JPH0275696A - 炭化水素分解方法及び同方法おいて用いる触媒 - Google Patents

炭化水素分解方法及び同方法おいて用いる触媒

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JPH0275696A
JPH0275696A JP22764188A JP22764188A JPH0275696A JP H0275696 A JPH0275696 A JP H0275696A JP 22764188 A JP22764188 A JP 22764188A JP 22764188 A JP22764188 A JP 22764188A JP H0275696 A JPH0275696 A JP H0275696A
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solid
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JP22764188A
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Bartek Robert
ロバート・バーテク
Martin Walterman Gerald
ジェラルド・マーティン・ウォルターマン
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Katalistiks International Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は炭化水素分解方法及び該方法において用いるの
に適した触媒組成物に関する。より詳細には、本発明は
汚染金属、例えば炭化水素供給原料中に存在する汚染金
属の有害な作用を低減させるのに有用な所定の規定の金
属成分を1種或はそれ以上含むモレキュラーシーブ含有
触媒を用いた炭化水素分解方法に関する。
良米豊弦l 接触炭化水素分解は、例えば石油精製者がガソリン及び
その他の比較的に低い沸点の炭化水素生成物を製造する
のに商業的に実施する主要なプロセスである。このよう
な分解はゼオライト含有分解触媒を含有する固定粒子の
存在において行われるのがしばしばである。炭化水素供
給原料を分解してガソリン及びその他の軽質留出物を生
成するほとんどの慣用の接触分解プロセスでは、モレキ
ュラーシーブ含有触媒の分解能力或は性能の徐々の低下
が起きる。低下の少なくとも一部は供給原料からの汚染
金属が固体粒子に付着することに基因し得ることがしば
しばある。ニッケル、バナジウム、鉄を含むこれらの汚
染物が付着することは、例えばガソリン生産を減少させ
及び水素及びコークスの収率な望ましくない程に増大さ
せることによって分解プロセスに悪影響を与える傾向に
ある。
バナジウム酸化物或はバナジアはモレキュラーシーブの
構造に浸入し及び相互作用して低融点共融混合物を形成
し、該共融混合物はモレキュラーシーブ結晶の酸部位を
中和し及び不可逆的に破壊し、活性の低い、表面積の小
さい非晶質物質を生じるに至るので、バナジウムは特に
重大である。
このような汚染金属が固体の分解触媒粒子に付着するの
を軽減させようとする試みが数多くなされてきた0例え
ば、フィリップスベトローリアムカンパニーに係る数多
くの米国特許はアンチモンをニッケル不動態化剤 (p
assivation agent)として用いること
を開示している。ガルフォイルコーポレーションに係る
いくつかの米国特許はスズを金属不動態化剤として用い
ることを開示している。ガルフォイルコーポレーション
に係る米国特許4.451.355号はカルシウム−チ
タン、カルシウムージルコニウム、カルシウム−チタン
−ジルコニウムオキシド及びこれらの混合物をバナジウ
ム含有炭化水素質油を分解するのに有用な触媒用添加剤
として用いることを開示している。その他の不動態化金
属成分、例えばガリウム、インジウム、亜鉛、テルル、
アルミニウム、カドニウム、ヒ素が多数提案されてきた
。米国特許4.324゜64B、4.348.273:
4.504.381.4.415.440.4.167
