JPH03118234A - 車両用表示装置 - Google Patents
車両用表示装置Info
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- JPH03118234A JPH03118234A JP1253879A JP25387989A JPH03118234A JP H03118234 A JPH03118234 A JP H03118234A JP 1253879 A JP1253879 A JP 1253879A JP 25387989 A JP25387989 A JP 25387989A JP H03118234 A JPH03118234 A JP H03118234A
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Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、車両用表示装置に関する。
(従来の技術)
従来より、車両内に設置された画像表示器の表示内容を
フロントガラス内に挾み込まれたホログラムで回折させ
、運転者はその回折光により画像表示器の表示内容を視
認するヘッドアップデイスプレィタイプの車両用表示装
置が知られている。
フロントガラス内に挾み込まれたホログラムで回折させ
、運転者はその回折光により画像表示器の表示内容を視
認するヘッドアップデイスプレィタイプの車両用表示装
置が知られている。
第9図は上記従来例の一例を示すもので、画像表示器1
2より出射された表示光R1はフロントガラス1内に挾
み込まれた反射型ホログラム2のP、点に入射角θ1で
入射し、波長λ3の光成分は回折角θ3で回折された回
折光R3となって運転者の目4に届く。従って、表示像
(図示せず)は回折光R3の延長線上に結像され、運転
者は該表示像を視認することにより画像表示器12の表
示内容を視認する。
2より出射された表示光R1はフロントガラス1内に挾
み込まれた反射型ホログラム2のP、点に入射角θ1で
入射し、波長λ3の光成分は回折角θ3で回折された回
折光R3となって運転者の目4に届く。従って、表示像
(図示せず)は回折光R3の延長線上に結像され、運転
者は該表示像を視認することにより画像表示器12の表
示内容を視認する。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、反射型のホログラムは、良く知られているよ
うにホログラム面に対して所定の入射角で入射するコヒ
ーレントなレーザー光の干渉縞を記録して作成されるも
ので、再生時の回折光の回折角およびその中心波長は記
録された干渉縞の角度1間隔によって定まる。
うにホログラム面に対して所定の入射角で入射するコヒ
ーレントなレーザー光の干渉縞を記録して作成されるも
ので、再生時の回折光の回折角およびその中心波長は記
録された干渉縞の角度1間隔によって定まる。
すなわち、今これを第11図に示す露光系および第12
図に示す再生系に基づいて説明すると、第11図で示す
如く、未露光ホログラム2OAに対して入射角θr、θ
0の露光ビーム21. 22を照射した場合、第12図
に示す露光ホログラム20Bが作製され、同図に示す如
く、露光ホログラム20Bに入射角θCのビーム光23
が入射した場合、回折角θiで回折される。
図に示す再生系に基づいて説明すると、第11図で示す
如く、未露光ホログラム2OAに対して入射角θr、θ
0の露光ビーム21. 22を照射した場合、第12図
に示す露光ホログラム20Bが作製され、同図に示す如
く、露光ホログラム20Bに入射角θCのビーム光23
が入射した場合、回折角θiで回折される。
一方、この場合、ホログラムの波長に対する入射9回折
特性は次式(1,)で表わされる。
特性は次式(1,)で表わされる。
no(sinθ r−sinθo)/λ0=nc(si
nθC−51口θ i)/λc
(1)ただし、no+ ncは露光
時、再生時のホログラムの屈折率、λ。、λCは露光時
、再生時のビー1、光の波長である。
nθC−51口θ i)/λc
(1)ただし、no+ ncは露光
時、再生時のホログラムの屈折率、λ。、λCは露光時
、再生時のビー1、光の波長である。
従って、−に記(1)式から理解されるように、反射型
ホログラt、では、入射光の波長の大きさによって回折
角が異なり、例えば螢光表示管(VFD)のような広帯
域のスペクトルを合一する画像表示器を用いた場合、以
下に述べるような不具合があった。
ホログラt、では、入射光の波長の大きさによって回折
角が異なり、例えば螢光表示管(VFD)のような広帯
