JPH0272284A - 電磁作動水栓 - Google Patents

電磁作動水栓

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JPH0272284A
JPH0272284A JP22434588A JP22434588A JPH0272284A JP H0272284 A JPH0272284 A JP H0272284A JP 22434588 A JP22434588 A JP 22434588A JP 22434588 A JP22434588 A JP 22434588A JP H0272284 A JPH0272284 A JP H0272284A
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JP
Japan
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diaphragm valve
passage
water outlet
side passage
water
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JP22434588A
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English (en)
Inventor
Kiyouhei Shinozaki
篠崎 杏平
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YUUKOUSHIYA KK
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YUUKOUSHIYA KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、通電させることで作動して送水止水を行う
電磁作動水栓を低電圧でも作動するようにした電磁作動
水栓の改良に関する。
(従来の技術) 従来の電磁作動水栓は、例えば、第4図に示す構造とな
っている。
すなわち、この電磁作動水栓31は、水入口32と、水
出口33と、これらの間の通路を開閉する電磁弁46と
からなっている。
そして、前記通路は、水入口側通路35と水出口側通路
36とからなっており、又、電磁弁46は、通路を開閉
するダイヤフラム弁体37と、このダイヤフラム弁体3
7を適宜範囲で移動自在に保持しながら隔膜となるダイ
ヤフラム38と、ダイヤフラム弁体37の開閉作動をさ
せる電磁装置48とから形成されている。
この水入口側通路35と水出口側通路36とは外殻体3
4内に形成され、更に、ダイヤフラム弁体37とダイヤ
フラム38とが共に外殻体34内に配されているもので
ある。そして、水入口側通路35と水出口側通路36と
の間には前記ダイヤフラム弁体37を配し、このダイヤ
フラム弁体37と前記ダイヤフラム38とにより、水入
口側通路35と水出口側通路36との間に隔室40を形
成している。
又、ダイヤフラム弁体37の隔室側表面積を水出口側通
路36の通路断面積よりも大とし、隔室40と水入口側
通路35との間には連通路41を形成し、隔室40と水
出口側通路36との間にも連通路43を形成する。この
連通路43は、ダイヤフラム弁体37中央に一体的に植
設された筒体42によって形成され、この連通路43の
流動抵抗を前記連通路41の流動抵抗よりも小とすべく
連通路41の通過最小径よりも連通孔43の通過径のほ
うを大となるように形成されている。
このように形成された隔室40と水出口側通路36との
間の連通路43は、前記電磁装置48の作動杆47が接
近当接或いは離隔することで開閉するように形成されて
いる。
この電磁装置48は、外殻体34の外面に取付けてあっ
てその作動杆47を外殻体34内に挿入するように形成
してあり、その時に、作動杆47の挿入部分は、作動杆
ガイド49とOリング50とにより密封し、外殻体34
の密封性を確保しである。
又、ダイヤフラム弁体37自体は、ダイヤフラム38に
よって連通路43に離隔接近する方向で移動自在に保持
されており、その時に、ダイヤフラム弁体37が水出口
側通路36の開口部36aに接近した時に水の流れによ