、471゜4、363.720.4.326.990及
び4.396.496号を参照。
種々のバリウム化合物を用いて炭化水素分解触媒上の汚
染金属を不動態化させることが米国特許4、473.4
63号及び同4.377.494号に開示されている。
これらの特許は有用なバリウム化合物が有機性或は無機
性になり得ること、油溶性或は水溶性のバリウム化合物
が好ましいことを教示している。適した無機バリウム化
合物は鉱酸のバリウム塩、例えば硝酸バリウム、硫酸バ
リウム、ハロゲン化バリウム、オキシハロゲン化バリウ
ム;塩基性バリウム化合物、例えば水酸化バリウム、水
硫化バリウム及び炭酸バリウムを含む、ヨーロッパ特許
公表節0194536号はバリウムチタンオキシド、特
にチタン酸バリウムをゼオライト系モレキュラーシーブ
分解触媒と組合わせて用いて金属含有炭化水素供給原料
を分解することを開示している。
米国特許4,432.890号はバナジアをゼオライト
含有分解触媒上に不動化する金属添加剤を多数開示して
いる。かかる金属添加剤は下記の金属、それらの酸化物
及び塩及びそれらの有機金属化合物を含む:Mg、Ca
、Sr、Ba、Sc、Y%La、Ti、Zn%Hf、N
b、Ta。
Mn、Fe、In、TI、Bi%Te、希土類、アクチ
ニド及びランタニド系列の元素。この特許は、第1I 
A族或はアルカリ土類金属、例えばMg、Ca、Sr、
Ba以外のこれらの添加剤金属とバナジアとの混合物が
現われて高融点の三元、四元或はそれ以上の成分反応混
合物、例えばバナジウムチタンジルコネート(VO−T
iO□−ZiO□)を形成し得ることを認めている。こ
の特許は、また、第1I A族金属及びその他の金属は
バナジアを高融点の不動の物質、例えばBa5VTiz
’Oe、 BaO−に20−T+0z−Vz04及び[
3aQ−NaJ−TiOi−V3Ga中に固定させるこ
とができるがそれらの金属は触媒上の酸性部位を過度に
中和するに至り得及び通常バナジアをゼオライト含有分
解触媒上に不動にさせるための金属添加剤として用いら
れないことを記述している。
しかし、ゼオライト含有分解触媒用の金属、特にバナジ
ウム不動態化剤の必要は存在し続ける。
本出願を作製する間に下記の追加の米国特許をレビュー
した: 3.446.730.4.450.241.4
.425.259゜4、412.914.4.149.
998.4.418.008.4.089.810.4
.293、445.3.360.330;及び3,31
7,439 。
聚囲立璽滅 新規な炭化水素分解方法を見出した0本方法は炭化水素
供給原料、特に汚染量の金属、例えばバナジウム、ニッ
ケル、鉄、及びこれらの混合物、−層特にはバナジウム
を含有する炭化水素供給原料を接触域中で、炭化水素供
給原料分解を促進することができるモレキュラーシーブ
含有触媒を含有する固体組成物、好ましくは固体粒子の
存在において接触させることを含む、この接触は、好ま
しくは実質的に遊離の分子水素を存在させずに、炭化水
素供給原料を分解して1種或はそれ以上の沸点の一層低
い成分にするのに有効な条件で行う。本発明では、この
接触を触媒の他にカルシウム、スズ、好ましくは酸素を
含有する少なくとも1種の金属成分の存在において極め
て有効に行う。一実施態様では、・金属成分は汚染金属
が触媒に与える有害な作用を低減させるのに有効な量で
存在する。金属成分を固体組成物と組合わせ、例えば固
体組成物に加入して新規な組成物を形成してもよい。
本発明は相当の利点をもたらす。例えば、現時点で有用
な金属成分は、分解する炭化水素供給原料Φにしばしば
存在する汚染金属、特にバナジウムが引き起こすモレキ
ュラーシーブ含有分解触媒に対する有害作用を低減させ
るのに有効であることがわかった。多くの場合、これら
の金属成分は種々の特許、例えば前で検討した通りの特
許に開示されているカルシウム化合物よりも−M有効に
これらの有害な作用を低減させる。加えて、これらの金
属成分は固体組成物、モレキュラーシーブ含有触媒、炭
化水素分解運転に実質的に悪影響を与えずに用いること
ができる。また、現時点で有用な金属成分は相対的に安
価であり及び例えばバナジウム汚染を減少しようとする