域のスペクトルを合一する画像表示器を用いた場合、以
下に述べるような不具合があった。
すなわち、再び第9図を参照しながら説明すると、波長
λ3より大きな波長λ2を何する光成分はθ3より大き
な回折角θ2で回折されて回折光R3となり、また波長
λ3より小さな波長λ4を有する光成分はθ3より小さ
な回折角θ4で回折されて回折光R4となる。
λ3より大きな波長λ2を何する光成分はθ3より大き
な回折角θ2で回折されて回折光R3となり、また波長
λ3より小さな波長λ4を有する光成分はθ3より小さ
な回折角θ4で回折されて回折光R4となる。
この場合、R3以外の回折光R2,R,は運転者の目4
のアイレンジをそれているので、その表示像は通常は視
認されないが、運転者の口4が北上したときにはアイレ
ンジに入り、この場合色収差により運転者には表示像が
ボケで見える。
のアイレンジをそれているので、その表示像は通常は視
認されないが、運転者の口4が北上したときにはアイレ
ンジに入り、この場合色収差により運転者には表示像が
ボケで見える。
一方、入射光の波長の大きさによって回折角が異なるの
で、第10図に示す如く、例えば画像表示器12のP点
から出射した表示光でも運転者の口4に届く回折光はい
くらでもある。
で、第10図に示す如く、例えば画像表示器12のP点
から出射した表示光でも運転者の口4に届く回折光はい
くらでもある。
例えば、波長λ6を有する表示光R6はホログラム21
−の点P6に入射角θ6で入射し、回折角θ6′で回折
された回折光R6−となって運転者の口4に届く。また
、波長λ6より大きな波長λ7を有する表示光R7は点
P7にθ6より大きな入射角θ7で入射し、θ6′より
小さな回折角θ7−で回折された回折光R7′となって
運転者の目4に届く。さらに、波長λ6より小さな波長
λ5を有する表示光R5は点P5にθ6より小さな入射
角θ5で入射し、06′より大きな回折角θ5−で回折
された回折光R5−となって運転者の目4に届(。従っ
て、異なる波長をaする表示光R5,R6,R7が異な
る光路を通った回折光R11−9R6”+ R7−と
なって運転者の目4に届く。このため、表示像に色収差
が生じ、同じく表示像がボケで見える。
−の点P6に入射角θ6で入射し、回折角θ6′で回折
された回折光R6−となって運転者の口4に届く。また
、波長λ6より大きな波長λ7を有する表示光R7は点
P7にθ6より大きな入射角θ7で入射し、θ6′より
小さな回折角θ7−で回折された回折光R7′となって
運転者の目4に届く。さらに、波長λ6より小さな波長
λ5を有する表示光R5は点P5にθ6より小さな入射
角θ5で入射し、06′より大きな回折角θ5−で回折
された回折光R5−となって運転者の目4に届(。従っ
て、異なる波長をaする表示光R5,R6,R7が異な
る光路を通った回折光R11−9R6”+ R7−と
なって運転者の目4に届く。このため、表示像に色収差
が生じ、同じく表示像がボケで見える。
なお、例えばCRT等の波長差の少ない狭帯域なスペク
トル領域を有する画像表示器を用いた場合、」ユ記の如
き課題を回避することができるが、この場合コスト高に
なる。
トル領域を有する画像表示器を用いた場合、」ユ記の如
き課題を回避することができるが、この場合コスト高に
なる。
一方、CRT等の高価な画像表示器に代えて画像表示器
の表示光を狭帯域のスペクトルに制限する干渉フィルタ
を画像表示器の前に設置し、その透過光をホログラl、
で回折するという方法が考えられる。
の表示光を狭帯域のスペクトルに制限する干渉フィルタ
を画像表示器の前に設置し、その透過光をホログラl、
で回折するという方法が考えられる。
しかしながら、ホログラムは露光、定着等の製造プロセ
スにおいて膨脂や収縮作用を伴うので、ト記(1)式に
おける再生時の屈折率ncが変化し易く、精密な制御が
行ないにくい。
スにおいて膨脂や収縮作用を伴うので、ト記(1)式に
おける再生時の屈折率ncが変化し易く、精密な制御が
行ないにくい。
また、ホログラl、はフロントガラスを構成する合わせ
ガラスのガラスとガラスの間に挾み込まれることが考え
られるが、この場合、合わせガラスの加工工程において
加熱、加圧の処理工程を軽るので(約145℃、 1
2. 5Kg/cJ稈度)、この場合にも上記屈折率n
cが変化しやすい。
ガラスのガラスとガラスの間に挾み込まれることが考え
られるが、この場合、合わせガラスの加工工程において
加熱、加圧の処理工程を軽るので(約145℃、 1
2. 5Kg/cJ稈度)、この場合にも上記屈折率n
cが変化しやすい。
さらに、ホログラt、の取付位置の微妙な誤差。
