JPH0285760A - 液体検知装置 - Google Patents

液体検知装置

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JPH0285760A
JPH0285760A JP23953988A JP23953988A JPH0285760A JP H0285760 A JPH0285760 A JP H0285760A JP 23953988 A JP23953988 A JP 23953988A JP 23953988 A JP23953988 A JP 23953988A JP H0285760 A JPH0285760 A JP H0285760A
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JP
Japan
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layer
sample
ion exchange
urea
exchange resin
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JP23953988A
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Hiroyuki Horiguchi
堀口 浩幸
Yasuo Katano
泰男 片野
Toshiyuki Furuta
俊之 古田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 流亙分互 本発明は、液体検知装置、より詳細には、液中の尿素量
の検出、日本酒成分の検出、化学物質の検出・同定装置
に関するものである。
従米挟生 試料中の尿素を比較的簡単に測定する装置として、各種
キットが発売されている。その原理は、試料中の尿素を
ウレアーゼで分解し、発生するアンモニアを、(1)酵
素法で検出するもの、あるいは、(2)インドフェノー
ル法で検出するものである。しかしながら、(1)の酵
素法では複雑な手順に加えて、紫外あるいは可視分光器
を必要とする。また、(2)の最も簡便と思われる場合
でも約30分の時間を要し、定量的測定のためにはやは
り可視分光器での測定が必要である更に、化学物質の検
出・同定のために、その化学物質と選択的に反応する酵
素により化学反応を起こし、その化学反応の程度を溶液
のPH指示薬の発色によりモニターする方法が古くから
知られている。例えば、米国特許第3145086号。
3249513号、あるいは、3395082号では、
尿素を検出するためにウレアーゼを用い、ウレアーゼに
よる尿素の分解により発生するアンモニアをPH指示薬
の変色により検出している。
しかしながら、試料中の成分を分析しようとする場合、
その中に含まれる成分が防害物質となることがある。例
えば、尿素量を検出したい場合、尿素をウレアーゼによ
って分解し、発生したアンモニアによるPH変化をpH
指示薬の色変化によって検出する手段が多くとられるが
、さまざまな物質がこれらの反応を阻害する。第9図乃
至第11図は、尿素4 ppmの15%エタノール溶液
に夾雑物としてN a CQ 、コハク酸、アミノ酸(
17種の混合)を加えたときのPH指示薬(BTB)の
変色の変化(633n+aにおける吸光度変化)を示す
が、これらの結果から、尿素を感度よく検出するために
は、例えば、無機イオン〈150ppm、全アミノ酸<
5ppm、全有機酸くlppm程度迄夾雑物を除去する
必要がある。
更に、日本酒の尿素量を検出する場合に関していえば、
日本酒のPHは4程度であり、ウレアーゼの至適PHが
7(中性)前後であるので日本酒中の夾雑物をとり除き
かつpHを7前後にする必要がある。特定化学物質とそ
れと選択的に反応する酵素および反応モニター用pH指
示薬の溶液系において、特定化学物質と酵素との反応に
より酸性物質あるいはアルカリ性物質が生成あるいは減
少する場合、原理的には、そのPH変化をPH指示薬に
より簡便にモニターできる。しかしながら、酵素そのも
のは両性物質であるので、溶液系は一種の緩衝効果をも
っている。従って、生成あるいは減少する酸性物質ある
いはアルカリ性物質が微量である場合、溶液のpHは変
化せず、pH指示薬の変色は起こらない。このため、特
定化学物質−酵素−pH指示薬の溶液系では高感度な検
出ができない。
目的 本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、
液体中の成分、特に、アルコール飲料中の尿素量を簡便
