JPH0280188A - タービン等の制御部品の製造方法 - Google Patents
タービン等の制御部品の製造方法Info
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- JPH0280188A JPH0280188A JP63230504A JP23050488A JPH0280188A JP H0280188 A JPH0280188 A JP H0280188A JP 63230504 A JP63230504 A JP 63230504A JP 23050488 A JP23050488 A JP 23050488A JP H0280188 A JPH0280188 A JP H0280188A
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Classifications
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、例えばタービンの制御弁棒や弁座、更にはバ
ルブの弁棒やプランジャ等、マルテンサイト系ステンレ
ス鋼を基材としたタービン等の制御部品の製造方法に関
する。
ルブの弁棒やプランジャ等、マルテンサイト系ステンレ
ス鋼を基材としたタービン等の制御部品の製造方法に関
する。
(従来の技術)
高温高強度を必要とする、例えばタービンの制御弁棒や
弁座等の制御部品は、重量%で、C:0.15〜1.2
0%、Cr:11,00〜18.00%、MO: o、
75%以上、V二0.30%以下、W:0,15%以下
の組成を有するマルテンサイト系ステンレス鋼を基材と
なし、更に耐摩耗性等を向上させるために、その摺動面
に窒化処理または耐摩耗性金属の金属肉盛を行って構成
することが一般に行われている。
弁座等の制御部品は、重量%で、C:0.15〜1.2
0%、Cr:11,00〜18.00%、MO: o、
75%以上、V二0.30%以下、W:0,15%以下
の組成を有するマルテンサイト系ステンレス鋼を基材と
なし、更に耐摩耗性等を向上させるために、その摺動面
に窒化処理または耐摩耗性金属の金属肉盛を行って構成
することが一般に行われている。
従来の上記窒化処理または耐摩耗性金属の金属肉盛は、
一般に第7図乃至第9図に示す方法によって行われてい
た。
一般に第7図乃至第9図に示す方法によって行われてい
た。
即ち、第6図はガス窒化法を示すもので、密閉された容
器1内に上記マルテンサイト系ステンレス鋼からなる基
材Wを配置して、容器1内のガスをNH33と置換する
。そして、ヒータ2により容器1内を所定の温度、例え
ば500〜550℃に40時間程度保持して、この基材
Wの表面に窒化層4を形成した後、室温まで冷却するこ
とにより、制御部品を構成するようにしたものである。
器1内に上記マルテンサイト系ステンレス鋼からなる基
材Wを配置して、容器1内のガスをNH33と置換する
。そして、ヒータ2により容器1内を所定の温度、例え
ば500〜550℃に40時間程度保持して、この基材
Wの表面に窒化層4を形成した後、室温まで冷却するこ
とにより、制御部品を構成するようにしたものである。
第8図はティグ(T I G)溶接による金属肉盛法を
示すもので、基材Wの表面の肉盛溶接すべき部分に、テ
ィグ用トーチ5からアークを発生させ、このアークの中
に溶加棒6を挿入し、これを溶融させて金属肉盛層7を
形成して、制御部品を構成するようにしたものである。
示すもので、基材Wの表面の肉盛溶接すべき部分に、テ
ィグ用トーチ5からアークを発生させ、このアークの中
に溶加棒6を挿入し、これを溶融させて金属肉盛層7を
形成して、制御部品を構成するようにしたものである。
ここに、この肉盛層7は、耐高温酸化性を考慮して、C
o基のステライト系材料で形成される場合が多い。
o基のステライト系材料で形成される場合が多い。
第9図はプラズマ粉体肉盛法(以下、PTAという)を
示すもので、電極8と水冷されているチップ9及びノズ
ル10とからなるトーチ11を用い、電極8とチップ9
との間に、この電極8がプラス、チップ9がマイナスと
なるパイロット電源PS1を挿入し、これによって発生
するアークを、例えはArやHe等のプラズマガスを用
いてプラズマアークにする。次に、電極8と基材Wとの
間に、電極8がプラス、基材Wがマイナスとなる主電源
PS2を介して溶接電流を流し、水冷されているチップ
9によりプラズマ熱源を安定させる一方、粉末材料を、
A r 、 CO2、He等のキャリアガスとともに
