JPH03120222A - 免疫増強剤 - Google Patents

免疫増強剤

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JPH03120222A
JPH03120222A JP1259525A JP25952589A JPH03120222A JP H03120222 A JPH03120222 A JP H03120222A JP 1259525 A JP1259525 A JP 1259525A JP 25952589 A JP25952589 A JP 25952589A JP H03120222 A JPH03120222 A JP H03120222A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 主粟上皇程里公団 本発明は、ビフィドバクテリウム ロンガム(Bifi
dobacterium IOngum) SBT 2
928株(微工研菌寄第10657号)の菌体を有効成
分とする生体免疫増強剤に関する。
本発明の生体免疫増強剤は、マイトジェン活性、抗腫瘍
活性及びマクロファージ活性などを高める作用を有して
おり、医薬として有用である。
皿来五伎歪 ビフィズス菌は人および動物の腸管内に常在して主要面
相をなす有用細菌として知られている。
母乳栄養児においては腸内面相のほとんどがこの菌種で
占められていることから、これまでも乳児栄養学の観点
から研究され、育児粉乳成分のいわゆる母乳化の一指標
として関心がもたれてきている。しかし、近年、腸内細
菌に関する生態学的研究が著しく進み、乳幼児にかぎら
ず、成人、老人を含めてビフィズス菌は腸管内において
主要面相をなしていることが解明され、また、ビフィズ
ス面相を高率に維持することが人の健康維持を図る上で
非常に重要であることが明らかにされてきた。
ビフィズス菌の人の健康におよぼす効果としては、腸管
内で乳酸、酢酸を生成することによる腸内病原菌・腐敗
菌の増殖抑制、異常醗酵の低下やビフィズス菌の増殖に
よる螺動亢進を含めた整腸作用等の生態学的な効果と、
抗腫瘍活性、コレステロール上昇抑制作用など菌種、菌
株によって活性の異なる生理学的効果の二種に大きく分
けられる。
近年、ことに後者の面からの研究が多くなされ、これま
でにもビフィズス菌の菌体、細胞壁、菌体内成分あるい
は細胞外多糖類の示す抗腫瘍活性(特開昭53−107
415.52−117494.55−7205.58−
203913)、感染防御作用(特開昭6l−2579
30)、コレラ、大腸菌毒素中和効果(特開昭59−2
22423)、血清コレステロール上昇抑制作用(特開
昭62−258323)等の特許出願が公開されている
ビフィズス菌の生態学的な効果を期待するには、腸内細
面相に占めるビフィズス菌の存在割合を高めることが必
要となり、広くビフィズス菌全船に共通する効果である
といえる。これに対し、生理学的効果は菌株によって活
性が異なるので、どのような菌株でも一律に目的の生理
学的効果を期待することはできず、当然、活性の優れた
菌株を選択し、そのビフィズス菌を腸管内で増殖、定着
させることにより、生理的効果がより強く期待できるこ
とになる。ビフィズス菌の示す抗腫瘍活性は菌体、細胞
壁、細胞外多糖類も含め腫瘍細胞に対する細胞毒性がな
いことから、生体に対する免疫賦活能が介在しているも
のと推定されている。しかし、これまで、ビフィズス菌
についてその免疫賦活能を比較、検討し、その性質の優
れた菌株を選別して利用しようとする試みはなされてい
ない。
本発明は上述のような状況に鑑みなされたものであって
、工業的な生産が容易であって、安全性が高く、かつ消
化管系を介して生体に対する免疫賦活活性の優れている
ビフィドバクテリウム菌株を選別して、この菌体を免疫
増強剤として提供することを課題とする。
° る・めの 本発明者は、健康な成人の腸管内に多く存在する各種ビ
フィドバクテリウム属の菌体について、リンパ球分裂促
進作用(マイトジェン活性)を指標にスクリーニングを
行った結果、ビフィドバクテリウムロンガム(Biji
dobacterium Longua)の−菌株に強
いマイトジェン活性のあることを見出し、同時に、この
菌株には、消化管系を介して各種の抗腫瘍活性およびマ
クロファージ活性化作用のあることを確認し、本発明を
なすにいたった。
本発明は、このようなビフィドバクテリウムロンガム(
Bifidobacteriuys Longua)の
菌体を有効成分とする生体免疫増強剤に関する。
本発明のこのような菌株は、健康な成人の腸管内容物か
ら分離された約30菌株について検索した結果えられた
ものである。そして、この菌株は、次の手順にしたがっ