フロン!・ガラスの形状誤差等のため、画像表示器から
出射される表示光のホログラムへの入射角は変化しやす
い。
出射される表示光のホログラムへの入射角は変化しやす
い。
以にの要因により、1−記(1)式における屈折率nc
や入射角θCが微妙に変化し、再生時における回折光の
中心波長λCも変化する。このため、画像表示器の前に
干渉フィルタを設置し、例え透過光のスペクトル領域を
狭帯域に制限したとしても、フィルタ透過後の中心波長
とホログラt、の回折光中心波長がズしてしまう場合が
あり、この場合は輝度不足となって視認性が低下すると
いう不具合があった。
や入射角θCが微妙に変化し、再生時における回折光の
中心波長λCも変化する。このため、画像表示器の前に
干渉フィルタを設置し、例え透過光のスペクトル領域を
狭帯域に制限したとしても、フィルタ透過後の中心波長
とホログラt、の回折光中心波長がズしてしまう場合が
あり、この場合は輝度不足となって視認性が低下すると
いう不具合があった。
この発明は、−に記課題に鑑みてなされたもので、画像
表示器とホログラl、間に画像表示器からの表示光を狭
帯域のスペクトルに制限する干渉フィルタおよびこの干
渉フィルタの傾斜角度を調整する機構を設けることによ
り、色収差がなく、−シかも表示輝度の高い車両用表示
装置を提供することを目的とする。
表示器とホログラl、間に画像表示器からの表示光を狭
帯域のスペクトルに制限する干渉フィルタおよびこの干
渉フィルタの傾斜角度を調整する機構を設けることによ
り、色収差がなく、−シかも表示輝度の高い車両用表示
装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
この発明は、−1−記課題を解決するために、車両内に
設置された画像表示器の表示光をフロントガラスに設け
たホログラl、で回折し、運転者はその回折光によって
画像表示器の表示内容を視認する車両用表示装置におい
て、 画像表示器とフロントガラス間に介挿されて、画像表示
器から出射される表示光を狭帯域のスペクトルに制限し
て透過する干渉フィルタと、−に記干渉フィルタの傾斜
角を調整する干渉フィルタ傾斜角調整機構と、 を備えることを特徴とする。
設置された画像表示器の表示光をフロントガラスに設け
たホログラl、で回折し、運転者はその回折光によって
画像表示器の表示内容を視認する車両用表示装置におい
て、 画像表示器とフロントガラス間に介挿されて、画像表示
器から出射される表示光を狭帯域のスペクトルに制限し
て透過する干渉フィルタと、−に記干渉フィルタの傾斜
角を調整する干渉フィルタ傾斜角調整機構と、 を備えることを特徴とする。
(作用)
この発明では、干渉フィルタによって画像表示器から出
射される表示光のスペクトル(波長分布)が狭帯域に制
限されるので、ホログラムで回折される回折光の波長差
が少なく、従って色収差が発生しない。
射される表示光のスペクトル(波長分布)が狭帯域に制
限されるので、ホログラムで回折される回折光の波長差
が少なく、従って色収差が発生しない。
また、干渉フィルタ傾斜角調整機構によって干渉フィル
タの傾斜角が調整され、干渉フィルタの透過光の中心波
長を予めフロントガラスに設けたホログラトの回折光の
中心波長と一致させることができ、表示像の輝度が高く
なる。
タの傾斜角が調整され、干渉フィルタの透過光の中心波
長を予めフロントガラスに設けたホログラトの回折光の
中心波長と一致させることができ、表示像の輝度が高く
なる。
(実施例の説明)
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。な
お、1−記従来例に用いたものと同一構成部lには同−
符t:、・をイ(1して説明する。
お、1−記従来例に用いたものと同一構成部lには同−
符t:、・をイ(1して説明する。
第1図はこの発明が適用された一実施例の全体構成図で
ある。
ある。
同図においC,1は合わせガラスよりなるフロントガラ
スで、このフロントガラス1内には反射型ホログラム2
が挾み込まれている。また、運転席前部のインストルメ
ントパッド17の」二面側には、フロントガラス1に対
向してプロジェクタ(表示光源)6が埋め込まれている
。
スで、このフロントガラス1内には反射型ホログラム2
が挾み込まれている。また、運転席前部のインストルメ
ントパッド17の」二面側には、フロントガラス1に対
向してプロジェクタ(表示光源)6が埋め込まれている
。
次に、第2図はプロジェクタ6の詳細断面図、第3図は
第2図の入方向矢視図であるが、プロジェクタ6はイン
ストルメントパッド17内の図示しないメンバーに固定