チップ9とノズル10との間からプラズマガス中に投入
溶融させて、シールドガスの下で基材Wの上に肉盛層7
を形成して、制御部品を構成するようにしたものである
。
示すもので、電極8と水冷されているチップ9及びノズ
ル10とからなるトーチ11を用い、電極8とチップ9
との間に、この電極8がプラス、チップ9がマイナスと
なるパイロット電源PS1を挿入し、これによって発生
するアークを、例えはArやHe等のプラズマガスを用
いてプラズマアークにする。次に、電極8と基材Wとの
間に、電極8がプラス、基材Wがマイナスとなる主電源
PS2を介して溶接電流を流し、水冷されているチップ
9によりプラズマ熱源を安定させる一方、粉末材料を、
A r 、 CO2、He等のキャリアガスとともに
チップ9とノズル10との間からプラズマガス中に投入
溶融させて、シールドガスの下で基材Wの上に肉盛層7
を形成して、制御部品を構成するようにしたものである
。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上記従来例において、高温酸化環境下に
おけるマルテンサイト系スレンレス鋼を基材とした制御
部品にガス窒化処理が施されている場合、窒化層に酸化
スケールが発生して定期的なメンテナンスが必要となる
ばかりでなく、窒化処理時に基材がある程度軟化してし
まうといった問題点があった。
おけるマルテンサイト系スレンレス鋼を基材とした制御
部品にガス窒化処理が施されている場合、窒化層に酸化
スケールが発生して定期的なメンテナンスが必要となる
ばかりでなく、窒化処理時に基材がある程度軟化してし
まうといった問題点があった。
また、ティグ溶接やPTAによる金属肉盛法では、予熱
なしてこれを実施すると、マルテンサイト系ステンレス
鋼の基材(母材)は、熱が影響する部分で硬化して、例
えばビッカース硬さHvが600以上(Hv≧600)
となって、割れが発生してしまうことがある。例えば、
マルテンサイト系ステンレス鋼(C:0.2〜0.23
%)を母材として、この表面にPTAでスレライト#6
を肉盛した場合の硬さ分布を第9図に示す。この図より
、ビッカース硬さHVが600を越える界面近傍で割れ
が発生していることが解る。
なしてこれを実施すると、マルテンサイト系ステンレス
鋼の基材(母材)は、熱が影響する部分で硬化して、例
えばビッカース硬さHvが600以上(Hv≧600)
となって、割れが発生してしまうことがある。例えば、
マルテンサイト系ステンレス鋼(C:0.2〜0.23
%)を母材として、この表面にPTAでスレライト#6
を肉盛した場合の硬さ分布を第9図に示す。この図より
、ビッカース硬さHVが600を越える界面近傍で割れ
が発生していることが解る。
この割れを防止するため、基材を約400〜500℃に
予熱して肉盛溶接を行うことも一般に行われているが、
この場合、この予熱のために基材が軟化してしてしまい
、本来の高温強度を維持することができない。
予熱して肉盛溶接を行うことも一般に行われているが、
この場合、この予熱のために基材が軟化してしてしまい
、本来の高温強度を維持することができない。
更に、ティグ溶接やPTAによる肉盛法では、母材の希
釈が大きく、第9図に示すように、ステライト系材料体
の硬さ、即ちビッカース硬さHv400〜450も得ら
れずに、耐摩耗性の点でも満足できないといった問題点
があった。
釈が大きく、第9図に示すように、ステライト系材料体
の硬さ、即ちビッカース硬さHv400〜450も得ら
れずに、耐摩耗性の点でも満足できないといった問題点
があった。
本発明は上記に鑑み、マルテンサイト系ステンレス鋼か
らなる基材への入熱を抑えて割れを防止するとともに、
予熱なしでも良好な硬化肉盛層を形成できるようにした
ものを提供することを目的とする。
らなる基材への入熱を抑えて割れを防止するとともに、
予熱なしでも良好な硬化肉盛層を形成できるようにした
ものを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明にかかるタービン等の
制御部品の製造方法は、重量%で、C:0.15〜1.
20%、Cr:11.00〜18.00%、Mo:0.
75%以上、■二0.30%以下、W:0,15%以下
の組成のマルテンサイト系ステンレス鋼からなる基材の
表面に、熱源としてレーザ光を使用するとともに、肉盛
材料として粉末を用いて、レーザ肉盛溶接するようにし
たものである。
制御部品の製造方法は、重量%で、C:0.15〜1.
20%、Cr:11.00〜18.00%、Mo:0.
