JPH0312703Y2 - - Google Patents
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- JPH0312703Y2 JPH0312703Y2 JP17426885U JP17426885U JPH0312703Y2 JP H0312703 Y2 JPH0312703 Y2 JP H0312703Y2 JP 17426885 U JP17426885 U JP 17426885U JP 17426885 U JP17426885 U JP 17426885U JP H0312703 Y2 JPH0312703 Y2 JP H0312703Y2
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- Japan
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- container
- container body
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- container lid
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Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
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Description
(産業上の利用分野)
本考案は、ポリエチレンテレフタレート樹脂製
耐圧容器の改良に関する。 (従来の技術) 従来、エアゾール容器のように高圧液体を密封
したポリエチレンテレフタレート樹脂製耐圧容器
としては、特開昭53−125470号公報で提案され第
4図示のように金属製容器蓋aの全周に亘って形
成した湾曲形状の周縁部bを樹脂製容器本体cの
開口端部dの端縁に設けた膨出口部eの内面に嵌
合し組み付けした容器、或いは米国特許第
3837527号公報で提案され第5図示のように樹脂
製容器本体cの開口端部dの外面に断面略形状
の金属製容器蓋gの外周縁部hを嵌合し組み付け
した容器は知られている。 しかしながら、このような構成によるときは、
前者の場合、金属製容器蓋aの湾曲形状の周縁部
bの外拡力と、容器本体c内に収納した高圧液体
による内圧とに対して長期間に亘って耐久性を維
持させるためには、容器本体cの膨出口部eおよ
びこれに連なる開口端部d近傍の胴部fを肉厚に
形成しなければならない問題がある。また後者の
場合は容器本体cの開口端部dに容器蓋gの外周
縁部hを外嵌した構造となっているため容器本体
cの開口端部dの胴部fの厚さを前者に比して肉
薄に形成しても容器本体c内に収納した高圧液体
による内圧に対する耐圧強度を維持出来る。しか
し容器本体aの開口端部dに容器蓋gの外周縁部
hを外嵌し組み付ける際、外周縁部hの開口端部
dへの嵌合と、外周縁部hのスカート部iを内方
への絞り込みとを、強い押圧力で行なった場合に
は、その強い押圧力に耐えられず開口端部dにク
ラツクが生じ外嵌を損ねるばかりでなく、長期間
の保存中に内圧によってクラツクが割れ歪に成長
し、この割れ歪によって開口端部dが欠落し易い
状態となるため内圧が高められたとき容器蓋gが
容器本体cより離脱したり、或いは開口端部dよ
り内容物が漏洩する等の問題がある。また組付時
の押圧力が弱い場合には開口端部dにクラツクは
生じないが、内圧に耐えられずに容器蓋gが離脱
したり、或いは内容物が漏洩する問題がある。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案はかかる従来の問題を解消し、組み付け
の際に開口端部に強い力が加えられてもクラツク
が生ぜず、また高温下に晒された場合或いは長期
間に亘って保存しても容器本体と容器蓋との係合
部分より内容物が漏洩することなく、かつ容器蓋