のに原価効率的な方法で用いることができる。
I肚立止坦皇遺上 本カルシウム、スズ含有金属成分は、供給原料/固体組
成物接触する間に、汚染金属、特にバナジウムが触媒に
及ぼす有害な作用を低減させるのに有効な量で存在する
場合に、特に有効である。
金属成分は触媒含有固体粒子と別の粒子中に存在しても
よいが、金属成分を固体粒子に入れることが好ましい。
金属成分は、好ましくは固体組成物の約O01〜約40
重量%、−層好ましくは約0.1〜約25重量%の範囲
の量で存在する。金属成分は固体組成物の約1〜約20
重量%の範囲の量で存在するのがなお一層好ましい。
一実施態様では、金属成分は更に酸素を含有する或は含
むのが好ましい、この実施態様では、金属成分は混合金
属酸化物と特性表示することができる。入れる酸素の量
は用いる特定の金属成分の化学量論要求を満足するのに
必要とするものであるのが好ましい。金属成分は、水及
び炭化水素供給原料に周囲条件で、−層好ましくは供給
原料/固体組成物接触の条件で実質的に不溶性であるの
が好ましい。特に有用な一金属成分はスズ酸カルシウム
である。
現時点で有用な金属成分は慣用の技法を用いて調製する
ことができる0例えば、1種或はそれ以上のカルシウム
化合物及び1種或はそれ以上のスズ化合物を組合わせ及
び空気或はその他の酸素含有ガス状媒質中で高い温度、
例えば約700”C又は約り00℃〜約1200℃又は
それ以上の範囲の温度に、例えば約1〜約24時間又は
それ以上の範囲の期間暴露させて金属成分を作る。好ま
しいカルシウム化合物及びスズ化合物は酸化物、酸化物
前駆体、すなわち高い温度で酸素含有ガス状媒質の存在
により酸化物を形成する化合物である。スズ酸カルシウ
ムは、例えば炭酸カルシウム及び酸化第二スズを高い温
度、例えば約900゜〜約1100℃の範囲で焼いて調
製することができる。調製において、炭酸カルシウム及
び酸化第二スズをトライブレンドした後に、焼成工程を
約5〜約20時間の期間行う。
本発明において有用な固体組成物、例えば固体粒子は、
炭化水素供給原料を接触分解して1種或はそれ以上の沸
点の一層低い生成物にするのを促進することができる1
種或はそれ以上のモレキュラーシーブを含有する。
本発明において有用なモレキュラーシーブはゼオライト
系モレキュラーシーブ或はゼオライト、非ゼオライト系
モレキュラーシーブ或はNZMS及びこれらの混合物か
ら選ぶことができる。但し、該モレキュラーシーブは炭
化水素分解を促進することができることを条件とする。
本発明の実施において用いることができるゼオライトは
天然及び合成の両方のゼオライトを含む。これらの天然
産ゼオライトはグメリナイト、チャバザイト、ダチアル
ダイト、クリノプチロライト、ホージャサイト、ヒユー
ランタイト、アナルサイト、レビナイト、エリオナイト
、ソーダライト、キャンクリナイト、ネフェリン、ルク
スゾイト(lxzuite) 、スカラサイト、ナイト
ロライト、オフレタイト、メソライト、モルデナイト、
ブルーステライト、フェリエライト等を含む。本方法に
おいて用いることができる適した合成ゼオライトはX、
Y%A%L、Zk−4、B、E。
F、H%J、M、Q、T%W、Z、フル7ア、ベータ、
オメガ、ZSM−タイプ、超安定性(ultrasta
ble) Yゼオライト等を含む6例えば、合成ゼオラ
イトは、該金属の化学的メークアップ、化学構造及び性
質が天然産ゼオライトに比べて一層容易に調整されるこ
とから、好ましい。
アルカリ金属、例えばナトリウムはゼオライトの触媒的
有効性を減小させる傾向にある。よって、ゼオライト中
に存在し得るアルカリ金属のほとんど或は実質的に全部
を除くか或は、例えばカルシウム或はアルミニウムイオ
ン或は希土類金属のイオン等の他の金属カチオンに置き
換えるのが好ましい。アルカリ金属を除去/置換する手
段及びゼオライトを炭化水素分解用の有利な形にする手
順は当分針で知られている0例えば米国特許3.140
,253号及び再発行米国特許27,659号を参照ゆ 現時点で有用なNZMSは無水基準で下記式によって表
わされる実験化学組成によって包含されるモレキュラー
シーブを含む: (I)   mR: (QwAlxPyStx)Ozこ