75%以上、■二0.30%以下、W:0,15%以下
の組成のマルテンサイト系ステンレス鋼からなる基材の
表面に、熱源としてレーザ光を使用するとともに、肉盛
材料として粉末を用いて、レーザ肉盛溶接するようにし
たものである。
(作 用)
上記のように構成した本発明によれば、マルテンサイト
系ステンレス鋼を基材とした制御部品の表面には、エネ
ルギ密度の高いレーザ光により、溶接部に供給された肉
盛用粉末と基材とが溶融されて肉盛層が生成されるので
、基材への入熱を抑制して、焼入れ硬化能の大きい基材
に割れが発生してしまうことを防止し、高品質の肉盛層
を得ることができる。
系ステンレス鋼を基材とした制御部品の表面には、エネ
ルギ密度の高いレーザ光により、溶接部に供給された肉
盛用粉末と基材とが溶融されて肉盛層が生成されるので
、基材への入熱を抑制して、焼入れ硬化能の大きい基材
に割れが発生してしまうことを防止し、高品質の肉盛層
を得ることができる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図において、肉盛溶接すべき制御部品の
基材(母材)Wは、重量%で、C:0.15〜1.20
%、Cr:11.OO〜18.00%、Mo:0.75
%以上、■=0.30%以下、W:0,15%以下の組
成で、焼入れ一焼戻しされた高温高強度を有するマルテ
ンサイト系ステンレス鋼製である。
基材(母材)Wは、重量%で、C:0.15〜1.20
%、Cr:11.OO〜18.00%、Mo:0.75
%以上、■=0.30%以下、W:0,15%以下の組
成で、焼入れ一焼戻しされた高温高強度を有するマルテ
ンサイト系ステンレス鋼製である。
この基材Wは、その一端を回転自在な加工テーブル12
に保持されているとともに、この上方には、大出力のC
O2レーザ発振器13とこの発振器13から発振された
レーザ光14を集光させ焦点をずらして母材Wの溶接部
に照射させる集光レンズ15とを備えたレーザ装置と1
6と、例えばCO基合金であるステライト#6等の肉盛
用の粉末17を溶接部に供給するための供給装置187
とが並列して備えられている。
に保持されているとともに、この上方には、大出力のC
O2レーザ発振器13とこの発振器13から発振された
レーザ光14を集光させ焦点をずらして母材Wの溶接部
に照射させる集光レンズ15とを備えたレーザ装置と1
6と、例えばCO基合金であるステライト#6等の肉盛
用の粉末17を溶接部に供給するための供給装置187
とが並列して備えられている。
そして、第2図に詳細に示すように、レーザ発振器13
から発振されたレーザ光14を、集光レンズ15を介し
て焦点を上方に距MLだけずらしたを状態で基材Wの溶
接部に照射し、同時にこの照射によって形成される溶融
プール内またはその前方に供給装置18から肉盛用粉末
17を供給する。
から発振されたレーザ光14を、集光レンズ15を介し
て焦点を上方に距MLだけずらしたを状態で基材Wの溶
接部に照射し、同時にこの照射によって形成される溶融
プール内またはその前方に供給装置18から肉盛用粉末
17を供給する。
この時の溶接条件としては、例えばレーザ発振器13の
レーザ出力は6〜l0KW、集光レンズ15の焦点距離
は254または381i+m、母材W上のビーム径は1
0〜35+am、加工速度は200〜1500 m+*
/win 、粉末17の供給速度は20〜70g/l1
inであり、予熱は加えられてていない。
レーザ出力は6〜l0KW、集光レンズ15の焦点距離
は254または381i+m、母材W上のビーム径は1
0〜35+am、加工速度は200〜1500 m+*
/win 、粉末17の供給速度は20〜70g/l1
inであり、予熱は加えられてていない。
ここに、加工速度が200 mus/ ll1n以下で
は、基材Wへの熱拡散が大きくなって割れが生じてしま
う。逆に1500+m/mln以上では、投与エネルギ
が小さく、肉盛層が剥離してしまう。
は、基材Wへの熱拡散が大きくなって割れが生じてしま
う。逆に1500+m/mln以上では、投与エネルギ
が小さく、肉盛層が剥離してしまう。
また、レーザ出力は、loKW以上出力するし一ザ発振
器を使用すれば、上記の範囲をを越えても肉盛層を生成
することができる。
器を使用すれば、上記の範囲をを越えても肉盛層を生成
することができる。
以上の肉盛溶接条件において、割れのない良好な耐摩耗
性を保持する肉盛層7が形成される。
性を保持する肉盛層7が形成される。
第3図に、上記条件によって形成された肉盛層7の深さ
方向の硬さ分布を示す。第10図と比較することにより
、母材の硬化が十分に小さく、ステライト#6の肉盛層
の希釈に伴う硬さの低下も著しく小さいことが解る。こ
れは、レーザ光14による肉盛層7及びマルテンサイト
系ステンレス鋼である母材への投与エネルギがPTAに
比べ十分に小さく制御できるからである。
方向の硬さ分布を示す。第10図と比較することにより
、母材の硬化が十分に小さく、ステライト#6の肉盛層
の希釈に伴う硬さの低下も著しく小さいことが解る。こ
れは、レーザ光14による肉盛層7及びマルテンサイト
系ステンレス鋼である母材への投与エネルギがPTAに
比べ十分に小さく制御できるからである。
従って、基材Wの硬化及び割れを防止して、この温度強
度が低下してしまうことを防止するとともに、少ない投
