JPH027426B2 - - Google Patents

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JPH027426B2
JPH027426B2 JP55157538A JP15753880A JPH027426B2 JP H027426 B2 JPH027426 B2 JP H027426B2 JP 55157538 A JP55157538 A JP 55157538A JP 15753880 A JP15753880 A JP 15753880A JP H027426 B2 JPH027426 B2 JP H027426B2
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JP
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screen
fiber
chamber
fibers
flexibility
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JP55157538A
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Karunisu Arukibiadeisu
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DOMUTAA Inc
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Publication date
Application filed by DOMUTAA Inc filed Critical DOMUTAA Inc
Publication of JPS5686354A publication Critical patent/JPS5686354A/ja
Publication of JPH027426B2 publication Critical patent/JPH027426B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
    • G01N15/02Investigating particle size or size distribution

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、繊維の柔軟性(フレキシビリテイ
ー)の測定装置に関する。特に、この発明は木材
パルプの繊維柔軟性を表示する装置に関する。 製紙に使用される繊維の柔軟性の特性は、それ
がとりわけパルプの結合特性に大きく寄与するこ
とから、低収率の化学パルプ、高収率の半化学お
よび化学−機械パルプにとつて特に重要である。 繊維の柔軟性は、従来の技術を使つて測定する
ことは非常に難しいが、時間がかかり、しかも主
観的である骨の折れる方法を使つて実験室で単繊
維に基づいて繊維の柔軟性を測定することは可能
であつた。スベンスク・パツパーステイドニング
(Svensk Papperstidning)、No.11、第412頁
(1975)において、ウラ・ブリツト・モーリン
(Ulla−Britt Mohlin)がセルロース繊維結合に
関する論文で、この種の二つの技術について批評
している。有意義な寸法のサンプルに基づいて繊
維の柔軟性を測定する技術がなく、また柔軟性を
相対的および客観的に表示する装置も知られてい
ない。 したがつて、この発明の目的は、比較的急速に
作動することができると共に、繊維の柔軟性のオ
ン・ライン型モニターに適用できる、パルプサン
プル(試料)の繊維柔軟性測定方法および装置を
提供することである。 概して、本発明は、繊維柔軟性の測定方法およ
び装置からなり、繊維のスラリーを先ずふるい分
けして、所定の平均繊維長の部分を得、次いで、
あらかじめ選定した適当な濃度の所定の平均繊維
長の部分を、スクリーン上方領域に吸引力を適用
することにより、液体のプールをその上方に維持
させた実質的に水平なスクリーンの底部に噴霧
し、前記スクリーンを通過した部分またはそこに
保持された部分のうちの少なくとも一方を測定し
て、前記スクリーンによつて分けられた繊維の示
標を得て、それによつて柔軟性の度合の示標を得
る、ことから成る。 さらに別の特徴、目的および利点は添付図面を
参照してなされた本発明の好ましい実施例の以下
