JPH03107829A - 液晶位相共役波デバイス - Google Patents

液晶位相共役波デバイス

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JPH03107829A
JPH03107829A JP24613789A JP24613789A JPH03107829A JP H03107829 A JPH03107829 A JP H03107829A JP 24613789 A JP24613789 A JP 24613789A JP 24613789 A JP24613789 A JP 24613789A JP H03107829 A JPH03107829 A JP H03107829A
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liquid crystal
light
light valve
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optical system
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JP24613789A
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Tadao Iwaki
忠雄 岩城
Yasuyuki Mitsuoka
靖幸 光岡
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光情報処理分野における光演算、光連想、光パ
ターン認識や、光通信分野における光フアイバー画像伝
送や、光計7111分野における干渉計測などに用いら
れる液晶位相共役波デバイスに関する。
〔発明の概要〕
本発明の液晶位相共役波デバイスは、光導電層、液晶配
向層、光反射率と印加電圧との間に双安定性を有する強
誘電性液晶層、電圧印加手段、透明基板からなる光書込
型液晶ライトバルブと、当該光書込型液晶ライトバルブ
の光書込面に一様な光を照射するためのレーザ光源、L
EDあるいは白熱灯などを具備してなる照明系と、上記
光吉込型液晶ライトバルブの読み出し面に互いに可干渉
な画像情報を含むアドレス光と一様なポンプ光を照射さ
せる二光束干渉光学系とにより構成し、特に上記二光束
干渉光学系が内部に画像情報入力手段を備えたマツハツ
エンダ−型干渉光学系あるいはマイケルソン型干渉光学
系とすることにより、位相共役波発生効率が高く、コン
パクトな液晶位相共役波デバイスとすることができ、光
情報処理、光通信および光計n1分野で有用な空間光変
調器を提供するものである。
〔従来の技術〕
位相共役波は光情報の複素共役量を直接表現できるもの
として、光情報処理においてその応用が数多く提案・実
験されてきた。
位相共役波を発生させる手段としてはBaTfOlやB
t、□5i02oなどの光屈折性結晶をホログラム記録
媒体として用いた縮退四光波混合法や、光屈折性結晶自
身の誘導ブリリアン散乱を利用して極めて高効率で位相
共役波を発生させることが可能となった。
また光書込型液晶ライトバルブを用いたものとして、液
晶材料としてTN液晶あるいは強誘電性液晶を用い、光
反射層を設けない構造で、読み出し面から三光束干渉法
でホログラムを記録再生させることにより、30μse
c以下の高速応答かつ8.5%以下の効率で位相共役波
を発生させることができることが発表されている[ジー
・モッデルら、強誘電性液晶国際学会予稿集、55ペー
ジ(1989)  ;G、  ModdeJ、et、a
j、、FLC895econd  Intcrnatl
onxJ Conf’ercnce on Ferro
eIectric 1,1quld Crystals
