JPH026817Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、時計バンドに関し、バンドの連結
を強固にすることを目的としたものである。

考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
この考案の時計バンドは、バンド長手方向に配列
させた基片１と、基片１のバンド長手方向一方側
の一部に形成させた第１筒２と、基片１のバンド
長手方向他方側のバンド幅方向両側に形成させて
隣り合う第１筒２を嵌合させて互いに軸３支させ
た第２筒４にてなる第１部分と、基片１上に形成
させた中間片５にてなる第２部分と、中間片５上
に形成させた上片６と、上片６の他方側より形成
させて、互いに軸３支された第１筒２と第２筒４
の上側に巻回させた上側巻回片７にてなる第３部
分と、基片１の下側に形成させた下片８と、下片
８の一方側より形成させて第１筒２の下側に巻回
させた下側巻回片９にてなる第４部分、にて構成
させたことを要旨とするものである。

この考案は、実施例の第１図と第２図におい
て、抜き曲げ加工などにて別個に形成させた、各
第１、第２、第３、第４部分を、スポツト溶接な
どにて固着させた例を示しているが、上記の例に
限定するものでなく、第３図に示すように、各第
１、第２、第３、第４部分を、一体にて形成させ
ることもできるものである。

実施例において、１０は、上側巻回片７の先端
に形成させた突片。１１は、互いに軸３支された
第１筒２、第２筒４と中間片５、上片６間に形成
させて、上側巻回片７を位置させ、更に、突片１
０を内蔵させた空隙である。

１２と１３は、各々第１筒２と第２筒４より形
成させて基片１に重合させた、各重合片である。

基片の両側に形成させた筒を互いに嵌合させ
て、軸支してなる従来のものは、筒の強度が十分
でなく、筒が変形して、連結を強固にできない欠
点がある。

従来の欠点を解決するために、各筒に巻回片を
巻回させて補強する場合に、巻回片を単に巻回す
れば、各筒が回転可能に軸支されなくなる問題が
発生することもあり、外観的にも問題である。

しかし、この考案は上記の構成であり、各筒
２，４の上側は、上片６の他方側より形成させた
上側巻回片７にて巻回され、更に、筒の下側は、
下片８の一方側より形成させた下側巻回片９にて
筒２の下側を巻回させたことによつて、各筒２，
４は回転可能に軸３支することができ、各巻回片
７，９によつて筒を補強することができて、筒の
変形を防止でき、連結を強固にすることができ、
外観的にも良好なバンドを得ることができる。

従つて、この考案は、従来の欠点を解決して、
考案の目的を達成して、すぐれた時計バンドを提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示し、第１図は時
計バンドの一部を示す斜視図、第２図は第１図の
中央横断面図、第３図は別の実施例を示す側面図
である。 １は基片、２は第１筒、３は軸、４は第２筒、
５は中間片、６は上片、７は上側巻回片、８は下
片、９は下側巻回片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バンド長手方向に配列させた基片１と、基片１
   のバンド長手方向一方側の一部に形成させた第１
   筒２と、基片１のバンド長手方向他方側のバンド
   幅方向両側に形成させて隣り合う第１筒２を嵌合
   させて互いに軸３支させた第２筒４と、基片１上
   に形成させた中間片５と、中間片５上に形成させ
   た上片６と、上片６の他方側より形成させて、互
   いに軸３支された第１筒２と第２筒４の上側に巻
   回させた上側巻回片７と、基片１の下側に形成さ
   せた下片８と、下片８の一方側より形成させて第
   １筒２の下側に巻回させた下側巻回片９、にてな
   る時計バンド。