の詳細な説明から明らかになるであろう。 第1図において、図面に概略的に示すように、
繊維柔軟性(フレキシビリテイー)計器10は、
急速開放バルブ16により下部ハウジング14に
連結された上部ハウジング12を有する装置によ
り形成される。水平スクリーン18が下部ハウジ
ング14を、その上端から間隔をおいて横断して
いる。このスクリーンの下方に、パルプ繊維のス
ラリーをスクリーン18の底に向けるノズル20
が隔置されている。パルプ繊維のスラリーはパイ
プ22を経てノズル20へ供給される。 上部室12は、テストまたは測定すべきサンプ
ルを抽出するためのオーバーフローパイプ24
と、26で指示した真空ポンプ等への連結部を有
する。この装置では、パルプサンプルは管路22
を経て導入されて、ノズル20を経てスクリーン
18の底へ噴霧される。管路26を介して真空ポ
ンプによつて作りだされる上部ハウジング12の
真空(負圧)がスクリーン18の上方のハウジン
グ14の上部分に作用するように、バルブ16が
開放され、これによつて、スクリーン18の上方
に負圧が維持される。スクリーン18を通過後の
パルプ部分は、急速開放バルブ16を通過して上
部室12に流入し、管路24を経て引出される。
バルブ16は、スクリーン18の上方に負圧を形
成するのを容易にし、又装置を閉鎖するのに必要
なだけである。 柔軟性計器10に供給された繊維部分、即ち供
給部分の繊維長は、計器により得られる結果につ
いて、感度と再現性を確保するように制御されな
ければならない。管路22を経て供給すべき繊維
部分(供給部分)は、バウアーマクネツト
(Baur−Mc Nett)分級器のような、繊維長分級
器から得ても良いが、本発明の好ましい実施例に
おいては、別の手段として、計器自体にスクリー
ニング装置が設けられる。 かかる装置が第2図に示されており、図示した
構成では、二つのタンク30,32と、二つのス
クリーン34,36とから構成されている。これ
らのスクリーンは垂直な自己清浄型スクリーンで
ある。希釈水が管路38,40を経て二つのタン
ク30,32へ加えられる。この希釈水の流量は
感知器42,44によりそれぞれ制御され、前記
感知器42,44はタンク30,32の水位をそ
れぞれ感知して、管路38,40のバルブ46,
48をそれぞれ制御するようになつている。ポン
プ50,52はタンク30または32内のサンプ
ルを、管路54または56をそれぞれ介してスク
リーン34,36へそれぞれ送液する。スクリー
ン34からのリジエクト(reject)は管路58を
へてタンク30に戻り、アクセプト(accept)は
管路60を経てタンク32に通り、一方、スクリ
ーン36からのリジエクトは管路62を介してタ
ンク32に通り、アクセプトは管路64を通つて
処分される。 第1図の柔軟性計器に供給するための必要な繊
維長のサンプルを得るために、十分に大きなサン
プルがタンク30に置かれ、このサンプルはポン
プ50および管路54を経て、スクリーン34へ
送液され、そこで言わばバウアー・マクネツト分
級器の28メツシユスクリーンと同等な部分を与え
るべく適当に選定されたスクリーンによつて、分
離される。したがつてスクリーン34を通過して
タンク32へ流入した材料は、バウアー・マクネ
ツト分級器の28メツシユを通つたであろうサンプ
ルの部分に相当し、一方、リジエクトは、タンク
30へ戻され、該分級器の28メツシユを通らなか
つたであろうサンプルの部分、即ち長繊維部分に
相当し、このリジエクトは再循環される。タンク
30の水位が減少することは明らかであり、この
水位を実質的に一定に維持するためには、管路3
8を経て水を追加することが必要であり、したが
つてタンク30内の濃度は明らかに減少する。 タンク32に蓄積するアクセプトは、ポンプ5
2と管路56を経て、たとえばバウアー・マクネ
ツト分級器の48メツシユスクリーンに相当するス
クリーン36へ送液される。スクリーン36に保
持された材料(リジエクト)は、管路62を経て
タンク32へ戻され、したがつてタンク32はバ
ウアー・マクネツト分級器の28メツシユを通過し
て該分級器の48メツシユに保持された部分に相当
する部分(あるいは所望の他の部分)を蓄積する
こととなる。 タンク32内の濃度は、材料が管路64を経て
取り出されるので変化しつつあり、タンクの水準
を一定に維持するために、水が管路40により加
えらる。柔軟性計器でテストする前に、タンク3
0,32内のパルプの部分の濃度は、高過ぎる場
