JPH0311605A - ガス絶縁機器の集塵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ガス絶縁機器内部に存在する金属、繊維、
樹脂などの塵埃を減らし、ガス絶縁特性の信頼性を向上
するためのガス絶縁機器の集塵装置に関するものである
。

［従来の技術］ 第４図は、従来のガス絶縁変圧器の断面図であり、図に
おいて、（１）はタンク、（２）はコイルと鉄心、（３
）は絶縁ガス、（４）は高温になった絶縁ガスを冷却さ
せるガス冷却器、（５）は絶縁ガス（３）を循環させる
ガスブロワ−１（６）はタップ切換器である。

以上の構成において、コイルと鉄心（２）およびタンク
（１）の内面、さらにガス冷却器（４）、ガスブロワ−
（５）等の付属部品内部に付着した塵埃は、ガスブロワ
−（５）と変圧器の温度によって変圧器内部を飛散する
。さらに、変圧器が運転に入るとタップ切換器（６）が
動作するため、この動作によって発生する塵埃、将来的
には塗装や樹脂などの劣化によって発生する塵埃などが
増量し飛散することになる。

この塵埃は、ガス絶縁変圧器の絶縁特性を低下させるた
め、高電圧の変圧器を製作する今日、塵埃除去がガス絶
縁変圧器の信頼性上、重要な課題となっている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のガス絶縁機器の内部は以」−のように構成されて
いるのて、内部に存在している塵埃と将来発生してくる
塵埃に対して、除去または飛散させない対策が必要であ
った。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、タンク底面に落ちる塵埃をタンク底面に設け
た集塵装置に落とし込み、再度、飛散しないようにでき
るガス絶縁機器の集塵装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るガス絶縁機器の集塵装置は、タンク底面
にピットを設け、ピットの取外し可能のカバーを、２枚
の板部材の交互配置またはルーバタイプとした。

［作　用］ この発明においては、ガス絶縁機器のタンク底のピット
の中に一旦入った塵埃は２枚の板部材またはルーバーに
より再び舞上がることがない。

［実施例］ 第１図（ａ）、第２図および第３図はこの発明の一実施
例を示し、第１図（ａ）、第２図において、タンク（１
）の底面（７）にピット（８）が形成されている。ピッ
ト（８）の開口部にはルーバー状のカバ（９）が着脱可
能に設けられている。また、ピット（８）の中間部には
斜めに２枚の案内板（１０）が設けられている。このよ
うな集塵装置（２０）は、第３図（ａ）に示すように、
タンク側壁（１１）から離して設けてもよいし、同図（
ｂ）にようにタンク側壁（１１）に近接して設けてもよ
い。

次に作用について説明する。タンク底面（７）は上部か
ら落下する塵埃とガスブロワ−（５）で運び込まれる塵
埃が集まるところである。このことからコイルと鉄心（
２）の取付けであるところの周囲に集塵装置（２０）を
設け、集塵面積を多く取るとより効果がある。

絶縁ガス（３）はガス冷却器（４）、ガスブロワ−（５
）を通ってタンク底面（７）に吹き込まれる。このとき
、直接、落ち込む塵埃と舞上がって後、落ち込む塵埃が
ある。また、冷却器（４）とガスブロワ（５）を通らず
に自然に上部のコイル周辺から落ちてくる塵埃もあり、
いずれも集塵装置（２０）に捕捉される。そうして再び
舞上るのをルーバー状のカバー（９）で阻止される。ま
た、ここで集められた塵埃（１２）は、カバー（９）が
取外しできる構造であるため、定期点検またはオーバー
ホール時に取出して捨てることもできる。

第１図（ａ）〜（ｆ）はそれぞれ他の実施例を示し、同
図（ｂ）は、ルーバー状のカバー（９）を装着したピッ
ト（８）の底面に、複数の斜め板材でなる塵埃止め（１
３）を設けたもので、塵埃（１２）は塵埃止め（１３〉
により舞い上りが阻止される。

同図（ｃ）は、斜めルーバー状のカバー（９）により塵
埃（１２）の舞上りを阻止する。

同図（ｄ）は、ピット（８）の開口２部を狭くすること
により、塵埃（１２）をビット底の偏部に捕捉して舞上
りを防止する。

同図（ｅ）、（ｆ）は、いずれも２枚の板部材の交互配
置でなるカバー（９）を設けたもので、板部材が塵埃（
１２）の舞上りを阻止するように機能するものである。

以上のような集塵装置（２０）は、タンク底面（７）に
広範囲に設置することによって集塵効果は大である。

この集塵装置で集められた塵埃は再び舞上って外へ飛出
さないのて、途中、塵埃を回収する必要はない。

なお、この集塵装置を設置することによって、ガス絶縁
変圧器の特性、タンク強度、ガス漏洩などへの悪影響は
全くない。

なお、上記実施例では集塵装置をタンク底面の下に設置
したものて示したが、取付位置としては、タンク底の中
央（コイルとタンク壁との間）もしくは両サイト（タン
ク壁に隣接したところ）に設けるのを基本とする。しか
し、タンク底で塵埃が落下するところ、または風で集ま
るところであれば、任意の位置でも良い。

また、上記実施例ではガス絶縁変圧器で説明したが、ガ
ス絶縁しゃ断器や他のガス絶縁機器であってもよく、上
記実施例と同様の効果を奏する。

［発明の効果］ 以」−のように、この発明によれば、タンク底面を利用
して、一定のカバーを有する集塵装置を、タンク底面グ
）大きさに合わせ取付けができるので、外観」二もよく
、集塵力の高いものが得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）〜（ｆ）はそれぞれこの発明の実施例によ
る集塵装置の断面図、第２図は当該集塵装置を取付けた
ガス絶縁変圧器の断面図、第３図は当該集塵装置の取付
位置を説明するための断面図、第４図は従来のガス絶縁
変圧器の断面図である。 （１）・・タンク、（７）・・タンク底面、（８）ピッ
ト、（９）・・カバー、（２０）　　・集塵装置。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。 代　　理　　人　　　　　＃　　我　　道　　照軒 軒

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ガス絶縁機器本体を収納し絶縁ガスが封入されている
   タンクの底面に形成されたピットと、このピットの開口
   部に着脱可能に装着され２枚の板部材の交互配置および
   ルーバータイプのいずれかでなるカバーとを備えてなる
   ガス絶縁機器の集塵装置。