JPH0285090A - 小型水上乗り物のロアハル構造 - Google Patents

小型水上乗り物のロアハル構造

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JPH0285090A
JPH0285090A JP63237792A JP23779288A JPH0285090A JP H0285090 A JPH0285090 A JP H0285090A JP 63237792 A JP63237792 A JP 63237792A JP 23779288 A JP23779288 A JP 23779288A JP H0285090 A JPH0285090 A JP H0285090A
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JP
Japan
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bottom part
lower hull
chine
hull
sidewall
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Pending
Application number
JP63237792A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakamura
博 中村
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、1人〜3人程度が乗れる小型水上乗り物に関
し、とくに推進機としてクオータジエットti進機を用
いたものに関する。
(従来の技術) このような乗り物には、例えば米国特許3.623,4
47号明細書、同第3,426゜724号明細書及び特
開昭62−4686号公報に示されるものがある。
前記米国特許3,623,447号明細書に示されてい
るものは、艇体の長さに対し比較的幅狭なハル形状を基
本とし、旋回方向へ艇を傾かせることを容易にして、い
わゆるスポーツ的走行を可能としているものである。
また同明細書には、その第4図に基づいてセンターセク
ション12と、このセンターセクション12の両側から
起立するファーストリブ16゜】6と、これらファース
トリブis、tsの上端から外方へ延出するファースト
ボトムセクション18.18と、これらファーストボト
ムセクション18.18の外端から起立するリブ20,
20からなるロアハル断面構造が示されている。
これにより、滑走時の直進安定性を確保しようとしてい
る。
これに対し、より幅広なハル形状を与え、静止浮遊時の
横安定性をより高くして、いわゆる万人向けにしたもの
が、前記米国特許第3,426゜724号明細書に示さ
れており、これには、その第2図及び第7図に基づいて
フラットボトム14、サイドウオール18.18及びエ
ンドウオール20からなる広幅平底のロアハルが開示さ
れている。
これらは、小さな推進力でも十分な運動性が得られるよ
うに、滑走性の向上に主眼を置いたものである。
また、前記特開昭62−4686号公報には、チャイン
間の幅15〜40%の幅の平坦なキール7と、このキー
ルの両側に10〜20°の傾斜角で形成された船底板2
.2と、これら船底底板に形成された水切りストライブ
22.22とを含む船底構造が開示されている。
このものは、船底板2.2を10〜20°に傾斜させて
いるので、凌波性が改善される。
また、船外駆動手段にとくに適したハルが、米国特許第
4,022,143号明細書に示されている。これには
、キールボトムサーフェイス4゜と、傾斜角25°〜3
5°とされたキールサイドウオール38.38と、傾斜
角5@〜10°とされたファーストステップ44.44
並びにラインA−A付近に位置するアウタチャインと、
ラインB−B付近に位置するインナチャインとを含むロ
アハル断面構造が開示されている。
これにより、滑走底面を明確に得るとともに加減速時の
船首の傾きを抑えることを目的としている。
(発明が解決しようとする課M) しかし、米国特許第4,022,143号明細書及び図
面に開示されているものは、キールサイドウオール38
.38の傾斜角が25°〜35゜とされており、このも
のを、そのまま前記小型の水上乗り物に適用しようとす
