JPH028607Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 電気はんだこてを使つた仕事の中には電子キツ
トなどの組立があるが、電子キツトの電源の多く
は1.5Vの乾電池が１個或は数個使用されている。
電子キツトの組立てのさい周りにある乾電池を使
用することが多いが、その場合乾電池が十分使え
るだけの容量があるかどうかが問題となる。

本考案は斯かる要望に応えるべく工夫開発され
たものであつて、即座に検知手段を使用し乾電池
の使用可能か不能かを判断できるのであり、且つ
表示方法として豆電球を使用していることから一
般的でわかりやすいものである。

以下、本考案を図面にもとづいて説明する。

第１図は本考案に係る電池チエツカー付電気は
んだこての取手を２つに開いたときの分解斜視図
である。本図に於いて１は取手ケース本体であつ
て上匣１ａと下匣１ｂとに分解される。しかし
て、下匣１ｂ内にははんだこて用部品が収蔵され
るのであり、即ち２はプリント基板、３はネオン
管保護抵抗、４はネオン管、５はヒーターリード
線、６はさや、７はこて先、８はコードである。

上記構成は従来のものと変りないが、本考案で
は取手ケース１ａ，１ｂの一部を、即ち図示例で
はこて先と反する背面側上部を外方に突出させて
空孔１０ａ，１０ｂを形成し、これら合体して形
成される空孔１０内に豆球１１をソケツト１２を
介し外向きに取付けるようになす。１３はそのた
めの基板であつて１４ａ，１４ｂはケース内側の
端子である。しかして、１つの端子（図示例では
１４ａ）の一部Ｆはリード線１５を介しケース外
に出るようにして固定してあり、また他の端子１
４ｂには比較的長いリード線１６を接続してケー
ス外に突出させ、先端にはテストピン１７が接続
されてなる。１８は上記テストピン１７の先端部
Ｐを嵌入保持するべく下匣１ｂの尾部に形成した
凹穴であつて、該テストピン１７は不使用時は凹
穴１８内に嵌入されてなる。

第２図は使用状態図であつて１９は電池であ
る。即ち、豆球と接続された端子Ｆに測定しよう
とする電池の側を当て、もう一方のリード線と
接続されているテストピン１７を電池１９の側
に当てることによつて測定しようとする電池を電
源とし豆球を負荷とする１つの回路を形成し（電
池のを逆となしても良い）、これにより豆球
１１を点灯させるようになす。電池切れの場合は
点打しないが、その他は電池容量に応じた明るさ
に点灯するのである。

本考案は以上の如く構成せしめるものであつ
て、電子キツトの組立などのさいはんだこての使
用のほかに簡単に電池の使用可能或は不可能をチ
エツクすることができるのであり、組立作業と電
池チエツクを１つの道具で行うことを可能とした
重宝便利なものである。なお、テストピンははん
だこての使用中には取手ケースの凹穴１８内に嵌
入させ邪魔にならないようにしてはんだづけ作業
ができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る電池チエツカー付電気は
んだこての取付を２つに開いたときの分解斜視
図、第２図は使用状態図である。 １ａ……上匣、１ｂ……下匣、２……プリント
基板、４……ネオン管、６……さや、７……こて
先、１０……空孔、１１……豆球、１５……リー
ド線、１６……リード線、１７……テストピン、
１８……凹穴、１９……電池。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 取手ケースの一部を外方に突出させ、内部に
   豆球を設けしめると共に、豆球のリード線の一
   端を端子に接続し、その端子の一部をケース外
   に出るようにして固定するのほか、もう一方の
   リード線の端にはテストピンを接続してケース
   外に突出させ、測定しようとする電池の頭部或
   は尾部をケース側端子に当て、他部にテストピ
   ンを当てゝ豆球の点灯状態で電池容量を見るこ
   とができるように構成したことを特徴とする電
   池チエツカー付電気はんだこて。 (2) 取手ケースの一部に凹所を形成し、突出した
   テストピンの少なくとも先端部を収納可能とな
   したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
   第１項記載の電池チエツカー付電気はんだこ
   て。