て、培養を行い、その菌体を洗浄し、マイトジェン活性
を測定し、活性の強いものを選択することによって得る
ことができた。
■マイトジェン活性測定用試料の調製 健康な成人由来のビフィドバクテリウム属に属する菌株
の培養にあたっては、ブリックス・リバーブロス、PY
FGブロス〔いずれも光岡知足著“腸内菌の世界” (
叢文社1980)) 、CAM培地(日永製薬製)、そ
の他、ビフィドバクテリウム属が生育しうる既知の嫌気
性菌用半合成液体培地であればいずれを用いてもよい0
通常、シードカルチャーからブリックス・リバープロス
に菌体を接種し、35〜37℃の温度で24乃至36時
間、炭酸ガス置換嫌気条件下で培養する。培養終了後、
遠心分離により菌体を集菌し、滅菌生理食塩水で3回洗
浄した後、PBS緩衝液に懸濁し、試料とした。
■マイトジェン活性の測定 マイトジェンはリンパ球を活性化し、その細胞分裂を誘
導、促進する作用のある物質であり、マイトジェン活性
を測定することは免疫賦活4物質や抑制物質をスクリー
ニングする系として広(用いられている。
マイトジェン活性は次のようにして測定した。
C3H/He Nマウス牌細胞を採取、洗浄した後、牛
胎児血清lO%を含むRPMl 1640培地に浮遊さ
せた。
肺細胞を5X10’/ウエルになるように96穴マイク
ロプレートに分注し、これに試料を1710量づつ添加
して、各ウェル中の菌量が10’、10’、10@個に
なるようにした。対照ウェルにはコンカナバリンA(終
濃度1 ug/1tdl> 、リボポリサンカライド(
終濃度100 u g/Id)を加え、37℃、48時
間、5%COt条件下で培養した。培養終了後、3−(
4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフエ
ニイルー2Hテトラゾリウムブロマイド(以下MTTと
略記)液10μlを添加し、更に3時間培養、生ずるM
TTフォルマザンをELISAリーダーを用い、562
−595n−で吸光度を測定した〔メディカル・イムノ
ロジー、12(3) 、411−415(1986) 
) 。
マイトジェン活性比(S、1.)は次のようにして求め
た。
結果は第1表に示すとおりである。
第工表 注)  (−) −S、1.1.00以下(±)  −
S、1. 1.00−1.19(+) −S、1.1.
20−1.39をそれぞれ表わす。
第1表にみられるように、供試菌株29株のうちBif
idobacteriua Longutaに属する一
菌株にだけマイトジェン活性が認められた。
本発明のこのような強いマイトジェン活性を示す菌株の
菌学的性質を示すと次のとおりである。
(a)形態 桿菌で0.5X3〜5μの大きさで、ダラム染色性は陽
性を示す、菌体は分枝し、運動性はない。
また、胞子も形成しない。
(b)次の培地における生育状況 ■プリンクス・リバープロス培養 37°C216〜24時間で旺盛な生育を示す。
■CAM寒天培養 嫌気条件下、37℃、16〜24時間で旺盛な生育を示
し、直径2allI前後の白色、扁平なコロニーを形成
する。
■酵母エキス添加リドマス牛乳 37°C124時間でよく発育し、酸凝固を示す。
(C)生理的性質 ■硝酸塩の還元 ■メチルレッドテスト ■インドールの生成 ■硫化水素の生成 ■デンプンの加水分解 ■色素の生成 ■ウレアーゼ ■オキシダーゼ ■カタラーゼ [相]生育の範囲 15°Cでは生育せず、22°C〜45°Cで生育し、
生育至適温度は35〜38°Cである。
またpH6,0〜7.0で発育する。
■酸素に対する態度 偏性嫌気性 ■tl類の醗酵性 (i)   L−アラビノース + (ii)  D−キシロース  士 (iii)  D−グルコース  +(ガスは生成しな
い)(iv)   D−マンノ−ス  + (v)   D−フラクトース + (vi)  D−ガラクトース + (vi)  麦芽糖      十 (vi)  シボ糖      十 (ix)  乳II        +(X)  トレ
ハロース (xi)D−ソルビット (xii)D−マンニット (x ii)イノジット (xiv)デンプン その他セロビオース、トレハロース、グリコーゲン、イ
ヌリンを分解せず、リボース、メリビオース、ラフィノ
ース、メレチトーズを分解する。
上記の菌学的性質に基づいて“腸内菌の世界”(光岡知
足著、叢文社刊1980)を参照にして分類した結果、
上記参考書の分類性状と一致したので本菌株をビフィド
バクテリウムロンガムCBifidobacteriu
a Longum)と同定した。なお、本菌株はビフィ
ドバクテリウム ロンガム(Bijidobacter
iu麿longum)SBT 2928株として微生物
工業技術研究所に「微工研菌寄第10657号(FER
