JPH03115487A - 製鉄用コークスの製造方法 - Google Patents

製鉄用コークスの製造方法

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JPH03115487A
JPH03115487A JP25500589A JP25500589A JPH03115487A JP H03115487 A JPH03115487 A JP H03115487A JP 25500589 A JP25500589 A JP 25500589A JP 25500589 A JP25500589 A JP 25500589A JP H03115487 A JPH03115487 A JP H03115487A
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JP
Japan
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coke
sulfonated
heavy oil
coal
salt
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Pending
Application number
JP25500589A
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English (en)
Inventor
Kunio Miyazawa
邦夫 宮澤
Hidetoshi Morotomi
秀俊 諸富
Shozo Itagaki
省三 板垣
Susumu Matsumura
進 松村
Shinji Hasebe
長谷部 新次
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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  • Coke Industry (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、製鉄用コークスの製造方法に係り、コークス
の強度を高める方法に関する。
[従来の技術] 製鉄用コークスは、配合槽で各種銘柄の石炭を配合調製
し、砕炭機で粉砕した原料配合炭をコクス炉に装入し、
乾留することによって製造される。上記の原料配合炭は
非粘結炭、弱粘結炭に低揮発分の強粘結炭を配合して調
製されているが、製鉄用コークスは強度が要求されるの
で、強粘結炭を主体に配合され、これによって高強度の
コクスを得ている。しかし、強粘結炭は高価であるので
、コスト低減のため、コークス強度を低下させることな
く、強粘結炭の配合率を減少させる検討が行われている
このうち、原料配合炭に品質改良剤を添加してコークス
強度を上げる方法には、■粘結剤を添加する方法と、■
嵩密度向上剤を添加する方法とがある。
粘結剤添加法としては、石油精製の過程で副生ずる減圧
蒸留残金油を過熱水蒸気で熱処理して得たピッチ等を粘
結剤として添加する方法がある(技術ダイジェスト、第
18巻、第4号、41〜42頁、昭和56年、三井石炭
鉱業発行)、このような粘結剤を添加すれば、非粘結炭
のコークス化性が向上し、強粘結炭と同等の強度のコー
クスを製造できる。この際の粘結剤の添加は少なくとも
2〜3重量%が必要である。
また、嵩密度向上剤添加法としては、界面活性剤、重油
、灯油及びコールタールからなる群から選択した1種ま
たは2種以上を添加する方法がある(特1M昭63−1
50375号公報)、この方法によれば、原料配合炭の
嵩密度が大きくなり、コークス強度が向上する。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来の三方法において使用される添加剤は
、それぞれ粘結性向上の効果あるいは嵩密度向上の効果
のみを発揮するものである。
このなめ、粘結剤添加法にあっては、強度向上効果を出
すためには、粘結剤は原料配合炭に対して2〜3重量%
以上を添加しなければならない。
したがって、極めて多量の石炭を処理する最近の大型製
鉄所においては、この品質改良剤の使用量もまた多量な
ものとなり、その貯蔵、ハンドリング等品質改良剤関係
の設備を非常に大きくしなければならない、また、嵩密
度向上剤添加法にあっては、原料配合炭の嵩密度を大き
くするだけであるので、コークス強度向上の度合いが十
分ではない。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、品質改良剤