、 55 (1989) ]。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、BaTiO3やB 112S I O2
0などの光屈折性結晶を用いた従来の位相共役波発生装
置は応答速度か遅い上に、用いる光屈折性結晶として大
きなものが得られないため高価であるという問題点を有
していた。このような問題点を解決するための光書込型
ライトバルブを用いた従来の位相共役波発生装置は、記
録可能なホログラム干渉縞のピッチが50gp/mmで
あり、これ以上のホログラム干渉縞ピッチを記録するこ
とができないため、高解像度の位相共役波像が高発生効
率で得られないという問題点を有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の液晶位相共役波発生デバイスは、光導電層、液
晶配向層、光反射率と印加電圧との間に双安定性を有す
る強誘電性液晶層、電圧印加手段、透明基板からなる光
書込型液晶ライトバルブと、当該液晶ライトバルブの光
書送血に一様な光を照射するためのレーザ光源、LED
あるいは白熱灯などを具備してなる照明系と、上記光書
込型液晶ライトバルブの読み出し面に、互いに可干渉な
画像情報を含むアドレス光と一様なポンプ光を照射させ
る二光束干渉光学系とにより構成し、特に上記二光束干
渉光学系が内部に画像情報入力手段を備えたマツハツエ
ンダ−型干渉光学系あるいはマイケルソン型干渉光学系
とすることにより、50、pp/mm以上の高解像度の
位相共役波像を1〜10%という高発生率で得ることが
でき、さらに応答速度も1〜500μsecと高速にす
ることができ、上記問題点を解決した。
〔作用〕
本発明の液晶位相共役波発生デバイスにおける光書込型
液晶ライトバルブは、−度光書込型液晶ライトバルブの
光書送画全面を光照射し、光導電層の暗時の閾値電圧よ
りも充分に高い直流バイアス電圧あるいは100Hz〜
50KHzの交流電圧を重畳した直流バイアス電圧を電
圧印加手段に印加して強誘電性液晶を一方向の安定状態
までそろえその状態をメモリさせるか、もしくは光照射
なしで、暗時の閾値電圧よりも充分に高い直流バイアス
電圧あるいは100Hz〜50KHzの交流電圧を重畳
した直流バイアス電圧を電圧印加手段に印加して強誘電
性液晶を一方向の安定状態までそろえその状態をメモリ
させる第1の工程と、読み出し面側から互いに可干渉な
画像情報を含むアドレス光と一様なポンプ光を重畳・干
渉させながら照射している状態で、書込面側からの光照
射なしで、暗時には閾値電圧以下であり、書込面側から
の光照射時には、上記アドレス光とポンプ光が形成する
ホログラム干渉縞の暗部に対応する部分が閾値電圧以上
であり、上記アドレス光とポンプ光が形成するホログラ
ム干渉縞の明部に対応する部分が閾値電圧以下となる逆
極性の直流バイアス電圧あるいは100Hz〜50KH
zの交流バイアス電圧を重畳した直流バイアス電圧を電
圧印加手段に印加しながら、書込面側からレーザ光、L
EDあるいは白熱灯などの光源を使って一様な光を照射
し、前記ホログラム干渉縞を記録する第2の工程を行う
。第2の工程では、読み出し面側からアドレス光とポン
プ光の照射を受けた領域に形成された干渉縞の暗部に対
応する部分に、書込側から一様な光を照射すると、キャ
リアが発生し、発生したキャリアは直流バイアス電圧に
より電界方向にドリフトし、その結果光導電層の閾値電
圧が下がり、閾値電圧以上の逆極性のバイアス電圧が印
加され、強誘電性液晶は自発分極の反転が起こり、もう
一方の安定状態に移行する。一方、読み出し面側からア
ドレス光とポンプ光の照射を受けた領域に形成された干
渉縞の明部に対応する部分の光導電層には逆起電力が生
ずるため、書込側から一様な光を照射しても、閾値電圧