合は希釈水を加えるが、低過ぎる場合は、希釈バ
ルブを遮断して、パルプをスクリーンに通すこと
により、たとえば0.15%に調整される。 第1図の柔軟性計器と第2図のスクリーニング
装置との組合わせの概略平面図である第3図に示
すように、計器10は台66に取付けられ、矢印
68により示されるように、タンク32上の位置
からタンク30の上の位置へ、前後に移動でき
る。 スクリーニング装置の安定作動が得られたら
(タンク32内に所定の繊維長部分を形成するの
に十分な所定時間後)、管路54および56(第
3図参照)のバルブ70および72を閉鎖し、ポ
ンプ50および52を停止する。タンク32内の
パルプ部分の柔軟性をテストする場合には、濃度
は前述のようにテストのために選定された濃度に
調整され、バルブ74を開き、ポンプ52を作動
し、蓄積材料をタンク32からバルブ74および
管路22を経て柔軟性計器10、すなわちノズル
20へ送液する。柔軟性計器のスクリーンを通過
する材料は、タンク12(第1図)へ通り、リジ
エクトはタンク32へ戻る。 タンク30内のサンプルの柔軟性をテストする
場合には、このタンク内の濃度を必要に応じて調
整し、柔軟性計器10を矢印68で示すように、
タンク30の上に位置するように移動させ、バル
ブ74を閉じ、バルブ76を開き、ポンプ50を
作動して、バルブ76および管路22を経て柔軟
性計器10へ送液する。 柔軟性を決定するための水平スクリーンの作用
は、パルプ繊維の種類及び平均繊維長などの相
違、即ちパルプ繊維自体の変数や、スクリーン1
8の開口寸法及びスクリーン18の前後の圧力差
などの装置に係る所定の条件の相違、即ち装置の
作動変数によつて影響を受ける。 最も重要な最も意義あるパルプ繊維の変数は、
繊維長および繊維の柔軟性である。柔軟性の決定
するときに繊維長の影響をできるだけ除去するた
めに、パルプのサンプルをまずスクリーニングし
て、所定の繊維長部分、たとえばバウアー・マク
ネツト分級器における14メツシユを通過し28メツ
シユに保持される部分(あるいは他の適当な繊維
長部分)に相当する部分を得るようにしている。 プロセスまたは装置における作動変数は、各テ
ストに対して実質的に同じに維持されるべきであ
る。 主要な作動変数の一つは、テストすべき部分の
繊維長と相関させなければならない柔軟性計器の
スクリーン開口寸法である。すなわち開口はテス
トするパルプの平均繊維長より小さくなければな
らず、しかも、より柔軟な繊維に対しては、さら
に高い通過度を有していなければならない。実際
には、柔木パルプについては、バウアー・マクネ
ツト分級器で14メツシユを通過し、28メツシユに
保持される繊維長の部分は16メツシユスクリーン
でテストされ、また28メツシユを通過し48メツシ
ユに保持される部分は、30メツシユスクリーンで
テストされるべきであることがわかつた。 メツシユ寸法に関する要件をさらに十分に説明
するために、第4図を参照する。第4図では、
Fr/Ff(保持された部分中の繊維量/供給部分中
の繊維量)と、b/L(b=柔軟性計器のスクリ
ーンの四角形の開口の一辺の長さ、L=供給部分
の繊維の繊維長)との関係がプロツトされてい
る。第4図において、白丸は14メツシユを通過
し、28メツシユに保持されるクラフトパルプを表
わし、黒丸は14メツシユを通過し、28メツシユに
保持される機械パルプを示し、白三角形は28メツ
シユを通過し、48メツシユに保持されるクラフト
パルプを示し、黒三角形は28メツシユを通過し、
48メツシユに保持される機械パルプを表わしてい
る。 比Fr/Ffにおける機械パルプとクラフトパル
プとの大きな差を得るためには、比b/Lは約
0.3〜約0.7の範囲にする必要がある。作用は、約
0.5〜0.6の範囲において好ましく、これは、スク
リーンの寸法bが、通常はテストされる材料の繊
維長の約1/2であるべきことを意味している。寸
法bを四角形のスクリーン開口について説明した
が、他の形状、たとえば長方形等の開口に対して
も、同等の値が決定される。TAPPI(第45巻、第
4号)におけるロナルド・エストリツジ
(Ronald Estridge)の論文により、同等の値を
得るための理論的な方法が提供されており、ある
いはその値を経験的に決定することができる。 第4図において、中央の曲線は製紙機械のワイ
ヤー排水またはスクリーン作業に対する、前述の
エストリツジ理論に得られた硬質(ステイツフ、