かつ迅速に側定することのできる液体検知装置、或いは
、日本酒の夾雑物をとり除きかつpHを7前後にするよ
うな液体検知装置、更には、酵素を固定化することによ
り、溶液の緩衝効果をおさえ、高感度検出を可能とする
ような液体検知装置を提供することを目的としてなされ
たものである。
構−一」又 本発明は、上記目的を達成するために、イオン交換機能
を有する層及び該イオン交換機能を有する層の下に設、
けられた色素層・酵素層・試料溜め層とを有するセルと
、前記試料溜め層中を透過する光を放射するための光源
と、該試料溜め層中の透過光を検出するための光検出器
とを有すること、或いは、前記酵素層を固定化酵素層と
したこと、或いは、前記イオン交換機能を有する層が、
強塩基性イオン交換機能と、弱酸性イオン交換機能とを
有する層であることを特徴としたものである。
以下、本発明の実施例に基づいて説明する。
本発明では、液中尿素を検出するために、酵素法を採用
した。即ち、試料の尿素とウレアーゼを反応させ、尿素
をアンモニアと炭酸ガスに分解し。
発生したアンモニアを検出することにより尿素量を決定
するものである。一般に、アンモニアは水に対しての溶
解度が炭酸ガスより高いので、尿素の分解によりアンモ
ニウムイオンが生成し、従って、溶液のPHが上昇する
。この際、P、H指示薬、例えば、ブロモチモールブル
ー(BTB)が存在すると黄から緑〜青に溶液の色が変
化する。緑〜青色は500〜700nmに光吸収をもつ
もので、例えば660nmのLEDを光源とし、色変化
した溶液の光吸収量をモニターし、検量線と比較するこ
とにより溶液中の尿素量が決定できる。しかしながら、
尿素を含んだ試料、例えば清酒はそのP Hは銘柄によ
り、あるいは製造条件により異なるので、このままでは
−船釣な装置となりえない。
第1図は1本発明の一実施例を説明するための構成図で
1図中、1は試料のpHを6〜7とするためのカラム方
式のイオン交換樹脂層、2は色素層、3は固定化酵素層
、4は試料溜め層で、これらによって、直方体又は円柱
等の柱状セルを構成している。5はLED光源、6はフ
ォトダイオードである。
第2図は、イオン交換樹脂層1の構成の一例を示す図で
、laはH型陽イオン交換樹脂層、1bはOH型陰イオ
ン交換樹脂、ICは濾紙で、H型陽イオン交換樹脂層1
aで交換樹脂層上に滴下された試料中のカチオンとの、
OH型陽イオン交換樹脂層1bで試料中のアニオンとの
イオン交換によって試料のp Hを、試料本来のPHに
よらず、6〜7とすることができる。尿素は非電解質で
あり、イオン交換樹脂との相互作用は少ない、なお。
これらI−(型陽イオン交換樹脂層1 aとOH型陰イ
オン交換樹脂層1bは逆の順でもよいし、あるいはH型
とOH型のイオン交換樹脂をあらかじめ混合して一層と
したり、あるいは両性イオン交換樹脂の一層とすること
も可能である。イオン交換樹脂層を通過した試料は色素
rtjj2に浸みこみ色素をとかしだす0例えば、試料
として清酒を用いた場合、pH;4であり、イオン交換
樹脂層通過後の濾液はPH6〜7となる。従って、色素
としてBTBを使用した場合、色素層を通過した液は黄
色となっている。この黄色の試料は固定化ウレアーゼ層
;3で、ウレアーゼの働きにより尿素の分解、アンモニ
アの生成が起こり、緑〜青色に変色する。
この変色した液が試料溜め層4に貯りこみ、LED光源
5からの660nmの光の変色程度をフォトダイオード
6でモニターする。尚、ここでウレアーゼを固定化せず
用いた場合、試料液はウレアーゼの溶解により尿素が存
在しなくても青く変色する。従って、微量尿素の検出の
ためには酵素の固定化が必須である。また、試料溜め層
4内に、検出用の光のパスを邪魔することなく5色素コ
ートしたナイロンメツシュ、酵素固定化したナイロンメ
ツシュを詰めこむことにより、反応溶液の上下方向の色
ムラをなくすことが可能となり、分解能がより向上する
□例1 15m+a角高さ35mmのポリスチレン製透明セルに
、イオン交換樹脂(〜iomm)、色素層(〜5mum
) 、固定化酵素層(〜5mm)、試料溜め層(〜5m
m)を形成した。試料溜め層をはさんでLED(スタン
レーFH511、発光波長660nm)、Siフォトダ
イオードを設置した。
以下、各層について説明する。
くイオン交換樹脂層〉 湿潤したイオン遅滞樹脂(ダウケミカル社製、リターデ
ィオンIIA−8,50〜100メツシユ)2mQを密
に充填、弱酸性イオン交換濾紙(アトバンチツク、CM
)で色素層と分離した。
く色素層〉 エチルアルコールに溶かしたブロムチモールブルー1%
溶液にナイロンメツシュを浸漬後、ナイロンメツシュを
