JPH03109486A - 石炭乾留時に発生するガス液中のｃｏｄの予測方法 - Google Patents
石炭乾留時に発生するガス液中のｃｏｄの予測方法Info
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- JPH03109486A JPH03109486A JP24648589A JP24648589A JPH03109486A JP H03109486 A JPH03109486 A JP H03109486A JP 24648589 A JP24648589 A JP 24648589A JP 24648589 A JP24648589 A JP 24648589A JP H03109486 A JPH03109486 A JP H03109486A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は石炭を乾留してコークスを製造するに当り、乾
留時に発生するガス液中のＣＯＤ濃度を予測するために
、当該原料炭の性状から精度高（該ＣＯＤ濃度を予測す
る方法に係るものである。
留時に発生するガス液中のＣＯＤ濃度を予測するために
、当該原料炭の性状から精度高（該ＣＯＤ濃度を予測す
る方法に係るものである。
石炭乾留時に発生するガス液（以下単にガス液という）
中のＣＯＤを予測する方法としては、石炭の性状との関
係において、石炭の揮発分が高い程、つまり低炭化度の
石炭程ガス液中のＣＯＤは高くなることが知られている
程度である。
中のＣＯＤを予測する方法としては、石炭の性状との関
係において、石炭の揮発分が高い程、つまり低炭化度の
石炭程ガス液中のＣＯＤは高くなることが知られている
程度である。
〔発明が解決しようとする課題］
したがって従来は、炉温等の乾留条件が設定されると石
炭の炭化度パラメータ（平均反射率又は揮発分）だけで
推定しており、実際には炭化度の動きは小さいため、推
定精度は悪く実用には役立っていないものであった。平
均反射率、揮発分の外炭素含量、酸素含量、Ｏ／Ｃ等を
石炭炭化度パラメータとしても、これだけでは説明し難
いＣＯＤ寄与成分を予測する石炭性状因子を見出すこと
が必要となる。すなわち石炭化度が低くなると、石炭の
酸素含量が高くなり、ガス液中のフェノール類が多くな
り、ＣＯＤが高くなることは容易に類推されるところで
あるが、実際には、同一炭化度の石炭でもＣＯＤに差が
あり、予測精度が劣る。そこでこの差の原因について本
発明者らは鋭意検討したところ石炭の硫黄分及びチッ素
分の含有量と密接な関係があることが判明した。同−炭
化度の石炭では硫黄分、チッ素分の含有量が高い程ＣＯ
Ｄが高くなることが認められ、従来の炭化度にこれらの
要因を付加して、その乾留時に発生するガス液中のＣＯ
Ｄを推定すれば精度高く予測することができる知見を得
て本発明に到達した。
炭の炭化度パラメータ（平均反射率又は揮発分）だけで
推定しており、実際には炭化度の動きは小さいため、推
定精度は悪く実用には役立っていないものであった。平
均反射率、揮発分の外炭素含量、酸素含量、Ｏ／Ｃ等を
石炭炭化度パラメータとしても、これだけでは説明し難
いＣＯＤ寄与成分を予測する石炭性状因子を見出すこと
が必要となる。すなわち石炭化度が低くなると、石炭の
酸素含量が高くなり、ガス液中のフェノール類が多くな
り、ＣＯＤが高くなることは容易に類推されるところで
あるが、実際には、同一炭化度の石炭でもＣＯＤに差が
あり、予測精度が劣る。そこでこの差の原因について本
発明者らは鋭意検討したところ石炭の硫黄分及びチッ素
分の含有量と密接な関係があることが判明した。同−炭
化度の石炭では硫黄分、チッ素分の含有量が高い程ＣＯ
Ｄが高くなることが認められ、従来の炭化度にこれらの
要因を付加して、その乾留時に発生するガス液中のＣＯ
Ｄを推定すれば精度高く予測することができる知見を得
て本発明に到達した。
本発明の目的は、コークスを製造するに当って、ガス液
中のＣＯＤを精度高く予測することにあり、予測ＣＯＤ
値に適応した廃水処理プラントの操業を可能ならしめる
にある。
中のＣＯＤを精度高く予測することにあり、予測ＣＯＤ
値に適応した廃水処理プラントの操業を可能ならしめる
にある。
〔課題を解決するための手段１
本発明者らは上記目的を達成するため鋭意研究の結果、
本発明に到達した。
本発明に到達した。
すなわち本発明は、石炭を乾留してコークスを製造する
に当り、製造時に発生するガス液中のＣＯＤ濃度につい
て、当該原料炭の石炭化度パラメータと硫黄分及びチッ
素分含量から前記ＣＯＤ濃度を推算することを特徴とす
る石炭乾留時に発生するガス液中のＣＯＤを予測する方
法である。
に当り、製造時に発生するガス液中のＣＯＤ濃度につい
て、当該原料炭の石炭化度パラメータと硫黄分及びチッ
素分含量から前記ＣＯＤ濃度を推算することを特徴とす
る石炭乾留時に発生するガス液中のＣＯＤを予測する方
法である。
更に詳しくは、対象となる原料石炭の炭化度パラメータ
（平均反射率、揮発分、炭素含量、酸素含量、Ｏ／Ｃ等
）と硫黄分含量（以下Ｓと略記する）及びチッ素分含量
（以下Ｎと略記する）を求め、予め作成しておいた推定
式（多種類の石炭について実験的にガス液のＣＯＤを実
測しておき、そのＣＯＤ値を目的変数とし、当該石炭の
炭化度バラメークとＳ及びＮを説明変数とした重回帰式
を予め作成しておく）にこれらのデータを入れて計算す
ることによって、対象となる石炭を乾留した際発生する
ガス液中のＣＯＤを予測する方法であり、極めて精度高
く予測することができる。
（平均反射率、揮発分、炭素含量、酸素含量、Ｏ／Ｃ等
）と硫黄分含量（以下Ｓと略記する）及びチッ素分含量
（以下Ｎと略記する）を求め、予め作成しておいた推定
式（多種類の石炭について実験的にガス液のＣＯＤを実