こで、Qは電荷nを有する骨組酸化物単位r Q(h’
J  (nは−3、−2、−1,0或は+1となること
ができる)として存在する少なくとも1種の元素を表わ
し; 「R」は結晶内細孔系に存在する少な(とも1種
の有機テンプレート剤を表わし、「m」は (QwAI
tPySt−)(h 1モル当り存在する「R」のモル
数を表わし及びO〜約0.3の値を有し:「W」、rx
J、ryJ及びrzJはそれぞれ骨組酸化物単位として
存在するQOi’、AIO□−1PO>”、5iOzの
モル分率を表わす、「Q」は四面体酸化物構造において
約1.51〜約2.06人の平均rT−OJ間隔を有す
る元素と特性表示される。
rQJは約125〜約310 k c a l / g
原子のカチオン電気陰性度を有し及びrQJは298’
Kにおいて約59 k c a 1 / g原子より大
きい「Q−OJ結合解離エネルギーを有する結晶性三次
元酸化物構造における安定なQ−0−P、Q−0−AI
或はQ−0−Q結合を形成することができ(1985年
10月30日に公表されたEPC公表0159624号
の8a、8b及び8a頁のrELJ及びrMJの特性表
示についての検討を参照、それらは本明細書中で用いる
通りのQに等しい)、rwJ、rxJ、ryJ及びrz
Jはそれぞれ骨組酸化物として存在するrQJ 、アル
ミニウム、リン及びケイ素のモル分率を表わし、該モル
分率は下記の通りの制限組成値或は点の範囲内にある: Wは0〜99モル%に等しい; yは1〜99モル%に等しい; Xは1〜99モル%に等しい; Zは0〜99モル%に等しい。
(1)式のrQAPSOJモレキュラーシーブのrQJ
は骨組四面体酸化物を形成することができる少なくとも
1種の元素を表わすと規定することができ及び下記の元
素の内の1種にすることができる:ヒ素、ベリリウム、
ホウ素、クロム、コバルト、ガリウム、ゲルマニウム、
鉄、リチウム、マグネシウム、マンガン、チタン、バナ
ジウム及び亜鉛0元素の組合せがQを表わすものと意図
し及びかかる組合わせは、QAPSOの構造中に存在す
る程度に、Q成分のモル分率中1〜99%の範囲で存在
し得る。(1)式はQ及びStの存在しない場合を意図
していることに注意すべきである。このような場合、作
用する構造はアルミノホスフ′エート或はAIPO,の
構造である。Zが正の値をもつ場合、作用する構造はシ
リコアルミノホスフェート或は5APOの構造である。
これより、QAPSOなる用語は、必然的に、元素Q及
びS(実際はSi)が存在することを表わさない、Qが
複数の元素である時、その場合、存在する元素は本発明
で意図する程度まで、実施の構造は本明細書中で検討す
る通りのELAPSO或はELAPO或はMeAPO或
はMeAPSOの構造である。しかしながら、Qが別の
元素になるQAPSO変種のモレキュラーシーブを発明
することを意図する場合、それらを本発明を実施するた
めに適したモレキュラーシーブとして含むつもりである
QAPSO組成及び構造の実例は、ライ。ムラカミ、ニ
ー、シジマ、ジエー、ダブリュ、ウォード(J、 W、
 Ward)が編集した第7回インターナショナルゼオ
ライトコンファランスの「ニューディベロツブメンツア
ンドゼオライトサイエンステクノロジー」プロシーデイ
ンゲス、103−112頁(1986年)にフラニゲン
(F tan igen)等が発表した[アルミノホス
フエートモレキュラーシーブスアンドザビアリオディッ
クテーブル」なる表題の論文に記述されている種々の組
成及び構造である1種々のかかる組成及び構造は下記に
記載されている・(1)米国特許4,567,029 
、4,440,87 1  ;  4.500,65 
1  :  4,554,1 43  、 4,3 1
0.440号、(2)1985年10月30日に公表さ
れたヨーロッパ特許公表0159624号;全で198
5年11月21日に公表されたヨーロッパ特許公表01
61488:0161.489;0161490.01
61491号;各々1985年10月23日に公表され
たヨーロッパ特許公表0158975及びOl 589
76号;各々1985年10月16日に公表されたヨー