の離脱を防止出来る耐圧強度に優れたポリエチレ
ンテレフタレート樹脂製耐圧容器を提供しようと
するものである。 (問題点を解決するための手段) 本考案は前記問題点を解決するためになされた
ものであって、ポリエチレンテレフタレート樹脂
製容器本体の開口端部に金属製容器蓋の外周縁部
を組み付けし高圧液体を密封した容器において、
前記容器蓋の外周縁部に設けたスカート部を係止
する係止部を前記容器本体の開口端部に形成する
と共に、開口端部に熱処理を施して白化した開口
端部の係止部に容器蓋のスカート部を係合したこ
とを特徴とする。 (実施例) 以下、本考案の実施例を図面によって説明す
る。 第1図および第2図は本考案実施の1例を示す
エアゾール容器である。 図面で1は容器本体、2は容器蓋を示す。 容器本体1はポリエチレンテレフタレート樹脂
材から成り、射出成形或いはブロー成形により得
られた胴部3の上方に開口端部4を備える有底筒
状体である。また容器蓋2はブリキ等の金属材料
から成り中央部分にノズル、押しボタン、ガスケ
ツト、スプリングを内設せるハウジング等から成
るバルブ5およびデイツプチユーブ6を備えるパ
ネル面7と、パネル面7の全周縁に連なって起立
し容器本体1の開口端部4の内面に当接する内周
縁部8と、内周縁部8の上端で外方へ屈曲し更に
下方に向って垂下する外周縁部9とから成るもの
である。 そして本考案においては容器蓋2の外周縁部9
の下端側にその端部を内方へ屈曲して突出形状の
スカート部10を設けた。また容器本体1の開口
端部4の外周面11の全周に亘って容器蓋2のス
カート部10を係止する段部を備える係止部12
を内方へ凹入した形状に形成した。更にこの係止
部12を含む開口端部4は前記容器蓋2を係止す
る前に熱処理(例えば温度150℃で時間80秒間加
熱後徐冷する)を施して該当部分の容器本体1を
構成する樹脂材の結晶化を行い白化せしめる。そ
うしてこの白化した開口端部4の外面に前記容器
蓋2の外周縁部9を嵌合し、次いで開口端部4の
係止部12に外周縁部9に形成されたスカート部
10を係合した。図面で13は容器本体1の開口
端部4の端縁4aと容器蓋2との間に施した
NBRゴム等から成るシーリング材である。 前述のように構成したので、外周縁部9および
スカート部10を係合させる開口端部4はこれを
構成している樹脂材が熱処理により結晶化が進行
しているため、開口端部4の衝撃などに対する機
械的強度が向上した状態即ち実質的に強化された
強さを有することとなる。その結果開口端部4に
容器蓋2を嵌合し、係止部12にスカート部10
を係合させるための組付加工の際、熱処理以前の
樹脂材の耐力を超えるような強い押圧力を外方よ
り加えても開口端部4に微細なクラツクが発生し
ない。また容器本体1と容器蓋2との係合を強い
押圧力で行なうことが出来るから、両者1,2は
互に完全に係合出来て、長期間に亘って保存され
ても、また高温状態に晒されたとしても、かつ容
器本体1内に収納した内容物がエアゾール製品の
ような内圧を高めるものであっても、両者1,2
の係合部分より漏洩することがなく、かつ容器本
体1より容器蓋2の離脱を防止出来、更にクラツ
クを生じないから保存中に割れや内容物の漏洩が
ない。また容器本体1にポリエチレンテレフタレ
ート樹脂材を用いたから容器本体1内に収納した
内容物を透視出来る。更に熱処理により白化した
容器本体1の開口端部4は容器蓋2の外周縁部9
で被覆されているため実質的に容器本体1の透明
性や外観を損ねることがない。 次に、前記第1図示の実施例と従来品との高温
度下におけるクラツクの発生有無、耐圧強度を調
べた結果は次の通りである。 実施例 容器本体:ポリエチレンテレフタレート樹脂、
胴厚(第2図示の厚さt1)2 5mm、係止部厚
(第2図示の厚さt2)1 5mm、から成る射出成
形により得た第1図示のような有底筒状体。ま
た、係止部12を含む開口端部4に赤外線ヒータ
ーにより温度200℃で時間約4分間加熱後徐冷し