を強誘電性液晶が反転するのに充分な値だけ下げること
ができず、強誘電性液晶の自発分極の反転は起こらない
。このようにして、第2の工程では、画像情報を含むア
ドレス光と一様なポンプ光の干渉によるホログラムが光
書込型液晶ライトバルブに形成されるのである。
なお、本発明の液晶ライトバルブに用いた光導電膜はp
−j−n構造の水素化アモルファスシリコンを用いた。
〔実施例〕
以下に本発明の光分光装置の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。第1図は本発明の液晶位相共役波デバイス
の原理構成図である。第1図において光書込型液晶ライ
トバルブ3の読み出し面には互いに可干渉なポンプ光7
とアドレス光8が照射重畳されている。ポンプ光7は一
様な波面を持つ光であるが、アドレス光8は画像情報が
記録されたフィルム4を透過してきているため、画像情
報を含んでいる。このようにしてポンプ光7とアドレス
光8は光書込型液晶ライトバルブ3の光導電膜の読み出
し側表面にホログラム干渉縞の強度分布を形成し、光書
込型液晶ライトバルブ3の光導電膜上に当該ホログラム
干渉縞に対応した逆起電力を発生させる。次に光源1か
ら出射されたコヒーレントなあるいはインコヒーレント
な光は照明レンズ系2によって均一な強度分布を持った
光に直され、光書込型液晶ライトバルブ3の光書込面に
照射される。光書込型液晶ライトバルブの光書込面に照
射された照明光6は光書込型液晶ライトバルブを駆動さ
せる閾値電圧を下げる。したがって作用の第2の工程で
述べたように、光書込型液晶ライトバルブ3にはポンプ
光7とアドレス光8によるホログラム干渉縞が記録され
る。この記録されたホログラム干渉縞は、同時に、ポン
プ光7で読み出され位相共役波9を生じ、この位相共役
波9はハーフミラ−9によって分岐され、外部の系にと
り出される。
次に、本発明で用いた光書込型液晶ライトバルブについ
て説明する。第2図は本発明の液晶位相共役波デバイア
スに用いた光書込型液晶ライトバルブの断面図である。
従来の液晶ライトバルブと構造が異なる部分は液晶層と
して光透過率あるいは光反射率の間に明瞭な双安定性を
有する強誘電性液晶を用いていることと、光書通例透明
基板10a上に設けられた光導電層14と配向膜層12
 aの間に読み出し光を反射すると同時に、読み出し光
が光導電層に達するのを防止するための光反射層あるい
は遮光層を有していないことにある。液晶分子を挟持す
るためのガラスやプラスチック等の透明基板10a11
0bは表面に透明電極層11a、llb、透明基板の法
線方向から75度から85度の範囲の角度で一酸化硅素
を斜方蒸むした配向膜層12a、12bが設けられてい
る。透明基板10a、10bは、その配向膜層12a、
12b側を、スペーサ16を介して間隙を制御して対向
させ、強誘電性液晶層13を挟持するようになっている
また、光による書込側の透明電極層1.1 a上には光
導電層14が配向膜層12aとの間に形成されている。
さらに光書込側の透明基板10aと読み出し側の透明基
板10bのセル外側には、無反射コーティング15a、
15bが形成されている。
第2図に示す光書込型液晶ライトバルブを作製するため
に、まず透明基板10a、10bとして透明ガラス基板
を用意し、透明電極層11a、11bとして表面にIT
O透明電極層を形成した。
また、光書通例透明電極層11a上にはSiF4を主体
とするガスを放電分解して厚さ3μmのイントリンシッ
クな水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)を形
成し光導電層14とした。
光導電層14および読み出し側の透明電極層11b上に
一酸化硅素(S i O)を、基板と蒸着源を結ぶ直線
が基板の法線方向に対して82度の角度になるようにセ