ってフラッタリング(振動)を起こさないように安定さ
せるべく、コイルスプリング39を隔室40内に配して
ダイヤフラム弁体37に均一で小さなな押圧力を加える
ように形成しである。
このように形成した電磁作動水栓31は、先ず、止水す
る場合、電磁装置48の作動杆47を連通路43に接近
当接させて連通路43を閉鎖する。
そうすると、水入口32から水入口側通路35を通って
流れる水は連通路41を介して隔室40に充満する。そ
の結果、水出口側通路36は大気圧に近い圧力となって
いるので、隔室40内の圧力の方が高くなりダイヤフラ
ム弁体37は開口部36aに接近しこの開口部36aを
閉鎖する。そして、その時に、ダイヤフラム弁体37の
隔室40側表面積の方が水出口側通路36の開口部36
aの通路断面積よりも大であるから、ダイヤフラム弁体
37によって水出口側通路36は完全に閉鎖され止水状
態を保持する。
次に、送水の場合は、電磁装置48を作動させてその作
動杆47を当接状態の連通路43から離隔させる。そう
すると、連通路43によって水出口側通路36と隔室4
0との間が連通されるので、隔室40内の圧力は低下し
水入口側通路35内の圧力によってダイヤフラム弁体3
7は水出口側通路36の開口部36aから離隔する。そ
れによって、水入口32からの水は直接水出口側通路3
6に流れ送水されるようになっている。
そして、再び止水する時には、電磁装置48を作動させ
て、再び連通路43を閉鎖し、その圧力差によってダイ
ヤフラム弁体37を水出口側通路36に当接させて水出
口側通路36をも閉鎖し、上記止水状態となるものであ
る。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、このように形成した電磁作動水栓31には次
のような問題点があった。
すなわち、このようにして作動させる電磁装置48は、
その作動杆47の作動距離を、ダイヤフラム弁体37が
水出口側通路36の開口部36aから離隔する距離より
も大きくとり、且つ迅速に作動するものでないと、作動
杆47の移動と共にダイヤフラム弁体37が追随して移
動してしまう。
そのため、電磁装置48はある程度高電力、実際には高
電圧で作動するものを用いなければならない。
ところが、実際の使用に際して、電磁装置48を電池に
て作動させようとすると、少なくとも6vは必要であり
、又、電磁装置48の使用電力も作動距離を大きくとる
関係上、これを積層電池の如き小型電池で行うとすれば
、その電池の容量が小さいので頻繁な電池交換が余儀な
くされる。そのため、例えば、1.5v電池を使用する
となると、少な(とも4本は必要であって、その収納場
所を大きく取る必要があり、小型化を図る上で大きな障
害となっていると共に、容量の大きい単一電池を使用し
たとしても、前述の如く、その作動距離を大きくとる必
要から消費電力が多いのでそれ程長持ちはせず、電池交
換の頻度が多くなってしまうのは必定であった。
これを解消しようとすべく、家庭用交流100vを、変
圧装置を介して電圧降下させ、適当な電圧、例えば12
V程度にして電磁装置48を作動させることも考えられ
るが、この種の水栓は、水を取扱うことは当然であり、
この水口体が導電性を有するものであるため、漏電した
場合等に使用者が感電する危険がある。そのため、人体
への感電の危険を防止するための漏電遮断器等の装置を
設置する必要があると共に、万全の保全管理を行う等の
経済負担が発生する問題があった。
かといって、電池による3v程度の電圧で長時間作動す
る電磁装置を使用するとなると、その作動距離は非常に
小さいため、前述した構造では止水送水を切換えるだけ
の作動を行うことは不可能であった。
そこで、この発明は、上述した問題点等に鑑み、従来の
構造を若干変更するだけで、電池による3v程度の電圧
で長時間作動可能な電磁作動水栓を提供することを課題
として案出されたものである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、水入口と、水出口と、これらの間の通路を
開閉する電磁弁とからなり、この電磁弁は、通路を開閉
するダイヤフラム弁体と、このダイヤフラム弁体を適宜
範囲で移動自在に保持しながら隔膜となるダイヤフラム