て該当部分の樹脂材を結晶化を行ない白化せしめ
た。 容器蓋:ブリキ製。 巻締機を用いて容器本体に容器蓋を外方より係
合させて組み付けした。 従来品 容器本体:ポリエチレンテレフタレート樹脂、
胴厚(第2図示の厚さt1)2 5mm、係止部厚
(第2図示の厚さt2)1 5mm、から成る射出成
形により得た第1図示のような有底筒状体。 容器蓋:ブリキ製。 巻締機を用いて容器本体に容器蓋を外方より係
合させて組み付けした。 試験方法 容器本体と容器蓋との組付後、容器本体内にア
ルコールベース内容物とフロンガスとを充填し、
温度45℃の室内に保存し24時間経過後開口端部の
クラツクの発生状態を調べた。その結果を次に示
す。 実施例:クラツクの発生がなくかつその他瑕疵
は見当らなかった。 従来例:微細なクラツクが発生していた。 試験方法 容器本体と容器蓋との組付後、一定温度に保持
しながら水圧試験機を用いて容器蓋のノズルから
容器内に水を加圧注入し組み付けした容器蓋が離
脱するまでの圧力値を測定した。 その結果を表−1に示す。
耐圧容器の改良に関する。 (従来の技術) 従来、エアゾール容器のように高圧液体を密封
したポリエチレンテレフタレート樹脂製耐圧容器
としては、特開昭53−125470号公報で提案され第
4図示のように金属製容器蓋aの全周に亘って形
成した湾曲形状の周縁部bを樹脂製容器本体cの
開口端部dの端縁に設けた膨出口部eの内面に嵌
合し組み付けした容器、或いは米国特許第
3837527号公報で提案され第5図示のように樹脂
製容器本体cの開口端部dの外面に断面略形状
の金属製容器蓋gの外周縁部hを嵌合し組み付け
した容器は知られている。 しかしながら、このような構成によるときは、
前者の場合、金属製容器蓋aの湾曲形状の周縁部
bの外拡力と、容器本体c内に収納した高圧液体
による内圧とに対して長期間に亘って耐久性を維
持させるためには、容器本体cの膨出口部eおよ
びこれに連なる開口端部d近傍の胴部fを肉厚に
形成しなければならない問題がある。また後者の
場合は容器本体cの開口端部dに容器蓋gの外周
縁部hを外嵌した構造となっているため容器本体
cの開口端部dの胴部fの厚さを前者に比して肉
薄に形成しても容器本体c内に収納した高圧液体
による内圧に対する耐圧強度を維持出来る。しか
し容器本体aの開口端部dに容器蓋gの外周縁部
hを外嵌し組み付ける際、外周縁部hの開口端部
dへの嵌合と、外周縁部hのスカート部iを内方
への絞り込みとを、強い押圧力で行なった場合に
は、その強い押圧力に耐えられず開口端部dにク
ラツクが生じ外嵌を損ねるばかりでなく、長期間
の保存中に内圧によってクラツクが割れ歪に成長
し、この割れ歪によって開口端部dが欠落し易い
状態となるため内圧が高められたとき容器蓋gが
容器本体cより離脱したり、或いは開口端部dよ
り内容物が漏洩する等の問題がある。また組付時
の押圧力が弱い場合には開口端部dにクラツクは
生じないが、内圧に耐えられずに容器蓋gが離脱
したり、或いは内容物が漏洩する問題がある。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案はかかる従来の問題を解消し、組み付け
の際に開口端部に強い力が加えられてもクラツク
が生ぜず、また高温下に晒された場合或いは長期
間に亘って保存しても容器本体と容器蓋との係合
部分より内容物が漏洩することなく、かつ容器蓋
の離脱を防止出来る耐圧強度に優れたポリエチレ
ンテレフタレート樹脂製耐圧容器を提供しようと
するものである。 (問題点を解決するための手段) 本考案は前記問題点を解決するためになされた
ものであって、ポリエチレンテレフタレート樹脂
製容器本体の開口端部に金属製容器蓋の外周縁部
を組み付けし高圧液体を密封した容器において、
前記容器蓋の外周縁部に設けたスカート部を係止
する係止部を前記容器本体の開口端部に形成する
と共に、開口端部に熱処理を施して白化した開口
端部の係止部に容器蓋のスカート部を係合したこ