の添加量が少なく、且つ高強度のコークスが得られる製
鉄用コークスの製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用]上記の目的を達
成するために、本発明は、原料配合炭に品質改良剤とし
て重質油類のスルホン化物を添加した後コークス炉に装
入する方法である。
この重質油類のスルホン化物は、その原料である重質油
類に由来する粘結性を高める効果と、スルホン基に由来
する原料炭の嵩密度増大効果を同時に発現する。したが
って、極めて少量の添加でもコークス強度を大きく向上
させることができる。
上記重質油類のスルホン化物としては、沸点(初留点)
200℃以上の重質油類を原料として製造されたものが
望ましく、且つスルホン基付加率が16重量%〜50重
量%程度のものを使用するのがよい。
スルホン化物の沸点が低いと、乾留中に揮散して系外に
排出してしまい粘結効果を発現しないためである0通常
使用される原料重質油類の沸点は200℃〜535℃程
度の範囲である。そして、原料重質油類としては、石炭
系重質油類あるいは改質された石−油系重質油類である
ことを要する。
石油系の重質油類は一最に直鎖の化合物が主体であるた
め、改質処理を施さないものを原料とした場合には、粘
結効果は殆ど得られない、スルポン化物のスルホン基付
加率については、16重量%未満であると、スルホン基
に由来する嵩密度向上効果が閉著に得られず、50重量
%を超えた場合はスルポン化剤のコストを考えると経済
的に合わない。
また、上記重質油類のスルホン化物はアンモニウム塩、
ナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属塩、
マクネシウム、カルシウム、バリウム等のアルカリ土類
金属塩、鉄またはアルミニウムの塩等の塩類であること
が望ましい。
スルホン化物を塩の形にするのは、スルポン化物は酸性
を示し、機器類が耐食材で構成されていない場合に腐食
する虞れがあるためである。上記の塩類の溶解性は、ア
ルカリ金属塩など1価の塩類が水溶性、アルカリ土類金
属など2価の塩類は油溶性であるが、他のものには不溶
性のものもあるので、塩の種類は添加方法によって適宜
選定する。
そして、重質油類のスルホン化物は原料配合炭に対し0
.02重量%〜2重量%添加する。
添加量を0.02重量%未満にするとコークス強度向上
の度合いは急激に低下し、2重量%を超えた添加を行っ
てもコークス強度は一定限度以上には向上しない。
スルホン化物の添加方法は、粉末のまま添加混合する方
法であってもよく、水あるいは有機溶媒に溶解して添加
混合してもよいが、スプレー噴霧等によって効率よく分
散させることができ、且つ原料配合炭の水分を上昇させ
ることがない非水溶)夜での添加が好ましい、この際の
溶媒としては、通常、コールタールの蒸留によって得ら
れるクレオソート油等のようなスルホン化物を溶解し且
つ常温で液体のものが使用される。
コークス製造工程中の添加位置については、配合槽の前
または後でもよいが、砕炭機で粉砕した後に添加すると
、効果が語著に現れる。
[実施例] (実施例1) (1)重質油スルホン化物の製造 A、ニトロベンゼンに第1表に示す石炭系重質油(A>
を溶解し、アセトンを加えた後、窒素ガスで希釈した二
酸化硫黄を導入して反応させた。
この反応生成物を回収し、溶剤のニトロベンゼンを除去
してスルホン化物を得た。スルホン化物の性状は第2表
に示す、このスルホン化物を水に溶解した後、水酸化ナ
トリウム水溶液で中和し、窒素気流107℃で乾燥、す
なわち水分を除去して重質油スルホン化物のナトリウム
塩を得た。
B、ニトロベンゼンに第1表に示す石炭系重質油(B)
を溶解し、二硫化炭素を加えた後、窒素ガスで希釈した
三酸化硫黄を導入して反応させた。この反応生成物を回
収し、溶剤のニトロベンゼンを除去してスルホン化物を
得な、スルホン化物の性状は第2表に示す通りである。
このスルホン化物を水に溶解した後、アンモニア水で中
和し、乾燥して重質油スルホン化物のアンモニウム塩を
得た。
第1表 重質油(石炭系) の性状 (21原料配合炭の調製 砕炭機で3II−以下に粉砕した3種類の石炭を、JI
S法に準拠して測定した値が、ギーセラー最高流動度M
F=62DDPM、平均反射率Ro=1.10になるよ
うに配合し、第3表に示す配合割合にしな、そして、水
分を8%に調整し、コークス用の原料配合炭にした。
(3)コークスの製造 上記原料配合炭を20 kgずつ2試料準備し、−方の
試料には上記重質油スルホン化物のナトリウム塩の40