与エネルギで肉盛層7を形成することができるので、熱
変形を極度に抑えることができる。
度が低下してしまうことを防止するとともに、少ない投
与エネルギで肉盛層7を形成することができるので、熱
変形を極度に抑えることができる。
なお、第4図に示すように、基材Wに取付けた温度セン
サ等の検出器19により基材Wの温度を検出し、比較演
算器20を介して適正なレーザ出力となるよう制御装置
21によりレーザ発振器13に指令を出すよう構成して
も良い。
サ等の検出器19により基材Wの温度を検出し、比較演
算器20を介して適正なレーザ出力となるよう制御装置
21によりレーザ発振器13に指令を出すよう構成して
も良い。
また、肉盛材料を粉末17として供給する代わりにワイ
ヤとして供給することも考えられるが、この場合、肉盛
用ワイヤは粉末17に比べてレーザ光14の吸収率が一
般に悪く、その結果大量のレーザエネルギを必要とする
ばかりでなく、肉盛効率も低いので、制御部品への肉盛
溶接には適さない。
ヤとして供給することも考えられるが、この場合、肉盛
用ワイヤは粉末17に比べてレーザ光14の吸収率が一
般に悪く、その結果大量のレーザエネルギを必要とする
ばかりでなく、肉盛効率も低いので、制御部品への肉盛
溶接には適さない。
更に、上記では、マルテンサイト系ステンレス鋼である
基材Wへの予熱なしにレーザ肉盛溶接を実施しているが
、例えば100〜200℃程度の低温予熱を与えても、
良好な肉盛層7を得ることができる。この場合、基材W
の熱影響部の冷却速度は遅くなるため、この熱影響部の
硬化が抑制される効果を奏する。しかも、100〜20
0℃程度の低温予熱は、電気ヒータやガスバーナ程度で
容易に実現することができる。
基材Wへの予熱なしにレーザ肉盛溶接を実施しているが
、例えば100〜200℃程度の低温予熱を与えても、
良好な肉盛層7を得ることができる。この場合、基材W
の熱影響部の冷却速度は遅くなるため、この熱影響部の
硬化が抑制される効果を奏する。しかも、100〜20
0℃程度の低温予熱は、電気ヒータやガスバーナ程度で
容易に実現することができる。
また、例えば分散強化材としてN b C+ Z r
CrWC等の炭化物、またはTiN、ZrN等の窒化
物、バインダとしてインコネルステライト等の高合金を
混合させたセラミックス複合粉末を肉盛用材料として用
いても、割れのない良好な肉盛層を得ることができ、こ
れにより上記金属肉盛層以上の耐摩耗性を向上させるこ
とができる。
CrWC等の炭化物、またはTiN、ZrN等の窒化
物、バインダとしてインコネルステライト等の高合金を
混合させたセラミックス複合粉末を肉盛用材料として用
いても、割れのない良好な肉盛層を得ることができ、こ
れにより上記金属肉盛層以上の耐摩耗性を向上させるこ
とができる。
第5図は、上記集光レンズ15の代わりに、凸面鏡22
と凹面鏡23とかなるカセグレンミラー24を、第6図
は、同じくセグメントミラー25を夫々使用したもので
ある。これによっても、健全な肉盛層7を得ることがで
きる。
と凹面鏡23とかなるカセグレンミラー24を、第6図
は、同じくセグメントミラー25を夫々使用したもので
ある。これによっても、健全な肉盛層7を得ることがで
きる。
なお、集光レンズ15では、一般にその材料は、Zn5
eやKCIIに限定され、使用寿命は数ケ月程度である
が、これに対して、金属製のミラーであれば、再研磨に
より半永久的に使用することができる。
eやKCIIに限定され、使用寿命は数ケ月程度である
が、これに対して、金属製のミラーであれば、再研磨に
より半永久的に使用することができる。
本発明は上記のような構成であるので、マルテンサイト
系ステンレス鋼を基材とした制御部品の表面に、エネル
ギ密度の高いレーザ光により、溶接部に供給された肉盛
用粉末と基材とを溶融させて肉盛層を形成することがで
き、これによって基材の硬化及び割れを極力防止するこ
とができる。
系ステンレス鋼を基材とした制御部品の表面に、エネル
ギ密度の高いレーザ光により、溶接部に供給された肉盛
用粉末と基材とを溶融させて肉盛層を形成することがで
き、これによって基材の硬化及び割れを極力防止するこ
とができる。
しかも、この溶接によって酸化スケールが形成されてし
まうことはないので、メンテナンスフリーが可能となっ
て寿命の増大を図ることができるといった効果がある。
まうことはないので、メンテナンスフリーが可能となっ
て寿命の増大を図ることができるといった効果がある。
第1図は本発明の実施例を示す概略正面図、第2図は第
1図の要部拡大図、第3図は本発明よって生成された肉
盛層の硬さ分布を示す図、第4図はレーザ出力を制御す
るためのブロック図、第5図及び第6図は夫々異なる他
の集光手段を示し、第5図は正面図、第6図は斜視図、
第7図乃至第9図は夫々異なる従来例を示し、第7図は
断面図、第8図は正面図、第9図は縦断正面図、第10
図は従来例における第4図相当図である。 7・・・肉盛層、13・・・レーザ発振器、14・・・
サーブ光、15・・・集光レンズ、16・・・レーザ装
置、17・・・粉末、18・・・供給装置、W・・・基
材(母材)。 第 1 図 ;SS方力 向 3 図 第 4 図 第 2 図 漫 図 第 図 第 図
1図の要部拡大図、第3図は本発明よって生成された肉