とを特徴とする。 (実施例) 以下、本考案の実施例を図面によって説明す
る。 第1図および第2図は本考案実施の1例を示す
エアゾール容器である。 図面で1は容器本体、2は容器蓋を示す。 容器本体1はポリエチレンテレフタレート樹脂
材から成り、射出成形或いはブロー成形により得
られた胴部3の上方に開口端部4を備える有底筒
状体である。また容器蓋2はブリキ等の金属材料
から成り中央部分にノズル、押しボタン、ガスケ
ツト、スプリングを内設せるハウジング等から成
るバルブ5およびデイツプチユーブ6を備えるパ
ネル面7と、パネル面7の全周縁に連なって起立
し容器本体1の開口端部4の内面に当接する内周
縁部8と、内周縁部8の上端で外方へ屈曲し更に
下方に向って垂下する外周縁部9とから成るもの
である。 そして本考案においては容器蓋2の外周縁部9
の下端側にその端部を内方へ屈曲して突出形状の
スカート部10を設けた。また容器本体1の開口
端部4の外周面11の全周に亘って容器蓋2のス
カート部10を係止する段部を備える係止部12
を内方へ凹入した形状に形成した。更にこの係止
部12を含む開口端部4は前記容器蓋2を係止す
る前に熱処理(例えば温度150℃で時間80秒間加
熱後徐冷する)を施して該当部分の容器本体1を
構成する樹脂材の結晶化を行い白化せしめる。そ
うしてこの白化した開口端部4の外面に前記容器
蓋2の外周縁部9を嵌合し、次いで開口端部4の
係止部12に外周縁部9に形成されたスカート部
10を係合した。図面で13は容器本体1の開口
端部4の端縁4aと容器蓋2との間に施した
NBRゴム等から成るシーリング材である。 前述のように構成したので、外周縁部9および
スカート部10を係合させる開口端部4はこれを
構成している樹脂材が熱処理により結晶化が進行
しているため、開口端部4の衝撃などに対する機
械的強度が向上した状態即ち実質的に強化された
強さを有することとなる。その結果開口端部4に
容器蓋2を嵌合し、係止部12にスカート部10
を係合させるための組付加工の際、熱処理以前の
樹脂材の耐力を超えるような強い押圧力を外方よ
り加えても開口端部4に微細なクラツクが発生し
ない。また容器本体1と容器蓋2との係合を強い
押圧力で行なうことが出来るから、両者1,2は
互に完全に係合出来て、長期間に亘って保存され
ても、また高温状態に晒されたとしても、かつ容
器本体1内に収納した内容物がエアゾール製品の
ような内圧を高めるものであっても、両者1,2
の係合部分より漏洩することがなく、かつ容器本
体1より容器蓋2の離脱を防止出来、更にクラツ
クを生じないから保存中に割れや内容物の漏洩が
ない。また容器本体1にポリエチレンテレフタレ
ート樹脂材を用いたから容器本体1内に収納した
内容物を透視出来る。更に熱処理により白化した
容器本体1の開口端部4は容器蓋2の外周縁部9
で被覆されているため実質的に容器本体1の透明
性や外観を損ねることがない。 次に、前記第1図示の実施例と従来品との高温
度下におけるクラツクの発生有無、耐圧強度を調
べた結果は次の通りである。 実施例 容器本体:ポリエチレンテレフタレート樹脂、
胴厚(第2図示の厚さt1)2 5mm、係止部厚
(第2図示の厚さt2)1 5mm、から成る射出成
形により得た第1図示のような有底筒状体。ま
た、係止部12を含む開口端部4に赤外線ヒータ
ーにより温度200℃で時間約4分間加熱後徐冷し
て該当部分の樹脂材を結晶化を行ない白化せしめ
た。 容器蓋:ブリキ製。 巻締機を用いて容器本体に容器蓋を外方より係
合させて組み付けした。 従来品 容器本体:ポリエチレンテレフタレート樹脂、
胴厚(第2図示の厚さt1)2 5mm、係止部厚
(第2図示の厚さt2)1 5mm、から成る射出成
形により得た第1図示のような有底筒状体。 容器蓋:ブリキ製。 巻締機を用いて容器本体に容器蓋を外方より係
合させて組み付けした。 試験方法 容器本体と容器蓋との組付後、容器本体内にア
ルコールベース内容物とフロンガスとを充填し、
温度45℃の室内に保存し24時間経過後開口端部の
