JPH0288183A - 締め付け具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は電動ドリルや電動ドライバー等において、ドリ
ルビットやドライバービット等のツールの保持用として
設けられるチャックと称される締め付け具に関するもの
である。

【従来の技術】

この種の締め付け具は、動力が伝達されるシャフトと、
このシャフトに対して回転自在とされた回転リングとを
設けて、シャフトに対する回転リングの回転に伴なって
複数本の爪を径方向に移動させることによって、これら
爪でツールの締め付け保持を行うが、シャフトに対する
回転リングの回転に伴って軸方向移動を行うフロートね
じを設けて、このフロートねじが爪を押すことで爪の径
方向移動を行うようにしたものでは、フロートねじが冬
瓜を均等に且つスムーズに押圧するようにしておくこと
が、保持するツールの芯振れ精度を向上させることに大
きく影響する。

【発明が解決しようとする課題】

しかし、従来のものでは、爪とフロートねじとにおける
係合部の係合面積が小さくて、フロートねじによる爪の
押圧が不安定な状態でなされていたために、芯振れ精度
を高くすることが困難であった。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは爪の径方向移動がスムーズで芯振れ
精度が高い締め付け具を提供するにある。

【課題を解決するための手段】

しかして本発明は、動力が伝達されるシャフトと、この
シャフトに対して回転自在とされた回転リングと、シャ
フトに対する回転リングの回転で軸方向移動を行うフロ
ートねじと、フロートねじの軸方向移動に伴って径方向
移動を行うツール締め付け用の複数本の爪とを備えてい
る締め付け具において、フロートねじと爪との間に平板
状のプレートが配設されていることに特徴を有している
。 ［作用］ 本発明によれば、フロートねじと爪との間に配された平
板状のプレートが、フロートねじと爪との係合面積を実
質上、増大させるために、フロートねじによる爪の押圧
が的確になされる。 ［実施例］ 以下本発明を図示実施例に基づいて詳述すると、後端が
駆動軸１に連結される金属製筒状シャフト１０は、その
軸方向なかほどの外周面に、後方はど径が細くなるテー
バ面１４が設けられているとともに、後端部に異形断面
部１１が、前端部にフランジ１２が設けられており、ま
た前端部内周面に逆ねじの雌ねじ１３が切削されている
。このシャフト１０の異形断面部１１には、異形嵌合孔
４１を有する円筒状のハンドル４ｏが圧入固定され、雌
ねじ１３には外周面に逆ねじ７２が切削されている円筒
状のフロートねじ７０がねじ込まれている。そしてフロ
ートねじ７０の前端には、複数個の係合溝７１が形成さ
れているとともに、外周より突設された複数本の突部９
１が上記係合溝７１内に位置する平板状のプレート９０
が取り付けられている。 ドリルビットやドライバービットであるツール３を締め
付ける複数本の爪２０は、いずれも外面が傾斜面とされ
たものであるとともに、後端に係合片２２を有しており
、この保合片２２を上記フロートねじ７０の係合溝７１
に係合させている。 また冬瓜２０は円錐体状の金属製ガイドブロック６０に
形成されたスリット６２に納められてガイドブロック６
０外面の円錐面６１に翼片２１を係合させている。 回転リング３０は円筒状の合成樹脂製本体部３１と、同
じく円筒状であり且つ本体部３１の後部内に固定される
金属製ロック金具３４とがらなり、ロック金具３４はそ
の外周面に形成されている溝３５を、本体部３１の内周
面に形成されている突起３３に係合させることで、本体
部３１とともに回転するものとされている。また本体部
３１の前端には、テーパブツシュ５ｏが連結されている
。 そして回転リング３０とテーバブツシュ５ｏとは、本体
部３１の内周面に形成されている突起３３と、テーパブ
ツシュ５０の後端に形成されている溝５２との係合によ
り、回転が一体になされ、そしてテーパブツシュ５ｏに
対して回転リング３ｏの軸方向移動が自在となるように
されている。 上記フロー１〜ねじ７ｏとガイドブロック６ｏ及び複数
本の爪２ｏはテーパブツシュ５ｏ及び回転リング３０の
内部に納められ、テーパブツシュ５０の後端部内面とシ
ャフト１ｏの外面との間で且つテーバブツシュ５０後端
の内方に突出する鍔５３とシャフト１０のフランジ１２
との間には、テーパブツシュ５０とシャフト１ｏとの軸
方向係合のためのリング状のキャップ４５と弗化エチレ
ン樹脂製のワッシャ４４とが配設されており、更にテー
パブツシュ５０とガイドブロック６ｏとが一体に回転す
るように、テーパブツシュ５ｏの溝５２に係合する突起
６３がガイドブロック６ｏに設けられている。ガイドブ
ロック６ｏとフロートねじ７０とは、この両者に係合す
る爪２ｏによって一体に回転するとともに、ガイドブロ
ック６ｏに対してフロートねじ７０が軸方向に移動自在
となるようにされている。 尚、ロック金具３４内面の断面くさび型の溝内に配され
てロック金具３４とシャフト１ｏのテーバ面１４との間
に位置するニードルローラ８１は、シャフト１０に対す
る回転リング３ｏのロックを行なうものであり、ロック
解除は回転リング３゜をばね４２に抗してハンドル４０
側にスライドさせることで行なえるようになっているの
であるが、ここでは詳しい説明は省略する。 しかしてこの締め付け具において、ツール３の取り付け
にあたっては、先端開口からツール３の後端部を差し込
み、そしてハンドル４０を握りつつ、回転リング３０を
回転させればよい。回転リング３０の回転とともに、テ
ーパブツシュ５０とガイドブロック６０及びフロートね
じ７０がシャフト１０に対して回転し、シャフト１０と
螺合しているフロートねじ７０は前進して冬瓜２０を前
方へと移動させる。この結果、翼片５１をガイドブロッ
ク６０とテーバブッシュ５０内周面との間に位置させて
いる冬瓜２０は、径方向における中心へと集まり、ツー
ル３の締め付けを行なう。 この時、フロートねじ７０による爪２０の押圧は、両者
の間に介在しているプレート９０を介して行われるもの
であり、そして爪２０の後端面とここを押圧する平板状
のプレート９０との間の接触面積が大きくなっているこ
とから、爪２０はフロートねじ７０による押圧を受けた
時、傾いたりすることなくスムーズに軸方向移動及び径
方向移動を行うものであって、安定した姿勢でツール３
を締め付け保持する。このために、ツール３の芯振れ精
度が高くなっているものである。 また、爪２０はその複雑な形状故に金属の切削加工によ
る製作では良好な寸法精度を出しにくいことから、ここ
では、爪２０及びこれをスリット６２で保持しているガ
イドブロック６０とをセラミックの焼結法で形成したも
のを使用している。 この場合、複雑な形状といえどもその製作が容易で高い
寸法精度を出し得るために、芯振れ精度を更に高めるこ
とができる上に、防錆、耐摩耗の点でも優れた結果を得
ることができる。