ットし、かつ蒸着の法線方向にセットした水晶振動子式
膜厚計で膜厚を計測しながら、200OAの厚さに斜方
蒸着して配向膜層1.2a、12bを形成した。透明基
板1.0 a、10bはその配向膜層1,2a、12b
側を対向させ、直径〕−15μmのグラスファイバーを
加えた接着材よりなるスペーサ16を介して間隙を制御
、形成し、強誘電性液晶層13を挟持するようにした。
封入した強誘電性組成物は、エステル系SmC液晶混合
物に光学活性物質を添加して強誘電性液晶組成物とした
ものであり、エステル系SmC液晶混合物として、4−
 ((4’−オクチル)フェニル)安息香酸(3′−フ
ルオロ、4′−オクチルオキシ)フェニルエステルと、
4− ((4’ −オクチルオキシ)フェニル)安息香
酸(3′−フルオロ、4′−オクチルオキシ)フェニル
エステルを1:1で混合したものを用い、これに光学活
性物質として5−オクチルオキシナフタレンカルボン酸
、1′−シアノエチルエステルを25重量%加えて強誘
電性液晶組成物としたものを用いた。
このようにして、本発明の液晶位相共役波デバイスに用
いた光書込型液晶ライトバルブは、光反射層あるいは遮
光層を有していないために、読み出し面が光導電層14
に達し記録特性に影響を与える。本発明の液晶位相共役
波デバイスは、この読み出し光が記録特性に与える影響
を利用して位相共役波の発生を行うものである。なお、
位相共役波の発生が可能な有効面積は5mm角〜50m
m角と従来の位相共役波デバイスに比べて大きくするこ
とができた。
本発明に用いた光書込型液晶ライトバルブは、解像度が
約1.40gp/mmと従来の液晶ライトバルブに比べ
ると大きいが、アドレス光とポンプ光のなす角度が約9
度以上になるとホログラム干渉縞を記録することができ
ない。このような小さな交差角度の三光束干渉を安定に
、しかもコンパクトに用うには、マツハツエンダ−型干
渉光学系か、あるいはマイケルソン型干渉光学系を用い
るのが好ましい。
次に、本発明の液晶位相共役波デバイスの二光束干渉光
学系としてマツハツエンダ−型干渉光学系を用いた場合
の1実施例を第3図を用いて説明する。第3図において
、第1のハーフミラ−22、第2のハーフミラ−25、
第3のハーフミラ−26およびミラー24がマツハツエ
ンダ−型干渉光学系を構成している。レーザ光源20か
ら出射されたレーザ光はビームエキスパンダ21でビー
ム径を拡大され、第1のハーフミラ−22で2光束に分
岐される。第1のハーフミラ−22で分岐されたレーザ
光の一方は、ミラー24で光路を曲げられ、第3のハー
フミラ−26を透過しポンプ光27として光書込型液晶
ライトバルブ19の読み出し面に入射する。一方、第1
のハーフミラ−22で分岐されたレーザ光の他方は、目
的とする位相共役波画像を得るために画像情報が入力さ
れた液晶テレビ23を透過してコヒーレント光画像とな
り、第2のハーフミラ−25および第3のハーフミラ−
26で分岐された後、光書込型液晶ライトバルブ19の
読み出し面にアドレス光28として入射する。このよう
にして光書込型液晶ライトバルブ1つの読み出し面に入
射したポンプ光27とアドレス光28は互いに干渉して
ホログラム干渉縞を形成し、このホログラム干渉縞の明
部パターンが形成されている部分の光導電層に逆起電力
を発生させる。
次に白熱灯17からの光をレンズ18によって一様な平
行光に直し、光書込型液晶ライトバルブ19の光書込面
に照射すると、作用で述べたように、光導電層にはキャ
リアが発生し、発生したキャリアは直流バイアス電圧に
より電界方向にドリフトし、その結果、液晶を反転させ
るための閾値電圧が下がるが、上記のようにポンプ光2
7とアドレス光28によるホログラム干渉縞の明部パタ
ーンが形成されている部分の光導電層には逆起電力が発