盛層の硬さ分布を示す図、第4図はレーザ出力を制御す
るためのブロック図、第5図及び第6図は夫々異なる他
の集光手段を示し、第5図は正面図、第6図は斜視図、
第7図乃至第9図は夫々異なる従来例を示し、第7図は
断面図、第8図は正面図、第9図は縦断正面図、第10
図は従来例における第4図相当図である。 7・・・肉盛層、13・・・レーザ発振器、14・・・
サーブ光、15・・・集光レンズ、16・・・レーザ装
置、17・・・粉末、18・・・供給装置、W・・・基
材(母材)。 第 1 図 ;SS方力 向 3 図 第 4 図 第 2 図 漫 図 第 図 第 図
Claims (1)
- 重量%で、C:0.15〜1.20%、Cr:11.
00〜18.00%、Mo:0.75%以上、V:0.
30%以下、W:0.15%以下の組成のマルテンサイ
ト系ステンレス鋼からなる基材の表面に、熱源としてレ
ーザ光を使用するとともに、肉盛材料として粉末を用い
て、レーザ肉盛溶接することを特徴とするタービン等の
制御部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63230504A JPH0280188A (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | タービン等の制御部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63230504A JPH0280188A (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | タービン等の制御部品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0280188A true JPH0280188A (ja) | 1990-03-20 |
Family
ID=16908799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63230504A Pending JPH0280188A (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | タービン等の制御部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0280188A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09122957A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-13 | Kawasaki Steel Corp | マルテンサイト系ステンレス鋼のレーザ溶接用フィラー材料 |
JP2017196623A (ja) * | 2016-04-25 | 2017-11-02 | 株式会社東芝 | 弁装置の製造方法 |
CN110614443A (zh) * | 2018-06-19 | 2019-12-27 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种激光刻痕聚焦辊高度位置快速校正装置及方法 |
US20210323085A1 (en) * | 2017-12-26 | 2021-10-21 | Hitachi-Ge Nuclear Energy, Ltd. | Corrosion and Wear Resistant Overlay, Method for Forming Corrosion and Wear Resistant Overlay, and Corrosion and Wear Resistant Valve |
-
1988
- 1988-09-14 JP JP63230504A patent/JPH0280188A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09122957A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-13 | Kawasaki Steel Corp | マルテンサイト系ステンレス鋼のレーザ溶接用フィラー材料 |
JP2017196623A (ja) * | 2016-04-25 | 2017-11-02 | 株式会社東芝 | 弁装置の製造方法 |
US20210323085A1 (en) * | 2017-12-26 | 2021-10-21 | Hitachi-Ge Nuclear Energy, Ltd. | Corrosion and Wear Resistant Overlay, Method for Forming Corrosion and Wear Resistant Overlay, and Corrosion and Wear Resistant Valve |
CN110614443A (zh) * | 2018-06-19 | 2019-12-27 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种激光刻痕聚焦辊高度位置快速校正装置及方法 |
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