されたケース7に覆われているとともに、[二面側には
インストルメントパッド17に嵌合して透明アクリル樹
脂等よりなるプロジェクタカバー19が嵌め込まれてい
る。
第2図の入方向矢視図であるが、プロジェクタ6はイン
ストルメントパッド17内の図示しないメンバーに固定
されたケース7に覆われているとともに、[二面側には
インストルメントパッド17に嵌合して透明アクリル樹
脂等よりなるプロジェクタカバー19が嵌め込まれてい
る。
また、ケース7の底面には、基板13を支持する一対の
ステイ14,14が立設され、図示しない電源等に配線
19によって接続された基板13[〕には、画Q表示器
12を駆動する駆動装置(図示せず)が実装されている
。なお、画像表示器12は、従来例同様螢光表示管(V
F D)よりなる発光型表示器で、各種車両情報が表
示される。
ステイ14,14が立設され、図示しない電源等に配線
19によって接続された基板13[〕には、画Q表示器
12を駆動する駆動装置(図示せず)が実装されている
。なお、画像表示器12は、従来例同様螢光表示管(V
F D)よりなる発光型表示器で、各種車両情報が表
示される。
また、画像表示器12の前面側(第2図において上方向
)には、支持具9の中央部分に嵌め込まれて干渉フィル
タ8が配置され、この干渉フィルタ8によって画像表示
器12から出射された表示先を狭帯域のスペクトルに制
限するよう構成されている。
)には、支持具9の中央部分に嵌め込まれて干渉フィル
タ8が配置され、この干渉フィルタ8によって画像表示
器12から出射された表示先を狭帯域のスペクトルに制
限するよう構成されている。
なお、ケース7内の車両前方側(第2図において左側)
の側面の中段には、車幅方向に負って軸10aが取り付
けられ、上記支持具9の長手h゛向側は軸10 aが挿
通される貫通孔10bが設けられ、支持具9は軸10a
を介して回転自在とされている。
の側面の中段には、車幅方向に負って軸10aが取り付
けられ、上記支持具9の長手h゛向側は軸10 aが挿
通される貫通孔10bが設けられ、支持具9は軸10a
を介して回転自在とされている。
一方、支持具9の他側には一対のネジ11.11が取り
付けられる2つのネジ挿入孔9a、9aが切り込み形成
されている。そして、ネジ11の先端部分にはネジ山1
1aが形成されてケース7の底部に螺合支持されている
とともに、ネジ11の中段よりやや1−位部分にはスト
ッパ16aが取り付けられ、さらにストッパ16aと支
持具9間にはワッシャ16c、スプリング16bが介挿
され、支持具9の一例はスプリング16bの〜IJiへ
の付勢力により支持されている。従って、ネジ11を回
転させることにより支持具9のネジ挿入側の高さを変え
ることができ、これによって支持具9は軸10aを回転
軸として回動するので、干渉フィルタ8の傾斜角度も自
由に調整できることになるう 本実施例装置は1−記の如く構成されているが、次にそ
の作用を説明する。
付けられる2つのネジ挿入孔9a、9aが切り込み形成
されている。そして、ネジ11の先端部分にはネジ山1
1aが形成されてケース7の底部に螺合支持されている
とともに、ネジ11の中段よりやや1−位部分にはスト
ッパ16aが取り付けられ、さらにストッパ16aと支
持具9間にはワッシャ16c、スプリング16bが介挿
され、支持具9の一例はスプリング16bの〜IJiへ
の付勢力により支持されている。従って、ネジ11を回
転させることにより支持具9のネジ挿入側の高さを変え
ることができ、これによって支持具9は軸10aを回転
軸として回動するので、干渉フィルタ8の傾斜角度も自
由に調整できることになるう 本実施例装置は1−記の如く構成されているが、次にそ
の作用を説明する。
まず、第1図に示す如く、画像表示器12を収納したプ
ロジェクタ6より出射された表示光ROがフロントガラ
ス1内に挾み込まれたホログラt、2で回折され、その
回折光Ro′が辻転考の目4に届くことにより回折光R
6′の延長線1−に表示像3を視認するという基本的作
用は従来例と同様である。
ロジェクタ6より出射された表示光ROがフロントガラ
ス1内に挾み込まれたホログラt、2で回折され、その
回折光Ro′が辻転考の目4に届くことにより回折光R
6′の延長線1−に表示像3を視認するという基本的作
用は従来例と同様である。
ところで、ホログラl、へ同じ入射角で入射した光であ
っても、波長により回折角は異なり、このため色収差が
生じ表示像がボケで見えることは既に述べた通りである
(第9図および第10図参照)一方、この場合の対策と
しては、ホログラムで回折される回折角の差を小さくす