ロッパ特許公表0158348及び0158350号。
現時点で有用なモレキュラシーブの有効な細孔直径は約
6〜約15オングストロームの範囲であるのが好ましい
本発明において特に有用な固体組成物の組成は、モレキ
ュラーシーブを所望の炭化水素分解を促進するのに有効
な量、例えば触媒的に有効な量で、例えばそれ自体かか
る炭化水素分解を促進することができる或はできない無
定形物質を含む多−孔質マトリックス材料に加入するも
のである。このようなマトリックス材料の中にクレー及
びアルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ、マグネシア、
ジルコニア、これらの混合物等の無定形組成物が含まれ
る。モレキュラーシーブをマトリックス材料中に全固体
組成物の約1〜約75重量%、−層好ましくは約2〜約
50重量%の範囲内の量で加入するのが好ましい。固体
組成物を製造する間に及び/又は固体組成物の製造方法
の一部として形成される触媒的に活性なモレキュラーシ
ーブは本発明の範囲内である。
本固体組成物の形、例えば粒径は本発明にとって臨界的
なものでなく、例えば採用する反応−再生系のタイプに
応じて変わることができる。かかる組成物は慣用の方法
を用いて任意の所望の粒子、例えばビル、ケーク、押出
物、粉末、グラニユール、球等に成形することができる
。例えば、最終粒子を固定床として用いるつもりの場合
、固体組成物を最小寸法少なくとも約0.01インチ(
0,25mm)及び最大寸法約坏インチ(1,8cm)
まで或は1インチ(2,5cm)或はそれ以上を有する
粒子に成形するのが好ましいかもしれない。直径約0.
03〜約0.25インチ(0,08〜6.4mm)、好
ましくは約0.03〜約0.15インチ(O,OS〜3
.8 m m )を有する球形粒子が、特に固定床或は
移動床運転において有用であることがしばしばある。流
動床系に関しては、重量により重量の固体粒子は約10
〜約250ミクロンの範囲、−層好ましくは約20〜約
150ミクロンの範囲の直径を有することが好ましい。
本発明の固体組成物はいくつかの慣用の方法の内のいず
れか一つによって調製することができる。1つの方法は
、マトリックス材料及び/又は該材料の前駆物質を含有
するゾル及びモレキュラーシーブ成分及び金属成分を含
有する別の水性スラリーを作ることを含む、スラリーを
粉砕して所望の粒径分布を達成することができる。ゾル
及びスラリーを一緒にして混合する。生成した混合物を
噴霧乾燥し及び生成した微小球を、例えば希硫酸アンモ
ニウム溶液及び水を用いて洗浄して付着した可溶性塩を
なくすことができる。希土類金属イオンを微小球に交換
してもよい、このように洗浄/イオン交換した後に、微
小球を焼成する。
金属成分をモレキュラーシーブ含有粒子と別の粒子に入
れるつもりである場合、金属成分を、例えば上述した通
りの多孔質マトリックス材料と組合せて該別の粒子とす
るのが好ましい。一実施態様では、別の粒子の寸法及び
/又は形状はモレキュラーシーブ含有粒子の寸法及び/
又は形状と実質的に同じである。金属成分は該別の粒子
の約1〜約75重量%を構成するのが好ましい。現時点
で有用な別の粒子は、いくつかの慣用の技法の内のいず
れか一つを用いて作ることができる0例えば、金属成分
の水性スラリーを粉砕して所望の粒径分布を達成するこ
とができる。この粉砕したスラリーを、マトリックス材
料を含有する水性スラリーと組合わせる。粉砕したスラ
リーを次いで噴霧乾燥し、生成した微小球を焼成する。
本発明の固体組成物、例えば固体粒子を好ましくは炭化
水素供給原料の分解において用いて沸点の一層低い生成
物、例えばガソリン及び軽質留出留分にする。炭化水素
供給原料はガスオイル留分、例えば石油、シエールオイ
ル、タールサンドオイル、石炭等から誘導されるものを
含むことがしばしばある。このような供給原料は直留、
例えばバージン、ガスオイルの混合物を含み得る。かか
るガスオイル留分は主に約400〜約1000”F(2
04’〜538℃)の範囲で沸騰するのがしばしばであ
る。その他の炭化水素供給原料、例えば石油のナフサ、
高沸点或は重質留分、石油残分、シェールオイル、ター
