用いられている脳波測定用
電極を用いることは好ましいことではなかつた。 そこで、この考案の頭蓋内圧測定用検出器は、
このような問題点を解消することを目的として案
出されたものであり、圧力検出袋と、該圧力検出
袋と一体に形成された圧力導出管と、該圧力導出
管に固定された被覆チユーブと、該被覆チユーブ
に挿通され、一端が前記圧力検出袋に取り付けら
れて電極部を構成し、他端が電位測定器に接続さ
れた導電線とを備えており、前記圧力検出袋が頭
蓋内に挿入された状態で前記電極部により頭蓋内
電位を測定するとを特徴とする。
傷などで開頭手術を施された患者の管理のために
行うもので、その連続モニタは特に重要である。
この頭蓋内圧を硬膜外から正確に測定する検出器
としては実公昭56−52883号公報，特公昭58−
29088号公報，特公昭59−32136号公報などに示さ
れるものが知られている。 また、患者の頭蓋内血行，神経系の機能，生命
維持能力などを客観的に監視するためには、聴覚
刺激や、手首の電気刺激に対する脳幹部の神経活
動を記録する脳幹誘発電位測定が優れた方法と考
えられている。しかしながら、脳幹誘発電位は、
耳朶の電位を基準電位とし、第３図のように頭皮
上に配置された脳波用電極１を介して測定されて
いるので、脳実質に比較して約80倍もの抵抗率を
もつ頭蓋骨による信号の減衰があり、頭部の筋肉
活動に起因する雑音成分や、外来雑音などの影響
も受け易く、SN比の悪い観測結果を余儀なくさ
れていた。 SN比を向上させるために、同期加算を行うの
であるが、その加算回数がしばしば1000回を越え
患者に与える負担が大きく、加えてモニタとして
の即時性にも欠ける問題があつた。 とくに、開頭手術を施した後の管理下におかれ
ている患者にあつては、縫合部の感染防止上の見
地からも、あるいは、繃帯の脱着と云う装着上の
利便性からも、一般に用いられている脳波測定用
電極を用いることは好ましいことではなかつた。 そこで、この考案の頭蓋内圧測定用検出器は、
このような問題点を解消することを目的として案
出されたものであり、圧力検出袋と、該圧力検出
袋と一体に形成された圧力導出管と、該圧力導出
管に固定された被覆チユーブと、該被覆チユーブ
に挿通され、一端が前記圧力検出袋に取り付けら
れて電極部を構成し、他端が電位測定器に接続さ
れた導電線とを備えており、前記圧力検出袋が頭
蓋内に挿入された状態で前記電極部により頭蓋内
電位を測定するとを特徴とする。
以下、この考案の実施例を添付した図面の第１
図、および、第２図について説明する。図におい
て符号１１は圧力検出袋を示し、この圧力検出袋
１１からチユーブ状の圧力導出管１２が延長さ
れ、両者の内部空間は連通しており、圧力検出袋
１１の導出管１２との連絡部分の周囲には金製の
導電線１３が露出状態で巻かれて電極部１３Ａを
形成している。この導電線１３の端部は導出管１
２に沿つてハンド１２ａで固定されている被覆チ
ユーブ１４中に挿入されて延長されている。 この導電線１３の延長端部は、耳朶用電極１５
から延長されている検出線１６と共に電池式のプ
リアンプ２１に導入されており、１６の電位と導
電線１３が圧力検出袋１１の基部に露出状態で巻
かれて形成された電極部１３Ａで検出される電位
差に比例した電流がフオトカプラ２２を形成する
フオトダイオード２２Ｄに流れ、この光がフオト
トランジスタ２２Ｑに加えられ電気信号となり、
バツフアアンプ２３を介して電位測定器２４に加
えられるようになつている。 次に、この考案の頭蓋内圧測定用検出器を使用
して頭蓋内圧を測定する手順を説明する。 開頭手術を終了した段階で、第２図に示すよう
に、圧力検出袋１１を縫合前の開頭部Ａから硬膜
外腔Ｋ中に挿入する。そして、手術後の管理必要
期間、頭蓋内圧及び頭蓋内電位を連続的に測定す
る。このとき、頭蓋内圧の測定を終了した時点
で、圧力導出管１２を介して圧力検出袋１１の内
部にある液体の量を増減させる。これによつて、
電極部１３Ａの剛性をコントロールすることがで
きる。その結果、長期間にわたり電極部１３Ａと
硬膜との電気的接触が良好な状態に維持され、頭
蓋内圧を高精度で測定することができる。 また、開頭した頭蓋内から電極を抜き取るとき
には、圧力導出管１２を介して圧力検出袋１１内
の液体を流出させる。これにより、電極部１３Ａ
が無定形の状態になり、開頭部からの除去が容易
になる。この点、金属皿等の電極を挿入して頭蓋
内圧を測定する場合に比較して、抜去部周辺の組
織に与える損傷が極めて少なくなる。
図、および、第２図について説明する。図におい
て符号１１は圧力検出袋を示し、この圧力検出袋
１１からチユーブ状の圧力導出管１２が延長さ
れ、両者の内部空間は連通しており、圧力検出袋
１１の導出管１２との連絡部分の周囲には金製の
導電線１３が露出状態で巻かれて電極部１３Ａを
形成している。この導電線１３の端部は導出管１
２に沿つてハンド１２ａで固定されている被覆チ
ユーブ１４中に挿入されて延長されている。 この導電線１３の延長端部は、耳朶用電極１５
から延長されている検出線１６と共に電池式のプ
リアンプ２１に導入されており、１６の電位と導
電線１３が圧力検出袋１１の基部に露出状態で巻
かれて形成された電極部１３Ａで検出される電位
差に比例した電流がフオトカプラ２２を形成する
フオトダイオード２２Ｄに流れ、この光がフオト
トランジスタ２２Ｑに加えられ電気信号となり、