stiff)繊維に対する理論曲線である。 他のパラメータは柔軟性計器のスクリーン18
の前後の圧力差で、これは繊維分け(スプリツ
ト)に非常に大きな影響を及ぼす。この圧力差
は、スクリーンの底部に、スクリーンの操作に重
大な影響を及ぼして、繊維の通過を妨げるような
繊維マツトを形成してしまう(特に、硬質繊維の
場合)ほど、大きくてはならない。この関係を第
5図に明瞭に示す。白丸はクラフトパルプを、黒
丸は微細機械パルプ(refiner mechanical pulp
(RMP))を表わし、Cp/Cfは供給部分の密度
(濃度)に対する通過部分の密度(濃度)の比で
あり、Fp/Ffは供給部分中の繊維の質量流量に
対する、通過部分中の繊維の質量流量の比であ
る。明らかなように、柔軟クラフト繊維と機械的
繊維間に差別を得るためには、スクリーンの前後
の圧力差を維持しなければならないが、マツトが
スクリーン上に形成されたり、繊維に曲げ応力が
生じるような高い圧力降下が生じないように注意
しなければならない。許容できる圧力降下範囲
は、テストされる繊維の硬度およびタイプの一方
又は双方により変化し、概ね10〜150mm水頭であ
るが、好ましくは、これはすべてのテストに対し
て同じであり、20〜25mm水頭の範囲にあるであろ
う。 スクリーン18上での繊維の蓄積は一部はスク
リーンを通る流量により決定され、この流量は一
部は上部ハウジング12に維持される負圧によつ
て決定される。明らかに、この負圧は、少なくと
もハウジング12への流入、およびオーバーフロ
ー管路24からの流出を維持するのに十分な値で
なければならず、そして第6図に関する議論から
明らかなように、少なくとも安定した操作を得る
のに十分な値でなければならない。 第6図において、白記号は14メツシユを通過
し、28メツシユに保持される部分、黒記号は28メ
ツシユを通過し、48メツシユに保持される部分を
表わす。丸記号は柔木クラフトを、四角記号は熱
機械(thermomechanical)パルプを表わしてい
る。 明らかなように、流れが確立するまでは、即
ち、管路26を介して上部ハウジング12に真空
(負圧)が作り出され、上部ハウジング12の液
面がオーバーフローパイプ24の高さまで到達
し、この結果、オーバーフローパイプ24に流れ
が確立するまでは、Cpの読みもFpの読みも存在
しないから、まず、上部ハウジング12にサンプ
ルを蓄積させることが必要である。流量が小さす
ぎる場合、即ち、低真空(low vacuum)の場
合、第6図に示すCp/Cfの曲線の左側部分(約
180〜200mmH2Oの範囲で示されるCp/Cfの曲線
の部分)から明らかなように、わずかな真空(負
圧)の変化がCp/Cfの可成りの変化を生じさせ、
従つて、上部ハウジング12から流出する繊維の
水に対する割合に影響する。低真空、従つて、低
流量においては、上部ハウジング12から流れる
通過部分の濃度は、流量が増大した時よりも著し
く高く、したがつて、低真空においては、通過部
分が高い割合又はパーセンテージの繊維を含んで
いる。即ち、繊維の流量が水の流量に優先するこ
とがわかる。注目すべきことは、低真空において
は、通過する繊維の水に対する割合が高いのに対
し、ある程度の真空(負圧)が維持され、従つ
て、ある最小限の流量が得られると、それ以後
は、通過部分の濃度(Cp)が比較的低い値で安
定し、ほとんど変化しないと思われることであ
る。そのため、曲線の比較的傾斜の小さい曲線部
分で示され、使用された特定の装置について、上
部ハウジング内の約200mmH2O水頭またはそれよ
り少し高い負圧で得られる「安定化」領域と指定
されるところで作動させることが好ましい。前記
領域を越えて真空を増大させてもほとんど意味が
ない。というのは、このような真空の増大は結果
を明確にするのに何ら価値がなく、また真空を増
大させ過ぎると、スクリーン18の前後の圧力降
下が増大して、マツトが形成されて、装置の作動
が中断される。 通過部分の濃度と通過部分の質量流量は、「安
定化」領域で安定する傾向がある。しかしなが
ら、質量流量は通過部分の繊維と共に流れる水の
量で大きく影響され、種々のパルプ間で区別でき
る差の度合を減少させる。柔軟性を示標するに
は、供給部分濃度に対する保持部分の濃度または
通過分の濃度の比を使用することが好ましい。明
らかに、通過部分のサンプルを得る方が非常に容
易であり、したがつて供給部分に対する通過部分
の濃度の比、すなわちCp/Cfが好ましい。又、