生しているため、ポンプ光27とアドレス光28による
ホログラム干渉縞の暗部パターンが形成されている部分
の光導電層にのみ閾値電圧以上の逆極性のバイアス電圧
が印加され、強誘電性液晶層は自発分極の反転が起こり
、もう一方の安定状態に移行し、上記ホログラム干渉縞
のネガ像が光書込型液晶ライトバルブに記録される。こ
のとき、同時にポンプ光27は照射され続けているため
に、ポンプ光27は光書込型液晶ライトバルブに記録さ
れたホログラム干渉縞によって回折され、液晶テレビ2
3によって入力されたコヒーレント光画像に対する位相
共役波画像となる。このようにして発生した位相共役波
画像すなわち位相共役波光29は第2のハーフミラ−2
5によってアドレス光28と分離され外部にとり出され
る。
もちろん、第2のハーフミラ−25の代わりに普通のミ
ラーを用い、第1のハーフミラ−22によって位相共役
波光29をアドレス光28から分離しても良い。白熱灯
17の代わりにLEDやレーザ光源を用いても良いこと
は言うまでもない。
次に、本発明の液晶位相共役波デバイスの二光束干渉光
学系としてマイケルソン型干渉光学系を用いた場合の1
実施例を第4図を用いて説明する。
第4図において、第1のハーフミラ−22、ミラー24
、第1の液晶ライトバルブ31および第2の液晶ライト
バルブ34がマイケルソン型干渉光学系を構成する。第
1の光書込型液晶ライトバルブ31は第2図に示す構成
の光書込型液晶ライトバルブであり、第2の光書込型液
晶ライトバルブは第5図に示す構成の光書込型液晶ライ
トバルブである。第5図に示す光書込型液晶ライトバル
ブが第2図に示す光書込型液晶ライトバルブと異なって
いる点は、読み出し光が光導電層14にまで達しないと
ともに、読み出し光の反射率を高めるために、光導電層
14と配向膜層12aの間に遮光層36と誘電体ミラー
37が形成されていることである。誘電体ミラー37の
可視光反射率が充分大きく光導電層14に対して読み出
し光の影響が極めて小さい場合には遮光層36を省略す
ることができる。さら1′ニー、第2の光書込型液晶ラ
イトバルブにおける書込光が読み出し光に比べて充分強
い場合は、第2の光書込型液晶ライトバルブとして第2
図に示す構成の光書込型液晶ライトバルブを用いること
ができる。
第4図において、まず、外部照明光によって照明された
大刃物体32からの光は結像レンズ33によって第2の
液晶ライトバルブ34の光書込面上に結像され、大刃物
体32に対応する画像情報を第2の光書込型液晶ライト
バルブ34に記録する。
また、レーザ光源20から出射されたレーザ光はビーム
エキスパンダ21によってビーム径を拡大され、第1の
ハーフミラ−22で2光束に分岐される。第1のハーフ
ミラ−22で分岐されたレーザ光の一方は、ミラー24
で反射され、第1のハーフミラ−22を透過し、ポンプ
光27として第1の光書込型液晶ライトバルブ31の読
み出し面に入射する。一方、第1のハーフミラ−22で
分岐されたレーザ光の他方は、第2のハーフミラ−25
および偏光板35を透過し第2の光書込型液晶ライトバ
ルブ34の読み出し面に達する。このとき偏光板35は
、偏光軸が誘電体ミラー37による反射光の11光方向
に対して、垂直に(または平行に)なるように配置され
ており、前記の第2の光書込型液晶ライトバルブに記録
された大刃物体に対応する画像情報はポジ像(またはネ
ガ像)として読み出され、コヒーレント光画像となる。
このようにして得られたコヒーレント光画像は再び第2
のハーフミラ−25を透過し、第1のハーフミラ−22
で光路を曲げられアドレス光28として第1の光書込型
液晶ライトバルブ31の読み出し而に入射する。このよ
うにして第1の光古き込み型液晶ライトバルブ31の読
み出し面に入射したポンプ光27とアドレス光28は!