取り出し乾燥したものを厚さ5■につめて色素層とした
く固定化酵素層〉 ポリアミド樹脂(ナイロン6)のメツシュを化学処理に
より表面を活性化しグルタルアルデヒドを固定し、この
膜をウレアーゼ(シグマ社製、No、U−1500)の
5wt%水溶液に0℃で4時間浸漬し、ウレアーゼをポ
リアミド樹脂に結合したグルアルアルデヒドのホルミル
基に固定した。
このメツシュを厚さ5mmにつめた。
清酒2mQを約0.02mQずつセル中央に滴下し、滴
下が終了してから3分後に、フォトダイオードからの出
力を測定し■を得た。一方、固定化酵素層にウレアーゼ
なしのブランクセルにおけるフォトダイオードの出力を
dIg定し工0を得た。
1ogIo/Iが溶液の吸光度を与える。
第3図に2尿素量既知の試料を用いて得た、尿素量対吸
光度の関係を示す。この結果、約2Ppm迄の尿素量が
検出できることがわかった。
上述のように、上記実施例によると、ウレアーゼの分解
によって生じたアンモニアで試料のpHが瞬時に変化す
ることに着目し、このPH変化をpH指示薬で可視化し
、光学的にpH変化を測定するようにしたので、インド
フェノール法(15〜30分必要)あるいは酵素法(約
20分)において、アンモニアを化学反応で検出する際
に必要な時間を省略でき゛、約5分程度での尿素の測定
を可能とならしめた。
また、本実施例においてはPH変化に着目しているため
、試料そのもののpHにより結果がふられる可能性があ
り、第1図のような構成が必然となる。しかも、イオン
交換樹脂を通して試料のpHを6〜7とすることにより
、赤色LEDの発光領域で色変化するブロムチモールブ
ルー指示薬が使用でき、しかもアンモニアの発生でpH
値がpHχ4付近にくらべより大きく変化し、この両者
により高感度な尿素検出が可能となった。
また、検出用の光のバスを邪魔することなく、色素コー
トしたナイロンメツシュ、酵素固定化したナイロンメツ
シュを試料溜め層に詰めこむことにより、反応溶液の上
下方向の色ムラをなくすことが可能となり、分解能がよ
り向上する。
また、日本酒には、アミノ酸や有機酸、無機イオン等が
入っており、pHも4前後である。これらを取り除き、
かつpHを7前後とするために、イオン交換樹脂又はイ
オン交換濾紙を用いる。これらのものを完全にとり除く
には、強塩基性のものと強酸性のものを用い、それぞれ
のイオン交換樹脂の量も多くすればよいが、実際には被
測定物質(例えば尿素)もイオン交換樹脂に吸着されて
しまうので、イオン交換樹脂の量と種類を適切に選ぶ必
要がある。そこで、次の実施例では、強塩基性イオン交
換樹脂十弱酸性イオン交換樹脂、又は、強塩基性イオン
交換樹脂十弱酸性イオン交換濾紙を用いたことを特徴と
している。
まず、アミノ酸、有機酸をとりのぞくには、強塩基性イ
オン交換樹脂を用いるのが効果的である。
イオン交換樹脂の量が多い方が酸もよくとりのぞけるが
、同時に尿素等の被測定物質もとりのぞいてしまう。イ
オン交換樹脂の量をなるべく減らし、かつ、後の分析処
理にさしつかえない程度に酸が除去できるよう、イオン
交換樹脂の量を適当に選んでも、pH値が少なくとも1
0〜11程度にまであがってしまうのが普通である。そ
こで今度は。
p Hを下げるため酸性のイオン交換樹脂を用い。
その量を適当に選んでPHを7付近にする。このとき、
強酸性のものを用いると、イオン交換樹脂の量とpHと
の関係が非常に敏感で、pHをコントロールすることが
非常に困難である。一方、弱酸性のものを用いるとイオ
ン交換樹脂の量とpHとの関係がゆるやかであるので、
十分コントロールが可能である。また、このときイオン
交換濾紙を用いると、枚数によりpHのコントロールが
可能となる。以下、実施例に基づいて説明する。
去−]し二吐−」ユ 第4図は、本実施例の1つを説明するための構成図で、
図中、11は強塩基性イオン交換樹脂。
12は弱酸性イオン交換樹脂、13は濾紙で、弱酸性イ
オン交換樹脂12としてダウ社製(ダウエックスMWC
−1,50〜100メツシュ)を用い、HeΩ10%溶
液を用いて前処理をし°た後。
十分洗浄した6強塩基性イオン交換樹脂11としてダウ
社11(ダウエックス1−x8,50〜100メツシユ
)を用い、N a OH10%溶液を用いて前処理をし
た後、十分洗浄した。これらを、第4図のように、下部
が5φ、上部が15φのカラムに弱酸性イオン交換樹脂
0 、2 m Q 、強塩基性イオン交換樹脂2 m 
Qの順につめる。このときセパレータとして市販の濾紙
13を用いた。このカラムに尿素10ρP11の日本酒
4 m Qを上から滴下した(pH4,1)。濾液は有