ルサンドオイル、石炭等を、本発明の触媒及び方法を用
いて分解することができる。このような炭化水素供給原
料は他の元素、例えばイオウ、窒素、酸素等を少量含む
ことがしばしばある。
本方法及び組成物は、バナジウム、ニッケル、鉄及びこ
れらの混合物から成る群より選ぶ少なくとも1種の金属
、特にバナジウムを汚染量で含有する炭化水素供給原料
を転換するのに特に有効である。バナジウムをバナジウ
ム元素として計算して重量により約10〜約30.OO
Oppm又はそれ以上の範囲の量で含む炭化水素供給原
料を有効に処理加工することがr′きる。触媒含有固体
粒子は、元素ベーシスで計算してバナジウムを約2重量
%より少なく、−層好ましくは約1重量%又はそれより
少なく含有するのが好ましい。
炭化水素分解条件はよく知られており及び約8501〜
約1100下(454°〜593℃)、好ましくは約9
00′〜約1050下(482°〜596℃)の範囲の
温度を含むのがしばしばである。その他の反応条件は約
100ps ia (7kg/cm”A)まで又はそれ
以上の圧力;触媒対油の比的1対2〜約25対l、好ま
しくは約3対1〜約15対l;重量時空間速度(WH3
V)約3〜約60を含むのが普通である。これらの炭化
水素分解条件は、例えば使用する供給原料、固体粒子或
は結合粒子、採用する反応装置−再生装置系、例えば流
動床或は移動床接触分解系及び所望の生成物に応じて変
えることができる。炭化水素供給原料/固体組成物の接
触は、添加遊離分子水素を実質的に存在させずに行われ
るのが好ましい。
加えて、接触炭化水素分解系は前に炭化水素分解を促進
するのに用いた固体組成物の触媒活性を回復する再生域
を含む0反応域からの炭素質付着物含有固体組成物に再
生域において、遊離酸素含有ガス状媒質を固体組成物か
ら炭素質物質の少なくとも一部を除く、すなわち燃焼す
ることによって触媒の活性を回復或は維持する条件で接
触させる。かかる遊離酸素ガス接触が行われる条件は、
例えば慣用の範囲にわたって変わることができる。炭化
水素分解系の触媒再生域内の温度は約900@〜約15
00°F(482°〜816℃)、好ましくは約110
0@〜約1350°F(593’〜732℃)、−層好
ましくは約1100°〜約1300下(593°〜70
4℃)の範囲になるのがしばしばである。かかる再生域
内の他の条件は、例えば約100 psia(7kg/
cm”A)まで或はそれ以上の圧力及び約3〜約75分
の範囲内の平均触媒接触時間を含む。再生域内には、例
えば炭素質付着物質の炭素及び水素を完全に燃焼させて
二酸化炭素及び水にする程の酸素が存在するのが好まし
い0反応域内の固体組成物に付着した炭素質物質の量は
、好ましくは固体組成物の約0.005〜約15重量%
、−層好ましくは約0.1〜約5重量%の範囲である。
下記の例は本発明のいくつかの態様及び利点を、示すも
ので本発明を制限するものではない。
試験用に使用した組成物は下記の通りにして調製した。
スズ酸カルシウム465グラムと、無定形アルミナ33
3グラムと、ナトリウムYゼオライト(シリカ/アルミ
ナベ−シスで)775グラムと、水6200グラムとの
スラリーを調製した。スラリーをサンドミルして粒径を
減小させた。粉砕したスラリー8850グラムをカラレ
スミキサー中でシリカゾルバインダー5900グラム及
び61重世%のカオリンクレー/水スラリー1741グ
ラムと混合した。この混合スラリーを、次いで出口温度
325°F(163℃)で噴霧乾燥した。
噴霧乾燥した微小球(乾燥ベーシス)1000グラム及
び水4000グラムを含有するスラリーを調製し及びブ
ーフナ−漏斗上に補集した0次いで、濾過ケークを水4
000グラム中硫酸アンモニウム400グラムで140
下(60℃)においてイオン交換し、水6000グラム
で洗浄し及び混合希土類クロリド水和物43.2グラム
及び水1528.8グラムを含有する溶液でイオン交換
した。ケークを次いで水4000グラムで洗浄し、21
2下(100℃)でオーブン乾燥し、1000°F(5
38℃)で1時間焼成した。焼成した後に、微小球を水
1330グラム中硫酸アンモニウム133グラムで再交
換し、水6000グラムで洗浄し、300下(149℃
