JPH0266320A - ヘリカルスプライン構造 - Google Patents

ヘリカルスプライン構造

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JPH0266320A
JPH0266320A JP63217229A JP21722988A JPH0266320A JP H0266320 A JPH0266320 A JP H0266320A JP 63217229 A JP63217229 A JP 63217229A JP 21722988 A JP21722988 A JP 21722988A JP H0266320 A JPH0266320 A JP H0266320A
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JP
Japan
Prior art keywords
helical spline
tooth
helical
area
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP63217229A
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English (en)
Inventor
Nozomi Takada
望 高田
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Moriyama Kogyo KK
Original Assignee
Moriyama Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はヘリカルスプライン構造に係り、詳しくは板
状部材でシャフトの雄側ヘリカルスプラインに噛合する
雌側ヘリカルスプラインを形成するヘリカルスプライン
構造に関する。
[従来の技術] ヘリカルスプライン構造は各f!産業機械や車両等に広
く適用され、例えば、車両では内燃機関を駆動する始動
装置の慣性飛込機構に適用されている。
この始動装置の慣性飛込機構は第14図及び第15図に
示すように、図示しないスタータモータの駆動で回転す
るシャフト100にピニオン101が挿通され、このピ
ニオン101の凹部にゴムリング102を介して筒体1
03が装着され、サークリップ104で抜は止めされて
いる。筒体103の内周面に形成された雌側ヘリカルス
プライン105を、シャフト100の雄側ヘリカルスプ
ライン106に噛合されている。
従って、スタータモータの駆動でシャフト100が回転
すると、ピニオン101が回転自在に支持され、かつそ
の慣性力のため、シャフト100の回転によっても筒体
103が回転しなく、図示しないスプリングに抗してピ
ニオン101がシャフト100に対し軸方向に移動する
。これにより、ピニオン101の係合歯101aが図示
しないクランク軸に連結したリングギヤと噛み合い、ビ
ニオン101がシャフト100の図示しない段部に当接
して軸方向の移動が阻止され、その結果とニオン101
とシャフト100は、一体的に回転する。
[発明が解決しようとする課[1 ところで、このビニオン101に嵌合した筒体103の
雌側ヘリカルスプライン105を形成するには、例えば
筒体103を固定した状態で、その内径をヘリカルブロ
ーチにて切削加工して形成している。しかし、この切削
加工では高価なヘリカルブローチ及びブローチ盤を用意
せねばならず、又切削加工のため多大な工数を要する等
の問題点がある。
このため、この出願人は先の特願昭62−315691
号の明細書に記載されるように、板状部材に所定径の円
形孔を形成し、この円形孔の外周部に連設して周方向に
所定間隔の逃げ孔を複数形成し、この逃げ孔間の内径端
部をそれぞれ同一方向へ所定角度ねじって雌側ヘリカル
スプラインを形成し、従来のようにブローチ加工を用い
る必要がなく、プレス加工によって簡単かつ安価に製作
されるヘリカルスプライン構造を提供した。
ところで、このものは円形孔の外周部に連設して、同方
向に所定間隔の逃げ孔を形成することから、逃げ孔の幅
を板状部材の板厚以下に小さくすることが困難であり、
ヘリカルスプラインの歯部の幅が逃げ孔の分だけ狭くな
り、歯部にかかる荷重が大きいものには使用することが
できないことがある。
この発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、板状部
材にプレス加工で形成することを可能とし生産性の向上
を図ると共に、歯部にかかる荷重が大きいものにも使用
することができ使用分野の向上を可能とするヘリカルス
プライン構造を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明のヘリカルスプラ
イン構造は、板状部材に所定径の円形孔を形成し、この
円形孔から離れた周方向の位置に所定間隔の逃げ孔を複
数形成し、この円形孔と逃げ孔との間の部分を鋸歯状に