測しておき、そのＣＯＤ値を目的変数とし、当該石炭の
炭化度バラメークとＳ及びＮを説明変数とした重回帰式
を予め作成しておく）にこれらのデータを入れて計算す
ることによって、対象となる石炭を乾留した際発生する
ガス液中のＣＯＤを予測する方法であり、極めて精度高
く予測することができる。
Ｃ０Ｄ＝ａ （Ｒ，）＋ｂ （Ｎ）＋ｃ （Ｓ）＋ｄｐ
ｐｍ１ Ｒｏ：平均反射率 Ｎ ：チツ素分含量 Ｓ ：硫黄分含量 ａ、ｂ、ｃ、ｄは回帰係数で予め実験値をもとに決定さ
れる。
ｐｍ１ Ｒｏ：平均反射率 Ｎ ：チツ素分含量 Ｓ ：硫黄分含量 ａ、ｂ、ｃ、ｄは回帰係数で予め実験値をもとに決定さ
れる。
［実施例］
第１表に示すようにＡ〜７２０種の石炭について、それ
ぞれ平均反射率、Ｎ、Ｓを測定しておき、同一条件で乾
留した際に発生するガス液中のＣＯＤを実測した結果は
実測値の欄に示すとおりであった。
ぞれ平均反射率、Ｎ、Ｓを測定しておき、同一条件で乾
留した際に発生するガス液中のＣＯＤを実測した結果は
実測値の欄に示すとおりであった。
次いで各炭種について、平均反射率（Ｒｏ）だけで推算
したＣＯＤの予測値は比較例の欄に示すとおりであった
。
したＣＯＤの予測値は比較例の欄に示すとおりであった
。
これに対し、平均反射率（Ｒｏ）とチッ素含有率（Ｎ）
、及び硫黄含有率（Ｓ）を説明変数として推算した本発
明による予測値は、本発明の欄に示すとおりであった。
、及び硫黄含有率（Ｓ）を説明変数として推算した本発
明による予測値は、本発明の欄に示すとおりであった。
回帰式から求めた推定式は
ＣＯＤ （ｐＰｍ）”
−２３０７，３５（Ｒ，）＋２９５９．４（Ｎ）＋４９
４４．７０ （Ｓ）＋３１８１．にの式に基く推算では
、相関係数γ＝０．８７、推定精度（偏差値）Ｇ＝１１
５４．８であった。
４４．７０ （Ｓ）＋３１８１．にの式に基く推算では
、相関係数γ＝０．８７、推定精度（偏差値）Ｇ＝１１
５４．８であった。
また、Ｒｏのみによる推定式は
ＣＯＤ （ｐｐｍ）＝
４３６０．７１ （Ｒ，）＋＋２０８６．２２であり、
γ＝０．６０、σ＝１７７９．３であった。
γ＝０．６０、σ＝１７７９．３であった。
この結果からも、本発明の方法によれば、比較例に比し
相関係数（γ）が高く推定精度（偏差値）αが小さく精
度が良いことがわかる。
相関係数（γ）が高く推定精度（偏差値）αが小さく精
度が良いことがわかる。
第 １ 表
〔発明の効果］
本発明によれば、コークス製造の際発生するガス液中の
ＣＯＤを原料炭の性状に基いて精度高く容易に予測する
ことができるので、コークス工場における廃水処理まで
考慮した配合設計が容易となり、また予測ＣＯＤ値に基
いた廃水処理プラントの合理的操作及び計画を速やかに
実施することができコークス製造の操業並びに公害防止
対策上も極めて有益である。
ＣＯＤを原料炭の性状に基いて精度高く容易に予測する
ことができるので、コークス工場における廃水処理まで
考慮した配合設計が容易となり、また予測ＣＯＤ値に基
いた廃水処理プラントの合理的操作及び計画を速やかに
実施することができコークス製造の操業並びに公害防止
対策上も極めて有益である。
Claims (1)
- 石炭を乾留してコークスを製造する時に発生するガス液
中のＣＯＤ濃度を予測するに当り、当該原料炭の石炭化
度パラメータと硫黄分及びチッ素分含量から前記ＣＯＤ
濃度を推算することを特徴とする石炭乾留時に発生する
ガス液中のＣＯＤの予測方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24648589A JPH03109486A (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 石炭乾留時に発生するガス液中のｃｏｄの予測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24648589A JPH03109486A (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 石炭乾留時に発生するガス液中のｃｏｄの予測方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03109486A true JPH03109486A (ja) | 1991-05-09 |
Family
ID=17149102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24648589A Pending JPH03109486A (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 石炭乾留時に発生するガス液中のｃｏｄの予測方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03109486A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009074048A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-04-09 | Jfe Steel Kk | 冶金用コークスの製造方法 |
-
1989
- 1989-09-25 JP JP24648589A patent/JPH03109486A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009074048A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-04-09 | Jfe Steel Kk | 冶金用コークスの製造方法 |
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