JPH0310283Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、足場枠、単管足場、支柱、ジヤツキ
等仮設資材におけるパイプ連結装置に係るもので
あつて、パイプの連結並びに離脱が簡単に能率良
く行うことが出来ると共に連結が確実に行われて
安全に作業が出来るものにして、その構成を添付
図面を参照に詳述すると次の通りである。

パイプ１の一端部内に連結パイプ２の一端部２
ａを嵌入止着し、連結パイプ２の他端部２ｂ内に
プラスチツク成形により連結パイプ２に嵌合した
ときがたつかない断面十字形や円形などの形状に
設定したピン支承体３を密着状態に嵌入し、この
ピン支承体３にピン嵌入筒４を垂直方向に設け、
このピン嵌入筒４に係合ピン５を嵌入し係合ピン
５の上部に設けた径小頭部５ａを連結パイプ２に
穿設したピン突出孔７より突出せしめ、この径小
頭部５ａをスプリング６に抗して没入するように
設け、この状態で連結パイプ２の他端部２ｂに継
合するパイプ８の一端部を被嵌入し、このパイプ
８の一端部に穿孔したピン係合孔９に係合ピンを
係合する。

図面のピン支承体３は断面十字型にして、プラ
スチツク成型し、中程一側にピン嵌入筒４を形成
するための筒部１０を一体に設けたものを図示し
ている。

本考案は、上述の様に構成したから係合ピン５
をスプリング６に抗してピン突出孔７に押し込ん
だ状態で連結しようとするパイプ８を連結パイプ
２の他端部２ｂに外嵌入した上、係合ピン５とピ
ン係合孔９とを一致させることにより係合ピン５
がピン係合孔９に係合してパイプ８が抜け止め状
態になつて連結パイプ２に連結される。

即ち２本のパイプ１，８は連結パイプ２を介し
て簡単にして能率良く連結されることになる。

この場合、係合ピン５は常にスプリング６によ
つて外部に押し出されているからパイプ８のピン
係合孔９より外れることがなく、確実にパイプ
１，８は連結されることになり、安全性に秀れた
仮設資材を提供することになる。

次にパイプ８を引き抜く場合には係合ピン５を
同じくスプリング６に抗して押し込んで係合ピン
５とピン係合孔９との係合状態を解除することに
より同じく簡単にして能率良く引き抜きが出来る
ことになる。また、本パイプ連結装置の係合ピン
５の取り付けに当たつては、連結パイプ２内に丁
度良く嵌入されるピン支承体３にピン嵌入筒４を
穿孔し、このピン嵌入筒４に係合ピン５をスプリ
ング６に抗して嵌入するものであるからこのピン
支承体３のピン嵌入筒４にスプリング６と係合ピ
ン５とを嵌入した状態でピン支承体３を連結パイ
プ２内に嵌入してピン突出孔７の位置までスライ
ドさせて来ると係合ピン５がピン突出孔７より突
出してピン支承体３は連結パイプ２内に定位置に
簡単にして固定されることになり、在来のピン付
板をパイプ内において、スポツト溶接やビス止等
により固定した方法に比して極めて簡単であり、
それだけコストの低い仮設資材等におけるパイプ
連結装置を提供する等秀れた実用上の効果を有す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本装置の分解斜面図、第２図は連結状
態を示す本装置の一部を切欠ける正面図である。 １……パイプ、２……連結パイプ、２ａ……一
端部、２ｂ……他端部、３……ピン支承体、４…
ピン嵌入筒、５……係合ピン、５ａ……径小頭
部、６……スプリング、７……ピン突出孔、８…
…パイプ、９……ピン係合孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. パイプの一端部内に連結パイプの一端部を嵌入
   止着し、連結パイプの他端部内にプラスチツク成
   形により連結パイプに嵌合したときがたつかない
   断面十字形や円形などの形状に設定したピン支承
   体を密着状態に嵌入し、このピン支承体にピン嵌
   入筒を垂直方向に設け、このピン嵌入筒に係合ピ
   ンを嵌入し係合ピンの上部に設けた径小頭部を連
   結パイプに穿設したピン突出孔より突出せしめ、
   この径小頭部をスプリングに抗して没入するよう
   に設け、この状態で連結パイプの他端部に螺合す
   るパイプの一端部を被嵌入し、このパイプの一端
   部に穿孔したピン係合孔に係合ピンを係合したこ
   とを特徴とする仮設資材等におけるパイプ連結装
   置。