れば良く、従ってホログラl、への入射光は単色光に近
い狭帯域のスペクトルをイ1するものであればあるほど
良いこと(こなる。このため、本実施例では、画像表示
器12の前面に画像表示器12からの出射光を狭帯域の
スペクトルに制限する干渉フィルタ8が設けられている
。
っても、波長により回折角は異なり、このため色収差が
生じ表示像がボケで見えることは既に述べた通りである
(第9図および第10図参照)一方、この場合の対策と
しては、ホログラムで回折される回折角の差を小さくす
れば良く、従ってホログラl、への入射光は単色光に近
い狭帯域のスペクトルをイ1するものであればあるほど
良いこと(こなる。このため、本実施例では、画像表示
器12の前面に画像表示器12からの出射光を狭帯域の
スペクトルに制限する干渉フィルタ8が設けられている
。
すなわち、今これを第4図〜第6図に基づいて説明する
と、第4図には画像表示器12から出射される光のスペ
クトル特性が示されており、画像表示器12から出射さ
れる光の連続スペクトルC1は波長λ0の成分を中心と
する広帯域な分布曲線を描いている。
と、第4図には画像表示器12から出射される光のスペ
クトル特性が示されており、画像表示器12から出射さ
れる光の連続スペクトルC1は波長λ0の成分を中心と
する広帯域な分布曲線を描いている。
−)j、第5図には干渉フィルタ8の分光透過特性が示
されており、干渉フィルタ8は連続スペクトルC1の中
から波長λ。を中心とする狭帯域のスペクトルに制限し
て透過させる。
されており、干渉フィルタ8は連続スペクトルC1の中
から波長λ。を中心とする狭帯域のスペクトルに制限し
て透過させる。
従って、この場合、第5図に示す如く、波長λ0を中心
とする略対称形の透過曲線C2が得られ、波長λ0にお
いて最高透過度T嘆が得られるとともに、透過曲線C2
中でT hq / 2の値を有する点における曲線間の
幅、すなわち半値幅はΔλ1で与えられている。
とする略対称形の透過曲線C2が得られ、波長λ0にお
いて最高透過度T嘆が得られるとともに、透過曲線C2
中でT hq / 2の値を有する点における曲線間の
幅、すなわち半値幅はΔλ1で与えられている。
一方、第6図には干渉フィルタ8を透過後の画像表示器
12から出射された光のスペクトル特性が示されており
、連続スペクトルC3は干渉フィルタ8の透過曲線C2
に近似した曲線でり、えられている。
12から出射された光のスペクトル特性が示されており
、連続スペクトルC3は干渉フィルタ8の透過曲線C2
に近似した曲線でり、えられている。
、なお、干渉フィルタは第5図に示した透過曲線C2の
半値幅が小さいものほど色収差が少なく、ボケの少ない
高品質の表示となるが、半値幅を狭くするということは
それだけ光量損失を大きくするので、ある程度の大きさ
の半値幅を確保する必要がある。従って、例えば使用す
るホログラL、の回折光の半値幅をΔλ2とすると、干
渉フィルタ8の半値幅はΔλ2と同程度かそれ以下が良
い。
半値幅が小さいものほど色収差が少なく、ボケの少ない
高品質の表示となるが、半値幅を狭くするということは
それだけ光量損失を大きくするので、ある程度の大きさ
の半値幅を確保する必要がある。従って、例えば使用す
るホログラL、の回折光の半値幅をΔλ2とすると、干
渉フィルタ8の半値幅はΔλ2と同程度かそれ以下が良
い。
ところで、干渉フィルタの透過光の中心波長λ。とポロ
グラt、の回折光の中心波長λ1がスしているとそれぞ
れの半値幅は狭いので雨音の一致部分が少なくなり、表
示輝度が低下する。一方、ホログラt・の回折光の中心
波P<を一定に保つことは、ポログラトの屈折率を一定
に保つことが難しいので困難である。また、干渉フィル
タは入射する光の入射角によって透過光の中心波長が異
なり、入射角0°の場合、すなわち干渉フィルタ12に
垂直方向に入射した場合の透過光の中心波長をλ0とし
た場合、干渉フィルタの屈折率をneとすると、第7図
に示す如く、入射角φのときの透過光の中心波長λ−は
次式でI−j、えられる。
グラt、の回折光の中心波長λ1がスしているとそれぞ
れの半値幅は狭いので雨音の一致部分が少なくなり、表
示輝度が低下する。一方、ホログラt・の回折光の中心
波P<を一定に保つことは、ポログラトの屈折率を一定
に保つことが難しいので困難である。また、干渉フィル
タは入射する光の入射角によって透過光の中心波長が異
なり、入射角0°の場合、すなわち干渉フィルタ12に
垂直方向に入射した場合の透過光の中心波長をλ0とし
た場合、干渉フィルタの屈折率をneとすると、第7図
に示す如く、入射角φのときの透過光の中心波長λ−は
次式でI−j、えられる。