質量流量比(Fp/Ff)ではなくて濃度を選定す
ることにより、必要な情報を得るのに必要な装置
およびテストが簡単になる。 ノズル20は繊維を一定な仕方でスクリーンに
放出するように設計されている。これは、たとえ
ば繊維の向きを、それらがスクリーンに当たる時
無秩序に分布するようにすることにより得られ
る。また、通過量率は、これを変えると衝突時の
繊維の速度が変化するから、すべてのテストにつ
いて設定されなければならない。通過量率が低い
場合は、スクリーンに保持される繊維に対する通
過繊維の比は減少し、たとえば、21.5/minの
供給量においては、スクリーンに供給された繊維
に対するスクリーン通過繊維の比は0.75であり、
またスクリーンへの流量が11/minに減少され
ると、同一繊維について前記比は0.3に減少した。 別の重要な変数は第7図から明らかなように、
供給濃度であり、第7図には供給濃度に対する通
過部分の濃度の比の変化が、供給濃度の関数とし
て機械パルプについて示されている。供給濃度が
変化すると、濃度比も変化し、したがつて、濃度
比が柔軟性計器の示標(繊維比または量比と同様
に)であるから、計器への供給部分の濃度を0.05
〜0.3の範囲に、実質的に一定に維持することが
重要である。約0.15%の濃度で作動することが好
ましい。 実験室用機器は有利には、約10.2cm(4in)径
に等しいスクリーン18の領域を有している。明
らかに、一貫した意義ある結果を得るためには、
ノズル20は予め設定された設計のものでなけれ
ばならず、好ましい構成では、円錐形ノズルであ
り、その流路はスラリー内に見られるような大き
な寸法の粒子の通過を可能にする程に大きくなけ
ればならない。噴霧装置は、繊維がスクリーン1
8に衝突する時、無秩序な向きでスクリーン18
の領域全体にわたつて、実質的に均一に噴霧され
るように向けられる。 好ましい作動条件として、スクリーン18を使
用して供給濃度が約0.15%で、正方形開口をもつ
スクリーンについてb/L比が0.5〜0.6に等し
く、スクリーンの前後の圧力降下が20mm〜25mm水
頭であり、上部ハウジング12内における真空
(負圧)が200mmH2Oまたはそれ以上で、好まし
くは「安定化」流れ領域において、実質的に一定
で、さらにノズル20がスクリーン18上の約
10.2cm(4in)径の領域に亘つて、スクリーン1
8に到達した時に無秩序な向きになるように噴霧
する。 以下の例は、繊維の柔軟性に基づいてパルプを
区別する場合の、この発明の有効性を示してい
る。 例 1 本装置の好ましい実施例が、異なるタイプのパ
ルプの同様の部分をテストするのに使用された。
下表1は、収率およびパルプ処理に関して見出さ
れる差を示している。繊維の柔軟性は収率の増大
と共に減少することが知られており、一般に硫酸
塩パルプより亜硫酸塩パルプに対する方が高い。
【表】 例 2 Cp/Cfで決定される柔軟性指数と繊維の柔軟
性との関係が、種々の程度のビートを受けた漂白
柔木クラフトパルプのサンプルに対して、この発
明の好ましい実施例を利用して実施したテストに
より、さらに表示される。その結果は第8図に、
パルス全体の自由度の関数として示されている。
(丸記号はバウアー・マクネツト分級器の14メツ
シユを通過し28メツシユに保持された部分を、三
角形記号は28メツシユを通過し48メツシユに保持
された部分を表わしている)。テストされた漂白
柔木クラフト繊維がより多くビートされれば、柔
軟性指数が大きくなることを明瞭に示している。
同様のテストが、35メツシユのスクリーン上に保
持された部分、すなわち異なる特定の精製エネル
ギーにおける長繊維の部分に対して、微細柔木パ
ルプで実施された。再度、エネルギー適用度を増
大することにより、柔軟性が増大することが、第
9図に示されている。 例 3 繊維の柔軟性は、実験室で作つた手すき紙の嵩
さ(または密度)によつて測定された繊維適合性
に関係づけられ、嵩さが増すと減少する。引張り
強度で現されるように繊維の結合が、繊維の相対
結合面積の増大により、柔軟性の増大と共に増大
することも知られている。第10図は機械パルプ
(黒記号)と化学−機械的パルプ(白記号)の例
を示してあり、この場合、引張り強度の増大およ
び嵩さの減少に対応する繊維の柔軟性の増大によ
り、柔軟性指数が繊維柔軟性を表わすことが示さ
れる。 例 4 第11図は、熱機械パルプ(TMP)および漂