ると、平水中の高速前走時の船体の抵抗が大きく、前記
に提案されているものより大きい馬力が必要とされるこ
とが懸念される。
また、アウターチャインを形成するセコンドステップ4
6.46とサイドポーション32゜32とによる部分が
、旋回時における船体の傾きに伴い、水中に没すること
になるので、この部分が、前記小型の水上乗り物におい
ては、旋回時の運動性能に影習を与えることが予想され
、適用において注意が必要である。
従って、滑走性、凌波性、旋回性のいずれも満足するよ
うな小型の水上乗り物に適したロアハル構造の提案が望
まれている。
(課題を解決するための手段) 上記要望に応えるべく本発明は、平坦な第1ボトム部を
中心に、側方へ上り勾配とされた第2ボトム部と、略垂
直に立上る第1サイドウオール部と、略水平に延出する
第3ボトム部と、略垂直に立」二る第2サイドウオール
部とを連続してロアハル後半部の断面を形成し、前記第
2ボトム部と第1サイドウオール部との境界のインナチ
ャインは互に平行に延び、且つ第3ボトム部と笥2サイ
ドウオール部との境界のアウタチャイン並びに第2サイ
ドウオール部はアウタチャインの最大膨張位置から艇尾
へ向って互に接近するように形成してロアハルを構成す
る。
(作用) 艇体後半部に最大膨出位置を設定し第2サイドウオール
部を外方へ膨出させて、静水時における浮力を増加せし
める。
最大膨出位置から艇尾にかけて第2サイドウオール部を
絞り込み、この部分での浮力を減少されて、滑走時にお
ける復原力を弱める。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る小型水上乗り均平面図、第2図は
同側面図、第3図は同底面図、第4図は同後面図である
小型水上乗り物1は、その艇体2が第2図に示すように
アッパハル3とロアハル4を上下に重ねてなる。
アッパハル3は略中夫に起立するハンドル5より艇首部
分に歩行可能な前半のデツキ3aを形成し、またハンド
ル5より艇尾部分に前記前半のデツキ3aより一段低く
、且つハンドル5を操作する乗員の足載せに好適な後半
のデツキ3bを形成する。なお、6はハンドル5後方で
且つ前記後半のデツキ3b、3bに囲まれて配置された
座席である。
前記アッパハル3とロアハル4とで形成された艇体2内
部には、第2図に示すように、艇首から艇尾へ順に燃料
タンク7a、エンジン7b、推進軸7c、プロペラ7d
かに配列されている。
前記プロへう7dは、湾曲筒体であるポンプハウジング
7e内に配置される。このポンプハウジング7eの一端
はロアハル4に開口形成した吸込口4aに接続し、又他
端は艇尾板8の開口を貫通した吐出ロアfに接続してい
る。
ロアハル4は、第4図に示す如く、最下点に位置する平
坦な第1ボトム部4bを中心に、図示左右方向へ上り勾
配で延出する第2ボトム部4e。
4Cと、これら第2ボトム部4c、4cの側端から略垂
直に立上がる第1サイドウオール部4d。
4dと、これら第1サイドウオール部4d、4dに湾曲
部4e、4eを介して接続するとともに略水平方向に延
出する第3ボトム部4f、4fと、これら第3ボトム部
4f、4fの側端から立上がる第2サイドウオール部4
g、4gとからその断面を構成し、前記第2ボトム部4
cと第1サイドウオール部4dとの境界に外方へ凸なイ
ンナチャイン4hを、また第3ボトム部4fと第2サイ
ドウオール部4gとの境界に外方へ凸なアウタチャイン
41を夫々形成している。
前記インナチャイン4h、4hは、第3図に示す通り艇
体後半部分において、艇体長手方向に互に平行に形成さ
れ、また前記アウタチャイン4i、4iは艇体後半部分
において緩やかに外方へ湾曲形成されていることを特徴
とする。
前記アウタチャイン4iの湾曲形状に伴って第2サイド
ウオール部4gは想像線で示す位置Mをアウタチャイン
の最大膨出位置として、ここから艇尾へ絞り込まれてい
る。
次に、第1ボトム部4bについて詳述する。第3図に示
すように、最大膨出位置Mにおけるアウタチャインの間
の幅をWOとすると、第1ボトム部4bの幅W1はWO
の30〜35%の範囲に設定されている。そして、前記
第1ボトム部4bは艇尾端から艇首へ向って寸法L1だ
け一定の幅W1を保ち、寸法L1を超えては徐々に幅を
狭ばめている。前記寸法L1は艇体全長LOの20%〜
40%の範囲で設定されている。
なお、前記寸法L1範囲における第1ボトム部4bに隣