M P−10657) Jの番号で寄託しである。した
がって、本菌株を以下、SBT 2928株と略記する
本発明で用いるマイトジェン活性を有するS87292
8株の菌体は、生菌体、死菌体あるいは脱脂乳培養物の
いずれでもよい、これらの菌体は通常次の方法によって
調製される。
■洗浄生菌体 プリンクス・リバーブロス、PYFGブロス、CAM培
地、その他ビフィドバクテリウム属が生育しうる既知の
嫌気性菌用半合成液体培地にシードカルチャーから菌体
を接種し、35〜37℃の温度で24乃至36時間、炭
酸ガス置換嫌気条件下で培養する。培養終了後、遠心分
離により菌体を集菌し、滅菌生理食塩水で3回洗浄した
後、PBSll街液に懸濁する。
■加熱死菌体 上記で得られた菌体のPBS緩衝懸濁液を95°Cで1
0分間熱処理した後、凍結乾燥し、加熱死菌粉末を得る
■脱脂乳培養物 酵母エキス0.3%を含む無脂乳固形分8〜12%の脱
脂乳に同培地の前培養物3%を接種し、35〜37°C
で24時間培養する。得られた培養乳をそのまま使用す
るか、あるいは凍結乾燥し、粉末とじて使用する。
次に、本発明に係るSBT 2928株の菌体について
抗腫瘍活性およびマクロファージ活性化の試験結果を説
明する。
(1)抗腫瘍活性 ■同系型腹水腫瘍に対する生残性改善効果BALB/c
マウス、雄、6週令、1群16匹に対し、Meth A
フィブロザルコーマをI X 10’個腹腔内に接種し
、同日およびその後1日おきにPBS緩衝液に懸濁させ
た加熱乾燥死菌体0.1■を計5回にわたり腹腔内に接
種し、生残曲線を求めた。なお、対照群にはPBS緩衝
液のみを同様に接種した。結果を第1図に示す。
この図から明らかなように、対照群では15日後まで金
側死亡したのに対し、SBT 2928株接種群では4
5日後に至るも金側生残し、著しい生残性の改善が認め
られた。
■同種腹水型腫瘍に対する生残性改善効果ICRマウス
、雄、6週令、1群12匹に対し、SBT 2928株
で培養した無脂乳固形分8%の脱脂乳を腫瘍細胞接種2
1日前より飲料水として連日自由摂取させた。腫瘍細胞
接種当日5arcov*a 180をlXl0’個腹腔
内に接種し、その後も培養乳の連日投与を続けながら、
マウスの生残性に与える影響について検討した。なお、
対照群には同じ組成の非醗酵脱脂乳を与えた。結果は第
2表に示すとおりである。
第2表 SBT 2928群   119.4%第2表にみられ
るように、SBT 2928株投与群の生残性は経口投
与においても改善され、平均生残日数は対照群が16.
75±3.22日であったのに対し、SBT 2928
株投与群は19.64±3.04日であり、生残日数比
で対照群に比し119.4%、また、腫瘍接種19日後
の生残率では対照群で8.3%であったのに対し、SB
T 2928株投与群では45.5%であった。
(2)箱1回m劃4m 5BT 2928株が示す抗腫瘍活性が腫瘍細胞に対す
る細胞毒性にもとづくものでないことは別に確認した。
したがって、このような効果は生体の免疫能を賦活する
ことによって発現するものといえる。
各種免疫担当細胞において第−量的に重要な機能をはた
すものはマクロファージであることから、SBT 29
28株のマクロファージの活性化について検討した。ま
た、細胞性免疫活性化の指標として遅延型過敏反応にお
よぼす影響についても検討した。
■マ ロ  −ジ      イン・  セイBALB
/cマウス、雄、6週令、1群10匹に対して、10%
プロテオースベプトン液を2dづつ接種、4日後、ハン
クス液を用いて腹腔内を洗浄し、腹腔浸出細胞を回収し
た。常法にしたがい、37℃、1時間培養後にプラスチ
ックシャーレに付着した細胞をラバーポリスマンで回収
し、マクロファージリッチ画分を得た。この際、試験群
にはSBT 2928株の加熱乾燥死菌体0.1a+g
をプロテオースペブトン液に混ぜて接種した。対照群、
試験群より回収したマクロファージ2X10’個を群毎
にMeth A細胞I XIO’個と混合したものをB
ALB/cマウスの背部皮下に接種し、21日後に腫瘍
を摘出、その重量を比較した。結果を第2図に示す。
第2図から明らかなように、SBT 2928株接種群
において腫瘍増殖は有意に抑制された(Wilcoxo
nの検定P<0.05) 、このことから、SBT 2
928株の腹腔内接種により、腹腔マクロファージが抗
腫瘍活性を有する状態にまで活性化されているものとい
える。
■        DTH CDF + (BALB/c X DBA/2)マウス
、雌、6週令、1群22匹を設け、腫瘍接種11日前か
ら隔日ごとに6回にわたりSBT 2928株の加熱乾
燥死菌体10■をPBS緩衝液に懸濁した状態で経口投