λ′=λo (1−8in2φ/ n e 2)者
(2)従って、干渉フィルタ8の透過光の中心波長λ。
(2)従って、干渉フィルタ8の透過光の中心波長λ。
とホログラt、2の回折の中心波長λ1が異なる場合、
干渉フィルタ8の傾斜角度を適宜調整すると良い。この
場合、プロジェクタカバー19をはずして、ドライバを
ケース7内に差し込み、ネジ11を回転させることによ
り干渉フィルタ8の傾斜角度を調整できる。
干渉フィルタ8の傾斜角度を適宜調整すると良い。この
場合、プロジェクタカバー19をはずして、ドライバを
ケース7内に差し込み、ネジ11を回転させることによ
り干渉フィルタ8の傾斜角度を調整できる。
これによって、干渉フィルタ8の透過光の中心波長λ0
を調整し、第8図に示す如く、ホログラ1.2の回折光
の中心波長λ1と同一に設定できるので、表示輝度が最
高となるよう調整できる。
を調整し、第8図に示す如く、ホログラ1.2の回折光
の中心波長λ1と同一に設定できるので、表示輝度が最
高となるよう調整できる。
本実施例装置は、l−記の如く、画像表示器とフロント
ガラス間に介挿して画像表示器から出射される表示光を
狭帯域のスペクトルに制限する干渉フィルタを設け、ホ
ログラ1、で回折される回折光の波長差が小さくなるよ
う構成したので、従来の如く色収差が発生せず、ボケの
ない鮮明な表示画面が得られる。また、干渉フィルタの
透過光の中心波長とホログラj、の回折光中心波長を一
致させるように干渉フィルタの傾斜角を自由に調整でき
るよう構成したので、干渉フィルタの透過光の中心波長
を予めフロントガラス内に挾み込まれたホログラ11の
回折光の中心波長と一致させることができ、精度の高い
表示像を得ることができる。また、この場合、既に述べ
たような屈折率誤差を包含した個々のポログラl、に対
応して干渉フィルタの傾斜角を調整できるので、ホログ
ラムの歩留まりが向−1ニジ、この種装置を低コストに
得ることができることになる。
ガラス間に介挿して画像表示器から出射される表示光を
狭帯域のスペクトルに制限する干渉フィルタを設け、ホ
ログラ1、で回折される回折光の波長差が小さくなるよ
う構成したので、従来の如く色収差が発生せず、ボケの
ない鮮明な表示画面が得られる。また、干渉フィルタの
透過光の中心波長とホログラj、の回折光中心波長を一
致させるように干渉フィルタの傾斜角を自由に調整でき
るよう構成したので、干渉フィルタの透過光の中心波長
を予めフロントガラス内に挾み込まれたホログラ11の
回折光の中心波長と一致させることができ、精度の高い
表示像を得ることができる。また、この場合、既に述べ
たような屈折率誤差を包含した個々のポログラl、に対
応して干渉フィルタの傾斜角を調整できるので、ホログ
ラムの歩留まりが向−1ニジ、この種装置を低コストに
得ることができることになる。
なお、本実施例ではホログラムを合せガラスのガラスと
ガラスの間に設けた例を示したが、ホログラ1、をガラ
ス表面に設けても良い。
ガラスの間に設けた例を示したが、ホログラ1、をガラ
ス表面に設けても良い。
(発明の効果)
本発明に係わる車両用表示装置は、〜1−記の如く、画
像表示器とフロントガラス間に介挿されて画(1表示器
から出射される表示光を狭帯域のスペクトルに制限して
透過する干渉フィルタと、この干渉フィルタの傾斜角を
、7!l整する干渉フィルタ傾斜角調整機構を設けたの
で、従来の如く色収差が発生せず、ボケの少ない、しか
も表示輝度の高い車両用表示装置を得ることができる等
の効果を打する。
像表示器とフロントガラス間に介挿されて画(1表示器
から出射される表示光を狭帯域のスペクトルに制限して
透過する干渉フィルタと、この干渉フィルタの傾斜角を
、7!l整する干渉フィルタ傾斜角調整機構を設けたの
で、従来の如く色収差が発生せず、ボケの少ない、しか
も表示輝度の高い車両用表示装置を得ることができる等
の効果を打する。
第1図は本発明が適用された実施例の全体構成図、第2
図は第1図の要部詳細断面図、第3図は第2図における
Δ)J゛向矢視図、第4図は画像表示器から出射される
光のスペクトル特性図、第5図は干渉フィルタの分光透
過特性図、第6図は干渉フィルタ透過後のスペクトル特
性図、第7図は干渉フィルタの透過光中心波長説明図、
第8図は干渉フィルタの傾斜角を調整することにより干
渉フィルタ透過光の中心波長とホログラムの回折光中心
波長を一致させる場合の作用説明図、第9図および第1
0図は従来例における車両用表示装置の説明図、第11
図は露光系におけるホログラムの説明図、第12図は再
