JPH027885Y2 - - Google Patents

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JPH027885Y2
JPH027885Y2 JP1984077860U JP7786084U JPH027885Y2 JP H027885 Y2 JPH027885 Y2 JP H027885Y2 JP 1984077860 U JP1984077860 U JP 1984077860U JP 7786084 U JP7786084 U JP 7786084U JP H027885 Y2 JPH027885 Y2 JP H027885Y2
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JP
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pipe
supply
metering pump
oil
branch pipe
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JP1984077860U
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JPS60189567U (ja
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、計量式オイリング装置に関し、さら
に詳しくは合成繊維の製造工程等において糸条に
油剤を付与する際、送液管内等で発生した泡を除
去して糸条に油剤を均一に付与することができる
計量式オイリング装置に関するものである。
〈従来技術〉 従来より合成繊維に油剤を付与する装置として
は、第2図に示すごとく、供給タンク1、供給主
管2、供給枝管3、定量ポンプ4及びスリツトノ
ズル5を順次設け、油剤を供給タンク1から定量
ポンプ4によつてスリツトノズル5に圧送して糸
条Yに付与する計量式オイリング装置が知られて
いる。そして、かかる装置に使用される油剤は一
般に水系油剤であり、油剤原液を水で希釈し、こ
れを撹拌して使用するのが普通である。ところ
が、この水系油剤は送液時、配管内で加温される
と撹拌中に溶けこんだ気体が遊離して泡を発生し
スリツトノズルから押し出される際に、時々泡が
噴出し、油剤の糸条への付与が均一になされない
という欠点がある。また、水系油剤を使用する場
合送液管内で多量に泡が発生し、油剤の供給をし
ばしば停止させることもあり、このため送液配管
の冷却あるいは室内温度を低下する等の対策がと
られているが、この場合は設備コストが高くつ
き、コスト面での問題がある。
〈考案の目的〉 本考案は、上述のごとき欠点を解消するために
なされたものであり、送液管内で発生する泡を除
去した計量式オイリング装置によつて、油剤を均
一に付与するとともに、工程面及び品質面の安定
化を図ることを目的とするものである。
〈考案の構成〉 すなわち、本考案は供給タンク、供給主管、供
給枝管、定量ポンプ及びスリツトノズルを順次設
けた計量式オイリング装置において、供給枝管と
定量ポンプとの間に、逆Y字型の三方管で、一方
が上方に向かつて供給タンクの油剤液面より高い
位置に開口し、他の二方がそれぞれ供給枝管と定
量ポンプに連結しており、かつ逆Y字型をした三
方分岐部が定量ポンプより高い位置にある脱泡管
を形成したことを特徴とするものである。
〈実施例の説明〉 以下、本考案装置の実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案装置の一例を示す概略図であり
同図において1は供給タンク、2は供給タンク1
に設けられた供給主管、3は供給主管2から分岐
された供給岐管、4は定量ポンプ、5はスリツト
ノズルであり、油剤は供給タンク1から定量ポン
プ4によつて定量圧送され、スリツトノズル5で
糸条Yに付与される。6は供給岐管3と定量ポン
プ4との間に設けられた本考案の要部をなす逆Y
字型をした三方管の脱泡管であり、その一方は垂
直で上方に向かつて開口しており、その上端位置
は供給タンク1の油剤液面より常に高い位置にあ
る。そして脱泡管6の他の二方のうち一方は供給
岐管3と、また他方は管3′を介して、定量ポン
プ4と連結されており、その三方分岐部は脱泡し
易くするため、逆Y字型の形状を有するとともに
定量ポンプ4より高く位置するようになつてい
る。この脱泡管6の内径は、脱泡効果の点からし
て大きい程好ましいが、10mmφ以上であれば十分
である。また、脱泡管6の開口する管と供給岐管
3側の管、定量ポンプ4側の管との角度は90゜よ
り大きく、特に120゜以上〜180゜未満とすることが
好ましい。脱泡管6の開口する管と供給岐管3と
の角度を90゜より大きくすることにより、供給岐
管3側から油剤とともに送られてきた泡はその移
動方向のベクトルが脱泡する方向、すなわち脱泡
管6の開口する管方向で大きくなるため、逆Y字
型をした三方分岐部で定量ポンプ4に連結された
管3′へ入りにくくなり、したがつて脱泡効果が
向上する。また、脱泡管6の開口する管と定量ポ
ンプ4側の管との角度を90゜より大きくし、かつ
逆Y字型をした三方分岐部を定量ポンプより高く
位置させることにより、定量ポンプ4側の管3′
内で新たに発生した泡も脱泡することができる。
前記脱泡管6及び供給岐管3は泡の状態、油剤の
濁度等が確認できるよう透明な管であることが好
ましい。供給岐管3は、その内径が小さすぎると
管が上下に蛇行した場合、最上の曲部に泡が溜ま
り、送液が停止することがあるので、その内径は
10mmφ以上とすることが好ましい。また、脱泡管