【発明の効果】

以上のように本発明においては、フロートねじで直接爪
を押圧するのではなく、両者の間に介在する平板状のプ
レートを介して爪を押圧するようにして、爪とこれを押
圧する部材との接触面積を大きくしているために、爪の
移動が傾いたりすることなくスムーズに行われるもので
あり、爪によるツールの締め付け保持が安定した姿勢の
爪でなされるために、ツールの芯振れ精度が大きく向上
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の破断側面図、第２図は同上の
分解斜視図、第３図は同上の斜視図であって、３はツー
ル、１０はシャツ１〜．２０は爪、３０は回転リング、
７０はフロートねじ、９０はプレートを示す。 第１ＬＡ ３・・ツール １０・・・シャフト ２０・・爪 ３０・・回転リング ７０・・フロートねじ ９０・・・グレート 代理人　弁理士　石　１）長　七

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）動力が伝達されるシャフトと、このシャフトに対
   して回転自在とされた回転リングと、シャフトに対する
   回転リングの回転で軸方向移動を行うフロートねじと、
   フロートねじの軸方向移動に伴つて径方向移動を行うツ
   ール締め付け用の複数本の爪とを備えている締め付け具
   において、フロートねじと爪との間に平板状のプレート
   が配設されていることを特徴とする締め付け具。