と、ダイヤフラム弁体の開閉作動をさせる低電圧作動の
電磁装置とがら形成され、前記通路は、水入口側通路と
水出口側通路とからなっていて、これらの間に前記ダイ
ヤフラム弁体を配し、このダイヤフラム弁体と前記ダイ
ヤフラムとにより、水入口側通路と水出口側通路との間
に隔室を形成すると共に、ダイヤフラム弁体の隔室側表
面積を水出口側通路の通路断面積よりも大とし、隔室と
水入口側通路との間には連通路を形成し、隔室と水出口
側通路との間には、ダイヤフラム弁体部分を貫通しダイ
ヤフラム弁体の開閉作動によっても移動しない固定連通
筒を配し、ダイヤフラム弁体の開閉作動を、前記電磁装
置による前記連通筒の開閉で行わせるべく形成したこと
により、上述した間居点を解決するものである。
(作用) この発明に係る電磁作動水栓は、止水する場合、電磁装
置を作動させてダイヤフラム弁体部分を貫通している固
定連通筒を閉鎖する。そうすると、水入口から水入口側
通路を通って流れる水は連通路を介して隔室に充満する
。その結果、水出口側通路は大気圧に近い圧力となって
いるので、隔室内の圧力の方が高くなりダイヤフラム弁
体は外殻体内における水出口側通路の開口部分に接近し
この開口部分を閉鎖する。そして、その時に、ダイヤフ
ラム弁体の隔室側表面積の方が水出口側通路の通路断面
積よりも大であるから、水出口側通路と確執との間の圧
力差で、ダイヤフラム弁体は水出口側通路に押し付けら
れ完全に閉鎖され止水状態を保持する。
次に、送水の場合は、電磁装置を作動させて固定連通筒
を開放する。そうすると、固定連通筒によって水出口側
通路と隔室との間が連通されるので、隔室内の圧力は低
下しダイヤフラム弁体はその圧力差で水出口側通路の開
口部分から離隔する。
それによって、水入口からの水は直接水出口側通路に流
れ送水されるようになる。
そして、再び止水する時には、電磁装置を作動させて固
定連通筒を閉鎖し、圧力差でダイヤフラム弁体を水出口
側通路に当接させて水出口側通路をも閉鎖し、上記止水
状態となるものである。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明の詳細な説明すると次の
通りである。
すなわち、図に示す符号1は電磁作動水栓であり、水入
口2と、水出口3と、これらの間の通路を開閉する電磁
弁16とからなっている。
そして、前記通路は、水入口側通路5と水出口側通路6
とからなっており、又、電磁弁16は、通路を開閉する
ダイヤフラム弁体7と、このダイヤフラム弁体7を、適
宜範囲で移動自在に保持しながら隔膜となるダイヤフラ
ム8と、ダイヤフラム弁体7の開閉作動をさせる電磁装
置18とから形成されている。
又、水入口側通路5と水出口側通路6とは外殻体4内に
形成され、更に、ダイヤフラム弁体7とダイヤフラム8
とが共に外殻体4内に配されているものである。そして
、水入口側通路5と水出口側通路6との間には前記ダイ
ヤフラム弁体7を配し、それによって、ダイヤフラム弁
体7とダイヤフラム8とにより、水入口側通路5と水出
口側通路6との間の外殻体4の上部に隔室10を形成す
るものである。
しかも、ダイヤフラム弁体7の隔室側表面積を水出口側
通路6の通路断面積よりも大とし、隔室10と水入口側
通路5との間には連通路11を形成し、隔室10と水出
口側通路6との間にも固定連通筒13を配しである。そ
して、この固定連通筒13はダイヤフラム弁体7の開閉
作動によっても移動しないように形成しである。
これらの構造を更に詳説すると、外殻体4の両側方に、
軸線同士を路間−の状態で水入口2と水出口3とを配し
、外殻体4内で、この水出口側通路6の開口部6aを上
方に立上るように形成する。
そして、その立上った開口部6aの若干上方に、ダイヤ
フラム弁体7とダイヤフラム8とを略水平に配し、隔室
10を形成する。又、前記連通路11は、ダイヤフラム
弁体7の一部に下方へ向って筒体を突出させ、この筒体
をダイヤフラム8に貫通させることで形成するものであ
る。
一方、ダイヤフラム弁体7は、ダイヤフラム8よりも小
径で、且つ、水出口3の立上った開口部6a内径よりは
大径の板材にて形成し、ダイヤフラム8の方は、外殻体
4に周縁が保持されていて、その中央部分でダイヤフラ