6に対して定量ポンプ4の位置は、低い程その間
で発生する泡は脱泡管6に移動し易く、脱泡管6
と定量ポンプ4とを連結する管3′は短くして、
上下に蛇行させないことが好ましい。なお、多量
の泡を生ずる油剤を用いる場合には、供給主管2
の上面に供給タンク1の油剤液面より高い上方に
開口した直管7を供給主管2の末端に、あるいは
適当な間隔で複数個設けることもできる。
かかる構成からなる本考案装置を使用して糸条
に油剤を付与すれば、供給タンク1から供給主管
2、供給岐管3を通つて送液される油剤は、定量
ポンプ4までの間で発生した泡が脱泡管6の開口
した管を通つて脱泡し、泡をほとんど含まない油
剤が定量ポンプ4によつてスリツトノズル5に圧
送され、均一にしかも泡による油剤の供給が中断
することなく、糸条Yに付与される。
〈考案の効果〉 以上述べたごとく、本考案のオイリング装置は
供給岐管と定量ポンプとの間に一方が上方に向か
つて供給タンクの油剤液面よりも高い位置に開口
し、他方の二方がそれぞれ供給岐管と定量ポンプ
とに連結する逆Y字型の脱泡管を設け、その逆Y
字型をした三方分岐部を定量ポンプより高い位置
にあるようにしたものであるから、供給タンクか
ら供給主管、供給岐管を通つて定量ポンプで送液
される油剤はこの間で脱泡され、スリツトノズル
より糸条に均一に付与される結果、糸条の油剤付
着斑がほとんどなく、糸条の品質を向上し得ると
ともに、従来、しばしばみられた泡による油剤の
供給停止が皆無となり、生産性を向上することが
できる。また、本考案装置は油剤中の泡を脱泡管
によつて脱泡するものであるから、送液配管を冷
却したり、あるいは室内温度を低下する場合に比
して、設備コストが安く、前記泡による油剤の供
給停止の皆無と相俟つて、糸条の生産コストを低
減することができ、本考案装置の生産時の品質面
及び工程面における効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の計量式オイリング装置の一例
を示す概略図、第2図は従来の計量式オイリング
装置の概略図である。 1……供給タンク、2……供給主管、3……供
給岐管、4……定量ポンプ、5……スリツトノズ
ル、6……脱泡管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 供給タンク、供給主管、供給枝管、定量ポンプ
    及びスリツトノズルを順次設けた計量式オイリン
    グ装置において、供給枝管と定量ポンプとの間
    に、逆Y字型の三方管で、一方が上方に向かつて
    供給タンクの油剤液面より高い位置に開口し、他
    の二方がそれぞれ供給枝管と定量ポンプに連結し
    ており、かつ逆Y字型をした三方分岐部が定量ポ
    ンプより高い位置にある脱泡管を形成したことを
    特徴とする計量式オイリング装置。
JP7786084U 1984-05-26 1984-05-26 計量式オイリング装置 Granted JPS60189567U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7786084U JPS60189567U (ja) 1984-05-26 1984-05-26 計量式オイリング装置

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JP7786084U JPS60189567U (ja) 1984-05-26 1984-05-26 計量式オイリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60189567U JPS60189567U (ja) 1985-12-16
JPH027885Y2 true JPH027885Y2 (ja) 1990-02-26

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ID=30621310

Family Applications (1)

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JP7786084U Granted JPS60189567U (ja) 1984-05-26 1984-05-26 計量式オイリング装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5145707A (ja) * 1974-10-18 1976-04-19 Hitachi Ltd Kaitenkaijigatachodendokaitendenkinokaitenshi

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5575671U (ja) * 1978-11-17 1980-05-24
JPS56124400U (ja) * 1980-02-21 1981-09-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5145707A (ja) * 1974-10-18 1976-04-19 Hitachi Ltd Kaitenkaijigatachodendokaitendenkinokaitenshi

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Publication number Publication date
JPS60189567U (ja) 1985-12-16

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