クラツクの発生状態を調べた。その結果を次に示
す。 実施例:クラツクの発生がなくかつその他瑕疵
は見当らなかった。 従来例:微細なクラツクが発生していた。 試験方法 容器本体と容器蓋との組付後、一定温度に保持
しながら水圧試験機を用いて容器蓋のノズルから
容器内に水を加圧注入し組み付けした容器蓋が離
脱するまでの圧力値を測定した。 その結果を表−1に示す。
【表】
示す。
試験方法 容器本体と容器蓋との組付後、容器本体内にア
ルコールベース内容物とフロンガスとを充填し、
温度45℃の室内に保存し経時後前記試験方法と
同様の方法で圧力値を測定した。その結果を表−
2に示す。
試験方法 容器本体と容器蓋との組付後、容器本体内にア
ルコールベース内容物とフロンガスとを充填し、
温度45℃の室内に保存し経時後前記試験方法と
同様の方法で圧力値を測定した。その結果を表−
2に示す。
【表】
クラツクの発生の有無および表−1、表−2に
示すように本考案品は従来品に比してクラツクの
発生もなく、また高温度下に晒された場合、或い
は高温度下で長期間に亘って保存された場合に両
者間には明確な耐圧強度の差があることを示し
た。 第3は本考案の変形例であって、容器本体1の
開口端部4の端縁4aを周方向に外方へ突出して
形成された突部を容器蓋2のスカート部10の係
止部12としたものである。 前記図示実施例では容器本体1の白化した開口
端部4の外周面11に設けた係止部12に、容器
蓋2の内方へ突出形状のスカート部10を係合さ
せたが、第4図示のように容器本体cの開口端部
dに周方向に内方へ突出して形成した膨出口部e
を係止部とし、該開口端部dに熱処理を施して白
化させると共に、前記膨出口部eに容器蓋aの全
周に亘って形成した湾曲形状の周縁部bをスカー
ト部として係合させると共に、膨出口部eにカシ
メ止めしても本考案の効果を妨げない。 (考案の効果) このように本考案によるときは、容器蓋の外周
縁部に設けたスカート部を係止する係止部を容器
本体の開口端部に形成すると共に、開口端部に熱
処理を施して白化した開口端部の係止部に容器蓋
のスカート部を係合した。従って、容器蓋の外周
縁部およびスカート部を嵌合し係合させる容器本
体の開口端部はこれを構成している樹脂材が熱処
理により結晶化が進化して白化しているため、開
口端部の衝撃などに対する機械的強度が向上した
状態即ち強化された強さを有することとなる。そ
の結果容器本体と容器蓋との組付加工の際熱処理
以前の樹脂材の耐力を超えるような強い押圧力を
加えても開口端部にクラツクが発生しないから、
容器本体と容器蓋との係合を強い押圧力で行なう
ことが出来て、高温状態に晒されたとしても、ま
た内容物が内圧を高めるものであっても、容器本
体と容器蓋との係合部より内容物が漏洩すること
なく長期間に亘って保存出来、かつ容器本体より
容器蓋の離脱を防止出来るポリエチレンテレフタ
レート樹脂製耐圧容器を提供するの効果がある。
示すように本考案品は従来品に比してクラツクの
発生もなく、また高温度下に晒された場合、或い
は高温度下で長期間に亘って保存された場合に両
者間には明確な耐圧強度の差があることを示し
た。 第3は本考案の変形例であって、容器本体1の
開口端部4の端縁4aを周方向に外方へ突出して
形成された突部を容器蓋2のスカート部10の係
止部12としたものである。 前記図示実施例では容器本体1の白化した開口
端部4の外周面11に設けた係止部12に、容器
蓋2の内方へ突出形状のスカート部10を係合さ
せたが、第4図示のように容器本体cの開口端部
dに周方向に内方へ突出して形成した膨出口部e
を係止部とし、該開口端部dに熱処理を施して白
化させると共に、前記膨出口部eに容器蓋aの全
周に亘って形成した湾曲形状の周縁部bをスカー
ト部として係合させると共に、膨出口部eにカシ
メ止めしても本考案の効果を妨げない。 (考案の効果) このように本考案によるときは、容器蓋の外周
縁部に設けたスカート部を係止する係止部を容器