白硫酸塩パルプ(クラフト)、およびこれらの混
合物での柔軟性指数に対する強度特性及び嵩さの
関係を示している。図示のように、柔軟性指数が
増大すると、引張り強度、破壊強度および引裂き
強度が増大し、嵩さが減少する。表2は第11図
に利用される記号の意味を表わしている。
【表】 比Cp/CfおよびFp/Ffは共に、繊維の柔軟性
を表示するものであり、すなわちこれらの比の間
には特定の関係があるから、繊維の柔軟性を表示
するのに利用される。しかし、CpおよびCfはよ
り容易に得ることができる値であるだけでなく、
大きな差(第6図参照)をもたらし、かつ前述の
ようにこれらの値を、柔軟性指数を表示するため
に使用することが好ましい。 特許請求の範囲に記載で特定された発明の範囲
内で、種々の修正が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、繊維の柔軟性を測定するためのスク
リーニング機器の概略図、第2図は、所定の平均
繊維長の部分を得るためのある装置の概略図、第
3図は、所定の繊維長の部分を得る装置と、スク
リーニングのための装置とを備えた本発明による
柔軟性計器の概略平面図、第4図は、テストされ
た繊維長に対するスクリーン開口の寸法比と、供
給される繊維量(Ff)に対する保持される部分
の繊維量(Fr)の比とのプロツト図、第5図は、
濃度比(Cp/Cf)、および供給量に対する通過部
分の繊維量比(Fp/Ff)と、スクリーンの前後
の圧力差とのプロツト図、第6図は、濃度比
(Cp/Cf)、および供給量に対する通過部分の繊
維量比(Fp/Ff)と、上部ハウジング内の真空
mm水頭とのプロツト図、第7図は、供給される部
分に対する通過部分の濃度比(Cp/Cf)と、オ
ーブン乾燥された%供給量濃度(Cf)との、ス
クリーンの前後の圧力降下が15mm水頭時でのプロ
ツト図、第8図は、漂白柔木クラフトの二つの異
なる部分に対する、カナダ標準自由度におけるパ
ルプ全体の自由度と、柔軟性指数(Cp/Cf)と
のプロツト図、第9図は、柔軟性指数(Cp/Cf)
と、35メツシユスクリーンに保持される微細柔木
パルプに対する、特定の微細化エネルギーとのプ
ロツト図、第10図は、14メツシユを通過し28メ
ツシユに保持される部分;および28メツシユを通
過し48メツシユに保持される部分についての嵩さ
と引張り強度(張力)と、柔軟性指数(Cp/Cf)
とのプロツト図、第11図は、熱機械的パルプ、
熱機械的パルプとクラフトパルプとの50−50混合
物、およびクラフトパルプの異なる部分に対す
る、破壊フアクター、引裂きフアクター、引張り
強度および嵩さと、柔軟性指数(Fp/Ff)との
プロツト図である。 10…柔軟性計器、12…上部ハウジング、1
8…スクリーン、20…噴霧装置、24…通過量
除去(取出し)装置、26…負圧維持装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の平均繊維長を有する供給部分を得るた
    めに繊維スラリーをスクリーニングし、前記供給
    部分の濃度を、0.05〜0.3%の範囲の所定の濃度
    に調整し、前記供給部分を、開口の最小寸法が正
    方形開口スクリーンについて、実質的に0.3〜0.7
    のb/L比(ここでbは正方形開口の一辺の寸法
    に等しく、Lは前記供給部分の平均繊維長に等し
    い)に相当する実質的に水平なスクリーンの底に
    噴霧し、前記スクリーンの下側にマツトを形成す
    ることなく前記スクリーンを通るスラリーの流れ
    を得て、前記供給部分を保持部分と通過部分とに
    分けるのに十分な負圧を前記水平スクリーンの上
    方に維持し、前記供給部分中の繊維の質量と、通
    過部分または保持部分中の繊維の質量との比を得
    て、繊維の柔軟性の示標を得る、ことを含む繊維
    の柔軟性測定方法。 2 前記濃度が約0.15%である、特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。 3 前記b/L比が0・5〜0.6である、特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。 4 前記負圧が「安定化」流れ領域にある、特許
    請求の範囲第1項乃至3項のいずれかに記載の方
    法。 5 前記スクリーンの前後の圧力降下が、20〜25
    mm水頭に維持される、特許請求の範囲第1項乃至