ム弁体7を係合し、ダイヤフラム弁体7の周縁部分の外
側に位置するダイヤフラム8の部分を可撓性を有する状
態にしてこのダイヤフラム弁体7を適宜範囲で上下方向
に移動自在に保持する。
そして、ダイヤフラム弁体7と外殻体4の内側上面との
間にはコイルスプリング9を配し、このコイルスプリン
グ9の弾撥力でダ・イヤフラム弁体7が水出口側通路6
の開口部6aに接近した時に水の流れによるフラッタリ
ング(振動)を起こさないように安定させる。この時に
、コイルスプリング9とダイヤフラム弁体7との間には
円形の当接板15を配し、ダイヤフラム弁体7に対しコ
イルスプリング9の弾撥力を均一に加わるように形成し
フラッタリング防止を確実にするものである。
尚、この当接板15が無くとも良く、更に、コイルスプ
リング9にあっても、フラッタリングが発生しない状態
であれば必要がなく、設けなくとも良いのである。
一方、水出口側通路6の外殻体4内聞口部6aには、筒
状の保持体12が螺入固定されていて、第2図に示すよ
うに、この保持体12の中心軸線上には固定連通筒13
が保持腕12aによって保持固定されている。この場合
に、保持体12の固定状態、及び、固定連通筒13の保
持固定状態に限定されることがないことは言うまでもな
い。
そして、この固定連通筒13は、水出口側通路6の外殻
体4内聞口部6aから上方へ突出すべく配されていて、
ダイヤフラム8、ダイヤフラム弁体7、当接板15のそ
れぞれの中心を貫通して電磁装置18近傍まで達する長
さとなっている。このように形成することで、この固定
連通筒13により、水出口側通路6をダイヤフラム弁体
7によって閉鎖しても水出口側通路6と隔室10とを連
通させるようにするものである。そして、この固定連通
筒13は、ダイヤフラム弁体7が移動しても固定状部を
保持し、ダイヤフラム弁体7との間には摺動バッキング
14が配されてその摺動部分は密封されている。又、こ
の固定連通筒13は、上端部分を窄めて小径の孔とし、
後記電磁装置18の作動杆17が当接した際の密封性を
良好にするものである。更に、固定連通筒13は、連通
路1コ−の流動抵抗よりも小さい流動抵抗にすべく、連
通路11の内径よりも大きい内径を有するように形成す
る。
又、前記電磁装置18は、低電圧、例えば3v程度で作
動するものを用い、外殻体4の外上面に取付けてあって
、その作動杆17は、外殻体4に下方へ向って挿入され
、固定連通筒13に近接するように配されている。そし
て、この作動杆17と外殻体4との間には作動杆ガイド
19とOリング20とが配され、それにより閉鎖し、外
殻体4の密封性を確保しである。
このように形成した電磁作動水栓1は、先ず、止水する
場合、電磁装置18の作動杆17を固定連通筒13に接
近させその封止部17aを固定連通筒13に当接させて
閉鎖する。そうすると、水入口2からの水は、水入口側
通路5と、連通路11を介して隔室10とに充満する。
その結果、水出口側通路6は大気圧に近い圧力となって
いるので、隔室10内の圧力の方が高くなり、ダイヤフ
ラム弁体7は外殻体内における水出口側通路6の開口部
6aに接近し閉鎖する。そして、その時に、ダイヤフラ
ム弁体7の隔室10側表面積の方が水出口側通路6の開
ロ部6a断面積よりも大であるから、圧力壬でダイヤフ
ラム弁体7により水出口側通路6は完全に閉鎖され上水
状態を保持する。
次に、送水の場合は、電磁装置18を作動させてその作
動杆17の封止部17aを当接状態の固定連通筒13か
ら離隔させる。そうすると、固定連通筒13によって水
出口側通路6と隔室10との間が連通され、しかも、固
定連通筒13の方が連通路11より流動抵抗が小さいの
で、隔室10内の圧力は低下し水入口側通路5内の水圧
でダイヤフラム弁体7は水出口側通路6の開口部6aか
ら離隔する。それによって、水入口2からの水は直接水
出口側通路6に流れ送水されるようになっている。
そして、再び止水する時には、電磁装置18を作動させ
て、作動杆17の封止部17aによって固定連通筒13
を閉鎖し、上記出水状態となるものである。
又、他の実施例として、第3図に示すように、前述した
ダイヤフラム弁体7とダイヤフラム8との代わりに、ダ
イヤフラム弁体27の周縁をダイヤフラム2.8に埋設
する形状にしても良く、その場合に、連通路11の構造