剪断し、それぞれ同一方向へ所定角度ねじって雌側ヘリ
カルスプラインを形成し、シャフトの雄側ヘリカルスプ
ラインに噛合するようになしたことを特徴としている。
[作用] この発明では、板状部材に形成される雌側ヘリカルスプ
ラインの山部を、プレス加工によって形成することが可
能になり、従来のようにブローチ加工を用いる必要がな
く、簡単で、かつ安価に製作される。
また、この雌側ヘリカルスプラインの歯部は円形孔から
離れた周方向の位置に所定間隔の逃げ孔を複数形成し、
この円形孔と逃げ孔との間の部分を鋸歯状に剪断して形
成している。このため、ヘリカルスプラインの歯部の幅
が逃げ孔を形成することで狭くならないから、歯部で大
きな荷重を受けることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図はこの発明のヘリカルスプライン構造を適用した
とニオンの断面図、第2図乃至第7図はヘリカルプレー
トの製造工程を示す図、第8図はヘリカルプレートの歯
部の拡大図、第9図は第8図のEX−IX断面図、第1
0図はヘリカルスプラインの噛合状態を示す断面図であ
る。
図において符号1はシャフトで、その軸部に雄側ヘリカ
ルスプライン2が形成され、谷部2aと山部2bを有し
ている。このシャフト1にはビニオン3が挿通され、こ
のビニオン3の一端部に嵌合歯3aが形成されている。
また、ビニオン3の他方には凹部3bが形成されており
、この凹部3bにゴムリング4を介して板状部材である
ヘリカルプレート5が嵌合され、このヘリカルプレート
5はサークリップ6で抜は止めされている。
このヘリカルプレート5は第6図及び第7図に示すよう
に中心部に所定径の円形孔5aを形成し、この円形孔5
aから所定比IlIしたけ離れた周方向の位置に、逃げ
孔5bが周方向に所定の等問隔に複数形成され、この円
形孔5aと逃げ孔5bとの間の部分な鋸歯状に剪断し、
それぞれ周方向へプレート面に対して所定角度ねじって
複数の歯部5Cとし、雌側ヘリカルスプライン7が形成
されている。この雌側ヘリカルスプライン7の歯部5c
の形状は軸方向から見て鋸歯状になりでおり、しかも歯
部5Cの内側端の両面側が面取りされ、シャフト1の雄
側ヘリカルスプライン2との接触面積を増加させている
このヘリカルプレート5の歯部5Cの軸方向の幅りは、
ヘリカルプレート5の幅より僅かに広い程度に短縮され
ている。また、ヘリカルプレート5の歯部5Cは、円形
孔5aから離れた周方向の位置に所定間隔の逃げ孔5b
が形成され、この歯部5Cの部分に逃げ孔5bが形成さ
れないことにより、その分店幅Wになっており、この歯
部5Cでより大きな荷重を受けることができる。
次に、このヘリカルプレートの製造を第2図乃至第7図
に示す。
ヘリカルプレート5の加工はまず金属板の板どりを行な
い、第2図及び第3図に示すように、プレス加工によっ
て打抜き、外径5e、円形孔5a及び逃げ孔5bを同時
に形成する。
この逃げ孔5bの位置は円形孔5aから距1i11Lだ
け離れた周方向の位置に形成されており、この距MLは
逃げ孔5bが円形孔5aと連通しなければよく特に限定
されないが、円形孔5aから少なくとも板厚分離れた位
置にすることが、ヘリカルスプラインの歯部5Cのまげ
が簡単であり好ましい。また、この逃げ孔5bの個数は
ヘリカルスプラインの条数に等しく、さらに逃げ孔5b
の形状は真円でも長円でもよい。
この後に、第4図及び第5図に示すように、同様にプレ
ス加工で、円形孔5aと逃げ孔5bとの・間の部分を鋸
歯状に剪断し、それぞれ同一方向へ所定角度ねじって雌
側ヘリカルスプライン7の歯部5Cを形成する。この加
工で、円形孔5aとそれぞれ逃げ孔5bとの間の部分は
、それらの中心を結ぶ線P上で剪断され、花弁状の歯部
5Cが形成される。この歯部5cは全て同一方向にひね
るように剪断され、円形孔5aの中心からみて歯部5c
の先端が鋸歯状に並ぶようになっている。
そして、第6図及びN7図に示すように、プレス加工に
よって形成された歯部5Cにひねりを加えて、シャフト
のヘリカルスプラインに嵌合する角度に形成すると共に
、歯部5Cの両面側を塑成変形して面取り5dされ、シ
ャフトとの接触面積を増加させている。この面取り5d
は前工程のねじり加工の際に同時に行なってもよい。
このようにプレス加工されたヘリカルプレート5を熱処
理して、例えば衝撃に対する強さ、さらにこの衝撃に対
する強さと表面の硬さとを同時に与えている。
このヘリカルプレート5の雌側ヘリカルスプライン7の
歯部5Cがシャフト1の雄側ヘリカルスプライン2の谷
部2aに噛合し、歯部5Cの間の逃げ孔5bにはシャフ
ト1の雄側ヘリカルスプライン2の山部2bが噛合する
従って、例えば、シャフトlを回転すると、シャフト1
の雄側へリカルスプライン2からヘリカルプレート5の
雌側ヘリカルスプライン7に伝達され、ヘリカルプレー
ト5が軸方向へ移動させる力が生じ、ビニオン2が移動
する。
第11図乃至第13図は車両の始動装置の慣性飛込機構
に適用した実施例を示している。
