JPH0285686A - 冷蔵庫用の庫内棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、冷蔵庫用の庫内棚、特に、庫内の中段に配
設された庫内棚の構成に関するものである。

（従来の技術〕 第１Ｏ図に、従来の庫内棚を備えた冷蔵庫の一例の本体
扉を開放した状態の前方斜視図、第１１図に、その庫内
棚の斜視図、第１２図に、第１０図のＢ−Ｂ線拡大断面
図をそれぞれ示す。

従来例の庫内棚は、図示のように、庫内棚の底部全面に
わたり等間隔に一体に突設した複数のリブを形成して、
食品ａ置時の庫内棚底部の傷付防止を図っていた。

（構成） 第１０〜１２図において、１は冷蔵庫本体、２は、生鮮
食品等を保存するための冷蔵室、３は、前記冷蔵室２の
前面を気密に覆うよう設けられた蝶番留め式の冷蔵室扉
である。４は、冷蔵室２内の最上段部に前後方向へ摺動
可能な構造にて設置された氷温室、５は、冷蔵室２の床
面を形成する仕切板、６は、該仕切板５上の上部に位置
し、庫内の幅方向にて分された一方の前後方向に摺動可
能なスライドトレイ６、また、他方には前棚８および後
棚９とにより構成され、前棚８が前後方向に摺動可能で
あって、この前棚８を後方に押込んだ状態にて後棚９と
ともに回動可能な伸縮自在棚７が配設されている。

１０は、庫内の中段に前後方向に摺動可能な、透明ＡＳ
樹脂等のプラスチック材料にて射出成形加工法により成
形された庫内機で、第１１図に示すように、周囲フラン
ジ部１１．天面部１２゜周囲側壁部１３．溝部１４およ
び食品載置用の底部１５とにより構成されている。１６
は前記底部１５全而にわたフて等間隔に配設された高さ
Ｈ寸法の一体成形の複数本の突状リブで、第１２図に示
すように、例えば該突状リブ１６は底部１５上にビール
瓶Ｂ等を横置きに収容した場合、ビール瓶Ｂの外周端と
底部１５との隙間り寸法を確保し、これらの収容物によ
る底部１５の傷付き防止を図っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、以上のような従来例構成の庫内機にあっ
ては、食品載置用底部１５にビール瓶Ｂ等の比較的外形
寸法の大きな収容物を収納した場合には、隣接する各突
状リブ１６の頂部上に収容物が載置されて、収容物と底
部とは接触することなく収容されるが、例えば、比較的
外形寸法の小さなコツプ等を収容した場合には、収容物
の一部が庫内機の隣接突状リブ１６間の底部１５に当接
し、該庫内槽底部１５を傷付ける可能性があった。また
、複数の突状リブ１６を設けていることにより、折角の
庫内５１０を透明プラスチック材料にて形成し、冷蔵室
内を広く清潔に見せようとする意匠効果を半減させてお
り、実用的および意匠的にもかならずしも満足すべきも
のとはいえなかった。

この発明は、以上のような従来例の問題点を解消するた
めになされたもので、この種の庫内機の少なくとも食品
載置用底部全面に実質的に平坦で、かつ、該全表面が硬
質の保護膜材料で形成された実用的価値が高く、かつ、
意匠的にも優れた冷蔵庫用の庫内機の提供を目的として
いる。

（課題を解決するための手段） このため、この発明においては、この種の庫内機の底部
全面を実質的に平坦に形成すると共に、庫内機の射出成
形加工時、該底部全面にわたり、例えば、ハードコート
箔を使用した転写箔等の硬質膜材料にて成形転写するこ
とにより、前記目的を達成しようとするものである。

（作用〕 以上のような構成により、この発明による庫内機の底部
は、例えば、ハードコート箔等の硬質保護膜材料にて成
形転写されているため、底部全面にわたって、表面硬度
を増加することが可能となり、比較的外形寸法の小さな
収容物を収容載置しても、底部表面が収容物にて傷付く
可能性が減少すると同時に、この表面硬度増加により従
来例のような複数の突状リブを廃止することが可能とな
り、庫内槽底部が実質的に平坦形状に形成されているた
め、小さな収容物も安定した状態で収容することができ
て実用的であり、また、意匠的にも優れている。

〔実施例〕

以下に、この発明を実施例に基づいて説明する。１ｇ１
図に、この発明による庫内機を備えた冷蔵庫の一実施例
の前記従来例第１０図相当図を示す、第２図および第３
図はそれぞれ同上第１１図および第１２図相当図、第４
図は、本庫内棚の製作要領説明断面図であり、各図にお
いて、従来例と同一（相当）構成要素は同一符号で表わ
し、重複説明は省略する。