機酸約5ppa+、アミノ酸約I PPIII Lか含
まず、PH指示薬の発色阻害は無視できる。又、PI(
は6.8であった。この液を2つにわけ、両方にBTB
I%液を100μQ、もう一方にはさらにウレアーゼを
入れたところ、それぞれ黄色、青緑色となり、十分尿素
が検出できた。
ス]例3 第5図は、第4図に示した実施例の変形実施例を説明す
るための構成図で1図中、11は強塩基性イオン交換樹
脂、14は弱酸性イオン交換濾紙で、弱酸性イオン交換
濾紙14としてアトバンチツク社製(CM)を用い、こ
れを図示のように15φのカラムに14枚重ねた。この
上に強塩基性イオン交換樹脂(実施例2と同様のもの)
11を2m Qつめた。このカラムに日本酒4mQを滴
下したところ、実施例2と同様の結果が得られた。各種
市販清酒で求めた清酒中尿素量と633nmにおけるウ
レアーゼ入りとなしのものの吸光度の差との関係を第6
図に示す。各種銘柄(01口、Δ、等にて示す)により
日本酒の成分(尿素検出側にとっては夾雑物)およびそ
の量は種々異なるが。
簡便に尿素が検出できた。
而して、日本酒中の成分の分析において、場合によって
は(例えば尿素分析)日本酒中の酸をとり除きかつpH
を7にしたいが、これらの実施例2及び3においては強
塩基性イオン交換樹脂十弱酸性イオン交換樹脂(又は濾
紙)を備えているので、上記目的を達成できる。
更に、特定化学物質とそれと選択的に反応する酵素およ
び反応モニター用pH指示薬の溶液系において、特定化
学物質と酵素との反応により酸性物質あるいはアルカリ
性物質が生成あるいは減少する場合、原理的には、その
PH変化をp H指示薬により簡便にモニターできる。
しかしながら、酵素そのものは両性物質であるので、溶
液系は一種の緩衝効果をもっている。従って、生成ある
いは減少する酸性物質あるいはアルカリ性物質が微量で
ある場合、溶液のpHは変化せず、pH指示薬の変色は
起こらない、このため、特定化学物質−酵素−PH指示
薬の溶液系では高感度な検出ができない。以下の実施例
は、上記の系において酵素を固定化することにより、溶
液の緩衝効果をおさえ、高感度検出を可能とするもので
ある。
L施 例ニーA− 担体結合法により酵素を固定化した。即ち、ポリアミド
樹脂(ナイロン6)のメツシュ(2ca+角。
10枚)をCa CQ2・2 H2O24tzt%、純
水11.6t+t%、メタノール64.7すt%の混合
液47gに含浸し、40℃で20分間放置→ナイロンメ
ツシュの水洗→3.65 Nの塩酸溶液100gに含浸
、40〜45℃で20分放置→ナイロンメツシュの水洗
→50%グルタルアルデヒド水溶液5mQとホウ酸緩衝
液(pH8,8)15rr+Qの混合溶液に含浸、0℃
で20分間放置→ナイロンメツシュをホウ酸緩衝液で洗
浄→N a OHと0.05M KH2SO4でPH6
,9に調整した液10 m Qにウレアーゼ30mg、
EDTA  15mH。
2−メルカプトエタノール0.4μQの混合液に含浸、
0℃4時間放置→0.2MのN a CQ液で洗浄→水
洗→室温乾燥した。この結果、ウレアーゼはそのN末端
でグルタルアルデヒドを通じて、ナイロンメツシュのア
ミノ基に固定化される。
このようにして、ナイロンメツシュに固定化したウレア
ーゼにより、純水中の尿素を分解後、その上澄液をサン
プリングし、ブロモチモールブルーを加えて変色させ、
632.8nmの吸光度を測定した。その結果を第7図
に示す、吸光度0.05迄の側定が可能であるので、第
7図から1ρPI11の尿素が検出できることがわかる
。又、尿素o ppmのとき、吸光度は0であり、固定
化によりウレアーゼの存在でもpHが変化していないこ
とが結論できる。
第8図は比較のために、非固定のウレアーゼを使った場
合の実験結果を示した。632.8nmの吸光度は使用
したブロモチモールブルーの絶対量に依存するので絶対
値そのものは比較できない。
しかしながら、尿素o ppa+でも0.2程度の吸光
度を示すこと(これは前述したようにウレアーゼの存在
で溶液のpHが上昇したことによる)、最小検出量は3
0ppm程度であることがわかる。勿論、ウレアーゼの
址を減らすことによりブランク時の吸光度を減少させつ
る。しかしながら、この場合、反応時間がきわめて遅く
なり実際的でない。
以」二で明らかなように、この実施例によると、酵素を
固定化することにより感度は約10倍上昇している。
実施例5 包括法により酵素を固定化した行程を以下に示す。
純水をN2ガスで30分バブリング ↓ この水100mQにアクリルアミド9.7g、N。
Nメチレンビスアクリルアミド1.9g、リボフラビン
15mg、 K2S、0. 16mgを加え、N2バブ