この始動装置のスタータモータ10のシャフト1には雄
側ヘリカルスプライン2が形成され、このシャフトlに
ビニオン3が係合されている。このビニオン3は第13
図に示すように、前記第1図乃至第10図に示したもの
と同様に構成されている。シャフト1の先端部に嵌合さ
れたストッパビニオン11はサークリップ12で抜は止
めされ、このストッパビニオン11とビニオン3との間
にはスプリング13が縮設されている。ビニオン3の嵌
合部3aはその軸方向の移動によって、内燃機関のクラ
ンク軸と連結されたリングギヤ14に噛合可能になフて
いる。
従って、スタータモータ10を駆動させると、シャフト
1が回転し、この回転によりビニオン3がスプリング1
3に抗してストッパビニオン11の方向へ移動する。こ
れにより、第12図に示すようにピニオン3がストッパ
ピニオン11に当接して移動が規制され、ピニオン3の
嵌合部3aがリングギヤ14に係合し、スタータモータ
10の回転力がヘリカルプレート5、ピニオン3を介し
てリングギヤ14に伝達され、図示しないクランク軸を
強制的に回転させ内燃機関を駆動する。
内燃機関が起動すると、クランク軸の回転速度が大きく
なり、ピニオン3からリングギヤ14へ動力が伝達され
なくなり、逆にピニオン3がリングギヤ14により駆動
され、ヘリカルスプライン及びスプリング13のスプリ
ング力によってピニオン3が元の位置に復帰してリング
ギヤ14から外れ、スタータそ一夕10とリンクギヤ1
4との連結が解除される。
[発明の効果] この発明は前記のように、板状部材に所定径の円形孔を
形成し、この円形孔から離れた周方向の位置に所定間隔
の逃げ孔を複数形成し、この円形孔と逃げ孔との間の部
分を鋸歯状に剪断し、それぞれ同一方向へ所定角度ねじ
って雌側ヘリカルスプラインを形成したから、プレス加
工によって雌側ヘリカルスプラインを形成することが可
能になり、従来のようにブローチ加工を用いる必要がな
く、簡単かつ安価に製作される。
しかも、雌側ヘリカルスプラインは円形孔から離れた周
方向の位置に所定間隔の逃げ孔を複数形成し、この円形
孔と逃げ孔との間の部分を鋸歯状に剪断して形成するた
め、ヘリカルスプラインの歯部の幅が逃げ孔を形成する
ことで狭くならないから、歯にかかる荷重が大きいもの
にも使用でき利用分野が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のヘリカルスプライン構造を適用した
ピニオンの断面図、第2図乃至第7図はヘリカルプレー
トの製造工程を示す図、第8図はヘリカルプレートの歯
部の拡大図、第9図は第8図の[X−DC断面図、第1
0図はヘリカルスプラインの噛合状態を示す断面図、第
11図乃至第13図は車両の始動装置にヘリカルスプラ
イン機構を適用した実施例を示し、第11図は作動前の
状態を示す図、第12図は作動状態を示す図、第13図
は噛合状態を示す断面図、第14図及び第15図は従来
のヘリカルスプライン機構を示し、第14図は酸ヘリカ
ルスプラインを形成した筒体の斜視図、第15図はこの
筒体を嵌合したピニオンの断面図である。 図中符号1はシャフト、2は雄側ヘリカルスプライン、
3はピニオン、5はヘリカルプレート、5aは円形孔、
5bは逃げ孔、5Cは歯部、)は雌側ヘリカルスプライ
ンである。 特 許 出 願 人    森山工業株式会社b 第1図 第 図 瀉 味 図 第13図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 板状部材に所定径の円形孔を形成し、この円形孔から離
    れた周方向の位置に所定間隔の逃げ孔を複数形成し、こ
    の円形孔と逃げ孔との間の部分を鋸歯状に剪断し、それ
    ぞれ同一方向へ所定角度ねじって雌側ヘリカルスプライ
    ンを形成し、シャフトの雄側ヘリカルスプラインに噛合
    するようになしたことを特徴とするヘリカルスプライン
    構造。
JP63217229A 1988-08-31 1988-08-31 ヘリカルスプライン構造 Pending JPH0266320A (ja)

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JP63217229A JPH0266320A (ja) 1988-08-31 1988-08-31 ヘリカルスプライン構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533913A (ja) * 2003-07-25 2007-11-22 ダイムラークライスラー・アクチェンゲゼルシャフト 多板クラッチ用のディスクとその製造方法
CN101852161A (zh) * 2010-06-07 2010-10-06 无锡赛可电气有限公司 具改进螺旋花键结构的汽车起动机驱动轴

Cited By (3)

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