接する第2ボトム部4c、4cは、第2図のA−A断面
図である第5図に示す如く上り勾配で延出し、その勾配
即ちライス角θを20°〜25°に設定されている。
以上に説明したロアハル構造の作用を次に説明する。
第6図(a)は静止状態における作用図であり、本図に
示すように、第2サイドウオール部4gの約半分が水面
WLI下に沈む。
本発明の第2サイドウオール部4gは位置Mを最大幅に
して外部へ膨出しているので艇体2は排水量を増し、浮
力を増加し、もって静止浮遊時での横ゆれ安定性を増す
第6図(b)は滑走状態における作用図であり、本図に
示すように艇首側が上昇し、主に寸法し1部分が水中に
没す。
寸法L1において第1ボトム部4bの両側端は長手方向
に平行であるから直進性を維持する。
そして、第2ボトム部4c、4cのライス角が20〜2
5°と大きく、底面断面が■字形に形成されているので
凌波性が良い。
更に、滑走中に第6図(c)に示すように、旋回すべく
艇体を傾ける際には水没している艇尾部分において、第
2サイドウオール部4gが中央に寄っている為に、艇体
中心から第3ボトム部4fまでの距離に比例する復原力
が小さくなり容易に傾動可能となる。
(発明の効果) 以上に述べた如く、本発明はアウタチャイン並びにサイ
ドウオールを外方へ膨出形成したので、静止浮遊時に横
安定性が高く、高速滑走時には第2サイドウオール部の
艇尾部での絞り込みが効を奏して傾動を容易にしシャー
プな旋回を可能にする。
また、第2ボトム部のライス角を大きくしたので凌波性
に富み、更に第1ボトム部が直進性を保つので第!と第
2ボトム部の協働作用で高速滑走を快適にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る小型水上乗り均平面図、第2図は
同側面図、第3図は同底面図、第4図は同後面図、第5
図は第2図のA−A断面図、第6図 (a)、 (b)
、 (c)は作用図である。 1・・・小型水上乗り物、2・・・艇体、4・・・ロア
ハル、4a−・・吸込口、4b・・・第1ボトム部、4
c・・・第2ボトム部、4d・・・第1サイドウオール
部、4e・・・湾曲部、4f・・・第3ボトム部、4g
・・・第2サイドウオール部、4h・・・インナチャイ
ン、41・・・アウタチャイン、M・・・最大膨出位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ロアハルに設けた吸込口から取込んだ水を加圧し
    て艇尾板を貫通する吐出口から噴射して推進する小型水
    上乗り物において、 前記小型水上乗り物のロアハル後半部は、前記吸込口を
    含む平坦な第1ボトム部と、第1ボトム部の側端から側
    方へ上り勾配で延出する第2ボトム部と、これら第2ボ
    トム部端部から略垂直に立上がるとともに第2ボトム部
    との境界にインナチャインを形成する第1サイドウォー
    ル部と、これら第1サイドウォール部から湾曲部を介し
    て略水平に延出する第3ボトム部と、これら第3ボトム
    部端部から略垂直に立上り前記第3ボトム部との境界に
    アウタチャインを形成する第2サイドウォール部とを順
    次連続して断面を形成するとともに、 前記2本のインナチャインは艇体長手方向に互に平行に
    延び、 前記2本のアウタチャイン並びに第2サイドウォール部
    はアウタチャインの最大膨出位置から艇尾へ向って互に
    接近するように形成したことを特徴とする小型水上乗り
    物のロアハル構造。
  2. (2)前記第1ボトム部の幅は最大膨出位置におけるア
    ウタチャイン間の幅の30%〜35%の範囲に設定され
    、且つ同位置における第2ボトム部のライス角は20°
    〜25°の範囲に設定されたことを特徴とする請求項1
    記載の小型水上乗り物のロアハル構造。
  3. (3)前記第1ボトム部は、艇尾から艇首へ向って艇体
    全長の20%〜40%の範囲で設定される寸法まで一定
    幅で延び、この寸法を超えては徐々に幅狭に形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の小型水上乗り物の
    ロアハル構造。
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