Lいに干渉して光導電層の読み出し側表面にホログラム
干渉縞を形成する。そこで、LED30から出射した光
をレンズ18で一様な平行光に直し、第1の光書込型液
晶ライトバルブ31の光書込面に照射すると、第1図の
実施例で説明したのと同様の過程を経て、第1の光書込
型液晶ライトバルブ31の読み出し面からは位相共役波
光29が発生する。
このようにして発生した位相共役波光29は第1のハー
フミラ−22で光路を曲げられた後第2のハーフミラ−
29によってアドレス光28から分離される。
以上述べたマツハツエンダ−型干渉光学系およびマイケ
ルソン干渉光学系を用いた実施例では、最高20%の位
相共役波発生効率を得、特に、5047p/mmという
高解像度の位相共役波像の発生効率も1〜10%と高い
値が得られた。
また、本発明の液晶位相共役波デバイスで用いた光書込
型液晶ライトバルブのヒステリシスは第6図(a)、(
b)で示すようにメモリの大きさで変化する。さらに、
読み出し面側から光を照射することによって、ヒステリ
シス曲線は印加電圧に対して正側あるいは負側にシフト
する。
第6図(a)に示すようにメモリ性が大きい場合は、書
込光を遮断した後もホログラム干渉縞は光書込型液晶ラ
イトバルブに記録されたまま消失しない。したがって、
この場合は、位相共役波発生効率が小さくてもポンプ光
強度を大きくすることによって、実質的に強度の大きな
位相共役波を発生させることができる。ただし、この場
合、ホログラム干渉縞を書き換えるのに要する時間は約
500μsecと長くなる。
第6図(b)に示すようにメモリ性が小さい場合は、書
込光を遮断すると光書込型液晶ライトバルブに記録され
ていたホログラム干渉縞は消失し、位相共役波は発生し
なくなるが、位相共役波が発生する状態にあれば、たと
えホログラム干渉縞が変化したとしても、5μsec以
下の応答速度で変化したホログラム干渉縞を自動的に再
記録できるために、位トロ共役波を実時間で利用する場
合には有効である。
また、前述したように、二光束干渉光学系としてマツハ
ツエンダ型干渉光学系あるいはマイケルソン型干渉光学
系を用いることにより、本発明の液晶位相共役波デバイ
スの大きさを十数cm角以下とコンパクトにまとめあげ
ることができることがわかった。
さらに、本発明の液晶位相共役波発生デバイスに用いた
画像情報入力手段としては、フィルム、液晶テレビおよ
び光書込型液晶ライトバルブ以外にも電気的あるいは光
学的に画像情報を入力できる手段であればどのような手
段を用いても良いことは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明の液晶位相共役波デバイスは
、光導電層、液晶配向層、光反射率と印加電圧との間に
双安定性を有する強誘電性液晶層、電圧印加手段、透明
基板からなる光書込型液晶ライトバルブと、当該光書込
型液晶ライトバルブの光書込面に一様な光を照射するた
めのレーザ光源、LEDあるいは白熱灯などを具備して
なる照明系と、上記光書込型液晶ライトバルブの読み出
し面に互いに可干渉な画像情報を含むアドレス光と一様
なポンプ光を照射させる二光束干渉光学系とにより構成
し、特に上記二光束干渉光学系が内部に画像情報入力手
段を備えたマツハツエンダ−型F渉光学系あるいはマイ
ケルソン型干渉光学系とすることにより、従来の光書込
型液晶ライトバルブに比べて位相共役波発生効率が高く
、コンパクトな液晶位相共役波デバイスとすることがで
き、また従来の光屈折性結晶を用いた位相共役波デバイ
スに比べても有効使用面積が大きく取扱いも容易な位相
共役波デバイスとすることができることがわかった。本
発明の液晶位相共役波デバイスが、例えば複数の画像情
報を光学的に和差算することにより光学的パターン認識
に応用したり(特願昭63−227673)や、ホログ
ラムメモリと組合せて光連想メモリとして用いたりする
応用に対して果す効果は大きい。また、位相共役波を応
用した実時間干渉計測や、光フアイバー内での画像の直
接伝送への応用に対しても果す効果は大きい。
以上、本発明の液晶位相共役波デバイスは光情報処理、
光計測、光通信の広い分野へ大きな効果をIjえるもの
と考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の液晶位相共役波デバイスの原理構成図