本体の開口端部に形成すると共に、開口端部に熱
処理を施して白化した開口端部の係止部に容器蓋
のスカート部を係合した。従って、容器蓋の外周
縁部およびスカート部を嵌合し係合させる容器本
体の開口端部はこれを構成している樹脂材が熱処
理により結晶化が進化して白化しているため、開
口端部の衝撃などに対する機械的強度が向上した
状態即ち強化された強さを有することとなる。そ
の結果容器本体と容器蓋との組付加工の際熱処理
以前の樹脂材の耐力を超えるような強い押圧力を
加えても開口端部にクラツクが発生しないから、
容器本体と容器蓋との係合を強い押圧力で行なう
ことが出来て、高温状態に晒されたとしても、ま
た内容物が内圧を高めるものであっても、容器本
体と容器蓋との係合部より内容物が漏洩すること
なく長期間に亘って保存出来、かつ容器本体より
容器蓋の離脱を防止出来るポリエチレンテレフタ
レート樹脂製耐圧容器を提供するの効果がある。
第1図は本考案実施の1例を示す截断面図、第
2図は第1図のA部分拡大図、第3図は本考案の
変形例を示す第2図と同様の拡大図、第4図およ
び第5図は従来品の主要部を示す截断拡大図であ
る。 1…容器本体、2…容器蓋、4…開口端部、9
…外周縁部、10…スカート部、12…係止部。
2図は第1図のA部分拡大図、第3図は本考案の
変形例を示す第2図と同様の拡大図、第4図およ
び第5図は従来品の主要部を示す截断拡大図であ
る。 1…容器本体、2…容器蓋、4…開口端部、9
…外周縁部、10…スカート部、12…係止部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 ポリエチレンテレフタレート樹脂製容器本体
の開口端部に金属製容器蓋の外周縁部を組み付
けし高圧流体を密封した容器において、前記容
器蓋の外周縁部に設けたスカート部を係止する
係止部を前記容器本体の開口端部に形成すると
共に、開口端部に熱処理を施して白化した開口
端部の係止部に容器蓋のスカート部を係合した
ことを特徴とするポリエチレンテレフタレート
樹脂製耐圧容器。 2 前記容器蓋の外周縁部に設けたスカート部を
内方へ突出形状に形成し、該スカート部を係止
させる容器本体に設けた係止部を開口端部の外
周面に形成したことを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第1項に記載のポリエチレンテレフ
タレート樹脂製耐圧容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17426885U JPH0312703Y2 (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17426885U JPH0312703Y2 (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6282980U JPS6282980U (ja) | 1987-05-27 |
JPH0312703Y2 true JPH0312703Y2 (ja) | 1991-03-25 |
Family
ID=31112491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17426885U Expired JPH0312703Y2 (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0312703Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-14 JP JP17426885U patent/JPH0312703Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6282980U (ja) | 1987-05-27 |
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