    3項のいずれかに記載の方法。 6 前記墳霧工程が、前記スクリーンの底部に衝
    突する繊維の向きが無秩序になるように前記供給
    部分を墳霧することにより成る特許請求の範囲第
    1項乃至3項のいずれかに記載の方法。 7 第1室と、第2室と、第2のスクリーニング
    装置と、前記第2のスクリーニング装置より大き
    い開口を有する第1のスクリーニング装置と、サ
    ンプルを第1の保持部分と第1の通過部分とに分
    離するために、スラリーを前記第1室から前記第
    1のスクリーニング装置へ送液し、前記第1の通
    過部分を前記第2室に収集する装置と、第2の通
    過部分と第2の保持部分とを形成するために前記
    通過部分を前記第2室から前記第2のスクリーニ
    ング装置へ送液する装置と、前記第2の保持部分
    を前記第2室に案内する装置と、実質的に水平な
    スクリーンと、前記スクリーンの頂部と連通する
    上部ハウジングと、前記第1又は第2室に蓄積さ
    れたテストされるべき繊維の供給スラリーを、前
    記繊維を前記水平スクリーンの底に無秩序な向き
    に噴霧する装置に前記第1室又は第2室を連結す
    る装置と、前記スクリーンの底にマツトを形成す
    ることなく、前記スクリーンを通るスラリーの流
    れを得て、前記供給スラリーを第3の通過部分と
    第3の保持部分とに分けるように、前記上部ハウ
    ジングに負圧を維持する装置と、前記第3の通過
    部分又は第3の保持部分中の繊維と前記供給スラ
    リー中の繊維の質量との比を得るために前記第3
    の通過部分を前記上部ハウジングから除去する装
    置とを有する繊維の柔軟性測定装置。
JP15753880A 1979-11-08 1980-11-08 Method and device for measuring softness of fiber Granted JPS5686354A (en)

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CA339,492A CA1115552A (en) 1979-11-08 1979-11-08 Fibre flexibility meter

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Publication Number Publication Date
JPS5686354A JPS5686354A (en) 1981-07-14
JPH027426B2 true JPH027426B2 (ja) 1990-02-19

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ID=4115572

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JP15753880A Granted JPS5686354A (en) 1979-11-08 1980-11-08 Method and device for measuring softness of fiber

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SE (1) SE447307B (ja)

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US8342030B1 (en) 2010-10-22 2013-01-01 University Of New Brunswick Apparatus for deforming fibres

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SE447307B (sv) 1986-11-03
FI71017C (fi) 1986-10-27
CA1115552A (en) 1982-01-05
JPS5686354A (en) 1981-07-14
FI803479L (fi) 1981-05-09
FI71017B (fi) 1986-07-18
SE8007809L (sv) 1981-05-09

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