（構成） １０は、例えばＡＳ樹脂等の透明なプラスチック材料に
て射出成形加工法により成形された庫内機であり、その
底部！５は実質的に平坦に形成され、従来例における突
状リブ１６を備えていない。また、第４図における１７
．１８は、それぞれ該庫内機１０を成形加工かるための
可動側金型および固定側金型を示す。１９は、庫内機１
０の少なくとも食品載置用底部１５全面にわたり、各金
型１７，１８内成形転写されるハードコート処理を施し
た硬質の保護膜材料としてのハードコート転写箔で、該
ハードコート転写箔１９は、フィルムベース而２０およ
び印刷面２１とにより構成されている。また、第２図に
おける２２は、冷蔵庫の製品イメージアップを図る目的
にてハードコート転写箔１９上に一体に印刷された絵文
字の一例を示す。

（作用） 以上のように、本実施例は、冷蔵室２の中段に前後方向
に摺動可能な透明ＡＳ樹脂等のプラスチック材料にて、
射出成形加工法により成形された庫内機１０の少なくと
も食品載置用底部１５全而にわたり射出成形加工時にハ
ードコート転写箔！９にて成形転写したことにより、庫
内機１０底部１５の収容物による傷付き防止を図ること
ができる。

さらに、庫内機１０の底部１５全面にわたってハードコ
ート処理を施したことにより、従来例のような突状リブ
１６を廃止することができるため、庫内機１０底部１５
は実質的に平坦な形状を実現することができると同時に
、ハードコート転写箔１９上には冷蔵庫１の製品イメー
ジアップを図る目的の絵文字２２等を同時印刷転写する
ことにより、実質的価値が高く、意匠的にも優れたこの
種の庫内機１０を提供することができる。

（他の実施例） １）第５図〜第７図にこの発明の第２の実施例の、前記
第１実施例のそれぞれ第２図〜第４図相当図を示す。２
３は、可動側金型１７に予めセットされた例えばポリエ
ステルフィルム等の透明でかつ硬質材料の保護フィルム
で、庫内機１０の射出成形加工法時、該庫内機１０底部
１５のほぼ全面にわたって成形転写したものである。該
保護フィルム２３により庫内機１０底部１５の傷、付防
止構造を提供している。

２）さらにまた、第８図および第９図に、それぞれこの
発明の第３の実施例の前記第１実施例の第２．３図相当
図を示す。庫内機１０は、底部１５の全面にわたり、平
坦な凹部２４を一体に成形し、該凹部２４に別部品から
成る、例えばアクリル樹脂等の透明で硬質な保護シート
材２５を装着し、庫内棚ｌＯ底部１５の収容物による傷
付防止を図るよう構成したものである。

以上の他の実施例のいずれにおいても、底部の傷付き防
止効果と共に、従来例のような庫内機１０底部１５の突
状リブを廃止することができるため、前記第１実施例と
実質的に同様の効果が得られる。また、第３実施例の第
８図および第９図における庫内機１０の前記シート材２
５は、使用者の好みにより着色品にも取換え可能である
ため、極めて意匠的に優れた庫内機１０を提供すること
ができる。

〔発明の効果〕

以上、説明したように、この発明によれば、庫内機の底
部全面にわたり、例えばハードコート箔を使用した転写
箔等の硬質膜材料にて成形転写したことにより、底面部
の収容物による傷付き防止を図れると同時に従来例のよ
うな底部突状リブを廃止して平坦に形成することが可能
となり、実質的価値が高く、かつ、透明庫内機であるこ
との冷蔵室内を広く、清潔に見せることのできる意匠効
果を十分に発揮することができ、極めて商品価値の高い
、冷蔵庫用の庫内機を提供することができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明による庫内機の一実施例を備えた冷
蔵庫本体の扉を開放した状態の前方斜視図、第２図は、
上記庫内機斜視図、第３図は、第１図のＡ−Ａ線拡大断
面図、第４図は、上記庫内機製作要領説明断面図、第５
図〜第７図は、それぞれ第２実施例の第２図〜第４図相
当図、第８図は、第３実施例の第２図相当分解斜視図、
第９図は同上第３図相当図、第１０図は、従来の庫内機
の一例を備えた第１図相当図、第１１図は、同上第２図
相当図、第１２図は、第１Ｏ図のＢ−Ｂ線拡大断面図で
ある。 ２−−−−−冷蔵室 １０−一一庫内棚 ｔＳ＝−−・・底部 １７　／　１８−−−−−−可動側／固定側金型１９−
−−−−ハードコート転写箔 ２３・・・・−保護フィルム ２５−−−−−−シート材 なお、各図中、同一符号は、同一または相当構成要素を
示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　冷蔵室の中段に前後方向に摺動可能な透明樹脂材料に
   て射出成形加工法により成形された庫内棚を配設した冷
   蔵庫において、該庫内棚の少なくとも食品載置用底部全
   面を実質的に平坦に形成すると共に、前記射出成形加工
   時、該底部全面にわたり硬質膜材料にて成形転写したこ
   とを特徴とする冷蔵庫用の庫内棚。