重1%水溶液20g(原料配合炭に対し0.04重量%
)を添加し、他方の試料には40g (原料配合炭に対
しO,OS重量%)を添加した。そして、それぞれ混炭
機で15分間混合して乾留用試料とした6次いで、これ
らの乾留用試料を高さ1mのホッパーから26011m
 X 260−×高さ350龍の鋼製の容器(乾留缶)
に自然落下させて装入し、乾留缶の上部からはみでた分
を掻き取った後、乾留缶を乾留炉に入れて乾留を開始し
た。乾留条件としては、750℃に加熱した乾留炉で1
時間保持し、その後7時間かけて1000℃に昇温した
。そして、1000℃で2時間保持し、総乾留時間を1
0時間とした。乾留終了後、コークスとなった乾留缶を
乾留炉から取り出し、約20分間散水し、消火・冷却し
た。
なお、比較例として、上記第3表の原料配合炭を使用し
スルホン化物を添加しないコークスの製造も行った。
第3表 (実施例2) 第3表の原料配合炭を20 kgずつ2試料準備し、一
方の試料には上記重質油スルホン化物のアンモニウム塩
の粉末60g(原料配合炭に対し0.30重量%)、他
方の試料には200g (原料配合炭に対し1.00重
量%〉を添加し、実施例1と同様の方法により乾留用試
料を調製した。
この乾留用試料を実施例1と同様の方法で乾留してコー
クスを製造した。
上記実施例で得たコークスについては、JIS法にした
がいドラム強度を測定した。これらの結果は、乾留用試
料の嵩密度と共に第4表に示す。
第 表 第4表のごとく、各実施例は比較例(スルホン化物無添
加)に対し、乾留前に測定した試料(乾留用試料)の嵩
密度が非常に大きくなり、コークス強度も向上した。実
施例のコークス強度(ドラム強度D I 19)は、比
較例に対し、1.6〜4.0も大きく、著しい強度の向
上が確認された。特に、スルポン化物が0.1重重%未
満の微量添加の場合でも、大幅な強度向上が認められた
なお、上記実施例には特定のスルホン化物の使用例を記
載したが、本発明において用いる重質油類のスルホン化
物はこれらに限定されるものではない。
[発明の効果] 本発明は、原料配合炭に品質改良剤として重質油類のス
ルポン化物を添加する方法てあり、この重質油類のスル
ホン化物は、その原料である重質油類に由来する粘結性
向上効果と、スルホン基に由来する原料配合炭の嵩密度
増大効果を同時に発現するものであるので、極めて少量
の品質改良剤を添加するだけでコークス強度が大幅に向
上する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原料配合炭をコークス炉に装入して乾留するコー
    クスの製造方法において、原料配合炭に重質油類のスル
    ホン化物を添加した後コークス炉に装入することを特徴
    とする製鉄用コークスの製造方法。
  2. (2)重質油類のスルホン化物が沸点(初留点)200
    ℃以上の重質油類を原料とし、且つスルホン基付加率が
    16重量%〜50重量%であることを特徴とする請求項
    1記載の製鉄用コークスの製造方法。
  3. (3)重質油類のスルホン化物がアンモニウム、ナトリ
    ウム、カリウム、リチウム、マグネシウム、カルシウム
    、バリウム、鉄またはアルミニウムの塩であることを特
    徴とする請求項1または2記載の製鉄用コークスの製造
    方法。
  4. (4)重質油類のスルホン化物添加量が原料配合炭に対
    し0.02重量%〜2重量%であることを特徴とする請
    求項1、2または3記載の製鉄用コークスの製造方法。
JP25500589A 1989-09-29 1989-09-29 製鉄用コークスの製造方法 Pending JPH03115487A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009292995A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Kansai Coke & Chem Co Ltd コークスの製造方法及び製造システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009292995A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Kansai Coke & Chem Co Ltd コークスの製造方法及び製造システム

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