バツフアアンプ２３を介して電位測定器２４に加
えられるようになつている。 次に、この考案の頭蓋内圧測定用検出器を使用
して頭蓋内圧を測定する手順を説明する。 開頭手術を終了した段階で、第２図に示すよう
に、圧力検出袋１１を縫合前の開頭部Ａから硬膜
外腔Ｋ中に挿入する。そして、手術後の管理必要
期間、頭蓋内圧及び頭蓋内電位を連続的に測定す
る。このとき、頭蓋内圧の測定を終了した時点
で、圧力導出管１２を介して圧力検出袋１１の内
部にある液体の量を増減させる。これによつて、
電極部１３Ａの剛性をコントロールすることがで
きる。その結果、長期間にわたり電極部１３Ａと
硬膜との電気的接触が良好な状態に維持され、頭
蓋内圧を高精度で測定することができる。 また、開頭した頭蓋内から電極を抜き取るとき
には、圧力導出管１２を介して圧力検出袋１１内
の液体を流出させる。これにより、電極部１３Ａ
が無定形の状態になり、開頭部からの除去が容易
になる。この点、金属皿等の電極を挿入して頭蓋
内圧を測定する場合に比較して、抜去部周辺の組
織に与える損傷が極めて少なくなる。
以上の説明から明らかなように、この考案の頭
蓋内圧測定用検出器は、上述のように構成したか
ら次のような効果がある。 (1) Ｄ頭蓋内硬膜外腔中に直接電極を挿入できる
ので、信号の減衰，電気的ノイズが防止され、
同期加算回数も減少し、即時性のある信頼の高
い誘発電位の測定ができる。 (2) また、電極抜去時には、圧力検出袋から液体
を抜き去ることによつて、電極を無定形にする
ことができるため、周辺の組織に与える損傷等
を極力抑えた抜去が可能となる。
蓋内圧測定用検出器は、上述のように構成したか
ら次のような効果がある。 (1) Ｄ頭蓋内硬膜外腔中に直接電極を挿入できる
ので、信号の減衰，電気的ノイズが防止され、
同期加算回数も減少し、即時性のある信頼の高
い誘発電位の測定ができる。 (2) また、電極抜去時には、圧力検出袋から液体
を抜き去ることによつて、電極を無定形にする
ことができるため、周辺の組織に与える損傷等
を極力抑えた抜去が可能となる。
第１図はこの考案による頭蓋内圧電位測定用検
出器をを示す説明図、第２図は測定状態を示す
図、第３図は従来の頭蓋内圧電位測定装置の電極
配置を示す図である。 １１…圧力検出袋、１２…導出管、１３…導電
線、１３Ａ…電極部、１４…被覆チユーブ、１５
…耳朶用電極、１６…検出線、２１…プリアン
プ、２２…フオトカプラ、２３…バツフアアン
プ、２４…電位測定器。
出器をを示す説明図、第２図は測定状態を示す
図、第３図は従来の頭蓋内圧電位測定装置の電極
配置を示す図である。 １１…圧力検出袋、１２…導出管、１３…導電
線、１３Ａ…電極部、１４…被覆チユーブ、１５
…耳朶用電極、１６…検出線、２１…プリアン
プ、２２…フオトカプラ、２３…バツフアアン
プ、２４…電位測定器。
Claims (1)
- 圧力検出袋と、該圧力検出袋と一体に形成され
た圧力導出管と、該圧力導出管に固定された被覆
チユーブと、該被覆チユーブに挿通され、一端が
前記圧力検出袋に取り付けられて電極部を構成
し、他端が電位測定器に接続された導電線とを備
えており、前記圧力検出袋が頭蓋内に挿入された
状態で前記電極部により頭蓋内電位を測定するこ
とを特徴とする頭蓋内圧測定用検出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985202140U JPH0313284Y2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985202140U JPH0313284Y2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62107804U JPS62107804U (ja) | 1987-07-09 |
| JPH0313284Y2 true JPH0313284Y2 (ja) | 1991-03-27 |
Family
ID=31166242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985202140U Expired JPH0313284Y2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0313284Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6068829A (ja) * | 1983-08-18 | 1985-04-19 | カ−ロス・エイ・ハキム | 情報を生体内から伝達する装置 |
-
1985
- 1985-12-24 JP JP1985202140U patent/JPH0313284Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6068829A (ja) * | 1983-08-18 | 1985-04-19 | カ−ロス・エイ・ハキム | 情報を生体内から伝達する装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62107804U (ja) | 1987-07-09 |
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