)でオーブン乾燥した。最終組成物はゼオライト25重
量%及びスズ酸カルシウム15重量%を含有する微小球
であった。
饅ス 試験用に使用した組成物は下記の通りにして調製した。
USYゼオライト94oOグラム及び水37.400グ
ラムを含有するスラリーを調製し及びサンドミルして粒
径を減小させた。粉砕したスラリー24,000グラム
分をカラレスミキサー中でアルミニウムクロロヒドロー
ル水溶液(25重量%のアルミナに等しい)9,000
グラム、ドロマイト質石灰石(CaCO3−MgCOs
)  (ダビソンにより商品名DVTで販売されている
)3200グラム、61重量%のカオリンクレー/水ス
ラリー16.400グラム、混合希土類クロリド水和物
1.080グラム、水720グラムと混合した。混合物
を出口温度350″F(177℃)で噴霧乾燥した。
生成した微小球を600下(316℃)で焼成し、1,
000グラムを水2,000グラム中に硫酸アンモニウ
ム200グラムを含有する溶液で洗浄し、更に水6. 
OOOグラムで洗浄した後に1.000’F (538
℃)で再び焼成した。最終の微小球はゼオライト20重
量%、ドロマイト質石灰石15重量%を含有していた。
鉱且 ドロマイト質石灰石の代りにチタン酸カルシウムを使用
した他は例2を繰り返した。最終の微小球はゼオライト
20重量%、チタン酸カルシウム15重量%を含有して
いた。
■ 例1〜3で調製した組成物の各々に種々のレベルのバナ
ジウムを含浸させて炭化水素分解運転中・に分解触媒粒
子にバナジウムが付着するのを人工的にシュミレートし
た。これらの含浸は、Ind。
Eng、 Chem、 Proc、 Res、 Dev
、、19 (1980)209におけるビー、アール、
ミッチェル(B、R。
Mitchell)の報文に記載されている工業認定金
属(バナジウム)ナツタネートを用いて行った。
例擾− 例1〜3で調製した組成物の各々及び例4で調製したバ
ナジウム含浸組成物の炭化水素接触分解性能を、標準の
マイクロアクティビティテスト或はMAT (ASTM
  D3907−80)を用いて試験した。マイクロア
クティビティ試験する前に、組成物をノルマルMATス
チーマーダイナミックス下で100%スチーム環境にお
いて1.400°F(760℃)で5時間水熱エージし
た。標準の空間速度、触媒/油比、生成物同定及びMA
T装入原料を用いて、炭化水素分解性能を900’F(
487℃)で判定した。MAT結果を表1〜4に示す。
これらの結果は、バナジウムがモレキュラーシーブ含有
接触分解触媒組成物に与える有害な作用を低減させるの
にスズ酸カルシウムが有効であることを示す。スズ酸カ
ルシウムは、触媒組成物のバナジウム含量が2重量%よ
り少ない状態において特に有効である0例えば、スズ酸
カルシウムは、驚くべきことにこのような触媒バナジウ
ム濃度においてチタン酸カルシウム程に良く或はそれよ
りも良好に実行する。要するに、カルシウム及びスズを
含む物質は、バナジウムがモレキュラーシーブ含有分解
触媒に与える有害な作用を低減させるのに予期されない
程に有効である。
本発明を種々の特定の例及び実施態様に関して説明した
が、本発明はそれらに限定されず及び特許請求の範囲内
で色々に実施し得ることを理解すべきである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炭化水素供給原料を接触域中で、該炭化水素供給原
    料を分解して1種又はそれ以上の沸点の一層低い成分に
    するのに有効な条件で該炭化水素供給原料を分解するの
    を促進することができるモレキュラーシーブ含有触媒を
    含有する固体組成物の存在において接触させることを含
    む接触分解方法において、該接触を該触媒の他にカルシ
    ウム及びスズを含有する少なくとも1種の金属成分の存
    在において行うことを特徴とする方法。 2、前記供給原料が少なくとも1種の汚染金属の量を含
    み、前記金属成分は該汚染金属が触媒に与える有害な作
    用を低減させるのに有効な量で存在する特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 3、前記汚染金属がバナジウムである特許請求の範囲第