与した。腫瘍細胞接種当日、5arcoesa 180
5 XIO’個を背部皮下に接種すると共に、以後、連
日20日間にわたり同様に菌体の経口投与を続けた。こ
の間、対照群にはPBS緩衝液のみを投与した。腫瘍接
種後11日目間後左足跋部皮下に羊赤血球を10’個1
0.05dを接種し、また、17日目間後右足蹟部に羊
赤血球を再感作した。以後、18〜20日目の3目間に
わたり後右足踵部の厚さを測定し、さらに21日量定腫
瘍を摘出し、両群の腫瘍重量を比較した。結果を第3図
、第4図に示す。
これらの図から明らかなように、SBT 2928株投
与群ではDTH反応が有意に高< (Tukeyの検定
P<0.01) 、同時に腫瘍増殖も有意に抑制されて
いた(Wi Icoxonの検定P <0.01)。
これらの結果から、SBT 2928株は消化管系を介
してマクロファージを始めとする宿主の細胞性免疫系を
刺激、活性化させ、各種抗腫瘍効果を発現させることが
明らかである。したがって、本菌株は成人ばかりではな
(、生体免疫機能が充分に期待できない乳幼児や高齢者
、病後者、あるいは重篤なる感染症患者や術後患者に対
して有効な免疫賦活在として利用できる。また、本菌株
では生菌体であっても死菌体であってもほぼ同等の効果
が期待できる。
本発明に係わる免疫増強剤は経口的に投与される。菌体
自体を有効成分とする場合には、嫌気性菌用半合成液体
培地で培養して得られる菌体を集菌、洗浄し、そのまま
凍結乾燥するか、あるいは90″Cで10分間加熱した
後、凍結乾燥する。経口投与において培養乳を用いる場
合には酵母エキス0゜3%を含む無脂乳固形分8〜12
%の脱脂乳に本菌株を接種、培養し、得られる培養乳を
そのままの状態で用いるか、あるいは凍結乾燥して用い
る。
投与方法としては特に限定されるものではなく、粉末、
錠剤、カプセル剤、顆粒剤、醗酵孔、あるいは通常の食
品との同時摂取等の経口的利用が可能である。各種経口
剤の製造に当っては、常法として使用される賦形剤、結
合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤等を用いることが出
来る。
投与量は年齢、体重、病態の程度によって異なるが、通
常、成人では乾燥菌体量として100〜5000mgを
1日数回に分けて摂取するのが適当である。
以下、実施例により本発明による免疫増強剤の調製を具
体的に示す。
実施例1 ブリックス・リバープロスで培養したSBT 2928
株を種菌とし、ファーメンタ−中で滅菌した同培地に1
%接種する。ヘッドスペースに炭酸ガスを吹き込みつつ
、37℃で24時間培養する。培養終了後、連続遠心分
離機により国体を回収し、冷却した滅菌生理食塩水で3
回洗浄し、PBS緩衝液に懸濁して凍結乾燥する。培地
10j!当り凍結乾燥粉末15g、粉末1g当り191
1個の菌体が得られる。
この凍結乾燥粉末20gを、コーンスターチ45g、結
晶セルロース30gおよびカルボキシメチルセルロース
5gと均一に混合し、打錠機で圧縮成型して1錠200
mgの錠剤を得た。この錠剤1錠には5BT2928株
の面体が4011g含有されており、成人1日5〜15
錠を数回に分けて服用する。
実施例2 酵母エキス0.3%、無脂乳固形分8%から成る脱脂乳
に、同培地で培養した種菌を3%接種し、37℃で24
時間培養した。培養終了後、全量を凍結乾燥した。脱脂
乳101当り凍結乾燥粉末92gが得られ、粉末1g当
り101・個の生菌体が得られた。
この凍結乾燥粉末を実施例1と同様の方法で製剤とし、
成人に服用させる。
1里坐苅呈 本発明の生体免疫増強剤は、ビフィドバクテリウム属に
属する菌株のなかから特にマイトジェン活性の高い菌株
を選択し、これを有効成分とするものであり、マクロフ
ァージ活性、抗腫瘍活性が高(、経口的に投与されて、
生体の免疫系を刺激、活性化し、生体免疫増強効果を発
揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わるSBT 2928株の腹水型腫
瘍に対する生残性改善効果を、第2図は上記菌体による
マクロファージ活性化効果を、第3図はその時の遅延方
過敏反応におよぼす影響を、第4図は上記菌体の経口投
与による固形腫瘍増殖抑制効果をそれぞれ示したもので
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビフィドバクテリウムロンガム(Bifidob
    acteriumlongum)SBT2928株(微
    工研菌寄第10657号)の菌体を有効成分とする生体
    免疫増強剤。
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