リングを行いながら30分間撹拌 ↓ この溶液Lm12にウレアーゼ20mgを溶解↓ ポリプロピレンフィルムではさみこんだスペーサー中に
上記溶液をいれ、450nmの青色蛍光燈で5分間光重
合 ↓ 上記ポリアクリルアミドゲルを純水で洗浄後乾燥。
このようにして作成した固定化ウレアーゼでも第7図と
ほとんど同一の結果が得られ、包括法でも酵素が充分固
定化されていることが明らかとなった・ 従って、これらの実施例4及び5によると、酵素固定化
により検出感度が向上した結果、日本酒中の尿素の検出
(尿素含有量数ρppm〜30ppm程度)に適用が可
能となる。
羞−一米 以上の説明から明らかなように、本発明によると、ウレ
アーゼの分解によって生じたアンモニアで試料のPHが
瞬時に変化することに着目し、このPH変化をpH指示
薬で可視化し、光学的にPH変化を測定するようにした
ので、インドフェノール法(15〜30分必要)あるい
は酵素法(約20分)において、アンモニアを化学反応
で検出する際に必要な時間を省略でき、約59程度での
尿素の測定ができる。また、日本酒中の成分の分析にお
いて、場合によっては(例えば尿素分析)日本酒中の酸
をとり除きかつpHを7にしたいが、このような場合に
おいて1強塩基性イオン交換樹脂十弱酸性イオン交換樹
脂(又は濾紙)を備えているため、このような要求に応
じることができる。更に、酵素固定化により検出感度が
向上した結果、日本酒中の尿素の検出(尿素含有量数P
ρm〜30ppm程度)に適用が可能となる等の利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の一実施例を説明するための構成図、
第2図は、第1図に示したイオン交換樹脂層の一例を示
す詳細図、第3図は、尿素はと吸光度の関係を示す図、
第4図及び第5図は、それぞれ本発明の他の実施例を説
明するための構成図、第6図は、実験結果を示すグラフ
、第7図は1本発明の他の実施例における実験結果を示
すグラフ。 第8図は、第7図との比較に用いるためのグラフ、第9
図乃至第11図は、夾雑物が測定結果に影響を与えるこ
とを説明するためのグラフである。 1・・・イオン交換樹脂層、la・・・H型陽イオン交
換樹脂層、1b・・・OH型陰イオン交換樹脂層、lc
・・・濾紙、2・・・色素層、3・・・固定化酵素層、
4・・・試料溜め層、5・・・LED光源、6・・・フ
ォトダイオード、11・・・強塩基性イオン交換樹脂、
12・・・弱酸性イオン交換樹脂、13・・濾紙、14
・・・弱酸性イオン交換濾紙。 移 第  1  図 試料           第 2 図■ 第3図 清酒千の尿素量/ppm 第4図   第5図 第6図 IQ      20 尿素ppm 第7図 第8図 純水中の尿素/ppm 第9図 第11図 アミノ酸 (pI)m) 第 10 図 1゜ コハク酸 (pl)m)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、イオン交換機能を有する層及び該イオン交換機能を
    有する層の下に設けられた色素層・酵素層・試料溜め層
    とを有するセルと、前記試料溜め層中を透過する光を放
    射するための光源と、該試料溜め層中の透過光を検出す
    るための光検出器とを有することを特徴とする液体検知
    装置。 2、前記酵素層を固定化酵素層としたことを特徴とする
    請求項第1項に記載の液体検知装置。 3、前記イオン交換機能を有する層は、強塩基性イオン
    交換機能と、弱酸性イオン交換機能とを有する層である
    ことを特徴とする請求項第1項、又は第2項に記載の液
    体検知装置。
JP23953988A 1988-06-21 1988-09-22 液体検知装置 Pending JPH0285760A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019095409A (ja) * 2017-11-28 2019-06-20 オルガノ株式会社 フローインジェクション分析方法及び装置
JP2019184436A (ja) * 2018-04-11 2019-10-24 オルガノ株式会社 尿素の分析方法及び分析装置
US11860075B2 (en) 2017-11-28 2024-01-02 Organo Corporation Analyzing method and analyzing apparatus for urea

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