も前述した実施例とは異なり、ダイヤフラム28の加撓
部分に直接連通路22を開穿した構造とする。しかも、
前述した実施例の摺動バッキング14の代りに、ダイア
フラム28をリップ状に突出させて摺動封止部24を形
成しであるものである。この場合の作動は前述した実施
例と同様である。
尚、その他の構造、例えば、水入口2や水出口3の装置
、或いは、電磁弁16の構造、材質等は、前述した実施
例に限定されることがないことは言うまでもなく、又、
その外にあっても原理的に同一であればどの様な構造で
あっても良いことは言うまでもない。
(発明の効果) 上述の如く構成したこの発明は、水入口2と、水出口3
と、これらの間の通路を開閉する電磁弁16とからなり
、この電磁弁16は、通路を開閉するダイヤフラム弁体
7と、このダイヤフラム弁体7を適宜範囲で移動自在に
保持しながら隔膜となるダイヤフラム8と、ダイヤフラ
ム弁体7の開閉作動をさせる低電圧作動の電磁装置18
とから形成され、前記通路は、水入口側通路5と水出口
側通路6とからなっていて、これらの間に前記ダイヤフ
ラム弁体7を配し、このダイヤプラム弁体7と前記ダイ
ヤフラム8とにより、水入口側通路5と水出口側通路6
との間に隔室10を形成すると共に、ダイヤフラム弁体
7の隔室10側表面積を水出口側通路6の通路断面積よ
りも大とし、隔室10と水入口側通路5との間には連通
路11を形成し、隔室10と水出口側通路6との間には
、ダイヤフラム弁体7部分を貫通しダイヤフラム弁体7
の開閉作動によっても移動しない固定連通筒13を配し
、ダイヤフラム弁体7の開閉作動を、前記電磁装置18
による前記連通筒13の開閉で行わせるべく形成したこ
とにより、止水する場合は、電磁装置18を作動させて
固定連通筒13を閉鎖する。そうすると、水入口側通路
5からの水は、連通路11を介して隔室10に充満する
。その結果、水出口側通路6は大気圧に近い圧力となっ
ているので、隔室10内の圧力の方が高くなり、ダイヤ
フラム弁体7は外殻体内における水出口側通路6に接近
し閉鎖する。そして、その時に、ダイヤフラム弁体7の
隔室10側表面積の方が水出口側通路6の通路面積より
も大であるから、圧力差でダイヤフラム弁体7により水
出口側通路6は完全に閉鎖され上水状態を保持する。
そして、送水の場合は、電磁装置18を作動させて固定
連通筒13を開放する。そうすると、固定連通筒13に
よって水出口側通路5と隔室10との間が連通されるの
で、固定連通筒13の方が連通路11より流動抵抗が小
さいから隔室10内の圧力は低下し水入口側通路5内の
水圧によってダイヤフラム弁体7は水出口側通路6の開
口部分から離隔する。それによって、水入口2からの水
は直接水出口側通路6に流れ送水されるようになる。
その時に、従来の電磁作動水栓31であると、電磁装置
48の作動距離をダイヤフラム弁体37が水出口側通路
36の開口部分から離隔する距離よりも大きくとり、且
つ迅速に作動するものでないと、電磁装置48の作動杆
47の移動と共にダイヤフラム弁体37が追随して移動
してしまう欠点があった。しかし、この発明は、固定連
通筒13が固定されているので、作動距離の非常に少な
い低電圧作動の電磁装置18であっても、固定連通筒1
3の開閉は確実に行なわれ、その時の圧力差による水入
口側通路5、隔室10、水出口側通路6の圧力差でダイ
ヤフラム弁体37が移動し、水入口側通路5と水出口側
通路6との開閉を行なうことができるものである。
その結果、電磁弁16が低電圧で作動するから漏電した
場合等に使用者が感電する危険もなく、又、乾電池を使
用しても場所を取らず、更には、電力使用量の非常に小
さい電磁装置18を用いても、極わずかの作動距離で十
分にダイヤフラム弁体7の開閉を行なうことができるか
ら、長時間の使用に際しても電池交換期間を非常に長く
とることができるものである。
そして、再び止水する時には、電磁装置18を作動させ
て固定連通筒13を閉鎖し、その圧力差によってダイヤ
フラム弁体7を水出口側通路6に当接させて水出口側通
路6をも閉鎖する。従って、上水送水の作動はワンタッ
チにて行なうことができ、取扱性に優れ、しかも、構造
的にも従来とほとんど変わりないから、低電圧作動の電
磁弁16の分安価となり、且つ小型であるため、従来の