生系におけるホログラt1の説明図である。 1・・・フロントガラス 2・・・ホログラ11 4・・・運転者の[1 8・・・干渉フィルタ 9・・・支持具 11・・・ネジ 12・・・画像表示器 17・・・インストルメントパッド
図は第1図の要部詳細断面図、第3図は第2図における
Δ)J゛向矢視図、第4図は画像表示器から出射される
光のスペクトル特性図、第5図は干渉フィルタの分光透
過特性図、第6図は干渉フィルタ透過後のスペクトル特
性図、第7図は干渉フィルタの透過光中心波長説明図、
第8図は干渉フィルタの傾斜角を調整することにより干
渉フィルタ透過光の中心波長とホログラムの回折光中心
波長を一致させる場合の作用説明図、第9図および第1
0図は従来例における車両用表示装置の説明図、第11
図は露光系におけるホログラムの説明図、第12図は再
生系におけるホログラt1の説明図である。 1・・・フロントガラス 2・・・ホログラ11 4・・・運転者の[1 8・・・干渉フィルタ 9・・・支持具 11・・・ネジ 12・・・画像表示器 17・・・インストルメントパッド
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、車両内に設置された画像表示器の表示光をフロント
ガラスに設けたホログラムで回折し、運転者はその回折
光によって画像表示器の表示内容を視認する車両用表示
装置において、 画像表示器とフロントガラス間に介挿されて、画像表示
器から出射される表示光を狭帯域のスペクトルに制限し
て透過する干渉フィルタと、上記干渉フィルタの傾斜角
を調整する干渉フィルタ傾斜角調整機構と、 を備えることを特徴とする車両用表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1253879A JPH03118234A (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 車両用表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1253879A JPH03118234A (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 車両用表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03118234A true JPH03118234A (ja) | 1991-05-20 |
Family
ID=17257398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1253879A Pending JPH03118234A (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 車両用表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03118234A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6288803B1 (en) * | 1997-10-27 | 2001-09-11 | Denso Corporation | Hologram display |
US20120299351A1 (en) * | 2009-12-28 | 2012-11-29 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle seat |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP1253879A patent/JPH03118234A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6288803B1 (en) * | 1997-10-27 | 2001-09-11 | Denso Corporation | Hologram display |
US20120299351A1 (en) * | 2009-12-28 | 2012-11-29 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle seat |
US8864224B2 (en) * | 2009-12-28 | 2014-10-21 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle seat |
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