であり、第2図は本発明の液晶位相共役波デバイスに用
いた光書込型液晶ライトバルブの断面図であり、第3図
は本発明の液晶位相共役波デバイスの二光束干渉光学系
としてマツハツエンダ−型干渉光学系を用いた1実施例
の構成図であり、第4図は本発明の液晶位相共役波デバ
イスの二光束干渉光学系としてマイケルソン干渉光学系
を用いた1実施例の構成図であり、第5図は本発明の液
晶面tlTへ役波デバイスの画像情報入力手段として用
いた光書込型液晶ライトバルブの構成図であり、第6図
は本発明の液晶位相共役波デバイスで用いた光書込型液
晶ライトバルブのメモリ性とヒステリシス曲線の関係を
示す図であり、第6図(a)はメモリ性が大きい場合、
第6図(b)はメモリ性が小さい場合である。 1 争 瞭 2 ・ ・ 3 ・ ・ 4 ・ ・  1 6 ・ ・  1 8拳 ・ 9 ・ φ 1、 Oa 。  1 al  2a1 13 ・ ・ 14 ・ ・  5a1 16 ・ ・ 17 ・ ・ 18・ ・ ・光源 ・照明レンズ系 ・光書込型液晶ライトバルブ 中フィルム ・ハーフミラ− ・照明光 ・ポンプ光 一アドレス光 ・位相共投光 ・透明基板 ・透明電極層 ・配向膜層 ・強誘電性液晶層 ・光導電層 ・無反射コーティング 中スペーサ ・白熱灯 ・レンズ 19 ・ ・ ◆ ・ 20 ・ ・ ・ ・ 21 ・ ・ ・ ・ 22ψ・拳・ 23 ・ ・ ・ ・ 24 ・ ・ 拳 ・ 25・拳・争 26 ・ φ ・ ・ 27 ・ ・ ・ ・ 28争 ・ ・ − 29・ ・ ・ ・ 30 ・ 中 ・ 豐 31 ・ ・ ・ ・ 32 ・ ψ ・ 争 ・ 33 壷 中 ・ ・ ・ 34 ・ ・ ・ ・ ・ 35 ・ ・ ・ ・ ・ 36 ・ ・ ・ ・ ・ ・光書込型液晶ライトバルブ ・レーザ光源 争ビームエキスパンダ 番第1のハーフミラ− ・液晶テレビ ・ミラー ・第2のハーフミラ− ・第3のハーフミラ− ・ポンプ光 ・アドレス光 ・位相共役波光 ・LED ・第1の光書込型液晶ライトバ ルブ ・大刃物体 ・結像レンズ ・第2の光書込型液晶ライトバ ルブ ・偏光板 ・遮光層 37φ ・ ・誘電体ミラー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光導電層、液晶配向層、光反射率と印加電圧との
    間に双安定性を有する強誘電性液晶層、電圧印加手段、
    透明基板からなる光書込型液晶ライトバルブと、 当該光書込型液晶ライトバルブの光書込面に一様な光を
    照射するためのレーザ光源、LEDあるいは白熱灯など
    を具備してなる照明系と、 上記光書込型液晶ライトバルブの読み出し面に互いに可
    干渉な画像情報を含むアドレス光と一様なポンプ光を照
    射させる二光束干渉光学系とにより構成されたことを特
    徴とする液晶位相共役波デバイス。
  2. (2)上記二光束干渉光学系が内部に画像情報入力手段
    を備えたマッハツェンダー型干渉光学系あるいはマイケ
    ルソン型干渉光学系であることを特徴とする請求項1記
    載の液晶位相共役波デバイス。
JP24613789A 1989-09-21 1989-09-21 液晶位相共役波デバイス Pending JPH03107829A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0580351A (ja) * 1991-09-19 1993-04-02 Hamamatsu Photonics Kk 空間光変調器
JP2013504761A (ja) * 2009-09-14 2013-02-07 バイオ−ラド ラボラトリーズ インコーポレイテッド 準実時間光位相共役

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0580351A (ja) * 1991-09-19 1993-04-02 Hamamatsu Photonics Kk 空間光変調器
JP2013504761A (ja) * 2009-09-14 2013-02-07 バイオ−ラド ラボラトリーズ インコーポレイテッド 準実時間光位相共役

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