電磁作動水栓31よりも安価にて小型のものを提供でき
るものである。
このように、この発明によれば、漏電した場合等に使用
者が感電する危険もなく、又、乾電池を使用しても場所
を取らず、構造的に小型化を図ることができ、更には、
長時間の使用に際しても電池交換期間を非常に長くとる
ことができるものを安価にて提供できる等の種々の優れ
た効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの発明の実施例を示すもので、第
1図は断面図、第2図は第1図におけるA−A矢視線断
面図、第3図は他の実施例の要部断面図であり、第4図
は従来例を示す断面図である。 1・・・電磁作動水栓、2・・・水入口、3・・・水出
口、4・・・外殻体、5・・・水入口側通路、6・・・
水出口側通路、6a・・・開口部、7・・・ダイヤフラ
ム弁体、8・・・ダイヤフラム、9・・・コイルスプリ
ング、10・・・隔室、11・・・連通路、12・・・
保持体、12a・・・保持腕、13・・・固定連通筒、
14・・・摺動バッキング、15・・・当接板、16・
・・電磁弁、17・・・作動杆、17a・・・封止部、
18・・・電磁装置、19・・・作動杆ガイド、20・
・・0リング、 21・・・電磁作動水栓、22・・・連通路、24・・
・摺動封止部、27・・・ダイヤフラム弁体、28・・
・ダイヤフラム、 31・・・電磁作動水栓、32・・・水入口、33・・
・水出口、34・・・外殻体、35・・・水入口側通路
、36・・・水出口側通路、36a・・・開口部、37
・・・ダイヤフラム弁体、38・・・ダイヤフラム、3
9・・・コイルスプリング、40・・・隔室、41・・
・連通路、42・・・筒体、43・・・連通路、46・
・・電磁弁、47・・・作動杆、48・・・電磁装置、
49・・・作動杆ガイド、50・・・0リング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、水入口と、水出口と、これらの間の通路を開閉する
    電磁弁とからなり、この電磁弁は、通路を開閉するダイ
    ヤフラム弁体と、このダイヤフラム弁体を適宜範囲で移
    動自在に保持しながら隔膜となるダイヤフラムと、ダイ
    ヤフラム弁体の開閉作動をさせる低電圧作動の電磁装置
    とから形成され、前記通路は、水入口側通路と水出口側
    通路とからなっていて、これらの間に前記ダイヤフラム
    弁体を配し、このダイヤフラム弁体と前記ダイヤフラム
    とにより、水入口側通路と水出口側通路との間に隔室を
    形成すると共に、ダイヤフラム弁体の隔室側表面積を水
    出口側通路の通路断面積よりも大とし、隔室と水入口側
    通路との間には連通路を形成し、隔室と水出口側通路と
    の間には、ダイヤフラム弁体部分を貫通しダイヤフラム
    弁体の開閉作動によっても移動しない固定連通筒を配し
    、ダイヤフラム弁体の開閉作動を、前記電磁装置による
    前記連通筒の開閉で行わせるべく形成したことを特徴と
    する電磁作動水栓。
JP22434588A 1988-09-07 1988-09-07 電磁作動水栓 Pending JPH0272284A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10325486A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Matsushita Electric Works Ltd 貯水槽用ボールタップ
WO2011055796A1 (ja) 2009-11-06 2011-05-12 三菱瓦斯化学株式会社 ピロロキノリンキノンのフリー体

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JPH10325486A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Matsushita Electric Works Ltd 貯水槽用ボールタップ
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