    2項記載の方法。 4、前記金属成分が更に酸素を含有する特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 5、前記金属成分がスズ酸カルシウムである特許請求の
    範囲第4項記載の方法。 6、前記金属成分が前記固体組成物の0.1〜25重量
    %の範囲の量で存在する特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 7、前記金属成分が前記固体組成物の1〜20重量%の
    範囲の量で存在する特許請求の範囲第1項記載の方法。 8、前記触媒が固体粒子中に存在し及び前記金属成分が
    該固体粒子の少なくとも一部に存在する特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 9、前記触媒が固体粒子中に存在し及び前記金属成分が
    該固体粒子と別に存在する特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 10、前記接触が流動状態の固体粒子の形の前記固体組
    成物と行われる特許請求の範囲第1項記載の方法。 11、前記固体粒子に周期的に酸素含有ガス状媒質を接
    触させて前記供給原料/固体組成物接触の間に形成され
    た炭素質付着物質の少なくとも一部を除く特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 12、前記周期的接触が前記金属成分の存在において行
    われる特許請求の範囲第11項記載の方法。 13、前記固体組成物に周期的に酸素含有ガス状媒質を
    接触させて前記供給原料/固体組成物接触の間に形成さ
    れた炭素質付着物質の少なくとも一部を除き及び前記周
    期的接触が前記金属成分の存在において行われる特許請
    求の範囲第2項記載の方法。 14、バナジウム汚染された炭化水素供給原料の分解を
    促進することができるモレキュラーシーブ含有触媒及び
    バナジウムが該触媒に与える有害な作用を低減させるの
    に有効な量のカルシウム及びスズを含有する少なくとも
    1種の金属成分を含む組成物。 15、前記金属成分が更に酸素を含有する特許請求の範
    囲第14項記載の組成物。 16、前記金属成分がスズ酸カルシウムである特許請求
    の範囲第15項記載の組成物。 17、前記金属成分が前記触媒の0.1〜25重量%の
    範囲の量で存在する特許請求の範囲第14項記載の組成
    物。 18、前記金属成分が前記触媒の1〜20重量%の範囲
    の量で存在する特許請求の範囲第14項記載の組成物。 19、前記触媒が固体粒子中に存在し及び前記金属成分
    が該固体粒子中に存在する特許請求の範囲第17項記載
    の組成物。 20、前記触媒が固体粒子中に存在し及び前記金属成分
    が該固体粒子と分かれている特許請求の範囲第17項記
    載の組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5610352A (en) * 1993-11-30 1997-03-11 Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho Mechanism for rotatably supporting rotary member of keyboard

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5610352A (en) * 1993-11-30 1997-03-11 Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho Mechanism for rotatably supporting rotary member of keyboard

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